倒れているわたしに近づいてくると、いきなりスカートの中に手を突っ込ん
できた。そして、わたしに残されていた最後の1枚を怪力で力づくで剥ぎ取
ったのだった。薄いパンツは紙切れのように破り捨てられてしまった。

わたしは、一瞬何が起こったのか呑み込めなかったが、すぐ
「きゃあああっ!」
という悲鳴を上げた。わたしはスカートの下に何も履いていなかった。
つまりノーパン状態になってしまったのだ。

ダークパイソンは息もつかせず連続攻撃を仕掛けてきた。わたしをうつ伏せ
にすると、背中に回り、自分の両脚にわたしの両脚をフックさせてきた。
そして素早く、わたしの両手首を掴んだ。

――ああっ! ロメロスペシャルで来るつもりね! いやっ!
ロメロスペシャルもまた、女子レスラーには恐れらている羞恥拷問技だ。
吊り天井とも呼ばれ、身体を吊り上げられ、観客の前で股を開かれてしまう
のだ。今、わたしはノーパンなのに。