一方、ルナリスは初物に有り付けてご満悦の様だ。
「初めてだと痛いでしょ?でも大丈夫、スグに気持ち良くなれるから。」
ルナリスの言葉通り、程なくしてドミナントの身体に変化が現れる。
(な…何コレ?気持ち良い!?…やだ、私無理矢理挿入されたのに!)
何時の間にか顔が火照り、股間からは破爪の血を洗い流す勢いで
愛液が溢れ内股にまで流れ始めていた。
「どうかしら、私の尻尾から分泌する媚薬の効き目は?
淫魔はこうやって快楽を与えて無防備になった所で精神エネルギーを吸い取るのよ。
だから『吸淫』行為って呼ばれるの。
フフ…貴方から少しずつ精神エネルギーが流れ込んで来るのを感じるわよ。
既に大分気持ち良くなって来ちゃったみたいね。」
(力が…入らない…これが、吸引…)
ルナリスの言う通り力が少しずつ抜けて行くのを実感する。
マジカ・エンジェルのあらゆる力の源は全て精神エネルギー=魔力な為、
この状態では技を出すどころか身体能力の強化さえもおぼつかない。
最早自力でこの状況から抜け出すのは不可能に近かった。
「特にイッちゃった時には凄い量のエネルギーが搾り取れるの。
だから早く貴方も早くイッてね。」
ルナリスがドミナントに挿入した尾を膣内でうねる様に動かし始める。
「くうぅ…誰が…イカされるもんか…んはぁ!」
悩ましい吐息を吐きながら懸命に抗うドミナント。
淫魔を狩るマジカ・エンジェルの一員としての矜持と意地で必死に快楽に耐える。