ざっと見た所、マテリアルスーツには特に大きな損傷は無いみたいだけど?」
「う…それは、その…」
ドミナントも花も恥じらう乙女とまでは行かずとも17歳の女子高生。
正体が妖精とは言え、人間形態の百地は映画俳優の様なイケメンである。
そんな百地の真剣な表情を前に言葉を詰まらせたまま顔を赤らめるドミナント。
「じ、実は…吸淫攻撃を受けてしまう前にですね…パ、パンツを…
剥ぎ取られて…しまって…」
ドミナントが言いにくそうにしながらも遂にパンツを喪失した事を報告し始める。
「それで、燃やされてしまってですね…戦闘終了後も…今も穿いていないんです…」
耳まで真っ赤にしながら言葉を絞り出したドミナント。
これでようやく自身が現在ノーパンなのを報告出来たのだ。
それと同時に戦闘終了後からここまでずっとノーパンで過ごしていた事を
知られてしまった事実を認識し、一層顔を上気させる。
「な、何だって!?それは大変だ!」
百地の顔色が変わる。
「取り敢えずここに座ってくれたまえ!」
「は…はい!」
赤面しながら百地の指示通り室内の診察台に座った。
座る際、普段以上にスカート後部を慎重にお尻の下に敷きプリーツも整え
脚をキレイに揃える。
既にノーパンである事はバレてしまっているものの、
少しでも上品さをアピールしたいという女心だ。