奴隷・ペット・家畜にされる女の子 4匹目
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0001名無しさん@ピンキー2014/06/06(金) 17:46:23.37ID:/6PHlB+h
女の子が奴隷・ペット・家畜として扱われたり、調教されていく様子を楽しむスレだよ。
スレタイの条件に合っていれば、獣姦・スカトロ・NTR・その他マニアックプレイなんでもござれ。

!注意
【sage推奨】ひっそりやっていこう。
【批評禁止】荒れる上にまともな職人も潰れるから、SSへの批評はもう全面禁止。
        気に入らないSSがあったらレスしないようにしよう。
        他の人がGJするなら需要があるということだよ。気に入らなくても我慢しようね。
        他の人がGJしなければ需要がないね。反応がなければその内に居なくなるよ。
        それでも批評するのは荒らしだよ。みんなは無視しようね。

みんなで使ってね。仲良く使ってね
0059強さと弱さ2014/08/03(日) 22:52:18.39ID:xRKP1UCD
「いやぁ・・・、い、やぁ・・・」
 勢いを失った噴出が収まり、間欠的にびゅるびゅると噴き出して止まった。
 生き物のように動く肛門を、数人の男たちが覗き込む。
 その目の前で、三度浣腸器を満たした楓が、容赦なく先端を押し付けた。
「やめてよぉ。もう、いやだよ・・・」
「まだだよ。皆さんが飽きるまで、何度でも浣腸してあげるから」
「ひぐぅ!」
 前回よりも早い注入に、凛花が顔をしかめた。
 楓は構わず全てを注ぎ、二本目に取り掛かる。
 今度は二本目を全て注ぎ込み、より勢いの増した噴出を演出した。
 凛花の叫びをBGMに、三回目、四回目と繰り返す。
 凛花の肛門は既にその役目を果たさず、浣腸が抜かれた途端にだらしなく吹きこぼすようになっていた。
「もう一回・・・ね」
「やめ・・・てぇ。おね・・・がい・・・」
 心身ともに疲れ果てた声で、哀訴を繰り返す。
 ずっと無視されてきたその声に、今度は反応があった。
 楓が浣腸器をバケツに戻し、床に這い蹲る。
「お尻を出したままだとどうなるか、判ったかい?」
 穏やかに問いかける声に、凛花が縋り付くような目を向けた。
 何度も頷き、表情で許しを求める。
「そうか。じゃあ、どうして欲しい?」
「おむつ・・・ください・・・」
「へぇ、あんなに嫌がってたのに、おむつでいいのかい?」
「おむつ・・・履きます。おむつ・・・して・・・」
「そうは言うけど、おむつより裸の方がマシだっていうの、僕にも判るからねえ。
 年頃の女性にこんなものを履かせるのはかわいそうだよねえ」
 嫌味ったらしい口調にも、今は逆らっていられなかった。
 この惨めな噴水芸から解放されたい。その一心で、心にもない言葉を口にする。
「お、おねしょをするから・・・。お漏らしも・・・、怖いから。
 だから、だから・・・、おむつが欲しい。おむつじゃないと、困る・・・」
「そう、それは仕方ないね」
 くっくっと喉の奥で笑った望月が、周りを囲む男達に顔を向けた。
 ニヤニヤ笑いの後輩たちに、楽しげに告げる。
「聞いての通りだよ。みんな、これから小山内さんのこと、ふさわしい名前で呼んであげてくれるかな」
「何て呼べばいいんです?」
「決まってるだろう? 『寝ションベン垂れ』だよ」
 望月の声に爆笑が巻き起こる。
 侮蔑と嘲弄の渦の中、凛花は媚びた笑みを男達に向けた。
「履かせてあげるよ。ふさわしい下着を」
 望月が凛花の拘束を解き、床に仰向けさせた。
 男たちの前で足を開かせ、尻の下におむつを押し込む。
 これ以上の屈辱はないはずなのに、おむつに股間を覆われた瞬間、凛花は大きく安堵の息を吐いていた。
「さすがに疲れたね。後は明日にしようか」
 やっと許してもらえる。望月の言葉に気持ちが緩んだのだろう。
 おむつに下半身を包んだ凛花は、そのまま意識を失った。


 今回ここまでです。
 多分次で終わりになると思います。
 
0062強さと弱さ2014/08/10(日) 14:51:03.61ID:JEN9r5bZ
 ようやく書き終えたので続きを。
 今回で最後まで行きます。


 目を覚ましたのは、望月の部屋だった。
 いつの間に外されたのか、手が自由になっている。
 ベッドを降り立った凛花は、部屋の隅に置かれた姿見の前に立ってみた。
 自分の姿をそこに見出し、今更ながら赤面する。
 上半身は小さなタンクトップで胸だけを隠し、下半身は紙おむつで臍までが覆われていた。
 とてもではないが、二十を前にした女の格好ではない。
(また・・・おねしょしちゃったんだ)
 おむつの重さと臭いとが、それが既に使われていることを知らせてきた。
 外そうとして手を伸ばし、慌てて触れかけた手を戻す。
 頭の中に、夢現に聞かされた、望月の言葉が浮かんでいた。
『手は自由にしてあげるよ。ただし、勝手におむつを外さないこと。
 おむつを使ったらすぐ僕に報告すること。これは守るんだよ。破ったら、あのお仕置きだからね』
 あの仕置というのが、何を指しているのかは考えるまでも無かった。
 この屈辱的な姿を自ら望まずにいられなくなった、あの拷問。
 あれをもう一度されるのだけは、なんとしても避けなければならない。
「あいつは・・・どこだ?」
 部屋を見渡しても、望月の姿は無かった。しばらく待ってみたが、帰ってくる様子もない。
(どうしよう・・・)
 普通に考えれば、このままここで大人しくしているのが一番だろう。
 だが、望月に告げられた言葉が気になった。
 すぐにというのがどの程度の範囲なのかは判らないが、逡巡は口実を与えることにつながるだろう。
 迷った末に、凛花は部屋を離れた。無人のリビングを抜け、廊下を覗く。
「よう、寝ションベン垂れ。どうしたんだ?」
 通りがかった男が凛花を見つけ、嘲りを浮かべた。
 反射的に睨みつけ、すぐ悔しげに俯く。そんな態度に勢いづいた男が、大股に近づいてきた。
「望月は・・・どこだ?」
 震える声で問いかけながら、扉の影に体を隠す。
 そんな努力をあざ笑うように、男は凛花の傍らに立ち、無様な姿を視線で舐め回した。
「望月さんに何の用だ?」
「・・・なんだっていいだろ」
「・・・まあ、そうだな。こいよ、こっちだ」
 もっと執拗な追求を覚悟していたが、男はあっさりと案内を買って出た。
 ついて行くと、建物の一番奥、広い寝室に招き入れられる。
 来客用の寝室なのだろう。四つのベッドが並ぶその部屋で、望月が悠然とテレビを眺めていた。
 その傍らでは、全裸で床に座り込んだ楓を、複数の男たちが取り囲んでいる。
 楓は両手を股間に伸ばし、控えめにではあるが、艶かしい息を吐いていた。
「ああ、おはよう。意外と早かったんだね」
 振り返った望月の声に、男たちが一斉に顔を向けてきた。
 凛花は咄嗟に両手で股間を押さえるが、それで隠せる格好でもない。
「用があって来たんだろう、どうしたんだい?」
 事情を知らなければ、優しいと思える問いかけだった。
 だがその言葉に、凛花は悔しげにうつむき、拳を震わせている。
0063強さと弱さ2014/08/10(日) 14:55:00.46ID:JEN9r5bZ
「用はないのかな?」
 確認の振りをした詰問に、凛花の体がびくりと震えた。
 ここでちゃんと答えなければ、あの忌まわしい仕置が待っている。
 あんな屈辱を強いられるよりは、どうせバレている事実を口にする方がずっとマシだろう。
「・・・ぉね・・・たから・・・」
「聞こえないよ?」
「おね・・・しょ・・・したから・・・」
 うつむきながらの口ごもった声に、望月からダメ出しがなされる。
 凛花は悔しさと恥ずかしさに強ばりながら、屈辱の言葉を繰り返した。
 その言葉に、男たちの間に低い笑い声が広がり、視線がおむつに集まった。
「そうか、仕方ないね。寝ションベン垂れだしね」
「その呼び方は・・・やめてくれ・・・」
「寝ションベンを治してから言うんだね」
 あしらう言葉に、笑い声が重なった。
 唇を噛む凛花に、望月が平然とベッドを指し示した。
「おむつを替えてあげないとね」
「こ、ここ・・・で?」
 凛花が不安げに視線をさまよわせた。
 おずおずとベッドに歩み寄り、身を縮めて横たわる。
 その傍らに望月が立ち、周囲を男たちが取り囲んだ。
「ひぅう・・・」
 不躾な視線に晒され、凛花が体を丸めた。
 男たちの手がそれを押さえつけ、無理やり足を開かせる。
「さあ、外そうか」
 望月が無造作にテープを剥がし、前あてを掴んだ。
 一拍おいてそれを開き、黄色く染まったおむつを拡げる。
「あははは、盛大にやらかしたね」
 黄色く染められたおむつの真ん中が、こんもりと膨らんでいる。
 望月の声に追従した笑いに晒され、凛花が足に力を込めた。
 足を閉じて隠したかったのだろうが、その願いは、左右から押さえつける腕によって阻まれた。
「楓」
 望月に呼ばれ、楓がフラフラと立ち上がった。
 片手で自分を慰め続けながら、頼りなく凛花のベッドに歩み寄る。
「きれいにするんだ」
「・・・はい」
 陶然と頷き、楓がベッドに上った。
 自分を慰めながら膝で進み、凛花の足の間に入る。
 体を屈めた楓は、自慰の手を休めることなく顔を凛花の股間に寄せ、
凛花とおむつから立ち上るおしっこの臭いを胸いっぱいに吸い込んだ。
0064強さと弱さ2014/08/10(日) 14:57:07.05ID:JEN9r5bZ
「すごいにおい・・・。すごく・・・臭い・・・」
 うっとりと呟き、おしっこに濡れる股間に口付ける。
 凛花の体がびくりと跳ね上がり、押さえる男たちが力を込めた。
 楓は腕を凛花の腿に絡め、おしっこ臭い性器に舌を這わせる。
「あぅ・・・、んぁ、あ・・・」
 ただおしっこを舐めるだけではない動きに、凛花の口から声が溢れる。
 抑えようとして漏れ出るその声に、男たちがにやにやと聞き入った。
「見る・・・な、見る・・・なぁ」
「無理を言うね。こんなに面白い見世物を見逃せはしないよ」
「こんな・・・卑怯なマネ・・・して・・・」
「卑怯?」
 凛花の弾劾に、望月が穏やかに問い返した。
 楓の舌技に喘ぎながらも、凛花は必死に睨み上げる。
「卑怯だ・・・ろ。力じゃ・・・勝てない・・・かぁあ・・・らあああっ!」
 言葉尻が嬌声に変わった。
 激しくなった楓のクンニに、凛花はそれ以上望月を詰れず、ベッドで悶えている。
 それを悠然と見下ろし、望月が口を開いた。
「弱い奴が悪い。よくそう言っていたよね」
「はっ、はぅうん・・・」
「僕からも同じ言葉を返させてもらうよ。僕たちはもう高校生じゃない。
 腕力以外の力の使い方も判ってきた。その力を使っているだけのことじゃないか」
 卑怯と言われる筋合いは無いと、平然と応じる。
 その口元がわずかに歪み、無力に喘ぐ凛花を見下ろした。
「でも、そんなことを言われて引き下がるのも癪だね。
 寝ションベン垂れにも、一度ぐらいチャンスをあげようか」
 薄い笑みを浮かべたまま、棚から小さな箱を取り出す。
 ノーマルサイズのイチヂク浣腸を箱から出した望月は、それを楓に投げ与えた。
「・・・あれ、ですね」
「そうだよ」
 受け取った浣腸を、凛花の肛門に挿す。
 嫌がる暇もなく胴を握り、薬液を注入する。
「な、なにっ?」
「時間制限だよ。勝負のためのね」
「勝負?」
 問い返している間に、楓が凛花をおむつで包んだ。
 浣腸を受けたお腹を押さえながら、凛花が体を起こした。
 鋭い瞳で望月を睨み、低く唸る。
0065強さと弱さ2014/08/10(日) 14:59:08.34ID:JEN9r5bZ
「得意分野で相手をしてあげよう。今から彼と立ち会ってもらう。
 勝てれば自由にしてあげよう」
「・・・・・・」
「どちらかが降参するまでの勝負だよ。時間は、言わなくても判るよね」
 確かに、言われるまでもない。
 凛花は自分のお腹を押さえ、目の前に立つ男を見上げた。
 男たちの中で最も体格のいい、スタミナだけはやたらとありそうな相手だった。
「く・・・」
 勝ち目など最初からありはしない。
 それでも、凛花は片手で胸を隠し、片手で構えを取った。
 荒い息を吐きながら、目の前の男を見上げる。
 にやにやと笑う男は構えすら取らず、勝利を確信して立っている。
「ふっ!」
 短く息を吐き、拳を突き出す。
 相手の油断を突いたはずだったが、男は軽く体を逸らし、拳を胸で受け止めた。
「う・・・」
「腰が入ってないぜ」
 この状況で拳に力が乗るはずもない。
 凛花は歯噛みして足を引き、構えを取り直した。
 だが、時間が経てばそれだけ不利になる。凛花の額に汗が滲み、頬を伝った。
「くうっ!」
 強い腹痛に襲われ、凛花が構えを崩した。
 両手でお腹を押さえて蹲る。
 その背中に、望月が穏やかに声を投げた。
「おや、もう降参かな?」
「くっ!」
 負けん気の強さが、こういう時に災いする。
 苦痛に顔を歪ませながら立ち上がった凛花が、構えを取ろうとして膝をついた。
 なりふりに構っていられなくなったのだろう。両手を尻に回し、しっかりと押さえている。
「こ、降参・・・」
「うん? なんだい?」
「降参だ! 降参するからトイレにっ!」
「なんだ、せっかくのチャンスを無駄にするんだね?」
 望月が立ち上がり、凛花の前にしゃがみこんだ。
 苦痛と悔しさに歪む顔を上げさせ、間近から見つめる。
「自らチャンスを捨てるんだ。それなりの覚悟はあるんだろうね?」
「かく・・・ご・・・?」
「ここで、寝ションベン垂れって呼ばれて過ごす覚悟だよ」
「そんなもの・・・あるわけ・・・」
「無いんだ。じゃあ、ウンコたれって呼ばれて過ごすといいよ」
 にこやかに告げ、立ち上がる。
 笑い声を上げる男たちの前で、凛花一人が青ざめて震えた。
 今以上に惨めな呼称を示され、しきりに首を振っている。
0066強さと弱さ2014/08/10(日) 15:00:55.05ID:JEN9r5bZ
「嫌だ・・・。そんなのはイヤだ・・・」
「じゃあ、どうするんだい? どっちの名前で読んで欲しいのか、
 自分で選んでいいんだよ?」
「ね、寝ションベン垂れ・・・で・・・」
「そう呼んで欲しいんだね。じゃあ、どうしてそんな名前なのかを説明して、
 もっとしっかりお願いしてもらおうかな」
 あまりといえばあまりな命令にも、逆らうことができない。
 逼迫したお尻を両手で押さえたまま、凛花は呆然と望月を見上げた。
 その顔が泣き出す寸前に歪み、望月の目の前で土下座の姿勢を取る。
 お尻を押さえたままの土下座の無様さに、男たちが低い笑いを零した。
「お・・・れ・・・、おねしょをする・・・から。おねしょが・・・治らない・・・から。
 だから、ね、寝・・・ション・・・・・・ベン・・・垂れって・・・呼んで、ください」
「お願いします・・・は?」
「お願い・・・します・・・」
 涙声での哀願に、笑い声が巻き起こった。
 凛花は便意を堪えながら、細かく肩を震わせている。
 凛花の頭に望月が手を載せ、優しく撫でた。
「よく言えたね。望み通り、これからずっと寝ションベン垂れって呼んであげるよ」
「トイレに・・・トイレ・・・に・・・」
 今となってはそれだけが望みなのだろう。
 凛花はうわ言のように繰り返している。
 その背後に、望月の合図を受けた楓が、自分用のトイレを用意した。
 アヒルを象った簡易便器。毎日使っているオマルを置き、蓋を外す。
「さあ、そのトイレを使うといい」
「これに・・・しろって言うのか!」
 顔を上げた凛花が、絶望に顔を歪ませた。
 それでもおむつに漏らすよりはマシなのだろう。
 泣きながらおむつを外し、おまるに跨る。
「ちゃんと取っ手を握らないといけないね」
「うっ、ううっ・・・」
 逆らう気力など出てくるはずもない。
 凛花は言われるままに取っ手を握った。
 その瞬間、我慢の限界を迎えた肛門が決壊し、凄絶な音と共に汚物が吐き出された。
「うああああっ! わああああっ!」
 オマルで用を足しながら、凛花が号泣した。
 何度も押さえつけられては立ち直ってきた心が、完全に折れたのだろう。
 自分の惨めさなど理解もできず、涙と鼻水に顔を汚しながら排泄を続けている。
「完全に墜ちたようだね」
 小さく呟いた望月の声には、どこか寂しさがこもっていた。
0067強さと弱さ2014/08/10(日) 15:03:28.70ID:JEN9r5bZ
 翌日からは、更に惨めな毎日が待っていた。
 おねしょをして目覚めると、そのままリビングに連れて行かれ、
寝ションベン垂れと呼んでくださいとお願いしている自分の映像を見せられる。
 その上でおむつを突き出し、挨拶をするよう命じられた。
「『おねしょ』は、今日もおねしょでおむつを汚しました。
 どうか、新しいおむつに取り替えて下さい」
 おねしょという一人称は、女性に『寝ションベン垂れ』などと言わせるのは酷いだろうと許された名前だった。
 とはいえ、実質として何も改善はされていない。
 凛花は屈辱に顔を歪め、消えそうな声でそう名乗っている。
 おむつを開くのは、楓の仕事になっていた。
 おむつを開き、おしっこを舐めとり、新しいおむつをあてる。
 凛花がお漏らしをするたびに繰り返されるその行為は、
犯され続けている楓にとって、数少ない休息の時間でもあった。
 そして、凛花がその名前を失ってから五日目の朝、
いつも起きると姿を消している望月が、凛花の肩をそっと揺さぶった。
「朝だよ、凛花」
「・・・・・・え?」
 寝ぼけた頭では、すぐに状況を理解できなかった。
 いつもいない望月が隣に横たわり、そして自分を凛花と呼んだ。
 それが判った途端、凛花は望月に抱きつき、体を押し付けた。
「どうしたんだい?」
「い、今何て呼んだ?」
「凛花だよ。当たり前だろう?」
「あ・・・、あぁ・・・」
 両目からぼろぼろと涙を零し、望月に抱きつく。
 その腕の力の強さに、望月が密かにほくそ笑む。
「どうしたんだい?」
「凛花って呼んでくれた」
 名前を呼ばれるのが、これほど嬉しいとは思わなかった。
 ちゃんと人間として見てもらえている。そう感じたのは、何日ぶりなのだろう。
「オレ、ずっと酷い呼ばれ方してて・・・」
「『俺』?」
 低いつぶやきに、凛花がびくりと竦んだ。怯えた顔で飛び下がり、ベッドの上で土下座する。
「ご、ごめんなさい。『おねしょ』です」
「女の子が自分を『オレ』なんて言っちゃいけないな。『わたし』って言えないかな?」
「え・・・?」
 思いがけない提案に、凛花が呆ける。その顔に向け、望月が穏やかに微笑みかけた。
「『わたし』だよ。まあ、『おねしょ』の方がいいなら、止めないけど」
「わ、『わたし』がいい。『わたし』って言いたい」
「じゃあ、そうしよう。ふたりっきりの時だけだけどね」
「う、うん・・・」
 不思議なもので、一人称を変えるだけのことで、言葉の全てが柔らかさを持ち始めた。
 望月は満足げに笑い、凛花の頭を撫でる。
0068強さと弱さ2014/08/10(日) 15:06:14.88ID:JEN9r5bZ
「じゃあ、僕は先に行くよ。凛花もちゃんと来るようにね」
「ま、待って!」
 ベッドを降りようとする望月に縋り、小さく首を振る。
「行かないで! 行っちゃ嫌だ!」
「どうして? 僕なんかいない方がいいだろう?」
「い、いやだっ! いてくれないといやだ!」
「どうして? 凛花は僕が嫌いだろう? こんなに酷いことをしてるんだ」
「でも、でも・・・」
「なんだい?」
「わたし、おねしょしたから、おむつ・・・」
「ああ、してたね。うん、かわいかったよ」
「み、見て・・・?」
 何気ない一言に、顔が真っ赤になった。
 そんな姿が面白いのだろう。
 望月は薄笑いで凛花のお尻に手を回し、おむつを撫で回した。
「無意識に我慢するんだね。眉をしかめて、苦しそうに寝返りをうってたよ。
 それから急に力が抜けて、すごく嬉しそうな顔になってた。
 ああ、気持ちいいんだろうなって、見てるだけで判ったよ」
「い、言わないでっ!」
「大丈夫。寝ションベン垂れなんて呼ばないよ。みんなの前では言えないけどね」
 優しい声と穏やかな笑顔。
 いつもの見下したようなものではない、静かな優しさが目の前にあった。
 追い詰められた人間の脆さだろう。引かれた望月の腕を、凛花は自らおむつに導いた。
「おむつ替えて! ここで、おねしょしたおむつを替えて!」
「僕が替えていいのかい?」
「お前に・・・、望月・・・さんに、替えて欲しい」
「僕のことは誠司でいいよ」
「うん。他の人に見られたくない。誠司・・・さんにだけ、見られたい」
 他の男たちは、誰も自分を凛花とは呼んでくれない。
 誰もが小馬鹿にした口調で『寝ションベン垂れ』と呼び捨てる。
 突き落とされた地獄の底で、蜘蛛の糸を見つけたような心境だろう。
 それを垂らしているのが、突き落とした本人だとしても、すがりつかずにはいられなかった。
「そうか。嬉しいよ、凛花」
 抱きついてくる頭を抱きしめ、初めてのキスをする。
 従順に受け入れる様子に穏やかに微笑んだ望月が、控えめな胸にそっと手を伸ばした。
 凛花はそれを避けようとせず、かえって強く望月に抱きついた。
「凛花・・・」
 望月が体を起こし、毛布を外した。
 タンクトップを脱がせ、小ぶりな胸を露にさせる。
 今までとは違う恥じらいで胸を隠すその腕を、望月は軽く動かした。
 掌で撫で回し、その先端を軽くついばむ。
「ん・・・くぅ・・・」
 楓とは違う、すこし乱暴な刺激に、声を上げてしまう。
 恥じらう凛花の頬に手を添え、望月は反対の手をおむつに載せた。
「外すよ?」
「・・・ん」
 小さく頷き、自分から足を拡げる。
 その足の間に膝をついた望月が、膨れた股間を軽くなでた。
 そのままテープに指を伸ばし、ためらうことなく剥がしていく。
「今日も、いっぱい出してるね」
「や、やだ・・・。そんな、見ないで・・・」
「気にしなくていい。健康的でいいことだよ」
 おむつを丸め、傍らに置く。
 新しいおむつを用意した望月は、しかしそれを広げないまま、凛花の股間に手を伸ばした。
 おしっこが臭うそこを、指先で弄ぶ。
0069強さと弱さ2014/08/10(日) 15:09:39.41ID:JEN9r5bZ
「ん・・・ぅあ、や・・・ぁあ、汚い・・・からぁ・・・」
「気にしなくていいって、さっきも言っただろう?」
「けど・・・、けど・・・」
「それに、今更シャワーになんか行ってられないだろう? こんなに濡らしてるのに」
「・・・・・・」
 望月の指摘に、凛花が真っ赤になって顔を背けた。
 望月は自身も裸になり、いきり立っているものを凛花にあてがう。
 わずかに身をこわばらせるのを感じながら、ゆっくりと凛花の中に入っていく。
「やっと、願いが叶ったよ」
 望月が凛花に体を重ねた。
 片手を優しく頭に回し、抱き寄せる。
 耳元に囁いたのは、嘘偽りのない本心だった。
 昔からずっと、こうして凛花とつながりたかった。
 凛花を見つめる瞳には、ずっとその思いがこもっていた。
「昔のことがあるから、何もなかったように凛花と付き合うことはできない。
 だから、こんなことをしたんだ。復讐して、隷属させたことにすれば、みんなも納得するからね」
「・・・わたしは、誠司さんのものになる。彼女にしてとは言わない。
 ただ、誠司さんのものでありたい」
「それは、約束するよ」
 優しく微笑んで頷く。
 なにしろ、他の男と女を共有するような趣味は持っていない。
(やっとものにできたんだ。ずっと、可愛がってあげるよ)
 素直になってしまったのは詰まらないが、恥じらいは失っていない。
 昔日の凛花を思い出しながら、従順に従う凛花を眺めるのも面白いだろう。
(ただなぁ・・・)
 最初は復讐として始めたことだった。
 忍従の日々の中、いつか凛花を言いなりにさせると誓い、工作を重ねてきた。
 そんな中で培ってきた思いは、本当に恨みだけだったのだろうか。
(その時はその時だな)
 凛花に対する気持ちがこれからどう転ぶのか、それは自分でも判らない。
 なにしろ、いまの感情が、支配を果たした満足なのか、
恋慕の成就への喜びなのか、既に怪しくなっている。
 確かなのは、気持ちがどう移ろったとしても、凛花を手放しはしないだろうということだった。
「ずっと、僕だけのものにし続けるよ」
 間違いのない宣誓を口に載せ、望月は凛花に精を放った。



 といった感じで終わりです。
 長らくお付き合いありがとうございました。
0071名無しさん@ピンキー2014/08/10(日) 23:01:33.11ID:8jkFVcTC
GJ
ごちそうさまでした

ハッピーエンド…なのかこれ?とにかく絶望的なオチでなくてよかった

しかしお互い好きあっていた楓との関係は、
あるいは楓自身は今後どうなってしまうのかも気になるところ
あと楓のSっ気は偽りだったのかどうかも
0072122014/08/11(月) 23:02:06.53ID:KsUH06Gn
>>71
 ハッピーエンドではないですね。
 まあ、復讐ものとして書いてたので、そこはどうしても・・・。

 楓については、もともと一番の悪役なんです。
 こいつが高校時代に好き勝手をやってたのが全ての発端ということで、
結果一番酷い目にあってますし、救われない立場になってます。
 楓と凛花の関係についても、最初っから恋愛感情があったのではなく、
楓が自分に都合よく凛花を動かすために手懐けていたというのがスタートです。
 で、まあ、そんな中で、次第に情が移っていったということですね。
 楓のSっ気について言えば、もともと軽くS気質です。
 ただ、ごく軽いもので、エッチの最中にちょっとした意地悪を言うとか
それに凛花が真っ赤になって恥じらうのを楽しむとか、その程度です。
 望月からの指示があったのと、体を見せられなくなったのをごまかすために、
一方的に凛花を責めるスタイルになったということですね。

 以上、どうでもいい設定の説明でした。
0073名無しさん@ピンキー2014/08/16(土) 17:50:50.06ID:bo8GHDb+
ああいや、望月になびいた凛花は
同じ屋根の下で嬲られている楓のことはもうどうでもよくなってしまうのかなと

それはともかく次回作にも期待させていただきます
0074名無しさん@ピンキー2014/08/25(月) 19:51:32.22ID:RgiDQeqh
SFバカ本(バカな設定のSFを集めたアンソロジー)で
ドMの奴隷セクサロイドとそれを相続したノーマルな主人の話があったなあ。
話は完全なギャグだったけど設定は萌えるものがある。
0075名無しさん@ピンキー2014/10/16(木) 23:57:34.19ID:Y6OEaIcw
ほしゅあげ
0076名無しさん@ピンキー2014/11/12(水) 04:12:31.98ID:9BPwKgRK
@愛し合う男女間のプレイとして
A嫌がる女を脅迫もしくは実力で強制的に
B催眠、MC、超能力、薬物等で意識を改変して
Cその他(具体的に御記入下さい:                                     )

お好みは?
0078名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 10:59:45.96ID:zFWao3GI
労役から帰ってくるなりサチは、売春のために服を着替えて、再び街へ繰り出していった。
サチはもう13歳なのだ。身を売って小銭を稼ぎ、家計を支えなくてはならない。

日本の街並みは先の大戦を経てから大きく変化した。
敗戦国の末路というのは惨めなもので、連合国にすべてを支配されてしまったのだ。
そしてサチの生まれるずっと前には敗戦国側の人権破棄が決定され、それ以来、日本人は奴隷として生きている。

「ぜんぜんお客さんつかないなぁ……」

ショーウィンドウでは女性たちが全裸でひな壇に腰かけている。
サチくらいの年齢の少女もいれば、もっと幼い子もいる。およそ7〜15歳くらい。この店はそうしたロリータ専門の売春を行っているのだ。
みんなそれぞれガラスケースの向こう側の、道行く外国人に愛想よく手を振ってはいるが、この日はあまり立ち止まってくれなかった。
0079名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:02:13.78ID:zFWao3GI
中年くらいのでっぷりした体格の欧米人が立ち止まった。
ショーウィンドウをじろじろと眺め、どの商品を買おうか品定めをしているのだ。
色めき立った少女たちは「私を買って」とアピールを始め、ぼーっとしていたサチも慌てて股を開いて性器の割れ目をぱっくりと開いて見せた。

「七番」

店員のアジア系の男性が、客からの注文を伝えた。
素肌に直接黒いマジックで「7」と書かれた8歳ほどの幼女が「やったあ」と腕を上げてショーウィンドウの向こう側へ駆けて行った。
タオルケットを一枚身体に巻いたままの幼女は恭しくお辞儀をして、そして夕暮れの街へ消えていった。

「ちぇっ、なんだいロリコンめ」

その他にも数名売れていったが、サチの番号が呼ばれることは無かった。
小一時間もすると先ほどの幼女が帰ってきて、まだ口元を唾液と精液で濡らしたまま「にへへ」と収穫を喜んでいたのを見て、サチは馬鹿馬鹿しくなってこの日は諦めた。
0080名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:03:41.03ID:zFWao3GI
風俗店の店員はほとんどがアジア系であるが、オーナーは黒人である。そして買うのは奴隷を多く保有している裕福な白人。
人種によるヒエラルキーが形成されたこの時代では、ほぼすべての社会にこの相似形が見られる。

奴隷階級の日本人はといえば、身体を売っても手にできるのはチップのみ。客からの料金は店側が貰うのである。
ほとんどが搾取されている形になっていても、奴隷の身分からしてみればチップだけでも得られるのは有難いのだ。

「あーあ、ちっとも稼げなかったよう」

サチは改札に右手をあてがう。
日本人の身体にはマイクロチップが埋め込まれていて、すべての情報が管理者に把握されているのだ。移動の際にはチップを通さねば処罰されてしまう。
駅のホームに、血を流して倒れている日本人男性がいた。おそらく乗る車両をうっかり間違えたのだろう。
白人専用の車両と、黒人とアジア人が乗る車両、物資と同等の奴隷たちは貨物室で運搬されてゆくのだ。

「おっと」

生きているか死んでいるかも分からないその男性をぴょんとジャンプして飛び越えた。
やがて男性はアジア人の駅員に脚をひっぱられてどこかへ運び去られていった。これも日本の光景の一部でしかなかった。
0081名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:05:46.20ID:zFWao3GI
日本人専用居住区で降りて、サチはすっかり暗くなった家路を急いだ。
この辺りにもアジア人や黒人がいて、時折酔った勢いで理不尽に殴られたりもするので注意が必要なのだ。
サチも、今まで何度かそうした暴力を振るわれたことがあり、幼いころには鼻の骨が折れたことすらもある。
しかし向こうからしてみれば奴隷身分に対しての仕打ちなので、道端の石を蹴るくらいの感覚でしかない。

「ただいまー」
「おかえりサチ、ちょうど良かった、黒人さんが来てるからサチも奥でお母さんを手伝ってきてくれ」
「ええーお腹すいたのに」
「お父さんがちゃんとサチの分も取っといてあげるから、さっ、ちょっと腰を振ってきてくれ」

寝室からはパンパンと尻肉を叩きつける音と、母の嬌声が聞こえてくる。
ドアを開けると中からは雄の精液の濃い臭いがぷんと漂ってきて、三人の黒人に、四つん這いのまま犯される母の姿があった。

「あっ、あっ、おかえりなさい、あんっ、サチ、」
「お母さん鼻から血出てるよ」
「そうなの、あっ、あっ、ちょっと三人相手じゃ、あんっ、満足させられないみたいで、んっ、だからサチも服脱いで手伝って、」
「しょうがないなぁ」
0082名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:07:58.38ID:zFWao3GI
背後から後ろ髪を思い切り引っ張られて、母の身体が大きくのけぞった。
首が折れるんじゃないかってくらい乱暴であるが、男たちからすれば、人間未満の奴隷を扱っているのだから当たり前である。
突き上げられるたびにDカップの胸がぷるんぷるんと揺れる。ほんの十年くらい前までこの乳房に吸い付いていたのだと思うとサチは変な気分になった。
今では男達の慰み者になり、以前、遊びで掘られた卑猥な刺青がその乳房に刻まれて、乳首にはピアスが付けられている。

「あっ、消し忘れちゃった」

すっぽんぽんになったサチの腹部には黒マジックで「13」と書かれたままだった。
ともあれ、細い裸体をさらけ出して男たちの輪に入ると、サチは黒光りする肉棒にしゃぶりついた。

「あむっ、むぐぅ、むぐ、」

自分の腕くらいの太さはある黒人の巨大な肉棒を、幼い唇と舌で一生懸命愛撫した。
先程まで母に突き立てていたのだろう、母の蜜の味がした。

サチは、幼い頃からフェラや手コキ、精液の飲み方まで母に教わっており、すっかり慣れている。
日本人として、奴隷として生きていくには必要なことだった。
0083名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:12:03.14ID:zFWao3GI
白人たちは頂点に立っているため、人間以下の生き物である日本人にわざわざ乱暴はしない。
乱暴するときはといえば、せいぜいハンティングのときくらいなもので、サチの友達も公園で遊んでいるところを狩られて剥製にされてしまった。

だが、日本人より圧倒的に優位とはいえ黒人も白人により支配される身分なので、時折こうして家庭にまで上がって家族を強姦したりもする。
それはほとんどストレス解消に近いものがある。サチの母親のようにボディピアスを開けられる者もいる。
ただ、小銭程度は必ず置いて行ってくれるのだ。
それゆえにどんな暴行を受けても日本人たちは黒人を家庭へ上げることになる。

「むぐっ、あぐっ、あのね、お母さん、むっ、むぐむぐ、」
「どうしたのサチっ、あっ、あっ、」
「お父さんにはナイショだけどね、私、彼氏できちゃった」
「あんっ、あっあっ、本当!?あっ、あんっ、」
「うん、私と同じ強制労働施設で働いてる男の子」

フェラの手を休めているサチの頭にガツッと拳が叩きつけられた。
日本人と比べものにならない逞しい肉体が、少女に対して全力で打ち付けた拳は重くて硬かった。

「ぐうっ……!」
「ほら、その話はまた後で、今はきちんとご奉仕しなさい」
「うう、ごめんなさい、黒人さん」

そう言うとふたたび丁寧に肉棒を咥えはじめたのであった。
0084名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:13:25.99ID:zFWao3GI
そうして小一時間後、獣のような性欲をすべて受けきって、ようやくサチは夕飯にありつけるのであった。

「どうしたのサチ?お腹すいてたんじゃないの?」
「うーん、ちょっと飲み過ぎちゃったから吐いてくる」

トイレへ向かい便器に顔を突っ込むと、喉の奥からげえっと大量の小便や精液が溢れ出てきた。
あの後、母は膣内に、サチの方は胃袋に、さんざんザーメンを流し込まれたのだ。おまけに帰りがけには便器替わりに使われて1L近く小便を飲まされ続けたりもした。
そうして、唇から垂れ下がったぷるぷると濃い精液をぺっと捨てると、ようやくお腹がスッキリして食事を食べれるようになったのであった。

「なんかまだ変な感じする」

そうだ、と思い出して幼い膣内を指でほじくると、中から濡れた小銭がちゃりんちゃりんと音を立てて落ちた。
黒人たちが小銭を置いて行くのは、それを屈辱だとも思わずにヘラヘラと受け取る姿を見て嘲笑うためである。

「ふう、それでね、お母さん」

サチは先ほどの彼氏の話を続けた。余程嬉しい出来事だったのだろう。
0085名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:19:08.11ID:zFWao3GI
「それでね、男娼もしてるくらいカワイイ男の子なの、一度会ってみてよ」
「ふうん、でもお母さんそろそろ出荷なの」
「そうなの?」
「うん、買い手がついたらしくてね、外国の売春宿に売られるのよ」
「なんだ、残念」

サチの母親は25歳であるが、管理法に定められた通り、すでに5人の子供を産んでいる。
ただし、自分の子として育てることが認められているのは最初の一人のみで、他の子たちは施設で物資として暮らしている。
家畜の役割として繁殖があり、サチの母はその役割をもう果たしているので注文さえすれば安値で売られてゆく。

「いつごろ出荷されちゃうの?」
「明後日には売却済みの刺青をうなじに彫ってもらうわ。出荷されるのはたぶん来週中じゃないかしら」
「そっか、さよならだね」
「ええ、お母さんもうこんな身体でしょ?だからかなり格安の売春宿で使い潰されるみたい。数年くらいで処分されるって聞いたわ」
「剥製とかにはされないの?」
「あんなのもっと若くて美人な人がするものよ。私はたぶん利用されても実験用か、それとも細かく刻まれて家畜用の飼料になるんじゃないかしら」
「もうお父さんには言った?」
「もちろんよ。いっぱい愛してくれたけどもうお別れね、って言っておいたわ」
0086名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:34:45.03ID:zFWao3GI
その夜、寝室では夫婦のセックスが行われた。
黒人たちが残していった精液がまだべとべととこびりつく布団で交わる様子を、サチも横目で見ていた。

「ぜんぜん気持ちよくないわ」
「俺もぜんぜん駄目だ。やっぱり黒人さんのあの大きな肉棒で広げられちゃかなわないなぁ」
「人種が違うのよ人種が。あの人たちは人間で、私達は家畜だもの」

すこすこと虚しい音を立てるその結合部から、サチの目からも明らかに見劣りする父のペニスが覗いた。
最後はフェラで射精させたが、それを「薄いわ」と言ってペッと吐き出して夫婦は笑っていたのだった。




その翌日。日曜日は管理者が休日なので、日本人も労務が無い。
サチは彼氏とデートに出かけに行った。

「いってきまーす」

マンションの階段の踊り場付近では、隣の部屋に住むミヨぐったりと座り込んでいた。
ずいぶんと殴られたようで、鮮血が灰色のアスファルトに点々と飛び散っていた。

「あっ、ミヨちゃん。どしたの?」
「さっきアジア人さんにレイプされちゃってねー。サチちゃんはこれからどっか行くの?」
「ふふ、彼氏とデート!」
「うそっ!?」

駅前の通りを走り抜けていくと、サチと並走するように出荷用の奴隷を乗せたトラックが通って行った。
肉体改造を施され、Jカップ以上に豊胸された日本人女性たちが、全裸のまま檻の中に何匹もいたのだ。

「あっ、マキ先輩だ」
「あらサチじゃない」
「すごいおっぱいですね」
「この前までCカップだったのに、すごいでしょ。私、ヨーロッパのほうのお金持ちの家で愛玩用として飼われることになったから」
「いいなーマキ先輩美人ですからねー」
「サチもどっかに出荷されるまで労務頑張るんだよ、じゃあね!」
0087名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:35:42.44ID:zFWao3GI
マイクロチップが内蔵された右手を改札に当てると、向こう側に見覚えのあるカップルがいた。
20歳くらいの若いカップルだった。ただこの日は二人とも全裸であり、その全身には見覚えのないラインが無数に引かれていた。

「あらサチちゃん」
「あれっ、もしかしてお姉さんたちも出荷ですか?」
「そうなの、昨日一緒に帰ってたらね、白人さんに捕まってそのまま買われちゃった」
「何に使われるんですか?」
「それがね、私、食べられちゃうみたいなの。食材として買われていくことになったわ」
「へー、そんなのあるんですか」
「最近白人さんたちの間で流行ってるみたい。人とよく似た姿の家畜の肉を食べることで本当の意味で食物連鎖の頂点に立てるとかなんとか」
「じゃあそのラインってひょっとして」
「そう、この線に沿って解体されるらしいわ。でもカレシの方は違うから、彼、私と一緒に居たオマケで買われて、臓器移植用になるみたいなの」

カップルは、あははと笑った。
自分の足で貨物車に乗り込み、自分の足で解体所へ行くらしい。

「私達ね、約束してるの。死ぬ前に相手の名前を呼ぼうって。そしたら違うところで解体されてもきっと第六感みたいなのでピンとくるかもしれないじゃない」
「いいないいなー!なんだかすっごくロマンティック!ホントに仲良いんですね」
「ふふっ、昨日だって犯されてる間中ずっと手握ってたもんね。『白人様の精液で受精するところ見てー!』ってね。危険日だったから本当に受精したと思うわ」

やがて電車が来ると、カップルたちは手を振って、サチとは逆方向の電車に乗った。
まだ昨日の精液を拭っていないのか、彼女の内腿には白くかぴかぴと乾いた粘液がこびりついていた。
0088名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:40:11.44ID:zFWao3GI
この日は、展示会が催されていて、サチと彼氏は一緒に回ろうと約束していた。
かつてまだ人間として生きていたころの日本人の、その著名人たちの生首の剥製が並んでいるとのことで、支配者側も奴隷の教育にふさわしいとして来場を許している。

サチは、三駅先の待ち合わせ場所に着いた。
彼氏のミキヤはまだ来ていないのだろうか。あのカワイイ男の子はどこにいるのだろうか。サチはあたりを見回した。

「サチ」
「ミキヤくん?」
「こっちこっち」

声のするほうを見ると、ベンチに腰掛ける白人のカップルがいた。
その腰かけた男の股間に顔をうずめているのがミキヤだった。サチと目が合うとミキヤはちゅぽんとペニスを唇から引っこ抜いた。
口の周りを唾液と先走り汁でべっとりと濡らしたままニコッと笑った。上半身は裸で、まだ二次性徴も始まっていない細い身体は少女と大差がない。

「小銭渡されてさ、ちょっと売春してた」
「私も手伝うよ、ミキヤくん」

そう言うとサチは服を脱ぎ捨てた。まだ平たい乳房の先にピンクの乳首がつんと膨らんでいるが、やはりほとんど少年と見分けがつかないくらい幼かった。
そしてサチとミキヤは、肉棒を挟んで顔を寄せ合った。キスとも見間違うこの姿を見て、白人のカップルは大きな声を上げて笑った。
何を言っているのか、英語だから分からなかった。けれどたぶんこの愚かな自分たちをバカにしているんだろうなということはなんとなく理解できた。
0089名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:42:00.18ID:zFWao3GI
戦争が始まるより前の世界では、人権という言葉があったそうである。
しかし、本音のところ、人権という言葉は邪魔で、人々は「人間以下の人間」というものが欲しくて仕方なかった。
徹底的に搾取できる奴隷が欲しかった。自尊心を満たせるような最底辺の人間が欲しかった。
それもできれば人種で分けたほうが好ましい。そうすれば奴隷の恩恵を子孫へ、そのまた子孫へ引き継げるからである。

経済的に困窮した米国や欧州の国々は人権思想をかなぐり捨て結託し、こうした社会の実現を目指した。
それに反発して戦い続けた国々は下層階級へと追いやられ、特に最後の最後まで戦い続けた国からはその罰として人権が剥奪されてしまった。

展示された先人の生首を見たいと思ったのは彼氏とのデートのためだろうか。
やがて放出された精液をミキヤから口移しで飲ませてもらったサチは、この世界があまりにもおかしいことに薄々気付き始めていた。
戦いたいとは毛頭思わないが、この違和感だけは大切にしなければいけないような気がしたのだった。
0090名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 11:47:49.79ID:zFWao3GI
こういうの読みたいなぁと思っているものを短くまとめてみた。
というわけで、失礼しました。
0092名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 13:26:03.67ID:c3+btXq7
こういうの読んで股間をオッキさせてる自分は本当に歪んでると思う(自画自賛
0093名無しさん@ピンキー2014/11/23(日) 21:02:10.29ID:9zlyzAYQ
俺もアメリカとか嫌いだからこそこういうの好き、興奮する
0094名無しさん@ピンキー2014/11/24(月) 00:22:01.69ID:1FFvIuiz
>>82まではGJだけど>>83以降の日本人のメンタルのぶっ壊れっぷりは無理だった

あと捕食スレじゃないんだから食肉とか剥製とか警告無しの不意打ちはかんべんしてくれ
0096名無しさん@ピンキー2014/11/24(月) 01:36:48.39ID:tbRA0vtp
強烈な内容だったけど興奮した

でも直接的な猟奇表現は無いとはいえ
>>94の言う通り注意書きはあってもよかったのではと思う
0099782014/11/27(木) 01:06:11.58ID:nZYAqtwu
もいっちょ投稿してみます。
人を選ぶ内容だと思うので、苦手な方はどうかスルーして下さい。
0100782014/11/27(木) 01:13:39.21ID:nZYAqtwu
「これから日本はどうなるの?」
「さあ、分からないけれど、敗戦国の処遇は悲惨なものだよ。たぶん日本は連合国の植民地にされてしまうだろう」
「マリとはもう会えないのかな」

敗戦のニュースを見ても、父の話を聞いても、サクラには実感が沸いてこなかった。
きっとおそろしいことが起きるのだろうという予感はしていたのだが。

それが現実のものになるときが来た。連合国が日本国の支配のために乗り込んできたのだ。街に銃声が響いた。
兵士たちの命令通り、人々は地域の体育館や公民館に押し込められ、それがそっくり収容所となったのだった。
抵抗した者もいた。しかし、それがあまりにもあっさりと銃殺されてしまうので誰もが諦めたのであった。

「お母さん、私怖い」

母は何も言わずぎゅっとサクラの手を握った。「大丈夫よ」とは言ってくれなかった。
家へ上がり込んできた兵士から家族を守ろうとした父が、呆気なく目の前で撃ち殺されてしまったからである。
その兵士たちの屈強な肉体と兵器と、そして自分たちを人間と見做さない冷酷さに、サクラは怯えて竦んだ。
サクラの通っている中学校の体育館は、この地域の収容所となり、サクラを含めた数百人もの住民がぎっしりと詰め込まれたのだった。
0101782014/11/27(木) 01:15:33.79ID:nZYAqtwu
日本各地で始まったこの収容作業は二週間ばかり続いた。
大規模な抗戦行動もあったそうだが、いずれも制圧されてしまったようだ。そして日本人は連合国により支配されることになったのであった。

現場で動く兵士たちのほとんどが黒人で、白人は前線に立たず、自国で戦後の利益の配分について議論を重ねていた。
植民地とは旨味のある話である。人権というごく最近になって成立した概念がそれを邪魔してきただけであり、本来は人間というものは奴隷制度でやってきたのだ。
黄色人種はすでに奴隷となっている。しかし、彼らとてまだ人間扱いはされている。

支配者たちの理想は物資としての人間だった。より効率良く利用できる人的資源を求めていた。
そして最後まで抵抗を続けた日本を叩き潰してから数か月後、日本人の人権剥奪が認められ、日本人はすべて家畜となった。

「……ぐうっ……がっ……はぁっ……」
「やめて、お母さんが、お母さんが死んじゃうよう」

収容所では黒人兵士たちによる強姦が日常的に繰り広げられた。
抵抗する者は殺されてしまうので、今では誰もが目の前の暴行を黙って観ているようになったのだった。
サクラの母は、その年齢に似合わない扇情的な肉体ゆえに人気であり、黒人たちは良人を失ったばかりの未亡人の穴を何度も利用した。
0102782014/11/27(木) 01:18:32.85ID:nZYAqtwu
黒人たちは、失神した母の髪を鷲掴みにすると、精液まみれのだらしない顔をスマホで撮影した。
これは戦利品のようなものであり、アップロードして成果を自慢するためである。
目の前で母親がこうして凌辱される姿を、サクラは呆然と見ているしかできなかった。

だが、日本人たちから一切の着衣が奪われ、ポリバケツで運ばれてきた餌を口にするようになると人々は変わった。
彼らは次第に本当に家畜のようになっていったのだ。
また、そこに調教も加えられるようになった。人間の尊厳を自ら捨てるような行動をした者はチョコレートやキャンディがもらえる。
つまり、抵抗すれば悲惨にレイプされるのに対し、従順に腰を振ればご褒美がもらえるのだ。この状況でどちらを選択するだろうか。
そうなると唇や舌を使って能動的にフェラをする女性たちが現れてきた。
物わかりの良い者ほど人間性をあっさりと捨てていったのだった。

「サクラちゃん、見て見て、チョコレートぉ」
「アキちゃん……」
「お母さんからフェラの仕方教えてもらったんだ、案外簡単だよアレ」

同級生のアキは同い年のサクラと比べてもまだまだ幼い身体をしており、胸は少年のようにぺったんこだった。
そればかりでなく心も少し幼いところがあり、ちょっと頭が弱かったが、悪い子ではなかった。
そのアキが全裸で、口元にはまだぷるぷるとした精液を付着させながらチョコレートを齧っていた。
0103782014/11/27(木) 01:24:10.37ID:nZYAqtwu
きっとその口の中では精液の味とチョコの味が混じりあっているに違いない。
ふと見れば、向こうではアキの姉と母が乳房を揺らして腰を振っていた。父親はその姿を見てマスターベーションに耽る始末。

「サクラちゃんにもちょっと分けてあげようか?」
「いいや、私、いらない」

自慢げに差し出してくるチョコレートをサクラは拒んだ。
本当は欲しかった。ポリバケツの餌は残飯同様なのに比べて、チョコは人間の食べ物だったのだ。欲しくて欲しくてたまらなかった。
涎すらも垂らしてしまいそうなサクラの姿を見て、アキは「ふぅん」と意地悪そうに笑った。馬鹿な子、と思ったのであろう。

兵士たちの命令に対して人々は従順になっていった。
この頃になってくると抵抗する者は滅多に見られなくなった。

見慣れたカップルがいた。かつて近所のコンビニで仲良さげに買い物をしている姿をサクラは何回も目にしてきた。
そのカップルの彼女のほうが、膣から黒人の精液を垂れ流したままピースをし、笑顔で記念撮影に応じている。
ひざまずくと今度はペニスにキスをした姿で撮影、彼氏を呼び寄せると恋人同士は左右からペニスを挟みキスをしながら撮影された。
0104782014/11/27(木) 01:28:15.76ID:nZYAqtwu
その隣では、陸上部の先輩がぱちんぱちんと勢いよく腰を振っている姿があった。
よく鍛えこまれた張りのある筋肉で内腿に筋を浮かび上がらせて、ペニスをきつく締め付けている。
ここに来たばかりの頃は抵抗していて何度もレイプされ、未だに顔には痣が残っているが、今では笑顔すら浮かべて積極的に精液の流し込まれるのを楽しんでいた。

水泳部の少女もそうだった。競泳水着の形に日焼けした身体を振って頑張っている。
最近、彼氏ができたとのことであったが、その彼も尻を使って同じように腰を振っていた。

臨月の腹を弾ませ輪姦されている妊婦もいた。
その隣では長女がペニスを熱心に口で勃起させ、精液を放出し終わったペニスを長男と次女とで舌を使って拭っていた。
サクラは、この変容を狂気としか思えずに、収容所の隅でその光景をただ見ていることしかできなかった。

「サクラ、こっちへ来て」
「お母さん……どうして……」

サクラの母もまた、飴玉を手にしていた。黒人に股を広げることを受け入れたのだ。
裸体は交尾の余韻で湿って火照っていて、その表情は雌の媚びた顔へと変わっていた。

「いずれサクラも分かると思うわ。私たちはこうやって生きていく他に無さそうなの」
「そんなの私嫌だよ」

母はサクラの腕を無理矢理引っ張ると黒人兵士の前に放り、娘をひざまずかせた。
そこには日本人とは比べものにならないくらい逞しい、黒光りするペニスがぶらさがっていた。
0105782014/11/27(木) 01:31:56.61ID:nZYAqtwu
「見ててサクラ。こうするのよ」

溜めた唾液でペニスを舐め回し、顎が外れるんじゃないかというくらいに口を開いて頬張った。
亀頭を喉の奥までねじ込んで頭を前後へ動かす母の姿を見てサクラは、どうしてこの人はこんなに一生懸命なんだろうと思った。

「むぐっ、ぐぽっ、うごっ、」
「お母さん、この人って、この人ってさ、お父さんを殺した人じゃ……」

「知ってるわ」とばかりに母はサクラに目で微笑んだ。
父親を殺害したペニスに熱烈に奉仕する母の姿に、サクラの頭がくらくらした。
ちゅぽん、と音を立てて引き抜いたペニスはねっとりとした唾液で濡れていて、母はサクラに咥えるよう言った。

「忘れましょ、サクラ。今までのことを全部忘れて、こうやって生きていきましょ」
「嫌だ、嫌だ、私は嫌だよ」
「仕方ないことなのよ」

そう言うと母は卵ほどもある大きな睾丸に情熱的なキスをした。
繰り返し繰り返し唇で愛撫しては、息継ぎのたびに熱い吐息が漏れた。
あの母が、父とすらこんなキスを交わしている姿を、サクラは見たことが無い。サクラの中でプツンと線が切れた。
0106782014/11/27(木) 01:43:07.35ID:nZYAqtwu
「うっ……」
「忘れなさい、サクラ」

あむっ、とサクラは銜え込んだ。
亀頭の先っぽに吸い付いただけであったが、口の中に雄の匂いが溢れて鼻孔へ抜けた。

「逞しいでしょう?お父さんの貧相なものとは比べものにならないくらい。
 お母さんね、お父さんとのセックスがずっと退屈だったの。サクラを受精したときもそうだった。
 でもこの肉棒で突かれるとね、交尾って本来こういうものだって思い知ることになるの。やっぱり人種の差は歴然とあるのよ」
「あむっ、むっ、むぐっ、」
「その肉棒にしゃぶりつくことを喜びだと思ってみなさい。お父さんを殺したより優秀な雄の従物になれるのよ。」
「あむっ、あむ、」

うつろな上目遣いで黒人兵士の顔を見た。
その眼には何の感動も無く、ただ射精の道具としてしか見ていない、そんな退屈そうな眼をしていた。
無論、殺害した家畜のことなどこれっぽっちも覚えていないだろうし、この母娘のことも特別でもなんでもない。

サクラの不器用なフェラにじれったくなった母は、娘からペニスを奪い、熱烈に銜え込んだ。
やがて射精された精液を一滴残らず舌で拭ってサクラに口移しをした。
サクラはねばねばと生命力に溢れたザーメンをこくりと喉に通す。世界の輪郭が溶けた心地がした。
0107782014/11/27(木) 01:47:23.83ID:nZYAqtwu
「えらい、サクラえらいえらい」

そう言い目を細め撫でまわす母は、サクラの知っている母だった。褒められるときはいつもこうされていた。
しかし、父親を殺した男の精液を飲んで褒めるような母ではなかったはずだ。もうこの人は人間ではない。家畜になったんだとサクラは思った。

やがて日本人の利用法が決まってゆき、早い者は徐々に出荷されていった。
手の甲には管理用のマイクロチップが埋め込まれた。うなじにはバーコードが刻印された。
家畜に麻酔は無くて、悲鳴が漏れても彼らは逃げ出すことなく一列に並んだ。

「じゃあね、サクラ」
「……うん」

母もまた出荷されていった。永遠になるであろう別れはこの短いやりとりだった。きっと母は家族というものすらも捨てているのかもしれない。
サクラが精液を飲んだあと、収容所の隅で何度も吐いたことは知らないままだった。
こうして日本人たちは解体されていった。

企業の広告を全身に刺青された少女が友達とはしゃいでいる。
オレンジ色でカラフルに彩られた肌は一生元通りになることはない。人生が破壊されたことを少女はちっとも気に留めていないようだ。
もちろん中には受け入れることがいまだにできずにさめざめと泣く者もいた。
冗談のような爆乳に豊胸された女性は黒人たちに笑われ、愛玩用として利用され続けることを嘆きながら犯され、やがて出荷されていった。
0108782014/11/27(木) 01:53:07.16ID:nZYAqtwu
いつか見たカップルは性転換させられどっちも女性になっていた。
睾丸を摘出され、豊胸手術を施され、今では黒人に跨り、アナルを使って腰を振って女のように喘いでいる。
去勢され子供のように萎れたペニスをぷるんぷるんと揺らす一方、隣では孕まされ臨月にまで膨らんだ腹を揺らして彼女が突き上げられていた。
行為が終わると彼女は、彼氏の細く柔らかいペニスに噛みついたまま、笑顔とピースで記念撮影をした。口の端からはごぽっと黒人たちのザーメンが流れた。

「……本当にみんな捨てちゃったんだ」

彼らの姿はもう人間ではなかった。
やがてサクラも十数人の同い年の少女と共に出荷されていったのだった。

日本人家畜の利用についてだが、大半はこのまま設けられた管理特区で飼われることになる。強制労働と繁殖のためにだ。
また、一部は人体実験や臓器移植用に、また一部は国外に出荷されて慰安用として、一部はサクラのように愛玩用として。

黒人の下で労働させられるアジア人たちは、もう日本人のことを物資としてしか見ていなかった。
何の感慨も無く、札の付いたピンを乳首に突き刺して、手際よく梱包して一体一体を棺桶のような木箱の中に収めた。
蓋が閉ざされる瞬間、サクラは思った。これが再び開かれたときは、私も、もう、人間であることをやめようと。

木箱は運搬されてゆく。物資の心持ちはこんなものなのかとサクラは実感した。
0109782014/11/27(木) 02:05:21.78ID:nZYAqtwu
まだ繁殖が充分ではない日本人を個人が買い取るというのは、そこそこ裕福な白人にしかできない。
きちんと安価で奴隷を行き渡らせるようになるにはあと十数年は必要だろう。

サクラはトラックで搬送されたのち、途中で何度か注射を打たれたりしながら、十時間ばかりかけて大陸へ空輸された。
検疫のために箱から出されたときに目にした光景は、白人たちによる人間社会。
当たり前だがきちんと服を着ており、この中で全裸のまま身体を弄られている自分は本当に家畜になってしまったんだとサクラは実感した。
再び木箱に詰められて、配送されること数時間。品物として自分がようやくとある家庭に届けられた。

呼び鈴の音。主人らしき男の声。業者の手により運ばれ揺れる箱。

木箱が開かれる瞬間までサクラは目を瞑っていた。
出荷の最中、誰もサクラの名前を呼ぶ者はいなかった。私はもうサクラではなくて識別番号で呼ばれる物資でしかない。
収容所にいた日本人たちのように、母のように、私もなろうと思い、目を開けた。
0110782014/11/27(木) 02:08:23.87ID:nZYAqtwu
覗き込む欧米人の顔。
どうやら主人らしかった。その隣には婦人の顔。
本来なら木箱の中に人間が押し込められていたら何らかの違和感があるはずだが、二人の青い眼にはそういったものがない。
日本人は家畜であり、家畜が運搬されてくるのは当たり前だと、疑ってすらいない顔だ。サクラはこういう白人の顔を何度も見てきた。

だが、その青い眼にはどこか見覚えがある。
乳首のピンを抜き取ろうと眼前まで迫ってきたこの婦人のほうは、特に。

二階からパタパタと娘の降りてくる音が聞こえた。
英語は中学1年までしか学んでいないのでサクラには理解できなかったが、おそらくは娘へのプレゼントなのだろう。
あまり嬉しくなさそうな声であることも分かった。日本人を買うことにあまり乗り気でないのだ。だが、その声には確かに聞き覚えがあった。

箱の中を覗き込んだ白人の少女の青い瞳は、サクラの目の前で驚きへと変わっていった。

「サクラ?」
「………マリ?」

かつて日本で人間として生きていた頃、隣には欧米人の一家が住んでいた。
仕事の都合上という話だったが、その娘であるマリとは同じ学校に通っており、親友同士であったのだ。
0111782014/11/27(木) 02:16:33.76ID:nZYAqtwu
裸でいることに急に羞恥心を覚え、「きゃっ」と短い悲鳴を上げてサクラは乳首と股間を手で覆った。
マリはサクラから目線を逸らすと、すごい勢いで両親と言い争いを始めたのだが、サクラには英語が理解できなかった。

それは小学校3年生の頃、戦争が始まる予兆も無かった頃である。
アメリカから転校してきたマリはほとんど憶えていない日本語で自己紹介をした。ふわふわの金髪が可愛いなとサクラは思った。
家が近いのもあり、サクラとマリは友達になった。マリがいまいち日本の学校に馴染めなくても、サクラとマリは繋がり続けた。

何度か家へ招かれたこともある。
その時は焼き立てのクッキーを振る舞ってくれた。あの良い匂いを今もサクラは憶えている。
わざわざクッキーを焼くだなんて、外国には余裕のある文化があるもんだとサクラは思った。サクラの家ではこういうことは無い。
その時の婦人はとても優しい眼をしていて、言葉こそ通じないものの、その笑顔は印象的だった。

やがて高学年の頃になると急速に世界情勢は変化をし、言いがかりに近い形で日本も戦争に巻き込まれた。
在日外国人は本国から退避命令が下り、小学校6年のころにマリと別れることとなった。
『戦争が終わったらまた会おうね』とマリは慣れた日本語で言った。サクラも必ずそうしようと言った。
あまりの戦力差ゆえに日本はすぐに敗戦し、戦争は終結したが、こういう形で再会することを二人は予想すらしていなかったのである。
0112782014/11/27(木) 02:20:32.75ID:nZYAqtwu
主人の大きな手でサクラの細腕は鷲掴みにされ、広い庭の芝生に放り出された。
家の中ではまだマリが母親と言い争っているのが聞こえる。

長時間の輸送で硬直した四肢は言うことを聞かず、アメリカ大陸の強い日差しに目が眩んだ。
そこへホースで放水され、ブラシで身体をこすられた。犬を洗うのとほとんど同じ手付きだった。

「ひいっ」

サクラが悲鳴を上げた。主人の太い指がサクラの秘部を割って入ってきたからだ。
体内をいじられる不快感にぞわっと身の毛がよだったが、それ以上の声は上げられなかった。怖かったからだ。
きっと、この主人が日本人を買った目的の一つがこれなのだろう。サクラは必ず犯されて、この異国の地に逃げ場など無い。

ボロ布で身体を拭われている最中も、主人の目はじろじろと舐めまわすように裸体を眺めていた。
しかしその青い眼には、人間を強姦するような悪意は無く、ただ手に入れたアダルトグッズを見るような眼をしていた。

その日の夜、家族の寝静まった頃に家畜用の檻は不意に開けられ、サクラは覚悟を決めた。
0113782014/11/27(木) 02:24:35.26ID:nZYAqtwu
「………むっ、ぐうっ、……ぎっ……」

檻に手を付いた形で、サクラは背後から挿入された。
もし騒いだらどんな目に遭うだろう?そのことばかりが恐ろしくてサクラは夜の闇の中、破瓜の痛みを指を噛んで耐えた。
前戯のために握らされたペニスは太く硬く熱を持っており、膣口にあてがわれた時は胎内に収まる気がまるでしなかった。
しかし無理矢理に挿入された。膣の入り口がめりっと裂けた激痛に涙が溢れた。
内腿を伝うのが、男の粘液なのか、自分の愛液なのか、それとも鮮血なのか、分からなかったがサクラにはその生温かさがたまらなく不気味だった。

「………うっ……いっ……ぎぎっ……」

サクラの股間はまったくの無毛で胸もまだ平たい。
乳首のあたりだけがぷっくりと膨らんでいるだけで、尻も小ぶりで身体も細く、まだ男を受け入れるだけの身体をしていない。
そんな少女にとっては欧米人の大きなペニスは凶器でしかなかった。突き上げられるたびに肺の奥を叩かれるようにして息が漏れた。
膣の内壁はコンドームのようにパンパンに引き伸ばされていても破裂することはなかったのだが、サクラにとっては内臓を裂かれるくらいの激痛であった。

「あがっ、がっ、ぐぅ、」

ピストンの速度が増してゆく。涙ばかりでなく脂汗や鼻水すらもぽたぽたと落ちる。
主人のペニスに伝わる快楽と、サクラが受ける苦痛とでは、あまりに割に合わなかった。
とはいえ主人も犯罪者的傾向があるわけではない。ただ、人間によく似た家畜を虐げることに何の感情も抱いていないだけなのだ。
0114782014/11/27(木) 02:27:33.95ID:nZYAqtwu
サクラが目覚めた時にはすでに太陽が昇っていた。とはいっても、その檻には直接光が差し込まない。
どうやらサクラは強姦の最中に気を失ったらしく、射精の瞬間までは憶えていないのだ。
股間に手をやると、洗い流されたためか、べとべともぬるぬるもしなかった。ただ、体勢を変えた瞬間に内腿にねっとりと昨晩の精液が流れ出てきた。
こんなちっぽけな性欲を処理するためにこれから毎日使用されるのかと思うと、サクラの心を絶望が覆った。

かつてクッキーを焼いて振る舞ってくれた婦人は、何の感慨も無くサクラを檻から引っ張り出して、首輪をつけた。
きっと生涯外されることのない、家畜の首輪なのだろうとサクラは思った。

学校へ行った後なのだろう、マリはもういなかった。
そして全裸のまま、サクラの身体はひたすら家の掃除のために使用された。
洗濯や便所掃除や食器洗いなど、家事の全てを行ううちにサクラの肌はびっしょりと汗にまみれた。

「うぐっ!」

少しでも手を休めると、婦人の鞭が飛んできた。馬でも調教するような硬くて重くて鋭い鞭だった。
背中の皮膚が大きく裂けたような痛みだった。背中ならまだマシで、太腿や二の腕なども容赦なく婦人は打つ。
この激痛に思考は壊され、ただ無心に命令に従う、婦人の家畜に成り下がるようになった。
0115782014/11/27(木) 02:32:37.84ID:nZYAqtwu
そんな毎日が続いた。
昼間は婦人の奴隷となり、夜は主人の性欲処理道具となった。
檻の中はあまりに狭く、気を紛らわすことすらも出来ずにただ鉄格子ごしの固定された景色を見ることしかできなかった。

水はペット用の皿に定期的に注がれただけしかなく、時折忘れられることもった。
アメリカの大地の日差しは強烈で、皿の底まで舌で拭ったこともある。うっかり溢してしまったときなどは唇ですすった。

掃除の最中、キッチンに置かれた残飯に目が釘付けになる。何も考えられず口から涎がつつっと垂れてしまう。
日本人用なのか家畜用の飼料なのかはサクラには分からないが、毎日の餌は味気のない茶色のドックフードのようなものだ。
とにかく不味いので口中に留めずに我慢して噛み砕いて喉を通すしかない。それがサクラの餌だった。
だから、残飯とはいえ人間用の食事を見ると、まばたきをするのも忘れて見入ってしまうのだ。

「あうっ」

その姿を婦人に見咎められたサクラは耳に鞭を喰らった。これ以来、左耳の聴力はほとんど無くなっている。
サクラの心と身体は徐々に削られてゆく。ここ最近、涙が流れないことにサクラは気付いた。
感覚がマヒしてしまい、今では挿入しやすいように自分で腰を上げすらする。涙が干上がってしまったかのようだった。

マリは、そんなサクラを直視できないのか、何度か目が合ったがすぐに家の奥へと姿を消していった。
011678.2014/11/27(木) 03:12:21.61ID:NnSxTRS2
規制食らいました。すんません。
そんでもって投稿してみたら思いのほか長くなってしまったようです。
ご迷惑をおかけします。
0117名無しさん@ピンキー2014/11/27(木) 03:26:22.80ID:nZYAqtwu
ある日のことである。サクラは熱を出してしまい、それでも家畜としての務めが減るわけでもなく、くらくらする頭で日中の使役を終えた。
足元が覚束ないというだけでこの日はいつもより多く鞭を受けた。その夜も主人はサクラの火照った膣を犯した。
それでもサクラは涙を流さずにただ受け入れていたのだ。

翌朝、檻がコツンとノックされる音で目が覚めた。
人間の気配というものにサクラは敏感になっており、びくっと身体が跳ねた。
しかし鉄格子の向こうに人の足は見えなかった。ただ、朝食が紙の上に置かれていたのだ。

『たべてね、サクラ』

と、たどたどしい日本語で書かれていた。マリの書く懐かしい文字だった。ハートマークも添えてあった。
そして、マリはこういうときに自分の名前のサインを入れる。小学校の頃からずっとである。愛着のある物や深い関係の相手には必ずそのサインを残すのだ。
その上にパンとオムレツの切れ端と、サラダが盛り付けられていたのだった。

「ありがと、ありがと、マリ、ありがと、マリ、マリ、」

何度も名前を呼んだ。ぼろぼろと涙が零れてきて止まらなかった。
私のことをまだ人間だと思ってくれていて、優しくしてくれる親友がいる、それだけで嗚咽が漏れてきた。
朝食は以前なら当たり前のように思えるものでしかなかったが、今はもう口にするだけでこんなにも泣けてくる。
本当に久しぶりに人間の食事でお腹を満たしたサクラは、うずくまったまま、また涙を流した。流しても流しても足りないくらいの涙だった。
0118782014/11/27(木) 03:32:15.77ID:nZYAqtwu
その日の夕食のとき。
サクラは家畜として決して自分が口にできないその食事風景を、いつも通りに直立不動で見守らされていた。
マリの前だというのに裸体を隠せずにいて、その羞恥が毎日つらかった。そのことで何度か喧嘩があったようだが、最近ではマリもこのダイニングで食事を摂っている。
もっとも、マリもサクラもお互いに極力目を合わせないようにしていたのだが。

しかし、この日だけはピタリと目が合った。一瞬のことだった。
ふっとマリは目線を外したが、口元でパクパクとサクラへサインを送った。

(た、べ、た?)

サクラが他の家族に気付かれないように小さく頷くと、それを視界の端で捉えたマリは少しだけ笑みを浮かべた。
それがたまらなくサクラにとって嬉しかった。あの朝食のおかげか、熱は引いて、心の変化もあるのか元気になった。
人間としてコミュニケーションを取ってくれる人がいる。私の大好きな、マリだ。それだけで生きていけるような気がしたのであった。

(あ、り、が、と、マ、リ)

こうしたやりとりは毎日続いた。
食事は家族にバレないようにサインが入った手紙と共に檻の前に置かれ、こっそりとアイコンタクトなどもして互いに微笑む。
ちょっとずつ人間性が回復されるのをサクラ自身も実感するところである。

だが、それが奇妙にもぱったりと途絶えてしまったのだ。
0119782014/11/27(木) 03:36:48.95ID:nZYAqtwu
サクラの顔から再び表情が消えたのは、マリが檻に食事を置かなくなったのと同時であった。
特に何かきっかけがあったわけではない。自然と二人はそうなったのだ。

日中、芸術に勤しむ婦人の横で汗を流すサクラは、以前のように苦しむ顔を見せない。
ただ汗だくになりながら動き回っている。奴隷が貴族の文化的活動を支えるのが当たり前であるかのように。

夜、主人に犯される際にも積極的に奉仕をするようにもなった。
かつての母がそうしたように、顎が外れそうなくらいに口を開いてペニスを舌で愛撫した。
尻を高く上げて、幼さに似合わない使い込まれた秘肉をめくって、内股に筋を浮かび上がらせ膣を締めペニスをしごき上げた。そうあるのがまるで当たり前かのように。

マリもまた、サクラに関心を示さなくなった。
自分の足で檻に入り鉄格子の扉を閉める立派な家畜に食事など施さないし、もはや二人の目が合うことは無くなっていた。

ある朝、朝食の際にサクラはミルクを溢してしまった。
ほんの少しであったが、数滴がマリの白い脚に跳ねたのだった。

「………」

無言ですっと差し出されたマリの脚にサクラはひざまずく。そしてタオルでそっと拭う。こうするのが当たり前かのように。
そんな日が続いた。夜空では徐々に月が欠けていって、やがて見えなくなった。
0120782014/11/27(木) 03:42:57.02ID:nZYAqtwu
ある夜のことである。
檻の鍵が静かにカチャリと外された。
この日は主人も酔ったせいでいびきをかいて寝ている。
細い指がコンコンとノックする音をサクラは知っていた。鉄格子の向こうにはマリの足が見えた。

「サクラ起きてる?」
「うん、今出るから」

白いネグリジェ姿のマリがいた。月明かりも無いのにその青い瞳が綺麗に光っているように見えた。
サクラの好きなふわふわとした金髪はいつも通りだった。その手に鞭が握られていた。

「ここに座りましょ」
「うん」

二人はサクラの檻の上に腰かけて一緒に夜空を見上げた。

「こんなにたくさん星が見えるんだね。私、こうして見上げたのはここに来て初めてかもしれない」
「きれいでしょ」
「うん、すごく」
「こうしてサクラと一緒に話すの、本当に久しぶりね」
「そうだね」
0121782014/11/27(木) 03:46:31.17ID:nZYAqtwu
「ねえマリ、きっと、もっと天気が良ければ天の川とか見えるのかな?」
「そんなのここじゃ見えないわ」
「そうなの?」
「ええ、織姫や彦星の伝説があるのは日本だけ。ここで見えるのはミルキーウェイ。ミルクを溢しただけの、ただの河よ」
「そっか」
「離れ離れになっても互いに想い続けるだなんてロマンはこの国にはないの、サクラ」
「そういえばどうしてあの二人は離れ離れになったんだっけ?」
「憶えてないわ。きっと、大きな力が働いたんじゃない。誰も抗えないような大きな力が」

檻に腰掛ける二人の足は宙ぶらりんだった。
昼間の気温を残した温かい風が心地よかった。

「ごめんねサクラ、檻の中に食べ残しなんて置いちゃって。友達にすることじゃなかったよね。ひどいよね」
「ううん、私こそごめんね。私のせいでマリのこと混乱させちゃったかもしれない。でも、私もう、決めてるの」
「私も決めてるわ」

黄色い肌に首輪を付けた裸の少女が、鞭を持つ青い目をした少女のもとに改めてひざまずいた。
飼い主に友情を感じる奴隷と、奴隷に友情を感じる飼い主が、正しい位置関係に収まったのだった。
012278.2014/11/27(木) 04:05:11.67ID:BKsuFbBJ
「マリが私を人間扱いしてくれたのは本当に嬉しかった。でもね、その日からまた涙が流れてきちゃったの。
『私は人間なのにどうしてこんなことしてるんだろう』って思うとつらくてつらくて仕方なかった」
「私も、サクラのことを人間だと思うと、友達だと思うと、胸が痛んだ。なんでこんなことになっちゃったのって何度も思って泣いたわ」

ひゅるっと、マリが振るう鞭が空を裂いた。

「そこで頭を下げなさいサクラ。あの日、私の脚に溢したミルクの罰を与えるわ」
「……申し訳ございませんでした。マリ様」
「言葉はいらないわ。家畜は黙って私の足を舐めるの」

サクラの柔らかな舌先がマリの足を伝う。
望んでマリに屈服したサクラの
心に屈託は無く、愛しげに何度も舌を這わせ続ける。その背にマリは鞭を叩きつけた。

「立ちなさいサクラ。たぶん私があなたに人間の言葉をかけるのはこれで最後になるわ。
きっと明日からはあなたのこと、本当にただの家畜としか見做さなくなるのだから」

マリの鞭がサクラの裸体を打つ。胸に、脚に、腕に、その勢いは徐々に強くなっていった。
人間にかけるべき容赦が無くなっていったのだ。鋭い音を立てるようにもなった。

「さよなら…マリ…」
「あら、私はマリじゃないわ」

そう言い振るった鞭は、サクラの頬を力強く張って切り裂いた。鮮血が夜空に舞った。

「私の名前はマリじゃなくてMary。日本人には決して発音できない響きなの」()
012378.2014/11/27(木) 04:07:20.78ID:BKsuFbBJ
学校から帰宅して、リボンをほどいて白いブラウスを脱ぎ捨て着替える姿をサクラは庭から見ていた。
高校へ進学した彼女の身体は次第に起伏が出てきたものの、まだ少しだけ幼さが残っていた。

サクラの肌はすっかり陽に焼けて、元から裸で暮らしていたかのように小麦色に染まっている。
庭に出てきたMaryの手の叩く音に反応し、四つん這いになって御主人様の身体を支える椅子になった。
ゆったりと体重を預けるMaryにはもはや遠慮などなく、天気が良いので文庫本をひらりと開いたのであった。

サクラはMaryの所有物になった。

所有物を父親が勝手に汚く使っていたことを知り激怒したMaryは、サクラに一切の手出しを禁止させた。
また、鞭を打てるのも自分だけの権利
だと母親から取り上げた。

Maryは以前からちょっとした癖があり、愛着のある所有物にはきちんと名前を書くようにしている。
大切にしている文庫本のカバーにも名前が書かれているし、サクラの檻にもペイントされている。
012478.2014/11/27(木) 04:08:49.24ID:BKsuFbBJ
サクラは庭の向こうの道へ目をやった。
走るトラックの荷台には日本人たちが檻の中に裸で詰め込まれていた。きっと性欲処理用だろう。胸が大きく肉体改造されていた。
収容所の光景を思い出す。きっと彼らは苦しみから解放されるべく、物資として扱われることを受け入れて適応したのであろう。

「あっ」

ほんの一瞬であったが日本人の中の一人と目が合った。サクラの母親だった。
ここを通りかかったのは偶然かもしれないが、
互いに気付いたのは必然といえる。
散々使い込まれた肉体はくたびれていて、それでいながら胸ばかりが不自然に豊胸されているあたり、まだ利用され続けるのだろう。

「サクラ」

今度こそが最後だろう。母は微笑んで手を振っていた。
サクラも、『Mary's』の刺青を頬に彫った顔で、にっこりと笑い返したのであった。

日本はすでに解体されて計画的な管理が進んでいる。
異国の空の下、腰かけるMaryを身体で支えるサクラは、少し涼しくなった爽やかな風を感じた。
012578.2014/11/27(木) 04:19:04.19ID:BKsuFbBJ
長くなっちゃいました。
途中まで投稿したなら最後までと、スマホから頑張ってみましたが、色々と限界が。
苦手な方はスルーして頂ければ幸いです。
0127名無しさん@ピンキー2014/12/01(月) 23:10:11.22ID:cXbziu6O
78様へ

戦火スレにも、おめこぼしできないでしょうか・・・・
01291262014/12/02(火) 21:56:18.09ID:5srymhSC
>>128
うわっ!俺恥ずかしい!!
素直に「作品を作ってください」と書けば良かった。
0130名無しさん@ピンキー2014/12/02(火) 22:40:44.98ID:Z+i4CQEp
どんまいw
ちょっとクスッと来た
昨日はちょっとやな事があったんだけど和んだよ
不本意かもしれないが勝手にありがとう
0131名無しさん@ピンキー2014/12/03(水) 03:15:45.49ID:RbzQPusQ
ふふふふふふ
この並ぶ女たちの尻を見たまえ
まるでおめこの日干しのようであろう
これぞまさしくオメコ干し
世界中から狩り集めたオメコ干し
どうぞお好きにご賞味あれ
01341262014/12/03(水) 23:57:51.44ID:lz0FRIKg
発展させるなぁぁぁぁwww
0138 ◆7XmV7vgkDY 2014/12/23(火) 23:34:50.30ID:26eFiMcf
ご無沙汰してます。
前スレ673から1年ぶりの再開、また縄―◆―第7章・優奈編―◆― お届けします。
 


華やかなイルミネーションが飾られた12月の街並み。
通りがかったランジェリーショップに、かわいい下着がいっぱい並んでる。
女子高生から20代ぐらいの女のコが、みんな楽しそうに下着を選んでる。
それを横目に見ながら、私はまた泣きそうになった。


私は…
もうあの下着を着けることが許されないの。


今日も、私の体には、ごつごつした麻縄が堅く縛られている…。
0139 ◆7XmV7vgkDY 2014/12/23(火) 23:38:48.74ID:26eFiMcf
※時系列的には6章の最後(前スレ671)から繋がっています。



「つぼみも、お前を見て自ら鞭を求めてきた」
「つぼみ…あのコったら…」
「優奈も同じだったな。ルミを見て、お前もこの道を選んだ…」
「ええ…」

そう。
私は半年前…初めてここに連れてこられ、ルミがちょうど今の私と同じ責めを受けてるのを見てしまった。
そして、ルミが一人で苦しんでるのを見ていられなくなって…
私自身も、同じ調教を受ける決心をした。

「親友のためにも、後輩のためにも…優奈、早く一人前の奴隷になるんだ」
「…」
「あさってから股縄8時間だ。夜勤が明けたら、すぐここに来い」
「…はい…」

私は正直、自信を失いかけていた。
調教がどんどんエスカレートしていくのに、だんだん耐えきれなくなっていたのだ。
「私、ルミのようにはなれない…」
0140また縄また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/23(火) 23:41:04.09ID:26eFiMcf
私が初めて見たときルミが受けていた責めは、本当は今の私と同じではなかった。
股縄は72時間…つまり丸々3日間もされてからのだった。
今の私の10倍以上…。
当然、ルミの体は、今の私なんか比べものにならないほど酷く傷ついていた。
皮膚をえぐり込むほど深く刻まれた縄の痕…
そこに赤く灼けた蝋燭が垂らされる。
ルミは悲鳴を上げながら、それでも必死ですべての苦痛を受け入れていた。
「あぁッ!ご主人様!もっと!もっと罰を下さい!」
ルミの女の部分に、何百もの鞭が打ち据えられ…
そのたびに飛び散る真っ赤な飛沫は、はたき落とされる蝋の破片だけじゃなかった…。

しかも、ルミはその調教が終わるとすぐまた元のように縄で縛られた。
直視できないほど酷く傷つき、すっかり赤黒く爛れてるあそこにも、ご主人様はきっちり股縄を締めつけられる。
「これからがまた地獄よ…。このままさらに72時間…三日三晩、家の中でも仕事中でも、この縄を絶対外さずに過ごすの。…もう変態でしょ私?」
股縄の間から血を滲ませながら、ルミが自虐的にそう言う。
「そしてね、3日経ったら、またここに来て今日みたいなことしていただくの。それが今週の調教メニュー」
「『今週』って…?」
「私ね…こうやって毎週いろんなご調教を受けに来てるの」
「こんなの毎週?」
「そうよ。もう1年ぐらいやってて、すっかり習慣になってるわ。
来週も再来週も、来月も来年もその先もずーっと…たぶん死ぬまでやめられないと思う」
「何でよ…ルミ、何でそんなことされてるの?」
「されてるんじゃないの。私が、自分からお願いしてるの。
蝋燭も道具も全部私が自分で買って来て。
何でって言われても…もう分かんない。毎日死ぬほど痛いのにね。
体が本能的に求めちゃうっていうか…やった女じゃなきゃ分かんないわよ」
「…」
「だからって優奈まで真似しなくってもいいのよ。私そんなつもりで見せたんじゃないんだから。
ちょ…ちょっと優奈、何脱いでるの!」

何だか分からないけど、私はその場で服を全部脱ぎ捨てた。

「ご主人様、お願いです! 私も…優奈も、縄で縛って責めて下さい!」
0141また縄また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/23(火) 23:42:40.92ID:26eFiMcf
全裸の体を初めて縄で縛られた瞬間…私の全身に電気が走った。
上半身と両脚をきっちり縛られ、大きく広げられた女の部分をきれいに脱毛処理され…
ご主人様が呼んできた何人もの男に囲まれ、時間をかけて夜通したっぷりと可愛がっていただいた。
たくさんの手で、舌で、いろんな道具で、そしてもちろん男性自身で…
甘く優しく、激しく逞しく…緩急自在に翻弄され、私は何度も何度も登り詰めた。

腰の高さにピンと張り渡された縄を跨ぐと、結び目の堅い瘤が股間にギュッと深く強く食い込む。
その感触を一つ一つかみしめ、さらに高い絶頂へと誘われるまま、私は無我夢中で縄を歩き続けた。20回、30回…いやもっと。
痛いのに気持ちいい…いえ、むしろ痛ければ痛いほどより気持ち良くなる。
私はたちまち縄の虜になった。

「気に入ったのなら、月イチでもいいからここに来い。いつでも縄を味わわせてやる」

そう言われて…ひと月も待てないまま、2週間足らずでまたお屋敷を訪れた私。
そして、3度目に来たのはその1週間後。
4度目に来たのはその3日後。
時間さえ許せば毎日でも来たくなるほど、股縄の誘惑は中毒的なまでに激しかった。
足枷で開脚されたまま3時間も4時間も股縄の上に縛られると、あそこが擦り剥けて血が出て泣き叫びたいほど痛いのに、それが気持ち良くてたまらない。

「どうだ?…その股縄を、一日中身に纏ってみたくないか?」

ご主人様のその一言は、私にとってまさに悪魔の誘惑…いえ天使の誘惑だった。

「来週から、股縄をしたまま外で過ごすんだ。最初は1時間…それから徐々に延ばしていく」
「はい! ご主人様、喜んでやらせていただきます」
期待と不安が入り交じりながら、それでも私は心ときめいていた。
0142また縄また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/23(火) 23:44:12.44ID:26eFiMcf
全裸の体を初めて縄で縛られた瞬間…私の全身に電気が走った。
上半身と両脚をきっちり縛られ、大きく広げられた女の部分をきれいに脱毛処理され…
ご主人様が呼んできた何人もの男に囲まれ、時間をかけて夜通したっぷりと可愛がっていただいた。
たくさんの手で、舌で、いろんな道具で、そしてもちろん男性自身で…
甘く優しく、激しく逞しく…緩急自在に翻弄され、私は何度も何度も登り詰めた。

腰の高さにピンと張り渡された縄を跨ぐと、結び目の堅い瘤が股間にギュッと深く強く食い込む。
その感触を一つ一つかみしめ、さらに高い絶頂へと誘われるまま、私は無我夢中で縄を歩き続けた。20回、30回…いやもっと。
痛いのに気持ちいい…いえ、むしろ痛ければ痛いほどより気持ち良くなる。
私はたちまち縄の虜になった。

「気に入ったのなら、月イチでもいいからここに来い。いつでも縄を味わわせてやる」

そう言われて…ひと月も待てないまま、2週間足らずでまたお屋敷を訪れた私。
そして、3度目に来たのはその1週間後。
4度目に来たのはその3日後。
時間さえ許せば毎日でも来たくなるほど、股縄の誘惑は中毒的なまでに激しかった。
足枷で開脚されたまま3時間も4時間も股縄の上に縛られると、あそこが擦り剥けて血が出て泣き叫びたいほど痛いのに、それが気持ち良くてたまらない。

「どうだ?…その股縄を、一日中身に纏ってみたくないか?」

ご主人様のその一言は、私にとってまさに悪魔の誘惑…いえ天使の誘惑だった。

「来週から、股縄をしたまま外で過ごすんだ。最初は1時間…それから徐々に延ばしていく」
「はい! ご主人様、喜んでやらせていただきます」
期待と不安が入り交じりながら、それでも私は心ときめいていた。
0143また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/23(火) 23:47:13.13ID:26eFiMcf
142は重複しました。スミマセンm(_ _)m タイトルも修正します。



そして始まった「実習」。
自分ではすっかり股縄なんて大丈夫な体になってたつもりだったけど…
室内で一人で過ごすのと、外で人前で過ごすのは、体への負担が全然違った。
地下室に張り渡された20m足らずの縄をいくら歩けたって、外で一日中動き回るような生活はとてもすぐにはできない。
普通に通勤して立ち仕事やってるだけでも、1日に1万歩以上は歩くんだから…
つまり、昼間の数時間でも、私の股間はぴったり張り付いた縄に何千回とこすられちゃうってこと。
階段を上ったり下りたり、立ったり座ったり…
そんな普段何気なくやってる動作の一つ一つにも、きつく縛られた股縄が私の体を強く擦り続ける。
街の人混みの中なのに…満員電車の中なのに…私の服の下は…。
(私どんだけ恥ずかしいカッコしてんのよ!)
ちょっと気を抜くと、人前なのに軽くイってしまいそう。
なんか、顔がすごいヤラシイ表情になってたらどうしよう。鏡で顔を見るのが怖い…。

そんな状態を週に何度も、昼や夜いろんな時間に体験していく。
最初の1〜2時間ぐらいは、ちょっと痛くても平気だったし、とっても気持ち良かった。
けど…
同じ所を何度も縛られていくうち、あそこだけじゃなく全身の肌が擦り剥けて炎症を起こしてくる。
縛られる頻度も時間もだんだん増えていき…治る暇もない生傷の上をさらに縄がこする。
その痛みは、性的な快感なんかとはとても程遠いものだった。
そんなのが5時間も6時間も続くともう体が持たない。
最後はいつも「もうやめて!」って気分しか残らない。

「実習」が始まって1ヶ月。
体中傷だらけになった私は、もう前みたいなときめきもなくなり、縛られるのもだんだん嫌になってきてた。
0144また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/23(火) 23:50:01.47ID:26eFiMcf
そんな矢先のある日…
私の恥ずかしい姿を見せてしまったつぼみから、夜にメールが来た。
「ゆうなさん、私感動して泣いちゃったよ(T_T) 私も頑張って、縄もムチも一生懸命耐えるからね!」

(つぼみったら…あなた、本当の苦しみをまだ知らないでしょ!そんな簡単なもんじゃないのよ!
…いやダメダメ。つぼみに八つ当たりしてどうすんのよね)

なんて考えながら、ちょっと彼女と話したくなった。

「つぼみ、ありがとう。どう、調子は?」
「あのね優奈さん!私、家で毎晩、股縄して寝ることにしたの!早く昼間も外でできるようになりたいし」
「そう、つぼみ…その調子よ。そうやって自分から縄に馴染んでいくの。あなたならきっとやれるから。頑張ってね」
「はい! ありがとう、優奈さん!」

(私ったら…つぼみの前でばっかりエラソーなこと言っちゃって。
本当は今すぐ縄なんてやめてしまいたいのに…)



…でも、なぜか私は縄をやめる事ができなかった。
サボったらご主人様のお仕置きが怖いから?
ううん、そんな事ない。
だって、ちゃんとしててもお仕置きはたくさん受けるんだし。
けど…
本当にこのまま私、体ボロボロになりながら、何がしたいんだろう?
0145また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/23(火) 23:53:46.31ID:26eFiMcf
縄をしたまま外で過ごす「実習」が始まって3ヶ月。
朝から縄をして12時間過ごし、夜お屋敷で一通りのご調教を受けて帰る。
翌朝もまた縄をして、そのまま次の朝まで24時間過ごす。
3日目の朝、縄を解いたら1日だけ間を置いて、4日目はまた12時間…
ほぼそういう3日のローテーションを私は繰り返していた。

縄を外すのを許されるのはトイレとお風呂、あとどうしても仕事に差し支える時だけ。
夜勤のナースステーションでは、基本的に白衣の下は縄着用。
股縄で病棟の廊下を巡回し、ナースコールがかかったらそのまま応対する。
しかも…
私がこんな恥ずかしい格好をさせられている事は、ほとんどの同僚が知ってる。
というより…
ここのナースは、ほとんど全員が何らかの調教を受けている。
今夜一緒の勤務に入ってる私達3人もそう…
一人は激しい鞭責めを受けてて、毎日お尻を真っ赤に腫らしてる。
「いつも椅子に座るのがとってもつらいの…。でも優奈や真理の縄はもっと大変よね。私なら耐えきれない」
「私だって…こんな縄なんて今すぐ外して捨てちゃいたいっていつも思うわよ。
でも…どうしても外せないの」
「そうよね。私だって…毎日こんなに痛いのに、それでもやっぱり鞭が好きなの」
「真理はどうなの?」
「私も…
最初は、ご主人様が許すまで『外しちゃいけない』ってのが強かったんだけど、
長いこと続けてると、自分でも『外したくない』って気持ちの方が強くなっちゃうのよね」
「ほんと、不思議な気持ち…」
「優奈もだんだん分かってきたでしょ?私が言ってたこと」
真理はインターンの頃から調教を受けていたので、今は毎日ほとんど股縄で過ごしていた。
同期で入った私は、調教なんてもちろん何も知らなかった。
麻美さんって先輩の話を聞くまでは。
私達みたいな股縄を毎日したまま、オペの助手までこなしてたという伝説の先輩…。
0146また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/23(火) 23:57:17.50ID:26eFiMcf
そうやってまた一月が過ぎ、いよいよ私は大事な「決心」を迫られる事になった。

「明日からは、外にいる時間は必ず縄で過ごしてもらう」

ご主人様が続けた。
「もう、お前が下着を着けて外に出る日はない…」
そして…
私達が必ず通らねばならない、あのご命令が下された。

「…明日、お前が持ってる下着を全部持って来い。ここで処分する」
0147 ◆7XmV7vgkDY 2014/12/24(水) 00:00:42.01ID:TLJkjCtC
ひとまず第7章前半ここまで。
麻美のエピソードは番外編として別の機会に書きます。
0148 ◆7XmV7vgkDY 2014/12/26(金) 05:34:20.87ID:JYX8BNUd
また縄―◆―第7章・優奈―◆―後編


いつか、この日が来るとは覚悟してたけど…

「…そう、優奈もとうとう決心する日が来たのね」
私はルミを訪ねていた。
「私はね…ご主人様に家まで来ていただいて、その場で部屋中の下着を全部差し出したわ」
「え!何それ…家まで来て下着取り上げられちゃったの?」
「ううん。そうじゃなくて、私からご主人様に頼んで家に来ていただいたの。
だって…そうしないと、自分一人じゃ不安だったのよ。
自分だけじゃ、どうしても捨てきれないって思ったから…
だから、ご主人様に私の部屋中全部開けて見ていただいて、ここにある下着を1枚残らず全部捨てた事をしっかり見届けていただいたの。
それから、この家の鍵を1つお預けして…
『今日からは、お屋敷の外でも、私のすべてはご主人様のものです』って誓いを立てて…
ご主人様がいつ抜き打ちで来られても、私は他の下着を隠し持ったりしてない、毎日毎晩いつだって縄を外してないって事を確かめていただけるように…
そうやって、自分を追い込むようにして、縄を体から離さない決心をしたの」
「…そんなに徹底してるんだ…」
「私達の先輩はみんなそうだったらしいわよ。昔はもっとひどかったって。
調教なんて何にも経験したことないコの家にいきなり知らない男が来て、部屋中引っかき回して下着全部取り上げられて、その日から強制的に縄を教え込まれたり…」
「犯罪じゃないそんなの!」
「そうよね。
…けど、それでもみんな最後は従順な奴隷になっていって、自分から縄を求めるような…ホントに毎日縄がなきゃ生きていけないって体になっちゃうんだって」
「なんかそれ、変なクスリとか使ってんじゃ?」
「さぁ…どうなんだろうね」
「不思議よねぇ、女って…。」
「優奈、無理と思うならやらなくていいのよ…
見つかんない場所で下着付けてたって、縄外してたって、誰も怒らないんだから。
これは、あなた自身が自分で本当にやりたいのかどうか…それだけよ」
0149また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/26(金) 05:37:08.63ID:JYX8BNUd
部屋に戻った私は、下着の入った引き出しを開けた。
カラフルで可愛い、たくさんの私の下着がきれいに並んでる。
「これを全部…捨てなきゃいけないの…」
引き出しの中を見つめながら、私は何十分も考えた。
そして…
ブティックの大きな紙袋を足元に広げ、1つずつ下着を入れていった。
「かわいいお気に入りの下着さん…みんな、みんなさよなら…」
私の手はだんだん震え、涙がポロポロこぼれてきた。
もう…
毎朝のお出かけ前や夜のお風呂上がり、この引き出しを眺めて下着を選ぶ楽しみも許されない…。
最後の1枚を手にとり、からっぽの引き出しが目に入った時…
私はたまらなくなって、ブラを握りしめたままその場に泣き崩れてしまった。

…どれくらい時間がたっただろう。
別の棚に、まだ包みを開けてない新品の下着が一組あるのを私は思い出した。

それは、友達が勤めてたお店でオーダーメイドした特別な一品だった。
「いつか、大切な人が現れた時…その人に永遠の愛を誓う時、これを着けるのよ」
ウェディングドレスの下に着けるはずだった、丹念なフリルに飾られた純白のシルクの上下。
「今の私にとって、一番大切な人…」
ご主人様の顔が浮かぶ。
「こんな暴力的な男、大嫌い!」
それが第一印象だった。
なのに今は…
私の全ては、ご主人様に支配されている。


外はもう夜が明けかけていた。

私は、時間を掛けてゆっくりとお風呂に入った。
全身を念入りに洗い清め…
そして、とっておきの真っ白い下着を体に通した。
メイクも今までで一番丁寧にして…
上に着ていく服も、ここ一番のとっておきの勝負着にした。
「分かってるわよ…お屋敷では服なんていらないって!
でも、今日は…私の一番特別な日なの!」
0150また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/26(金) 05:38:31.32ID:JYX8BNUd
私の下着が全部入った、大きな2つの紙袋。
昨夜、何度も何度も最後まで迷って、泣きながらガムテープで封印をした紙袋。
それを旅行用トランクに詰め、私は家を出た。


お屋敷の玄関に入った私は、最後の気持ちの整理をした。
ゆっくりと深呼吸をして、服を脱いでいく。
最後の白い下着だけを身につけたままクローゼットを閉め、鍵をボックスに落とし込んだ。
「これで…もう後には引けないわ」
私はトランクを引きながら、廊下の股縄を歩き始めた。
今日はいつになく下着を着けてるからスムーズに歩ける。
「下を着たまま歩くって、初めての時以来だな…」
今までいろんな思いで歩いたこの縄。
気持ち良くって大好きだった股縄。
でも…「実習」が始まると、そんな甘い事も言ってられなくなった。
特に実習がハードになってきた最近は、嫌々ながら歩く方が多かった。
血を流しながら、泣きながら必死で歩く日も少なくなかった。
「でも…それでも…私、もう股縄が離せないの…
下着を全部捨ててでも、ずっと股縄をしていたいの…」
私はそうやって、自分の気持ちを何度も確かめながら股縄を歩いていった。


2本目の縄を歩ききり、地下への階段を降りる前、私はふと股間を確かめた。

真っ白な布に、縄でこすれた跡が鮮明に赤黒く染まっていた。

その色は紛れもなく、ここを渡ってきたたくさんの女達のしるしだった…。
0151また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/26(金) 05:40:03.71ID:JYX8BNUd
「ご主人様…お約束の品、お持ち致しました…」
私はご主人様に、下着の詰まったトランクを差し出した。

「何だ、その着てるやつは?」
「これは…私の最後の下着です。特別な1枚なんです。だから…最後にどうしても」
ご主人様は背中を向け、黙ってトランクを開けている。
紙袋の口を破ると、私が昨日お別れをした下着たちが目に入った。
私は思わず目を背けた。
「これから…儀式を始める」
ご主人様が、私のブラの脇にハサミを当てた。

ジョキ…

ストラップレスのブラは、真っ二つになって私の足元に落ちた。
次に、ご主人様のハサミが右の腰に差し込まれる。

パチン…

続けて左の腰にも。

パチン…

私は思わず脚を窄め、落ちようとする下着を股間で押さえた。
(これが…これが、本当に私の最後の一枚…!お願い、落ちないで!)
覚悟を決めていたはずの私の決心がかすかに揺らいだ。
ご主人様が、私の股間に挟まったパンツを引っ張る。
「いや…お願い!捨てないで!」
この期に及んで、最後の悪あがきをしてしまう私。
もちろん、そんなのみんな無駄な抵抗だって分かってるんだけど…。

ご主人様は、私の股間の最後の一枚を引き毟るように奪い取った。
そして…
「いいか、よーく見るんだ」
ライターを取り出したご主人様が、その手にある白い布に火を点けた。
「あぁッ…!」
一瞬で燃え上がった白い絹を、ご主人様は紙袋の上に落とした。
紙袋の中の下着は…次々と燃えていった。
「ウワァァァァ〜〜〜〜ン!!」
私はまたその場に泣き崩れた。
燃え盛る炎を見ながら、私は号泣した。

そして…私の下着は、全部燃えてなくなった。
0152また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/26(金) 05:41:02.90ID:JYX8BNUd
嗚咽の収まらない私の両腕を、ご主人様が引っ張り上げた。
「いやッ!離して!」
ご主人様は強引に、天井に吊られた手枷に私の両手を固定した。
「さあ…縄を跨ぐんだ」
「イヤですぅ!」
私はちょっとしたパニックに陥っていた。
ご主人様は棒付きの足枷で私の両脚を開き、股縄を通してピンと張った。
「あぁッ…」
それはもう…私の躰に染みついた条件反射だった。
この股縄をされると、私はどんなに頭が拒否してても、体の方が求めてしまうのだった…。
「お前は…今日から完全な縄奴隷だ。
この縄の味を、その体にしっかり叩き込め!」
ご主人様の鞭がお尻に飛んだ。
私はもう…股縄を歩くしかなかった。
いつものように…女の部分に堅い瘤縄をこすりつけながら…
胸を強力クリップで挟まれては、鞭で叩き落とされながら…
私は泣きながら、何十回も股縄を歩き続けた。
そして、股縄の感触に支配される中で…
さっきまでの悲しみの涙は…やがて歓喜の涙に変わっていった。

最後に私は、ご主人様に全身を縛られた。
股縄はいつもより特にきっちりと締められた。

「今日から…この縄がお前の下着だ」
「…はい」
私は気を取り直していた。
「今から36時間…いいか、明日の夜またここに来るまで…縄を絶対に外すな」
「…はい」
0153また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/26(金) 05:41:42.26ID:JYX8BNUd
「これが…この縄が…今日から私の下着…ずっと…」

こうして私は、縄を1昼夜以上連続着用する生活が始まった。
間のインターバルは勤務シフトによって変わった。
外にいる時は必ず縄着用。
仕事中でも、それはきっちり続けられた。
三交代のナースはそうでなくても激務なのに、私は全身に爆弾を抱えていた。

今までとは比較にならない痛みが、私の躰を支配した。
連続着用の日は、家に帰ってもお風呂とトイレ以外で縄を外す事は許されない。
湯船に浸かると、縄に擦り剥かれた肌が染みて飛び上がるほど痛い。
「これを…ずっと続けなきゃいけないの?」
風呂上がり…下着を選ぶ楽しみと引き替えに得られたのは、傷ついた全身を再び縄で縛らねばならない苦痛だった。
「痛い…股縄が痛い…もう体中が裂けちゃう!」
私はベッドに入っても泣き続けた。

次の朝を迎えても…
痛みはちっともおさまらないどころか、ますますひどくなっていく。
たまらなくなった私は、少しだけ縄を緩めた。

「何だ、この緩い縛り方は!」
その夜、お屋敷の調教部屋で、私はご主人様にひどく叱られた。
「だって…縄がこすれて…がまんできないんです」
「許さん!それを耐えるのが調教だ!」
そうやって私は、またご主人様に激しく鞭打たれた。

私の肌はみるみる、麻縄に蝕まれ疲弊していった…。
0154また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/26(金) 05:43:23.68ID:JYX8BNUd
華やかなイルミネーションが飾られた12月の街並み。
通りがかったランジェリーショップに、かわいい下着がいっぱい並んでる。
女子高生から20代ぐらいの女のコが、みんな楽しそうに下着を選んでる。
それを横目に見ながら、私はまた泣きそうになった。

「私は…もうあの下着を着けることが許されないの?」

三日三晩、私の体に堅く縛られてる縄からは、性的な快感なんてもう何も感じられなかった。
あるのは…
歩くたびに、いえ何をしていても一日中襲いかかる耐え難い苦痛ばかり。
それはやがて苛立ちへと変わっていく。
このままじゃ私、ノイローゼになっちゃう。いや、もうとっくになってる。

「もうイヤ! 私、こんな縄漬けの生活なんて!」

私はもう、何もかもが嫌になった。


デパートのトイレに逃げ込むように入った私は、股縄を…全身を縛ってた縄も全部ほどいた。
私の赤黒い血と体液の滲みきった縄を、震えながら見つめ…
「この縄…この縄のせいで、私の体はボロボロよ…。
嫌い! もう、縄なんて大っ嫌い!」
泣きながら、私は縄を紙袋にくるんで、お手洗いのゴミ箱に捨てた。

そして、一目散に下着売り場へ走り…
目についた下着を手当たり次第に買いまくった。
店員さんが目を丸くしているのもお構いなし。
「これ、今すぐ着ますから!」
たくさん買ったうちの一組を手に、私は試着室へ飛び込んだ。
上を脱ぎ捨て、新しいブラとショーツを体に通した。

何日ぶりだろう…この柔らかな装着感。
穢された体が、優しく包まれていくみたい…
私は安堵感でいっぱいになった。
(何であんな変態みたいなことやってたんだろう…
そうよ、絶対おかしいわよ!これが普通よ!)
0155また縄―◇―第7章・優奈編―◇―2014/12/26(金) 05:45:11.26ID:JYX8BNUd
次の日から、私は普通の生活に戻った。
同僚の真理と梨花はちゃんと理解してくれた。
「いいのよ。昔みたいにみんな強制的にされるんじゃないんだから。
私は…それでも縄が好きだからやってるんだけど」
「ごめんね。…私、どうしても耐えきれなくって」
「気にしないで。もう優奈の前で縄の話はしないから」
彼女はそう言って、私に気を遣って同じ勤務シフトの日も別々に着替えるようになった。



1ヶ月ほど過ぎ、縄の傷もすっかり消えてきた頃だった。
「おはよう」
「あっ…ごめんなさい!」
「どうしたのよ今更。優奈が縄やめたの、気にしてないから」
「真理…どうしたの!ひどい傷!」
「これ?…いつものことよ。ご・調・教。
…この変態って思ってるでしょ?いいのよ変態で。私、変態淫乱ナースだから」

こうは言いながらも、真理はキチッと仕事のできるナースだった。
私は…
縄を捨ててから、どこか生活に張りがなくなりかけていた。
といっても、仕事は手抜いてないつもりだし
新しい彼もできて、毎日それなりに充実はしてるはずなんだけど…
何かこう、刺激が足りないっていうか…。
0157名無しさん@ピンキー2014/12/26(金) 13:26:15.67ID:L9mu1vNa
>>138
おつです。自分は激しい苦痛のは苦手なほうですが、
日常と非日常が混ざっているのは好きなほうです。個人的な嗜好ですが。
0159 ◆7XmV7vgkDY 2014/12/27(土) 05:13:36.30ID:a4P0kJ8x
昨日は途中で連投規制に引っ掛かってしまいました。
>>156-158
ご意見ありがとうございます。
皆様いろいろ好き嫌いあるかと思いますが
2年前から書き溜めてるうちに話がどんどん膨らんでしまいました。

今回初めて読まれる方のために簡単なキャラ紹介。
つぼみ:主人公。高3。
   レイプ同然で始まった調教生活に戸惑いながらも、今ではすっかり股縄の虜になっている。
優奈:つぼみの先輩。24歳。ナース。
   友人の姿に自らも調教を志願し8ヶ月、ついに本格的な縄奴隷を決心したはずだったが…。
ルミ:優奈の同級生。CA。
   調教歴1年半、今では毎日全身緊縛で生活している。普通の下着は1枚も持たない。
蘭田:調教師。大学病院から独立し美容外科クリニックを営む。
   地下に調教部屋を作り、気に入った女を次々と従順な奴隷へと育てていく。
速見:蘭田と同好の士。進学塾教師。
   つぼみの進路を、教師としても調教師としてもサポートしている。

それでは、今暫くお付き合い下さいませ・・・
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