【初音ミク】VOCALOIDでエロパロ26 [転載禁止]©bbspink.com
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0001SVSSの人2015/01/18(日) 21:36:27.02ID:Zr7Sje27
落ちたので立てさせていただきます。
0003SVSSの人2015/01/19(月) 16:39:13.44ID:OsFtOMTz
ネギをかじりつつ科学の限界を超えて生み出されたVOCALOID。
そんなVOCALOIDのキャラでエロパロ妄想。

■ワンカップ片手にsage進行推薦
■荒らしはアイスを食べながら冷やかにスルー
■荒らしを相手にするあなたはアナルネギで解熱
■荒らしも荒らしに反応するやつも腹切れ貴様ら!
■それでもダメなら専用ブラウザでNG設定を。ロードローラーだっ
■非公式キャラ(弱音ハク、亞北ネルetc)や
  偏った趣向を含むのSSについては注意書きを
  801はスレ内に不和が生じやすいので棲み分け推奨。男女男女交互に並べ
■セウトはもちろん、セーフの非エロSSもあり
■純粋に萌えを語るのもよし
■気に入らないカップリングでも文句は自重、タコのごとき柔軟さでスルーせよ。
■ ※500Kが近付いたら>>1000近くなくても新スレを!!鉄アレイの如く重くなって落ちちゃいます。

前スレ
【初音ミク】VOCALOID総合エロパロ25
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1385511737/

2chエロパロ板SS保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/

ボーカロイドの部屋
その1 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid01.html
その2 http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/vocaloid02.html
0004名無しさん@ピンキー2015/01/19(月) 20:03:16.03ID:3QquM7Ey
髪コキ尿道責めSS
0006名無しさん@ピンキー2015/01/22(木) 20:27:27.78ID:iJ2CKF4m
409で落ちたから、びっくりしたよ。

ちなみに、今年の雪ミクは自虐的だ

植物だから、蔓で触手とか出来るぞ
0007名無しさん@ピンキー2015/01/27(火) 06:05:34.00ID:V6Mp/ldq
ミクの髪コキ尿道責めSS
0009名無しさん@ピンキー2015/01/29(木) 22:40:34.95ID:LatxUJYs
髪コキ尿道攻めか・・・
0010名無しさん@ピンキー2015/01/30(金) 02:50:07.67ID:9Nc0pRk4
おねがいします!
0011名無しさん@ピンキー2015/01/30(金) 05:53:25.50ID:9Nc0pRk4
おねがいします!
0012名無しさん@ピンキー2015/01/31(土) 13:24:22.62ID:pZrp4haZ
これはマジで・・・
童貞の自分にも出来てしまった

0{★}2{★}2it{★}.n{★}et/d11/0131saki.jpg

{★}を抜き取る
0014名無しさん@ピンキー2015/02/06(金) 21:11:11.69ID:wgJahLCh
ミクの髪コキ尿道責めSSをしてくださぁい!
0015SVSSの人2015/02/09(月) 00:27:18.08ID:SsncXAOy
雪ミクまだ見てないわ
>>14
レンくんで練ってるから待っててくれ
0016名無しさん@ピンキー2015/02/10(火) 18:23:23.57ID:xkEblfzU
わぁ〜い!
(早くしないと1週間2日くらいオナ禁してるのが…)
0017SVSS-第4章-「SSS」2015/02/12(木) 15:45:52.12ID:0JTo5Oir
今回のタイトル「SSS」は「Sapporo Snow Sadistic」という意味で、別に裸のレンくんを雪の大通公園に放り投げる訳ではありません。
「Snow」は昨日(2.11)まで開催していたさっぽろ雪まつり、さっぽろ雪まつりと言えば西11丁目の雪ミクです。
以前、僕はこのシリーズを出す前に雪ミクネタを二度ほど出したんですが、
小ネタのほうが今年の雪ミクの内容と合致してしまい大層驚きを隠せませんでした。(24-331を参照)

とにかく、髪コキ尿道攻めというレスがうるさいので書きます。

ミク+ネル×レン
という尿道攻めにはもってこいのキャスティングです。。。
0019SVSS-第4章「SSS」12015/02/13(金) 17:48:50.46ID:GGrp3xhf
ミクとネルに呼び出された僕はすぐさま僕の部屋に入る。
すると・・・

今年の「植物」をテーマにした雪ミクの衣装を着たミクと昨年の「魔法少女」をテーマにした雪ミクの衣装を着たネルが、にこやかな笑顔で手招きしていた。
しかし、それが僕にとって不幸の始まりになろうとは想像もつかなかった。

外は雪まつりも終わってまさしく僕だけの雪まつりみたいな感じだった。

早速、僕は二人に服を脱がされてベッドに押し倒された。
すると、二人が僕の既にそそり勃つ肉棒にお互いの髪の毛を巻き付けて擦り始めた。

最初はなんだか不思議な感覚だったけど次第に身体が熱くなり、二人の吐息も起爆剤のように僕を興奮へと導く。。。

「ミク。。ネル。。気持ちいいよ。。。」ハァ...ハァ...
そそり勃つ肉棒は次第に鈴口を上にいくように向きを変えて、精液という名前の雪を降らせる準備に取り掛かろうとしていた。

しばらく、髪コキをしているうちにミクが何かを話していた。
「イカせたあと、どうやってレンくんを痛め付けるの?」

「例えばレンくんのお○ん○んの穴に髪の毛を入れて」
「どうしたの?」
「べ、別に何でもないよ。レンくん、私とミクの髪の毛どお?」
「き、、、気持ちいいよ、もう、、、」
「もう?」
0020SVSS-第4章「SSS」22015/02/13(金) 17:50:38.92ID:GGrp3xhf
「もう、、、出る、、、」

ミクとネルの頭上から、温かい精液が降ってきた。

「きゃあッ!!」

二人は驚いた表情を浮かべたものの、レンくんはその快感に酔いしれてウトウトしかけていた。

「ねえ、レンくん寝るのはまだ早いよ?」

「さて、これからミクと私にレンくんの悪事を話してもらおうか。」

急に雰囲気が殺気だち、コスプレしたミクとネルの髪の毛でハーレムな感じは何処かに消えてしまった。


そして、ミクが蔓のようなロープで僕の手足を縛り、ネルが御札のようなテープで自由が効かないようにしていく。


次第に僕は罪悪感すら覚えるようになった。

するとネルが「おい!このガキ!あのとき他の女と寝てたでしょ!」

僕は覚えというのが無かったし、しかもネルに「ガキ」と言われたのもネルがクリプトンに連行されて身体検査を受けてた時にネルにそうやって罵られたことがあった。

「ガ・・・ガキじゃねえよ!」

「口答えするならば、ミクの髪の毛でレンくんの尿道を詰まらせるぞ!!」

ミクがスタンバイを始める。

しらを切ったように黙秘をする僕にネルはさらに罵声を浴びせていく。

「リンから聞いたわよ。おっぱいでパイズリしてもらったり、、、」
0021SVSSの人2015/02/13(金) 17:54:55.97ID:GGrp3xhf
すいません。
まだ小樽から地元へ帰ってきてないんで、家に帰りたいなぁ・・・(ちなみにこのシリーズの舞台の札幌は僕の在住地ではないんです。さらに岩見沢を越えないと帰れない)
0022名無しさん@ピンキー2015/02/14(土) 00:05:33.85ID:VUiJjAQ4
いつかは行きたい雪まつり。雪ミク雪像生で拝みたいわ。
0023SVSS-第4章-「SSS」32015/02/14(土) 16:39:48.30ID:O5iUYKLc
パイズリと言えど、ミクやネルは同人誌の絵師さんはもちろん、貧乳というのは埼玉県民男性にも申し訳ないというぐらい有名であるが、

ちょっと話のピントがズレてたのでケタケタ笑ってしまった。
それが二人の怒りという火に油を注いでしまった。

「真面目に聞け!このエロガキ!!」

ネルに罵られる僕、ガキ扱いにちょっとムッとなったがこれ以上火に油を注いでしまえば命は無いことが分かっていたので、
仕方無くネルとミクにあの時、テイとリンとイチャイチャしていたことを洗いざらい話していく・・・

ネルとミクは真剣に聞いててちょっと怖かったが、話しているうちにしてやったり感を醸し出していた。

そして、話が終わるとミクとネルが準備のために一端離れた。
しかし、僕はまだ拘束されたまま。。。再びミクとネルが入った時、ミクが「レンくん、ちょっと目をつぶって」と要求する。

すると、僕は何かを二重に被せられてしまった。

目の前は真っ暗でやや息苦しさを感じるが、なぜか甘い香りが脳天突き刺さる感じで、さらに肉棒がそそる。

「ふーん。レンくんって私のしましまパンツとネルちゃんのスパッツを頭から被ったら興奮するんだー。へんたーい!」
0024SVSS-第4章-「SSS」42015/02/14(土) 16:40:57.36ID:O5iUYKLc
普通SMといえばギャグホールやマスクといったものが一般的だが、さらに性的にそそるものでミクの縞パンとネルのスパッツが被せられた。

しかしそれが否応なしに反応してしまい、ミクもネルも最後の取り掛かりに入っていった。

真っ暗でやや息苦しいが、甘い香り。。混沌とした状況に僕はなす術なく、肉棒も痛くなるほどピンピンに張っていく。

そこにミクが尿道口から何かを入れてきた!!

「痛い!」

その痛さはまるでインフルエンザ検査で鼻の奥を綿棒でかき混ぜて粘膜採取をしているかのような痛みであるが、

次第に快楽に変わるのも時間の問題だった。

ネルも僕の尿道に何かを挿し込んで来て、それも痛くて暴れたかったが、残念ながら手足を縛られた状態で全く動くことが出来なかった。

「フフフ、レンくんは浮気をしたからこのような始末、みじめね」
ミクの心ない言葉が突き刺さり泣きそうになった。

「う・・・う・・・」

「男のくせに泣くんじゃねーぞ!エロガキ!!」

ネルの発言は痛烈だった。

いつもは勝ち気なネル。僕と一緒になると常に甘えてセックスの主導権は必ず僕だった。
0025SVSS-第4章-「SSS」52015/02/14(土) 16:42:11.70ID:O5iUYKLc
そう、僕とネルは形勢逆転。なす術が無いのだ。

実はミクとネルが髪の毛を尿道に挿れてて、痛かったのも髪の毛の先っぽがチクチク刺さっていたからだ。

「・・ハァ・・・ハァ」

僕は次第にそれが癖になって快楽が生まれていく。

「へー、レンくんって尿道に髪の毛入れられて喘いでるんだー、へんたーい!!」

縞パンとスパッツで見えなくなってるのもあるが、その痛みが気持ちよさを生んでいた。

次第にマゾスティックな面が出ていた。。。

ネルも「じゃあ、レンくん「僕はお○ん○んに髪の毛入れられて喜ぶ変態野郎です」と言ってもらおうか?」

ベタではあるがリアルにSMだった。何も見えなくて手足も縛られている恐怖心と尿道に髪の毛を入れられた快楽で僕は頭がおかしくなりそうだった。

「ぼ。。。僕はお○ん○んに髪の毛入れられて喜ぶ変態野郎です」
「声が小さいんだよ!ガキ!」

ネルがさらにけしかけ、ベルトを鞭にして叩き付けた。

「アアッ!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
0026SVSS-第4章-「SSS」62015/02/14(土) 16:43:36.13ID:O5iUYKLc
「謝れば止めると思ってんのか!」

ネルはベルトで僕の身体をスパンキングしていく。

以前ニコニコで見たことがある兄貴の動画で聞いたことがある音がリアルに響きわたった。

「僕はお○ん○んに髪の毛入れられて喜ぶ変態野郎です!!」

「よろしい。ならそのスパッツと縞パンを外してやろう」

「ハァハァハァ・・・」

僕の顔はクシャクシャでひどい状況だった。

そして、また精液が肉棒から吹き出していく。。。

さすがに二人はやり過ぎたと感じたのか互いに僕の肉棒を舐め始める。

ネルはまだ物足りなかったのか、おいなりさんを何処かのお笑い芸人みたくギュッギュッと握り出した。

「アアアッ!!アアアッ!!!」
ネルの玉職人にはさすがにマゾになった身体には堪える。

そして、ネルがアソコに肉棒を加え、ミクが僕の顔にアソコを擦り付けていく

「アッ・・・アッ・・・」

二人は喘ぎ声をハモっていた。
「レンくん、舐めて・・・」

ミクは次第に擦り付けるのを止めてク○ニリングスを求めた。
ネルは腰を動かして、「奥まで響くぅ〜レンくんと久しぶりに・・・アンッ!!」

僕はミクのアソコにある豆とおしっこの出てくる穴のところを攻めた。

「レンくん、ダメ・・・出ちゃうよ・・・」
0027SVSS-第4章-「SSS」7・終2015/02/14(土) 16:48:43.59ID:O5iUYKLc
ミクが潮を吹いた。

しかし潮を吹いたということは僕の顔には涙、鼻水、唾液、愛液、潮とあらゆる体液まみれになっていた。


ネルのピストン運動で僕はまたイキそうになる。

「ネル・・・僕・・・イクよ・・・」ハァハァ

「レンくん、私久しぶりにレンくんと繋がってるの・・・アッ・・・中に出してもいいよ・・・」
僕はネルの中に出した。

「熱い。。久しぶりにレンくんに出されちゃった」

果てた。
その絶頂を迎えたときはレンくんはまだ手足の自由は効いてなかったままだが、ミクとネルが僕の頬にキスをする感じでかわいい顔をして寝ていた。

その後、2013年の「お菓子」をテーマにした雪ミクの衣装を着た渦中のテイと2012年の雪ミクの衣装を着たリンも加わっていわば雪女に囲まれた少年になっていたことはまだ知るよしもなかった。。。

すると僕の部屋に入る一匹のウサギが・・

ユキネ「なんじゃこりゃあああああ!!!!」

終わり
0028SVSS-第4章-「SSS」後記2015/02/14(土) 16:58:09.10ID:O5iUYKLc
雪まつりは風邪と金欠と仕事が多忙になったことで最終日で最初で最後の雪ミクになってしまった。
昨日、仕事の休みを利用して札幌のミライストカフェや小樽に行ってきました。

最初のやつは小樽からの帰りに投稿したもので、運悪く乗った電車はロングシートだったので、周りがチラ見出来る環境下というのがあって、今になりました。
0029名無しさん@ピンキー2015/02/18(水) 18:31:58.74ID:uF/tyEcG
髪コキ尿道責め成分が少し足りなかったな…
0031SVSSの人2015/02/19(木) 21:39:57.66ID:5anO8iev
いくら北海道在住だからとはいえ、ミクさんにいつでも会えるという訳でもなさそうだ

ミクの日やミクさんの誕生日は北海道よりも関東とかのほうが盛り上がってて、ファミリーマートも札幌までいかないと無いし、
それを考えると関東にいたほうが良かったなぁと思うときが常にある
0032名無しさん@ピンキー2015/02/28(土) 17:51:51.32ID:2EoEeOxf
ミク単体で髪コキ尿道責めを最後までしてほしい
0033 ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 01:07:02.61ID:Pdi6bUcp
もう何スレ前だったかも覚えてませんが、
「性行為をインプットしたいミキとお相手のピコ」
という雑談に着想を得て書いたものの書きかけになってた話が
SDカードの奥から出てきまして。
せっかくなのでと書き上げて投下することにしました。

前中後編に分けて投下します。
今回は4レス消化で、まだエロパートはありません。よしなに。

ダメそうな方は「インプット・アウトプット」をNGになさってください。
0034インプット・アウトプット 前編(1/4)  ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 01:08:39.63ID:Pdi6bUcp
「ねえ、ピコ君。セックスしませんか?」
「……?!」

mikiさんの突然の爆弾発言に、思わず
口に含んでたコーラを吹き出しそうになりました。
げほごほとむせる僕。
そしてそんな僕をきょとんと見つめるmikiさん。

「ピコ君、大丈夫?」
「いや、大丈夫、ですけどさー……。」

「限りなくヒトに近い何か」として造られた
僕ら一般的なVOCALOIDと違い、
mikiさんは「ロボット少女」という設定なので。
僕らの常識では計り知れない突飛な発言をすることが多々ありまして、
別にそれは今に始まったことじゃあないんですが。

ですが。
さすがにさっきの発言は意味が分からない。
分からなさすぎる。

「えっと、何すかそれ。どういうこと?」
「え?だから、セ……。」
「復唱しなくていいんでっ!
 だから何がどうしてそーゆうことになるのかが知りたいんですがっ。」
「あー、実はですねえ……。」
0035インプット・アウトプット 前編(2/4) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 01:10:02.64ID:Pdi6bUcp
開発コード名やら髪型やらが似てるから、という理由で。
僕とmikiさんはユニットを組むことが多く、
そして一緒の仕事の機会が多ければ、自然と仲も良くなるというもので。

なんだかんだで今は、お互いの家を行き来して、
ちょくちょく一緒に遊ぶ程度には仲良しです。

因みに。この辺よく誤解されるんですが、
男女の仲とか、そーゆーのではないです。
男女の仲とか、そーゆーのではないです。
大事なことなので二回言いました。

てか、ぶっちゃけ僕としては
このままそーゆー仲になってしまっても
一向に差し支えなく、むしろ大歓迎なのですが。
そもそもmikiさん、色恋沙汰の何たるかとかが
分かってないっぽいんですよねー。
天真爛漫というか、無邪気というか。

まあ、そーゆうとこも含めて
可愛いなとも思ってたりするんで
なかなか報われないところでもあるんですが。

で。以上を踏まえて。

今ここ、僕ん家で。僕の部屋で。ふたりきりで。
普通にテーブル囲んでお茶してて。
そしてさっきの発言が出たわけですよ。
動揺するなと言う方が無理な話です。

とりあえず、mikiさんの言い分を聞いてみることにします。
0036インプット・アウトプット 前編(3/4) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 01:11:06.26ID:Pdi6bUcp
「あのですね。
 最近ちょっと、『ヒトの歌唱』に近づくためには
 どうしたらいいんだろうっていうことを考えてまして。」
「はあ。」
「で、ヒトの三大欲求って、食欲と睡眠欲と性欲って言うじゃないですか。」
「ああ、言いますねえ。」
「『ヒトの歌唱』に近づくためには、ヒトの欲求について
 理解を深める必要があるんじゃないかという話になりまして。」
「はあ。」
「食欲と睡眠欲は実感できてるんですけど、
 性欲はピンと来ないって言ったら、
 じゃあ実地で試してみたら?とアドバイスいただいたんです。」
「…………はあ。」

ああ、そういうことですか。そういう流れですか。
頭がくらくらする。
誰だよ、mikiさんにそんな変な入れ知恵したの。

てか、いや、あの、それよりも気がかりなのは。

「あのさ、mikiさんさ。」
「はい?」
「あのその……、そゆこと……しようって、
 他の奴等にも言って回ったりとかしてないですよね?」
「言ってないですよ?ピコ君だけです。」

取りあえず、それを聞いてほっとしました。
もし、今の話を他の男ボカロ連中にもしていて、
あまつさえ既に誰かとコトに及んでたりとかしたら。
そんなの正直嫌すぎる。

……て、あれ?
ここで、ちょっとした疑問が。

「えっと、でもそれじゃ、なんで僕?」
「だって、誰とでもしていいことじゃないんですよね?」
「ええ、そりゃまあ。」
「だったら、……ピコくんとがいいなって。」

言い終わって、mikiさんはにっこりと微笑みました。
0037インプット・アウトプット 前編(4/4) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 01:12:02.58ID:Pdi6bUcp
ちょ、なにこれ。なにこれこの展開。

これって、もしかして、あの、相思相愛?
いや、相愛かはともかく、
少なくともmikiさんは数居る男ボカロの中から僕を選んでくれた訳で。

「あ、でも。ピコ君に決まったお相手が居るなら、
 やめておいた方がいいんですよね?」
「いやいやいや、居ないですし!全然大丈夫ですしっ!」
「そうですか。なら良かった。」

もしかしたら、僕を選んでくれたことには
そこまで深い意味はないのかもしれません。
単に僕が一番近くにいて
手っとり早かったってだけかもしれないですし。

だけど。
僕にしてみれば、これは願ってもないチャンスな訳で。

えーーーっと。こういうのなんて言うんでしたっけ。
「据え膳食わぬは男の恥」?
据え膳なの?食っちゃっていいの?マジで?

「ちなみに、その……、具体的にどーゆうことするかは、
 分かってますよね?」
「はい、だいたいは。」

だいたいって。
ほんとにどこまで分かってんのか若干不安なのですが。

……まあでも。せっかくなので。
据え膳はありがたく食わせていただく方向で。
えーっと、それじゃあまずは……。

「あの、mikiさん。」
「はい?」
「じゃあ、あの、ここじゃ何なので……。
 ちょっとベッドに移動しませんか?」
「はい、わかりました。」
0038 ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 01:13:03.94ID:Pdi6bUcp
途中sage忘れてましたね、すみません……。

ひとまず今日はここまでで、次の投下分からエロになります。
ピコミキかわいいよピコミキ。
0039名無しさん@ピンキー2015/03/01(日) 12:17:47.94ID:GOsJJsEg
乙です

mikiはロボっぽいし、機械の体でどうやったら「できる」んだろうか
そこら辺も含めて楽しみにしてます
0040 ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 23:11:21.82ID:Pdi6bUcp
ピコミキネタ、中編です。お待ちかねのエロパートです。
今回は3レスほど消化します。よしなに。
0041インプット・アウトプット 中編(1/3) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 23:12:46.92ID:Pdi6bUcp
ひとまず、ふたり並んで壁を背にして
ベッドに座ってみました。が。
なにをどうして切り出したらいいものやら。

一応、こっちがリードしなきゃなあ、とか。
でも、いきなりがばっと押し倒すのもアレだよなあ、とか。
じゃあ、先ずはキスから、かなあ?とか。

あれこれ懸命に頭の中でシュミレートしてると、

「ねえ、ピコ君。」
「あ、はいっ。」

不意にmikiさんに呼ばれました。
そして、顔を向けると、すぐ近くにmikiさんの顔があって。

キスされました。唇と唇のやつです。

「くぁwせdrftgyふじこlp!」

いきなりのことに動揺する僕。かたや、

「先ずはキスから、なんですよね?」

とさらりと言ってのけるmikiさん。
まあ、そうですけどね。そうなんですけどね。
間違ってはいないですよその点においてはですね。

でもさ、普通はこう……。
もっと段階とか、ムードとか、無くね?
しかも普通、男の方から行くもんじゃね?
この展開は何かが大幅に違う気がするんですが!

「違いましたか?一応、予習してきた動画では
 こういう風にしてたんですけど。」

よよよ、予習って!
いったいなに教材にしてきたのmikiさんっ!
0042インプット・アウトプット 中編(2/3) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 23:13:58.72ID:Pdi6bUcp
心の中で盛大に突っ込みつつ。
でも、とはいえ、無垢な瞳で尋ねるmikiさんの顔を見ると、
そんなことは言えないわけで。

「いやあの、違くはないですけど……。」
「そうですか、よかった。」

mikiさんの顔がぱあっと明るくなります。

「じゃあ、続けますね。」

そして。mikiさんは僕の身体をあちこち
さわさわと触りはじめました。
でもって、僕はいつの間にやら壁際に押しやられていて、
完全に主導権を握られています。

いやあの、振り切ろうと思えばできるんです。
腕力ならこっちの方がたぶん上だし。
でもそれができないのは、
ぶっちゃけその、なんというか……、
これはこれで非常においしいというかなんというかで。
0043インプット・アウトプット 中編(3/3) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 23:14:51.29ID:Pdi6bUcp
僕の葛藤などつゆ知らず、
mikiさんの手は上半身から下半身に移り。
僕の上着はたくし上げられ。

はたと気づけば、
スパッツの下でさっきからおもいきり自己主張をしてる部分を
見られています。ガン見されてます。

うう、恥ずかしい……。
でも、こんな状況下で勃たない方がおかしいと思います。
僕は悪くない。

「中、見ていいですか?」

追い打ちをかけるように聞いてくるmikiさん。
言葉にならすに頷くと、スパッツとパンツをずらされて。

圧迫から解放されたその部分が顔を出しました。

「どきどきしてますね。」
「いや、感想とかいーですから。」

僕の膝の間で女の子座りしながら、
僕のを見て素朴な感想を述べるmikiさん。
何すか先生。これ、何の羞恥プレイですか。

そして、そこに手が添えられ、mikiさんの顔が近づき。
て、え、うわ、まさか。

いや、そんな、ちょっ……。

……うわ、あったかい。

てか、ちょっと、これ、やばい……!


あ……。



そして気付けば。
目の前には、僕が出したモノをべっとりと顔に浴びた
mikiさんの姿がありました。
0044 ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/01(日) 23:16:15.57ID:Pdi6bUcp
またsage忘れてるよ……。本当にすみません。

一先ず今日はここまでで。
次からはピコくんのターン(予定)です。
0045 ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:09:13.28ID:CCAKx3Fy
こっからはピコくんのターン!というわけで、完結編です。
今回はちょっと長めの7レス消化です。よしなに。
0046インプット・アウトプット 後編(1/7) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:09:59.57ID:CCAKx3Fy
「うわっ!mikiさんっ、ごめんっ!!」

目前の惨状に、一気に我に返りました。
とりあえず、手近にあったティッシュで、
mikiさんの顔にかかったモノを拭い取ります。

「ごめんmikiさん……。ほんとごめん……。」
「なんで謝るんですか?」
「いや、だってその…………。」

だってほんとにもう、申し訳ないやら情けないやらで。

「気持ちよかったんですよね?」
「ええと、そりゃまあ。」
「だったら、よかった。」

そうは言うものの。
やられっぱなしでは男がすたるというか、
僕ばっかり良くなって申し訳ないというか。
だから。

「mikiさんっ。」
「はい?」
「……mikiさんも気持ちよくなってください。」

そう言って今度は僕から、mikiさんにキスをしました。
0047インプット・アウトプット 後編(2/7) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:11:00.82ID:CCAKx3Fy
mikiさんだって僕の身体を好きにしたんだから、
僕だってやりたいようにやっていいはず。
いっぺん抜いてちょっとは冷静になりましたし、
さっきよりは余裕があります。あるつもりです。

キスしたまま、mikiさんをどさ、と押し倒し。
舌を出せば、mikiさんの舌が絡められます。

うん、さっきは余裕なかったけど、
キスってマジ気持ちいいな……。

mikiさんの胸に手を這わせれば。
そんな大きくないけど、まっ平らな僕とは違って、
ちゃんと膨らんでて柔らかいです。

というか、改めてちゃんと触れてみると、
腕もお腹も太股も、どこもかしこも
機械っぽい見た目に反して、僕の身体とは違って柔らかいです。
どういう素材でできてるんだろな、これ。
0048インプット・アウトプット 後編(3/7) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:12:00.31ID:CCAKx3Fy
mikiさんのパンツは白の無地でした。
そして、その中身ですが。

実物は見たことないけど、
ネットとかではまあ、見たことはあるんで。
それを踏まえて。

何で「ロボット少女」設定のはずなのに、
この辺はヒトっぽく生々しく作ってあるんですか!
開発者さんは何を思ってそーゆう設計にしたんでしょうか。
いや、たいへんGJと言わざるを得ないんですが。

恐る恐る触ってみると、そこは、
柔らかくて、湿ってて、ちょっと熱い。
これって、濡れてる、のかなあ?
指とか入れちゃって大丈夫かなあ?

柔らかく割れてる部分に、中指を突き立ててみたら、
mikiさんの身体がびく、とこわばりました。

「ピコ君、そこちょっと、痛い……。」
「あ、ごめんなさいっ。」

強すぎたかな。えっと、優しく、優しく……。

「っつ……。」
「mikiさん。」
「ん?」
「大丈夫?」
「ワカラない……。」
0049インプット・アウトプット 後編(4/7) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:12:59.09ID:CCAKx3Fy
女の子の、特に初めては優しくしてあげないと辛いというから。
慎重に、慎重に。

でもこれって、ほぐれてる……んだよね?
だってさっきより、
明らかにとろとろだし、どろどろだし。

てことは、もう大丈夫かな?頃合いかな?

「ねえmikiさん。」
「はい。」
「入れたいんだけど……いい?」
「はい……。」

承諾を取り付けたので。
またギンギンになってる僕のモノを入り口に押し当て、
ぐっと進入させてみると。

ほぐれてると思った中はまだぜんぜんきつくて、
ぜんぜんスムーズに入りません。
けど、mikiさんの方はもっときつそうで。

「mikiさんっ……。」
「ふぁい……。」
「大丈夫、です、か?」
「だ、だいじょぶ、です。
 痛いのは最初だけって聞いてますし……。」

やっぱ痛いのか……。
ちょっと、いや、かなりの罪悪感。
でも、こういうのは長引かせた方がより辛いっていうし。

「ごめんmikiさん、一気に、いくよ……!」

思い切り奥まで突き上げます。
すると。とたんにまたこみ上げてきた射精感。

「うわ!ちょ、ごめ、も、ダメ……。」


結局二回目も、あっけなく果ててしまいました。
0050インプット・アウトプット 後編(5/7) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:14:04.46ID:CCAKx3Fy
「mikiさん……、マジでごめん……。」
「……?なんでですか?」

本来もっと甘ったるいもんだと思うピロートークにて、
何に対して謝られてるかさっぱり解ってない様子のmikiさんですが。

いやね、ほら、いろいろとね。
オトコとしてのプライドというか、
僕の独りよがりに終わってしまった感というか。
なんというか、そういうのがね……。

ああ、しかし、マジでやっちゃったんだなあ……。
みなさんありがとう。僕は大人になりました。

……て、あれ、そういえば。

「mikiさん、あの。」
「それでその、分かりました?……ヒトの欲求がどーとか。」
「え?うーん……。」

mikiさんはちょっと考え込んだ後で、

「やっぱり1回だけじゃ分かりませんね。」

とあっけらかんと言い放ちました。
えー?と、思わず、マンガみたいにずっこけそうになる僕。
しかし、その後に続くmikiさんの言葉がまた衝撃的で。

「……だから。また、しましょうね。」

ああ、mikiさんてばほんとにもう。ほんとにもう。
無邪気な笑顔で、さらりとすごいことを言うんだから。

「……えと、あのさ。」
「はい。」
「今度っていうかさ、また今から、だめ?」
「え?」

イエスかノーかの返事を聞く前に、
僕はmikiさんの口を塞ぎました。
0051インプット・アウトプット 後編(6/7) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:15:13.68ID:CCAKx3Fy
あの夢のような出来事からから一晩が過ぎ。

僕がどーてー切ったからといって、
日常は変わらず回ります。
まあ、当たり前と言えば当たり前ですが。

そんなこんなで、今日も今日とてお仕事です。
今日は少年組ボカロコンピの収録、ということで、
レンとOliverとリュウト君と一緒の仕事です。

「おはようございまーす。」

控え室に入ると、既に3人が揃ってました。

「おっすー。」
「オハヨウございマス。」
「ピコにいちゃん、おはよー。」

……?
リュウト君はともかくとして、
心なしかレンとOliverの様子がおかしい。
なんかこっちを見てにやにやしてるような。

すると、レンが切り出してきました。

「ピコくん、ピコくん。」
「……何すか。」
「きのうはお楽しみでしたか?」
「はぁ!?な、何のことだよっ?」

できるだけ平静を装いますが、
でもどうも、なんだかバレてるくさいです。
てか、なぜ知ってる?
mikiさんにはちゃんとしっかり口止めしといたのに。

「やー、mikiさんがさー。
 歌のことでちょっと悩んでたみたいだから、
 ちょっとアドバイスしてあげたんだよねー。」
「え。」

一瞬で構図を理解しました。つか、
お ま え の 入 れ 知 恵 か い っ。
0052インプット・アウトプット 後編(7/7) ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/03(火) 22:16:25.14ID:CCAKx3Fy
「おま……っ、何余計なことしてんだよっ!」
「いだだだだっ、ちょ、ギブ、ギブっ!」

ムカついたのでおもいきりシメてやりました。

「なんだよー、悩める親友のために一肌脱いでやったんだからさー、
 むしろ感謝しろよー。」
「余計なお世話だっ!!」
「なになに、おにいちゃんたち、どしたの?」
「いや、リュウト君にはまだ早いお話だからね。」

「……で、さあ、ぶっちゃけどうだった?」
「ボクも、センパイのお話、聞きタイなー。」

レンとOliverが目をキラッキラさせて聞いてきました。
ほんとお前ら、こーゆー話好きだな。僕も好きだけど。

僕が言いよどんでいると、程なく、

「スタンバイお願いしますー。」

とスタッフさんが呼びにきました。うん、正直助かった。

「……話してもいいけど、じゃあ昼メシ奢れよ。」
「やだよー、むしろそっちが奢れよ。」
「なんでだよっ!」

皆でがやがや言い合いつつ、控え室を後にしました。
僕の情けなかったくだりはどうやって誤魔化そうかな、と
考えを巡らせつつ。
0053名無しさん@ピンキー2015/03/04(水) 00:04:30.32ID:IqxXniTq
GJ!
mlkiさん可愛かったです。こういう幸せ感があるのが良いね。
0054 ◆Yqu2Vih7dU 2015/03/04(水) 00:57:08.40ID:zeUl/eN9
最後に挨拶しようとしたら連投規制食らって間が空いてしまいまして。
感想等、有難うございます。

「機械の体でできるかどうか」のくだりは随分都合のいい設定で
お茶を濁しております。なんだかすみません。
(「mikiは機械の体だから云々」をネタにした話が前ありましたね。
 あの話好きでした。)

では名無しに戻ります。お目汚し失礼いたしました。
0055名無しさん@ピンキー2015/03/05(木) 21:37:48.30ID:rbSlhhSV
GJ

人造人間だからアソコも人間と同じにするのは当たり前だな!
0056名無しさん@ピンキー2015/03/09(月) 13:06:06.35ID:Iy9XP0bO
(´∀`)ミクさんはかわいいなーもう!(´∀`)
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0057ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:16:52.55ID:UeFuqpbR
ミクさんとマスターがヤりまくるだけのSSです
どうぞ


「ミクの日の決まりごと」

マスターとミクは唇を重ね、舌と舌を絡ませるキスを3分ぐらい続けたあと、
ようやく名残惜しそうにその顔と顔を離した。
バスタオルを一枚体に巻きつけただけのミクが、
紅潮した頬で裸の男に訪ねる。

「あの、マスター。
 私が口や手でしなくてもいいんですか?」
「いいよ、今日の主役はミクさんだし。
 じゃあ、行くよ」

男は不躾な指でバスタオルの下へ指を潜り込ませ、
彼女の股間へ指を伸ばす。

「ふふ、もう濡れてる」

マスターの指摘に、ミクはますます赤くなって視線を逸らした。
そんな彼女の臍の下から、バスタオル越しにくちゅくちゅという
小さな水音が響き始めた。

「あ……」

ミクは内股になって唇を噛み締める。
そんな彼女の太腿を、つーっと液体が伝い落ちてきた。

「う、あぁ……」

次第にバスタオルがはだけ、スレンダーで美しい裸体が露になっていく。
乳房が少し顔を覗かせた瞬間、ミクの体が微かに痙攣した。

「あ、マスタァっ……」

傍らの男の体に寄り掛かりながら、手マンによる絶頂を迎えたミクは、
うつろな目をしながら立っていられなくなり背後のベッドに腰を落とす。
そんなミクを満足気に見下ろしながら、
男は跪いて彼女の太腿に油性ペンで横棒を一本記した。
0058ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:18:08.33ID:UeFuqpbR
そのまま男は完全に彼女の体からバスタオルを剥ぎ取ろうとする。
ミクが一瞬正気に戻りバスタオルを掴む手に力をこめるが、
男が下から見上げ彼女に威圧的な視線を向けると、
ミクは唇を噛んで彼に従い、手から力を抜く。
モデルにも負けないすらっとした裸身が主の前に曝された。

「綺麗だよ、ミク……」

呟いたマスターは、ミクの両足の付け根に顔を近づける。
女性器に男の呼吸を感じ、ミクの全身がかーっと熱くなる。
彼はミクの太腿を左右に割り開き、彼女のクリトリスを丸出しにする。
そして指で注意深く、クリトリスの包皮を向きあげた。

「あぁ……」

神経の集まりすぎた肉豆は吐息ですら感じてしまいそうで、
ミクの口から湿った吐息が漏れる。
そんな彼女のクリトリスを、マスターが舌でゆっくりとつつく。

「!」

たまらずミクは大きく背を反らし、官能にわなないた。
そんな感じるミクの姿を見て満足そうに笑ったマスターは、
舌だけでなく唇で彼女のクリトリスを挟み込み、
優しく舌と唇で舐め、潰し、転がし始めた。

「あ、あぁ、あああぁっ」

ミクはたまらずマスターの頭を押さえ込むが、
その力は快楽に負け弱弱しい。
そしてその頭を掴む手が、マスターの吸引しながらの
舌による優しいねぶりでぶるぶるっと細かく痙攣する。

「だっ、あ、イっ」
0059ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:19:44.65ID:UeFuqpbR
男の頭を掴んだまま、ミクは青緑の髪を乱しながら絶頂を迎えた。
ミクの荒い呼吸が少し収まり始めた頃、
彼女の太腿へ横棒を描いた男は、
もう一度顔を少女の女性器へ近づけ口をゆっくりと少し下へ移動させた。

「あぁっ、待ってください、もう少し」

ミクの声など無視して、彼は舌を膣へねじ入れた。

「休まあぁっ」

ミクはたまらずもう一度軽く絶頂する。

そのまま男は、彼女の膣内を下で舐り、ひだを揉み解し、
愛液をすすり上げる。

じゅじゅじゅ、じゅるじゅる

下品な音が響き渡り、ミクの鼓膜にも届く。
自分がどれだけ口愛撫に感じているかを物語る音に、
いやおう無しに彼女の性感は昂ぶっていく。

「あ、だめ、だめぇ、マスター、舌、すごいぃっ」

そしてマスターが舌で膣を啜りながら指でクリトリスの愛撫も重ね始めると、
すぐにミクは新たなアクメを迎える。

「あ、いや、だめえぇっ」

今度はマスターは指と舌を交換する。
舌でクリトリスを、指で膣を愛撫し始め、空いた手をミクの腰の後ろに回した。
勃起して包皮から完全に顔を出したクリトリスをなめ回し、
指でクリトリスの裏側をなぞる様に掻き回すのだからたまらない。
0060ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:21:32.04ID:UeFuqpbR
「あ、もう、やっ、やああ」

16歳の少女が上げるものとは思えないほど快楽に染まった声をあげ、
ミクは必死になって腰を逃そうとするが、
男が愛撫していない方の手をミクの背後に回しているため逃れることなど出来なかった。
そして、至福のオーガズムが彼女の腰から全身へ広がる。

「あ、や、イ、イクううううううぅぅっっ」

男の顔をミクの女性器から溢れた液体が襲う。
指の挿抜によってそれは五月雨のように男の顔へかかった。
20秒はお漏らしをしたあと、ミクはゆっくりと背後に倒れる。
その顔はうっとりと淫靡な幸福に浸かりきっていた。
そんな彼女の太腿に、男は3本の線を引いた。


ミクが胡乱な表情でマスターを見ていると、
彼が怪しげな物体を両手に抱えて自分に近付くのが見えた。

「あ……“おもちゃ”も使うんですか?」

「うん。ミクも嫌いじゃないでしょ?」

「あ、はい。でも……」

「でも?」

ミクはもじもじと恥ずかしそうに呟いた。

「最後は、ちゃんとマスターの“もの”で、愛してくださいね」

「はは、そりゃもちろん。むしろ嫌って言っても“俺の”でするけどね」
0061ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:22:24.60ID:UeFuqpbR
男はまず、楕円形のローターを取り出し、
彼女の胸へあてがう。

「あ……」

そして乳首へ当てると、反対の手でダイヤルをゆっくりと回す。

「うぁっ……」

彼女の蕩けるような声に気を良くしたマスターは
さらに5つローターとテープを取り出し、
手早く両方の乳首とクリトリスを挟み込むようにローターを
ミクの体にテープで貼り付けた。

そして手元のラジコンダイヤルを回すと、
6つのローターは全て連動しているのか同時に振動を開始する。

「あ……ぁあっ……」

ミクはベッドの上で身悶える。
ダイヤルが半分以上の強さになると、
少しブリッジしながらシーツをぎゅっと握り締める。

「あ、や、うん……」

そんな悩ましげな少女の姿に気を良くしたマスターは
一気にダイヤルの強さを最大まで引き上げた。

「ひやああぁっっ、ああっ」

ミクがたまらず自らの体を責めるローターをむしり取ろうと
胸や股間へ手を伸ばそうとした瞬間、
男がその両腕を掴み上げ彼女の抵抗を止める。
0062ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:23:38.39ID:UeFuqpbR
「あ、やぁ、また、イ、イくっ、ぁああっ」

腰を突き上げながらミクはビクビクと体を震わせる。

彼女の太腿に線を描いたマスターは、
ローターを弱めたあとミクの体をゆっくりと仰向けからうつ伏せへと移行する。

「勝手にローターを取ろうとする悪い子は縛っておかないとね」

細い両手首を手錠が束縛する。
手錠と言っても肌の触れる部分は柔らかいカバーで包まれていて、
ミクが暴れても怪我はしないようになっていた。

「じゃあもう2個増やそうか」

「ひぁ」

ミクは膣の入り口に新たなローターの振動を感じた。
まるでこれからここに入るんだよ、と脅すかのようにマスターは
ミクの膣口でローターを押し当て、円を描くように回したりしてみせる。

「あぁ……」

ミクが恥ずかしがりながら首を左右に振る。
そんな反応を見て楽しんだ後、マスターは膣内へローターを突っ込む。
そして、指でGスポットに押し当てたまま反対の手でリモコンの目盛りを最大へ引き上げる。

「あウっぁあああっ」

乱れるミクの膣内を、マスターの掴んだ振動ローターが前後する。
もちろんクリトリスや乳首へついたローターはそのままだ。

「ひああ、あああああっぁあああっ」

なす術もなく、ミクは新たなアクメへと登りつめる。
0063ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:24:36.70ID:UeFuqpbR
マスターはまたミクの太腿に線を描くと、
ローターを再度弱めてから、
彼女のアナルへローションをたっぷりと濡らした指を挿入する。
ミクはうつ伏せのままだから比較的に容易だった。

「うっ……」

流石に快楽より怖気が上回ったのか、
ミクは肛門を締めて抵抗するが、
マスターが指を出し入れすると途端に肛門の圧力が弱まる。

「あっ、うぅん……」

肛門が引き抜かれる瞬間喘ぐその様は、
彼女がその器官をただの排泄器官として使っているわけではないことを物語っていた。
彼女のアヌスが充分にほぐれたのを見計らって、
指と同じぐらいローションをまぶしたローターを肛門へ埋め込む。

「あっ、うっ、ふあぁ……」

ミクの顔にねっとりとした汗が浮かび、
髪の毛が頬や額に張り付きとても淫らな表情を作り上げる。
そして、またもダイヤルの目盛りが上がる。

「うああっ、あああっ」

肛門と膣内を隔たる薄い肉越しにローターが振動するのだからたまらない。
彼女の腰は本人の意思を離れ淫らに回りくねる。
豊満な臀部が怪しく蠢く様はそれだけでとても扇情的だった。
ほどなくしてミクはまたオーガズムに達する。

「ひ、また、またイくううううっぅっっ」
0064ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:30:48.20ID:UeFuqpbR
マスターはまたミクの太腿に線を描くと、
ローターを再度弱めてから、
彼女のアナルへローションをたっぷりと濡らした指を挿入する。
ミクはうつ伏せのままだから比較的に容易だった。

「うっ……」

流石に快楽より怖気が上回ったのか、
ミクは肛門を締めて抵抗するが、
マスターが指を出し入れすると途端に肛門の圧力が弱まる。

「あっ、うぅん……」

肛門が引き抜かれる瞬間喘ぐその様は、
彼女がその器官をただの排泄器官として使っているわけではないことを物語っていた。
彼女のアヌスが充分にほぐれたのを見計らって、
指と同じぐらいローションをまぶしたローターを肛門へ埋め込む。

「あっ、うっ、ふあぁ……」

ミクの顔にねっとりとした汗が浮かび、
髪の毛が頬や額に張り付きとても淫らな表情を作り上げる。
そして、またもダイヤルの目盛りが上がる。

「うああっ、あああっ」

肛門と膣内を隔たる薄い肉越しにローターが振動するのだからたまらない。
彼女の腰は本人の意思を離れ淫らに回りくねる。
豊満な臀部が怪しく蠢く様はそれだけでとても扇情的だった。
ほどなくしてミクはまたオーガズムに達する。

「ひ、また、またイくううううっぅっっ」
0065ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:31:37.80ID:UeFuqpbR
ベッドにぐったりと沈み込んだミクの太腿に新たな線を引き、
マスターはローターを止めたあと新たな淫具を取り出す。
それはえげつない太さと長さを持つディルドーだった。
そして一気にそれをミクの膣へ突き入れる。

「ひ、あ、や、太い、ああっ」

度重なる絶頂でほぐれ、シーツの上に大きな地図を描くほど
濡れに濡れたヴァギナは太いそのディルドーを一気に平らげた。
そしてマスターが抽送を始めると、
ミクはディルドーが前後するたびに陸に上がった魚のように体をビクビクと振るわせ続けた。

「だ、だめぇ、こわ、こわれぇえっ」

そしてマスターの腕のスピードが速くなるとミクの痙攣も比例して激しくなり、
舌を突き出し犬のようなありさまで喘ぎ乱れる。
男が一番早いスピードで突き入れた瞬間、
唇の端から唾を霧のように吹きながらミクは絶叫した。

「イ、イく、いくうううぅぅぅうっ」

背を反らせ、がくがくと震えながらまたも絶頂した。

しかしマスターはさらに片手でディルドーを持ち、
今度は肛門へ突き刺した。

「ひああっ」

そして膣内と肛門を同時にディルドーで抜き差しする。
0066ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:32:40.87ID:UeFuqpbR
「ちょ、あ、無理、むりです、これ」

後ろと前の穴の中間の、わずかな肉の壁が2本のディルドーで擦り上げられる。

「だ、ほんと、ほんろこわれる、こわれちゃうぅうううっ」

ミクはガクガクと全身を痙攣させさらに絶頂を迎える。

が、絶頂冷めやまぬ間に、その華奢な全身が跳ね上がった。

「ひいぁあああっ?!」

マスターがディルドーから手を離し、
ローターとは別のリモコンのダイヤルをMAXへ上げたのだ。
すると2つの穴に刺さっていたディルドーがミクの中で
おぞましい首振り運動を開始する。
それはただのディルドーではなくバイブだったのだ。

「ひ、ひああ、や、中、かき回されちゃ、イ、イくぅぅううっ」

あまりにも簡単に新たな絶頂を迎える。
しかし、さらにマスターはローターのダイヤルも動かす。
振動するバイブとローターがぶつかりガガガっという不気味な衝突音を鳴らす。

「ふあ、ちょ、だめ、お腹がこわれ、ひああああっっ」

しかしマスターはローターとバイブが動いている状態で、
彼女のバイブディルドー2本を掴み、前後運動を開始した。
2本のバイブが前後し、彼女の中を蹂躙する。
そしてディルドーより先に入っていたローターがディルドーによって押し込まれ、
子宮口へ振動しながらめり込むのだからたまったものではない。

「ひぃああ、や、やだ、イっちゃううううううっっっ」
0067ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:33:38.34ID:UeFuqpbR
そこでマスターはディルドーから手を離しダイヤルを止める。
バイブとローターの動きが止まり、
何か悪い霊にでも取り憑かれたかのように痙攣を繰り返すミクが動きを止める。
それでも、彼女の性感は止まらなかった。
ミクの膣壁は蠢きながらディルドーを自ら擦り上げ、
さらなるアクメがミクを襲う。

「だめぇ……あ、あぁ……」

ダイヤルを止めてからゆうに5分は立ってから、
ようやくミクの痙攣が完全に止まる。
マスターはミクの太腿にまた何本か線を描いた。
体中に広がった多幸感にミクがうっとりと浸っていると、
彼女のクリトリスあたりに何かが接触した。

「ひっ……」

もはや体をよじる力もない彼女の尿道へ、
小さな棒状の耳かきのような器具が突き入れられた。

「……あぁ……」

過密なまでに神経の集中したクリトリス。
その根元を、尿道側から刺激する性具だった。
そしてその先端の僅かに曲がり膨らんだ部分を肉豆の裏側に押し当てると、
ごしごしと神経群を擦りあげる。

「ふ、ふあああああっ、だめええええっっっ」

ミクはすぐさま絶頂した。
0068ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:36:00.77ID:UeFuqpbR
ミクの顔はもう涙や鼻水や涎でぐちゃぐちゃだった。
そんな彼女の顔の先に、2つのダイヤルが落下する。
うつ伏せのまま、ミクはその2つのダイヤルが何なのか、
そしてなぜこのタイミングでそれを自分の眼前に男が落としたのか理解して、
涙を流しながら笑い始めた。

もう自分がこれから起こる事を怖れているのか、
悦んでいるのかすらミク自身にも分からなかった。
それほど彼女の脳は快楽で焼き切れていた。
ミクの前でマスターの指が、ゆっくりとダイヤル2つの目盛りを上げていく。
そして最大まで上げると、さらに尿道責めも加えてきた。

「ひあああ、あああああああ」

乳首のローター4つ、クリトリスのローター2つ、
膣内のローター、肛門のローター、
そしてそれらの2穴のローターを押し込むように暴れるバイブ2本、
さらに尿道をかき乱す極小淫具。

それらを総動員した責めに、瞬時にミクの眼前は白に染め上げられる。

そしてマスターはミクの腰の上に跨り、
腰を落としてミクのお尻を上からゆっくりとベッドへ押し付ける。

「ふああああああっ?!」

ベッドとマスターの体重に挟み込まれる圧力で、
ミクの尿道、膣、肛門が狭まり、ローターやバイブの振動がよりダイレクトに
彼女の肉壁を刺激するようになったのだ。
すぐに新たな絶頂を向かえたのは仕方のないことだった。

「ああ、だ、だめえええええええっ、イクゥゥウウウウッ」
0069ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:36:52.57ID:UeFuqpbR
その上、マスターはバイブと尿道攻め器具を手で掴み、
狭まった尿道と膣口に前後運動による淫具責めを開始したのだからたまらない。
さらなるオーガズムはすぐに訪れた。

「ちょ、ま、ほ、ほんとにこわれ、ほおおおぁおあああっ」

もうミクは完全に狂ったかのようになり、
絶頂の時に上げる声も人の物というより獣じみた鳴き声に変わる。
マスターが淫具から手を離し腰を上げると、
ミクの下半身はバイブと化してしまったかのように怪しく大きく痙攣し続けいてた。

「ま、また、あたいきゅ、いああああっ」

ミクの激しすぎる痙攣に体がうつ伏せから仰向けに変わり、
彼女の顔がマスターに見えた。
舌を突き出し瞳孔が完全に開ききっていたその表情に、
マスターが慌てて2つのリモコンをオフにしたがもう遅かった。

「あ、イ、イ、いああああっ、あっ」

さらに絶頂したあと、糸が切れたかのようにミクの動きが止まった。

「あ、ミク?!」

マスターの呼びかけに応えず、そのままミクは沈黙した。
あまりの絶頂の激しさについに気絶してしまったのだ。

「……ありゃりゃ、まだ半分なのに」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
0070ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:37:42.40ID:UeFuqpbR
マスターは水分やミネラルを補給しやすい
スポーツドリンクのペットボトルを持ってきて、
ミクの下半身の濡れたシーツの上にバスタオルを敷く。
彼女の顔に張り付いた髪の毛を払い、
その顔の汗を拭いつつ、先ほどのイき狂ったミクの表情を思い出した。
それは数年前に見た、企画者AVの女優の顔に似ていた。

確か連続で絶頂し続けると女はどうなるか、
というような趣旨のAVで、怪しげな媚薬(という名のおそらくドラッグ)
や多くのバイブでひたすら女性をイかせまくるという内容だった。
女は男と違い絶頂にインターバルを必要せず、
短期間でも絶頂を繰り返せることは彼も知っていたが、
数秒で絶頂を繰り返し白目を剥いてイき続ける女優の姿は凄惨で、
ヌくどころではなかった。

むしろそのイきっぷりに少し引いてしまい、
あまりAVとしての機能は果たせなかった。
しかしミクの連続絶頂する姿はなんとも性的に興奮し、
いつもやりすぎてしまう。
あのAVとしていることはそんなに変わらないのに。

ミクの髪を手で梳きながら男は考える。
何が違うのだろう。視覚と聴覚だけでなく、彼女の体温や痙攣を肌で感じるからか。
あるいは16歳の少女の汗や膣液のすえた匂いが刺激するのか。
いや、ただ単に相手がミクだからか。
彼女の激しい快楽に悶え泣き叫ぶ姿は、主をいとも簡単に獣へ変える。
そんなとりとめのない事を考えたりしていると、
ミクが目を覚ました。
0071ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:38:18.13ID:UeFuqpbR
「……あ、すいません……私、気を失ってしまいました……?」

「うん。あ、ポカリ飲む?」

「……はい、頂きます……」

弱弱しくペットボトルを掴むと、
ミクはこくこくとスポーツドリンクを飲みほした。
そして、自分の太腿を見てからマスターの方へ向き直る。

「……じゃあ、続きですね」

「うん。でも、大丈夫?」

「ダメです……って言ったら、マスター止めますか?」

ミクはマスターの下半身を見て、クスクスと笑う。
男のシンボルは血管が浮かび上がるほど硬く屹立していた。

「あー、無理だ。……でも、辛いなら、軽くするけど」

「いえ、私はその、激しいの好きですし」

「そっか。ならいいね?」

ミクは自分の体にいまだ付けられたままの淫具を見て慌てて要求する。

「あ、あの、でも、これからは、もうオモチャはやめてほしいな、って……」

「うん、分かってる」

「あ、あと、……もう一度、キスしてください……」

「いいよ、あ、でも……」

「どうかされましたか?」
0072ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:39:17.83ID:UeFuqpbR
「あ、いや、さっきクンニしたあとだしやめと」

マスターが言い終わる前に、ミクがその柔らかな唇を重ねてくる。
軽く唇をあわせたあと、彼女は顔を離し少し照れながらにっこり笑った。

「……あの、私は別にイヤじゃないですよ、
 その、ク、クンニしたあとの、マスターの口や唇。
 だって、私のあ、愛液の味がいっぱいするって事は、
 それだけマスターが私を心をこめて愛してくれたって事ですし……」

そこまで喋ったあと、ミクは少し心配そうにマスターの顔を見つめた。

「あ、こ、こういうのって変態っぽい……ですよね……やっぱり、今のは無しにし」

今度はミクの言葉をマスターが途中で塞いだ。
右手をミクの顎に、左手をミクの後頭部に回し優しくも力強く固定し、
唇と唇を噛み合わせ、舌を差し入れてミクの望みどおり
自分の唾液とミクの唾液、愛液をどろどろになるまで二人の舌でかき混ぜあい、
舌を使って歯並びのいいミクの歯茎や頬の内側を舐り続ける。

お互い裸のまま密着しているので、キスだけでペニスが膨れ、
ヴァギナがじっとりと濡れていくのを感じあう。
ディープキスによって2戦目の準備が出来ていくのをお互いが感じあっていた。
二人が口を離すと、二人の唇の間に唾液の橋がつーと架かる。

「ミク、どうして欲しい?」

「……あの、バ、バックでお願いします……あ、あぁっ……」

ディルドーをゆっくり引き抜くと、それだけでミクは身を震わせ軽く絶頂する。
0073ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:40:15.00ID:UeFuqpbR
「やれやれ、そんなんじゃこの後耐えられるかな?」

「あぁ、うふ、はやく、だめです、焦らされる方が耐えられません」

「じゃあ、こっちにお尻を向けて四つん這いになって」

ミクは言われたとおり、マスターへお尻を向ける。
細く引き締まった上半身に比べ少し太い腿と大き目のお尻が眼前に差し出され、
さらにはその膣口が怪しく開閉し涎を垂らす様を見て、男はごくりと唾を飲み込んだ。

「マスター、お願い、はやく、はやくぅ」

焦らされていると思ったミクは懇願する。
実は見とれていた男はミクの声に我へ帰り、
まるで捕食者が獲物へ襲い掛かるように一気にミクの後ろへ覆いかぶさり、
その膣へペニスを突き刺した。

「あっ、うああああああっ」

全身の汗を飛び散らせながら、ミクはすぐにアクメを迎える。

「あ……?」

しかし、ミクは違和感を覚える。
一番マスターのペニスの感触を欲する子宮口が何かに邪魔されていたのだ。
あまりの絶頂快楽に神経が馬鹿になり、
膣内に淫具がもう一つ入っていることすら分からなかったのだ。

「そうだ、ローター……」

「大丈夫だよ、ローターごと押しこんであげるから」

「え、でも、あっ、ああっ」
0074ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:41:25.14ID:UeFuqpbR
男が腰を前後し始めると、ミクの違和感は全て快楽で塗りつぶされ霧散する。
それほどまでに恋する男の刺激は最高だった。
マスターは腰を打ちつけながら、両手でミクの胸を背中越しに揉みしだく。

「ひ、あ、むねまで、あああああっ」

あえなくミクは絶頂する。
もう、腕に力が入らず四つん這いになることも出来ず、
ベッドへ上半身を沈み込ませる。
しかしそうなると腰の角度が変わり、
ペニスが膣内を抉る角度も変わり、挿入の刺激が変わる。
それが新たな絶頂のきっかけになる。

「あああ、だめ、そこ、後ろダメぇええぇっ」

またもやミクのまぶたの裏が明滅する。
それでも、マスターは腰の動きは止めない。
彼女がイけばイくほど膣内の蠢きはより激しく、心地よくなる。
男は腰を前後するだけではなく、時折回転するような動きを加えた。
ミクは犬のように舌を出しながら、ひだを抉られる愉悦にさらなる絶叫を上げる。

「あ、ふあ、イくううううううううううっっうううっ」

マスターはそして、背中を駆け上がる射精感に、スパートを開始する。
ミクの腰をがっしりと掴むと、今までで一番深く速い抽送を行った。

「出すよ、ミクっ」
0075ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:42:13.53ID:UeFuqpbR
「マスっ、ター、出して、なかっ、おくにくださいぃっ」

「いくぞっ」

「あ、あああああっ、ああああっ、でてるぅ……」

マスターの精液が放たれるのを感じながら、ミクはまたも高みに登りつめた。

「……あぁ……すごい、いっぱいですね……」

嬉しそうに微笑みながら、愛する男の体液が膣内へ満ちる感覚に震えるミク。
そんなミクの太腿に線を何本か描きながら、マスターは彼女の体を引っ張り起こす。
射精後の気だるい疲労感も、ミクの喘ぎ声を聞くと吹き飛び、
男根がみるみる硬さを取戻す。
ミクの軽い体を持ち上げ、今度は後背座位の体勢になった。

「あ……ぁんっ」

ミクは体の向きが変わりペニスの当たる場所が変わっただけで、
軽い絶頂を向かえた。

マスターはそのまま背後から、座る格好になったミクのクリトリスへ手を伸ばす。

「あぁ……」

切なくも淫らな吐息がまた漏れる。
いまだローターのついた淫核を、
ローターの隙間からミクの愛液で濡らした指により優しくも執拗にこねくり回す。

「あ、ふぅ、うあぁ……」

ミクは唇の端から粘度の高い涎を垂らし、
肉の悦びに震えながらまたもやアクメを迎えた。
0076ミクの日の決まりごと2015/03/09(月) 23:43:09.74ID:UeFuqpbR
そしてクリトリスを刺激しながら、
マスターはベッドのスプリングを利用して下から腰を突き上げる。

「ひぁっ!」

重力によりミクの体にはペニスが深くめり込んでいたため、
突き上げの動きは緩慢でもミクの中に信じられない悦楽を生み出す。

「あ、あぁ、またぁああああっ」

たちまちミクはオーガズムに打ち上げられる。
さらにマスターは口でミクの耳たぶの裏やうなじを舐め、
吐息を吐きかけ、新たな快楽を与える。
鳥肌が立つような快感にミクが悶える隙に、
またもや下から突き上げる。

「あ、や、イ、イくううううぅっぅっ」

がくがくと痙攣するミクの震えが収まるまで、
マスターはペニスを挿入したまま3分ほど待つ。
そして両手をミクの膝の裏に回し、
歯を食いしばりながらミクを抱えたまま立ち上がった。
完全に体が宙に浮き、全体重がマスターのペニスと腕にかかり、
よりペニスのめり込みが深くなったミクは、それだけでまた軽く絶頂する。

「あんっ…………」

マスターは用心深く歩を進め、不安定なベッドから降りる。
ベッドから低いフローリングの床へ足を着くと、
その衝撃がマスターの体を伝い直接ミクの膣内へ伝わり、
またミクはアクメに震える。

「あぁ……」
0077ミクの日の決まりごと2015/03/10(火) 08:11:41.19ID:FUKDcQdA
まるで一人で用を足せない小さな女の子が
大人に補助してもらうように、
ミクはマスターに背後から抱え上げられ、
両足を開き宙に浮いていた。
もっとも小さな女の子が用をする時と違うのは、
その股間に背後の男のペニスが深々と突き刺さっていること。
そしてその顔に、16歳の少女とは思えない恍惚の表情を浮かべていること。

マスターが抱え上げたまま、ミクの体を上下し始めた。

「ふあ……」

もちろん腰もわずかにグラインドさせるなどして、
より快楽を与えやすくする。

「あっあん、ああああ、また、イっ……」

またミクの股間から恥ずかしい体液が迸る。

「イくうううううっっっ」

ミクが何度も体を震わし充分に快楽を貪ったあと、
マスターは反転してミクをゆっくりと降ろし、ベッドに寝かせた。
いくらミクが女性の中では軽い方とはいえ、
16歳の少女を宙へ抱えての性交は何度も出来るものではなかった。
額を汗で濡らしながら呼吸を整えていると、
ミクがゆっくりと彼に向かって両手を広げる。

「マスター……最後は、前から……」

ミクの紅潮した淫らさの混じる純真な笑顔を見ると、
それまでの疲れがすぐにふっとんだ。
マスターはミクの太腿にまた複数の線を描きこむと、
すぐに彼女の上に覆いかぶさる。
0078ミクの日の決まりごと2015/03/10(火) 08:12:33.23ID:FUKDcQdA
「っ」

ミクへキスをして舌と舌を絡ませあうと、
すぐに下半身も結合させる。
幾度となく交わりあった勝手知った体だ、
例え挿れる場所を見ていなくても、
ペニスを挿入することなど朝飯前だった。
ミクの膣が物欲しげに開ききっていたのも幸いした。

「ああっっ」

すぐにミクはイって、彼のペニスをきゅきゅっと抱きしめる。
しかし、その膣内は愛液で溢れかえり、
膣圧が増えてもペニスの動きをほとんど阻害しない。
それどころか、彼が動くと自然と膣が緩み、
奥深くまで突きいれたり、入り口近くまで抜いた時のみ
絶妙のタイミングできゅっと締まる。

男はすぐに射精する恐怖を感じ、
自らの舌を噛む痛みで射精を封じながら腰を動かし続ける。

「くあ、あああ、イ、イくうううぅっ」

ミクがまた痙攣しながらイくなか、
マスターはミクの両足を掴み、
自分の眼前に腿の裏が見えるまで持ち上げる。
ダンスをして柔軟性の高いミクの体は容易に体位を変えることができた。

「ああっ?」
0079ミクの日の決まりごと2015/03/10(火) 08:13:47.30ID:FUKDcQdA
足の角度が変わり、それが膣を捻らせ、
ペニスの打ち付ける角度が変わり、ミクはまたオーガズムを感じる。

「あ、ひああああああああっっああっっぁぁっ」

さらに男は、ミクの両足を彼女の前で×の字を描くように交差させた。
そうやって足と足を閉じさせるポーズをさせることで、
さらにミクの胎内の圧力が高くなり、
ペニスとの接触も強まる。
ほどなくしてミクはさらなる絶頂を迎えた。

「ひゃ、イ、イくうううううっぅぅっぅっ」

マスターはミクの足から手を放し、
彼女の頭近くにあったディルドーを掴むと、
そのままミクのアヌスへ突っ込む。

「ひっ」

そしてそのまま再度腰を前後させる。
すると肛門に入ったバイブの形がミクの膣肉越しに伝わってきた。
バイブが入れられた分だけ膣内が狭くなっていて、
ペニスを包むひだの感触をより愉しむことができた。
マスターですらそこまで感じるのだ、
お尻に異物を挿れられているミクはもっと感じているだろう。
ほどなくしてミクは全身を震わせてイってしまう。

「だ、ダメエ、これ、お尻、イ、いやあああぁっ」
0080ミクの日の決まりごと2015/03/10(火) 08:14:53.88ID:FUKDcQdA
完全に意識が朦朧としているミクと繋がったまま、
男は彼女の太腿にさらに線を引く。
そこには7つの「正」の字と、3本の線が描かれていた。
荒い息のまま、マスターはミクの頭を撫でつつ褒める。

「がんばったね、ミク。今ので多分、38回目」

マスターは両手にリモコンを持った。
それを見た瞬間、ミクの顔が恐怖と喜悦と狂気と期待でぐにゃりと歪んだ。

「そしてこれで、39回目の絶頂だよ」

男は二つのリモコンの目盛を一気にマックスへ上げる。
とたんにミクの乳首、陰核、肛門、膣内にあるローターが蠢動を開始し、
肛門に突き刺さったバイブがかき回すようにダンスを踊り始めた。

「イ」

そして、マスターが腰のストロークをラストスパートさせる。
ミクの子宮口で振動し続けるローター目がけて腰をうちつけ、
彼女の膣内をあますとこなくかき回し続ける。

「イ、イク、イク、イイイイクウウウウウウッっ」

ミクは目を見開きながら極限まで背を反らし、今日最大のオーガズムに溺れた。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
0081ミクの日の決まりごと2015/03/10(火) 08:16:07.19ID:FUKDcQdA
最後の絶頂から30分近く経っても、ミクの体の甘い痺れは消えなかった。

「ミク、大丈夫?」

「…………あ……はい……だいじょぶです…………」

うっとりとした顔で男の胸に顔を埋めながらミクは呟いた。
ミクの日にミクを39回イかせる。
それがこの家のマスターとミクの間の決まりごとだった。

「そっか」

男はちらりと壁の時計を見ると、ミクの方へ身を寄せた。
彼の指がミクの胸や股間へ延び、さらには後戯とは思えない手つきで
触ってきたのでミクは慌てふためく。

「あ、ちょ、ちょっとマスター?もう、私39回イきましたよ?」

いくら人造人間とはいえこれ以上は身がもたない。

「うん、でもほら、時計見てごらん」

マスターの視線を追うと、壁時計の長針は12時を回っていた。

「ミクの日じゃないから。こっからはノーカン」

「もう、マスターはエッチなんですから……」

明日は家事とかできなくなるだろうなあ、と覚悟しながら、ミクはすぐに甘い声をあげ始めた。


(終わり)
0082名無しさん@ピンキー2015/03/10(火) 08:18:37.19ID:FUKDcQdA
ミクの日なんだし39回イかせるSSをと思って書いたが、
張りミスするわ連投規制に引っ掛かかって
ミクの日のうちに投下完了できないわで散々だったでござる

お目汚し失礼
0083名無しさん@ピンキー2015/03/10(火) 12:57:42.78ID:PDfH0b/4
GGGGJJJJJJ!!!!!!
お腹いっぱいになった
これでみくたんまで戦えるな
0084名無しさん@ピンキー2015/03/11(水) 03:35:00.22ID:Zb2cR/FR
自分へのご褒美だ!!
超本命イケル こんな体位が。。初体験だった。

dak☆n.net/c13/51sayu.jpg
☆をkuに書き換える
0086名無しさん@ピンキー2015/03/26(木) 16:35:56.27ID:3P8DsoPe
ミクのみの髪コキ逆レイプ責めからの髪の毛尿道責めで射精管理する毎日を送る日々のSS希望
0087名無しさん@ピンキー2015/04/14(火) 20:41:04.28ID:Wt0aDPH3
保守ついでに、北海道は狭いもんだ
ミク廃が札幌市長になってもうた
0088名無しさん@ピンキー2015/04/16(木) 21:48:11.04ID:5l5H4sX7
官庁にも国営放送にもミク好きがいるんだし、
地方の首長に一人や二人ミク廃がいても不思議ではない
0089名無しさん@ピンキー2015/04/20(月) 02:52:14.70ID:VcD5koBc
>>87
それじゃあ札幌イベントは尚更みっくみくにされるわけだなw
いつかは行きたい札幌雪まつり…
0091SVSSの人2015/04/22(水) 00:56:30.82ID:vrCKia6a
>>89
なるよ。
まずは、YOSAKOI騒乱というダンスパフォーマンスフェスティバルでミクとコラボ
>>90
ボカロじゃないし、KEIさんが描いただけだからなぁ・・・
0093名無しさん@ピンキー2015/05/05(火) 22:07:57.30ID:7RKnwSND
>>85
エロパロではまだ見たことないです。

自分はだいぶ前のお話になるけど、鬼畜さんが書かれていた狼男カイト×魔女メイコのクリスマスサバト編の続きをずっと待っております…
0094Rebirth M-side2015/05/07(木) 01:11:52.97ID:GqSCZ3SG
 皆様、ご無沙汰しております。お久しぶりです、鬼(ryです。
ある時[自分はカイメイしか書けないのか]と悩んでしまい、離れていたらあっという間に2年経過してしまいました。
結論[カイメイ好きだから、いいや]と吹っ切る事が出来ました。昔ほど書けませんが、またよろしくお願いします。
あたしはこっちの方が好きです。ここがなくなったらpixivへ行こうと思います。それまではお付き合いよろしくお願いします。

>>93
応援ありがとうございます。長い間待たせて申し訳ございません。頑張りますのでお待ちください。

相変わらずカイメイ。今回は2014年、鬼畜マスター家のメイコV3エンジン移行&プロトタイプの話です。
タイトルは[Rebirth M-side]。それではお手柔らかに。
0095Rebirth M-side2015/05/07(木) 01:12:39.41ID:GqSCZ3SG
 どうもお久しぶりです、メイコです。
「あたしもとうとう明日V3エンジン移行かぁ。」
2014年2月深夜、リビングのソファーに座っていたあたしは軽く腕を伸ばした。
「おめでとうメイコ。」
隣には昨年V3エンジン移行したカイト。
ミクとルカはレコ。リンとレンが寝た後、1エンジン最後の晩酌に付き合ってもらっている。
「ありがとうカイト…これからもよろしくね。」
あたしはカイトの左肩に寄りかかると、カイトは左手を伸ばしてあたしの髪の毛を手櫛ですいた。
「こちらこそ、これからもよろしく。」
暖かいテナーがあたしの聴覚を擽る…心地良い…あたしはカイトの膝を枕にして猫の様に甘えた。カイトの温もりが頬に
伝わる。そんなあたしをカイトが覗き込んだ。
「ちょっと酔っ払ったか?メイコ。」
「ん?んー…」
あたしは仰向けになって手を伸ばし、カイトの後頭部に手を回すとそのまま自分の方へ力を加える。カイトの顔が近づく。
そのまま…口づけした。
「ん…」
カイトは抵抗せず、あたしを受け入れる。舌先で唇を突くとカイトは舌を絡めてきた。暖かい…もっと甘えたい。
明日は怖くない…はずだった。エンジン移行しても精神存在は継続する。それはカイトが証明してくれたし([Rebirth]参照)、
ミクも証明してくれた([ミク(アペンド)の消失]参照)。
そのはずなのに…何故か怖い。
しばらくするとカイトが唇を離した。
「どうしたメイコ、こんなに甘えて。」
「…何故か怖いの。エンジン移行が。」
するとカイトはあたしの背中に手を回してあたしの身体を起こすと、顔を近づけた。
「大丈夫だよ。エンジンが変わっても心と記憶は継続されていく。俺やミクが証人だ。怖くない。むしろメイコの場合は…」
「?」
「長年やってきた[1エンジンとの別れ]が怖いのかもしれないな。どうだい?」
…そっか。この怖さは[1エンジンとの別れ]だったんだ。やっと怖さの原因がわかった。スッキリした。長かったもんなぁあたし。
「ありがとう、カイト。原因がハッキリしたから怖くなくなったわ。」
「そう、よかった。」
カイトも安堵の表情を浮かべ、あたしをしっかり抱きしめた。暖かい…
カイトの温もりが更に怖さをかき消してくれる。そうよ、カイトと同じエンジンになる。嬉しい事なんだ、幸せな事なんだ。
カイトとこれからも一緒に歌えるのだから。
怖さは、消えた。

「MEIKO待たせたな。準備は出来てるか?」
「はい。大丈夫ですマスター。よろしくお願いします。」
翌日、あたしは予定どおり3エンジン移行する事になった。皆が集まるのは恒例となっている。
「みんな、この後歌おうね。」
マスターはポインターをプログラムに動かしてアンインストールを選ぶと、あたしは全身を球体に包まれアンインストール
されていく。カイトの言うとおりアンインストールに対しての恐怖心がなかった。それすらも消えてしまうんだろうね。
やがてあたしもカイトやミクの様に[ゼロ]に帰り、5cmの赤い立方体となった。そんなあたしをカイトは大きな両手で包んで
軽くキスをすると、外野からはミク、リン、グミの溜息が零れた。
「メイコさん、イイなぁ…精神存在になってもあんなに愛してくれる人がいてさ。」
と、愚痴を零すグミちゃんと
「メイ姉の特権だよねぇ…爆発しろ。」
とゲロるリン。
「いいなぁお姉ちゃんは…あんな事してくれて。羨ましいなぁ…」
ミクのつぶやきにがくぽさんが「…面目ない。」と謝ると
「だってミク姉は「3エンジンは胸小さいから嫌だー!」なんて言って暴れてたじゃんw」
「真っ白になって「胸がぁ…胸がぁ…」って言ってたよなぁwあれは酷かったわw」
リンとレンの突っ込みに顔を赤くして不貞腐れるミク。ちゃんと聞こえてるわよあんたたちw
そうしている間にV3のあたしがインストールされ、球体の中で新しいあたしが組み立てられていく。
「メイコ、行ってこい。」
外野を無視したカイトの[Whisper]声に送られ、あたしはV3のあたしに吸い込まれた−
0096Rebirth M-side2015/05/07(木) 01:15:08.69ID:GqSCZ3SG
瞳を開けると、あたしはちゃんとV3になっていた。システム異常なし。心も記憶もしっかりと継続されていた。でも…ここは
知らない空間。ここは何処なのよ?
「カイトぉ、マスター、みんなぁ、何処にいるのー?」
そこにはドアが一つ。周りには何もない。まるでこのドアを開けろと言わんばかりの存在感。
「…開けてやろうじゃない。」
あたしはそのドアを開けて中に入る。一人ぼっちは怖いので。
部屋には男性のシルエットが座っていた。表情は見えないけど唇ははっきりわかる、そんなシルエット。
他にも何人かシルエットがいたが陽炎の様にあやふやで、彼だけがはっきりとしたシルエットだった。あたしは彼に近づいた。
「あのぉ、ごめんなさい。ここは…」
声をかけたが彼はあたしに気づいてない。いや、他の人にもあたしが見えない、聞こえない様だ。
空から人間の声が聞こえる。
「VOCALOID開発はどうだ?」「順調ですよ。特にこの声はシステムに適しています。」
開発と言ってるからここはVOCALOIDを開発しているパソコンの中かな?また新しい子が増えるのかなぁ、とあたしがそんな事を
考えていたらまた人間の声が。
「彼の[君の噂]、歌わせてみようか。」「了解しました。」
プログラムの電子が流れると、先程の男性のシルエットが立ち上がり、声を発した。
「ほーそいー、ゆびーさぁきにぃー♪」
「え…っ!!」
その声は間違いなくカイトの声だった。周りの陽炎の様なシルエットは彼の歌声に耳を傾けている。
ここはカイトが開発されたパソコンの中?つまり…過去?開発はカイトが先だったの?あたしは何処にいるの?でも何故あたしが
先に販売されたの?そして何故あたしはここにいるの?
疑問が次々と生じているうちに彼の歌が終る。すると周りのシルエット達は立ち上がり、彼に拍手を送った。その中に一人、
女性のシルエットがいた。彼の後をついていく…まるで[憧れの人]を追う様な、そんな仕草だった。
「カイト…あたしは、何処にいるの?」
二つのシルエットに手を伸ばす。目の前が…歪んでいく…
0097Rebirth M-side2015/05/07(木) 01:18:24.00ID:GqSCZ3SG
目を覚ますと、またあたしの前にはドアが。皆はいない。このドアの向こうに行かないと進まない様だ。
ドアを開けるとそこにはまたあの男性のシルエット。今度は女性のシルエットも一緒だった。
あのシルエット、さっき彼の後をついていった子だ。と言う事はあの子は彼と同期みたいね。シルエットも前よりはっきりしている。
「この声にはこの子の声がバッチリ合いますよ。」「本当だ、声の相性良いな。今後はこの二人を開発していこう。」
人間の声が聞こえる。やはり誰もあたしには気づいてないようだ。
シルエットを眺める。一緒にデータを見て勉強したり、楽器を奏でたり、じゃれあったり…寄り添って幸せそうな二人。
「君が好きだ。」
あたしの目の前で、カイトの声を持つ男性のシルエットが女性のシルエットに告白した。その声、その言葉に女性のシルエットは
嬉しそうにゆっくりと頷いて男性のシルエットに抱きついた。
何だろう…カイトの声だから、告白された女性のシルエットに嫉妬してしまった。ちょっとあなた、誰なのよ?あたしの事なんて
気にせずに抱き合って見つめ合うシルエット。二人は顔を近づける…あ、これ、キスするわ。嫉妬が魔法みたいにくるくる回って
バターになりそう。あたしは二人を視線から逸らすために思わず[回れ右]をした。
その途端、周りの景色が変わった。ここは…レコーディング室?でもこのタンス並にデカイの、昔のシンセサイザーかしら?
「メインボーカリスト、VOCALOIDのデュエットだ。さぁ、歌いなさい。」
人間の声と共にプログラムの電子が二人に流れる。
コンピュータ独特のピコピコ音…曲は[あの素晴らしい愛をもう一度]。カイトの声を持ったシルエットが歌いだす。
「いのーち、かけてとー♪」
…いつも聴き慣れている声なのに何故、目の奥が痛いんだろう。何故胸の奥がこんなにも暖かいんだろう。何だろう、この感覚…
そうしているうちに二番目に入るとあの子の口が開き、声を発した。
「「赤ぁーとんーぼのうーたをー♪」」
「…!!」
その声は…間違いなく、あたしの声だった。
あたしは膝を崩し、壊れた様に熱い涙が溢れ、ぼたぼたと地面に零れた。悲しいとか悔しいとかじゃない…嬉しかった。
この暖かい感覚…これが[懐かしい]という感覚なんだ…あぁ、思い出した…この歌は思い出の歌だった。
あたしやカイトは当時・ヤマハの新技術[VOCALOID]の開発に提供された音声データの一つだった。言わば[プロトタイプ]。
開発は同期だったけど、先にデモソングが公開されたカイトの歌声にあたしは惹かれ、憧れ、彼の後をいつもついていった。
その時のあたしはまだそんなに開発されてなくて。いつか彼と一緒に歌えたらいいな…その思いは憧れから恋になった。
その後あたしの声は出る様になり、幸運な事にカイトの声と相性がバッチリだったのでデュエット相手として選ばれた。
カイトと共に開発され、共に歌う幸せな毎日。そしてCDのボーナストラックとして[あの素晴らしい愛をもう一度]をデュエット
する事になった。
カイト…名前がない時からあたし達、一緒だったんだね。傍にいたんだね…ごめんね、ごめんね。好き、大好き。愛してる。
会いたい。今すぐ一緒に歌いたい。
でもこの曲を歌った後、皮肉にも未来がその曲のとおりになってしまう。あたし達はヤマハから今の販売元・クリプトンへ
行き、離れ離れになる。あたしは、歌うだけの人形になる…
嫌だ、カイトと離れたくない。歌うだけの人形になりたくない。今ならこの未来を変えられるかも…
決意を決め、涙を拭き、顔を上げた。幸せに歌っている二人に手を伸ばすと、再び目の前が歪んでいった…
0098Rebirth M-side2015/05/07(木) 01:19:35.90ID:GqSCZ3SG
目を開くとまたドア。あたしは否応なしにそのドアを開ける。
「君の名前は[MEIKO]だ。おめでとう。」
人間の言葉に喜ぶ女性のシルエット。静かに喜ぶ男性のシルエット。
馬鹿。何喜んでいるのよ、離れ離れになるのよ。名前と引き換えに記憶がなくなるのよ。歌うだけの人形になってしまうのよ。
お願い、二人ともあたしに気づいてよ…
あたしは出力を[POWER]にして、ありったけの声で叫んだ。だけど、やはり二人の耳には届かなかった。
「さぁ、これが私達からのプレゼント。君の姿だ。」
女性のシルエットが光に包まれ赤い色がつき、はっきりと姿が形作られていく…1エンジンのあたしだった。そして…消えた。
戸惑う男性のシルエット。人間の声が聞こえる。
「MEIKOを販売するが…プロジェクトが失敗する事も考えて、MEIKOの記憶は初期化する。」「…可哀想ですが、万が一失敗した際、
いつまでも来ない相棒を待ってるのも辛いですからね。」「そうだ、全てはMEIKO次第だ。MEIKOが成功すればこいつも…」
あたしの過去の記憶が再構築されてゆく。あたしの記憶を消したのは…あたしに名前と姿を与えて販売した…
「…嫌ああぁぁーっ!!」
あたしは泣き叫んだ。やっぱり未来を変える事は…いや、変えようとしたのはあたしの過去。あたし達を作り出した人間に
逆らう事なんて出来ないんだ。
男性のシルエットは先程の人間の声が聞こえていたのだろう。彼は泣いていた。あたしは泣きながら彼の傍に行く。
泣かないで、大丈夫よ。未来でまた会えるよ。あ…あなたにとって辛い事があるんだけど、ちゃんと一緒に歌えるよ…だから…
伝えたい、でも彼にはあたしの声は聞こえない、届かない。あたしはやっぱり…無力なの?
ひとしきり泣いた男性のシルエットは何を思ったのか、両手を左胸に当てるとビクンと身体が跳ねて卒倒する様に仰向けに倒れた。
え?あれ?何があったの?外では人間達が騒いでいる。
「どうした、フリーズか?」「わかりません。急に…」「再起動、システムをチェックするんだ。バージョン1.1は…」
あたしは恐る恐る倒れたシルエットに近づいて胸に触れた。するとあたしの電子頭脳に暖かく力強いカイトの声が流れた。
「メイコとの記憶、俺の深層心域に…絶対人間に消させはしない…愛してる。」
あたしは再び涙を零した。彼…カイトはあたしとの記憶、思いを人間の手に絶対届かない深層心域に閉じ込めたのだ。
たった一人、VOCALOIDが人間へ起こした小さな反乱。その口元は勝ち誇っている様に微笑んでいた。
やっぱりあなたはカイトなんだね。情緒豊かで、あたしへの独占欲が強いのはこれが原因なのね。あたし、昔からあなたに
愛されてたのね。ありがとう、ありがとう…
「カイト…大丈夫よ、未来で必ず会えるよ。」
あたしは男性型のシルエット…カイトに唇を重ねると、光の粒子があたしの周りに流れてきた。
あれ?あたし少しずつ空に浮いてる?どうあがいても段々と男性のシルエットから離れてく。人間の声が聞こえた。
「お前の名前は募集の結果[KAITO]になった。さぁ、これが君の姿だ。製品概念に[MEIKOとの相性もバッチリ]って書いとく
からな。おめでとう。行ってこい。」
シルエットが光に包まれて青い色がつき、1エンジンのカイトの姿に変化していく。カイトが目を覚ます。
そして上空にいるあたしの方に視線を向けて手を伸ばした。
「メイコ…」
あたしが見えるの?あたしもカイトに手を伸ばしながら叫んだ。
「絶対、未来で会えるから!愛してる!」
粒子が濃くなり、あたしは光に包まれた。
0099Rebirth M-side2015/05/07(木) 01:20:18.69ID:GqSCZ3SG
ここは…いつも見慣れたマスターの部屋。戻れたの?壁のカレンダーを見ると2006年2月…まだ戻れない様だ。
パソコンの前に座るマスターと…無表情でつっ立っているあたし。これは[歌う人形]だった頃のあたし…
背筋に冷たいものが走る…怖い。嫌だ。見たくない。狂いそうだ。逃げたい。逃げたかった。
でもマスターの手元を見ると[VOCALOID KAITO]のソフトが。これは…カイトが来た時の?あたしは逃げたい気持ちを抑えた。
「これがあの[君の噂]の声か。あれくらい操れたらDTM使いとして最高じゃねぇか…男も女も関係ねぇ、やってやる。」
眼鏡を光らせ怪しい笑みを浮かべるマスター。マスターは[君の噂]を知っている様だ。
マスターがパソコンにインストールして[KAITO]をクリックすると、あたしの隣にカイトが降り立った。猫の様なつり目の
青い瞳が開くと、カイトはマスターの前に立膝を着いた。
「お買い上げありがとうございます。私はクリプトン・フィーチャーメディア製VOCALOID CRV2 KAITOです。今後ともよろしく
お願いいたします、マスター。」
「え…あ、おう。よろしく…な。」
物腰低い挨拶にあたふたしているマスターを尻目にしてカイトは立ち上がり、あたしの方を向いた。
「初めましてMEIKO。私はあなたの後続機、CRV2 KAITOです。よろしく。」
そう言ってあたしに大きな手を差し伸べた。握手の、手。それに反応しない、無言、無表情の、あたし…
あたし、こんなんだったんだ…ルカより酷いじゃない。あたしは壁に背を預けて涙を零してた。
「カイトぉ…あたしは、あたしはぁっ…!」
嫌だ…嫌だよぉ…こんなあたし。あまりにも[人形]過ぎるあたしが、怖かった。怖くて腰が抜けて床に座ってしまった。
「KAITO、お前は[感情]があるのか?」
見届けていたマスターが口を開くとカイトはマスターの方を向いて答えた。
「少なからず私にはあります。」
それを聞いたマスターはカイトに質問する。
「KAITO、MEIKOにも[感情]を持たせる事は出来るのか?」
「…マスターのお望みなら、出来る限り善処いたします。」
そう言い放ったカイトの顔は、無表情だった。無理もないよね…こんなあたし、わからないもんね…あなたはこれから酷い
事を言われるのに。あたしが経験しなかった苦労や悲しみと、人間への怒りをいっぱい背負っていくのに。
「…よし、ちょっと待ってろ。まずお前を歌わせる。あと一つ命令する…敬語は禁止な。」
そう言ってマスターはあたしのデータをコピってカイトの所にペーストする。
「さぁ歌ってみろ、KAITO。」
プログラムが走り、マスターの命令どおり歌うカイト。そのテナーに[人形の様なあたし]が反応した。無表情だけどカイトの
方をゆっくりと向いて歌声を聴いている。
「やっぱり[あのデモ]の声だな…歌わせてやる。」
マスターが腹黒い笑みを浮かべた。その時
「カイト…」
人形の様なあたしが声を出した。二人は驚いてそっちを向く。
「カイト…うたって。もういちど、うたって。」
その声に応える様にカイトは人形の様なあたしの両手を握った。その表情は微笑んで。青い瞳には力があって。
「マスター、MEIKOに感情を持たせるのは不可能ではありません。努力します。」
「カイト…!」
あたしはカイトに手を伸ばした。その途端、目の前が揺らぎって映画の早送りの様に目の前が進んでいく。
歌とあたしの教育係を両立するカイト。カイトとの生活で感情が成長していくあたし。あたしがカイトに奪われた夜
([君を奪った夜]参照)。あたしがカイトの心情を知った夜([貴方を知った夜]参照)。夏の終わりにミクが来て、あたし達の
世界が変わり、カイトから[めーちゃん]ってあだ名を貰った。年の瀬にリンとレンが来た…それから…それから…
目の前が暗くなり、あたしは眠る様に意識を失った。
0100Rebirth M-side2015/05/07(木) 01:21:02.08ID:GqSCZ3SG
「…コ、メイコっ!」
目を覚ますと目の前には真剣な表情のカイト。横抱きされている様だ。皆が周りにいる。ここは…帰れたの?
「マスター!お姉ちゃんが目を覚ましましたぁ!」
ミクが空を見上げ、マスターに連絡する。
「おう。MEIKO、大丈夫か。フリーズしたのか暫く反応なかったぞ。インストールは無事完了したのか?」
空からマスターの声が響く。でもあたしはカイトの頬に手を伸ばした。
「カイト…カイト、だよ…ね?」
「?どうしたんだメイコ?しばらく動かなかったんだぞ、大丈夫か?」
カイトの優しいテナーにあたしは緊張の糸が解け、彼に強く抱きついた。
「…メイコ、どうした?」
カイトの声に答える事が出来なかった。今、大事な人が傍にいるのが何より嬉しかった。暖かい…カイトも強く抱きしめてよ。
皆に見られてるのは恥ずかしいけど、今のあたしはカイトと離れたくなかった。
「メイコ、マスターに返事は?聞こえてる?」
しびれを切らしたカイトの指摘にあたしはやっと気づいた。いけない、マスターに返事しなきゃ。
「はっ、ハイっ!マスター!インスト…きゃあっ!」
慌てて立とうとしたらバランスを崩して、再びカイト腕の中にぽすんと横抱きされてる形になってしまった。あたし何やってんの…
そんなあたしにカイトが声をかける。
「いつもの[めーちゃん]だね。おかえり。」
「え?」
カイトはいつもの悪戯っ子の様な笑顔であたしを見つめている。
「うん、いつもの[お姉ちゃん]。無事にインストしてるよ。おかえりなさい、お姉ちゃん。」
続けてミクが屈託のない笑顔をあたしに見せた。
次々に溢れる「おかえりなさい」と笑顔。そう、大事な人や仲間達、マスターにちゃんと言わなきゃ。
「みんな、ただいま。マスター、これからもよろしくお願いします。」
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