【初音ミク】VOCALOIDでエロパロ26 [転載禁止]©bbspink.com

1 : SVSSの人2015/01/18(日) 21:36:27.02 ID:Zr7Sje27
落ちたので立てさせていただきます。
316 : 名無しさん@ピンキー2016/09/09(金) 08:28:12.09 ID:vlDd51rE
>>309
久々に頭ユルいミクさんですな
317 : 名無しさん@ピンキー2016/09/11(日) 02:40:09.43 ID:XP9UAR+d
シャンプーのCMでミクあったじゃん

髪コキください
318 : 名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 00:17:47.16 ID:zqK7tOIZ
ボカロ小説って商業ジャンルは廃れちゃったのかね?
コミケでも存在感なくなってきたし。
319 : 名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 06:58:34.89 ID:3WCpUs9Y
VOCALOID自体、決まった設定の少ないキャラクターだからどうしても多少のメアリー・スー化が避けられないからな
ある曲をもとにした二次創作小説でも、「その曲を知っている人しか楽しめない」「しかも二次創作である以上読者全員が100%楽しめるとは限らない」という制約もある
だからどうやっても『同人小説』の枠から出られないのがボカロ小説
いろんな曲の小説化が流行ったのは、ただの時代の潮流だっただけ
320 : 名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 23:39:27.74 ID:uMhJ+jbz
ボカロ小説ってP本人が書いてるもんだと思ってたけどそうじゃないのはあるのかな
本家から解釈を提示されるのももったいない気がするなぁ
321 : 名無しさん@ピンキー2016/09/20(火) 19:55:06.55 ID:YJXzpLfK
P本人なら納得出来るけど、本人じゃない二次創作を商業系で売ってるのはキモいな。

同人誌やこういうところで表現してる方が可愛いよ。
人其々だけど。
322 : 名無しさん@ピンキー2016/10/04(火) 08:26:28.73 ID:JrPqd5cI
おはよう上げ
323 : 名無しさん@ピンキー2016/10/04(火) 12:56:41.65 ID:SCCsBeDg
髪コキ尿道せめしろ
324 : 名無しさん@ピンキー2016/10/12(水) 20:02:08.52 ID:V0gFe4+O
あげ↑
325 : 名無しさん@ピンキー2016/10/13(木) 11:26:14.25 ID:TrA0Xsuv
歌を歌わせてくれないストレスでふたなりになったミクさんに後ろから掘られたい
326 : 名無しさん@ピンキー2016/10/20(木) 18:50:52.96 ID:K84v1983
髪コキしろよ
327 : 名無しさん@ピンキー2016/10/28(金) 02:46:34.09 ID:mT9TiWX4
歌街ウナのヌルヌルプレイを誰かw
328 : 名無しさん@ピンキー2016/11/05(土) 02:34:06.05 ID:r/YS22DC
めーちゃんハピバ!
329 : 名無しさん@ピンキー2016/11/10(木) 01:13:22.13 ID:UeFlH3BO
DTMマガジン廃刊のお知らせ
330 : 名無しさん@ピンキー2016/11/13(日) 17:03:50.21 ID:6KNRDP5W
JSのウナちゃんでヌルヌルプレイとか
前田利家クラスのロリコンじゃないと無理ゲー
331 : 名無しさん@ピンキー2016/11/20(日) 04:04:13.29 ID:wwsr+vHU
それならユキとセットで>鰻
332 : 名無しさん@ピンキー2016/12/05(月) 18:15:24.37 ID:J9ZMaKs3
みくは髪コキしろ
333 : 名無しさん@ピンキー2016/12/20(火) 17:30:05.01 ID:Gh3J8YKa
あげ
334 : 名無しさん@ピンキー2017/01/04(水) 21:22:20.04 ID:LISZv+Ne
遅ればせながら
おめいこ上げ
335 : 名無しさん@ピンキー2017/01/19(木) 03:37:42.56 ID:AuqINCjE
あげ
336 : 名無しさん@ピンキー2017/01/30(月) 08:37:40.48 ID:rUJK39JR
age
337 : 名無しさん@ピンキー2017/02/17(金) 02:59:43.49 ID:XMZ+i+Fl
上げ
338 : 名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:18:06.87 ID:jjsoNUN8
はい、ミクさんへプレゼント。

「あ、これVRですか?
 わー、すごい、これ一度遊んでみたかったんです!
 ソフトはなんですか?
 あ、ゾンビものとかホラーは
 ヴァーチャルだと怖すぎて夜寝れなくなるかも……」

大丈夫、怖くないよ。
エロゲーだから。

「うう……やっぱりマスターはエッチィです……」

じゃあ、はい、かぶってかぶって。

「ああ、もう。
 ……おお、すごい!
 目の前が全部3Dですよ、これ!」

VRだからね。

「わ、ここはライブ会場の舞台上なんですね。
 おっきいなー、人多いなー。
 いいなあ、ちゃんと歌を作ってくれるマスターなら
 私もヴァーチャルじゃなくて現実のこういう所で
 コンサートとかできたかもしれないんだけどなー」

う、み、耳に痛いです。
……反省しますです、はい。
339 : 名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:20:29.91 ID:jjsoNUN8
「なーんて。フフ、別にいいんですよ。
 だって、歌よりももっと大事なものをマスターは私に授けてくれましたし」

エッチいこととか?

「……前言撤回です、反省してください」

へへ、じゃあ反省してミクさんを気持ちよくしてあげましょう。

「だから、そういう話じゃ……あっ、ちょっ、やめっ……」

ふふ、抵抗しても無駄無駄。
VRゴーグルのせいで現実世界のこっちが見えないうえに
後ろから抱きしめてるんだから。
もうやりたい放題ですよ。
あ、もちろんゴーグルは取っちゃだめだよ。

「あっ、やだ、なんか透明人間にイタズラされてるみたい……」

ふふ、周りがバーチャルなミクさんからすればそう感じるよね。
俺からすれば部屋の中でゴーグルつけたミクさんに悪戯してるだけだけど。
でもいいのかな、お客さんの前でそんなに暴れて?

「えっ、……あ、ああっ、お客さんが、こっちを指さしてる……?
 奥の人とか、首をかしげてるような……」

その通り、ようやく気付いてくれたね。
ゴーグルについてるジャイロ機能の傾き検知や速度検知で、
ミクが感じて体を揺するとお客さんが反応するようにプログラミングしたんだ。
いやー、結構時間かかったよ。

「そ、そのやる気を少しは他のことに……、
 あ、胸、揉んだらダメですぅ」

駄目だよ、そんなに悶えたら。
ほら、手前にいる小さな女の子が目を丸くしているだろ?
340 : 名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:23:14.00 ID:jjsoNUN8
『ねえ、お母さん。ミクさんはどうしたの?
 なんであんなに顔が赤いの?』

「うそ、音声まで流れてくる…………
 う、く……ふ、ふぅ……ああっ、こんなの、だめ……」

ふふ、そうそう。我慢して体を動かさないようにしないと。
お客さんにいろいろ言われちゃうよ?

「う……ひあっ、乳首、だめぇ……
 あれっ、体を止め、てるのに、皆が、まだこっちを指さして、
 あっ、年配の女性が、こっちを睨むような、
 そんな、なんで、止まってるのにぃ!あふぅん」

『こんな人のいる場所でなんて破廉恥なのかしら!』

あ、一つ忘れてた。
ゴーグルに付属したマイクがミクさんの喘ぎ声を拾うと、
お客さんが反応するようにプログラミングしたんだ。
声の音程や波長からミクさんが発情してるか判定してね。
ふふ、そりゃあコンサートの舞台上で
いやらしく喘ぐようなアイドルは変な目で見られて当然だよね?

「なっ、そんな、う、………………っ」

おお、すごい。
ちゃんと我慢してる。
ほら、見てごらん。
ざわついていたお客さんが皆元どおりになってるだろ?

「は、はい…………あ、あああ、駄目ぇ、下着の中は、だめですっ」

あーあ、パンツの中へ手を入れられたぐらいでそんな声出しちゃダメでしょ?
341 : 名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:26:22.63 ID:jjsoNUN8
「ひ、あ、……ずるい……あぁ……見ないで……見ないでぇ……」

『なんだあれ、ローターでも入れてるのか?』

『うわあ、相当な変態だな』

ふふ、ちょっとクリを愛撫しただけで腰が砕けちゃったね。
見られるシチュエーションに興奮してる?
これじゃ中に直接入れたらどうなるかな。

「あぁ……うそ、脱がしたりしないで……」

人前で、コンサート会場の舞台上で
ノーパンにさせられるのはどんな気分?

「いやあ……言わないでください……」

はは、ベトベトになってるしこれならペニスがすんなり挿いるね、っと!

「ぁああっ、マスターの、マスターのが入って……」

あーあ、まだ先っちょなのに上の口からも下の口からも涎が出てるよ?

「うぅ、だって、こんな……」

じゃあ、お待ちかねのGスポット責めだよ。

「待ってなんかない……あっ、…あっ、あぁっ」
342 : 名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:29:41.54 ID:jjsoNUN8
『コンサートじゃなくてAVの撮影だったのか』

『ママー、ミクさんは何をしてるの?』

『アイドルってマクラ商売するっていうし、
 スポンサーのオモチャにされてるのかねえ』

ふふ、どう?
観客の人たちに完全に淫乱なのがばれてるんじゃない?
そんな風に腰まで振ってたらさ!

「いや、ちが、あああ、やめ、やめてぇ」

やーめない。
じゃ、もっと奥まで、ポルチオまで突くね!

「ひっ、あっ、だめっ、あっ、ああぁっ」

ふふ、イく?
イっちゃう?
でもそんなよがり声出してたら、警備スタッフが舞台へ上がって来るよ!!

『ミクさん、どうされたんですか?』

『おいこれ、コンサート止めるべきじゃ?上の指示はまだか?!』

「あ、ちが、これは、だめ、もぅ、やめて、来ないで、
 来る、来ちゃう、あああああぁぁっっっっ」

うっ…………

ふぅ。
おっと、ミク大丈夫?もう立てないか、ふふ、お疲れさま。
343 : 名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:31:15.08 ID:jjsoNUN8
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「ほんとマスターはエッチなんですから、もう」

まあね。でもあんなプレイであれだけ盛大にイくミクも大概だと思うよ。

「うう……ずっとマスターに調教され続けたせいです」

はは、すっかり俺好みなボカロになっちゃったね。

「……だから、もう少し、私をこんなにした責任を、取ってください……」

……散々人をエロいと非難しながら、
自分からVRゴーグルつけるのはどうかと思うよ。
まあいいさ。ミクさんが気絶するまで突きあってあげようかな。

――こうしてマスターとミクさんの夜はふけていくのだった――


終わり
344 : 名無しさん@ピンキー2017/03/13(月) 03:56:28.07 ID:zrgGarSP
書き方的に>>309の人かな?
擬似視姦(?)VRなんてよく思いつきましたね。GJでした!
345 : 名無しさん@ピンキー2017/04/01(土) 04:02:51.14 ID:+xyNc0a8
四月馬鹿あげ
346 : 名無しさん@ピンキー2017/04/21(金) 17:59:42.09 ID:Zy3ZDk2m
あげ
347 : 名無しさん@ピンキー2017/05/07(日) 02:31:15.04 ID:HdUdrBgQ
あーげ
348 : 名無しさん@ピンキー2017/05/25(木) 08:55:50.22 ID:YclbI0k0
age
349 : 名無しさん@ピンキー2017/06/28(水) 15:30:29.27 ID:pa3685gI
あげ
350 : 名無しさん@ピンキー2017/07/22(土) 06:52:32.72 ID:OGTg/epW
ミクの髪コキ尿道責めをかいて
351 : 名無しさん@ピンキー2017/07/23(日) 16:44:12.50 ID:7ozZthWv
http://i.imgur.com/aQRSVrl.png
352 : 名無しさん@ピンキー2017/08/12(土) 14:29:43.23 ID:XgNleBm3
ミク ここなら誰もいないよね…?

くちゅくちゅ…
くちゅくちゅ…
くちゅくちゅくちゅくちゅ… んんっ、

はぁっはぁっ、

くちゅくちゅ…くちゅくちゅ…
んんん、

じょぼぼぼぼ、、、

ミク イケない事だけど気持ちいいよぉ

くちゅくちゅ…

スンッ、

ミク おててがおしっこのニオイするよぉ
ミク でもとまらないよぉ

くちゅくちゅ…くちゅくちゅ…
はぁっ…!ああ!


エラーが発生しました続きを読むにはワッフルワッフルとコメントしてください
353 : ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:38:48.78 ID:Dpr9ILjh
ミクさん10歳おめでとう!

ささやかながら投下
久しぶりなので不備があったらすみません
約10レスほどいただきます
エロなし
ネルハククリプトン組中心
354 : みくたん2017(1/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:40:01.37 ID:Dpr9ILjh
今日は特別な日なので早く帰らないといけないんです。
そう告げると、そんなの知ってるわよ何回目だと思ってるの、とネルさんは鼻を鳴らした。
このやりとりは毎年の恒例挨拶になりつつある。
「えへへ。今年は何かなー」
背中に隠しきれないくらい持ち重りのするかばんが目に入り、思わず笑みが零れる。
「ちょっと! 誰があんたに渡すって言ったのよ! これは、これは……」
「ライブ関係の、かな?」
「〜〜っ! ……当たり」
顔を真っ赤にしたネルさん、ううん、ネルちゃんは、かばんごと私に荷物を押し付ける。
中身はライブレポートと写真の束、そしてたくさんのディスク。
「こんなにいっぱいあるってことは……毎回来てくれて本当にありがとう!」
年に何回も行われるようになったわたしのライブコンサート。
そのすべてに彼女は顔を出してくれている。
誘っても絶対に楽屋には来てくれないけれど、古くからわたしを応援してくれているかけがえのないお友達の一人。
「何よ! 慣れ合う気なんてないんだから! ちょっとビッグになったからって調子に乗らないでよね」
と言いつつも、ちゃんと楽屋にお花を送ってくれるのである。
「ネルちゃん、嬉しいよ。これからも仲良く、じゃなかった……アンチ続けてね!」
ネルちゃんは頭を抱えてため息を吐くと、ちょっと笑った。
「当然! あたしはあんたのことなんか、全然、全然……好きじゃないんだから!」
でも、おめでとうだけは言っとくわ、と呟く声も温かく染み入ってくる。
「じゃあ、せっかくだから無料通話アプリで繋がろうよ」
「遠慮しとくわ」
クールに首を横に振るネルちゃんの端末は……折り畳み式。
「やっぱりスマホにはしないの?」
「ばっ! ち、違うわよ! これはガラケーじゃなくてガラホなの!
ボタン入力の方が早くて好きなのよ!グーグルプ●イとか使えないしタチクルたまにバグるけど便利なんだから」
……よく分からないことをまくしたてながら、ネルちゃんはちょうど来た電車に乗って行ってしまった。
ああ、誕生日が来たんだな、とじわじわ実感が湧いてくる。
あんなにたくさんこの日のために色々やってきたのに、今更だなんて。

そう、今日はわたしがリリースされて10年目の記念日。
今のおうちに迎え入れられて、なんと10回目の誕生日なのです。
355 : みくたん2017(2/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:41:06.19 ID:Dpr9ILjh
ネルちゃんと逆方向の電車に乗ろうとホームを歩いていると、あちこちから声がかかる。
あ、ミクちゃん、ミクだ、本物?、おめでとー、えマジで?、初音ミクがいる、ハピバ! そーなんだー

手を振りながら、お辞儀をしながら、お礼を言いながら、温かい言葉に感謝する。
電車に乗り込んでからも、大忙しだ。

「あ、私もいいかしら」
遠慮がちな声に顔を上げると、ナイスバディと裏腹に控え目な表情のお姉さん。
「ハクさん、もちろんです!」
相変わらず薄幸で儚げな感じのお姉さんだけど、たまに笑うとすごく綺麗な人なんだ。
「なんだかあっという間の10年だったわねぇ」
「はい、本当に。始めて会ったのが昨日の事みたいです」
いいなあ歳を取らないって、とハクさんが苦笑する。
ハクさんは心なしか目の下のクマが濃いような……、いつものことでした。
となると、ハクさんも初めて会った時からあまり変わっていないのでは?
と、告げると、彼女は気難しい顔をした。
「それは……前向きに捉えていいのかしら」
「は、はいもちろんです! ハクさんもずっとわたしを使ってくれていますから、わたし達おんなじですよ!」
納得しているのかしていないのか、首を傾げていたハクさんは、はた、と手を打った。
「それはそうと、プレゼントを用意してきたの」
がさごそと手荷物を探り始めるハクさん。
だけど、一駅越してもなかなか手は止まらず、とうとう泣きそうな顔を上げる。
「ごめんね、ミクちゃん……。会社のロッカーに忘れてきちゃったみたい」
心底落ち込んで青黒いオーラを出し始める彼女を慌てて励ます。
「いいんですよ、お気持ちだけでとても嬉しいです! むしろ今度またお茶に行く機会ができたじゃないですか!」
穴があったら飛び込みたいと言わんばかりのハクさん。
必死に気を紛らわせるわたし。
だけど、不思議と嫌な気持ちなんてしない。
こんなにわたしの事を想ってくれて、わたしをがっかりさせたと思って落ち込んでくれる人がいるなんて。

「あー! そうだ、ハクさん、今お付き合いしてる人がいるんですよね!?今度紹介してください!」
「え、ええっ! 誰がそんなこと!」
無理やりに話を変えると、ハクさんは飛び上がった。
「この前リンちゃんが、スタジオの近くでハクさんが背が高い銀髪の男の人と歩いてるとこ見たって言ってました」
「それは、その、あの、会社の人なの……」
聞けばハクさん、しばらく契約で勤めていた会社で正社員に上がれる可能性が出てきたそうで。
同じ部署の社員さんに、面接の練習や試験勉強を手伝ってもらっているうちに距離を縮めていったみたい。
「その人は随分前からDTMをやっていて、私はミクちゃんに出会ってDTMを始めたからまだ知らない事ばかりだったから、
いろいろ教えてもらっているの」
だからね、ありがとう。とハクさんは頬を染めた。
胸がじんと熱くなる。
誰かの人生の転機にわたしの存在がささやかな影響を及ぼした……ってことだよね。
「わたし、嬉しいです。それが何よりのプレゼントですよ!」
ハクさんは恐縮したりあわあわしたり、照れたりと忙しく表情を変えて、見ていて飽きなかったけれど、
去り際には今日一番の笑顔で、お誕生日おめでとう、と言ってくれた。
356 : みくたん2017(3/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:41:49.84 ID:Dpr9ILjh
「ミク姉! やっと来たー!」
改札を出ると、元気な妹が駆け寄ってきた。
「ただいまー。リンもレンもお迎えありがとう!」
「お帰り。ミク姉、荷物」
対照的にレンは相変わらずクールに手を差し出す。
わたしのすぐ下の弟妹達はいつでも一緒にいて、3人目が集まるときはいつもわたし。
二人といる時間が一番長いんだもん。
仲良し三人組、というか準鏡音だよね、わたし!
改札の外に出ると、夕方とはいえまだまだ空は明るくて、熱い風が髪を吹き上げていく。
「さ、早く帰ろー!」
リンの汗ばんだ手に引かれ、小走りでロータリーを横切る。
「リン、信号気ィつけろ」
レンのぶっきらぼうな声が温かく追ってきた。
いつもの帰り道。
いつものように三人でお腹を空かせて家を目指す道。
あれ? 最近一緒に帰ったのはいつだっけ。
それぞれの仕事が増えてきて、一人で歩いたり、二人で待ち合わせたり。
そっか、リンとレンとわたしで歩くのはとっても久しぶりかも。

「もうそろそろいいんじゃねーの?」
公園のそばまで来た辺りで、隣を歩いていたレンがどこか白々しく口火を切った。
何やらそわそわして上の空だったリンが、待ってましたとばかりに肩掛けの小さなポーチに手を突っ込む。

「よかった、溶けてない!」
私の進路を塞ぐようにぴったり正面に並んだ二人が、そろってぴょこんとお辞儀をする。
つられて私もぺこり。
「せーの、ミク姉お誕生日おめでとう!」
落ち着いたラッピングの薄い箱は、ちょうど両手のひらに収まるくらいの大きさで。
なかなかに稼ぎまくってる二人から去年もらったのは、茨城産夏ねぎ食べ放題二泊三日ツアーだったのに、何だか懐かしいこの感じ。
「あの時の気持ちを思い出して」
「原点、っつーか」
受け取った包装紙にくるまれた箱は、わたしの机の引き出しに大事にしまってある見覚えのあるもの。
初めての誕生日に、少ないお小遣いを貯めて二人がプレゼントしてくれた、思い出の高級チョコレート。
あの時は3粒だったけど、今度はひと箱。
「ふむふむ、9個入り……!」
とびっきりの笑顔を鏡音ツインズに向けると、二人とも、大成功!って感じでにぃーっと笑った。
「もう、リンもレンも大好き! みんなで9倍楽しめるね!!」
「よっしゃ! さすがミク姉!」
「わーい! 早く帰ろっ!」
ああ、やっぱり三人でいるのはとっても楽しい。
357 : みくたん2017(4/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:42:22.54 ID:Dpr9ILjh
辺りがだんだんオレンジに染められていき、建物の窓に反射した光がまぶしい。
ショッピングモールに行っていたらしいカイトお兄ちゃんと待ち合わせしているのだ、とレンが教えてくれた。
「ミクお帰りー。暑かったでしょ。三人とも、アイス食べなよ」
お兄ちゃんが買ってきたばかりのソーダアイスはすでに溶けかけていて、四人とも慌てて口に運ぶ。
「何買い忘れたの?」
「ケーキの飾り。家にあるのじゃ貧相だってめーちゃんが」
お兄ちゃんとレンが仲良くひそひそ話をしている。
ケーキの飾り? クリスマスみたいでわくわくしちゃうよ。
「ねー早く行こー? チョコ溶けちゃう」
一番に食べ終わったリンがアイスの棒をピコピコくわえながら二人の背を押した。

「えー二人とももうプレゼント渡しちゃったの?」
「うん。演出を優先したから」
お兄ちゃんの言葉にリンが胸を張って答える。
「リンに持たしとくとポーチの中で溶かすからな」
「うるさーい!」
レンはぶたれる前にさっさと逃げ出し、リンはそれを追い、走り去って行った。
「暑いのに元気だね」
そういうお兄ちゃんも薄手のコートに長ズボンでタオルマフラーなのですが。
じゃあ僕も家に着く前に、と恭しく取り出されたのは薄緑色の化粧箱。
箱の蓋にピンクのラインが入ってる、わたしのための特別仕様だ!
「おめでとう、ミク。良かったら開けてみて」
どきどきしながら蓋を開けると、つやつやの布のクッションの上に、小さな宝石が散りばめられたティアラがあった。
落ち着いたゴールドの台に、緑と赤を中心にピンクや青のストーンが散りばめられた、心が躍る可愛いデザイン。
「わ、綺麗……。これ、もしかしてオーダーメイドなの?」
「オーダーメイドも何も、僕が作りました」
肩をすくめて照れ笑いするお兄ちゃんに、今度こそびっくりした。
「ええー! すごい! お兄ちゃんそんなこともできるの!?」
手先が器用な人だとは思ってたけど、これ、職人さんが作ったみたいだよ。
にこにこしながらモチーフの説明をするお兄ちゃんの話を熱心に聞いていると、突然お兄ちゃんの後頭部から花束が生えてきた。
「なーにを得意げに。パーツ選びと設計は全部お姉さまですわ」
358 : みくたん2017(5/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:42:47.90 ID:Dpr9ILjh
「ルカちゃん!」
「わっ! ルカ、何でここに!?」
「フラワーショップに引き取りに行ってきたところですの」
お兄ちゃんの背後から、カラフルな花束を抱えたルカちゃんが出てきた。
「ハツネ、Happy birthday. もう家に帰ってきている頃かと思いましたのに」
隠れても仕方ありませんし、と両手いっぱいの花に埋もれたルカちゃんは、私の手を握る。
「何で言っちゃうんだよー。この後話す予定だったのに」
「組み立てただけのカイトさんが全部説明してしまったら、お姉さまががっかりなさるでしょう」
不満げなお兄ちゃんをバッサリ切って黙らせると、ルカちゃんは私の手を引き歩き出す。
「ハツネ、今度のホリディにはエステに行きますわよ。
その後人気のスパのあるホテルに一泊して翌日はクルージングですわ」
予定空けといてくださいね、とウインク一つ。
ルカちゃんはわたしの後輩なんだけど、いつもおしゃれで大人びていて、ファッションに関してはわたしが教わることの方が多い。
今回も夜通しガールズトークなんてしながら、新しい美容法とかメイク道具を教えてもらえそうな雰囲気だ。

「それと、カムイとグミたちがパーティの後に渡すものがあるとのこと、終わったら楽屋で待っていてほしいそうですわ」
「はーい! 楽しみにしてます、って伝えてね」
今日は家族でお祝いをしてもらうことになっている。
がくぽさん達は明日、お客さんがたくさん来る私のバースデーコンサートに来てくれる予定なのだ。
近くに住んでいた頃はお家でお祝いしてくれたんだけど、最近は誕生日当日は家族でゆっくり過ごす日になっている。
グミちゃんやIAちゃん達も来てくれる明日はもっと忙しくなりそうだ。
359 : 名無しさん@ピンキー2017/08/31(木) 20:39:05.97 ID:kzg8a8L/
C円
360 : 名無しさん@ピンキー2017/08/31(木) 22:57:33.61 ID:kzg8a8L/
連投規制切れへんのやろうか…
もう一発支援!
361 : みくたん2017(6/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:44:18.36 ID:r1XukK39
「ミク、やっと帰ってきた! お誕生日おめでとう」
玄関のドアを開けると、すぐにメイコお姉ちゃんが気づいて出迎えてくれた。
「今日のデザートは自信ありよ。楽しみにしててね」
お帰りのハグとともに、甘い誘惑が耳をくすぐる。
お姉ちゃん、また腕をあげたんだな。
「めーちゃん、飾りは?」
「ありがと、いいのあった?」
「もちろん、一番大きいのを選んできたよ」
「良かった! 主役の準備はもうできてるもんね」
お姉ちゃんはお兄ちゃんとの掛け合いの合間に、私の頭をそっと撫でてくれる。
お兄ちゃんから、ううん、二人からもらったティアラは頭のてっぺんにピンで止めてある。
「すごく似合ってるわ。さすが私の見立て」
「うんうん、とっても。そして僕の組み立ても完璧」
「それにしても、やっぱりうちのミクの可愛さは群を抜いてるわね」
「半端ないな」
「メイコ姉もカイト兄も親ばかー」
きゃははとリンが笑う。
わたしはこういうとき次女でよかったなって思う。
わたしの後には妹も弟も後輩もいっぱい生まれてきたけど、
お姉ちゃんって呼べる先輩はメイコさんだけだし、お兄ちゃんって呼べる先輩もカイトさんだけだから。
リンもレンもルカちゃんも、わたし達はみんな二人にとって世界一の、自慢のきょうだいなんだ。
362 : みくたん2017(7/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:46:08.55 ID:r1XukK39
「ミクちゃん!」
可愛らしい声が頭上から響き、階段をたどたどしく降りてくる足音がした。
玄関先でわいわい騒いでいたわたし達はみんな会話を止め、視線を向ける。
この家で影響力を持つのは、ボーカロイドではなく、主たる人。
つまりマスター登場……ではなく?
「――ちゃん!」
マスターの5歳になるお嬢さんだった。
「みくちゃん! おめでとー」
「ありがとー」
小っちゃい女の子はわたしの両手を取って、上り框に引き上げる。
「ミク、お帰り」
続いて階段からマスターが、キッチンから奥様が出迎えてくれた。
奥様は、――ちゃんのお母さんで、音楽の先生で、お料理がとっても上手な、マスターのお嫁さん。

わたしがマスターの元に来たときは、マスターはお姉ちゃんとお兄ちゃんの3人で暮らしていた。
年末にリンとレンが来て、がくぽさんが隣のうちに来て、ルカちゃんが我が家に来てしばらくした頃、
マスターの「家を買うぞ!」という鶴の一声でお引越しをすることになったのだ。
新居を構える理由は、マスターのご結婚。
式にはわたし達もみんなで出席してお祝いの歌を歌った。
マスターも奥様も音楽が大好きで、わたし達にとっても、歌声が絶えない家はすごく居心地がいい。
そして、マスターの歌を聴いて育ち、マスターの歌を歌いながら大きくなる――ちゃんは本当に幸せだと思うんだ。
363 : みくたん2017(8/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:48:25.51 ID:r1XukK39
「パパ、おうたのほんかして!」
――ちゃんが、マスターの手から紙束を受け取り、わたしに元気よく差し出した。
几帳面で素朴な手書きの楽譜は、マスターの人柄みたいで、いつも手にする瞬間にすごく心が満たされる。
出来立てほやほやの誕生日プレゼントである新曲をもらった今日は、殊更に。
歌はわたしの始まりで、いつもそばにあって、わたしの世界を広げてくれる、大好きな大好きな宝物。
「マスター、ありがとうございます! わたしを歌わせてくれて、わたしを輝かせてくれて、いつも、わ、わたし……」
「みくちゃん! ないちゃだめー」
「ご、ごめんね。嬉しいんだよ〜」
小さい手が私を気遣うように伸ばされる。
「ミク、こちらこそありがとうな。なんだかんだで10年の付き合いだ。これからもどんどん活躍してくれないと、な」
「マスタぁ〜」
わたし、この家に来てよかった。
初めての誕生日の時にそう感じたことはずっとずっと忘れない。
今も、これからも、きっと毎日そう思いながら過ごしていくのだな、と袖で涙をぬぐった。

「みくちゃん、はやくうたおう!」
――ちゃんは、どうやら一足先にこの新曲を練習していたみたい。
嬉しくってたまらない感じでぴょんぴょん飛び跳ねる。
「おいおい、玄関先だぞ」
「あら、いいじゃない。今が一番のタイミングよ」
苦笑いするマスターに奥様がにっこり微笑んだ。
いつの間にかお姉ちゃんがみんなを並ばせていて、ルカちゃんがカメラを構えている。
リンとレンが期待に眼をキラキラさせてわたしを見つめ、お兄ちゃんが励ますように頷いてくれた。

今この瞬間、この空間をわたしは一生忘れないだろう。
10歳のお誕生日おめでとう、わたし。
10周年ありがとう、私に関わってくれたすべての人たちへ。
そして、わたしと同じ時代を、同じ星の上で息づいているたくさんのミク達にも、この歌が届くように願って。
世界中の幸せを具現化したような空気を全身に感じながら、わたしは最初の息を吸う。


END
364 : ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:50:19.25 ID:r1XukK39
>>359 支援ありがとう!
ごめんね、連投規制に引っ掛かると24時間書き込めないみたいだ
えらく厳しくなったな〜

9年前の1周年をここでお祝いしたので、またやってみたかった
ミクさんありがとうミクさん
これからもずっと大好きですボカロ界!!

|)彡サッ
365 : 名無しさん@ピンキー2017/09/01(金) 21:18:22.13 ID:k+MNXk7e
>>364
GJ
ほっこりした
ハクさんの彼氏はデルかな?生みの親が同じとはいえマニアックな人選だw

というかID末尾まで39になるとか愛が深すぎませんかね……(畏怖