……ちょっと待って、私今なんて言った?明日も持ってくる?彼に?私が?
恋人がやるような事だよね、それ!
とんでもない事を勢いで言ってしまった。慌てて取り繕うとするが。

「いいのか?俺の分まで用意するの大変だろ?いや代金は払うけどさ。」
「…う、うん、いいよ?食べる人がいるのは嬉しいし。」
…引き下がれなくなり、OKを出してしまった。私の馬鹿。
その時、予鈴が鳴った。
「ごめん、食べるの邪魔しちゃったな。それじゃ明日、楽しみにしてるよ。」
そう言いながら、彼は自分の席に戻っていく。
…明日、がんばろう。
そう決心しながら、残った野菜を口に放り込んだ。


〜放課後〜

授業も終わったので、中のいいクラスメイトと話しながら帰り支度を始める。だが。

ぐぎゅるるる……
「う、うぅっ…」

お腹の中の宿便が、今になって暴れ出した。咄嗟にお腹を押さえる。
「あ、もしかしてローナ…来た?」
クラスメイトに指摘され、こくこくと首を縦に振る。
「その気持ちはよくわかるよ、すぐお腹に溜まっちゃうもんね。…何日分?」
「に、2週間分。ごめん、先に、帰ってて……」
「うわ、そりゃすごい。出たら写真撮って見せてよ…なんつってね。がんばりなよ。そんじゃーねー。」
冗談交じりに励まされる。
(でも、今日は出ない気がする……)
カバンもそのままに、痛むお腹を抱えてトイレに向かった。

トイレを目指して歩いていると、見たことあるダークエルフが私の前を歩いている。
真面目そうな顔だが彼女もまた顔色は良くなく、お腹を押さえながら歩いていた。
確か彼女は…そうだ、風紀委員の委員長だ。
(あの娘もお腹痛いんだ…)
そして彼女は私より先に女子トイレに入る。それに続いて私も入る。

なんとかトイレの個室にたどり着き、お尻を出して和式便器にしゃがみこむ。
そして、隣の個室から、さっきの彼女がオナラとウンコをひり出す音が聞こえる。

ブゥゥッ!!ブブブブ、ぶりゅぶりゅぶりゅっ!べちゃっ!
「ん、はぁぁっ………♥」

大きなオナラと、連続した小さなオナラの音。
それに続いて、ウンコを一気にひり出し、お尻から途切れた大便が和式便器に叩きつけられる音。
そして排泄で生じた快感が漏れた色っぽい声。
(向こうは快便なんだ…いいなぁ。)
カラカラとトイレットペーパーを出してお尻を拭く音が聞こえた後、パシャ、となにかを撮影する音。
そして彼女はそのまま出て行った。
…大便を流さずに。
(あれっ、さっきの人…流してないよね!?)
風紀委員の委員長なのに、ウンコを放置。それに撮影までしていった。
しかもあの音からしてなかなかの大物だろう。
…正直、ちょっと見たい。
だが、自分のお腹のウンコがそうはさせてくれない。

もうウンコは肛門近くまで来ている。そしてお腹に力を込めて踏ん張る。が。