「―――――!!」「あっ、待ってく――!」
先に正気を取り戻したのはローナだった。声にならない悲鳴を上げ、それに続いてコウシロウが声を出す。
否、彼女は正気とは言いがたいが。
見られ、た。見られた見られた見られてしまった!
なんで!?よりにもよってコウシロウ君に!どうしようどうしようどうすれば!?
ショートした頭が、遅れて彼を認識する。脊髄反射で慌てて逃げようとする。しかし。
足が、動かない。バランスを崩して前のめりに膝を着いてしまい、肛門とおまんこが丸ごと彼に見える姿勢になる。
月明かりに照らされ、すべすべのお尻が彼に丸見えだ。

その時、お尻が急に震えだした。
この時を待っていた、とばかりに。

―ぐぱぁっ

「「えっ?」」
二人の声が重なる。
「えっ、ちょっ、そんな、何で…」
自分の意思に反して彼に向けていた肛門が、ひとりでに開いた。今までで一番大きく。
…そして。

―――にゅるり。

今までどんなに頑張っても出てこなかった茶色の物が、顔を出す。

――もりもりもりもり、ミチミチミチっ

可愛らしいお尻が鈍い音を立てる。彼に突き出したアナルから見せてはいけないモノが、見せ付けるかのように溢れ出す。

……とても太く、とても長い、うんこが。

「ああ、ダメ、出る、出る出るでる出ちゃうぅぅっ!!」

彼女は抗議のような嬌声を上げる。だが、それで止まってくれるはずも無く。
ぽっかり空いた肛門から、彼女の意思を無視して一本のウンコが這い出てきた。
月夜に浮かび上がる、重い音を上げた少し硬い大便のアーチ。
こうなってしまっては、もう止まらない。便秘で丸々と肥え太った大蛇は、出尽くすまで肛門を蹂躙し、犯し続ける。

「んやぁあぁっ、駄目、見ないでコウシロウ君、止ま、らない、やだ、お尻が締まらないからぁ、だめ、見ちゃ駄目駄目ダメぇぇっ!!」
にゅるるるる、ずりゅずりゅっ!ぶっ、ぷぷっ!もりもりむりむりゅりゅりゅりゅ!

「ふぁあああぁっ、見、ないで、ダメ、お願い、止まっ、んはあぁぁあっ!?」
「うわ、すごっ…あんなにデカいの、ローナが……」

もう門の口は、閉まらない。じっくり育てたウンコが、止まらない。
ペットシートの上いっぱいに、暴れまわるぶっとい大便。
(何で、さっきまで全然出なかったのに、こんな急にいっぱい…!)
濁流のように、見られながら極太のうんこが途切れる事なくムリムリと溢れ出す。
恥ずかしくて死にそうなのに、何でこんなに…気持ちいいんだろう。
いつもうんこする時より、自分でオナニーするときより、断然気持ちいい。これは…何?