完全拘束・超拘束に萌える 13 [無断転載禁止]©bbspink.com
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女の子を徹底的に拘束して調教しちゃったりする。
そんな様々な拘束ネタの妄想を語るスレです。
小説・イラスト等も大歓迎!!
・作品を投下する人は気軽にどうぞ。
・誰かの作品が進行中でも気にせず投下しましょう。
・でもNG/抽出しやすいようにコテハンを付けましょう。
・コテハンに(責め手)→(受け手)で性別を書くとNGしやすいです。
(男→女、女→男、女→女、男→男など)
・過度の人体改造やグロネタは控えましょう。
・作者のやる気はレスに大きく左右されます。感想≠中傷。リクエストは程々に。
気に入らないならスルー。目ざわりなら専ブラでNG登録をどうぞ。
・基本的にsage進行で。
・荒らしは放置プレイで。無駄なレスを与えないのがいい奴隷に調教する秘訣ですよ。
Q.Cってなに?
A.支援のことです。
同じ回線から3回連続でレスをすると、連投規制が掛かってしまいます。
この規制は3レス分投下された後、他の誰かがレスを書くことで解除されます。
その結果、作者を助ける事になります。 絶望的な拘束を施された美少女が死に抗い悶え苦しみ続ける >>405
そうですね。
だけどここの子は常に冷静に自らの拘束過程をリポートし続けてるから
死に至ることが無い。 「これを履いてもらいます」
そうして用意されたのは、黒革製で編上げの膝下まであるブーツだった。それはヒールがかなり高く、履いてしまえば爪先で立っている状態を強制されるのは間違いなかった。
仮面をつけた2人の人間に支えられるようにして私がブーツに脚を入れると、編み上げが引き絞られた。その状態で太腿、膝、足首の部分に太いベルトが巻かれ、引き締められた後、それぞれに錠が掛けられた。
其の上から、今度は足首から太腿までを編上げのレッグバインダーで巻かれ、引き絞られた。これらの編上げの革紐も四つ編みものが使用されていた。
(これで下半身も固められた・・・・後、残っている拘束具は・・・)
私は拘束具が並べられている場所を見た。するとそこにはまだ使用されていない拘束具が4つ並べられていた。
(あれらを装着されたら私の拘束は終わりということね・・・。確かに今している耳栓は必要だわ・・・)
それらの拘束具を見て、私はそう思った。 それらの中でまず私に装着されたのはアイマスクだった。それは伸縮性のある素材で出来ていて装着すると、完全に視界を奪われてしまった。
(マジックで使用するのは完全に視界が奪われないものだったり、すぐに外せたりするものだけどこれは・・・・)
「アイマスクがずれないようにベルトをします。勿論、錠もつけます」
視界を奪われた私のためか、相手側がそう説明をした。
「細めのベルトを目と目の間にバックルが来るように回して、引き絞った後で錠を付けます」
そう説明されると、ベルトが回され引き絞られる感触がした。恐らく錠も付けられたのだろう。
(自分がどのような拘束を施されているかを敢えて分からせるつもりみたいね・・・)
「次は全頭マスクを着けて貰います。鼻の部分に呼吸をするための穴が開けられています。後頭部の編み上げと付属のベルトを引き絞った後、ベルトに錠を付けます」
頭部が全頭マスクで覆われる感触、そしてフェイスクラッチマスクで締め付けられた頭部が更に締め付けられる感触がした。
(今の私は、黒いマネキン人形みたいに見えるんでしょうね・・・)
そんな想いが頭に浮かんだ。 12-b、散歩 2017/12/14
・スレンダー貧乳ちゃんが通学路を歩いていた頃、ロリ巨乳ちゃんは大きな鉄道駅の近くで降ろされていた。
スレンダー貧乳ちゃん同様、スマホとイヤホンを装着され、聞こえてくる声の指示に従って歩き回るように指示される。
・全身がくすぐったくなる媚薬の効果は未だに続いていた。ぴちぴちの学生服がもたらす衣擦れ、吹き付ける寒風、化学繊維のコートが起こす静電気。
ほんのわずかな刺激に対しても、ロリ巨乳ちゃんは身をちぢ込ませようとする。
しかし胸部のコルセットはそれを許さず、ロリ巨乳ちゃんはふんぞり返った姿勢で全身のこそばゆさをこらえるしかない。
・特に冷たいそよ風が吹き付けるお腹と、にじみ出る母乳で学生服がへばりついた乳首の先が耐え難いほど痒い。
コンクリート塀に差し掛かると、ロリ巨乳ちゃんは誰も見ていないのをいいことに、ざらざらのコンクリート塀に身体をこすりつけて痒みを鎮めようとする。
ボテ腹とおっぱいを壁へと擦り付けて自らを慰めるような変態的仕草だったが、背に腹は変えられなかった。
・痒みが静まった頃、なるべく人目につかないよう、ロリ巨乳ちゃんは懸命に歩き始めた。
・この駅はいくつもの路線が交差するターミナル駅で、駅中には商業モールが入っており、昼夜問わず人通りもそれなりに多い。
・駅の中の商業モールへと入るように指示される。躊躇するロリ巨乳ちゃんだったが、「進まないと電気ショックで妹分を痛めつけるぞ」と脅され、やむなく入る。 ・1フロア毎に一周しながら最上階へ上がるように強要される。
普段は何の変哲もない商業モールなのに、今の姿のロリ巨乳ちゃんにとっては果てしない大迷宮のようだった。
ただでさえ大きいのに更に一回りも二回りも大きく強調されたおっぱいと、お臍丸出しで膨れ上がったお腹を左右にゆさゆさ揺らしながら、
ロリ巨乳ちゃんは人通りの多い中を、お腹と胸を突き出した姿勢の蟹股歩きでよたよた歩いてゆく。
店員達はロリ巨乳ちゃんの姿を目にすると一瞬戸惑うような表情を見せるが、何かを察した様子ですぐに平常心を取り戻し、ロリ巨乳ちゃんには声もかけない。
・すれ違う客たちの冷たい視線に晒されるロリ巨乳ちゃん。
スマホでこっそりと撮影したり、ゆっさゆっさと揺れている大きなおっぱいに見とれたり、顔を顰めてひそひそ声で話し合ったり。
反応はさまざまだったが、ロリ巨乳ちゃんの窮地を察して助けてくれようとする者はなかった。
それに気付かないロリ巨乳ちゃんではなかったが、「かまわず進め」との指示だ。ロリ巨乳ちゃんは羞恥と屈辱と苦痛に悶えながら、それでも歩き続けた。
・「エレベータやエスカレータは使用禁止」と告げられる。階段で昇るようにとの指示だったが、太股の枷とコルセットのせいで階段を上がることすら一苦労だ。
取るに足らない階段を、股を開いて片足ずつ段差へ乗せてゆく滑稽な動きで、一歩ずつ一歩ずつゆっくりと昇っていくしかない。
・不慣れな動きで膝が軋み、段を踏み外して転んでしまう。両手が使えないから一度転んでしまうとなかなか立ち上がれない。
数分の格闘の末に、這いずる動きで手摺へと縋りつき、おっぱいとお腹を壁へ擦り付けるようにして、ようやく立ち上がった。
階段を使う客は少ないようだが皆無ではない。怪しい動きをするロリ巨乳ちゃんを怪訝な表情で見ながら通り過ぎていく。 ・最上階の屋上遊園地に着くと、調教師の手下の男が待っていた。以前、ロリ巨乳ちゃんの入浴を手伝い、そのむちむちボディを堪能したあの男だ。
下種な笑いを浮かべながら、手下の男は監視カメラの死角となる位置へロリ巨乳ちゃんを連れ込み、コートを脱がせる。
・むちむちの体型がぴっちりと浮き上がり、特に胸の部分がはち切れそうな学生服姿。にじみ出る母乳からほんのりと香る甘い香り。こんな状況下でありながら媚薬の効果で発情し、顔を真っ赤にしてンフーンフーと鼻息を荒げる表情。
学生服を着るような年齢は過ぎているロリ巨乳ちゃんだが、手下の男の下種な欲情をくすぐるには充分以上だった。
・学生服の布地越しに乳首を摘み上げられ、ロリ巨乳ちゃんは悲鳴を挙げた。しかし厳重な猿轡を施された状態では悲鳴は悲鳴にすらならず、誰の耳にも留まらない。
・御尻に手をやり、いやらしい手つきでパンツの具合を確認する。媚薬ゼリーを堰き止められた陰部の栓を刺激され、ロリ巨乳ちゃんは悶絶する。
・ロリ巨乳ちゃんのあられもない姿をたっぷりと楽しんだ後、手下の男は次の作業に取り掛かった。
手下の男がロリ巨乳ちゃんに施した“作業”とは……?
なお>>394だが、電車は次の次に乗る予定。 >>408
拘束プロセスあれこれご紹介中ですが、どのように脱出するか、出来るかできないのかの細かい描写に期待してます。 >>411
自分で展開決められないなら書くんじゃねえよ 「頭部を保護するためにヘルメットを被って貰います」
(あれがヘルメットに位置づけられるのね・・・)
相手側の言葉を聞いて、私は視界を奪われる前に見たそのヘルメットを思い浮かべた。
それは確かに黒い色をした少し大きめのフルフェイスのヘルメットの形をしていた。しかし、シールドはなく鼻の部分に呼吸のための穴が開いているだけだった。
普通のフルフェイスのヘルメットと同じく中にパッドが詰められているらしく、それを頭部に被せられると圧迫感を感じた。
そして顎のベルトが引き締められ、錠が取り付けられる感触がした。
「最後にスリープサックに入ってもらいます」
黒革で出来た首まであるスリープサックが床に置かれ、相手側の3人が立った状態の私を横にして、そのスリープサックに入れ込んだ。すると首まであるファスナーが引きあげられ、付属していた5本のベルトが回され引き絞られた。
そして首の部分にも首輪のように太いベルトが巻かれ、それぞれのベルトに錠がかけられた。
「これで拘束は終わりです。この状態でBOXに入ってもらいます」
相手側がそう宣言した。
マジックでは演出のため過剰な拘束を追加することがある。しかし、其の拘束は意味がなかったり、すぐに解いたり出来るようになっている。しかし、私に施された拘束は全て私の自由を確実に奪うものだった。
(万が一にも成功させるつもりはない・・・ということね)
私は改めてそう思った。 13-b、ブーツ1:43 2017/12/20
・監視カメラの死角で、手下の男はロリ巨乳ちゃんに次なる拘束を施した。
・ロリ巨乳ちゃんを地べたに座らせ、壁へもたれかからせると、持参していた鞄からブーツを取り出した。
・紐で編み上げるタイプの膝下ブーツで、底が妙に厚い。
・手下の男はロリ巨乳ちゃんの靴を脱がし、持参したブーツと履き替えさせた。
ブーツは内部のヒールがとても高い。底が厚く見えるのは、内部で足首を真っ直ぐ下へと伸ばすために、ヒールとつま先が急勾配の斜面になっているためだ。
このブーツを履くと、足首を下へと伸ばした爪先立ちのような形で固定されてしまう。
それでいて足の裏全体で支えるようになっており、爪先だけに負荷がかからないようになっている。
手下の男は靴紐を丁寧に編み上げ、結んで固定する。これでロリ巨乳ちゃんは、爪先立ちのまま、足首を固定されてしまった。
・そして無理やり立ち上がらせると、手下はロリ巨乳ちゃんのスカートを捲り上げる。
スカートに覆われていたロリ巨乳ちゃんの下半身が外気に晒される。
ロリ巨乳ちゃんのむっちりとした太股や尻をじっくりと見る手下の男。
ロリ巨乳ちゃんは冷たい風と手下の男の下品な視線に顔をしかめ、蹴り飛ばそうとするが、太股の枷のせいで、脚を前に蹴り出すことが出来ない。 ・ロリ巨乳ちゃんの下半身を存分に堪能した後、手下の男はロリ巨乳ちゃんの太股に取り付けられている枷を外した。
・「今だ!」すぐに走って逃げ出そうとするロリ巨乳ちゃんだったが、もたれかかった壁から離れた途端に姿勢がよろけて、ロリ巨乳ちゃんは歩みを止めた。
ブーツの構造のせいで足首を動かせず、ロリ巨乳ちゃんは走ることが出来ないのだ。
走るどころか、強制された爪先立ちと、上体をコルセットで思い切り反らせた姿勢のために、立っていることすらぐらぐらと覚束ない。
・倒れない為には全身を強張らせるようにするしかなかったが、長続きするはずがない。すぐさまバランスを崩し、倒れそうになったところを手下の男に支えられてしまうロリ巨乳ちゃん。
・「危ないから、これからは同行しろとのお達しで」と、手下の男がロリ巨乳ちゃんの耳元で囁く。
どうやってもロリ巨乳ちゃんはこのゲームから逃れることが出来ないのだった。
次は電車。電車に限らず、スレンダー貧乳ちゃんとロリ巨乳ちゃんをいぢめるアイデアがあったら募集中。 寸止め、焦らしったー
https://shindanmaker.com/a/167207
パターンはまだ少ないけど、オカズならぬおやつ程度に。 あ、俺が作者ってわけじゃないよ! ただ見つけただけだからね! 14-b、乗車
・コルセットで上体を思い切り反り返らせた姿勢のまま、爪先立ちを強制するブーツを履かされて、直立でバランスをとることすら上手くいかない。
コツ……コツ……と、一歩一歩バランスをとりながら、じれったくなるようなのろさで、ロリ巨乳ちゃんは歩いてゆく。
・いくどもよろけて倒れそうになるたび、手下の男の腕がすっと、ロリ巨乳ちゃんの身体を支える。
手下の男はロリ巨乳ちゃんの身体を支えながら、散々いやらしい手つきでロリ巨乳ちゃんのむちむちの肉体を撫で回す。
ロリ巨乳ちゃんはそんな手下の男へ憎悪の視線を向けながら、猿轡の下で嬌声を噛み殺していた。
・商業モールの屋上からエレベータに乗るロリ巨乳ちゃんと手下の男。
・エレベータの中は無人だった。ここぞとばかりにロリ巨乳ちゃんの身体を弄ぶ手下の男。
おっぱいをもみしだき、尻たぶを叩き、お腹や腰、背筋をさする。
・お腹を揉まれたときなどは、蠢く媚薬ゼリーがお腹の中をぐにゅぶりゅりと舐め回し、媚薬のもたらす刺激が腸内と胎内へを悦楽をもたらす。
尻たぶを叩かれた際は、叩かれる痛みと、尻の肉が震える感触、ゼリーを堰き止めているパンツの振動で、アナルとヴァギナを擽られる。
ロリ巨乳ちゃんは快楽で腰が砕けそうになるのを必死に堪えながら、手下の男に連れられてよちよちと歩き続けた。 ・ロリ巨乳ちゃんと手下の男はエレベータで地下の駅まで降りる。
ロリ巨乳ちゃんを支えながら、手下の男は改札へと歩みを進めている。このままロリ巨乳ちゃんを電車に乗せるつもりなのだ。
安全のため、とはいうが実際のところ手下の男は監視と誘導のために同行しているようなものだった。
拒絶しようにも、立っているのもやっとの有様では、背中に手を回されて押されてしまえば誘導に従うしかない。
・手下の男が事前に用意した二人分の切符で有人改札を通り、エレベータでホームへと降りると、ちょうどいいタイミングで電車がやってきた。
電車に乗る二人。
・電車内の乗客はまばらで、座席も空きが目立っている。
・手下の男は空いている座席へと腰掛け、ロリ巨乳ちゃんをその隣へと座らせた。
・今のロリ巨乳ちゃんは、上体を思い切り仰け反らせてお腹を突き出した姿勢で固定されている上に、
足のブーツのヒールが高いために膝を曲げようとすると屈めたような姿勢になっていまい、膨れ上がったお腹を膝で圧迫して余計に苦しいことになる。
・ロリ巨乳ちゃんは少しでも苦痛を和らげる為、座席に浅く座り、パンパンのお腹とおっぱいを張り出して、両足を前へと投げ出したみっともない姿で座るしかない。
激しい呼吸で胸郭が動き、そのたびに突き出たおっぱいとお腹が揺れている。
周囲の乗客たちはそのあまりにもはしたない座り方に眉を顰めるものの、すぐに興味を失い、自分の用事へと戻っていった。 15-b、警報
・「ふー、ふー、ふー……」と荒く苦しい鼻息をしながら、電車の座席で束の間の休息をとるロリ巨乳ちゃん。
ふと、隣で寝息が聞こえてきて振り返ると、なんと手下の男が居眠りをしていた。
・これは逃走のチャンスだ。呼吸を整えた後、ロリ巨乳ちゃんはまず座席から立ち上がろうとする。
しかしブーツのヒールが電車の床を滑り、足をまともに床へ突くことすらできない。
そもそも膨れ上がったお腹が邪魔で腰を曲げることはできないので、このまま立ち上がることは出来そうになかった。
・ロリ巨乳ちゃんは次の作戦に出る。
コルセットと膨らんだお腹のせいで動かしにくい腰を精一杯ひねりながら、手下の男が座っている位置とは反対側の隣の空席へと身体を裏返す。
ぐにゅりとお腹とおっぱいが自重で潰れ、お腹の痛みと媚薬ゼリーの快感で「うぐぅっ……!」と思わず呻き声を上げて意識を失いそうになるロリ巨乳ちゃん。
お腹を潰されていても、パンツの栓のおかげでゼリーは一滴も漏れることはなかった。
・脂汗を流し、呼吸を荒げながら、ロリ巨乳ちゃんは滑り落ちるように座席から降りる。
おっぱいとお腹がしだかれて、気を失いたくなるほどの快楽と苦痛に苛まれながら、ロリ巨乳ちゃんはなんとか座席を降りて床に膝立ちになることに成功する。
異様な動きのロリ巨乳ちゃんだったが、数少ない乗客たちはスマホだの読書だの仮眠だので忙しく、目も向けない。
・座席の前の手摺に寄りかかりながら姿勢と呼吸を整え、渾身の力でなんとか立ち上がると、ロリ巨乳ちゃんはえっちらおっちらと歩き始めた。
今のロリ巨乳ちゃんにとっては、外でさえ立つのがやっとなのだから、揺れる車内の歩行など困難を極める作業だ。
靴裏を床から外さない摺り足の、牛歩で動くしかない。 ・あと一息で出口、このまま次の駅で停車するタイミングで降りれば逃げられる。ロリ巨乳ちゃんは目の前の希望を目指して、必死に進み続ける。
・そのとき、ロリ巨乳ちゃんの身体から「ビィィーッ!! ビィィーッ!!」と耳障りな警報音が鳴り響いた。
・少ない乗客たちが一斉に振り向き、ロリ巨乳ちゃんへと視線を向ける。
警報音の元を探ろうとするロリ巨乳ちゃんだが、音源を見つけられない。見つけたところで、後ろ手に拘束された状態ではとめることなど出来はしなかった。
・動揺してバランスを崩し、倒れそうになるロリ巨乳ちゃんを、後ろからの腕が支えた。
ロリ巨乳ちゃんを支えたのは手下の男だった。警報音に気付いて目を覚ましたのだ。
・コートの下に手を入れ、スカートのポケットをまさぐる手下の男。警報音が止まった。
実は、ロリ巨乳ちゃんの着ている制服には仕掛けがあり、手下の男からある程度離れると大きな警報音が鳴るようになっているのだ。
・あんなやかましい音を聞いたら、いくら無関心でもとっさに振り向いてしまうだろう。乗客たちはしばらくロリ巨乳ちゃんに注目した後、またすぐに元の静かな車内へと戻った。
こんな人の少ない電車の車内だからこそすぐに収まったが、これが混雑していたら、あるいは人通りの多い場所だったら、こうは行かないだろう。
・手下の男に手助けされながら、隣の車輌へ移って、別の壁際の席に座らされるロリ巨乳ちゃん。
今度は壁と手下の男に挟まれているから、仮に手下の男がまた居眠りをしたとしても、先ほどのように引っ繰り返る手は使えそうにない。
・手下の男が耳元でささやく。「あまり離れないほうがいい。その浣腸ボテ腹拘束マゾ奴隷スタイルを見せびらかしたいなら別ですがね」
その言葉で、一斉に注目する人々の姿と、その視線の中心にいる今の姿の自分を想像するロリ巨乳ちゃん。
・ロリ巨乳ちゃんは、パンツの下の、媚薬ゼリーを詰め込まれた子宮の奥から沸き上がったこの感覚を、媚薬ゼリーのせいにした。
アイデア募集。 >>429
深キョンのこと?
ブーツ簡単に脱げそう。 『Latex Pet』(by Mikel) 勝手に翻訳・改変版
ttps://www.axfc.net/u/3873880
テンタクルースのおじさんから、性夜に一人でいる良い子の皆に約束だ。
・18歳未満はこの作品を読んではいけない。
・この作品内で行われる行為の真似をしない。
・原作者に対して無茶な要望をしたり、迷惑をかけたりしない。
以上が守れる良い子は、ささやかなプレゼントを楽しんでいってくれ。
原作者名で鍵を開けるんだよ。
※原作を既に読まれている方へ
あくまで自分用に翻訳したものですので、意訳誤訳そして改変多々あります。
特に改変度は強く、キャラの言動から拘束内容変更、肉体改造軽度化まで多岐にわたっており、原作との解離が発生しています。
またキャラの名前も、無国籍感を出すために変えています。
以上を許せない方はスルー推奨です。ダウンロードしてしまった場合は、ただちに本作品のファイルを削除してください。 ダウンロード数=読者数表示されるし、色々とモチベに繋がると思って
最近のトレンドはどこなんだい? OneDriveとか? ドロボとか色々あるけどぶっちゃけ好きにしろとしか
ともあれ乙 >>430
ブーツは、紐で締めることによって踵が引っかかるので脱げない構造になってる設定
よしんば脱ごうにも、靴底とヒールが厚い構造的に力が入れられないので、足だけでは脱げません
二人のビジュアル面は、「ロリ巨乳」と「スレンダー貧乳」って以外は特に決めてないので、深キョンが好きならそちらで想像して楽しんでおくれ
ロリ巨乳ちゃんとスレンダー貧乳ちゃん、次はどうしよう
せっかく街歩いてるわけだからもう1〜2つ何かやらせたいところ 普段は見せる露出ってNGなんだけど
ここまで無様な格好ならいっそ見せちゃうのも一つの手だなぁ
とちょっと思う 全身レザースーツ着て一年中過ごすとか?
家に戻ると全頭マスク被せて見えない・聞こえない・しゃべられない環境を強制的に作るとか? >>437
「一見すると気付かれないけど、実は物凄い拘束を施されている」みたいなシチュとかいいよね
自分の窮状を誰も気付いてくれないし、気付かれると何をされるかわからないから自分も気付かれないように振舞う
ロリ巨乳ちゃんとスレンダー貧乳ちゃんの散歩はこれの変形で、
「一見すると変態の露出プレイにしか見えない格好をしていて、本人は不本意で誰かに助けて欲しいけど、周りからは変態にしか見えないから誰も助けてくれない」みたいな感じ
>>438
スレンダー貧乳ちゃんかロリ巨乳ちゃんが金持ちに奴隷として売り飛ばされるみたいな展開があったら書くかも スカトロ好きな奴は多分汚水タンクに入れたり、人間便器とか期待してるだろうね。 拘束され、床に横たわっている私を相手側の3人が持ち上げ、台に置かれているこちらが用意したBOXの中にそのままの状態で収めた。
こちらが用意したBOXは木製の柩型で、大きさは私の身長よりも少しだけ大きく、左右に寝返りが出来るぐらいの幅があった。そして空気を取り入れる穴も開けていた。
チープな作りにすると、相手側が何かの処置を講じてくる可能性が高くなると考え、敢えて柩にした。
「蓋を閉めたら、3本のラバーベルトを回してBOXを台に固定します」
蓋が閉められる音とラバーベルトが引き締められる音が私の耳のスピーカーから聞こえた。
「この台には光センサーが内蔵されていて、倉庫の窓から差し込んでくる日光をセンサーが感知してから30分後に台に仕掛けられた爆弾が爆発する仕組みになっています。
つまり今から朝になるまでが制限時間だと思ってください。台の近くの床には小型シェルターの入り口があるので、其処に入れば爆発をやり過ごせます。後、1時間ごとにアラームがなりますので、目安にしてください」
相手側が淡々と説明を続けた。
「それでは健闘を祈ります」
それ以降、スピーカーからは何も聞こえなくなってしまった。
(命がけの脱出、ということね・・・)
ひとり取残された私はそう思った。 >>431
は公開終了しました
最終的なダウンロード者数が193人だったので、週に200人くらい訪れているみたいですね
このデータをどう見るかはお好みで
個人的には50回行くか行かないかくらいと踏んでたので、意外と住人多いなと思いました
ということでSS投下主へ C >>441
年明けましたけど箱から出られましたか? 「女性マジシャン、マジック中に事故死」
私がこのまま何もしなければ、きっとこんなニュースが流れるだろう。
(それだと私を迎えにきたスタッフに申し訳ないよね・・・)
そんなことを考えた。
(私がこのBOXに入れられたのは多分AM0時ぐらい・・・。この時期の日の出の時間を考えたら、制限時間は6時間ぐらい・・・)
十分な時間かどうかはわからないけどやるしかないわね・・・)
そう決心すると私は、この拘束から逃れるために行動を起こした。
私は、まず仰向けのまま体を左右に何度も揺すった。暫くすると、私の望んだ状態が訪れた。
(両肘の関節が入った・・・)
私は、ラバースーツを着る前に両肘の関節を外し、両腕が伸びた状態にしていた。其の状態で手の先に義手のような作り物の短い手を接続していた。
よく観察しない限り分からないように偽装をして、手の部分も少し動かせるようにしていた。ラバースーツを着てしまえばまず相手は気が付かないだろう。
(まずは第一段階成功ね・・・)
両肘の関節を入れたことで、両腕が縮み、鉄球を握らされた作り物の手と私の手が切り離されたのだ。スーツの内側にローションを塗っていたので肘の関節は思っていたよりもすんなりと入れることが出来ていた。
(これで手の部分がある程度動かせるようになった・・。でもまだまだ・・・)
そんな時に、股間に挿入しているバイブレーターが振動を始めた。
「ぶふっ・・・ふうっ・・・・ふうーっ・・・」
それは、私が絶頂するまで続いた。
(私の感情が抜け落ちていなかったら、余韻に浸っていたかもしれないわね・・・)
そう思いながら私は、次の行動に移った。 そう言えばこういう所に作品を投下する際、投下した後で誤字に気付いてしまった場合はどうすればいいんだろう?
誤字修正した奴を再投下か、そのままスルーで良いのか 投稿した直後に気づいたなら訂正するのもあり
少し経ってるなら無視で良いんじゃね? >>447で基本いいと思うけど、
あとは最後に全部まとめたのをあげるなら
しれっとなおしとくとかw あんまり連投すると変なのに嫌われて延々グチグチ言われることもあるしなぁ
基本無視でいいと思う。よっぽどひどい場合はそもそも投稿の仕方を見直すべし ≫431
もう一度だけ(latex pet)をダウンロードできるようにしていただけないでしょうか?
お願いします。 >>445
381辺りでコールドトーミーの処置を受けたとされてる。
そういう人の性器にバイブを装着してもなにも伝わらないじゃないか?
それとも奇跡的に性興奮だけ感じるとか? >>451
人間の皮膚感覚は単一種ではなくて、複数種の受容器で探知してるらしい
だから痛さを感じなくても、圧覚、触覚、温覚は感じ取れるということも充分あり得る
冷覚は痛覚とほぼ一緒らしいから、冷たさは感じないだろうけど
先天的な無痛症の人も、温度覚以外は異常のないケースが多いみたいだよ >>431
申し訳ありませんが
気づいたときには既に…
できればもう一度お願いできないでしょうか ttps://www.axfc.net/u/3879374
パスは同じく原作者名
>>431
の微修正
本当に殆ど変わってないので、一度読んだ人には必要ないかと思います
431を守れる人だけがダウンロードしてください
一応期限を2週間後にしたので、お早めに >>454
誤字・表現ミスが見つかったため、今晩またうpし直します ttps://www.axfc.net/u/3879613
パスは原作者名
>>454
の上げ直しです
>>431から僅かですが整理したため、表現が一部変わっています。
多分まだ見落としはあるかと思いますが、笑って流していただければと
>>431
の注意が守れる人なら、お気軽にどうぞ ありがとうございます😆💕✨ めぐみの元に連絡が入ったのは期末試験が終わって夏休みを待つ初夏の平日だった 読点を入れて、重複表現を避けてみよう
めぐみの元に連絡が入ったのは、期末試験が終わってクラスメイトが夏休みの予定で盛り上がる、休憩時間のさなかだった 「休憩時間の」、はいらないかもしれない
期末試験が終わって、クラスメイトが夏休みの予定で盛り上がるさなかだった
とか めぐみの元に連絡が入ったのは、期末試験が終わってクラスメイトが夏休みの予定で盛り上がるさなかだった まんま引用するなしw
読点は概ね10〜20字/回を目安に打つといいゾ すまん書きかけ中に誤爆した
書き換えデータ量大量だし単純な「てにをは」みたいなのばかりだし
マイナーアップデートよりリメイクに使い気もする
何はともあれうpサンクス >>467
>単純な「てにをは」みたいなのばかりだし
ってどういうこと? 431、456ですが、原作との比較に関しては>>431の通りです
リメイクという指摘に関しては、おそらくその通りでしょう
原作で苦手な部分を自分好みに変えましたので
そういった部分が多いため、「改変度が強い」とはっきり記したつもりです
文体が単純になってしまったのは、元が自分用で公表する予定がなかったものでしたので、そこはご勘弁を >>465
めぐみと言えば拉致被害者の横田めぐみだと思う。 だいぶ前からあるけど最近知ったこれ
Extreme Hogtie Training (Room 237)
超つぼ最高
あと最近のアメコミ映画はいいね
antman and the wasp
このコスチュームのトータルエンクロージャーな拘束感
このキャラでExtreme Hogtie Trainingのシチュを妄想してオナれる 「あなた達の目的や依頼主を話してくれると助かるんだけど・・・」
「そんなこと話すわけないでしょう!」
部屋に設置されたスピーカーから聞こえてくる女性の声に私はそう言い返した。
スパイの任務でとある製薬会社に仲間の012号と潜入した私達だったが、すぐに捕らえられてこの部屋に連れてこられた。
今は012号と背中合わせに拘束されている状態だった。
(どうしてこんなに早く私達のことがわかったの・・・)
そんなことを考えていると再びスピーカーから声が聞こえてきた。
「それじゃあ、こうしましょう。どちらか話してくれた方は、解放してあげる。何も得られなったと報告してくれれば、監視等もしないわ。無罪放免ってことね」
「そんな提案、受け入れるわけないでしょう!」
私は再び言い返した。しかし、それまで沈黙を守っていた012号が信じられないことを口にした。
「分かった。全て話すわ。本当に約束を守ってくれるんだったら」
「012号・・!何を言っているの・・・!」
「契約成立ね。彼女の拘束を解いてあげて」
女性の声がそう言うと、マスクをした白衣姿の人間が数人、入室してきて012号の拘束だけを解いた。
「気は確かなの!これは背信行為よ」
「私はこんなところで終わりたくないの。ごめんなさい、013号」
「それじゃあ、もう一人の方・・013号で良いのかしら?彼女には移動して貰って」
私は拘束されたまま、白衣の人達に体を摑まれた。そして無理やり睡眠薬を飲まされた。
「012号・・・!」
意識を失う寸前に発した私の言葉など聞こえていないかのように、012号はこちらに顔を向けることさえしなかった。
「さよなら・・・。013号」
それが私が聞いた012号の最後の言葉だった。 私が目を覚ますと其処はさっきとは違う部屋の中だった。いつの間にか着ていたものを脱がされ全裸の状態で、壁に取り付けられている枷付きの鎖で両手を上に上げた状態で拘束されていた。
「目が覚めたようね。始めまして、私はこの会社の社長よ」
部屋に設置されたスピーカーからさっきと同じ女性の声が聞こえてきた。
「早く私を殺しなさいよ!」
私は叫ぶように言った。
「命を粗末にするものじゃないわ。それに殺すだなんてそんな勿体ないことはしないわ」
「どういう意味・・」
「せっかちね。それじゃあ、今から説明するからよく聞いてね」
そう言って、女性の声は説明を始めた。
「あなたが012号と呼ぶ彼女は私の会社のスパイよ。彼女のおかげで私達は機密を隠したり、嘘の情報を流したりという対策を採ることができていたの。
現にどこのスパイもこの会社での任務は成功していないはずよ」
「そんなの嘘よ!」
「どう思うかはあなたの勝手よ。でもこれは事実。あなた達がすぐに拘束されたのも潜入するのが分かってたからよ」
(確かにそれだと辻褄が合う。本当に012号が・・・)
私は、その事実を受け入れざるを得なかった。
「今まではそうやっていわば空振りさせてきたわけだけど、一向に潜入しようとするスパイが減らないから今回は捕縛したの。
あなたは優秀なスパイみたいね。そのあなたが捕縛されたことが知れ渡れば、牽制になると思ったのよ」
「私をどうするつもり?」
「あなたにはこれから1年間、研究に付き合って貰うわ。それが終われば解放してあげる。それからはあなたの自由よ。
勿論、またこの会社にスパイに来ても構わないわよ。被検体になることへの報酬みたいなものよ」
「私が拒否すれば?」
「ここであなたが死んでもただの無駄死にでしょう。今のあなたに選択権、あるかしら?」
(確かに、ここで死んでも・・・)
「わかった。好きにすれば良いわ」
「契約成立ね。実はもう下準備の一環であなたが眠っている間に全身洗浄と腸内洗浄を済ませてあるの。
これで本格的な準備に移れるわ」
それはまるでこうなることが確定していたかのような口調だった。
数人の白衣姿の人間が部屋に入ってきた。今度は皆なぜかガスマスクのようなものを装着していて表情は勿論、性別も分からなかった。
私の拘束が解かれ、部屋の中央部分に連れて行かれた。そこの80センチ四方の部分は周りよりも床が10センチほど低く、排水口の様な穴が開いていて私は其処に立たされた。
そしていつの間にか透明な樹脂で出来たBOXが用意されていた。底面が80センチ四方の直方体で高さは私の首上ぐらい、そして上部に穴が開けらていた。そのBOXが私に被せられた。
「首があたる部分には柔らかい素材をつけているから痛くはないでしょう。これで30分間ある薬剤に浸かってもらうわ」
スピーカーから説明の声が聞こえた。
「やっぱり人体実験をしていたのね」
「そうね。でも其のおかげで良い薬がたくさんできたわ。言っておくけど、今まで行った実験で死んだり、廃人なった人間はいないのよ。
ただ、これから行う実験の数々は相応しい被検体がいなかったから始めて行うものばかりだから、あなたがその初めてになる可能性はあるかもね」
こともなげに声が答えた。
「でもそうなったら契約違反だからこちらもそうならない様に善処するわ」
暫くすると、床の穴から液体が湧き出してきて、BOXの中に溜まり始めた。そして数分後には完全にBOXの中が液体で満たされ、私の首下が其の液体に浸された状態になった。
液体は透明で少し粘り気があり、冷たくもなく温かくもない温度だった。
「素直に従ってくれて助かったわ。今から薬剤を排出するからそのままでいて」
30分後、床の排水口に薬剤が吸いこまれていき、なくなるとBOXが2分割されて、取り外された。
(見たところ何も変わってないみたいね・・・・)
自分の体を確認して、そう思っていた矢先だった。
「ああっ・・・ああっ・・・何これ・・・!いやあっ」
全身が熱を帯び、痙攣するような感覚に襲われ、そのままへたりこんでしまった。それでもその感覚は治まらず私は仰け反るような体勢で倒れこんでしまった。
「ああっ・・・ああっ・・・いくうっ・・・!いくうっ・・・・!」
私が絶頂しても、それはなおも続いていた。
「すぐに体の薬剤を拭きとって、尿道とお尻の穴から薬を注入して。そしてスーツを着せたらあの部屋に運び込んで。
刺激を与えすぎないように急いで」
スピーカーからの女性の声に従ってマスクを着けた白衣姿の数人が私の体を押さえつけて処置を始めた。
「だめっ・・・!触らないで・・・?いぐっ・・・。やめてぇ・・・」
其の間、私は無様に悶えることしかできなかった。なんとか状況が判断できるようになった時、私は別の部屋の大きなベッドの上に横たわっていた。
なるほどこれか
ttp://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ217835.html 「はあっ・・・はあっ・・・またいっちゃう・・・」
少し落ちついたとはいえ、全身の疼きは治まらず、私は何度も絶頂していた。何時の間にか着せられていた首まで覆うラバースーツの締め付けもそれに拍車を掛けていた。
(体のラインどころか乳首や筋肉やお臍まで浮き上がって見えてる・・・)
絶頂の合間にそんなことを考えていると、またスピーカーから女性の声が聞こえてきた。
「先に説明しておくわね。あなたがさっき浸かっていた薬剤は皮膚の新陳代謝を抑制する働きと体の感度を上げる効果をもってるの。効果の程はあなたが身を持って体験した通りよ。
そして今着ているスーツは外からの刺激を90パーセントカットする特製のスーツよ。脱ぐためには首に巻いているチョーカーを外して、股間から背中の上まであるジッパーを開く必要があるのだけど、ジッパーはスライダーを使用していない特殊なものだし、
チョーカーは電子ロック式だから、自力では脱げなくなってるわ」
そんな説明の間にも私は何度か絶頂していた。
「体がまだその状況に慣れていないいないみたいね。でも数日もすれば慣れるわ」
その言葉に私は、言い返した。
「トイレはどうするのよ!スーツの中にして汚物まみれになれってこと?」
「あなたの膀胱と腸に注入した薬が解決してくれるわ。薬と言ってもこの会社で開発した細菌なんだけど、尿や大便を取り込んで自身が生きるための栄養にするの。
だからあなたはトイレに行く必要がないの。ただ欠点として尿意や便意を常に感じる様になるんだけど、それも慣れてくるわ」
こともなげに言う女性の声が聞こえた。
「それじゃあ、体が慣れるまで適当に過ごして頂戴。実験を行うのはそれからよ」
そう言ってスピーカーからは声がきこえなくなった。
「人のことをなんだと・・・・はあっ・・・ああっ・・・また・・・いっちゃう・・・」
それから私は数日間ベットの上で悶え続けた。眠ることも出来ず絶頂して、時には気絶までした。それを繰り返して数日の時が流れた。 部屋に入った瞬間、むわっとする香りに包まれた。ひどく濃い匂い。女の体から揮発した体液の、情欲そのものが鼻腔から体内に入ってくるような。始めに感じたのは不快感だったけど、次第に身体に馴染んでいくのが分かる。
匂いと、湿気と、音。
特に強烈なのが匂いだ。玄関からここまで、初めて訪問する家の中を、匂いを目印に辿ってこれるくらいに濃厚なのが漂っていた。
彼女は、奥のベッドに横たわっている。部屋の入り口だとタンスの影に半分隠れているが、その姿はありありと思い浮かべることが出来る。
あの写真。
教室で授業を受けていた藍本葵へと突然送られてきた、非常識な画像。衝撃的で、卑猥で、嫣然とした退廃的な光景を切り取って長方形に収めたもの。 後ろ手で扉を閉め、足を室内へ向けた。自分の靴下が汗で蒸れている感触。いつもなら、足の匂いが気になるところなのに、まったく意識されない。部屋の空気には、奥のベッドから匂い立つ女の媚臭のほかに、濃厚なアロマの匂いが混じっている。
葵はベッドの横に立って、見下ろした。
衝撃的な光景。一時間ほど前にスマホの画面で見た写真が、視界に重なる。だけど、その印象は、目の前の圧倒的な情報量を伴う現実にかき消される。
彼女は、ベッドに仰向けに横たわる姫川不死乃は、黒いセーラー服を着ていた。短くも艶やかな黒髪。広い襟のふちを飾る白いラインと、紅いスカーフが浮き立つ黒い長袖の上着。黒いスカートは寝たままもがいていた為に、プリーツが太ももの上まで捲れている。
そして、そのなかから伸びる、これまた黒い衣装を纏った下半身。彼女の白い肌を全く映さないほどに、しっかり厚手のラテックス生地。 あまりの湿気と熱気に、汗が頬に滲む。手の甲で拭おうとして、自分の体が相当に熱を帯びていることに気付く。完全に、彼女の演出した空間にあてられていた。
濃密なアロマと、刺激的な彼女のフェロモン。それらが重なって混ざりあって、蜜のようなまだるっこい空気を部屋の中に閉じ込めている。吸えば吸うほど、自分がこの空気に侵食され、呑み込まれていくのが分かる。
不意に、こんなに充満させてしまったら、カーテンとかから匂いが取れなくなるんじゃないか、と場違いなことが頭をかすめた。しかし、そんな連想もすぐに消えてしまう。
全身を黒い衣服で覆っていた彼女は、全身を磔に拘束されていた。
それは、黒い人形のような姿だった。誰かの影が、足元から切り離されてベッドシーツの上に縫い付けられたかのような。そんな空想的な物語を連想してしまうほどに、その情景は普通を逸していたのだ。 ラバースーツというのだと、その名を後から知った。その人型の影は確かに立体をかたどっていて、あるべき起伏に沿った光沢と陰影を持っていた。
その肉体は確かにそこにあって、首から上は大部分を隠れているけれど葵の知っている不死乃で、彼女はラバースーツの上にセーラー服を着た姿で拘束されているのだった。
いや、拘束されているのではない。自ら拘束しているのだ。
両腕は体に密着させたまま背中に回され、おそらくは高い位置に引き絞られる形で更に頭上の柵に。両脚は、肩幅の1.5倍くらいに広げられ、膝をぎりぎり閉じられるか閉じられないかくらいにベッドの隅に結ばれて。
さらに、覗いた黒い腹部の上には金具で繋がった革の帯が見えていて、制服の下にも全身を締め上げる拘束が施されていることを見せつけていた。まるで、セーラー服やタイツが、全身の革拘束の上から身体を押さえつける拘束衣のようにさえ見えてくる。 黒いラテックスに覆われた、彼女の|臍(へそ)に視線が惹きつけられる。
彼女のお腹は、不規則にひくひく痙攣していた。波打つ度に、汗に輝くなめらかな白肌がきらきらと蠱惑的に誘う。それに合わせて塞がれた口から聞こえる、呻くような艶声に何度も心臓を跳ねさせた。
視点がうまく定まらない。
彼女は自分の顔面すらも拘束具で覆っていた。
黒い目隠しに、黒い顔面ハーネス。首元で交叉して服にもぐっているところを見ると、全身で繋がっているらしい。ハーネスに取り付けられたボールギャグはスカーフと同色の深い赤だった。
呼吸が荒い。上手く動悸が抑えられない。くらくらする。このままだと本当に飲み込まれてしまいそうで、恐怖が込み上げてくる。いちど、目線を外す。顔を上げて、手のひらを目に重ねる。
視界を覆って、一度、興奮を鎮めようとするが、一度見た彼女の拘束姿が目蓋から離れなかった。 不死乃の全身を戒める拘束。それは、素人目に見ても、明らかに自分では解けないものだ。何せ、体の各所で拘束具を留めている金具を外すための両腕は背中の高い所で封じられ、あまつさえ南京錠をかけているのだ。
その両腕も、広げられた両脚も、ベッドの柵に繋がれている為に動くこともままならない。
自分の意志では終わることの出来ない、それはあまりに危うい遊びだった。
自分の呼吸音が少し落ち着いてくると、ブゥウウン、という機械的な振動音が耳に届いた。聞いたことのある、だけど直接は初めて聞く音だ。何でもない振動音だけど、卑猥な印象にどきり、と胸がざわめく。
機械音と、衣擦れと、彼女の息。耐えられずに音の発生源の方を見る。彼女のスカートの奥から、黒いコードが伸びていて、その先につまみの付いた箱が、壁のコンセントまでの間に繋がっていた。 鈍い音は明らかに彼女の太ももの間から響いていて、彼女の身体は腰を中心にくねって作って踊っているのだった。ン、ンゥ、という恍惚をにじませて苦しく悶える声が頭を殴りつけるように揺らしていく。
「ん、んふぁ、ん!いぁ、アッ、うぅぅ……ン!」
ギャグの奥から彼女が上げる声は、女子が自分を慰めて性欲を晴らしているときのものそのものだった。そう、彼女は自慰をしているのだ。
葵は目を泳がせながら困惑していた。一体、何だというのだろう。葵を呼び出して、こんな状況に巻き込んで、何をしろというのだ。
彼女は葵に気付いているはずだ。だけど、自慰を止めようとはしない。その存在を無視する様に、拘束を貪っている。抜けられない拘束と知りながらわざと力を込めてもがいて、締め付ける抗力をその身に感じて善がっているのだ。
信じられないけれど、実際に、彼女はもがきながらも喜悦の表情を浮かべている。抜けられない絶望的な拘束責めを愉しんでいるのだ。 「ん……あぅ、はぁん、ン!んんぅ……んぁ」
困惑する頭を更に揺さぶるように、彼女の艶めかしい喘ぎ声が聞こえてくる。彼女はずっと啼いているのだ。葵が部屋に入る、ずっと前から。全身を黒で覆った隙間から見せる首元。ラバースーツと白い肌の境い目に触るくらいの髪の毛。桜色に染まった頬が色っぽい。
「んン……ッ」
敏感なところにあたったのか、彼女の声が高くなる。身体が震え、肩がすくんで顎が上がった。少し驚いて、びく、とこちらも反応してしまう。ほんのり色づいた首。汗の浮かんだ滑らかな肌が、彼女の喘ぎと共に、喉の動きで艶かしく波打つ。
軽い痛みを伴う違和感に気付く。自分の腕が、きつく身体を抱いて締め付けていた。からだが強張っている。汗ばんだ手のひらを見つめる。
「もぁア……ッ!アァ……」
くぐもった叫びに鼓膜がざわめく。目隠しの上の眉は切なげに揺れて、不自由な唇は唾液に濡れながら切なさを訴える。つう、と口の端から唾液が溢れる。 喉が鳴る。不死乃の喉はゆっくりとした痙攣を起こすように上下に何度も動いた。手が、自然と彼女の顔に伸びていく。理性が懸命にもがいて、空気に押し流されるのを拒んでいた。そうだ、私にできること。助け起こすこと……
すこし迷いながらも、彼女の口許に手をかける。ギャグボールを外せそうな金具が真っ先に目に留まった。ギャグボールは口の横のボタンでハーネスに留まっていた。
ぷち、ぷち、と軽い音をたててボタンを外し、彼女の唾液にまみれたプラスチックのボールを引っ張るが、意外と簡単には出なかった。
彼女の口が離さないのだ。ずっと噛み締めていて痺れているのか、力が抜けないようで、震える顎が食い付いている。
こちらも震える指で顎を開かせようとしたりするも、なかなか上手く外せない。焦りと緊張で気持ちがはやる。緊張は震えとなって指先へ伝わり、さらに、唾液のぬめりも加わって指が滑る。 何度も失敗した挙げ句、ええいままよ、とボールに繋がっている革ひもを掴んで、ぐっ、とやや乱暴に力を込めて引っ張った。
がぽっ、と音をたてて、大量に溢れた唾液とともに赤いボールギャグが不死乃の口から外れた。
ギャグと不死乃の唇との間で唾液が糸を引いた。掴んでいた手のひらは汗と唾液でべとべとだ。拭くあてもなく、ボールギャグを持った手が宙を迷う。
「あふゥン……はぁ、はぁ」
不死乃の声が、てらてらと光る唇の奥から直接聞こえるようになる。力なく開いた口が、まるで男性のための性人形を連想させた。
ぞく、とした。閉じた部屋のなか、縛り付けられて、締め付けられて、目隠しまでされて、|使い放題(・・・・)になっている彼女の姿がとてつもなく卑猥で、鮮烈で。目元が隠れている分、本当に彼女なのかと疑いたくすらなってしまう。
自分が知っている、あの姫川不死乃なのか、と。 すみません他所のタグつけっぱなしの箇所がいくつか残ってましたね 普段、教室で見る横顔の、あの、硬質で、孤高で、それでいて熱を秘めている瞳が、いま、どんなふうに目隠しの奥で濡れているのか。
顔面ハーネスの上から掛けられた目隠しに手を伸ばす。
心臓の鳴る音が煩い。鼓動で手許が揺れる。
指先が目隠しの縁に届いたとき、
「だめ……っ、やめて……!」
それまで意味を持たない喘ぎ声をこぼすだけだった口から、明確な拒絶の意思が発せられた。
驚いて、伸ばした手を退く。
「まって、んっ、も、すこ、し……見てて……あいもとさ、んぁ……っ!」
目隠しを取り除こうとしていた手を振りほどきながらそう名を呼んだ不死乃はそのまま熱の篭もった喘ぎ声の世界へ戻っていってしまった。葵は戸惑う。
(見てて……?それに、振りほどかれ……縛られたままでいたいってこと……?いや、それより、見ていて、って……)
混乱。
(そのために呼ばれたってこと?助けるためでなく、放置して横から眺めるために?)
困惑。心臓は煩い。
(だいたい、なんで私を呼んだの?あんな写真まで撮って、家の合鍵まで用意して……)
「あぁ……ん、んんぅ……はぁ、ふう、んっ、ああはぁ……」
艶やかな声色。実際に生で聞いたことのない種類の声。目の前で発せられている。不死乃は喘ぐ。私はまた両腕で身体を抱き締める。心臓は激しく脈打つ。
「あぁ、んん、ん、ふう、はぁ、んあぁっ!んぅ……っ、あん、あっ、いぃぃ……っ!」
不死乃の声色が高まっていく。部屋の中に呼吸音と嬌声が満ちる。内耳に篭もる。反響する。目の前の肉体は艶めかしく動く。
少女の肢体は貪っている。
何を?
……喉が鳴る。 「んぁ、ぁぁいいぃ……いく……あ、あんっ、いぃ、いく、いくの……」
不死乃の声に混じり始める『イく』の言葉。感情が募り、切羽詰まっていく様子が目に見えて分かる。それにつれ、喘ぎ声は快楽を積み重ねるように上擦る。
積み重なる。不死乃の中に淫らなものが積もっていき、感染するように、葵の中にも積もり積もっていく。溜まっていく。
気付けば内股になっていて、荒々しい衝動が心の中で首をもたげかけていることに気付く。身体中に汗をかいている。部屋の匂いが汗にとけて身体に染み込んでいく……
黒セーラーに包まれた身体の痙攣が大きくなっていく。ぎし、ぎし、とベッドの枠が軋む。喉を晒し、へそに汗を溜め、脚を蠱惑的に擦り合わせ、腰は跳ねる。
衝動。不死乃はそれに従っている。快楽を、貪っている。直接的な性刺激は股間のローターひとつ。それだけで、もがき、捩れ、善がっている。
「いう、く、いく、んっ、いくいくいく……!ああ、はぁ、いぃっ、んぅ、イく……!」
不死乃の肢体が一際大きく跳ねた。壊れた人形のように、びくん、びくん、と腰を中心に痙攣。人の意志を棄てたかの様にも見える。恍惚の形に眉はしおれ、喉の奥から絞り出すような声が脳に反響する。
「ああぁぁ……ふぁぁ……ぁあ……」
痙攣の尾を引きながら、果てた身体から力が抜ける。くた、とベッドに沈み込み、その体にセーラー服が纏わりつく。激しく飛んだ体。輪郭がふわ、とぼやける。しだいに重力を取り戻しながら揺蕩う不死乃。
なおも続く股間のローターからの刺激にときどき身体を揺らしながら、彼女は快楽の余韻にひたっていた。
「フー、フー……」
後には、機械的な振動音と、私の荒い呼吸が残っていた。 「……あ、これ、かな?」
「そう、たぶん、それ。鍵を挿すところ、わかる?」
「だいじょうぶ……入った」
かちり、と南京錠が開く音を聞いた。指で探って、掛かっているロープを外してやると、不死乃の上半身を引き絞っていた力が緩む。
覆い被さるようにベッドの上に四つん這いになった葵の下で、不死乃の体から緊張が抜けていき、輪郭が柔らかくなっていく。
葵が体を離すと、不死乃がゆっくりと背中に敷いていた両腕を動かした。
肘から先の前腕を、不自由に身体をよじって引っ張り出している。二の腕で胴体と一緒に縛られているために、そうやって窮屈に腕を使うしかない。
血流が行き渡っていくにつれ痺れてくるのだろう、眉をしかめながら手首を振っている。
「この腕が痺れる感覚は慣れないわね」
そう言ってひとり苦笑する不死乃。
アイマスクも、口と鼻を覆うマスク(フェイスクラッチハーネスというらしい)ももう装着されていない生の表情。不死乃の痙攣が収まったあと、葵が真っ先に外したのだ。
汗で前髪が額に張り付いていて、それが、スポーツの後の様な健全じみた場違いな爽やかさを漂わせている。こんなにも、かけ離れているのに。
「もう大丈夫よ、藍元さん」
両手を揉んでいた不死乃が、その手を差し出して微笑む。
「鍵ちょうだい。あとは自分で出来るわ」
ベッドに磔になった彼女は、そう言って小首を傾げた。 手際は鮮やかだった。うんざりと呆れるくらいに。
不死乃が外した拘束具があれよあれよと並んでいく。彼女が馴れていることは明白だった。葵が最初に外した南京錠と顔の拘束具は既に数ある陳列の内の一つになっている。
なんともいえない徒労感とともに、片膝を抱えながら、イスに座った葵はそれを眺めていた。迷いなく動く指。普段はしつこく絡んでくる不死乃は一言も喋らない。ため息をひとつ、葵は周りに目を向けた。
小綺麗な部屋だ。というより、生活感があまりない。
勉強机やパソコンデスクが簡素に並んでいるだけで、絵やポスター、飾り棚、雑貨の類いは見当たらない。壁際にはキャビネットと小さな本棚がひとつ。
壁に備えついて並んだ帽子かけのような木のフックにはいくつかのいかがわしい革製品が並んでいるが、まあ、それはこの際気にしない。
「興味ある?」
葵の視線が捉えていたその拘束具の一つを手に取って、不死乃が話しかけてきた。すでに体中の拘束は全て解き終えていて、ベッドの一角にずらり並べてある。
不死乃が手にしたそれは、壁に掛かっている状態ではよく分からなかったが、どうやら両手両足と首を鎖で繋いで束ねる枷らしい。中央で繋がった五つの輪っかを不死乃が広げて見せる。
葵は無言で顔を背ける。
「あるわけないでしょ」
「あっそう。ふぅん……」
不死乃はあっさり引き下がる。彼女は、しばらく五つの枷を弄んだあと、それを壁にかけ直した。短い沈黙に、鎖の小さな金属音。
「随分とたくさん持ってるのね」
横目ざまに言う葵。皮肉というか、問いつめるように。不死乃は怯んだり悪びれたりしたふうもなく、
「ま、趣味といったらこれくらいですからね」
と簡単に小首を傾げる。葵は顔を不死乃に向け直す。
「それに、ずいぶん手馴れてる」
「そうね、手馴れてるわよ。頻繁にするから」
あっさりとした口調でこともなげに返された。続く言葉の用意の無かった葵はイスに立てた膝に両腕をのせ、鼻から下をうずめて黙る。両腕や胸には、まだ不死乃の火照った体を間近に感じていた熱と興奮が少し残っていた。 自分がなんでこの場にいるのかが分からなかった。目の前の同級生は、葵にいったい何を求めているのだろう。不死乃はベッドに腰掛けたまま、使用済みの革拘束具たちを布やクリームで手入れし始めている。
「藍元さんって」
「えっ?」
不意に不死乃の目がちらりと葵を向く。
「藍元さんって、ひとりっ子?」
「え、うん……」
「ふぅん。家、近いんだっけ」
「まあ。電車含めて二十分くらい」
そっか、二十分は近いか、と不死乃。視線は再び手元に落ちる。会話は途切れた。また沈黙に戻る前に、葵は切り込まなければいけなかった。
「あの、さ」
「うん」
返事だけで、彼女の顔は動かない。
「なんでこんな事、するの」
一拍おいて、不死乃の手が止まる。沈黙したまましばらく動かない。何かを逡巡するように、何かを確認するように、何かを抑え込むかのように、不死乃の目が宙をさ迷った。
「姫川、さん?」
そう、不死乃とは、互いに名字で呼び合うくらいの関係なのだ。彼女から一方的に絡んでくるようになったのも、わりと最近のこと。
こんな、どう考えても、いきなり見せられては反応に困るようなことまで打ち明けられるほど親密になった覚えもない。
「なんで、っていうのは、きっかけを訊いてる?それとも、理屈?」
「え?」
一瞬、理解が遅れた。不死乃がゆっくり顔を上げる。警戒するような、すこし緊張して張りつめた表情をしていた。口元は少し笑っているけれど、目が硬質に光っている。
「いや、その、単に、なんで私わざわざ呼ばれて来たのかなって」
予期せぬ剣幕に、しどろもどろになりかけた。葵の返答に、意外そうに眼を見開いて、
「ああ、そういうこと」
不死乃の鋭さがすっ、と引いた。かわりに、少しばつの悪そうな不愛想顔になる。 「べつに、ここまで来たこと自体はあなたの選択でしょう」
「私は頼んでない、って?」
視線がふたたび合う。すぐに外したのは不死乃のほう。ふう、とため息をついて、
「いや、ごめんなさい。藍元さんなら来てくれるって思って送ったんだもの。それは私のせいよね」
「無視したとして、何かあったら私の責任まで問われるんだからね」
「うん。そうだね」
少し頭を下げて認める不死乃。鼻息を漏らす葵。そうしたあと、だけど、と上目遣いに不死乃が切り出した。
「藍元さんは、来てくれたよね」
「そっ……」
そんなの、と切り返す言葉を遮って、
「来てくれただけじゃ無い。私を見ていた。お願いしたのは私だけど、でも、本当に拘束を外さずに、見ていてくれたね」
不死乃のいたずらっぽい笑み。上目遣いなのも手伝って、いたずらの共犯者のよう。葵は言葉を失った。
そうだ。あの時点で聞き入れずにとっとと不死乃の拘束を解いて、帰ってしまえば良かったのだ。でも、自分はそうしなかった。不死乃の勢いに気圧されたから?
「巻き込んだのは私よ。それは謝る。余計な面倒ごとに関わらせてしまってごめんなさい。でも、あなたは巻き込まれていくことを許した。消極的でも、私の遊びに参加した」
そうでしょ?と不死乃。 そんなことないって、言えたはずだ。
そんなの、そっちの言い分だ、って。迷惑をかけた側の都合のいい解釈だ、って。
違う、と言えなかった。断言できない。整理がつかない。自分の行動の理由に説明がつかない。無性にどきどきする。
「私にとってはそれで充分。あなたを呼んでみて良かったわ」
帰ればよかった。そう呟いてみるけど、不死乃はにやり、と笑うだけだった。
すっくと立ち上がる不死乃。一瞬遅れて葵も顔を上げる。不死乃はさっさと扉の方へ歩き出していく。
「それじゃ、私はちょっとお風呂に入ってくるわ。汗かいちゃったし、これ、血行よくしてマッサージしなきゃ痕になって明日の授業も出られなくなっちゃう」
袖口からのぞく拘束具の紅い痕を見せてさすりながらドアをあける。
「今度こそ、もう本当に帰っていいわよ。送り出せなくてごめんなさいね」
お風呂上がるのを待っててもいいけれどね、と言い残して不死乃は部屋を出てしまった。複雑な表情で口を少し開いたまま固まっている葵と、ベッドの上に綺麗に並べられた、手入れ済みの拘束具たちを残して。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています