鍵キャラで801
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0001名無しさんだよもん2008/01/04(金) 11:16:38ID:kLHUTSviO
イケメン揃い
0406名無しさんだよもん2012/06/11(月) 00:54:34.54ID:AlnMM+Lq0
理樹スレに理樹を襲いたがってるリアル男共が繁殖してるぞ
0407名無しさんだよもん2012/06/11(月) 01:38:08.12ID:yQXgcEya0
咲夜と瑚太朗の関係はいいよな
ABはデレた直井を可愛いと思ってしまった・・・
0408名無しさんだよもん2012/06/11(月) 02:32:32.86ID:P7DfRQw60
直井可愛いよなー
音無さんに従順な直井わんこ・・・萌えるわ

・・・恭理新作を近々
よろしいでしょうか・・・
0410名無しさんだよもん2012/06/11(月) 13:37:36.80ID:aq940JMm0
>>409
早っ
今回のネタは苦手な人もいるかもしれないと言っておきます
過去レスのアレです
04114102012/06/12(火) 00:20:39.13ID:+M1DxvEL0
では最初に言っときます
今回は「恭理、理樹女体化エロ」です
完全な男同士じゃないと嫌な人はスルーしてください
一気に完結させた方が、書き込みたいのに書けないって人が出なくて良いと思ったのでそうしますね
相変わらずのつたない文章ですが、おつきあい下さい
0412名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:24:17.09ID:+M1DxvEL0
これは漫画か?
とりあえず普通に生活していて、こんなことが起こることはまず無いと思う。
俺の目の前に一人。大きな瞳にはうっすらと涙。因みに言うまでもなくすごくかわいい。
そんな人物は俺の恋人なんだが、いつものこいつとは決定的に違うところがあるようだ。
「恭介ぇ…ど…どうしよう……」
話をきくと、バイオ的なアレが原因らしい

「僕……女の子になっちゃったよーっ!!」

俺と理樹の関係は、仲間たちはもちろん、校内のほとんどの人間に知られている。
そういう噂は流れるのが早い。
もちろん冷やかされたりもしたが、逆に堂々とイチャイチャしてやったら誰も何も言わなくなった(因みに理樹にはその都度怒られた)
ついでに付き合い出してからよく俺の部屋に理樹を泊めている。
で、その時はいつも隣の部屋に泊まってくれている俺のルームメイトが、
その部屋よりも離れた部屋に引っ越すと言い出した。(その後何故か理樹に怒られた)

そんなわけで一人部屋になった俺は女になった理樹を匿える訳だ。
「理樹が女に…」
俺は理樹を頭のてっぺんからつま先まで眺める。理樹の服装はいつもの男子制服
「うぅ…あんまり見ないでよ」
「理樹…ヤバい。大変なことに気づいた」
「えっ!?」
理樹が不安そうに俺を見る
「お前……」
俺は…重い口をひらく
0413名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:26:18.88ID:+M1DxvEL0

「………どこが変わったのかよくわからな…ぶっ!!」
「恭介のばかっ!」
理樹の手の平が顔面に押し付けられた
「変わっちゃってるよっ…色んなトコが…っ!!」
色んなトコ…
「……〜〜〜っ!!」
目の前の理樹がみるみる内に真っ赤になっていく。
言っておくが、別に俺は理樹の体の変わったであろう場所は見ていない。
理樹の自爆だ。
「全部、確かめたのか?」
理樹を刺激しないように、俺は敢えていつも通りのトーンで問う。
「うっ……ぅん………」
消え入りそうな声
「そっか」


理樹には悪いが、俺にとっちゃ理樹が男だろうが女になろうが、良い意味でどうでも良かったりするんだが…
「きょ…すけぇ…ひっく……」
前言撤回
理樹を泣かすやつは敵だ
バイオ田中……お前を殺す
0414名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:29:56.51ID:+M1DxvEL0
「…………はぁ……」
俺の横には深く溜め息をつく理樹。
理樹の体をなんだと思ってやがるんだ…あの野郎

あの後、2分足らずでバイオ田中を捕獲した。
理樹になだめられ、俺は罪を犯すこともなくすんだわけだ。

「こんなに上手くいくとは…そうさ!直枝くんの食事にこの僕がちょっとだけ隠し味を加えさせてもらった
棗くんだって、直枝くんが女の子になって少しは嬉しいんじゃないのかい?」
……確かに…いつも可愛い理樹だが、更に可愛さが増したか?……なんかこう……ロリっぽいような
「恭介ぇ…」
っ!!!!!!!!
「俺のことはどうでもいい。それより理樹の体を戻しやがれっっ!!」
「ぐぉっ!」
田中の脳天に一発。
「わわっ乱暴はダメだよっ」
理樹、お前…自分の体をこんなにしやがった相手を…
「直枝理樹子ちゃん…僕をかばってくれるなんて…キミは、女神だ」
…理樹は俺だけの女神でいてくれれば良い
というわけでなんかムカついたからもう一発殴っとこう
「うぐぅっ!!」
「恭介っ!」
「これが最後さ。俺だって殴るのは好きじゃない。で、戻る方法をとっとと言え」
「……へ?」
………
ちょっと待て。なんだ……その反応は…
「まさかとは思うが、田中…」
「いやっ!ちゃんと元には戻れるさ!!戻れる……ハズっ!!!」

薬の効力が……切れれば
だとぉぉぉおおおおおおお!?
0415名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:33:23.59ID:+M1DxvEL0
「僕、どうなっちゃうのかなぁ…薬の効力ってどのくらいなんだろう」
ベッドに座る俺の隣で理樹は不安そうに俯く。
そんな理樹の手を優しくとり、いつもしているみたいに指を絡めて繋ぐ。
「大丈夫だ。俺がついてる…」
子どもの頃から何度も言ってきた言葉。この言葉が一番、理樹の不安を掻き消すと知っているから。
「…うんっ」
あぁ…俺が守りたい笑顔だ。

事故の一件から、俺は理樹と鈴への過保護を止めた。
さっきの言葉、もう言わなくなった「俺がなんとかしてやる」
ただ…な、鈴はともかく、理樹とは恋人同士。どうしても甘やかしたくなっちまう

「うだうだ考えててもしょうがないよね!
こんな普通には経験出来ないこと、いっそのこと楽しんで…いや…ちょっと無理があるかな」
あはは…と理樹が笑う。
…強くなったな…
「恭介が…」
「ん?」
「恭介が…いてくれるから」
頬を染めながらまっすぐ俺を見つめる瞳
思わず吸い込まれそうになる……
「…僕は」
理樹の瞳に見とれていると、いつの間にか…すごく近くに理樹が……いた
「…っ」
唇に柔らかくて暖かい感触
理樹からなんて
「珍しいこともあるな…」
「……嫌だった?」
一体どこでそんな誘い方覚えてきたんだ
「んなワケ……ないだろ」
0416名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:36:03.48ID:+M1DxvEL0
低い声で囁いて、理樹の顎に手をかけ…そしてそのままキスをする
「ん…っ」
何度か角度を変えてキスをしていると、理樹が奮えた
そして俺は理樹をそのままベッドに……

ふにっ
……ん?
ふにっふにっ
…………なんだこれ…柔らか……………
「!!!!!!」
ヤバい……コレはっっ
瞬時に理解はしたが、すぐ行動にうつせないでいる
手が離れてくれねぇっ!!
「理……樹………?」
恐る恐る、理樹の様子を伺う……
「ーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!」
これ以上ないって程に真っ赤になっている……多分、俺もだ…
ふにっ
だあああああっっ!!?俺の右手ぇっっ!!
「きょぉぉぉすけぇぇぇえ…」
「まっ待て!理樹!!不可抗力だっ!!ベッドに倒そうとしたら胸を押すだろっ
いや…肩でもいいのか…とにかくっすぐ胸を揉むとか、あり得ないことくらい俺にだって解るっ
確かに一瞬理樹が女になってることがすっかり飛んじまっていたかもしれないが…」
胸……見ただけではあまり無いように思えたが、コレはなかなか……
……ごくっ
あ…しまった……つい
「………恭介の…バカぁぁぁぁぁぁあああっっ!!」

その日の夜、理樹は上のベッドから降りてきてくれなかった……
0417名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:43:40.25ID:+M1DxvEL0
次の日。
今日は日曜日。授業はない。今俺たちは俺が買ってきたパンを部屋で食べている。少し遅い朝食だ。
「……なぁ、理樹?」
「………」
話しかけても理樹は俯いて、ただパンを咀嚼するだけ。
まだ怒ってるのか?
でも理樹の様子は怒ってるのとはなんか違うような気がする…
理樹の長い睫毛、伏せたその奥に見える瞳は何か思い詰めているように見える…
「っ……!」
俺はいてもたってもいられなくなり、理樹の頭に手を乗せた
「無視するなよ…昨夜のことはマジで謝る。だから、頼むから泣かないでくれ」
「……な…泣いてなんか……」
涙目じゃねぇか
俺は理樹を抱きしめようとした

「いっ……嫌…だ…っやめてよっ!さわらないでっ!!」
ドンっと腕を突っぱねられる。女の体では力が弱いだろうが、俺の体はいとも簡単に突き放された。
「あ…っ」
その瞬間の俺は、どんな顔をしていたんだろうか。俺を見た理樹が声をあげる。
「ごめっ…ちが…う…」
何がどうなった…
そうか、理樹は俺を拒絶した
「り…き」

怒らせたのは俺なのに
傷つけたのも…俺なのに
何やってんだ、俺は

「わりい…表出てくる」
こんなツラ、これ以上理樹に見せられねぇ…
「っ……恭介…!」
理樹の呼び止める声は聴こえていたが、それに構わず、ドアを閉めた。
0418名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:48:59.46ID:+M1DxvEL0
日曜日の学校
運動部文化部問わず、部活の奴等もいるため校舎の鍵は開いていた。
「…私服で入ってるのがバレたらマズイか」
生活指導だの風紀委員だの、この学校はいちいちうるさいからな……いや、真人と謙吾っていう強者がいた

苦笑しながら手近な空き教室に入る。手近と言ってもこんな休みの日には殆ど人が来ない地帯だが。
この教室も席は10程度で、残りのスペースは何かの資料を保管しているだろう本棚が占拠してる
俺は適当に席に座る。こんな空き教室でも掃除はしているみたいで埃っぽさはない。

「理樹…」
昨夜、俺があんなことをしたから怯えちまったのか?
でも…それだと……今更って気もする。アレか、女の体だからこそ防衛本能が働いたのか?
……答えには近い気がしてもどうもしっくり来ない。
理樹が泣きそうだったからだ
元の姿に戻れるかが不安?
昨日の理樹を見る限りそれは無い。
『いっ……嫌…だ…っやめてよっ!さわらないでっ!!』
理樹の拒絶の声を思い出す。怯えて……本気で嫌がっていたな…肩まで震わせて

なんだってんだよ…
違うって……なんなんだよ
あんな風に嫌がられたことなんて、この十年間一度も無かった
付き合い出してからなんて特に…
…あ、ヤバいな…冗談じゃなく――泣きそうだ
机に突っ伏してみると、簡単に涙が出てきやがった
袖口が濡れていく。
俺が泣いてどうする。
0419名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:57:21.53ID:+M1DxvEL0
はっ…女々しいな。俺らしくもない
恋愛ってのはこういうものなのか?幸せなのに、ふとしたきっかけでいくらでも悪い方へ考えてしまう
俺、理樹のことになると、ここまで弱くなっちまったんだな…理樹が側で笑っていてくれないと…ダメだ

「恭介っ!」
突然の声に顔を上げて、教室の入口を向いてしまった…涙も止まらないままで。
「きょ…きょうすけ…っ」
「……あ」
理樹…今お前、どんな顔してるんだ?よく見えねえよ……はは…
涙を拭っていると、俺の頭を優しく理樹の腕が包み、抱き寄せられた。額が理樹の肩に乗る。
「ごめんなさい……っ」
「なんで、お前が…謝るんだ?」
「恭介を、傷つけた。あんなこと言うつもりじゃ無かったんだ」
「けど、元はと言えば俺が…」
「違うよ……!んと…厳密に言ったら違わないのかもしれないけど…僕が……変なこと、考えちゃったせいだよ…」
変な…こと?
「恭介が……女の子の僕を好きになったらどうしよう…って」

……………へ?
「あ…だから…恭介は、女の子の僕と…ああいうことしたいのかなって…」
……………はい?
「女の子の方が…良いのかなって…。あのままえっちなこと……しちゃって、恭介が女の子の方が良いって思ったら嫌だなって…」
つまり、簡単に言うと……

「…ぶふっ」
「!!?なっ…なにっ?何で笑うのさっ!?」
理樹に抱かれたまま、耐えきれずに笑う。
だってよ…お前、それって…
顔をあげて理樹と向かい合う。額をくっつけて、俺は思ったことを口にする。
0420名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:01:12.13ID:+M1DxvEL0
「自分に……妬いたのか?」
「……んぇ?」
おいおい、なんてマヌケな声だ
「妬い…た?…ヤキモチ…。自分にっっ!!!?」
自覚した理樹が真っ赤になる。湯気が見える気が…いや、確かに出てる
「あぅぅ…」
俺から離れた理樹は俺に背中を向けて両手で真っ赤な顔を隠した。
「ヤバいな……」
「え…?」
俺は理樹を引き寄せ、椅子に座っている俺の膝に乗せる。
「ぁ………恭介…」
「理樹、俺…すげえ……嬉しい」
すぐ目の前にある理樹の耳に唇を寄せて囁く
ちゅ…と音をたてて首筋にキスをする
「……ん…っもうっ!なにさ…さっきまで泣いてたクセに」
「はははっ…そうだな」

「なぁ理樹…お前はお前だろ…」
「……うん…そうだよね」
理樹の耳を食み、指で喉元をさする。
「んっ……くすぐったいよ…っ」
その指で顎をとらえ、後ろを向かせる
「こんなことしたいって思うのは…お前だからだ」
「…ん………っ!」
強引に理樹の口を開き、舌をねじ込んだ
そのまましばらく口内への愛撫を続ける。片方の手は理樹の体を支え、もう片方は理樹の手を握る。
身体の変わっている部分には触らないように。
「ん……ふぁっ…ぅ……ん」
理樹の甘い声がきこえてくると、俺は口を離した。
0421名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:05:08.47ID:+M1DxvEL0
ふたりの間を繋いだ糸が落ちていく……
「あ……っ」
もう一度首筋に吸いつき、今度は手を理樹の脚にのばす。
「ぁっ…」
脚の前面をゆっくりと膝から上に擦っていき、途中で下げていく…外側は腰の辺りまで擦る
そんなことを繰り返しているとそのうち、呼吸を乱した理樹が俺にすがってきた。

「恭……介ぇ…なんか僕……変…」
「どうした?」
「力…入らなくなってきたし……こっ……こっち…」
脚を擦り合わせる動き。
あぁ…気づいてたさ
「ん?こっち…か?」
理樹の脚の内側に手を入れる。
コクン…と頷いた理樹は恥ずかしそうにしながらも、俺が手を動かしやすいように脚の力を緩めた。
「……っ」
「この辺が…変なのか?」
「違……もっと…上のほう…」
「上か?」
手を前腿に移動させる
「あ…違ぅ…っ…そっちじゃ……」
理樹が焦れったそうに身を捩る
「恭介…っ…いじわる…しないでよ…っ」
「はは…バレたか」
「ふっ…」
こっちを向かせて、一度キスをする
「なぁ、理樹……悪いが、もっと意地悪しなきゃいけないんだ」

「俺は……触らない。触ることは出来ない。」
0422名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:09:11.20ID:+M1DxvEL0
「……ぇ」
男の体だろうが女の体だろうが、理樹は理樹だ。それは変わらないし、気持ちが変わるわけでもない。
だけどこの姿は理樹の本当の姿じゃないから。
「…理樹だって、本当は嫌だろ?」
「そ……それは…」
図星だな。自分に妬いてたくらいだ。
「でも……僕…もう…っ」
理樹が泣きそうな目で見てくる
「そうだな……」
「え?ぅわっ」
俺は理樹を抱き上げて、本棚の影に移動する
これからすることが万が一教室の外から見えたらヤバイからな

理樹を床に座らせて、その後ろに俺も座った。
「な……に?」
「我慢…できないんだろ?」
俺の体にもたれかかってくる理樹の背中を支える。手を理樹の膝に添える
なんとなく予想がついたんだろう。振り向き、見上げた理樹の瞳が揺れた。
「自分でしてみろ…理樹」
「……え…っ…やっ…ヤだよ…っ!できな…ぃ」
理樹の瞳から涙が零れた。
「わかん…ないっ……どうすればいいか…それに…こんなに近くで恭介に見られて…」
「俺の方が女の体なんてわからないぜ。けど理樹…お前は自分の体じゃないか」
手を理樹のベルトにかけて外してやる。
ボタンを外しファスナーも下ろして…手をひく。服は脱がさない。
「大丈夫だ。俺は体を見たりしないからな。……触りたくなったら、触ればいい。良いトコくらい、わかるだろ?」
俺が理樹にしたことは3つ。キスと言葉と変化のない部分のみを触ること。
肝心な場所なんて触らなくても、理樹を限界まで追いつめるなんて簡単なことだった。
0423名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:11:34.69ID:+M1DxvEL0
「ふぁっ…!」
くちゅ…という音が耳に届いた
「な…に…これっ…?こんなの…知らっ…あぁっ……!」
音は徐々に激しくなっていき、理樹の身体も熱くなってくる。
「気持ちいいか…?理樹…」
「ぅん……うんっ…はっ…気持ち…いっ……よぉ…っ」
蕩けそうな理樹の表情は明らかに俺を誘っていて…それでも俺は耐えた
下着の中で動き続ける理樹の右手。左手の甲で口元を隠し、声を抑えようとしているが、ほとんど役に立ってない。
「ふ…っ恭介ぇ…恭介も…」
「…っ!」
理樹の左手は下りて、服の上から俺に触れた
「ぁ……お…きく…なってる」
「…そりゃあ…理樹のこんな姿見せられたらな」
「かた……ぃ」
忙しなく呼吸する理樹
たどたどしく擦るその左手の動きに、耐える限界を感じる
「……はっ…っ」
…ヤバイ――――理性が……

そのとき
「だ……めっ…僕っもう……っ」
理樹が背中を反らす
「恭介…きょうすけぇぇっ!……あ…っぅんっ!」
俺は理樹があげる声を口で受け止める
「んんっ…!ん……っーーーーっっ!!」
0424名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:14:19.11ID:+M1DxvEL0


「は……っは………ぁっ…」

「そんなに…良かったのか?」
「………ん……」
「なんつーか……すごかった…な」

「そん…な………見ないでよ…」
「…なんでだ?こんなに…可愛いのに」
「恥ずかしいよ……」

「その手……」
「え…?」
「指…凄いことになってるな」
「………っ!これは…っ」

「ごめんな……理樹」
「え…恭介……?」


「俺……もう限界みたいだ…」



俺は理樹を床に寝かせた
耐えられない…あんな理樹を見て、耐えられるわけがない……
0425名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:15:59.15ID:+M1DxvEL0
「服、脱がすな?」
「…え………あっ!?あの…っちょっと待ってよ……ねぇ…っ!恭介っ」
理樹が着ているパーカーのファスナーを下ろす
「恭介っ待っ…て……」
理樹が力の入らない手で俺の手の動きを止めようとするが、そんなのは抵抗のうちにも入らない
乱暴なことはしたくないが、少々強引にパーカーの下のTシャツを胸まで捲った…

……ん?なんか昨夜揉ん…触ったときより小さい気がする…
あ…そうか、重力だな…仰向けになってるからか?
「……きょうすけ…」
それにしてもぺったんこだ…普段と変わらないくらいに
「恭介…僕」
「…………」

「戻れた……みたい」




…呆気にはとられたものの、理樹は理樹のままが一番だ
残念とは思わない
それよりも理樹を傷つけなくて良かった

その後…結局周辺の拭き掃除やら服の洗濯やらは必要な状況にはなるわけだが…
「信じらんないっ!」
「う…悪かったって…」
「酷いよ!教室なのに…あんなに何回もっ……」
だってよ…んなの…理樹が煽るのが悪…
「何?何か言いたそうだけど」
「いえ…何でもありません」

またお約束のように理樹に怒られた
0426名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:21:26.71ID:+M1DxvEL0
以上です
思ったよりも長くなったなぁ

どうしても理樹子のままの挿入は…書けなかったです
0429名無しさんだよもん2012/06/12(火) 21:51:58.15ID:61llfbud0
お疲れ
いいもの読ませてくれてありがとう
特殊設定ものは初めて読むので個人的に>>426の配慮が助かった
しかしこの二人の関係は最高だな・・・
0430名無しさんだよもん2012/06/14(木) 02:08:35.06ID:WLbfhrkD0
おそまつさまでした
これまで一度区切った分も1作と数えると5作も書かせていただきました
書き込むときは恥ずかしくても、どんなに書いても飽きないんだ…満腹にはなるw
恭理は俺の初めてをことごとく奪っていくな…くそぅ…最高だっ!!
0431名無しさんだよもん2012/06/16(土) 23:49:55.27ID:/Sf9Ih5GO
これだけ書いてくれてる>>430のスペックが知りたい
無理ならいいですが
04334302012/06/17(日) 14:15:25.49ID:KECN/2OO0
>>431
スペック知りたい人がいるとは・・・20代です。それ以上はちょっと言えない
>>400さんが言ってるけど理樹っぽいとこはあるか・・・背は低くて声も普通の人よりは高い
801にハマったのはリトバスが初めてだけど昔、姉所有のBLCDを聴いて演技の凄さにトラウマにw
今は平気だろうけど後にも先にも鍵801以外では唯一のBLです
・・・緑川攻めだったな・・・うん、納得した
04344302012/06/17(日) 14:21:04.76ID:KECN/2OO0
>>432
あ・・・ごめん答えちゃった・・・
04374302012/06/20(水) 00:30:26.50ID:rjvPyigI0
では内緒にしておきます
答えたところで面白くもなんともないと思うし
0438名無しさんだよもん2012/06/20(水) 03:10:59.19ID:JCRijmqsO
うむ
なんかわかった気がするがきっと気のせいだ
次の作品も首を長くしてお待ちしてます
0439名無しさんだよもん2012/07/02(月) 10:14:49.88ID:VM7ngfiXO
リトバスアニメの男衆のキャラデザが少女漫画だのBLだの言われてる
おかげで妄想しまくりだよ…同人誌増えたら良いな
0440名無しさんだよもん2012/07/15(日) 12:11:26.76ID:GKQy59hlO
ほしゅ
0442名無しさんだよもん2012/07/19(木) 00:05:27.51ID:Hl40aIsiO
これはやはり自給自足しか無いのではなかろうか
0443名無しさんだよもん2012/07/20(金) 00:04:01.62ID:KtQMAKdv0
やっぱ女性の801書き手さんにとっては
三日目参加という事自体が躊躇されがちなのではないか
ま、あくまで勝手な想像だけどな・・・
0444名無しさんだよもん2012/07/20(金) 01:02:45.67ID:8q4R8ikn0
同人誌出してみたい…でもいろんな意味で勇気が出ないんだ
そんな俺みたいな人も多いと思うな
0445名無しさんだよもん2012/07/29(日) 08:29:28.24ID:nu1XfUDs0
即売会の顔出しが嫌なら、これからは電子書籍という手もあるよ
0446名無しさんだよもん2012/07/29(日) 15:25:36.48ID:2aGT7BiVO
801本を男が売ってたらみんな買いづらいんだろうか
0448名無しさんだよもん2012/07/29(日) 23:57:58.50ID:2aGT7BiVO
客が女性だとするとってことな
当たり前だけど801は女性中心の世界だからな
でも男でも好きなものは好きなんだ
0449名無しさんだよもん2012/08/05(日) 06:56:43.31ID:CKqAx3NV0
確かなソースは無いけど、恭理の同人じゃ男の買い手の方が多かったらしい
0451名無しさんだよもん2012/08/05(日) 23:57:34.93ID:IZ/Qa4+zO
>>449
それらしいことが書いてある同人誌持ってるぞ
『間違えて買う人が出ないようにタイトルからBLだとわかる本にした
だけど実際はほぼ男性に買われていった』
ということだ
0453名無しさんだよもん2012/08/06(月) 14:21:26.44ID:sOqqrCdgO
そろそろ投下がほしいですな・・
別に催促してるんじゃないんだからね!
0454名無しさんだよもん2012/08/09(木) 00:19:19.24ID:Vli2GQzy0
今週のにゃつめきょうだい
きょーすけが理樹の中に入ってるぞ
0455名無しさんだよもん2012/08/09(木) 10:10:16.55ID:pAd9iMdRO
まさかと思ったらまじだった
しかも理樹の方から恭介を掴んで入れてる
かわいいな
0458名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:37:49.22ID:12BGnLjB0
出来ましたー今回は特に難産だった
最近あんまり人いないみたいだな・・・一気にうpするかね
0459名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:45:29.10ID:12BGnLjB0
僕たちは3年生になった。
恭介は僕たちよりも1年早く卒業して、就職した。今は一人暮らしをしていて、たまに僕も会いに行ってる
っていうのは、だいたい恭介がこっちに来る事が多いからで。
仕事も大変だろうに、恭介は時間を作って来てくれる。

「そっか、理樹は進学するのか」
外は雨。こんな日は出かける気にもならず、寮の部屋で恭介と二人、まったりと過ごしている。
大学のパンフレットをお手製のちゃぶ台の上に広げる。
「うん。ここの大学なら頑張ればなんとか」
レベルもそこそこだし…場所も…恭介の近くに行けるから…なんて…ね
「でも、真人がさぁ…自分もここに行くーって言い出して」
「…だろうな」
「最近必死に勉強してるよ…今も図書室か食堂で小毬さんたちに勉強教えてもらってる」
言ってから、図書室で騒いだ真人たちが怒られてる様子を簡単に思いつく。
「じゃあ食堂だろうな」
恭介も同じことを考えたのだろう。微笑み合う。

パンフレットを読んでいる恭介。その間の沈黙…
「なぁ…ここの大学、受かったらさ」
恭介に声をかけられ、そっちを向くと…真面目な顔

「俺のとこに来ないか?一緒に暮らそう。理樹」
0460名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:47:17.38ID:12BGnLjB0
まさか理樹に…断られるとは…
とりあえず平然を装ったが、内心、動揺しまくりだ
「恭介…ありがとう。嬉しい…」
「でも……ごめんね」

――――理樹はずっと考えてたようだ。
これまで誰かが一緒にいなければ生活できなかった。
例えば、ナルコレプシーで倒れたときに頭でも打ってしまったら、風呂の中だったら、火を使っていたら。
多少は薬で抑えられるとはいえ、もしものことを考えないわけにはいかなかったんだ。
周りの人間が…というか、主に俺が
だけどナルコレプシーは治った。理樹は乗り越えた。
だからこそ進学を期に、今まで人に頼っていた分も一人で頑張ってみたいんだ……と

気持ちはわかる。解るが……俺…一応プロポーズのつもりだったんだが
確かにまだちゃんとした言葉は言って無かったけどな…

ポケットの中に手を入れ、小さな箱に触れる

渡すだけなら…とも思ったが、今はまだコイツは渡さない方がいいのかもな
理樹がこっちを見ていない隙に、俺はこの箱を自分の荷物の中に隠した。

いつかその時が来るまで
0461名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:55:47.07ID:12BGnLjB0


今日で入試も終わり、後は発表を待つだけになった

『試験終わったよ。頑張れたと思う。真人は…なんか先に帰っちゃったみたいだけど』

「受験に集中しろ」
そう言われて半月くらい会えずにいた恭介にメールを送る
普段だと会わなかった間はメールや電話を頻繁にしてたけど、流石にここ最近はメールくらいで
…声を聴いてない

そう思った瞬間、手の中の携帯が震えた
着信。相手は…恭介!
あ、どうしよ…久しぶりだから…嬉しいっ

「もしもしっ恭介?」
我ながら男らしさなんて皆無な表情だったと思う
周りに人がいないのを良いことに、今の僕はきっとすごく恋する乙女だろう

『……』
あれ?
「恭介?」
電話通じてるよね?
『………り……き…ぃ…』
!!?
弱々しい声
「もしもし?どうしたの!?今どこ!?」
『……家……たすけて…くれ…』
プツっ…
電話が―――切れた
0462名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:58:50.91ID:12BGnLjB0
「バカ!」
こんなに焦ったのなんて、きっと初めてだ。
なりふり構わず急いで恭介の家に来た僕を待っていたのは…
「いったいいつから…」
「一昨日…かな。病院には行った」
風邪をひいて寝込んでいた恭介
会社も休んでいたらしい
「…薬、飲んでる?」
「………点滴された」
答えになってない
「薬は?」
「…………」
目を反らされる。この人は…
「ご飯、ちゃんと食べてる?」
「………ウィダー的なヤツなら…」

キッチンに行き冷蔵庫を開ける…見事に何もない
入ってるのは調味料類と飲み物、それとウィダー的なヤツが1つ
「ちゃんと食べなきゃダメだろっ!何10秒チャージしてるのさ!」
「いや…食欲無かったからさ…つい」
「これだけじゃ……2時間しかキープできないんだよ!!!」
「マジかよ…っ!?」
…今の恭介にツッコミを期待した僕がバカでした…
とりあえず…お米はあったから、お粥作って食べさせて、何がなんでも薬を飲まそう
しょうがないなぁ…
0463名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:02:56.35ID:12BGnLjB0
「…ごちそうさまでした」
「はい。薬」
行儀よく手を合わせた恭介にすぐさま薬の入った袋を渡す
因みに中身は2回分しか減ってなかった
「良いことを思いついたぜ…理樹が口移しで…」
「は?」
「何でもないです…」
大人しく薬を飲む恭介

「理樹…怒ってるよな」
「え…?」
「風邪ひいたこと言わなかったし」
いや…どっちかっていうと…
「恭介が自分のこと、大切にしなさすぎなことに怒ってる。恭介はいつも、僕のことばかりじゃないか…」
だから、入試直前だった僕を心配させないように、風邪のことだって言わなかったんでしょ…
「理…」
「ほらっちゃんと寝ないとっ…!」
「…なぁ…添い寝…」
「ダメっ」
即拒否したことに、恭介は面白くなさそうな顔になる

さっきの薬の件といい、恭介ってこんなに甘えん坊だったっけ?
なんか…かわいい
こんな恭介知ってるの…僕だけなんだろーなぁ
手を恭介の頭にのばす
「…っ」
「ちゃんと寝ててね?僕一度帰らなきゃいけないけど、すぐ戻ってくるから。明日までならここにいられるからさ」
あはは…いつもと逆だね。僕が恭介の頭を撫でるなんて
「…早く、帰ってこいよ」
…だから…かわいいんだってば…しかもやけに色気が…

どうしよう…僕も…重症みたいだ
0464名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:08:37.26ID:12BGnLjB0
静かにドアを開ける
スーパーに寄って買い出しもしてきたから少し時間かかっちゃった
恭介はちゃんと寝ているみたいで寝息が聞こえる
枕元に漫画。読んでたな…まぁ、コレくらいいいか…
あ、すごく汗かいてる
拭かないと。
お湯で濡らしたタオルを準備する
服…脱がさなきゃいけないよね…
こんな明るいとこで…恭介の………はだっ…裸…っ
なに動揺しちゃってるんだっ僕はっっ!拭かなきゃっ!!
えいっ!と意味不明な気合いを入れて、ボタンを外した

「………ぁ」
ドキドキ…
「……………はっ!」
見とれてないで拭くんだ僕!恭介の裸なんて見慣れてるじゃないか…!
…いやいやっ変な意味ではなくて!
「…あれ?」
左胸の傷痕、まだ残ってる…この傷が一番危なかったみたいだもんね
バスから投げ出されたときにガラスが刺さったって恭介は言っていた

「…っ!!」
一瞬、あの絶望的な光景がはっきりと思い出された
燃料が流れるのを食い止めるため、バスに凭れかかる恭介
あのとき…恭介は上着を脱いでいて、それ越しに凭れてた

そういえば………なんで…恭介の右手に血が付いたガラスがあったの?
鮮明な記憶。間違いはない
これじゃ恭介は……上着を脱いだ後に、刺さったガラス片を抜かなきゃいけない
0465名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:22:23.17ID:12BGnLjB0
あれ?違う…恭介が這いずった跡があったじゃないか
そもそも、胸にガラスが刺さってたら這いずれないよ
そうなるとガラスが刺さったタイミングがわからない…

残る可能性は……上着を脱いでから―――刺した……?
ゾクっと悪寒が駆け巡る

うそ…まさか……
でも恭介なら…有り得る

「ん……っ」
「あ…」
……起こしちゃった
「り……き…?おかえり」
「う…ん。ただいま」
「体、拭いてくれてるのか…ありがとな」
どうしよう…訊いてみても良いのかな?
「恭介……この傷痕」
「……え…」
「残っちゃった…ね」

こんな弱ってる時に訊くなんて卑怯だよね…でも気になるんだ
「………自分で…刺したんだよね?」
「…!なん…で…っ」
その反応を見て解ってしまった
「え…本当にこの傷………自分で…?」
「……っ!」
恭介もその一瞬の失態で、今更隠すのは無理だと思ったんだろう
「そう……だな…」
0466名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:40:23.78ID:12BGnLjB0
…なんでそんなこと…
「僕のせい…なの?」
「理樹」
理由はわからないけどあの時の恭介は僕と鈴の為なら……自傷だってするだろう
「なんでさ…っなんで恭介はいつも……」
僕のことばっかり…
「傷痕…消えないよ」
「別に構わないさ」
「僕が構うっ!!」


「な…そこにある俺の鞄、取ってくれないか」
え?
机の上の鞄
「本当は今日仕事の後で会いに行こうと思ってたんだけどな」
起き上がった恭介に渡す
「なぁ…もし理樹が俺みたいな野郎の傷なんかに責任を感じてるならさ…」

「コレ、受け取ってくれ」

素っ気なく渡された物
片方の手のひらに収まる、小さい箱
「開けてみろ」
「…………うん」
手が、震えてる
何となく、わかっている、から
それでも、箱を開けて実物を目にした瞬間、嬉しさで胸が苦しくなって
「…………これ…って」
はっきりとその物の姿が見えたのは一瞬
なぜだろう…すぐにボヤけてしまった
0467名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:46:05.96ID:12BGnLjB0
「貸してみろ…手も、こっちな」
手をとられる………左手

それは最初少しだけ冷たくて、でもすぐにあたたかくなった
…薬指にはめられたシンプルな銀色のリング
いつ指のサイズなんて測ったのさ…
「次は理樹の番」
恭介はもうひとつリングを取り出し、僕の手に乗せる
好きな指にはめろと言われて両手を出された
…僕だって……同じ気持ちなんだよ?

繋いだ二人の左手の薬指に、お揃いのリング
思えば、初めて恭介にひいてもらった手も、ひいてくれた手も…この左手同士だったっけ…

「了承……ってことで良いのか?」
「…まだ何も聞いてないよ?」
微笑む
「あ…そっか、そうだな…」
恭介…ちょっと緊張してる…?
僕は繋いだ恭介の左手を、そっと自分の頬に触れさせた
見つめた恭介は見たこともないくらい凄く真剣な顔で
0468名無しさんだよもん2012/09/07(金) 02:12:19.72ID:12BGnLjB0
始めは少し不安そうに揺れた瞳。でもすぐにいつもの頼れる自信に満ちた表情になる
僕が大好きな、恭介だ
「やっぱり俺には…さ……君の力が…必要なんだ」
「あ…」
その言葉は―――
「俺の帰る場所を、ずっと…守り続けてくれ…」
その言葉たちは、あの日から、僕が大切にしてきたものだ
そして新たに、大切になる言葉…

「結婚しよう…理樹…」

「はい…」
即答。余計なことを考える間もなく、するりと出てきた。
「わ…っ」
いきなり強く抱きしめられた
あ…あれ?涙…が止まらない…

同性の結婚…よくわからないけど
…多分、いろいろ大変だろうけど
そんな考えよりも、恭介となら…一緒に幸せになれるって自信があるから
「理樹…」
「恭介…」
「「………愛してる」」
0469名無しさんだよもん2012/09/07(金) 02:19:31.59ID:N+xnE00EO
すみませんPCから書き込めない…
なんかえらい時間かかってるんでいったん区切ります
まだまだ続くのじゃよ
連続投稿規制め…
0470名無しさんだよもん2012/09/07(金) 03:46:11.09ID:haJANFP30

やはりこの二人は良い
続き楽しみに待ってます
0471名無しさんだよもん2012/09/07(金) 19:58:46.04ID:nV45ynyX0

「なぁ、今更だけど理樹…風邪うつるぞ」
「いいよ、別に」
だって………離れたくない。少しでもくっついていたいよ…
離さないと言うように背中に回した手に力を込める
「じゃあ、せめて服着替えたいんだが。俺、汗かいてるし」
あ、そうだよね…僕は平気だけど恭介の方が気にしちゃうよね
しぶしぶ体を離す
「…」
そういえば恭介の服、前開けてたっけ。僕が

その事実を思い出したおかげで、我に返った
なんかすっごく恥ずかしいシチュエーションな気がする!
意識してるの、恭介に気づかれないようにしないとっっ

「ん?…どうしたんだ〜?理樹ぃ〜」
うわっなんか楽しそうな声っっ
「いやいやっどうもしないよ!恭介っ、熱は?着替えて寝てなよ!」
恭介の着替えを取りに…っ
「もう治った」
恭介にあっさり捕まった僕はそのままベッドに引きずりこまれ…
「かっ風邪!うつるから!」
「別に良いんだろ?」
あぁっしまった!
「待ってよっ…やっぱりまだ熱あるじゃないかっ!ダメだよ!!」
直後、恭介の目が妖しく光った
0472名無しさんだよもん2012/09/07(金) 20:02:51.69ID:nV45ynyX0
「何が、ダメなんだ?」
うっ…墓穴っ!?ど…どうしようっ
「…だけ」
え?
「キスだけ……だから」
すごく優しい瞳で見つめられて何も言えなくなった
ベッドに寝かされた僕の額にそっと唇が落とされる
甘く…場所を変えながら幾度も繰り返されるそれは、だんだん唇に近づいてくる
そして…唇に………



『筋肉筋肉ーっ!!』
「!!!!?」
なにっっ!!?真人!?
『筋肉わっしょい筋肉わっしょい!!』
「悪い……俺の携帯だ」
「なんてモノを着信音にしてるのさ…」
そしてなんで録音してるのさ…真人もノリノリだし
『ふっ…筋肉さんから電話だぜ…』
『いくぜっ!マッスルっ!!』『マーンっ!』
『マッスルっっっ!!』『マーーーンっ!!』
『きーーんーーにーーくーーー』
『マーーーーーーーーーーーーーーーーーンっっ!!!!』
「理樹…電話出てくれ。今俺が出ると……暴言吐きそうだ」
ムード台無し
0473名無しさんだよもん2012/09/07(金) 20:07:54.95ID:nV45ynyX0
「もしもし」
『恭介ー生きてるか〜?』
「真人…僕だよ、理樹」
なんか自分の声が不機嫌な気がする。真人は悪くないのに…ごめんね
『お?理樹か!恭介出られないのか?』
「うん…ちょっと…」
ガチャ
別の部屋のドアが閉まる音がした。この音はお風呂場だ…シャワーの音も聞こえてきた。熱大丈夫なのかな
「恭介今シャワー浴びてて…」
『そうかヤってたのか』
「ぶっっっ!!!くっ…来ヶ谷さん!?」
『やってたって何をだ?』
『鈴くん、よーく聞くんだ…理樹くんと兄上はな、ついさっきまでそれはそれは濃厚なセック…』
「してないからーっっ!!!!」
『節句ですか?リキ達はお祝いをしていたのですか?』
『複数形にすると…わかります…』
『美魚ちん…鼻血』
『ふぇ?…せっく………す?……ほわぁぁっ!!』
『茶番だあああああああっ!!恭介ぇぇぇえええっっ!!!』
向こうはみんな集まっててハンズフリーで僕の声は全員に聞こえているみたいだ。
聞こえているはずなのに、僕の声は届いてくれなくて、しばらくの間みんなは盛り上がっていた
…悪い意味で
「ところで風邪ひいてる恭介に電話って、何かあったの?」
やっと会話が成立できそうになった
真人には一度帰ったときに恭介が熱を出して寝込んでいることは言ってある
普通は何かあれば僕に電話するはずなんだけど…
『ただの嫌がらせだ』
と、来ヶ谷さん。いやいやいや…
『違うぞ。あのな、今日な、きょーすけが理樹にプロポ…』
『うわぁっ!鈴ちゃんっ!まだだったらどうするんデスかっ!!』
……そうか…みんな…知ってたんだ
0474名無しさんだよもん2012/09/07(金) 23:45:22.49ID:yCLmWZIj0
その時、暖かいものに後ろから包みこまれた
恭介…
「話、続けてろ」
携帯を当ててる耳とは反対側から囁かれる
『おい理樹、鈴が言ったことは何も聞こえてないな?』
「……っ」
恭介が……耳を舐め…っ!
『おーい、理樹ぃ?』
「…あっごめっ!ちょっ…聞き取れっ……ぁっ」
恭介っ何を……
『うーん?電波の調子が悪いのかなぁ』
『リキの声が途切れ途切れになっています』
手…が…身体を撫でて……
『てことはあたしが言ったことも聞こえてないよな!?そうだよなっ理樹!』
「ん……、なに…?」
『…聞こえてなかったようですね』
『良かった…危なかった……良かった』
安心している鈴には悪いけど、それどころじゃないよ…っ
気づかれないように…しなきゃ…
服を脱がされる。片手は携帯で塞がってて声も出せない…ろくな抵抗も出来ず恭介にされるがままになっている

バレてしまったらどうしようと、自分の呼吸音にすら怯える
遂には下も脱がされた…
「……んぅっ!」
じゅっ…と音をたてて吸われる
「ふーん……理樹はこういうのが好きなのか」
みんなに聞こえないように囁く恭介の声
口に含まれ、ぬるぬるとした舌の動きに腰がはねる
0475名無しさんだよもん2012/09/07(金) 23:53:38.19ID:yCLmWZIj0
初めてじゃないし…どこをどういう風にするのが僕が感じるか、恭介は全部知っていて
焦らし方、とか…
「んあぁ…っ」
声……出ちゃ…!
ギリギリで携帯を口から離したけど、聞こえてないよね?
『おい鈴!気をつけろよな!恭介に口止めされてっだろ!プロポーぐはあっっ!!!!』
『言うなバカーーーっっ!!』
……良かっ…た…聞こえてない……

「そんなに息荒くしてるとバレちまうぜ」
「!?」
恭介の指が……後ろに…っ
「ナカ、めちゃくちゃ熱くなってるな」
「だ……め………」
「ほら、こっちで…な」
ベッドの上に四つん這いにされ、背中に恭介が覆い被さってきた。一度は抜かれた指がまた入ってくる
「んんっ…!」
枕に顔を押しつけて、口から漏れてしまう声を抑える
「向こう、全員いるんだろ?」
「む…ぅぅっ」
さっきから声聞こえてるしな…と。僕の中で激しく動く指。
みんなが今どんな話をしているのか…もう…わからない…
「……聞かせてやろうか」
恭介はそういうと、指を抜いて代わりに熱いものを触れさせた
「な…に……?」
ダメ…やだ………もぅやめ…て……

「俺と理樹の…____」

心の中では待ちわびていた快楽に
―――貫かれた
0476名無しさんだよもん2012/09/08(土) 00:11:03.58ID:l0kIdqGU0
「っ…!ぁ…ん…っ」
声……出ちゃうよ…!携帯、ドコ…?出来るだけ口から離さなきゃ…
「よう。お前ら」
恭介!?
「あぁ、理樹が携帯の調子が悪いって持って来てな」
そん…な……
「ん…んんっ!」
いつの間にか恭介は携帯を手に、みんなと話してる。僕のことを…犯しながら
イヤだよ…もしみんなに聞かれちゃったら…!

イヤ…なのに……………気持ち…良い……っ
「ぁぁ…んっ」
こえ……声が……
必死に枕を抱き締めて声を殺す
枕、恭介の匂いがする……あぁ…どうしよう…僕、溶けちゃいそうだ…

「ふぁあ…っ!!」
一瞬力が抜けてたところに強く突かれて、声をあげてしまった
…何度もソコばっかり…!こんなのっダメ…っっ
「んあっ!あぁ…っきょ…っすけぇ…!!」
無理だよ…っ声……もうっ
「…悪ぃ…俺…」
「ふ…っああっやぁ…」
聞かれちゃう…みんなに…こんな…恭介にしか聞かせたことが無い……イヤらしい声…
「理樹、すげぇ可愛い……本当に…本当の意味で俺の…」
そっと左手をとられ、薬指の指輪に口づけをされる
その様子を目で追っていた僕と恭介の視線が絡む

もう
なんにもかんがえられないや
0477名無しさんだよもん2012/09/08(土) 00:19:58.14ID:l0kIdqGU0

少し眠っていたらしい。喉…痛い……風邪をうつされたわけじゃない。
声、出しすぎた…
マズイって!絶対聞かれたよっ!
「くかーー」
隣で眠っている恭介。枕元の携帯をコッソリ見てみる。まさかまだ通話中ってことはないよね?
「ぁ…」
当然、通話は終わっていたけど、待ち受けが見えた
人の携帯の待ち受けなんてそうそう見ない
恭介のことだから、昔見せてもらったように漫画のキャラクターなんだろうな、と思ってたけど
「これ、あのときのだ…」
恭介ってば…
「もうっ恥ずかしいなぁっ」
携帯落としたりしたらどうするのさ!
でも…僕ってホントに
大切にされてるんだなぁ…

「もしもし…来ヶ谷さん?」
アレを全部聞かれていたとして、一番動じなさそうな人に電話をかけた
『理樹君、待っていたぞ』
う……やっぱり聞かれてた…?
『相も変わらず全員勢揃いだ』
「えぇっ!!?」
みんなの声がする
そこまでしなくても良いよ!て言うか僕と恭介がそういうコトもしてるって知ってるじゃないか!
プロポーズのことも…
「あ…」
『恭介さんなんて言ったんデショーネ』
『わふードキドキしますー』
『うー…くちゃくちゃ緊張してきたぞ』

みんなが待っていたのって…
0478名無しさんだよもん2012/09/08(土) 00:38:20.99ID:l0kIdqGU0
「みんな、ごめん……言えない」
その言葉はメールの文章で読んだりしたら、きっとガッカリしちゃうようなものだ
だけど、僕の言い方は幸せだということを隠しきれなかったみたいだ。
「電話じゃなくて直接、報告させて」
もう言ったも同然だけどさ
やっぱり違うよね
指輪も、見てほしい。
僕と恭介のことはリトルバスターズメンバー全員が応援してくれて
見守ってくれて…本当に感謝してるんだ

それから少し話していて、電話をかけなおした理由を思い出した
思い出してしまった
思い出さなきゃ良かったよ…
「あの〜、さっきの電話…」
『なんか電波悪かったよな。急に切れちまったぜ』
電波のせいになってる
ごめんなさい電波様。貴方は全く悪くないんです…
「いや、そういうことじゃなくて…」
『恭介にエールを贈ろうと思ったんだがな。一言も話せず終いだった』
え?恭介と話してない…?
『恭介さんの体調はーいかがですか〜?』
『こんな寒い日に、しかも熱があるのにシャワーだなんてな。本当にバカだな』
『好きな人といるんです…身を清めたくもなりますよ、鈴さん』
『うおっ!西園!鼻血やべえよっっ!!』

みんなの反応は(一部を除き)とてもアレをきいていたとは思えない
0479名無しさんだよもん2012/09/09(日) 01:56:01.73ID:rZI2N7Yx0
電話を切って寝室に戻ってきた
恭介…僕を騙したんだ!ひどいよ!
「………りき…」
「え?」
寝言?
「……はぁ………っ」
今のは僕じゃないです。魘されている恭介です。
って、今の声いろいろとダメでしょっ…吐息だけで、何これ…あはは…は

「えっ…とぉ……」
さっきしたのに…ウズウズしてきた
僕のばかっっ!何考えてるのさ中学生でもあるまいし!それに恭介は病人で!
病人…で…っ

僕の名前を呼びながらこの声って…何の夢みてるのさ
いやいや、そういう夢ではないだろうけど
「……理…樹…」
もう…反則だよ…
恭介の額に手を当ててみる。熱が上がってきた、ワケじゃないね…

………イイ、よね?騙してくれたお返しだよ
ベッドに上がって、恭介にキスをする
舌で唇を舐めたり、唇を擦り合わせてみたり
いつも恭介が僕にするように……慣れてないからちょっと難しいけど…いやらしく

「……ん…?」
赤い瞳が開かれて、そこにはしたなく欲情している僕の姿が映った
「な…理樹…っ?」
なんか初めてのときを思い出す
0480名無しさんだよもん2012/09/09(日) 02:01:09.66ID:rZI2N7Yx0
「きょぅすけぇ…おはよ」
ちゅる…と、わざと音をたてて唇を吸う
服の上から、恭介に僕のモノを押し付ける
「えっ…あ…っ」
まさか僕がこんなことするなんて思わないよね…恭介、びっくりしてる。
あぁ…でも、どんな表情でも…カッコイイなぁ
僕が腰を動かすと、二人が擦れあってだんだん…熱く、硬くなっていく
「恭介、気持ち…い?」
「あぁ……イイ…」
多分僕、今までで一番イヤラシイ気持ちになってる
恥ずかしい…よ……恥ずかしいけど…
もう…恭介を求めてる
恭介を早く感じたい…
ナカに……っ
「僕……僕っ」
「ぁ…理樹」

僕…興奮してる…全ての行動が、もどかしい
恭介を脱がして…下だけ脱いだ自分の後ろに宛がう
「恭介が…足りない…」
腰を、落としていく
「あれだけじゃまだ…足りないっ……よぉ…っっ」
馴らしもせずにいきなり挿入させる。
でも、その行為を激しく求めていた僕の身体は、恭介の肉棒を容易くのみ込んだ
0481名無しさんだよもん2012/09/09(日) 02:04:07.04ID:rZI2N7Yx0
根元まで、いつもとは違う角度で入れられたソレはとても熱い
「っ…はっ…理樹っ凄…く…っ」
「あぁっ…!!やっ…だめだよ…ぉ」
恭介の手が僕の腰を掴み、下から何度か突く。でも僕はそれを止めさせた

ゆっくり…深呼吸して…
「はぁ……はぁ……あのね、僕が動くから…恭介は動いちゃ……ダメ」
今の自分に出来る限り、色っぽく…言葉を紡ぐ
「僕が恭介を、気持ち良くしてあげたいんだ…」
そう言った直後
「あ…っ」
僕のナカの恭介が…
「あは…どうしたのさ…?ますます……おっきく、なっちゃったよ?」
「は…っ…理樹が悪い……こんなっ……っはぁ…っ」
「ふ…っ」
後ろを締め付けると僕の下で恭介が喘いだ
「恭介って、こんなふうに攻められるの…弱いんだ」
「な…っ」
だって…当たり前かもしれないけど、いつもは恭介、こんな声出さないのに…
「こういうのも…いいかも…ね?恭介」
0482名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:01:44.91ID:INglJlDi0
「んぅ…っあ…あぁ…っ!」
「は…っ…」
恭介の視線を感じる。恭介の上で見せつけるように腰を振って喘いでいる淫乱な姿
「理樹、そのまま俺の膝の横辺りに手、ついてみろ…両手な」
「え…こぅ…で良いの…?」
繋がったまま言われた通りに体制を変える。上体が反らされる
「動いてみろ」
「う…ん………あぁ…っ!」
「な?理樹の一番イイとこだろ?」
「ひゃ…っ!恭…すけぇ…動いちゃ…だめだってばぁっ」
体制を変えたことでより強くその場所に当たるようになると、ぐりぐりとソコを抉るように恭介が動く
「ほら…ここな。突くとすげぇ締めてくる。お前、ヤらしいな」
「はぁっ…はぁ…っ恭介に…良くなってもらいたいのに…っ」
「安心しろ。理樹が気持ちイイと、俺も…イイ…」
下からゆっくり抽挿しながら、恭介が言う
「この角度だと、見えるな」
「え…?あ…んっ!」

「ん?これ……」
な……に?
ずちゅっ
「ひぁ…んっ」
「なんか出てきてるぜ…?音も…」
ずっ…ずちゅっ…
「…ぅ…くぅ…んっ出て…って」
そうかさっきのっ…まだ残って…
「ちゃんとキレイにしとかないとダメだろ」
そんな…ぁ…出したのは…恭介なのに…
「コレ…なんだろうな…?理樹…」
「…え?」
0483名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:03:45.54ID:INglJlDi0
背中に布団の柔らかい感触
目の前には、優しい表情でしっかりと僕を見る…欲望を隠しきれない瞳
一瞬のことだった
あっさりと上下が入れ替わり、完全に恭介に組み敷かれていた
着ていた大きめのセーターも捲り上げられて、脚を上げられて、その部分を見せられる

「なあ、見えるだろ?理樹から出てくるこの白いヤツ…何かわかるか?」
何って……言わなきゃ…ダメなの…っ?
「お前が欲しいものじゃないのか?」
ずる……っと、恭介が入っているモノを抜こうとする
や…だ……っ!
「言うっ…から…!…ちゃんと言うから…やめないで…」

「恭介の…せー…えき…っさっきの、だけじゃ…イヤだ…」

「もっと………ほしい…よぉ…っ」

その瞬間、意識がとびそうなくらいの衝撃に襲われた
それは紛れも無く、快楽で
「ふ……っあぁぁ…っ!!!!!」
びくびくと身体が奮える
ギリギリまで抜かれていたそれに、上から何度も突かれて……
僕は…達してしまった
0484名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:05:15.24ID:INglJlDi0
お腹の上に自分の熱を感じる
「一人で先にイっちまったな」
「はぁ…はあ……ごめん…なさ…」
恭介の手がお腹を、飛び散った僕の精液を撫でる
そうして、ソレが付いた自分の指を舐めた
「まだ…濃いな…」
「ば……ばかぁ…そんなの舐めないでよ…!」
「可愛いなぁ…俺の理樹は」
「っ…」
俺の、と言われることが…嬉しい…
「…ここんところ、受験だの俺の仕事だのでウチに泊まることも無かったし…二ヶ月か」
え…二ヶ月?そっか…そんなに…
「んあぁ…んぅ」
恭介がさっきまでとは違って、ゆっくりと動き出す
少しもどかしいけど、逆に恭介を感じられる…
「そんなに長い間してなけりゃ、足りなくもなるよな?」
優しく…優しく……
「恭介ぇ…」
「ったくお前は…んな可愛い顔されたら…もう、限界まで止められそうもないぜ…」


「俺だって…理樹が足りない」

その言葉は、愛しさと繰り返される快楽に支配された脳内に、甘く響いた


0485名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:10:43.20ID:INglJlDi0
ぴぴぴぴっ
体温計の音。
「こうなるとは思ったけど…」
表示は38.5℃高熱
「まぁ、こうなるよな」
恭介の嬉しそうな声
だけど、
「ホント…ばかだ…また熱上がっちゃったじゃないか」
ベッドに横になる風邪ひきさん。見事にぶり返したようで
「けど寧ろ普段より調子が良い気が…今なら空も飛べるぜ!
ひいぃぃぃぃぃぃやっほーーーーーーいっっ!!」
「うん、熱で頭がおかしくなってるんだね。けどもう夜だよ。静かにしようね。」
笑顔で返す
僕はと言えばうつされた様子もなく、少し…いや、かなり体力が消耗してるくらいだ
「おかしいな…風邪ってキスすりゃうつるんじゃないのか?」
何さその漫画によくある展開…
「運動して汗かいて熱が下がる、とかね」
漫画あるあるに乗っかってみた
「ん?」
「………いやいやいやっ!」
通じてなかったっ!!!
「なんだ?運動?」
少年のような純粋な瞳で見られる
あぁ…恭介が読むような漫画にはそんな描写…無いよね
僕だって西園さんの薄い本を借りて読んだりさえしなければ…!
「忘れて…気にしないで…お願いします」
「???」

なんか自分が汚れている気がした…
0486名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:27:59.82ID:INglJlDi0
しゅーりょーです
前々回の子供の頃の約束があったんで、結婚させてみた
より親密になったことで、相手に新たな一面を見せちゃう的な部分が書けたらと
難しかった…玉砕
ちょっとエロばっか続いたんで、次回があったら恭理が付き合う以前とか書いてみたい
あと、他の人が書いた801も読みたいですw
どなたかよろしくお願いします



0487名無しさんだよもん2012/09/10(月) 21:54:11.19ID:Gy4N47Kd0
>>486
お疲れ様!いつもありがとう
やっぱり愛がある恭理はいいね
プロポーズもエロも萌え滾った
0488名無しさんだよもん2012/09/11(火) 17:36:31.98ID:3GHbzlW50
>>486
激しく燃えた!

自分もアニメ始まったら恭理のSSかDNMLでも書こうかなと思ってる
04894862012/09/12(水) 02:37:36.01ID:KLjGz9490
毎回のことながら、投下してるその時は恥ずかしいですな
>>487
こちらこそ、いつも読んでくれてありがとう!
>>488
DNMLとはなんぞ?だったが、すげー!
これで恭理つくったら西園さんがお亡くなりになってしまう
0490名無しさんだよもん2012/09/12(水) 19:04:01.98ID:ClHznovL0
リトバスDNMLは何気に腐系の作品も多いんだよな(コメディ物が多いけどw)

>>486
リキがかわいすぎるぜこんちきしょう…!!
04914862012/09/17(月) 02:11:58.13ID:O0lxEKoHO
↓なんか新しいの出来たんで
勢いだけで書いたからどこか変なとこがあるかもしれん…
0492名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:12:26.62ID:ZnIiG6Os0
夏休み終盤。駅前のファーストフード店
まだ午前中だが外は暑い。
待ち合わせの時間よりかなり早く着いた俺は、既に氷が溶けて薄くなった炭酸飲料を飲んでいる。
不味い。さっさと飲んどきゃ良かった
俺が待つのはひとつ年下の幼なじみ。高校受験を控えた親友だ。

「恭介」
女子のような可愛い声で名前を呼ばれる
「お、時間ぴったりだな理…」
声の主に視線を向けるとそこには…
「理樹…?」
「う…そういう反応すると思ったよ…」
元々少女のような顔だちの理樹
久しぶりに会った理樹は、肩に届くほどではないが髪が伸びていて、仮に女だと言っても違和感が無いくらいになっていた
しかも服装からも男、女どっちにも見える
「こんなに伸ばしたの初めてだし、僕だってさっさと切っちゃいたいよ…暑いしさ」
思い出した。7月始めの頃、理樹に課したミッション失敗の罰ゲームだ
その日から夏休みいっぱいは髪を切らないこと。前髪はOK
罰ゲームなんて普段はやらないが、自分があまりにも不甲斐ないからと理樹自身から要求した
内容は、まぁ俺の思いつきだ。
可愛い理樹が髪を伸ばしたら益々可愛くなるんじゃないかと…
「恭介…もしかして、忘れてた?」
ちょっと不機嫌になった顔がマジで可愛い
「結論。理樹はどんなでも可愛い」
「は…はい!?」
0493名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:13:49.76ID:ZnIiG6Os0
「今年の夏休みは全然遊べなかったね…」
今俺が通っている高校は進学校だ。
理樹たち3人の幼なじみと俺の妹は全員「恭介がいるから」と同じ学校を選んでくるという確信があった。
受験勉強がどんなに大変で、夏休みも遊べなかろうと

昨年、俺が高校を決めた理由
進学校なのは俺に合わせたことであいつらの将来の進路を狭めてしまわないように
全寮制なのも家の人に気を使い続けていた理樹の為だ

「その分来年からは二年間、毎日一日中一緒に遊べるぞ!」
「いやいや、授業受けようよ」
あはは、と理樹が笑う
ふと、横の方から視線を感じた。
なんだ…?視界の端でそれを確認する
俺たちの席から2つ隣、同年代くらいの男2人組は理樹を見ていた
「…理樹、そろそろ行くか」
「え?うん、そう…だね」
くそ…人の親友をやらしい目で見てんじゃねぇよ…
0494名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:16:22.72ID:ZnIiG6Os0
着いたのはゲーセン。今日は特に予定があるわけじゃない
「恭介、なんか…怒ってる?」
う…気づかれてたか
「いや、全然」
お前男共に見られてたぞ、なんて言ってもな
「うーん…なら…良いんだけどさ」
明らかにしゅんとした理樹。たく…仕方ないヤツだな
「ほら」
理樹の手を掴む
「恭介…」
「人多いし、はぐれないようにな」
ぎゅっと力をこめて握ると、理樹も握り返してくる
「もう…はぐれないってこんなところじゃ」
恥ずかしそうに、だけど嬉しそうに
正直俺もいつまでもこんなに過保護なのはどうかと思う
だが、こんな可愛い笑顔を見せられると…

多分、余程の切っ掛けでもない限り、理樹を突き放すことは無理かもしれない
それはいつか訪れる
きっと
無理矢理そう思い込む

今はまだいいだろ…たくさん甘やかしてやっても
それに…俺が、理樹から離れたくない
0495名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:19:18.59ID:ZnIiG6Os0
腰の高さ程のクレーンゲーム。
上から覗きこむと景品は中身があまり見えないカプセルに入っている
「恭介が好きな漫画に出てくるグッズ…かぁ。他の物もあるみたいだけど」
筐体には景品の種類がいくつか貼られている
「俺の心眼をなめるなよ!カプセルなんざ透けて見えるぜっ」
クレーンを目的の場所に止めることに成功。
目当てのカプセルを捕らえる
あとはしっかり掴んでいてくれれば…

「やった〜!すごいや恭介!」
俺の手元には景品のカプセル。
良かったね!と理樹も喜んでくれる
「よっしゃー開けるぜっ」
パカっ
「…」
「……」
これは……
「ディ〇ニーのネズミカップルだな…」
「ネズミって言わないでよ!」
キャラクターのモチーフが付いた黒いヘアゴム。意外とおしゃれだ
「くっそー…俺の心眼…」
「痛い…なんかいろいろ痛いよ恭介…」
こんなもの取ってもなぁ
「鈴にあげる?」
「…ネズミなんかやったら嫌われる」
そうだね…と理樹
……いや、待てよ
0496名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:24:53.95ID:JLeFSRjb0
「理樹、ちょっといいか」
「え…っなにっ?」
理樹の髪を手櫛でとかして纏める
子供の頃、鈴の髪もこうやって結んでやることもあったから手慣れたモノだ
「きょっ!?きょきょきょっっ…!」
「大丈夫だって、落ち着け」
やっぱ少し長さが足りないか
結構後れ毛は出ちまったが理樹は元が良いからな、なかなか上手く出来た
「やっぱ似合うな。涼しいだろ?」
短いポニーテール
「涼しい…けど…女の子みたいじゃないか…」
赤い顔で俯く理樹はすごく可愛い

…一体今日の俺は、何回理樹の事を「可愛い」と思っているのか
「可愛い」
考えたそばから出ちまった
「もっ…!もう!なにさー」
嫌がってはいてもほどこうとはしないんだな
「……よしっ理樹、こっちだ」
理樹の手をひいていく
0497名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:26:51.71ID:JLeFSRjb0
ゲーセンの一角
ここは本来男だけでは入れない場所
周りにはカップルやら女グループやら
「店員さんに止められなかった…それどころか笑顔で挨拶された…僕って…」
「お、結構いろいろあるんだな」
プリクラとよばれる写真シールの機械
どれが良いのかなんて俺も理樹も全く解らない
「これにしようぜ」
理樹の背中を押し、カーテンの中に入る
「えぇっ撮るのっっ!?」
「当たり前だろ」
なんでここに来たと思ってるんだ?
「いやいやいや!」
「俺、理樹と撮ってみたかったんだ」
「えっ……うー…でも」
理樹の言葉は無視して無理矢理金を入れた
「あぁ!もうっ恭介!ヤだってばー!」
「観念しろ、俺一人で撮らせる気か?」
理樹が逃げないように片手で抱きしめるように捕まえておく。
細かい設定は適当
「ほら、撮るぜ。ちゃんと笑うんだぞ?」
正面を向いたまま、ぐいっと俺の顔に理樹の顔を近づける
「わっ…ちょっ」
「理樹」
「え?」
「ずっと一緒にいような」
「……うんっ」
完成したプリクラの中の理樹は、笑顔だった
0498名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:29:47.41ID:JLeFSRjb0
歩きながら、半分に分けたプリクラと、もうほどいて手首につけたヘアゴムを交互に見る理樹
「気に入ったのか?」
「まっまさか…!もう髪なんか結びたくないし!」
バッグの中にプリクラをしまうと、急に立ち止まった
「でもね…」
夏の日射しが強くなった気がした

眩しい…


「大切にするね」


…きっと暑いからだ
理樹の頬がほんのり赤いのも
俺の顔が少しだけ熱い気がするのも…



「俺も帰ったら早速部屋に飾るぜ」
「えぇっ?ルームメイトさんいるじゃん!!ダメだよーっ」
「そうか、飾るものじゃないしな。なら生徒手帳にでも貼るか」
「もっとダメーっ!!」
0499名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:42:14.31ID:JLeFSRjb0
というわけで短めだけど
理樹また受験生
因みにこの話は>>296からの俺が初めて書いた話と繋がってます…ヘアゴム…

前回まででそろそろ書き込むの自重しようかなと思ってたけど、ダメだったよ…
0500名無しさんだよもん2012/09/17(月) 03:18:48.91ID:DyescABp0
>>499
こういうほんわかした話もかわいいな
あと個人的には恭理大好きなんでむしろ思う存分書いてくれると嬉しい
05024992012/09/22(土) 00:49:44.36ID:pRcpc8SJ0
>>500>>501
ありがとう
そう言ってもらえるとホント書いてて良かったって思うよ
もし、こういう話が読みたいとかあったら是非書かせて頂きたいです
0504名無しさんだよもん2012/09/23(日) 00:20:37.51ID:DGFcB9/I0
原作からそんな雰囲気あるし妄想するのに無理が無いからかな
あと理樹がめちゃくちゃかわいいし
0505名無しさんだよもん2012/09/23(日) 01:49:07.70ID:MoKCDEp00
そうそう。だから理恭がまじで理解不能だわ…
0506名無しさんだよもん2012/09/23(日) 01:56:12.44ID:qFadkqy0O
でもさ、上にある理樹の襲い受けも理恭っぽくはあるよね
こだわりのある人からしたら違うんだろうけど
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