ニューピンリレー小説スレ [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW ff32-darD)2017/09/03(日) 01:53:22.311ID:qvUd7KFG0
昔々、あるところに喜村宅浪という男がいました


http://mercury.bbspink.com/news4pink/
0062名無しさん@ピンキー (ブーイモ MM1f-tEUX)2017/09/06(水) 06:09:11.151ID:KRG+Fwu0M
男「なぁ……スケベしようや……」
0063名無しさん@ピンキー (スプッッ Sd1f-xZ8M)2017/09/06(水) 06:58:10.947ID:+3+MgRYWd
「おいおい……俺も混ぜてくれよ」

また違う木の影から、別の男が姿を表す。
こちらも間違いなくホモであろう、その証拠に、こちらの男はこともあろうに青いツナギを纏っていた。
0064名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 8f14-wDoq)2017/09/06(水) 07:37:47.314ID:7S1wiYfM0
その時喜村は足元にワライタケが数本生えていることに気がついた
0065名無しさん@ピンキー (スフッ Sd1f-kM8u)2017/09/06(水) 12:51:19.002ID:O0cszIk6d
「そうだ、このワライタケを天日干しで3日間乾燥させたものを煎じて、
こいつらに呑ませてしまえば……
……いや、そんな時間的猶予は無い……
もっと即効性の高い方法じゃないと、この窮地を脱する事はできない……

では焼酎に漬け込んだワライタケを食わせるか!
遠心分離機を使えば漬け込み時間を飛躍的に短縮できる……!
……ダメだ、この場では焼酎が手に入らない……
それに遠心分離機はどうする?こんな山奥に落ちているとは思えない……

そうだ、ワライタケの妖精の力を借りて助けを求めれば……!
……ありえない……そんな妖精が居るなんて話は聞いた事が無い……
そもそも居たとして助けてくれるかどうかも判らないし、
妖精が守銭奴で法外な報酬を要求される可能性も否定できない……」

まるで何処かのイケメンギアス使いにでもなったかの様に、
喜村の脳裏に数々の策が閃いては消えていく。
0066名無しさん@ピンキー (アウアウカー Sa07-darD)2017/09/06(水) 16:12:20.535ID:sQJwbVaha
「……そうちゃッ!!」
喜村の前歯がキラリと光る。喜村は完全無欠のアイデアを思い出した時、必ずその白い前歯が光るのだ。
「自分で食べればいいんだっちゃ!!」
0067名無しさん@ピンキー (スップ Sd1f-xPDj)2017/09/06(水) 17:24:20.942ID:6x88518md
その結果喜村は( ^ϖ^)の表情しかできなくなった
0068名無しさん@ピンキー (ワッチョイW cf14-xZtp)2017/09/06(水) 19:49:54.346ID:YbmyMvAG0
幸か不幸か
喜村の食べたそれには鎮痛作用があった
喜村のキノコ恐怖症は※この日からだとする説もある


※”この日に起こった事に対して喜村は晩年重い口を開きこう語ったという
「まさかキノコ狩りに行ったらキノコ2本に蹂躙されて童貞よりも先に後ろの処女を卒業するとは思わなんだっちゃ」”
0071名無しさん@ピンキー (スップ Sd5a-l17T)2017/09/07(木) 15:19:57.535ID:73EG/V+od
そして喜村は嫌な記憶を払拭するためがむしゃらに筋トレした
0072名無しさん@ピンキー (アウアウカー Sa43-G+Vk)2017/09/07(木) 16:30:45.084ID:ruabWC+4a
喜村は極限まで自分を追い込んだ。当然、何度も死線を彷徨ってきた。しかし彼には筋肉という戦友がいた。過酷極まるトレーニングの中で筋肉は掛け替えのない友となっていたのだ。
0073名無しさん@ピンキー (スッップ Sdba-VwGg)2017/09/07(木) 17:04:20.365ID:uRbRBh0Vd
そうして遂に、喜村の耳には己が筋肉達の声が聞こえ始めていた。
0075名無しさん@ピンキー (スフッ Sdba-MpTr)2017/09/07(木) 20:03:15.802ID:7FIixPGjd
上腕二頭筋「そろそろ試してみたくなったんじゃねぇか?」
ハムストリング「俺らの力をよぉ?」
腹直筋「今なら勝てるかも知れねぇぜ?」
大臀筋「あの師匠にだってよぉ!」
0076名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 0b32-eWuo)2017/09/13(水) 06:13:25.392ID:JdsZRC6g0
喜村はやがて、力強く方腕を天に突き上げる。
瞬間、この世界そのものを体現したかのような厚い雲で覆われた空に光が降り注ぐ。
そして大地は揺れ、海は割れた。
0077名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW a714-aEgJ)2017/09/13(水) 06:20:49.157ID:7ce+kk5g0

 天
 上
 天
 下
 唯
 我
 独
 尊 」
0080名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW a714-aEgJ)2017/09/13(水) 19:26:42.808ID:7ce+kk5g0
「成層圏からきさまの驕りを聞いていたぞ」
0083名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 4b14-vjcw)2017/09/16(土) 23:39:15.259ID:j/5/yaF20
10秒後、そこには右腕の関節がありえない方向に曲がり、その痛さにもがき苦しむ喜村の姿があった
0084名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 1332-+tv6)2017/09/16(土) 23:59:11.950ID:W5fD8ifW0
「へにょ!? へえええええん? へええん? おぎょぎょ」
0087名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 09b4-5tzK)2017/09/17(日) 00:24:46.643ID:C8/RCBPy0
「そんな…あんなに修行したのにまだ師匠にても足も出ないなんて!」
0088名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 1332-+tv6)2017/09/17(日) 01:24:22.424ID:LQy1pj0J0
「お前にはあるモノが足りていない」
完膚なきまでの敗北を喫した喜村は体中に襲いかかる激痛に耐えながらピンク師匠の目の前に膝まづいた。
「己の身体を形作る『心』だ」
喜村はピンク師匠の身体全体が見えるよう、少し後退りして顔を上げた
喜村の目に見えるピンク師匠の身体はまるで巨大な砦のようだった
そしてその巨大な砦からは未熟者の喜村でもはっきりとわかる「心」が存在していたのだ
0089名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 7914-pYCC)2017/09/17(日) 02:45:43.288ID:jmBfcRVK0
「……心」
喜村はその言葉を反芻した!
そして師から発せられる暴君にも見えた気風とは、心体が強さを発しているからなのだと理解した!
またも喜村は己の未熟さを恥じるほかなかった!
0091名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW e169-VXQG)2017/09/17(日) 09:17:05.460ID:QI6Phdxp0
喜村(これは……えっと、確か…あれっちゃね……『来い…来いよ…俺は、ここにいる…ッ!』)

喜村は完全に勘違いしていた。
その声がスケィス(.hack//GU版)的な奴であると。
0093名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 4b14-vjcw)2017/09/17(日) 21:33:14.331ID:/mbSN60+0
「ぼ、某は・・・・・・」

喜村は何かを言おうとしたが、痛さに体が耐えきれず、言い切る前にその場に倒れた。
0094名無しさん@ピンキー (ワッチョイW ab14-7mUp)2017/09/17(日) 22:31:52.667ID:AeV/EOC70
喜村の周りには14の影が集まってきた。

「諸君おはよう。レプリカの完成度はどうだ」

「おはよう。こりゃ駄目だな。まるで中身がねぇんだ。ましてや自分の性別すら分かってねぇ。なぁヤブ医者」

「はて、メモリーは完璧に移植出来ているハズですが?」

「そればっかしが中身じゃねぇだろうが…だからお前らはヤブ医者なんだよ。」

「パンティ…」「ウホホ…」

「まぁ良い、あの短期間でブルートゥースまで発現させたのだ。オリジナルが消えた今はそれだけでも計画は大きく進む。では諸君ンピンピネムイタラヒンチャクンピ…」

「ンピンピネムイタラヒンチャクンピ…」…

謎の言葉を最後に喜村を囲む影達が消えて行く。
0096名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 1332-+tv6)2017/09/18(月) 13:55:34.943ID:lO7JjdEr0
前回までのあらすじ
0097名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 7914-pYCC)2017/09/18(月) 16:31:29.815ID:zumlkgPT0
思い煩う喜村宅浪の格闘の日々に度々交差する14という数
喜村は己の運命と真実を知らぬまま、新たな研鑽を積もうとしていた!
0098名無しさん@ピンキー (スフッ Sdb3-2w0W)2017/09/18(月) 16:34:03.383ID:0f+wcqxpd
ピンク帝国の廃嫡された皇子・喜村は、
砂漠に棄てられていたところをウホウホ酋長に救われた。
以来、酋長の息子として育てられ、成長した喜村であったが、
彼の87歳の誕生日の夜、集落はパンティ教の武装勢力に襲われた。
こと切れる直前の酋長に自らの出自を明かされた喜村は、
ワニをお供にパンティ教団を倒す旅に出る事を決意する。
0099名無しさん@ピンキー (ワッチョイW 717e-7mUp)2017/09/20(水) 18:44:56.529ID:Y3mm61sB0
パチリパチリという音
喜村が目を覚まし上体を起こすと柔らかいベッドの上
少し状況を考えたがどうやら暖炉の音らしい

「起きたようだね。およそ半年眠っていたんだ、寝ていたとはいえ疲れたろう。」
落ち着いた声で老人が語りかけてきた
0100名無しさん@ピンキー (ワッチョイW eb32-ox1V)2017/09/22(金) 18:56:09.249ID:/cyF3pOG0
「さて、寝起きで申し訳ないが...義体の感触はどうかね?」

そう言われて喜村は自身の体に目をやる。
そうして初めて気が付いた。
自分の体は既に人のそれではなく、パワードスーツのようなものにすげ替えられていたのだ。
0101名無しさん@ピンキー (スップ Sdaa-sE3b)2017/09/22(金) 18:59:44.660ID:BmG7InxTd
「何、もともと脳内にチップを入れていたようじゃしさほどかわらんじゃろう?」

爺さんが何やら言っているがショックを受けた某の耳には届かなかった
0102名無しさん@ピンキー (ワッチョイW f37e-61qj)2017/09/22(金) 19:14:58.774ID:V/65hZ080
己が「心」を否定された喜村はたった今「身体」をも失った事を知った
0103名無しさん@ピンキー (スップ Sdaa-sE3b)2017/09/22(金) 20:00:49.939ID:BmG7InxTd
ハイライトも失った
0105名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 0f14-4CSE)2017/09/22(金) 20:50:54.474ID:eM7EZAZM0
戸籍も失った
0106名無しさん@ピンキー (ワッチョイW 1e8c-Lmm2)2017/09/22(金) 21:55:29.542ID:9KUwDFCB0
だが前歯だけは残った
0107名無しさん@ピンキー (ワッチョイW eb32-ox1V)2017/09/22(金) 21:58:44.651ID:/cyF3pOG0
そんな喜村の前にまた別の男が現れた。

「これで我らが教団の"駒"が完成したのですね...」

そう呟く男の胸には、見覚えのある14という数字の刺繍が施されていた。
0108名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 8e14-4vu6)2017/09/23(土) 18:31:05.855ID:nOsYn07O0
その男は韓国籍で金 卓(キム タク)という自分の本名を明かした後、喜村の体は自分が徹夜で作ったということ、先ほど喜村に話しかけた老人の部下であることを喜村に放した。
0109名無しさん@ピンキー (ブーイモ MM47-KywX)2017/09/26(火) 19:22:08.020ID:TQOCTTEcM
老人の名はペニス一郎。仮想通貨BC(ボッキコイン)の売買で財を成した男である。
0111名無しさん@ピンキー (ワッチョイW cb8c-71sb)2017/10/01(日) 08:04:11.414ID:RRSDewaB0
喜村「えぇ〜ホントにこれやるんですかぁ?」
一郎「それがお主の使命じゃからのぅ」
喜村「でも……何かこのフルボトルっての、胡散臭いっていうか……」
一郎「ワシ自慢のフルボトルじゃ。安心して使うがえぇ」
山岡「いいや、そうとも言い切れないぜ。
   このフルボトルは出来損ないだ。使えないよ」
一郎「な、何じゃと!貴様!ワシのフルボトルにケチをつけおるか!」
栗子「ちょ、ちょっと山岡さん!」
山岡「12年後にまたここに来て下さい。
   本物のフルボトルをご覧に入れますよ」
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