馬は起きた、周りを見ればベッドで眠る娘やソファ、椅子に座って眠っている娘たちがいた。

 状況はよくわからないが、微笑ましい状況に笑顔を浮かべながら後ろを振り向く。

【S○Xしないと出られない部屋】

 馬はテレポートした、この場所に閉じ込めた犯人をとっちめようと
 馬に事情はわからぬ、しかしこんなオッサンと麗かな娘たちとやらせようとするなんて常軌を逸してる。そう思った。

 しかし、テレポートした先で、馬はすぐに取り押さえられてしまう。
 抜かった、そう思い顔を上げる。

 そこには先ほどまで部屋にいた娘たちがいた。

 目が黄色かったり、服装が違ったりしているが、間違いなくさっき見た彼女たちだ。

 そう思ううちに扉は開く。
そこから来たのは、部屋にいた彼女たち

「…やっぱり言った通りだったじゃん、“オリジナル”」
「仕方ないじゃん、まさかうたた寝してるうちに馬刺しくんが起きるなんて思わなかったわー」

 瓜二つの2人が話している内容に戸惑ってる馬に、取り押さえている娘たちが話しかける。

「まぁ、そういうことなので…
…ちなみに此処もしないと出れませんし、テレポートも出来ませんよ?」

「心配しないで、この家にはご飯もトイレもベッドもオモチャもあるし、もちろんオクスリもあるよ?」

「大丈夫、みんな合意の上でやってるし、やれば間違いなく出られるんだから…」

 その言葉と同時に、みな馬の顔を覗き見る。彼女たちは期待の笑みを浮かべながら、口を開く。


『誰からシたい?』