>>221
『ホットドッグちょうだい』1

きっかけは単なる悪乗りであった。
チームhooseの三人がばあちゃるの家に赴くという珍しい機会に、電脳キメラがふと口走った。
「――酔ってみたプロデューサー、見たくない?」
すぐに賛同したのはヤマトイオリで、多少渋ったものの合意したのは金剛いろはであった。
彼女達はどこからか電脳アルコールを調達した。年齢確認は要らなかった。イオリの胸部を見た店員が、自ら年齢認証ボタンを押したからだ。こんな胸して未成年だなんて、各方面に失礼だよね。

そうして、ばあちゃるは散々に酒を飲まされ前後不覚となり、欲望のままの姿となったのだった。果たして、このスレにおいて、彼が正気のまま致す展開があり得るのだろうか(反語)。

「「罰ゲーム!」」
「イヤー、マケチャッタナ(棒読み)」
四人でゲームを行い、意図的にばあちゃるを勝たせる。
罰ゲームの内容は『何でも聞く』。
プロデューサー兼学園長は、果たして泥酔状態の中で良心を保つことができるのだろうか?
こんな悪魔の様な企画を提案したのはもこ田めめめという女であった。
「きっと大丈夫でしょ」めめめはそう断言した。
「大丈夫、大丈夫」イオリは賛同した。
いろはは、不安でいっぱいであった。