深夜、そこでは5人の女性たちが歩いていた…

「あ"ぁ〜〜!飲んだ飲んだもう一件!」
「輝夜さん…今日は貴方の家のお泊まり会なんですから、ほどほどに…」
「シスターの言う通りですよ、貴方以外にももう2人ほど酔っ払いがいるんですから…」

そういうエイレーンの目線の先には、酔いでテンションがMAXになったそらそらっちとノムさんの2人が歩いている。

「あはははっ!しゅごーい、あそこの奥でばあちゃるさんが倒れてるのが見える〜〜!」
「ほんとうですわぁ〜、せんぱぁい、よる遅くにこんばんはー?」

ひどく酔っぱらった2人は奥で転がっている人形を馬と勘違いしたのか、走り抱きつこうとしていた。

あれ?人形じゃなくて本当に馬?

「あぁ、言ってる側から…ってアレ?
 あれ本当に馬じゃないですか?」
「ん?愛しの馬刺しくんがなんだって?」
「えっ、お、お馬さん…!?
 …どうやら酔っ払って眠ってるみたいですね?」

飲み会でも話題になっていた共通の想い人が、都合よく道端に転がっていたことに驚きを隠せないシスターとエイレーンの2人

しかし、酔っ払いと化した残りの3人にはラッキーとしか感じておらず…

「マジぃ?せっかくだし持って帰ろうよー!」
「「さんせーい!!」」

お持ち帰りしようとしていた。

「えっ、い、いいんですか!?」
「まぁ、馬ですし、大丈夫でしょう(適当)」

と、実は少し期待を持ちながらも。馬が3人に持ち上げられているのを横目に、足を運んでいく。

…馬がいた場所に転がっている“特製ドリンク”と書かれた空き瓶の存在に気づかないまま…


ーーー翌朝、輝夜月宅

「うっ、あったま痛ぇ……んっ?ここどこ?
 というかなんでオレ裸ーー」
「…マジっすか?」