その後…どうやってもある程度より下の部分が見えない、どうやって見ればいいのか鏡の角度を工夫していたが
埒があかなくなり、遂には下から覗き込んだ。
土足の部分なので初めは躊躇した。
小さい頃、この土間でふざけてて親父に怒られて投げ飛ばされ、顔や口の中に砂埃がついた苦い思い出が思い浮かんだ記憶があったが、
欲望には抗えず這いつくばった記憶がある。

答えは明白だった。
直接覗き込んだほうが広い角度が見える!
それと同時に通気孔みたいな格子からも便器の姿が見える!
中からはこっちは見えなかったのに!

なるほど、ある程度しゃがみ込んで近づいて見下ろさないと角度と通気孔のフィンの長さによって入り口の部分が見えない!
何この素晴らしい構造!と感激した。
兎にも角にも、鏡を使わなくてもトイレが覗ける!と感激したのを思い出す。