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(少女の話に耀が答える)
そういえばそーだね
…じゃあゆっくり入ってられるかなぁ
(他に観光できるような場所があれば誰かと会いそうなものだが、耀の言う通り、ここに来るまで誰とも会わなかった)
(ここにいるのはどうやら2人だけだから、気を使うことなく入浴できそうだ)
〜♪
(鼻歌を歌いながらお湯を掬って肩からかける)
お肌、スベスベになるといーなー
(やはりそこは気にしているのか、結構念入りだ)
(お湯を楽しみながら、また周囲を見回す)
(今度は他人を気にするのではなく、純粋に景色を眺めているようだ)

(少しして、横の耀から声がかけられた)
(つられてそちらを見ると、耀が手で掬ったお湯で雪を溶かしている)
おーっ、すごいすごい!
(お湯で溶けていく雪の穴を見る)
…えいっ!
(少女も小さな手で掬ったお湯をパシャっと雪にかける)
(耀ほどではないけど、じわじわと雪に穴が開いていく)
…そうだっ
(何を思ったのか、少女は持っていたハンドタオルにお湯を染みこませた)
(そして立ち上がって、思い切りタオルを振る)
(たくさんのお湯の滴が雪にかかり、様々な形の穴が開いていく)
えへへ…これぞ、ぜんえーげーじゅつ!
(耀の他に誰もいない事で気楽になったのか、しなやかな身体を晒して、自分で作った雪の模様を満足げに眺めている)

【了解です、では23時までお願いしますね】