>>204
(背後にいた人物が誰であるのか、それを感覚で先に察知してから実際に顔を見たプラット)
(その表情には、知り合いをこんな場所で見かけたことによる驚きよりも、嫌悪感の方が色濃く現れていた)
(何が起きているのかを完全に把握するよりも先に、危機感の方がプラットの脳裏に警鐘を鳴らしたのだろう)
(覆い被さろうとした男を腕で突き返そうとしてくるが、魔法がかかっている為、いや例え魔法がかかっていなくても効果は無い)
(吐きそうな顔と共に男に浴びせられるのは、プラットからは初めて明確に向けられる拒絶の言葉)
(そんな少女の姿を見て、男は気色の悪い笑顔をより大きくさせていく)
(プラットの方は状況を理解し、それから恐らくこれまでの男の態度を思い出して、気づいたのだろう)
(口から出てくる罵倒が勢いを増して、力では何もできない代わりに言葉で男を精一杯攻め立てようとしてくる)
それは困るな
(対して男の方は笑みを崩さずに落ち着いた声のトーンで話し続ける)
いつもプラットが来るのを楽しみにしてたのに、来なくなったら寂しくなっちまうよ
(まるで傷ついたような口振りだが、その態度はさっきから何も変わっておらず、顔がプラットの方に近付く)
(正確にはプラットの可愛い犬耳の方へと、顔を寄せた男はそこで熱く湿った吐息を吹きかけ、囁く)
いつもプラットが店に来てくれるたびに思ってたんだぜ
小さい体を抱きしめてやりてぇな、舌を絡ませてねちっこいキスをしてやりてぇな
剥き出しにして見せつけてくる細い足を掴んで股開かせてやりてぇな、ホットパンツ脱がして俺のチンポ突っ込みてぇな
いっぱい、いっぱい俺の精子を注ぎ込んで、子供を何人も産ませてやりてぇな……ってな
(プラットが未だ何の知識も持っていなければ、男が囁きかけた言葉の気持ち悪さを理解しきれず唖然としただけだろう)
(或いはプラットが怯えて口数が少ないままであれば、理解は出来てもそのまま絶句してしまうだけであっただろう)
(だが、プラットは理解して、その上で嫌悪感をぶつける可愛らしい罵倒を先ほど男に浴びせてきた)
(男はそんなプラットがこの囁きにどう反応するのか楽しみたくて、顔を上に持ち上げ、欲望塗れの言葉を聞かされた少女の表情を見下ろした)

(囁きかけた後、男の手はプラットの足を撫で回していく)
(ホットパンツから伸びる脚、男が欲望の眼差しで見ていたと告げたその太ももを舐めるようにじっくりと)
こんな風に見せつけて、誘ってるようなもんだよな
(弧を描くような外周に沿って手のひらを進めていき、ただ撫でるだけではなく少しずつ上へ移動し、狙いが足だけではないと分かるようにしながら)
(そして指先はホットパンツの方へと移り、ボタンを外してファスナーを下ろし、下着が少し見えるようにしてしまおうとする)

【そんな感じだね】
【プラットに嫌がってもらいたくてできる限りの気持ち悪さを目指してるからそう言ってもらえるのは本当に褒め言葉だよ】