>>577
「本当にそうよね……」
(汗ばんだ肢体に残る悦楽の余韻に、相性最高とい男の言葉に気怠げに答えるツバキ)
(少女の表情は男に溺れている『雌』となっていた)
「孕む、か……」
(その言葉に、自分はもう身も心もこの元山賊の男と離れられないと)
(今の自分を否応なく自覚させられた)
「そうね、それもいいかも」
(内心でついに男の全てを受け入れてしまっていた)

「すごく、臭い」
(男のモノを自分からしゃぶるのも慣れてしまった)
(細い指で、これからの行為に備えて精液を秘所から掻き出しながら)
(言葉とは裏腹に、躊躇無く精液と自分の愛液にまみれた)
(剛直に唇を被せていった)

(今のあたしは、こいつにお似合いのアバズレになっちゃったんだ)
(自分を囮にして男たちを誘い、視姦を受けながら引き寄せた奴らをこいつと一緒に処理する)
(そんな「仕事」も、できるようになってしまった自分自身を思い……ツバキは体を熱くした)

卑猥な水音を立てて、少女は男に奉仕を開始した――