(頭を撫でてくる男の大きな手)
(男を知る前の自分なら、「バカにしないで!」と言っていたであろう行為も)
(今のツバキにとっては、どこか安心感を抱ける行為だった)
クチュ、ピチュ、ジュル――
(口の中に溜めた唾液でわざと卑猥な水音を立てながら)
(生臭い剛直をしゃぶり舌を這わせていく)
(自分の体の全てに精液をマーキングしてきたペニスが)
(口の中で逞しさとを取り戻してくことに、頼もしさまで感じてしまう)
「あんっ!」
(少女の持っていた性欲の強さを象徴しているような大きめの乳首をいじり回され)
(声を上げて口を離してしまう)
(すでに男の肉棒は力を取り戻していた)
「わ、わかったわ……」
(元山賊の男の子を孕む)
(地球に戻ることをあきらめ、この世界で生きていくことをすでに決めているツバキの心は)
(それをすでに受け入れている)
「んっ、んんっ……」
(男か命じるままに大きく足を開いての四つん這い)
(先ほど注がれた白濁がこぼれて太ももを伝わっていた)
「い、いきなりっ!」
(根元まで一気に突き入れられた衝撃に背を反らせるが、体勢はそのまま)
「あっ、あんっ、ああんっ、ひあっ!」
(自分が人間では無く発情した雌のように感じ、男の子をついに孕むという背徳感が)
(悦楽を高めていく)