>>628
「……なに言ってるのよ」
(ツンとした口調で振り向きもせずに前を歩くツバキ)
(だが男から手を出してくることを、どこか期待しているのか)
(飾り気の無いショーツを見せつけるように、男の前で坂道を上る)

「ねえ、何してるの?」
(スカートをまくられ、足を止めるツバキ)
(さすがに上半身を振り向いて、男に冷たい視線を向ける)

(男を知らなかった頃の少女なら、悲鳴を上げてスカートを押さえていただろう)
(だが何人もの男と体を重ねてきた今の彼女は、セックスもした男相手にその程度では動じない)

「こんな程度で興奮してるの、あんた?」
(テントを張った男の股間を見て、冷たさに呆れも混じる)
(だがどこか男を挑発するような口調)
「これで終わり?」
(もっと何かしてきなさいよ、と暗に告げていた)

【衣装はそっちね!】
【あんたが尻を撫でてきたら、こっちもあんたの股間を撫で回して坂の上まで行きましょ!】