くっ……卑怯な……
(御幣を構えるも、そのようなことを言われてしまい桜は躊躇する)
(このまま無理矢理除霊を行おうとしても、妖魔には弾かれてしまうであろう)
(それに、クラスメイトを危険な目に遭わせるわけにもいかない)
……わかりました。彼の命を無駄になど出来ません……
(一度構えを解く桜)
(こうなってしまった以上、なんとか隙を見るしかないのである)
ですが、彼に手出しはしないでください……