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えっと……
(私が聞いた話ではとある山間近くの町でこの時期になると神事の奉納として豊穣のお祈りとして舞を行う風習があると聞いた)
(今回は広報の一環として実際に参加してその体験を記録として残してほしいということで私はその街に足を運んでいった)
最初にここの町で舞の奉納をした後に禊を行って山にある神社でお祈りをすればよいんですね?
(町にある役場で神主の方、役場の方に説明を受けて大まかな神事の流れを聞き、それらをメモに取る)
「念のためお伝えしますけど取材として参加していただいていることは承知しておりますが神事ですので途中で中断することはできませんのでそちらだけご承知おき下さい、日程としては2日間ほど予定を確保していただければ結構ですので……」
(私は日程を確認しながら承諾し、誓約書にサインを書いて神主と役場の方に挨拶をして役場を後にした)

予定だとここで待ってればいいはず……
服装とは私服でも良いって言われてたけどこっちでは何も用意しなくてよかったのかな?
(神事ということで畏まった服装が良いのかと思っていたが私服でも良いといわれ、山間に入ることも考慮していつものデニムとジャケット、シャツを着用していた)
「それではよろしくお願いします、まず最初に山神様にお会いするための身支度を整えますのでついてきてください」
(本殿とは別に設けられていると思しき規模の小さい神社にて巫女服を着た私と同年代の女性が出迎えると近くの蔵へと案内される)
(蔵の中は入り口の土間以外は畳が敷かれており、中央にはつづらが置かれて四方に光源の代わりに蠟燭が灯されていた)
ここは……
(周囲を見回し、しんとした空気と自分たちの呼吸音しか聞こえない空間が広がっていた)
「まず最初にそのつづらの中にあるものを身に着けてください、私もお手伝いしますので安心してください」
身に着ける……?
(身に着けるということはお守りのようなものか何かでも入っているのかと思いつづらを開けると中には紅白の紐が捩じられた紐が入っており、所々に鈴が縫い付けられていた)
……?
(紐自体はある程度の長さと太さがあり、首に掛けたりするような私が想定していたお守りとしての用途としては少々余るものだった)
(それをどうするのかと迷っていると隣にいた巫女は迷っている私の様子をみて判断したのか持っていた紐をやさしく私の手から取り上げると静かに話し始める)
「説明が不足しておりましたね、まずはそのお召し物……着ているものを全て脱いでつづらに収めてください」
えっ……!?
わ、わかりました……
(服を脱ぐように言われた私はおずおずとジャケットから脱ぎ始め、デニム、シャツと着ていたものを脱ぐと軽く畳んでつづらの中にしまう)
えと……下着も…………ですよね?
「はい、外界のものは全て取り払った混じり物のない体になっていただく必要がありますので」
……はい
(当然のように返答する巫女に対し私も神事での決め事ということを頭に言い聞かせてブラとショーツも脱ぐと一糸まとわぬ裸体となって下着をつづらにいれる)
「それではこれを身に着けていただきますので手を挙げて……はい、そのようにしてください」
(巫女の言うことに従い先ほど手に取っていた紐が自身の体に巻き付けられる)
(外観としては非常に面積の小さいホルターネックの水着を着せられているような印象を受けていた)
(胸は乳首がかろうじて隠せるようなものであり、秘所や臀部はもはや紐が若干食い込んでいるようなものだった)
(さらに乳首や陰核の位置を象徴するかのように鈴が縫い付けられているため、より私の羞恥心を加速していた)
「それでは向かいましょうか、まずは各所にお祈りを行いますのでご案内いたします」
これって……ほぼ裸…………
(巫女に聞こえないくらいの小さい声で呟き、私は彼女の後に続いて外を出る)
(昼下がりの外の空気は若干冷たく、裸足で歩く石畳の冷たさをひしひしと感じていた)
…………恥ずかしいよ
(外の冷たい空気が肌に直接伝わり、日中に日差しの下で裸体を晒すことに激しい羞恥心を感じ体が熱くなるのを覚えていた)
わかっては……いたけど…………ははっ……
(乾いた笑いが出る眼前には外部の人がこうして神事に参加するということもあってか境内の外からにぎわう声が聞こえており、子供の声もそこかしこから聞こえていた)

【エラーが出てしまいましたので分けさせていただきます】