ふふん♪楽しかったよ。海…ま、学校の授業のほうが主な原因なんだけどね。
姉ちゃんもバイト頑張るからさ。今度は泊で行こうよ?海。
(汗びっしょりな鷲一くんにタオルを渡しながらそう言うと)
(ちょっとだけ芹を試すような邪な質問を投げかけてきた鷲一くん)

ん〜……?
そりゃー……ねぇ?
(芹は彼の目を見つめ返して、目を細めて笑う)
何人に声かけられたっけ。覚えてないなー……。
大学生なんかに間違えられちゃったりしてさ、困っちゃったよ。
でも、くふふっ♪安心しな?姉ちゃん、ちゃんと「彼氏いる」って言ったからさ♪
君ってそんな心配するんだぁ……かわいい♪
(芹はにやにやと満足げな笑みを浮かべながら彼を抱き寄せる)
(ぎゅっと抱きながら彼の頭を撫で回して、彼の耳元で)
私が何より一番好きなのはー……鷲一くん、君なんだよ?
(そうささやきかけた)