理由としてはみくりのキャラクターがちょっとずれていた部分にあったと思います。
人と暮らしたことがない彼女の価値観は人として暮らす他の人と比べてずれており、その部分が浮き彫りになる構造となっていたのが大きな原因でしょう。
ただそんな要素も前述の獣人と人との考え方の違いを意識してみるとまた別の見方ができたのも事実、本シリーズの大きな軸として「違うものと同じもの」という部分は意識して読んでみると結構楽しめる要素だと考えています。
そして本作のヒロインは1では攻略できなかったナナちゃんと苺華ちゃんと追加ヒロインのかぐらちゃん!
しらたま先生と梱枝りこ先生によるキャラデザもあって可愛く仕上がっています。
特に前作の時点で攻略の要望が断たなかった苺華ちゃんが攻略できるということで速攻で予約したことを覚えています。
前作時点でかなり可愛かった彼女、ちょっと変態な要素が見え隠れしていましたがそこはご愛敬ということでまあかなり楽しみでした。
そんな彼女のルートで描かれたのは獣人であることの恋愛の壁です。
どれだけ似ていて、一緒に生活をしていて、互いのことを好きであったとしてもやっぱり種族の違いという壁は立ちふさがっていきます。
獣人であることに抵抗を持ってしまわれて、そして別れを告げないといけない可能性だってある。
そんな彼女にどうやって想いを届けるかが焦点になっていきます。
このシーンは基本的にとぼけた様子の多い主人公が真っ当にかっこいいと思えた瞬間でした。
前作でもそうでしたが基本的に抜けた様子なのに決めるとこはしっかりと決めるのはかなり高感度が高いです。
そしてこのお話、ちょっと重めの展開となっていますがオチはしっかりと平和な物、この辺のどこまでも平和で甘い日々を描く作品としてもかなり出来がいいと思います。
さてそんな苺華と結ばれた後ですが……こっから彼女の変態性が前面に出てきます。
Hシーンはエロいです。
エロいですが笑いが止まりません。
4シーンあって3シーンほど調教シーン、しかも彼女からの要望でこのようになります。