一瞬自分がどこにいるかわからなかったが、年末年始の休暇で実家に帰ってきていたことを思い出した。
「はぁ・・・なんて夢だろ・・・」
アスマとは1週間も会ってなかった。
「アスマ、何してんだろ・・・」
休暇の初めはアルフォンスに乗れないのがさみしいと思っていたが、
日に日にアスマに会いたいという思いの方が強くなってきた。
そのさみしさから、自然と手が自分のアソコに伸びる。
パンツは夢のせいでグショグショに濡れていた。
濡れたアソコを指で刺激し、空いた方の手は胸を揉んだ。
「アスマ・・・ダメだよ・・・」
オナニーで夢の続きをすると、すぐに絶頂に達してしまった。
「んん!・・・」
さみしさを紛らわせるためのオナニーだったが、余計さみしくなってしまった。
ノアは起き上がるとシーツがぐっしょりと濡れている事に気がついた。
「どうしよう・・・」
実家であることを忘れて激しくオナニーしてしまった。
パンツやパジャマはどうにかなるだろうがシーツはどうするか?そのままにしておけば乾くかな?
そんな事を考えながら、カーテンを開けると雪の中アスマが立っていた。
「え!?」
ノアはまだ夢を見ているのかと、自分の頬をつねってみた。
「イテテ!?」
やはり痛い。
アスマは早く開けてくれと、寒さで震えながら手振りで伝えてきた。
あわてて窓を開けると窓からあがりこんできた。
「こんなところで、どうしたんだよ?」
「ノア、お前の家に遊びに行ってもいいか?」
「もう来てるじゃないか!」
たった1週間会ってないだけだったが、アスマとの漫才のようなやり取りは
なんだか懐かしい気がした。
「どうしてドアから入ってこないんだよ?」
ノアは当然の疑問を聞いてみた。
「何度もベルを押したけど、何の反応もなかったんだよ・・・」
「あ、そういえば壊れていたんだった!」
「それぐらい直しておけ!」
「ハハハ。このあたりの人は、みんな壊れてることを知ってるから特に困らないんだよね」
「俺が困るわ!」
ノアは、さみしかったことなどすっかり忘れていた。
「でも、よくこの部屋が私の部屋だってわかったね」
「そんなカーテンをしてるのはお前だけだろうからな」
ノアの部屋のカーテンは、アルフォンスのプリントがしてあった。
「ハハハ。」
ノアは照れ隠しに頭をかいた。