【何発でも】腹責め専門SS・その12【叩き込め】
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例えば、
◆強気な優等生娘がスケバングループに拉致されて腹を殴られて悶絶したり、
◆格闘娘が手足の自由を奪われて、鍛えぬいた6パックの腹を延々と殴られて腹責め拷問されたり、
◆憎い仇の子種を孕まされた女戦士が、切腹して自害したり、
◆悪の女幹部が、その黒い腹を正義の拳で断罪されたり
というような、腹パンチから切腹にわたる腹責めシチュSSのスレです。
オリジナル・二次問いません。
小説以外にも、腹責め系のネタなら大歓迎。(プロット投下など)
まとめサイト
ttp://thinker.web.fc2.com/index.html
腹責め専門SS避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/2964/1241429062/
前スレ
【何発でも】腹責め専門SS・その11【叩き込め】
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1348582025/
【何発でも】腹責め専門SS・その10【叩き込め】
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1334395803/
【何発でも】腹責め専門SS・その9【叩き込め】
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1321531910/
【何発でも】腹責め専門SS・その8【叩き込め】
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1303793228/
【何発でも】腹責め専門SS・その7【叩き込め】
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1279806388/
【何発でも】腹責め専門SS・その6【叩き込め】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244442849/
【何発でも】腹責め専門SS・その5【叩き込め】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229223999/
【ソフトでも】腹責め専門SS・その4【ハードでも】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209903187/
【嘔吐】腹責め専門SS・その3【子宮潰し】
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196431261/
【嘔吐】腹責め専門SS・その2【子宮潰し】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174024879/
腹責め専門SS
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150474532/ 『萌芽』
カツ。カツカツカツ。コツ。
黒板を叩くチョークの音。
彼女は自分の名前を書き終えると緩慢に振り向いた。
「……イオノアキホです。よろしくお願いします」
彼女、庵野秋穂は『よろしくお願い』しているようには見えない、気怠げな動作で会釈をした。
教室はそれを沈黙で返す。
転校生を迎えるに相応しくない、剣呑な雰囲気。
理由の一つは彼女自身の姿にあった。
無愛想な黒縁の眼鏡と、べっとりと染み付いた目の下のくま。
艶やかなセミロングの黒髪はよく手入れされているように見えるが、
むしろそれさえ不気味な印象を引き立ててしまっている。
真偽不明の噂が真実味を帯びる程度には。
「はい、では皆さん……まあ、ぼちぼち上手い事やっといて」
気の抜けるような担任の言葉に、小さく笑い声が上がる。
しかし、教室の中のぴりぴりとした空気は収まらなかった。
「んじゃぁ……庵野さん、あそこ、廊下側の一番後ろの席で」
「はい」
秋穂は静かに歩き、席へついた。
何人かは彼女の方を目で追ったが、すぐに授業が始まり、前に向き直った。 秋穂の転校する数日前。
学校の中にふと、転校生に関する噂が流れ出した。
『今度来る転校生は、暴力事件に巻き込まれ、転校した』
刺激の少ない女子校だったことも影響したのだろう。
その噂は瞬く間に広がった。
いじめの被害者だったとか、レイプされたとか、通り魔に合って入院していただとか。
同級生に暴力を振るい前の学校を退学になった、という噂も流れたが、どちらかというとそれはごく少数だった。
そして実際に転校して来て一日、秋穂はただ静かだった。
静かに授業を受け、休み時間になるといつのまにか席から姿を消し、授業が始まるといつの間にか席に戻っている。
噂を信じず好意的に接しようとしていた面々も、一日が終わる頃には彼女を怪訝な目で見るようになっていた。
放課後。
授業とホームルームが終わり、秋穂は周囲に目もくれず下駄箱へと向かった。
「……ねえ」
まだ誰もいない廊下の中。引き止める声。
金髪に近い色まで脱色した髪の活発そうな少女と、
その横、一歩後ろに立つ茶髪のおどおどとした少女の二人組。
金髪の少女は言葉を続けた。
「ちょっと、来てくれない?」
秋穂は頷きもせず、二人に歩み寄った。 音楽室、理科室、放送室。
特殊教室が並ぶ、この時間は人気の無い区画。
二人と秋穂は向かい合った。
「あ、警戒させてたらごめんなさい。別にカツアゲしようってんじゃないの。私、静。あ、こっちは私の友達で、奈月」
金髪の少女、静は少し息を吐き、にこやかに言った。
おどおどとしたもう一人の少女、奈月は静の後ろに隠れるよう、一歩後ずさった。
「えーと、ほら。庵野さん……秋穂さんでいい? 休み時間とかすぐにどこか行っちゃうから。強引だったかもだけどさ」
「………」
「ちょっとお話してみたくて。変なウワサも流れてるから……気になってたの」
無反応を通す秋穂の態度に、静のにこやかな表情から僅かにトゲが覗く。
「……えーっと、転校してきた理由は暴力事件に巻き込まれたからだ、とかそんな噂が流れてるのね」
探るような目。
黙っていた秋穂が口を開いた。
「……もう、済んだ?」
空気がすっと冷える。
静は目を細めた。ぴくりとこめかみが震える。
奈月はさらに一歩後ずさった。
静は左手で秋穂の胸倉を掴み、引き寄せた。
その勢いのまま秋穂の腹を右手で殴る。
制服のカーディガンがぼすんと音を立てた。 「……ナメてんの?」
耳元へ囁くように言い、秋穂の身体を軽く突き放す。
そしてそのまま右足を振り上げ、いわゆるケンカキックの体勢で、彼女の腹へと上履きに包まれた足裏を捩じ込む。
秋穂の身体は後ろへ突き飛ばされ、床へと倒れた。
全身への衝撃、そしてなにより胃袋の辺りへと押し込まれた打撃が容赦なく吐き気を呼ぶ。
「ぐふっ、ゴホッ……うっ……」
秋穂は口元を抑え、必死に込み上げるものを飲み込んだ。
酸っぱく苦いものが広がり、目に涙が滲む。
「へぇー。あんだけ無表情やってた割にちゃんと苦しがるんだ」
「し、シズちゃん……」
不安げに声を掛ける奈月を気にも留めず、静はケラケラと笑った。
「で、結局のとこどうなのよ。まあアレでしょ? その感じじゃ。どうせ誰かにちょっと殴られたからってウチへ逃げて来たんじゃないの」
笑い続ける静。
秋穂は近くに転がっていた学生鞄を抱くように引き寄せ、ゆっくりと身体を起こした。
乱れ髪の隙間に光る、じっとりとした暗い視線。 「……ねえ、何されたか、教えて欲しい?」
そう言って、秋穂は静に一歩二歩と歩み寄り、手に持った鞄を顔面目掛け振り回した。
静は両腕で顔を覆い、鞄を受け止めた。
「っざけん! ……うっ、く!」
怒鳴り返そうとした静は苦しげに呻いた。
顔を隠した瞬間、虚をついた秋穂の右拳が彼女の腹へと深くめり込んでいた。
その手には、しっかりと握られた栄養ドリンクの瓶。
「ちゃんと苦しがるのね?」
「……っく、ふぐっ」
静はぎりぎりと音が鳴るほど奥歯を噛み締めた。
頑丈なガラス瓶を握り込んでの打撃は涙が出そうなほどの痛みと強烈な嘔吐感を彼女に与えていた。
どくどくと身体の中身が脈打つ。
痛みが落ち着かないまま、秋穂の右足が臍の近くへと抉り込まれる。
「ぐぅえっ!」
強烈な意趣返しに、声を抑える事すら出来ず廊下へ転がる。
口の中へ広がる胃酸の味。静はそのままそれを吐き出した。
吐瀉物がびちゃびちゃと床を打つ。
「ぐえっ、おげっ……うあっ……はぁ、はぁ……」
「あ、せ、先生呼んでくる!」
奈月は叫び、逃げるように駆け出した。 「えーと……シズさん?」
秋穂は今までと同じ静かな口調で言った。
むしろ、彼女の表情はこれまでより柔らかくさえ見えた。
「みっつ、教えたげる。まずひとつめ。わたしが転校して来た理由は、そうね、あなたの言う通り殴られたから引っ越して来たの」
そう言い、秋穂は静の腹を軽く蹴った。
静はびくりと震え、口から透明な、唾液と胃液が混ざったものを吐き出した。
既に胃の中身はほとんど戻したらしい。
「ふたつめ。本当に故意で、痛めつけるつもりで殴られたり蹴られたりするのってすごく痛いの」
足を上げ、踏みつぶすようにして踵を振り下ろす。
「うぎぃっ! ゲホッ、ゲホッ!」
脇腹に今までとは違う鋭い衝撃が走る。
骨を伝わり響く、肋骨が折れたのではないかという程の痛み。
静は腹を抱えるようにしてごろごろと転がった。
「みっつめ」
秋穂は手に握った瓶の口を壁に叩き付けた。
細くなっている飲み口が砕け、割れたガラスが飛び散る。 「これは……そうだな、質問かな?
そう言いながら秋穂はじりじりと静へ近寄る。
「わたしが前に、言われた事なんだけどね」
無愛想な黒縁の眼鏡と、べっとりと染み付いた目の下のくま。
艶やかなセミロングの黒髪。
その隙間から覗く、不気味に優しげな視線と微笑みを浮かべた口元。
「ところであなた、処女?」
「や……嫌ぁ……」
静は這うようにして後ろへ逃げようとしたが、秋穂はゆっくりと歩み寄り、静の足を掴んだ。
振り払う事が出来ない力ではなかったが、恐怖のあまり力が抜ける。
そっと、見せ付けるようにしてガラス瓶が持ち上げられる。
鋭い切り口が静の腿をそっとなぞる。
「お腹と、処女、どっちが守りたい?」
「……ぃっ!」
ひんやりとした感触。
全身が鳥肌立つ。
頭の中で、腹へとガラス瓶が押し込まれて行く様子を想像してしまう。
悪趣味な映画のように、ぶつぶつと皮膚を切り、血をにじませながら押し込まれて行く冷たい茶色の瓶。
ぎざぎざとした破片が肌を裂き、腹の中を掻き混ぜる。
熱く感じるほど痛い。
瓶を伝って血がゆっくりと流れ出し、それと共に全身が冷たく、重くなり……。
「あなたたち!」
ばたばたという足音と教師の声。
静は安堵し、意識を手放した。 「……うあっ!」
静は掛け布団を跳ね上げ、身体を起こした。
薄黄色のカーテン。白いベッド。消毒液の臭い。
恐る恐る腹へ手をやるが、傷も、傷跡もない。
「……夢?」
「あら、起きた?」
カーテンを開け、入って来たのは保険医だった。
「……ねえ、話して大丈夫?」
「あ、はい……」
保険医はふうとため息を吐き、しかし優しげに微笑んだ。
「まず、冗談でもお腹なんて殴っちゃだめよ。これは誰のでもだけど……彼女、いろいろ複雑だから」
さらにため息。
静は無意識に自分の腹を撫でた。ずきりと痛む気がした。
「なんていうか……頭に血が昇っちゃったんだって。先に手を出したのはあなたみたいだし、お互い様って事で許してあげて、ね?」
違う。彼女はきっと、頭に血が上ってなんかいない。
そう思うが、微笑みながら続けられた保険医の言葉に全て吹き飛んでしまう。
「でも良かったわぁ、仲良く慣れたみたいで。彼女も、帰り際に『今日みたいに仲良く』して欲しいって言ってたわよ」
すっと背筋を冷たいものが走る。
ずきりと、腹の奥が疼いた。
帰り道、一人歩く秋穂はにたにたと笑みを浮かべていた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています