自分も書いてみたいと思います。

 ルーヒーとアト子が巻き込まれた事件の結果として、いつも通りしょうもないオチを迎えるも何とかして我が家である八坂家に戻ってきた真尋たち。
 事件に巻き込まれたこともあってか、最近まで八坂家にいたアト子のほかに、地味に八坂家の自宅に上がらせるのは初めてのルーヒーも今回は一緒にいる。そんでもって、真尋の母親である八坂頼子手腕発揮の晩御飯が置かれたテーブルの周りをみんなして囲んでいるのだが……。
「……なんだ、このクトゥルーオールスター感謝祭みたいな展開は」
 真尋は半眼でうめいた。
 それもそのはず、いま真尋の目の前には今までに出会ったまともな……いや、どいつもこいつもまともではないが、とりあえず地球を守る側についた邪神たち全員がそろっているのだから。
 真尋は隣に視線を移し、アホ毛が特徴的な銀髪碧眼の少女を視界に入れる。
 惑星保護機構。通称SPDのエージェントである千の貌を持つといわれる邪神もとい宇宙人。ニャルラトホテプ星人のニャル子。その性格は暗黒邪神渾沌絵巻が如く残虐非道。
 敵が送り込んできたナイトゴーントの首をちょんぱしたり、手身近な石で叩きのめしたりとまあやりたい放題である。
「あら、ニャル子さんったら褒め上手ね〜。私も頑張って作った買いがあるわ〜」
「こう見えても私、宇宙大学時代には褒め上手の銀髪野郎と呼ばれていましたのでこのぐらいの誉め言葉なんて朝飯前ですよ!」
 そんな見た目可憐な残虐人は母親と仲睦まじくお話している。と、
「……少年のお母さん」
「あら、何かしらクー子さん」
 ニャル子と同じく惑星保護機構のエージェントである炎の神性・クトゥグア星人のクー子(元自宅警備員)がニャル子と母親の会話に割って入ってきた。
「……カレーのおかわり、まだある?」
「うふふ、まだいっぱい残ってるから安心して」
「……できればニャル子の唾液入りで」
「真尋さんのお母様との会話に割って入ってきた挙句、何を世迷言垂れてるんですかクー子! 私の唾液を含んだ私のすべては真尋さんにしか譲らないと私は決めてるんですよ! 
いい加減にしないと、その脳みそ固形燃料をどろっどろに燃やし尽くしてくれますよ!」
「……え、頭の中がドロドロになるくらいまで、シてくれるの……?」
「あんたいっぺん冷凍庫入ってきたほうがいいですよ」