リトバス妄想スレPart11
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ここはリトルバスターズの妄想やSSを書き込むスレです。
リトバスであればジャンルやエロ・非エロ、キャラは問いません。何でもどうぞ 。
電波を受信したり、思いつきでも構いません。ぜひ文章にしてみませんか?
リトバス妄想スレPart10
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1220111840/
>>59
最低とまでとは言わないけど、コピペならコピペって最初に言うべきだと思うよ。 無断転載禁止になってるんだけど・・・
一応向こうに報告しておいた
このスレの読んでないからわかんないけどまんまっぽいね。 >>65
いや、本人ならあらかじめ言うはずだろう
つまり転載だな 勝手に転載したんだろうねえ
作者から回答があればいいんだけど、9月に投稿したものだから
なかなか難しいかもしれないな ここまで騒がれたら出てこれないんじゃね?
荒らしみたいなものかもしれんし ホワイトデーとかそういうのまったく期待してないんだからな とりあえずこの雰囲気で投下してくれるなら何でもいいよ 鈴「なあなあ、馬鹿兄貴」
恭介「今マンガ読んでるから後でな」
鈴「真人真人」
真人「ふっ、ふっ、筋肉、筋肉」
鈴「おい、謙吾」
謙吾「今は理樹の為にリトバスジャンパーを縫っているから後にしてくれ」
鈴「と、言うわけだ」
理樹「いやいやいや、意味わかんないんだけど」
鈴「理樹、今日は何の日だ?」
理樹「3月3日・・・・・そうか、ひな祭りだったのに相手にされなかったから僕のとこに来たのか」
鈴「う、うるさい!そういえばひな祭りって何をするんだ?」
理樹「一応、人形を飾って女の子を祝うんだけど・・・」
鈴「人形?そんなものは持ってないぞ」
理樹「そうだよね。じゃあ適当にパーティーみたいなことでもしようか」 鈴「みんなを呼んできたぞ」
理樹「ありがとう鈴。こっちは準備できてるよ」
クド「わふ〜、じゃぱにーずひな祭りなのです〜」
小毬「お菓子持ってきたよ〜」
来ヶ谷「(準備は?)」
美魚「(バッチリです)」
葉留佳「理樹くん理樹くん、クラッカー頂戴」
理樹「はい、用意してあるよ」
鈴「理樹、まだ乾杯しないのか?」
理樹「よし、じゃあ・・・」
来ヶ谷・美魚「ちょっと待った(待ってください)」
理樹「どうしたの?二人とも。コップ足りなかった?」
来ヶ谷「なに、ふと思ったんだが理樹くんは男なのにひな祭りを祝うのか?」
理樹「え?いきなりそんなこと言われても・・・」
鈴「そういえばそうだな。理樹、どうするんだ?」
理樹「どうするんだって言われても・・・・・」
美魚「そんな直枝さんに名案があります」
理樹「どんな・・・・って、嫌な予感しかしないのは気のせい?」
美魚「これを着れば女の子になれますよ」
来ヶ谷「おっと、逃がさんぞ」
理樹「うわあああああぁぁぁ・・・・・・」 5分後
理樹「もうお婿に行けない・・・・・」
美魚「実に素晴らしいです。違和感無しですよ」
来ヶ谷「西園くん、後で焼き増し頼むぞ」
クド「わふー、リキが女の子になってしまいました〜」
小毬「今日1日だけリキちゃんだね」
葉留佳「みおちん、お姉ちゃんに見せるから私にも1枚頼みますヨ」
理樹「見ないでえええぇぇぇ」
鈴「あ、逃げてったぞ」
理樹「はぁはぁ、ここまでくれば・・・・・・」
理樹「・・・・・・うわあああああ!着替えてない!」
相川「一目惚れしました!付き合ってください!」
理樹「いやあああぁぁぁぁぁ!!!」 期待していた人はほとんどいないでしょうが、かなり遅れましたがひな祭りネタを書いてまいりました
オチが弱いし短くてスイマセンorz
べ、別にホワイトデーを忘れてたわけじゃないんだからね!
スイマセン、ホワイトデー忘れてましたorz
また遅れますがまた書いてるんで期待している人はしばしお待ちを
要望があれば感想と共に書いてくださいませ
では、今回はこれにて失礼させていただきます GJ
今、理樹を含めてリトバスヒロイン人気投票やったらどうなる事やら…… 過疎ってるな…時期的に 恭介卒業後のネタ考えたが見るヤツいるか? じゃあ書くかな
タイトルは
゛引き継いだ物゛だ
シリアス系ではない
アクセス規制って何?
携帯から書けても
PCから書けないって なんじゃああ
詳しい人教えて >>88
簡単に言えば同じ通信会社と契約してるどっかの誰かが2chを荒らしてそれが報告されたので
そのISPからの書き込みができなくなってる、
携帯は当然ISPが違うので書き込める。
アク禁になった人の為にレス代行するスレ★101
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1238215589/
こういうとこで代行してもらうか、モリタポとかを入手するしかない
2ch批判要望
http://ex24.2ch.net/accuse/
ここでおまえさんのISPと同じ名前のとこいけば仲間が沢山いるよ
ISPがわからん?
ここ踏め
http://qb6.2ch.net/_403/madakana.cgi 「理樹、泣きそうな顔するなよ」
「だって…寂しいよ……」
ひらひらと桜舞う今日、卒業式があった。
そう、恭介が卒業したんだ。
恭介は大学に進学する。『俺が最高のマンガを作るんだ』
そう言った恭介は出版社を目指すべく文学系の所に決めた。
「これからは強く生きるんだろ。だったら笑って送り出してくれよ」
「う、うん。そうだよね」
僕は誓ったんだ。これからは強く生きると。
だから、涙は見せちゃいけないよね。
「そうだ、理樹。お前に渡したい物があるんだ」
「僕に…渡したい物?」
「ああ、この寮生活の間を共にしてきた物だ。お前に…引き継いでほしいんだ」
恭介は紙袋を差し出し、僕はそれを受け取った。
「よし、じゃあ…そろそろ行くぜ」
「ねえ恭介、また会えるよね?離れても僕たち友達だよね?」
恭介はニッと笑い、
「当たり前だろ。リトルバスターズは…永久に不滅だ!」
そして僕の拳に、拳をゴツンと合わせ背を向け歩き出した。
「…そうだよね。リトルバスターズ、最高!」
「おう、リトルバスターズ最高!」
僕の声に恭介は背を向けたまま右腕を上げて応えた。
その手に卒業証書を高々と掲げて――
「おう、理樹。戻ってきたな」
「二人とも、見送りに行かなくて良かったの?」
部屋に戻ったら、すでに謙吾と真人が待っていた。
二人とも恭介の見送りに誘ったのだけれど…
「ああ、湿っぽいのは性に合わなくてな…それに俺達は離れても―」
「リトルバスターズ、だろ?」
「ふっ、まさかお前に言われるとはな」
三人で顔を合わせて笑いあう。そして実感する。
僕たちには離れても確かな絆があるんだ。
「ところで理樹、お前何持ってんだ?」
「俺も気になってたんだ。何だそれは?」
二人の視線が恭介に貰った紙袋に集まる。
そういえば僕も中身をまだ知らない。
「恭介がくれたんだ。恭介が寮生活を共にしてきた物って言ってたんだけど…」
「なあ、開けていいだろ」
真人は僕の返事も待たずにビリビリと乱暴に紙袋を破る。
「真人、丁寧に開けてよ!」
だが、時すでに遅し。もうぐちゃぐちゃだ。
そこに謙吾は手を伸ばす。
「中身は…本、みたいだな…って、なナ!」
取り出した中身に驚愕した。
「「「何じゃ、コリャー!!!」」」
「『妹、禁断の果実 お兄ちゃん、イケナイこと教えて』
恭介、まさか鈴のことこんな目で見てたのか…?」
「ま、まさか…こっちは『巨乳天国 オッパイがイッパイ』だって…」
「これは『お姉さんが教えてア・ゲ・ル』だとよ…
やっぱりこれってよぉ…」
間違いない。間違いようもない。紛れもないエロ本だ…
恭介、何て物を残して…
バタン!!
「さっきの叫び声は何ですの!?うるさいですわよ!」
「うわあぁ!さ、ザザメグワさん!」
「さ・さ・せ・が・わ、ですわ!あなたまで間違えないで下さい!」
ごめんなさい…慌てるとその名前は噛んでしまいます…
「あーちゃん先輩も卒業し、今日からは私が寮長ですわ。これからは厳しくいきますわよ」
「でもよ、お前は女子寮のであって男子寮は相川…」
「よ・ろ・し・い・で・す・わ・ね!?」
「「「はい…スミマセン…」」」 いまいち締まりがないな
Kanonネタなら書けるんだけどなぁ せっかく書いてもらったがなんかつまらんな・・・・・・
こりゃ他の人に期待するしかないか
そういや季節ネタでバレンタイン云々とか言ってた人はどこいったんだろ
けっこう期待してるんだが シチュ:姉御が佳奈多にあるものをもってきたようです
「佳奈多君、さっそくだがこれを着たまえ」
「は?」
ノックもせずに入ってきた来ヶ谷さんの第一声はこれまたワケがわからないものだった。
手に持った紙袋を私に突き出してくる。
「…なんです、これ?」
「チャイナ服だ。無論佳奈多君のサイズに合わせて作ってある」
―――なんで、私のサイズを…
はぁ、とため息をついてから一言。
「嫌です」
「まぁ、そういうな。気が向いたら着てみるといい」
「ちょっと、持って帰ってくださいよ…ってもういないし…」
押し付けられた紙袋を覗き込む。
赤色に花の模様の入ったチャイナ服と柄が龍の形をした模造刀が二本入っていた。
「はぁ…来ヶ谷さんの考えることはよくわからないわ…」
こめかみの当たりを押さえて呆れかえる。
だが、押し付けられたとはいえ、このまま無碍にするわけにもいかずベッドにとりあえず放置して出ていた課題に取り掛かった。
「っん…終わった…」
強張っていた筋を伸ばしながら時計を見る。思ったより早く終わったようだった。
ルームメイトのクドリャフカもまだ帰ってきていないようだし、とりあえずベッドに横になろう、と思ったがそこにはあの紙袋。
少しだけ、興味がわいてきて中からそのチャイナ服を取り出す。
「…ほんとにサイズぴったりじゃない…」
姿見の前で体に当ててみてみると本当に私にあつらえたようなサイズだった。
―――ちょっと、着てみようかしら…?
こんな服、今の今まで知識としてはあったものの、実際に着る機会なんてないと思っていた。
おしゃれもしてみたい、新しい自分を見つけたい。
そんなちょっとした興味が、私の背中を押した。
「あら? これ…ちょっと着にくい…じゃ…あ、入った」
「この手袋…ちゃんと隠れるみたいね…背中も…うん…大丈夫…」
「なによ、片方しかないじゃない、このソックス…」
途中まで着替えて鏡を見てみると、そこにはすっかり変わってしまった自分が映っていた。
―――意外と…似合うじゃない…って何考えてるのよ!
鏡の前でいやいやと顔を振る。
ここまで着たんだからこの剣も使ってみよう。両手に持ち、自己流で構える。
「こんな感じかしら? もっとこう…こう?」
鏡の前でポーズを決める。うん、結構様になってる。ちょっと悪乗りしてセリフも決めてみようかしら
「おねーちゃん、今日の課題見せてー」
「ここから先は…私を倒してから行くことねっ」
………
……
…
「…えーっと…その…お邪魔しました」
パタン、と葉留佳が扉を閉める。
固まってしまって身動きが取れない私。
また、扉が少しだけ開くと葉留佳が携帯を取り出して
パシャ
「おねーちゃんのコスプレ写真ゲットー♪」
「いやああぁぁあぁ! 葉留佳あぁーーー!!!!!!」 「それで、あなた達どうしましたの?」
その声で今の状況を思い出す。アレは絶対見つかっちゃいけない!
「な、なんでもないよ…」
「お、おう。ただ筋肉がこむら返っただけだ…」
そう言いつつ、アレを背中の方にまわす。
「…?あなた達、今何か隠しませんでしたか?」
一気に血の気が引く。背中に冷たい汗が流れる。
「な、なんでもないから」
「…何か怪しいですわね」
疑り深そうな目で部屋に入ってきた。
(お、おい理樹、どうすんだよ)
(どうするって言われても…)
「すまない、笹瀬川。本当に大した事ないんだ」
「け、謙吾さま…」
「だが、大きな声を出して、迷惑を掛けたのは事実だ。申し訳ない、この通りだ」
そう言って謙吾は深々と頭を下げた。
「…わかりましたわ。謙吾さまがそこまでするなら不問といたしますわ」
やっぱり笹瀬川さんは謙吾には弱いみたいだ。
「それからもう男子の入浴時間ですから早く入って下さい」 バタン…
「ふーっ、助かったぜ謙吾」
「ああ、危ない所だったな」
「で、どうするの、コレ…」
「下手に捨てるわけにもいかないな。それで見つかる可能性もありうる」
「じゃあどうすんだよ!」
「「「……………」」」
「な、なあ風呂に入らないか?剣道の鍛錬で汗をかいてな」
「そ、そうだよな、俺も筋肉を休めさせたくてよ」
「だ、だよね。僕もサッパリしたくて」
僕たちは現実逃避することにした。
「とりあえずソレ隠しとけよ」
「そうだね、とりあえず見えない所に…」 「理樹ー!遊びに来た…なんだあいつらいないのか」
そういえば男子の入浴時間だ。そうか、あいつら風呂に行ったのか。
キョロキョロと辺りを見回す。ふと理樹のベッドが眼に入る。
「ん、理樹の匂いだ…」
そのまま理樹のベッドに身を投げ出す。
ほのかに理樹の温もりが残っている気がした。
「…何だ?ゴツゴツしたものあるぞ」
気になったあたしはそこへ手を伸ばした。
「…本、か?コレ……って」
「何だコレはーーー!?」 「どうした、鈴君。私達みんな呼び出すなんて?」
「…さっき理樹のところに遊びに行ったけど、誰もいなかったんだ」
「ふんふん、それで?」
「そしたらこんなの見つけたんだ」
「これ、本?………ふぇぇぇぇぇえ!?」
「わふー!え、えっちな本ですぅ!」
「……BLものは無いのですね」
「…わふー、BLってなんですか?」
「はい、BLというのは……ふぐっ」
「よ、余計なコト教えなくていいですヨ!」
「ふむ…こ、こんな体勢で!?…ななな、こんな大きくなるのか…!?」
「ゆ、ゆいちゃん!?なんで読んでるの?」
「…単なる興味だ。君達も興味あるだろう?」
「それは少しは……姉御…この本の中の人より、おっぱい大きいですネ…」
「ふぇぇ、ほんとだ。ゆいちゃんおっきいぃ…」
「こ、こら!私の胸をそんな目で見るな!」
「ずぷずぷと根元まで入り、いきなり激しく動いて…」
「み、美魚君!音読するんじゃない!」 (´'ω'`) n
⌒`γ´⌒`ヽ( E) ちんぽーるT世
( .人 .人 γ ノ
ミ(こノこノ `ー´
)にノこ( >>102
GJ。個人的にかなりよかった。
せっかく書いてくれる人がいるのに過疎だな エイプリルフールネタ
佳奈多「ねえ直枝?」
理 樹「どうしたの?」
佳奈多「今日ってエイプリルフールよね?」
理 樹「そうだね、それがどうかした?」
佳奈多「だから、直枝に嘘ついてもいいわよね?」
理 樹「いやいや、それ言っちゃったらダメじゃない」
佳奈多「いいのよ、それじゃ、言うわよ?」
佳奈多「直枝のこと、大好き!」 なんか乱立してるな・・・
みんながよければ、今更ホワイトデーネタ投下しようと思ってる
大分長くなりそうだけど、それでもいいかな? >>113
了解。書きあがったら投稿する
でも期待すんなよ。 俺も。
どうせ最後まで書き上げろって言ってる奴一人だろ? 区切りがいいなら、途中であってもいいと思う
ぶつ切りにされたような半端なものだと反応できないが 一応書きあがった。でも正直全然ダメダメだとおもう。
ごめんな、疲れ切った人間のSSでスレを汚してしまうかもしれないが、生暖かい目でスルーしてくれ。 ―――3月13日、午後4時。
直枝理樹を除くリトルバスターズメンバーは、部室に集まっていた。
来ヶ谷「なんなんだ、一体。いきなり私達を集めて・・・」
恭介「まぁそう言うなよ、来ヶ谷。
ちょっとしたゲームをやろうと思ってな・・・」
美魚「またですか?本当、そういうの好きですね・・・」
みんなの感想は同じだった。「またか」。
しかし、次の一言で、場の空気は一気に変わった。
恭介「ああ、明日のホワイトデー、お前らには、「理樹の手作りクッキー」をかけて争ってもらう」
刹那。
場の空気が凍った。
外から聞こえる風の音が、いかにこの時の部室が静かかを物語る。
そして、一番最初にその氷を溶かしたのは・・・
謙吾「手作りクッキーだとぉぉぉぉぉっ!?」
真人「しかも理樹の!?」
何故か男性陣だった。
恭介「いや、なんで男性陣が反応するんだよ」
美魚「禁断のラブ・・・ハァハァ」
クド「わふーっ!?西園さんが違う所に行ってしまいましたー!」
小毬「おーい、美魚ちゃーん、戻ってこ〜い」
とりあえず騒然となる部室。突っ込み所が多いのは仕方が無い。 来ヶ谷「理樹君のクッキーか・・・ふむ、面白い」
恭介「だろ?」
鈴「うん、面白いな」
恭介「お前、リピートしてるだけだろ」
小毬「理樹君は、この事を知ってるの?」
恭介「いや、知らない。知らせるつもりも毛頭無い。
そんな事をしたら、ゲームが崩壊してしまうからな」
うおっほん、と仰々しく咳をして、恭介が椅子から立った。
恭介「それじゃ、ルールを説明するぞ。
1、時間は明日の朝礼HR後〜夕方6時まで。
2、一番最初に、理樹に愛の告白をして、クッキーをもらった奴の勝ちだ。
3、お互いに協力するのもアリだが、勝者は一人だけだ。勿論妨害もアリ。
4、当日は、俺や助っ人達が、お前らが告白できないように妨害するからな。
以上、この4つだ」
真人「俺達もあいつに愛の告白をするのか?」
恭介「何言ってんだ。謙吾とお前は妨害側だ」
真人&謙吾&美魚「「「えええぇぇぇぇぇぇ!?」」」
恭介「なんで西園が反応するんだよ」
理樹の手作りクッキーを食べれない事に絶望する男性陣と、ボーイズ☆ラヴを見れない事に落胆する西園。
やっぱりおかしいが、そこがリトバスクオリティ。
クド「ルールはそれだけですか?」
恭介「いや、他にも細かいルールはある。それは、違反者が出たら言おう。
――さぁ、そろそろ飯時だ。全員、解散!」
そういう事で、この場はお開きになった。
3/14 朝食
理樹「・・・なんだか、物凄く視線を感じるんだけど・・・」
恭介「気のせいだろ」
真人「気のせいだ」
謙吾「疲れてるんじゃないか?」
鈴「猫じゃないか?」
理樹「・・・・・・」
全員から否定されると、なんだか悲しくなるなぁ・・・
あと鈴、それはないから。
鈴「む、もうこんなじかんだ。あたしはそろそろさきにいこう」
理樹「なんで棒読みなのさ。っていうかいつも一緒に行ってるじゃ・・・」
恭介「いいさ、放っておけ。
準備があるんだろ」
理樹「そっか・・・鈴もついに、そういうの気にするようになったんだね」
なんだか、寂しいなぁ。
彼氏を連れて来た娘を見たお父さんみたいな心境だ。
謙吾「おい・・・なんだか変な勘違いをしているぞ」
真人「すっげぇ、遠い眼してやがるぜ」
恭介「ま、バレてないんだからいいさ」
理樹「鈴を君みたいな人にやるわけには・・・っ!はっ!?」
謙吾「・・・本当に、大丈夫か?」
恭介「・・・・・・」 教師「えー、今日の授業だが・・・」
朝のHR。
前では先生が、今日の授業予定の変更を伝えている。
なんでも、保健の授業が体育に変わったらしい。
なんでだろう・・・?
教師「それじゃ、HRを終わるぞ。全員、起立!」
『ガタガタッ!』
教師「礼!」
理樹「ありがとうございましt」
謙吾「真人!」
真人「おうよ!」
突如僕と窓の間に割り込む真人。その背中に・・・
『パシュッ!』
真人「ぬがっ!」
何かが、刺さった。
??「チッ!」
そして同時に、何かが窓の外に見えた・・・気がした。
なんだ今の!? 謙吾「これは・・・吹き矢、だな」
いつの間にか傍に来ていた謙吾が、真人の背中に刺さっていたものをつまみ出した。
謙吾「まぁ、これなら大して痛くも無いだろ、真・・・ん?」
突然いぶかしげな顔をしえ、真人の方を凝視する謙吾。
そこには・・・
真人「な・・・んじゃ・・・こりゃ・・・」
何かでっかい肉団子が転がっていた。
理樹「・・・はい?」
真人「なんだよ理樹、その突然の展開についていけないけどとりあえずこの転がってる肉団子邪魔だなぁ。
暑苦しいから消えてくれないかな、とかって声はよ!?」
理樹「どんな言いがかりだよ!?」
でもちょっぴり当たってたのは秘密だ。
真人「くそ・・・その吹き矢、なにか薬が塗ってあったみてぇだな。
体が痺れて、まったく動けなかったぞ」
謙吾「なるほど、即効性の薬で痺れさせて、その隙に奪還、といった所か。
とにかくその場だけ動きを封じればいいから、その程度の効き目で十分・・・。
恐ろしいな・・・」
なんだかわからないけど、勝手に納得する二人。
理樹「ちょっと待ってよ・・・何が起きてるの!?」
真人「お前は知らなくていい事だ」
謙吾「ああ、俺達に任せろ。
お前の事(クッキー)は俺達が守り抜いてやる!」
理樹「・・・」
なんだかよくわからないけど、大変な事が起きてるらしい。
僕を危険から遠ざける為に、二人が頑張っているのだろうか・・・。
そう考えると、なんだか感動してしまう。
理樹「ありがとう、二人とも・・・・!
わかった、二人を信じるよ!」
真人「おう、任せろ!(なんか違うけどな)」
謙吾「ああ、安心してくれ(なんか違うが)」 来ヶ谷「フッ・・・中々面白いじゃないか」
そういって来ヶ谷は、植え込みの影から身を起こした。
来ヶ谷「なるほど、直接的な手段は、あの武闘派二人が防ぐ・・・
策略を巡らせれば、おそらく恭介氏が出てくる。
簡単には行かないか・・・やりがいがある」
妖艶に微笑む来ヶ谷。
天才的な頭脳と驚異的な身体能力を併せ持つ漆黒のハンターは、難題を前にして武者震いする己を感じていた。
下手に突っ込めば二人に返り討ちにされる。
下手な策を講じれば、あの男に防がれる。
来ヶ谷(ならば・・・その上手を行くまでだ)
恐れを知らぬ黒豹が、今、牙をむく。 1時間目。
数学の問題の解説を聞きながら、僕は鞄の中に入れてある物の事を考えていた。
先日、レシピを片手に苦心して作った、手作りクッキー。
味は保障できない・・・のはしょうがなくても、なんとか渡さなくちゃいけない。
それも、バレないように。
僕が作れたのは、結局一人分だけだった。
それは、絶対あの人に渡したい。
他の人には一応市販の物を用意してあるけど、もし手作りがある事がバレたら・・・
考えるだけでも恐ろしい。
僕の平穏の為、ひいてはリトルバスターズの安泰の為、頑張らないと・・・!
そんな事を考えていると。
『コツン』
何かが、僕の頭にあたった。
・・・ん?
『コツン』
まただ。
一体なんだろうか。そう思い、僕は横を向いた。
そこには・・・
美魚(・・・・・ニヤリ)
理樹「!?」
猟奇的な眼をした西園さんが、こっちを見てるーっ!? 思わず眼を離せずに見ていると、西園さんはルーズリーフを取り出し、何かを書いた後、折り始めた。
・・・紙飛行機、かな?あれは。
しばらくして、西園さんは、完成したソレを構えた。
慎重に先生の隙をうかがい、そして・・・投げた。
順調に滑空するそれ。飛行機を模した紙は、寝ている真人の上を通り抜けようとして・・・
真人「トビウオッ!」
『バグッ!』
・・・寝惚けた真人に、食べられ・・・た!?
理樹「ちょ、ちょっと真人!?何してるの!?」
真人「ふぁ?ふぃふぁ、ふぁんふぁふぁふぁふぁふぁふぃふぁふぁふぁ」
理樹「何いってるかわかんないよ!」
真人「ふぁ・・・ゴクン」
理樹「飲んだ!?」
真人「ん・・・くぴー」
理樹「寝た!?」
教師「おいお前ら!五月蝿いぞ!」
理樹「あ・・・」
気付けば、僕はクラス中の注目を集めていた。
理樹「す・・・すいません・・・」
ひとまず、席に着く。
まったく、紙飛行機を食べるなんて、何してるんだ・・・ 美魚(な・・・なんてこと・・・)
真人の人並み外れた行動に、西園は驚愕していた。
リトルバスターズの男性陣が、妨害側に回っている事は知っている。だが・・・
美魚(ここまでするとは・・・)
そう、もし彼が、ただ単純に飛行機を妨害しただけなら、それは意味の無い事だった。
理樹は、すでに西園に気付いていた。その状態でいくら西園の飛行機を防ごうとも、理樹の詮索は避けられない。
そうなれば、信用が無くなる事、ならびに、西園との強制会話は避けられない。
だが、彼はあえて「寝ている状態で、寝惚けて食べてしまった」形を取ることで、それらを回避した。
さらに、突っ込み役の理樹を煽る行動をして、騒ぎを大きくする。
これにより、教師の監視の目は強くなった。西園は下手に動けなくなる。完璧だ。
美魚(でも、何よりも恐ろしいのは、おそらく「狙ってやってない」という事・・・!)
そう、井ノ原真人とは、恐ろしいまでの天然男。
彼の天然は、今回のゲームの中では、かなり高いハードルとなるだろう・・・
今更ながら、西園は、彼の大きさを感じていた。
美魚(下手に手を出すのは、危険ですね・・・) 『キーンコーンカーンコーン』
教師「よーし、起立」
『ガタガタガタ』
教師「礼」
理樹「ありがとうございましたー」
数学の時間が終わった。
教師「おい、井ノ原、直枝、ちょっと来い!」
理樹「・・・はい。真人!行くよ!」
真人「う・・・ん・・・?ぬおっ!?カジキマグロはっ!?」
理樹「寝惚けてないで!ほら!」
まだ夢の中で魚と格闘している真人を引っ張って、先生の所まで行く。
内容は、ちょっとしたお説教だ。まぁ、あれだけの騒ぎを起こしたのだから仕方が無い。
ただ、真人がお説教の最中にも関わらず、何回もボケてしまったのが原因で、大分長引いてしまったのはどうかと思う。
『キーンコーンカーンコーン』
教師「む・・・もう時間か。いいか!?二度とするんじゃないぞ!」
理樹「はい!すいませんでした!」
教師「まったく・・・・」
『ガラガラッ』
理樹「・・・・・・・・もう、真人!何してるのさ!」
真人「・・・んあ?俺、なんかした?」
理樹「って、今更目が覚めたの?もう・・・」
あきれながら、席に着く。
なんだか、この1時間だけで、大分疲れたな・・・
昼休み。
今日はご飯、どこで食べようかな・・・と、考えていると。
小毬「理樹くーん」
理樹「あ、小毬さん。どうかした?」
小毬「いやぁ、あのぉ、そのぉ〜」
理樹「?」
なんだか小毬さん、おかしいな・・・
小毬「今日、い、一緒におおお屋上d」
鈴「キャットスライディーング!」
『ズビシュアッ!』
小毬「あうっ!?」
理樹「はい!?」
・・・状況を説明すると、何かを言いかけた小毬さんに、鈴が突撃した。
数匹の猫と一緒に。
鈴「おお、理樹。ぐうぜんだな」
理樹「全然偶然じゃないよね?」
鈴「見ろ、猫達がお前と遊びたがっているぞ。さぁ行こう」
理樹「ちょ、ちょっと待ってよ!」
グイグイ引っ張っていこうとする鈴を引き止める。
理樹「一体何!?いきなりどこに連れて行く気?」
鈴「空気読め、空気」
理樹「わけわかんないよっ!」
尚も僕を引っ張っていく鈴。そこで・・・
小毬「待ちなさいっ!」
なんと、小毬さんが怒声を上げた。 小毬「鈴ちゃん、覚悟は、できてるかなぁ〜?」
立ち上る青白い狂気。なんだか、キャラがまったく違うっ!?
鈴「ほう・・・小毬ちゃん、私とやりあうつもりなのか?」
僕の手を離し、小毬さんと向き合う鈴。こっちもなんだかキャラが違う!
小毬「鈴ちゃん・・・あんまりナメないほうがいいよ。
私は、容赦しない・・・!その猫ちゃんと逃げるなら、今のうちだよ!」
鈴「私と猫達は、どんな時も一緒だ・・・!
そっちこそナメるなよ、お菓子マニア(スウィーティー)。
我が眷属、貴様になど劣らぬ!」
なんだか完全にキャラが崩壊し、バトルを始める二人。
小毬「ぬわああああああああ!」
鈴「てやああああああああ!」
理樹「どーなってんの!?」
恭介「お、理樹。一緒にメシ行こうぜ」
理樹「ちょ、ちょっと!自分の妹が完全にキャラ崩壊してるのになんとも思わないの!?」
恭介「たまにははっちゃけさせるのもいいさ。さ、行くぞ」
理樹「え・・・う・・・うん・・・」
強引に引っ張られていく僕。
・・・本当に、いいのかなぁ?
美魚「鈴さんには簡単になびかないのに、恭介さんには簡単についていく理樹君・・・
ハァハァ・・・」
来ヶ谷「・・・・・・相変わらずだな、君は」
美魚「はっ!?」
小毬「・・・はっ!理樹君は!?」
鈴「あ」
杉並「直枝君だったら、さっき棗先輩とどこかにいったけど・・・」
小毬「ええぇー!?」
鈴「あのバカ兄貴ー!」
6時間目。
体育の時間だ。
今日は男子は体育館でドッヂボール。
真人「ほれ、パス!」
謙吾「うむ。理樹!」
理樹「うわっ!?」
『バシィッ!』
パスされたボールを思わず取りこぼす。しかし、
橘(仮名)「うおっと、危ないな」
近くにいた人が、相手チームに渡る前にボールを取ってくれた。
理樹「ご、ごめん」
橘(仮名)「気にすんな。ドッヂはチームのスポーツさ!」
なんて爽やかなんだろう、橘(仮名)君。でもきっと、君の出番はこれだけだよ。
そんなこんなでドッヂは盛り上がり、白熱したバトルへとなっていった。
そんな中。
葉留佳「フフフ・・・」
体育館の二階で、葉留佳は一人ほくそ笑んでいた。
葉留佳(計画通り。
わざわざお姉ちゃんに協力を頼んだ甲斐があったなぁ)
無論、彼女にこのゲームの事を伝えれば、参加するのは必然。
本来の意図を隠しての協力というのは、葉留佳には中々難しかったが、愛の力がそれを可能にした。
葉留佳「待っててね、理樹君・・・」
保健担当の先生は、まだ家で寝ているだろう。
睡眠薬を手に入れるのには一苦労したが、それも二木のお陰でなんとかなった。
最大の難題は、体育教師のその時間の担当クラスをどうするか。
情報操作に情報操作を重ね、時には実力行使もした。
毎回手伝ってくれたのになんのご褒美もない。一番可哀想なのは妹思いの姉であろう。
葉留佳(まぁ、利用されたと思って諦めてもらお)
葉留佳「私が理樹君と結ばれた、後でね☆」
この後の手はずは整っている。
橘(仮名)がわざとボールを外に取りこぼし、それを取りに行く。
その時に、葉留佳が同じ見た目のボール(超硬化Ver)を渡し、橘(仮名)がそれを理樹に投げつける。
当然、運動音痴の理樹は、同じチームの橘(仮名)からのボールを受け止められるわけもない。
顔面にボールを当てられ、倒れこむ理樹。そこに偶然(という設定)で通りかかる葉留佳。
他の男子達はドッヂボールに夢中になっている。葉留佳が保健室に連れて行くという事に、なんの抵抗も感じないだろう。
葉留佳「さぁて・・・それじゃ、そろそろ動きましょうか」
手に持った手鏡で太陽光を反射し、橘(仮名)の顔に当てる。
合図は1回の照射で事足りた。
橘(仮名)「おーい!パスだパス!」
早速行動を始めた橘(仮名)を見て、ほくそ笑む。
やっぱり、風紀委員の権力は絶大だ。
葉留佳「け・い・か・く・ど・お・り☆」 規制とかで書き込めないので一旦停止
出発までに全部アップできるよう頑張ります ボールを渡し、1階に潜み、中を窺いながら待機する。
丁度、橘(仮)が投げる所だった。
橘(仮)「いっくぞぉぉぉぉ!でりゃあああっ!」
葉留佳(演技派だなぁ・・・)
渾身の力で投げられるボール。それは、一緒に外野に出ていた理樹へと向かい・・・
『バスンッ!』
理樹「うぶっ!?」
見事に顔面にぶつかるボール。すでに葉留佳は爆笑しそうだった。
本人も、ここまで計画通りに進むとは思っていなかったのだろう。
後は、理樹が倒れこむのを待つだけ・・・・
だったのだが。
理樹「いたたー」
葉留佳「!?」
葉留佳(バカな・・・あれだけの硬さのボールが顔面に当たったら、最低でも鼻血は出るはず!
それなのに、何故平気なの!?)
恭介「なんだ、三枝。予想ガイですって顔だな」
葉留佳「なっ!?」
葉留佳が後ろを向くと、そこには・・・
恭介「よ。もしかして、これを使うつもりだったのか?」
葉留佳が用意したボールを持った、恭介が立っていた。
恭介「まだまだ甘いな。まさか一日でここまでお膳立てするとは思わなかったが・・・
それもここまでだ」
葉留佳「そ・・・そんな・・・」
いくら策を張り巡らせようとも、彼だけは騙せない。
リトルバスターズのブレインにして(21)。誰よりも狡猾なその男が、にわか策略家に待ったをかけた。
葉留佳「認めない・・・認めない・・・・!あたしは負けて・・・!」
恭介「負けさ。お前は策を張ったが、俺は見破った。
どこからどう見ても、お前の敗北だ」
葉留佳「そ・・・そん・・・な・・・」
愕然として、その場に崩れ落ちる葉留佳。
恭介は、そんな葉留佳を置いて、去っていった。
二人共授業はどうしたんだとか、そんな野暮な突っ込みはしてはいけない。 放課後。
時刻は16:00。
今日は色々と連絡事項があり、HRが少し長引いていた。
なんでも、どこかのクラスで、交通事故にあった人が多数出たそうだ。
みんな、不注意なんだなぁ。
教師「よし、それじゃ終わるか。全員、起立!」
『ガタガタ』
教師「礼!」
理樹「ありがとうg」
謙吾「理樹、走れっ!」 理樹「え・・・・うわっ!?」
突如走りこんできた誰か。そして、それを防ぐ謙吾。
小毬「鈴ちゃん、今!」
鈴「わかったっ!」
すかさず、机を蹴って上から襲い掛かる鈴。
理樹「うわぁっ!?」
思わず、傍にあったかばんで自分を庇う。だが、
真人「させるかっ!」
今度は真人が防いでくれた。
理樹「え!え!?」
謙吾「真人、理樹を頼む!」
真人「おう!よっこら・・・せっ!」
理樹「うわっ!」
突然かつがれる僕。
理樹「な、なにするのさっ!?」
真人「すまねぇ理樹・・・わかってくれっ。
お前のためなんだ!」
理樹「僕の・・・ため?」
そういえば、朝もそうだった。
謎の黒い人影が放った吹き矢から身を挺して守ってくれた真人。
きっと、何か事情があって、僕を守ってくれているんだろう。
なんで鈴や小毬さんが僕を襲うかはわからないけど・・・
きっと、純粋な二人の事だ。騙されているに違いない。
そうとなると・・・
理樹「謙吾っ!」
謙吾「ああ、わかっているっ!任せておけ」
さすが謙吾、頼りになる。
鈴と小毬さんを謙吾に任せて、僕をかついだ真人は走り出した。 2階の廊下を(真人が)走っていると、前方に人影が見えた。あれは・・・
理樹「西園さん!?」
僕たちの前方には、西園さんが立っていた。
走ってくる真人にまったく動じず、真っ向から見つめ、そして・・・
美魚「突然ですが、ここで短歌・俳句の歴史についてご説明しましょう」
真人&理樹「んなっ!?」
まさかの作戦に、僕達は硬直した。
肉体労働にはめっぽう強い真人だけれど、難しい話には物凄く弱い。
そんな話をされてしまったら、あまりの難しさに倒れてしまうだろう。
今からこの場所を離れるには、場所が悪すぎる。僕達が逃げるよりも、西園さんが話を始める方が早いだろう。
真人「くそっ!」
猛スピードで方向転換し、逃げようとする真人。
理樹「ダメだ、間に合わないよっ!」
悲鳴をあげる。しかし、次に聞こえてきたのは、
美魚「なっ・・・!これは、絶版になったハズの・・・!」
歓喜に身を震わす、西園さんの声だった。
理樹「・・・え?」
思わず、後ろを見る。
そこには、どこから沸いたのか、大量の薄い雑誌と、その傍に佇む茶髪の高校生がいた。
恭介「真人!ここは任せろ!」
真人「助かるぜ!いくぞ理樹!」
理樹「うん、ありがとう、恭介!」
すぐに走り出す真人。
後には、二人だけが残された。
西園「・・・逃げられて、しまいました」
恭介「言っておくが、追わせないぜ?」
西園「いえ、追います。
・・・あなたを、倒して!」
恭介「面白いことを言うな。
いいぜ、かかってこい!」
こうして今ココにも、キャラが崩れまくった存在が爆誕した。 1階廊下を疾走する真人(と、かつがれてる僕)。
真人も大分疲れているみたいだ。息があがってきている。
と、そこへ・・・
葉留佳「はるちんアターック!」
真人「ぬあっ!」
突如足に攻撃をしかけてきた葉留佳さんを、辛うじてジャンプして避ける。
だが・・・
来ヶ谷「甘いぞ!」
―――今度は、横!
どこに隠れていたのか、横から来ヶ谷さんが飛び出してきた。
それを、思いっきり体を捻って回避する。
それはもう、絶技といってもいい領域の動きだった。
真人「くっ・・・あぶねぇ・・・」
着地し、退治する僕達。
さすがに僕も、真人から降りた。
葉留佳「もう変に考えるのはヤメヤメ!
あたしらしく、正面から突破するのだーっ!」
来ヶ谷「もうヘトヘトの君に、私達二人を止められるかな?」
いつもの天真爛漫な笑みを浮かべる葉留佳さんと、こちらもいつも通り妖艶な笑みを浮かべる来ヶ谷さん。
絶体絶命。そんな言葉が思い浮かんだ。
怪しく手を動かしながら迫ってくる二人。もうダメだ!
僕一人じゃどこまで逃げられるかわからないし、第一、今の状況の真人じゃ来ヶ谷さんを押さえられない。
来ヶ谷さんのスピードにかかれば、僕なんてすぐにつかまってしまう。
真人「くそっ・・・!俺一人じゃ・・・」 ??「そうね、一人じゃ無理かもしれないわね。
でも、ここにもう一人、そこの子にお仕置きしたい人がいるのよ」
突如後ろから聞こえたセリフ。
振り向くと、そこには・・・
二木「葉留佳、私を利用しようだなんて、いい度胸してるじゃないの・・・!」
怒りに燃える、最凶の風紀委員長が立っていたっ・・・・!
葉留佳「お、おねーちゃん!?なんで!?」
二木「さっき噂を聞いたのよ。まさか、そんな事だったなんてね。
私を利用して抜け駆けなんて、見損なったわ」
葉留佳「げ・・・!もしかしてはるちん大ぴーんち!?」
えーと、よくわからないけど・・・
とりあえず、助かった?
二木「そういうわけだから、井ノ原君。不本意だけど共同戦線よ。
わたしは葉留佳をやるわ」
真人「おう、それじゃ俺は来ヶ谷だな」
俄然元気付く真人。たしかに、1対1なら勝機はある。
この後繰り広げられるであろう大活劇に、思わず唾を飲み込む。
そんな僕に気付いて、真人が声をかけた。
真人「理樹、・・・逃げ切れよ。
俺達のためにも」
理樹「!」
そうだった。
今の僕に、ボーッとしてる時間なんてない。
理樹「・・・ありがとう、真人、二木さん!」
闘気をバチバチと散らす4人に背を向けて走り出す。
そしてその途端響く、激しい戦いの音。
すでになんでこんな事になっているのか、それすらも抜け落ちたまま、僕はある場所を目指していた。
そして、辿り着いた。
すでにヘトヘトだったけど、なんとか辿り着いた。
満身創痍の体に鞭を打って、扉に手をかける。
そして・・・
『ガラガラっ!』
理樹「クドッ!」
クド「わふっ!?リキ!?」
僕は、料理部の部室まで辿り着いた。
クド「ど、どうしたのですかリキ!?」
理樹「クドに・・・渡したいものが、あってさ」
そういって、偶然掴んだまま離さなかった鞄を手元に寄せる。
そして、その中から、念入りに包装してある一つの袋を取り出す。
タオルでグルグル巻きにしていたからか、幸い割れてはいなかった。
理樹「バレンタインデー、ありがとう。本当に嬉しかったよ。
これは、お礼なんだけど・・・」
そう言って、僕は、唯一の手作りクッキーの袋を、クドに渡した。
クド「わ、わたしにですか!?」
理樹「うん。頑張って作ったんだ。
・・・食べてくれると、嬉しいな」
クド「わふー・・・リキの手作りですか・・・(そういえばゲームの事、すっかり忘れていました・・・)」
嬉しそうに袋を見つめるクド。
その姿を見て、決心が鈍る。
もし拒絶されたら、この笑顔がみれなくなるかもしれない。
そう思うと、あと一歩が踏み出せなかった。
でも・・・今しか、ない。
他の人たちは皆校舎にいて、邪魔が入る事は確実に無い。
そして何より・・・今日はホワイトデーだ。
―――今やらなくて、いつやるっていうんだ!僕のバカ!
意を決して、僕は口を開いた。
理樹「そ、それとさ、クド」
クド「はい?なんですか?」
理樹「突然だけど・・・さ、
―――――ずっと前から、好きでした。付き合ってください!」 来ヶ谷「・・・随分と大胆なんだな、彼は」
葉留佳「大分と順序無視してますけどネ」
美魚「なんと・・・直枝さんは(21)だったのですか・・・」
恭介「はいはいお前等、余計な外野は引っ込むぞ」
小毬「う〜・・・もうちょっと、見たいなー」
謙吾「俺も理樹の手作りクッキーが欲しい・・・!」
恭介「こらこら、五月蝿いぞ。
バレる前に、さっさと消えるぞ」
なおもぶーぶー言い続けるメンバーたちを追い立てつつ、最後にもう一度、恭介は後ろを向いた。
恭介「こんだけやってやったんだ。・・・後は、自分で頑張れよ?」
全体的にグダグダですいません;;
私の勝手な事情になるのですが、私はあと20分で夏までPCをほとんど使えなくなる状況となるので、
急ピッチで仕上げてしまいました。
至らぬ点は多々ありますし、最初はむちゃくちゃやる気で張ってた伏線も回収できていません・・・
正直、文を書くことをこんなにも大変だと思った事はありませんでした・・・
どうせしばらくはPCを触れないので、その間に自分の文を書くスキルを充実させていきます。
最後に。
こんな駄文に付き合ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
また、この文を読んで不快になられた方、本当に申し訳ございません。若気の至りとでも受け取って、
お許しいただけるようお願い申し上げます。
また、作者はEXはプレイしてないので、さやは出せませんでした。ざざみ?時間が(ry
さらにいっとくと、一部キャラの性格が崩壊or呼び方が原作と違う所があります。
もうどんだけぶーぶー言われても気にしないので勘弁してください。
追伸
クドが大好きで悪いですか。出番は無くともくっつけたかったんですよばかやるう。 うむ、少年よくやりとげた
おねーさんからのご褒美だ
つもずく ぐっじょぶだ!
クドがおとなしいと思ったらそういうことだったのか 作者より捕捉説明
今回のは全員で仕掛けたのではなく、恭介が仕掛けた物です
他の人は巻き込まれただけ
最後のシーンは、「やっと追い付いたけどなんか入りづらいし、見てよっか」な感じとお考え下さい
蛇足かもしれませんが、一応。
あと、途中で誤字がありました。
真人が来ヶ谷の襲撃を避けたシーンですが、退治ではなく対峙です。 スレが止まってる隙に本スレ見て思いついた小ネタを投下!
鈴 「こまりちゃんの星は凄いな、あたしとこまりちゃん二人分のお願い事をかなえてくれた。
凄い、うん、くちゃくちゃ凄いぞ」
小毬「えへへ。これは手作りだから、そんな力があるのかもしれないね」
鈴 「なに!?こまりちゃんが手彫りで頑張って作ったのか?」
小毬「私じゃないよ〜。
これは、お母さんの知り合いの元美術教師の人が作った世界でたった二つのお星様なのです。
その子の妹さんが事故にあっちゃってね、お姉さんはずっと妹さんが目覚めるのを願ってたんだ。
妹さんも、お姉さんが結婚するって知って、幸せな結婚式が出来ますようにって願いながら
お星様を作ったんだって。
その二つのお願いがこめられたお星様を元に作られたのがこの髪飾りなのです」
鈴 「そうだったのか。偉いぞ、星」
美魚「……ですが、それだとこれは星ではありません。ヒトデです」
小毬「ふええっ?なに言ってるのみおちゃん、これはお星様だよ」
美魚「いいえ、ヒトデです」
小毬「で、でも……」
美魚「ヒトデです」
小毬「ふえええええん、これはヒトデじゃな〜〜〜い〜〜〜〜」 ものすごく過疎ってるな
ここは恭介×理樹のガチホモネタでも書いてスレを潤してやるか じゃあ来ヶ谷×鈴の百合にするか?
それとも理樹×沙耶の純愛ものがいいのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています