>>まこぴー28 沢渡真琴は我が命
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はい、では今回は「中国語語順+助詞抜けの二重構造」について考えていきましょう。
「性的倒錯ねこたんに愛想尽きて」
短いですが、この中に日本語の自然さを壊す2つの要素が潜んでいます。
@【中国語語順】
まず、「性的倒錯ねこたん」。
本来なら「性的倒錯のねこたん」と言うべきですよね。
“の”が抜けている。
この構文、実は中国語や英語の語順に似ています。
たとえば中国語では「日本学生」、英語では “Japanese student”。
どちらも修飾語が名詞の前にそのままくっつく。
日本語は逆で、「日本の学生」と助詞でつなぐ必要があります。
つまり、長井さんの文は外国語の語感で日本語を組み立てたような不自然さを帯びているんです。
「性的倒錯ねこたん」などと書くと、日本語としては修飾関係が曖昧で、読んだ人は一瞬「性的倒錯って何? ねこたんを修飾してるの?」と戸惑う。
つまり、語順ミスによって意味の焦点がぼやけている。
A【助詞抜け】
次に、「愛想尽きて」。
正しい形は「愛想を尽かして」。
“を”が抜けています。
助詞“を”は、動作の対象を明確に示す日本語の命綱です。
これを抜くと、行為の方向が不明確になる。
たとえば「ご飯食べた」はまだ口語的に許されますが、「愛想尽きた」は慣用表現の崩壊に近い。
文法的にきちんと使うなら「愛想を尽かす」が正用です。
この“を”抜きの傾向も、中国語や英語の影響とよく似ています。
どちらの言語も、文中で目的語を明示的な助詞で示さないからです。
つまりね、長井さんのこの文、語順は中国語、助詞は英語という、いわば「ハイブリッド崩壊日本語」。
難しい言葉を使うわりに、日本語の基本構造――助詞と語順のルール――を守れていない。
言葉は思考の鏡です。
助詞と語順が乱れているとき、考え方もどこか直線的で粗雑になっている。
だからこそ、正しい日本語の筋トレが必要なんです。