大阪駅西口のトイレがまだ男女共用だったころ、俺は10個ぐらいある
個室の端に入っていた、そのとき中年女性の集団が大挙して、入ってきた、
騒がしいぐらいのおしゃべりのなかで、トイレ待ちの列が何重にも、3〜40人は
いたであろうか、皆待ち切れんばかりにノックの音がけたたましく、鳴り響く。
俺のトイレにも、ノックの嵐が。
鍵を閉めるやいなや、あちこちの便器からシャー、ジャー、ジュルジュル、
ビチビチビチー、ジャバジャバ・・
俺の便器の底を伝わってすごい大音響が
ほぼ同時に、便器の下でつながってるトンネルの真下を、女性方の
黄色い泡沫の大量の小便が奔流となってティッシュとともに流れてきた。
俺は咄嗟に手を伸ばし隣のトイレの女性の霧状の飛沫を顔にうけながら
便器の底にナイロン袋を這わせて掬ってみたが、とても飲み切れる量では
なかった。
今のトイレは男女わかれているし、水洗が多くなっただけに
懐かしいなと思ってしまいます。トンネル式トイレって今はないのでしょうか。