ばあちゃるカプ妄想総合スレ part2 [無断転載禁止]©bbspink.com
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
0001ほのぼのえっちさん2018/12/02(日) 19:40:25.43ID:???0
ここは株式会社アップランドが運営する.LIVEに所属している世界初?! 男性バーチャルYouTuber ばあちゃるのカップリング妄想(白馬組、アイドル部など)に関するスレです
また、ここは未成年閲覧禁止のえっちな隔離スレです
ここでの話題の外部へ持ち出し、本人やそのファンへの迷惑となる行為やDMは自重しましょう
また、他sage・他ディスは厳禁です
スレの性質上、荒れやすいのでage進行です
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・age進行推奨。E-mail欄(メール欄/メ欄)は空白にしましょう。
・次スレは>>970が宣言してから立てること。無理ならば代理人を指名すること。指名なき場合立候補して立てよう
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.LIVE公式
https://vrlive.party/member/
ばあちゃる公式ツイッター
https://twitter.com/BAyoutuber

※配信の実況は禁止ではありませんが、まったく関係のない実況(レス)は控えましょう

前スレ

ばあちゃるカプ妄想総合スレ【🐴】part1
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/pinkcafe/1536863401/
0002ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 00:41:14.10ID:IV0xogJo0
スレ立て乙
能力ものめっちゃ期待してるんでね、どんどん投下してくださいねハイハイハイ
0003ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:10:10.77ID:tAen2kZR0
それじゃ、ここに投下します
2話「素手より刃物」

短刀は強い。人を殺せるから。

このナイフには、魔力がある。

なんだってやってのける力がある。



このナイフに鋭利さなんてものは無い。モノを切ることすら出来ない「お飾り」のナイフ。でも、このナイフが私に勇気をくれる。

このナイフが、北上双葉に「本物」を持たせた。
0004ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:10:54.01ID:tAen2kZR0
このナイフは、アイドル活動をする時に着る衣装の一部である。「ゆるふわナイフ」の二つ名に合わせた可愛らしいガーターナイフ。

このナイフに不思議な力があると気づいたのは最近。着替えの時、ナイフを外すと力が抜ける感覚がある。やる気が抜ける、とでも言うのか。

気の所為かと思ったが。これが毎度毎度続くからには少しは訝しむものではないだろうか。気になったので、ナイフを調べてみると、ナイフに不思議な刺繍。

ハートマークとアルファベットのAの文字が縫われているのを見つけた。こんな模様があったのかは思い出せない。深くは考えることは無かった。

とりあえず。

ナイフがあれば私は強い。

やると決めたらやり遂げられる。




けれど。

やり遂げられないことだってある。

私は、自分のプロデューサーに告白したことがある。しかし、彼は私の告白を受け入れてくれなかった。

彼曰く、プロデューサーとアイドルの関係だから。
彼曰く、まだ私が子供だから。

現実的に考えれば、叶わない恋なのだ。彼にだって、立場はあるのだ。初恋は叶わない。そんな言葉が頭をよぎってしまう。
私は失恋の悲しみで泣いた。彼の前で泣いた。そんな私を、彼は優しく抱きしめて慰めてくれた。
やめてよ。優しいあなたを諦められなくなるじゃない。私、もっとあなたが好きになってしまうよ。

でも、そんな貴方だから好きなの。

諦められないの。

今だって。明日だって。何時だって。

この恋を拗らせたのはあなたのせい。
責任を取ってもらわなきゃね。
0005ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:11:19.87ID:tAen2kZR0
計画は単純。襲撃。
夜になったら、寝込みを襲う。
アイドルだからとは言わせない。関係なんて知ったものか、私を分からせてあげる。
子供だからとは言わせない。私は大人の女だって、体で分からせる。

なんなら脅してでも愛させる。

用意物は、いつものアイドル衣装に、ロープと催淫剤と睡眠薬。あと、ナイフ。
これらをカバンに突っ込んでおく。ナイフは懐に忍ばせる。

私にはナイフがあるから怖くない。
0006ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:11:51.80ID:tAen2kZR0
彼の部屋をノック無しで開ける。
いきなりイレギュラー発生。彼は、起きていた。こんな時間まで、彼は私たちの為に仕事をしていた。

「あれ、ふたふたじゃないですか。どうしたんですか、こんな遅い時間に」

「ねえ、私を見て。私、可愛いでしょう?」

「はいはいはい、今日もとっても可愛いですねぇ!」

「私のこと、好き?」

「…。もちろん好きですよ!」

好きなら、受け入れて。
1歩ずつ、彼との距離を狭めていく。

「ねぇ。」

「……。」





「抱いて。」
0007ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:12:13.91ID:???0
「……。」

「双葉ちゃん。悪いが、君をそんな目で見れないんだ。諦めてくれないか。」

「嫌だ。私はあなたが好き。」

「僕は、君のことを」

「なら言うこと聞いて!」

私のナイフが彼の顔の横で光を跳ね返す。彼の顔はマスクで覆われて見えないが、恐らく内心穏やかではないだろう。私だってそうなのだ。

「……。落ち着いて、ナイフを下げてくれ。」

「両手を上げて、ベットまで歩いて。」

彼の声は聞こえない。私の心は、行動内容と愛情以外考えられない。愛なくしてレイプなんてできない。ナイフを首元に突きつけていく。少し、刃が肉に食い込んで赤い血が流れ出る。
0008ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:13:33.20ID:tAen2kZR0
動かない彼がもどかしくて、無理やり腕を掴んで押し倒した。彼は力なく床に伏せる。

私は、彼の上に跨る。一旦ナイフは近くに置いておく。彼のマスクを奪い取る。

彼のマスクをつける理由は知らない。とりあえず、彼の唇に直接キスをしたいから外した。彼の容姿は、例えるのならば■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

とても愛おしい。食らいつくように、キスをする。彼はされるがままに蹂躙される。口の中に下をねじ込む。息が切れるまで、口付けを交わした。

彼の首元を流れる血を舐めてみた。鉄の味。味に関してはそれ以外に感想はない。しかし、彼の血だ。言い知れぬ、高揚を感じる。もっと、欲しいけれど。やめておこう。

服を脱がせる。否、脱がせると言うより、剥ぎとる。

彼は、少し抵抗する。やめろ?やめるわけないだろうに。私も服を脱ぐ。ナイフだけは、取らない。
0009ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:14:49.19ID:???0
彼の一物は隠せきれないくらいに大きくなっていた。私で欲情してくれて嬉しい。私だって準備万全。私の太ももにまで愛液が滴るほど興奮し切っている。前戯は要らなそうだ。

「まだ、取り返しがつく!考え直してくれ」

「うるさい。黙って私を愛して!」

ナイフはもういらない。素手でやる。
首を緩く絞めながら、押さえつける。ああ、可哀想に。苦しそう。私が気持ちよくさせてあげる。
0010ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:16:11.04ID:tAen2kZR0
押し倒してからはもうノンストップだった。彼女の脳内はアドレナリンで溢れまくり、破瓜の痛みはゼロに等しいものだった。

彼女は、彼の首に手を添えながら腰をふる。首を絞める力はそこまで強くない。酸欠になるかならないか程度の問題である。

彼のモノを優しく彼女の膣が締め付ける。滑らかに濡れ切った内部が彼を刺激する。部屋に、淫らな水音と乱れた呼吸音。

「んっ……んっ……好きっ…………もっと…………もっと…………」

愛の言葉は単純なもの。

快楽と愛欲に溺れ、彼女はひたすら腰を振る。もう、彼女の脳内はピンク工場だった。

一方、彼は呼吸困難。抵抗する力も失っている。彼は、後悔の念に包まれながらも、襲われる快楽にどうしようも出来ずにいた。快楽は蓄積される。

「……うぅ…………駄目だ…………はやく…………離れて………………!」

彼は果てそうになる。必死に堪えようとしているが、彼女の腰の動きは無情にも止まらない。むしろ、彼の言葉に反応して勢いを増した。刺激が強くなり、もう、彼は堪えられなくなった。

「…………!!!」

勢いよく、精液が流れ出る。彼女は、それに合わせて、彼に腰を押し付ける。彼女の体の奥深く、子宮の中まで注ぎ込まれる。熱の篭った液が、彼女を絶頂へと至らせた。

彼女は、糸が切れた人形のように倒れ込む。慣れないことで体が疲労しきった。彼の熱い体の上で、穏やかな気持ちにつつまれて眠りに落ちた。
0011ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 01:17:24.19ID:tAen2kZR0
「設定解説」

ハートのA 「女王の短刀」

効果→所持者の意志の力を増幅させる。意志の力が増大になった際、所持者の能力を向上させることもある。

やる気増幅器だと思えばいいです。

「あとがき」

深夜テンションです。御察しください。

包丁突きつけられて逆レされたい。
0014ほのぼのえっちさん2018/12/03(月) 19:28:52.09ID:???0
精神リョナ自重兄貴もかこうよ注意書きいれとけば大丈夫大丈夫イケルイケル
0015ほのぼのえっちさん2018/12/04(火) 12:49:36.74ID:NXRix+580
一昨日アップされたもちもちのASMR、ばあちゃるくんに対して言ってると思うと最高にやばーしーっすねこれね。
0016ほのぼのえっちさん2018/12/04(火) 13:26:34.20ID:???0
そういえば動画作るのに何度も相談したとか言ってたね
あれの練習台とか撮影係とかでも妄想が美味しい
0017ほのぼのえっちさん2018/12/04(火) 20:30:57.01ID:???0
とりあえず、投下しますね
3話「時止めを何時使うのさ?」

今日も、私は時を止めてプロデューサーに色々する。時止めの直後に上手く押せば時間が延長できる。慣れれば長い時間色々やれる。だから、その、いろいろ、しました。
幸いというのか、誰も私の能力を知る人はいない。言っても信じないだろう。

最初は抱きつくだけに抑えたけれど、抱きつくうちに彼の香りにもっと包まれたくて、時間延長の練習を始めた。0.1秒。誤差の時間だ。
流石にここまで抑えられれば誰も気がつくことは無いだろうと思う。正直言って自分でも恐ろしい執念に思える。慣れすぎて寝起きでもできるようになった程だ。
そこまで努力したからこそ、今がある。

彼のマスクを外して、彼にキスをした。時が止まっていても、少し恥ずかしくて。頬に軽くする程度。いつか、彼のファーストキスが欲しい。でも、勇気が出ない。できることならば彼の方からリードされたい。

彼の体をじっくりと眺めたりした。時間が止まっているからこそ、近くまで来て眺めることが出来た。色々と体を触ったからこそわかったのだが、そこそこ筋肉質である。昔は運動も結構やっていたと聞くが、今も現役なのだろうか。
0018ほのぼのえっちさん2018/12/04(火) 20:31:19.93ID:???0
今日も、私は彼にしがみつく。初めての時は大胆にはやれず、背中から。今は真正面から。時折飛びついてみたりすることもある。でもそれをすると、後で彼は綺麗に転ぶ。

時止め中に、少し、致してしまったことがある。けれど、ほんの少し、だ。初めてやった時、抱きついて陰部を押し付けてやったからか、我に返った時に彼のズボンに染みを付けてしまったことがあってからは滅多にやらないことにした。
最終的な自己嫌悪感もそれなりにあった。

とりあえず、私は時止めライフをエンジョイしてる。眠い時にこれを使うと寝るのを延長できるので便利だ。
0019ほのぼのえっちさん2018/12/04(火) 20:31:52.70ID:???0
最近、プロデューサーと双葉ちゃんの距離が近いと感じる。どうしても、彼女が彼にベタベタと擦り寄っていくように見えて。私と彼は交際関係にある訳では無いから咎めることはできない。心の中に黒い感情が渦巻いて仕方ない。嫉妬と言うやつだ。気持ちを喉元で押し留める。



いつもの様に時を止める。彼女も当然のように動かない。



彼女の動かぬ前で。
彼のマスクを脱がせ、唇にキス。



勢いのままにやってしまった。


けれど、少ししてやったりな気分になれた。
0020ほのぼのえっちさん2018/12/04(火) 20:33:53.58ID:???0
「設定解説」

二つに割り切れない数と心。

→数自体にそこまで意味はないです

→とりあえず意味深な事を言います

「あとがき」

寝取りとは言えないかなぁ。
とりあえず今のところ時系列は作品順でいいです。

今スレに貼ったら短いと気づいた…
もうちと次は頑張ろう

pixivにも同時投稿させて頂いております。過去作も是非お願い致します。

→今作1話
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10442311
0021ほのぼのえっちさん2018/12/04(火) 20:51:40.51ID:???0
丁度うまーじゃん見ながらスレ開いたらとんでもない玉馬ですねこれ完全にね
0022ほのぼのえっちさん2018/12/05(水) 03:00:04.45ID:???0
とんでもなく素晴らしいたまばあですねこれ完全にね、設定解説とかも素晴らしい一品になってると思うんでねハイハイ
0023ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:37:41.59ID:???0
投下します
4話 「結界孤島」

「ねえ、この気持ちは一体何?」

「それは。」

「この気持ちは異常なの?」

「独占欲。」

「抑えていいの?この気持ちは。」

「異常なのは、何時だって加減であるって相場は決まってる。」

「正常であることに意味はあるの?」

「自分が幸せな方を選びなよ。これがあなたの恋でしょう?」

「失敗が怖い。」

「感情に正解はないよ。考えるだけ無駄。」

「自分に素直になりたい。」

「命とは個人差。噛み合うのも運次第。」
0024ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:38:15.80ID:???0
17歳の誕生日。正確には17.001。
電脳は歳をとらない。

プレゼントに貰った黒い手袋。布の内側のタグにハートマークと数字の3だけが書かれていたのは不思議に思ったが、汎用性のありそうな手袋である。

手袋は、パッケージごと包装紙に包まれていた。手袋にパッケージ、違和感があるがそれほど価値あるものなのだろうととりあえず納得付け。パッケージには、折りたたまれた紙が一緒に入っていた。

「女王の手袋」
・指で対象を囲うと隔離をすることが可能です。
・解除には対象の前で手をたたいてください。
・着用者は隔離の影響を受けません。

なんでしょう、これは。
丁寧にイラスト付きで訳の分からないことが書いてある。

イラストを真似して、指でフレームを作る。さて、この手をどうしようか。とりあえず、コップにフレームを重ねる。

「隔離」
0025ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:38:43.30ID:???0
唱える。これで良いのだろうか?
何もコップに変化は見られない。

コップに手を伸ばした。

普通にコップに触れた。いつも通りの挙動で水は揺れる。何も、何も、変化はない。一体これはなんだったんだろうか。しょうもないことに時間を使ってしまったようだ。

手袋を外す。あの紙は厨二心をくすぐられた人がいれたんだろうな、と結論づけておく。

嗚呼、喉が渇いたな。

私こと金剛いろは、コップに手を伸ばす。


手は弾かれる。
0026ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:39:02.67ID:???0
コップに嫌われたか?

否、今見えない壁に阻まれたような感触がした。手の侵入は只管と拒絶される。コップは平然としてそこに佇む。少し体を動かした際に小指を机の脚にぶつけた。痛みにわたしが悶える間も、コップの水は波を立てない。

あらゆる物も侵入を拒み続ける。コップだけじゃない。コップのある空間が拒絶する。布を被せたら箱を包んだように四角く垂れた。

落ち着け、落ち着いて、私。
そもそも、どうしてこうなった。

ゆっくり、しばらくの行動を振り返る。

手袋、そうだ手袋の「隔離」。もしかしたらそれかもしれない。そうとなれば、早速。

手袋を身につける。

手を叩く。手袋が、ポフッと音を立てる。
被せていた布がコップにドボンした。隔離は解けたようだ。

この手袋、もうちょっと調べてみよう
0027ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:39:35.03ID:???0
隔離。滅多に使うことはなさそうだ。

家にゴキブリが出たので封じ込めた、それ以外に実用的に使えた試しがない。オマケに、上手に隔離できたのは6回目。効率も悪すぎた。

でも、何かロマンがあるじゃない?

巫女の私が、結界みたいな能力が使える。ほら、なんというか、その、凄いじゃないですか?

それで、いつ使うの、と聞かれたら返答には困ります。



この手袋は、とりあえずしまっておこう。
何かに使えるだろう。多分。そのうち。
0028ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:40:53.39ID:???0
最近悩みがある。

私の心の中に、少しずつ広がりゆくモノ。
何故だろうか。とても独り占めがしたい。
私のプロデューサーを誰にも渡したくない。彼は、私のモノではない。誰のモノでもない。彼は、彼自身の所有物。けれど、私は彼が欲しい。欲張りだろうか。誰にも渡したくない。

誰にも指一本触れさせたくない。

嫉妬。どうすりゃ触れさせられないようにできるか。簡単な方法なら、単純に皆から遠ざければいい。でも、それをどうやるのか?理想を叶える手段は大体面倒くさいものだったりコストが大きかったりする。

隔離。そうだ、あの手袋があるじゃない。

でも、待って。彼の意思はどうなるの?

ちょっと、考えよう。

私の心の黒と白が離別して、討論を始め出す。

自分の心が噛み合わない。

ええい、ここはとりあえず自分のやりたいようにやってやる。
0029ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:41:53.41ID:???0
さて、夜になりました。
手袋をつけて、ドアの周囲を隔離。ドアには触れぬだろう。私は触れる。

彼は、起きていた。

なんだか、魂の抜けたような横姿。
ふとこちらに気づいて私を呼びかける。

「どうしたの……?」

「いえいえ、なんでもないですよ?ゴンゴンは何か用ですか?」

「私は特に用はないよ。暇だから、来たの。」

「この部屋、あまり面白いことないっすよ?」

「いいよいいよ、暇潰しだし。」

適当に言葉をかわす。
今は、ただ彼の姿が気がかりになっている。

部屋は静寂が支配する。何も起こらない。
気まずさというものも若干生まれてきた。
0030ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:43:16.25ID:???0
待て、私はそもそも何故ここに来た?
この部屋には私と貴方。誰も入る余地はない。

ならば、出来ることだってあるはずだろう?

少しばかり、下劣な考えに至った自分を嫌悪する。いくら何でも、出会ってすぐヤる程節操が無い訳では無い。けれども、彼になら私は女を捧げられる。捧げたい。それは彼のことが好きだから。

自分が彼に対して好意を抱いているのは自覚している。この気持ちは、最近日に日に強くなっていく。

今だって。




私は自分のやっていることを自覚している。仕方ないのだ。これは彼が悪いのだ。私をここまで抑えきれないほどにしてしまったのは、彼が原因なんだから。



「ねぇ、責任は逃れられないよ?」

「私からも、逃がさないよ。」

「ずっと、ずっと、一緒に居てよ。」

「愛させて。貴方に愛されなくてもいいから、私のモノになって?」

「私とひとつになって。」

「貴方は私だけ見てればいいんだよ?」

「受け入れて」

「抱きしめて」

「愛して」

「好き」



わたしのもの。
0031ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 19:46:37.88ID:???0
「設定解説」

ハートの3 「女王の手袋」

効果→一言に言えば隔離能力。手の指で囲った対象をあらゆる物から隔離する不可視の結界で囲う。手袋の装着者は結界の影響を受けないため、通り抜け自由。効能範囲は30m。結界は正方形。

「あとがき」

そろそろ話の展開を大きくしていく必要性を感じてきています。

身に余る程の愛が欲しい。余りすぎて殺されるくらいには愛されたい。

以上です。

能力案が、汎用性の無さそうなものしか思い浮かばない。意外とストーリーを作る上での能力考案は難しいのですね。

根幹としては恋愛なので、能力で愛を示せるようにしたいんですよ。それでも汎用性の無き能力にロマンもないですし、露骨すぎると思いませんか?
0034ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 21:57:39.90ID:???0
おつおつおー
自分なら目を合わせてる間意のままに操れるとかほのぼの特化にしちゃうな
まあ体位とか限られてほのぼのしにくそうだが
0035ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 22:16:51.04ID:???0
>>33
私の作品群でのちゃる君像は誠実な気の良い優しいお兄さんという立ち位置なんで、その性格故に2話でのアレが未だに気にかかってるんですよね。もうちと背景描写しっかりするべきか。次の話で彼自身の葛藤も書けるように頑張ります

心の中を書くのが難しい。
せや、私がちゃる兄になるんや……!
0036ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 23:11:47.94ID:???0
ばあちゃるの異世界転生物全然書けない
頭の中では大雑把にまとまってるのにいざ書くと話がゴチャゴチャして中々進まなくなってしまう
0037ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 23:24:50.98ID:???0
不死身 壁抜け 瞬間移動 分裂 軟体 ウビバブレイク
転生する前からチートやん...
0038ほのぼのえっちさん2018/12/06(木) 23:52:40.26ID:???0
そうだな…そもそも電脳世界事態なんでもアリな場所だから異世界とかやる必要ないんだよな
0039ほのぼのえっちさん2018/12/07(金) 05:51:01.91ID:???0
ちゃるくんが異世界に飛んだら半人半獣のモンスターと間違えられそう
0040ほのぼのえっちさん2018/12/07(金) 10:54:49.13ID:tb1i+t0X0
馬みとは結構すこ
お互いを理解し認め合う感がすこ
0041ほのぼのえっちさん2018/12/07(金) 12:39:00.22ID:???0
ほのぼの木馬

あずき「あずきの手料理のお味は如何でしょうか?ばあちゃるさん」

ばあちゃる「いやいやいやこれ物凄くうまーしーですよこれホントに」

あずき「そうですか。なら……あっ」

ばあちゃる「ん?」

あずき「すいません、ばあちゃるさんの使ってるお箸あずきのと配り間違えてました」バッ

ばあちゃる「ええ!?ちょいちょいちょ・・・」

あずき「ん、どうしました?」モグモグ

ばあちゃる「い、いえ・・・(最近の子ってこういうの気にしないんですかね?)」モグモグ
0042ほのぼのえっちさん2018/12/07(金) 16:07:04.69ID:???0
最近fgoの方で実装された赤兎馬と陳宮、馬とシロちゃんに置き換えて二次創作を見るとなんかこう、いいですね………へへっ
0043ほのぼのえっちさん2018/12/08(土) 02:16:34.13ID:CL51scgB0
同じことを考えてる奴が居たとは...
0046ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:41:21.99ID:???0
投下します。
5話「けっかい」



「待ってくれ」

「どうしたの?私を愛してくれる準備が必要?」

「僕は、君を、君達をそういう風に愛することは出来ない」

「じゃあ、気を抜いて私とお話して?悪いようにはしないから、さ」

「そういうことじゃあないんだ。君と深い関係を持つことは出来ないんだ、分かってくれるか?」

「わかった。じゃあ、軽い関係から始めよう?」
0047ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:42:18.85ID:???0
彼の四肢は赤い帯で縛られていく。彼の手足に紅い蝶が止まった。逃がさないと囁くように蝶はヒラヒラとはためく。逃げようにも、振り払おうにも、異様に強い力を少女からぶつけられて、抵抗しようにも軽くあしらわれる。

これを愛の力とでも言うのか?これを火事場の馬鹿力とでも言うのか?もがいても、もがいても、蝶は死なない。

「ねぇねぇ、聞いてよ」

「私ね、誕生日の時にこの手袋貰ったの」

「これね、凄いんだよ」

「不思議な力が使えてね、何でも閉じ込められるんだよ!」

「今もこれ使ってるんだ」

「この部屋には誰も来ないし、誰も見ることは出来ないから、さ」

「世間体も人の目も人間関係も忘れましょ?」
0048ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:42:50.13ID:???0
「待て、僕は、責任を果たさなきゃ行けない人が」

「だから言ってるでしょ?ここは浮気だってバレないよ」

「ラブなホテルに連れ込むよりも安全」

「この部屋のカメラも盗聴器も全部捨てておいたから」

「恥ずかしがらなくたっていいんだよ?」

「私がいいって言うんだから安心して身を委ねてよ」

「それでも」

「ねぇ、忘れてよ」

「駄目なんだ」

「私だって譲れない」

「僕には大事な人が」

「あなたは私の所有物だからね?勘違いしないでよ」
0049ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:43:07.95ID:???0
彼には、責任がある。

北上双葉との関係。男なら誠実であれ。少女に手を出してしまったのだ、原因はどうであれ、責任の追及は逃れられぬ現実。事実。スキャンダラスな問題なのは確定。オマケに彼女はアイドル。自分はプロデューサー。ファンにこの関係性を認められるだろうか?

肉欲に溺れるな。情欲に流されるな。
これ以上の堕落は更に許されない。
今だって許されない。

これは自分自身の問題である。



「大丈夫だって、私がいるんだよ?」

「みんなに嫌われたって、私が愛してあげる」

「私だけ見てればそれだけで幸せになれるの」

「これってとても素敵だと思うでしょう?」
0050ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:43:34.41ID:???0
「ダメだ、僕は、堕落しては行けないんだ……!」

「まぁまぁ、騙されたと思ってさ」

「1回私とヤリましょ?ね?」

「駄「拒否権はあげないよ」



スーツをはだけさせる。
マスクをはぎ取る。
ベルトを緩めてズボンとパンツを一気に下ろす。

彼女も自分自身の服を脱ぎ捨てる。
恥や外聞は愛情の心が排除した。
純真な心と、ただただ欲望のみ。

歪んだ欲情と、真っ直ぐな視線。

彼女の目には彼以外に何が映ってるのだろうか?
0051後ほど投下再開します2018/12/09(日) 13:44:38.11ID:???0
彼女の巫女服が脱ぎ散らかっている。
悠長に畳む時間はいくらでもある。けれど、これから男を強姦しようというのに、強姦魔は時間をかけて丁寧に服を畳むのだろうか。

彼の服ははだけさせられている。脱いではいないが、着てはいない。腕と脚をリボンで結んだが故に脱がせることができない。手順を間違えたな、と少しばかり後悔しただろう。

でも、これはこれで、趣があるのではないか。女性に縛られて強引に犯される事なんて、早々ないだろうし興奮してくれるといいな。無理矢理から始まる恋だってあっていいと思う。

嗚呼、喜んでくれるかな。私で気持ちよくなってくれるかな。

もう私は我慢できやしない。
0052おまたせしました2018/12/09(日) 13:56:08.02ID:???0
彼の股間へ目を向ける。未だに彼のソレは萎え切ったまま。私の体を見て興奮しなかったのか、それはそれは、悲しいことで。私の裸体では彼を満足させられなかったのだろうか。彼は目を閉じていた。

なんにせよ、彼の体が受け入れ体制になってくれなきゃヤることヤレない。手袋を外して、近くに放り投げる。手袋は向かい合って重なり合い、パサりと音を立てた。


やさしく、ソレに触れる。柔らかい感触。彼女は右手で包んで弄び始めた。彼女が弄れば弄るほど彼の男根は意志に反して反応を大きくしていく。掌に収まらなくなる。手に熱を、血液の鼓動をかすかに感じる。

「もう……こんなに大きくしちゃって、さ」

「説得力ないよね」

彼の抵抗の言葉は途切れかける。
0053ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:56:37.09ID:???0
「不可抗力、なんだ、頼むよ」

「もうこれ和姦だよね、挿れるね」

「待っ「待ってと言われて待つやつはいないいなーい」」

彼がそうであるように、彼女もまた臨戦状態である。彼女の左手は先程から忙しなく陰部を慰め続けている。欲し続けて、手は滑りを帯びていた。

それ故に、すんなりと彼女の体に挿入された。痛みはある。彼女の体の奥深くまで、彼のソレが入り切った後、ひと休憩。

処女の痛み。処女を散らす事を一般的に破瓜(はか)と言う。

さよなら純潔。ようこそ肉欲。

処女喪失の血は出ない。処女を失ったのを理解させてくれるのはこの痛みだけだ。

心の痛みは消えにくい。今も、失ったハズの痛みが頭の中で暴れ続ける。本当にこれでよかったのだろうか。

でも、仕方ない。失った処女は再生しない。ヤるしかないのだ。

彼女は腰を動かし始めた。



痛みは消えた。
0054ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:57:13.37ID:???0
嗚呼、快楽。交合うことがこんなにも気持ちよいとは。これならば、彼も気持ちよさで羽目外して受け入れてくれるだろう。気持ち良い、気持ち良い。

体の中を何かが蠢く異物感が気持ちよい。膣の性感帯を彼の棒が刺激する。彼を動けぬように拘束してあるため、彼女は必死に腰を振り下ろす。

彼から声が漏れているような気がする。彼の顔をさっきからずっと見つめているが、必死に目と口を閉じている。何かを堪えているように。そんな姿がとても愛おしく、少し寂しい。

「私を見てよ」

「怖がらないで」

「目を覚まして」

「………………。…………。」

最後の声は、彼には全く聞こえなかった。少しずつ、視界がぼやけていく。呼吸がくるしい。彼の首元には彼女の腕。



勢いよく、何かが抜けていく感覚。
苦しみと多少の快楽。彼女のナカを白く染めていた。


彼は、彼女の腹の下で力尽きた。




部屋は微かな2人の呼吸音。




ドアが開いた。
0055ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:57:43.99ID:???0
快楽の余韻で回らない頭で考えた。


目の前には、私の友人がふたり。

たまちゃんとふたばちゃん。

なんで?なんで?ドアは閉めた。ドアは隔離した。なんでドアが開いたの?


とりあえず、マズい状況。手袋を取らなくては。





彼女は気づくはずもないだろう。手袋は「向かい合って」重なっている。それはちょうどドアの方を向いていて。結界は既に決壊していた。




もう後の祭り。
0056ほのぼのえっちさん2018/12/09(日) 13:58:30.72ID:???0
「設定解説」

補足・手袋は装着してなくても、手のひら同士が重なったら結界が解除されます。

運が悪かったね。

「あとがき」

段々と内容が陳腐になっていく気がして、怖くなっていく。

以上です。
0058ほのぼのえっちさん2018/12/10(月) 19:50:36.24ID:???0
最近悩んでるのは馬と牛巻を含んだ四人コラボの時にあとの二人をたまなとふたから選ぶとしたらどの二人がいいか
0059ほのぼのえっちさん2018/12/10(月) 21:17:02.43ID:85jubgo/0
sageになってた
0060ほのぼのえっちさん2018/12/10(月) 21:20:06.55ID:???0
sageでええんちゃうの?手癖でsageてたわ

いやいやこれほんとやばーしーっすね
0061ほのぼのえっちさん2018/12/10(月) 21:56:40.20ID:85jubgo/0
候補の三人は馬と牛巻とのcpが多い(主観)メンツで、これを通して馬と牛巻のcpを考えられないかと思ってはいるんだが…
0062ほのぼのえっちさん2018/12/11(火) 00:56:02.99ID:???0
牛巻と二回コラボしてるなとなとかなやっぱり
ちゃんと動画で絡んで一緒に話してるの見ると大体こんな感じで喋り合うんだなって脳内保管しやすいしちゃる様に告白したし
0063ほのぼのえっちさん2018/12/11(火) 07:32:50.53ID:r9qr9Yt40
やっぱりなとなとは確定かな。コラボで考えると牛巻とコラボしたふたふたか、馬と実質コラボのうまーじゃんをやったたまたまか。
0064ほのぼのえっちさん2018/12/12(水) 01:43:08.62ID:???0
そう遠くない未来に来るお披露目コラボ楽しみなとなとすずすずイオリンは勿論牛巻あずきちも
0065ほのぼのえっちさん2018/12/12(水) 02:09:42.13ID:BgXxA57a0
お披露目コラボが本当に楽しみ過ぎる
0066ほのぼのえっちさん2018/12/12(水) 02:38:02.48ID:hXYdQ1N/0
絡みを公式で投下してくれるのは本当にありがたい
0067ほのぼのえっちさん2018/12/13(木) 22:04:09.05ID:DCRmaDG/0
ラジオ体操やってる馬とすずすず見て、
早朝のラジオ体操でよく会う近所のお兄さんと女の子みを感じた
なんかこう、とにかくゆるゆるな日常のノリの四コマ漫画展開できる感じのやつ
0068ほのぼのえっちさん2018/12/13(木) 23:17:43.97ID:DCRmaDG/0
イオリンのゆっくりハイペース為に振り回される馬があまりにも想像通りで草
シロちゃんに助けを求めたら逆に歯止め効かなくなってて大草原
シロイオばあの時の馬はどうあがいても受けにしか回れないということが分かったな……
0069ほのぼのえっちさん2018/12/13(木) 23:49:27.87ID:BSDq8Udz0
『馬Pがイオリの良いなって思うところ聞きたいな…(小声)』

ここほんと好き
0072ほのぼのえっちさん2018/12/14(金) 21:31:31.74ID:???0
マジでお披露目でいおばあに目覚めたわ
身長差に驚いてる部分で萌えた
0073ほのぼのえっちさん2018/12/14(金) 21:42:04.17ID:lXzRj4aU0
同僚に昇格
アイドル部の子とのカプもいいけど白馬を越える物は無いんだよなあ
0076ほのぼのえっちさん2018/12/15(土) 11:59:21.22ID:???0
ネット流行語100で馬が受賞した時、馬の話題に触れてくれたのってなとなととふーちゃんとシロちゃんなんだよね
これはつまりそう言う事ととらえていいのでは
0079ほのぼのえっちさん2018/12/15(土) 21:23:30.25ID:Z4sGDq1Y0
なとなとのツンデレ動画見たんですけど、牛巻の所でやった馬への告白の方がツンデレしてません?
0082ほのぼのえっちさん2018/12/15(土) 22:51:16.71ID:Sn46wxBk0
ハジメが馬口説いてた。
0083ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 02:26:09.99ID:1kl4TS460
いや逆、馬が会話の締めにいつものすこここノリを出しただけ

葵ちゃんを大天使認定するところは完全に親戚の叔父さんって感じのやつだよな
イオリンは娘、葵ちゃんは姪で若人のパワー全開の遊びにヘトヘトになる馬とか見たいなぁ
0084ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 03:55:52.57ID:???0
イオリンに限らずアイドル部のメンバーって馬にとっては娘みたいに思えるもんなんじゃないだろうか
0085ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 09:42:10.17ID:???0
仮にドル部の誰かが馬と付き合ってるのが発覚したらドル部ファンより馬組のが発狂しそう
0086ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 11:08:55.22ID:jhDfaYWW0
「馬はシロ以外の女の子の方が……」
「めめめはさ、シロ以外にも好きな娘……」
などのセリフを見ると、シロちゃんって結構独占欲強そうですねぇ……ヤンデレシロちゃん……
0087ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 15:00:08.21ID:???0
個人的にはシロちゃんと馬が付き合っていてほしい
0088ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 17:03:06.63ID:???0
兵姫のサガか・・・殺人の衝動を馬が発散させてるんだよな・・・
0089ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 21:55:41.02ID:TQSL1LuA0
ほのぼの(馬カプスレ)白馬好き
0090ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 22:42:59.22ID:???0
ニコニコのシロちゃんの動画でたまに見る「彼氏の口調移ってますよ」ってコメントすこ
0091ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 22:56:44.67ID:???0
インスピレーション湧かないので短編
「題:き せ い」

「君はアイドルだから」
初恋は叶わない。お決まりの台詞を吐いて、彼は私の恋を打ち砕いた。
知っている。自分はアイドルであり、目の前の男はプロデューサーなのだ。私の恋は許されない。許してくれない。私の恋は殺さなければいけない。
それでも、どうしようもない私は。未だに彼への想いを忘れることなんか出来なかった。この恋を忘れてしまうことが、とても怖くて。

心に抑えつけた感情は、歪んだ形で溢れ出るものだ。あの告白の後、私の生活は規則正しく動く。早朝に起き、学業に励み、アイドルとして活動し、彼を想う。
時に、彼の家を訪ねる。彼の仕事を手伝う。彼の後ろにいる。何かと理由をつけては、彼の傍らにいる。ただ、彼の心に私を、私の爪痕を残したくて。彼が、私から離れてしまわないように、私を忘れさせないように。

「御付き合いしている人がいる」
彼は、そんな戯言を言い出した。私の前でよくそんな事が言えるものだ。彼に詰め寄り、私は責め立てる。彼は、ただ謝るだけだった。ただ、怒りが募る。
感情に舵を切らせると、私の体はひとりでに動き出し、彼を床へと押し倒していた。左手は、彼の首元へ。

彼への脅しの言葉は、とめどなく溢れ出る。言葉の短刀を彼の喉元や目先へと突き立てる。彼の目は虚空を見ていて、私を見ていないのだ。また、彼は私から逃げようとしていた。私から逃げることは許されない現実なのだ。右手が、彼の首元へ。

両手をゆっくりと押さえつけていく。
肉の感触。
0092ほのぼのえっちさん2018/12/16(日) 23:17:06.83ID:???0
彼は、私の腰の下で苦しそうに悶える。私の目から、逃れることは出来ない。あの巫山戯た覆面でもかぶっていれば多少は逃れただろうが。
苦しむ彼の姿が、とても愛おしく映る。胸の内が熱くなる。私が彼に抱く感情は、恋だというのか。それとも、愛というのか。

「やめてくれ」
無駄な言葉が何度も述べられる。私が首を絞めている時に、死にそうになりながら。私が引き続き押し倒している最中に。私が服を脱ぎ捨て始めた時に。なんどもその言葉が繰り返される。
首を絞めるのは流石にやめたが、それ以外は抵抗の余地を与える訳が無い。彼の力はとても弱い。そんな力で本当に私に抗おうとしていると言うつもりなのだろうか。反吐が出る。

これはあなたのせいです。
彼の服を脱がし、彼を私が犯した。
必死に抵抗し始めてたが、トドメをさした後は、もう何も言葉を発さなくなった。我ながらとても酷い文言であると思ったが、現代は女性優遇社会。男性が何を言おうが、結局は女性が有利になってしまう。
流石にこの状況、彼は言い逃れもできない。

行為は淡々と行われ、彼は私の膣内で尽き果てた。この時も、彼は必死に抵抗を繰り返した。それもそうだろう。枯葉私を孕ませたくないのだろう。
嗚呼、なんと彼は卑怯なのだろうか。私はあなたを逃がさないと言ったのに。ただ、仕方ない。そんなあなたを好きになったのだから、全てあなたの責任で、私は首謀者なだけであるのだから。

彼には、今日、俗世間で言う危険日であることを伝えた。その後、唖然とする彼の唇を奪って部屋を後にした。

私の姓が「八重沢」から変わるのが楽しみだ。
0094ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 00:05:00.63ID:r/WNvaot0
流石八重沢NTR……
0095ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 00:10:06.61ID:lx6+r9HK0
馬が攻め側に回る光景があんまりしっくり来ないからなぁ
逆レは非常にしっくりくる
0096ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 00:32:07.50ID:???0
「おはようはいこれ、馬。プレゼント。」
「えぇなんすかシロちゃんなんかお祝いありましたっけ今日?なとなとにもさっきプレゼントもらったんすけど…」
「いやクリスマスだし…ていうかなとりちゃんに何もらったの?」
「………仕事で忘れてたっす。まだ開けてないけど多分形的にネックレスだと思いますけどそれがどうかしたんすか?」
「(……なとりちゃん、誰のプレゼントよりも身につける時ばあちゃるの肌に近いものにしようとしたんだね……あの子本当に抜け目ない……ていうかいくら好きな相手とはいえ恋人でもない相手にネックレスとかシロの二連続ネクタイよりいろんな意味で重いんじゃ…)」
「シロちゃん?どうかしたっすか?体調悪いとか?」
「…なんでもない、プレゼントきちんと使ってね」
みたいな
0097ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 00:32:11.20ID:E/5C2Z9s0
何でここの読者はみんな話に出てきてないシロちゃんがNTRれたと思うんすかねぇ…
0098ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 00:43:02.69ID:???0
馬が攻めというかアイドル部の子相手に積極的になんかするのは想像つかない
というか俺の中で馬って結構異性へのパーソナルスペースは広めだと思ってるからあんまり自分から頭撫でたりって感じの触れ合いは妄想せんな
0099ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 01:00:10.86ID:???0
なるほど

イオリ「うまP!お菓子作ってきたから食べて!」
ばあちゃる「ちょいちょいちょイオリンそんな急に口に入れ……んむ・・・」
ばあちゃる「・・・おお!美味しいですねこれホントに。いやーこんなに美味しいお菓子作れるなんてイオリンすごい!かしこい!」ナデナデ
イオリン「えへへ……」
なとり「・・・」



なとり「ばあちゃるさん、お菓子作って来たのでお一つどうですか?」
ばあちゃる「いやばあちゃるくんよりシロちゃんに渡した方が喜……」
なとり「いいから!余っちゃったので!!!」
ばあちゃる「ちょいちょ・・・んぐっ…!」
なとり「どうですか?」
ばあちゃる「・・・ええ、凄く美味しかったですよ。いやいやいやなとなと才能ありますねこれ完全に」
なとり「・・・そうですか」
ばあちゃる「?」
0100ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 01:15:57.49ID:7Lbe1WAB0
短編「題:いーと」

最近の私はプロデューサーの家へ行くことが日課となっている。

以前、彼の家を覗いた時に彼が摂っていた食事は、私に彼の健康状態を案じさせる位には粗雑なもので、無理を言って私が料理を作ってあげたのが始まりである。
私の料理は好評である。料理が下手という訳ではない為、人並みには料理出来る。
ただ私の料理には、隠し味がある。

今日の料理はカレー。私が作る料理は無難なものがほとんどだ。失敗すると面倒だし、食べさせる訳にもいかない。隠し味に、私の血を少量。
「うっかり」包丁で指に切り傷を付けてしまった時の血を使っている。「勿体ない」し、「食べさせたい」からだ。彼は、その事実に気づかない。私が指を切って慌てて絆創膏を探している最中に、事は済ませた。

人が狂うにはキッカケというものがあるのがほとんどである。私、北上双葉がこの奇行を始めた些細なキッカケ。うっかり自身の汗を料理に落としてしまったこと。汗入りの料理を彼に食べさせた時の妙な背徳感にハマってしまったのだ。
奇行は段階を進めて、どんどん異様なものへと変わっていく。髪、唾液は時折よく入れる。経血を入れた時は、流石にバレるのではないかと内心ヒヤヒヤしたものだ。何事にも鈍感な彼は気づかないよだが。

今日も異物料理。

私の性癖はエスカレートする。
0101ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 01:25:08.48ID:???0
日時の変わり、翌日。

今日の隠し味は睡眠薬。唐突に薬を混ぜてみたくなったのだ。突発的な行動に深い理由付けをしたとしても、所詮それは「後付けの」設定なのである。
彼は、何も知らない。何も疑うことも無く、私の手料理を美味しそうに平らげて。数分程度の沈黙を経て、コロリと横になった。

無防備な彼を見る機会は何度もあった。普通に学園で居眠りしていたり、家で寝ている様子を覗き見たりするので、別段貴重な様子ではない。ただ、「何をしようが」起きそうにもない彼の状態がレアなのである。
とりあえずやったことは。つついたり。体をまさぐったり。顔を埋めたり。

私が彼に対して性欲を抱くとは思わなかった。こういうのは、おおよそ男性の持つような性だろうと思っていた。だが、女にも性癖や性欲もある。目の前には、「丸裸」で「大好き」なプロデューサー。襲わない理由なんてない。

彼は気づかない。

寝ている間に貞操を奪われていた事実。
今後、自身のアイドルが妊娠する事実。
0102ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 01:41:58.23ID:???0
嫉妬ええよね
公式で嫉妬が感じられる場面あるっけ
0103ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 02:01:15.62ID:???0
「馬P、お願いがあるんだけど今って大丈夫なのかな?ダメだったら、大丈夫まで待つから言ってね!」
「大丈夫ですよー。イオリンのお願いって一体なんですか?ばあちゃるくんが出来ることなら何でもしちゃいますよ!」

「あのね、イオリショッピングしてみたいの!シロちゃんとかアイドル部の子達と一緒に電脳空間でーこれ可愛いねとか似合ってるねって言い合うのとか」
「あとみんなでお茶会してみたいな!なとちゃんのお茶ってどんな味なのか気になるし、そしたらイオリ色んなお菓子を持っていこうかな!」
「あとあと電脳世界で手を繋いだらどんな温もりなのか調べてみたいかな。くっついたら何かしあわせーって感じに、なるならそれってすっごいことじゃない!」
「あーいっぱいやりたいことあるんですね。なるほどねー。」
「馬Pはイオリとやりたいことないの?イオリがやりたいことなら何でも一緒にやるよ。」
「いやーイオリンそういうのはあんまし言っちゃダメっす。何でもって言うのは危ないっていっつもシロちゃんに言われてますからね。」

「それで馬Pいつ一緒にショッピング行ってくれるの?」
「ちょっと待っててくださいね。シロちゃんの時間が空いてる時探しておきますから。」
「そういえば、イオリ最近100円ショップ見て回るのが大好きなんだよね。卵の輪切りカッターとか綺麗なペンとかが幾らで売っていると思う?」
「え、100円じゃないんですか?」
「ブップー。200円で売ってたんだよ!びっくりでしょ!思わず買って帰ってきちゃった。そうそう、イオリお買い物頼まれてたんだけど、馬P案内してほしいな!」
「……オーケーです。どこ行くんですか?」
0104ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 02:01:24.30ID:20EZdFSf0
ごんごんがもちにゃんのお披露目生のあとに「馬Pがデレデレしてて気持ち悪かった」とか言ってたのは嫉妬ぽかった気しなくもない
ごん馬ええよな
0105ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 02:24:32.78ID:???0
「えっとね。新しい洋服がね欲しいなって思ってて、イオリの服って和服でしょ。」
「洋服っすか。あんまりばあちゃるくんは知らないっすね。」
「それで、かわいい洋服って言ったらふーちゃんにいつもどこでお洋服買ってるんですか?って聞いたらね、イオリが行ったことない場所だったの。それで馬Pが一緒だったら大丈夫かなって。」
「わっかりました。それだったら瞬間移動でも良かったと思うんですけど。」
「イオリね、車の助手席で運転してるの見てみたいなって思ってて、馬Pにちょうどお願いしちゃおうって思ってたんだ!」
「車の助手席ってすっごいいい景色だね!車のナンバープレートが良く見えて、イオリ車のナンバーで名前つけているんだ!馬Pの車のナンバーって何番なの?」
「たしかー……469でしたね。」
「あー後ちょっとで白組さんだったね。でも大丈夫!馬Pは白組さんの中の白組さんだから!」
「ありがとうございます?」
「いいなー助手席、運転してる人の顔ってカッコイイですよね。だからすずちゃんの顔もすっごいカッコイイと思うんだよね!特にすずちゃんの助手席は楽しいだろうなー。」


「イオリンもうすぐ着きますよー。イオリンが服買い終わったら連絡してくださいね。」
「馬Pイオリ一人でだと迷っちゃうと思うから一緒に来て欲しいんだよね。そうだ!馬Pの新しいマスクも考えていこう!」
「馬Pのマスクって他にも試してないの?馬Pは身長高いからカッコイイ服が似合うよね!だからカッコイイマスクをつけてカッコイイ声出してみようよ!」
0106ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 02:48:43.27ID:???0
イオリンの台詞考えられるの凄いな…
畳み掛ける感出ててすばら
0107ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 02:52:00.25ID:???0
「イオリンが買いたい洋服ってこれくらいでいいんですか?もっとたくさん買っても大丈夫だと思うんですけど」
「洋服もねたくさんあると何着るか迷っちゃうよ。それに馬Pの好きな洋服ってこういうのなんだよね。シロちゃんが着てるような服が馬P好きなんだよね?」
「まぁそんな感じっすね。洋服も買えたし帰りましょうか。もうすぐ暗くなってきますし。」


「馬Pちょっと喉渇かない?イオリ馬Pと喋ってるのが楽しいからずっと喋ってて喉乾いちゃった。実はここって美味しいカフェがあるんだって!たまちゃんとふーちゃんでここまで買い物した時に見つけたんだって。」
「そこってかわいい系に見えないらしいけど中は森のなかみたいなんだって。ちょっと休憩して行こ!」
「あーイオリン走ったら危ないっすよ。ゆっくり行きましょう。」


「こういうお店に入ったら、いつも何頼むの?イオリはココアにしようかな。」
「俺はっと……ばあちゃるくんはコーヒーっすね。砂糖もミルクもなしでゆっくり飲む感じっす。イオリンはいつもはどうしているんですか?」
「他のアイドル部の子達のオススメをね。イオリも皆と同じの飲みたいなーって思ってて、それで話してた飲み物探して飲んでるかな。今日のココアは」
「シロちゃんにはココアにマシュマロを乗っけていつも渡してますよ。後はもう少しミルク多めにしてますね。」
「馬Pって何でもシロちゃんことなら知っているんだよね。もうシロちゃん博士だね。」
「もちろん、ばあちゃるくんはアイドル部博士でもありますからね!シロちゃんだけじゃないですからね!」

「今日はほんとにありがとう!これでみんなと一緒にする時にイオリが色々教えてあげられるようになったよ。」
「全然大丈夫っすよ。また何かお願いがあったら何でも言ってくださいね。」
「分かった!じゃあお願いなんだけど、手を繋いで歩こ!そうすればやりたかったこと全部叶うから!」
「それは……」 「馬P何でもって言ったよね?」


「電脳世界でもね誰かと触れ合っているとすっごい幸せな気持ちになれるんだよ!馬Pも幸せになれたらイオリはすっごく嬉しいな!」
「そういえば馬P知ってますか?赤ちゃんが触れ合うと泣き止むのってやっぱり自分のお母さんをしっかりわかっているからなんだよ。赤ちゃんはお母さんが大好きだよね。」
「私たちも赤ちゃんだから馬Pのことみんな好きだからね。馬Pも勝手に決めつけたらダメだからね!」
0108ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 03:03:27.05ID:???0
イオリンので頭為になった馬がお願い何でも聞いちゃうせいで、イオリンがずっと馬にくっついているお話ください。

終わりです。イオリンはどんどん間合いを詰めていく気がします、気づいたらずっと一緒にいるお願いをしてくるので恋愛面でのダークホースだと思います。
0109ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 03:06:25.80ID:???0
正直いつ逆レされるかヒヤヒヤしてた
やっぱりイオリンは性善説の擬人化なんやなって…
0112ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 07:52:55.85ID:ExyZY6Nc0
とんでもなくたまらない一品のイオばあすこここ
お披露目会でも為の過剰供給で思考停止させてただただお願いを聞く状態に追い込んでたし、
倫理的に真っ当なアプローチで逃げ道を塞ぐ系ヒロインの座が似合うな
0113ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 07:54:24.37ID:???0
「馬P馬Pお願いがね、あるの」
「はいはいはい、何でも言ってくださいね。」

「馬Pこれってなんだか分かる?」
「これ完全にアレっすね。あーちゃんと説明しますって。」

「馬P一緒にご飯食べに行こ!」
「すこーし待っててくださいね。」

「馬Pっていつも何してるの?」
「最近はアイドル部の動画見ながら、サッカーの試合見てるっすね。」

「馬Pって大っきいよね。イオリやってみたいことがあるんだよね!」
「何でもいいですよ。ばあちゃるくんにならっすけど」
「ありがと!そうそう大っきい人に抱きつくとどんな感じなのかな?ってでも皆ダメって言うんだよね。でも馬Pなら大丈夫だよね!」
「えっ」「はいドーン!」

「馬Pイオリを背負って歩ける?」
「全然余裕っす。」

「イオリ眠くなって来たから、馬Pの布団で寝てるね。」
「好きに使ってくださいね。あーイオリン用の布団でも用意しますか。」
0114ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 08:11:34.75ID:???0
「風紀の乱れはばあちゃるさん!最近ずっとイオリさんといて何しているんですか!今日なんか朝から手を繋いでここまでやって来て。朝帰りですか!」
「なとちゃんうるさい。馬Pいこ。」
「んなっ!?イオリさんが私にうるさいって言ったんですか?」


「馬Pコーヒー入れてきたよ。一緒に飲も。そうだ。実はね暖かい飲み物って人肌まで冷ましてから飲んでみたことないんだよね。人肌って自分の温度が分からないし、2人で冷ましてみよ!」


「馬Pはいお弁当。美味しかったどうか聞かせてね!お弁当っていえば、昔お弁当つけてどこ行くの?って言われたことあってイオリお弁当なんて付けてないのに!っていったら頬の大っきいご飯粒をとって本当にって言われたな!」


「馬P、また一緒にねよ。馬Pが後ろにいるとねイオリとっても暖かいんだ。これって体が暖かいんじゃなくてきっと心がすっごい大好きーでいっぱいになってるからなんだよ。」
「馬Pこれからもイオリをどうかよろしくね。イオリと一緒にいてくれるだけでいいから。」
「……OKです。ちゃんと説明して何とかしてみますね。」
0115ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 08:18:21.93ID:???0
終わりです。人にお願いするなら自分で作りました。

自分だけの世界を持ってて他の人に話してもなかなかわかってもらえない、そんな馬と仲がいいシロちゃんがいた気がしましたが、イオリンに全部一瞬で持ってかれました。

シロちゃんが持ってない積極性で一気に距離を詰めて、自分の世界に引きずり込んでそのまま逃がさないイオリンは馬に特効あると思うんですよ。
0116ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 09:04:58.49ID:Svj5FGSp0
風紀の乱れはばあちゃるさん!で草
ずっと馬についてくるイオリンってカルガモ親子みたいでかわいいな
0117ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 09:13:55.89ID:???0
ちゃる君ってやっぱりご飯はコンビニ弁当やカップ麺で済ませてるのかしらね?
太ってる感じにも見えないし、トレーニングをしてるのか、それとも過労でやつれてるのか…
一回りあちゃるの時に確かめてみたいわね
0118ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 09:41:17.18ID:Svj5FGSp0
>>117
忙しそうだし、出勤日のお昼とかはそれで済ませてるのかもね。りあちゃるの身体見る限り、ストイックな生活してそうだけど
0120ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 10:12:59.08ID:???0
ちゃるくん腹出てないのに胸のあたりがデカいから結構筋肉質だと思う
0121ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 10:51:15.56ID:deYp6P2R0
イオちゃる好き
0122ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 11:33:11.91ID:ExyZY6Nc0
イオばあすこここここ
シロちゃんは対馬だと為よりもツンを出しちゃうからな
だからこそデレの破壊力が誰よりもデカいと思うので良いんだが
0123ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 12:13:06.24ID:???0
最近白馬少ないし自分で書こうほのぼの白馬

いろは「えーうまぴードーテーって本当?」
ばあちゃる「ちょいちょいちょいごんごんイキナリ何言い出すんですか!?」
たま「そうだよいろはちゃん。童貞の馬Pが可哀想だよ」
ばあちゃる「いやいやいやたまたままでそんな事……」
なとり「ちょっと二人とも!ばあちゃるさんが童貞でもどうでもいいことでしょう!!!」
たま「童貞だけに?」
いろは「へへっ……」
なとり「い、いえそういう意味で言ったわけでは・・・」
シロ「ね゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛何話してるの!」
ばあちゃる「あ、シロちゃん!はいはいはい皆さん教育に悪いのでその話は終わりにしましょうね」

(そっか、ウビバも経験ないんだ……やった……!)



(まあうまぴーが経験あるなんてわかっちゃってるんだけどね)
(まあ馬Pが童貞じゃないの知ってるの私くらいだろうけど)
(まあばあちゃるさんのテクニックが凄いの知ってるの私だけでしょうね)
0125ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 12:59:06.52ID:oXAsscc+0
このシリーズなんだかんだ言って好き
0126ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 13:09:32.34ID:???0
「おはよ、うま」
「シロちゃん!良かった。この鎖を外して下さいこれがあるとばあちゃるくんこの部屋から出れないですからね。」
「うまはさ、みんなに好かれていたの知ってた?みんなうまのことが好きでうまにずーっとくっついて、わたしそれを知らないフリしてまってたのに」
「だから、うまをわたしのペットにすることにしたの。わたしをシロだけを見続ける大好きなペット。」

「シロ初めてだから優しくしてね。うまもきっと初めてだよね。他の子にてをだしたりしてないよね。そうだ、シロシャワー浴びてくる。」
「じゃあばあちゃるくんもシャワー浴びてきますね。」
「えっ」
「ちゃんと戻って来ますんでね。シロちゃんにここまで言わせて俺も覚悟を決めました。家に置いてある色々持ってくるんでシロちゃんは体冷やさないように待っててくださいね。」
0127ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 13:44:37.53ID:Svj5FGSp0
いつのまにか自力で抜け出してて草
0128ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 15:12:21.40ID:ExyZY6Nc0
一転攻勢っぷりすこ
0129ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 15:28:26.98ID:???0
この調子で今までの逆レをギャグにする馬を考えついたが、ワンパターンになってしまいそう

睡眠薬・しびれ薬⇒馬の分身が回収しに来る
ヤンデレ⇒自分から死にに行く

あと何があるかわからない。
0131ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 17:38:13.27ID:RXgD3PS80
分裂もできるしすり抜けもできるし瞬間移動もできるし時空も飛べるから、りあちゃる以外だと実際捕獲するの滅茶苦茶難しい
0133ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 20:22:05.40ID:???0
ヤンデレシロちゃんは押されると弱そういや弱い(確信)
0134ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 23:14:09.34ID:XrA24rNP0
白馬だけは相愛なんだよな…
0135ほのぼのえっちさん2018/12/17(月) 23:31:41.46ID:???0
相愛……?
寝取られて心奪われてそう
死んだ魚の目をしていそう

レイプ目の彼、なんかとてもクるものがありますね

ーーー

「どうして」

なんで貴方は泣いているの?なんで私を見つめてくれないの?私の事、嫌いなの?ねぇ、泣かないでよ。私が、泣きたい。

少女シロは、1人の男の上に跨って。
彼女は気づかない。彼の想い人は彼女ではない、他の誰か。どれだけ愛しても、彼の思いは変わらなかったこと。
知らなかったから、ただ好きだったから、彼女は無理矢理彼を慰み者にして。只管に独り善がりの愛情を擦り付けた。

彼女が本当に欲しかった「モノ」は手に入ることは無かった。
彼をレイプして、気持ち良い感情になれた。だが、何か心の中に突き刺さる何かが邪魔なのだ。彼の主導権は握れた。なのに、何故こんなにも虚しい気持ちになってしまうのか。

彼の心がそれを知っていた。
0136ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 00:58:55.63ID:???0
「イオリさんがばあちゃるさんと同棲してから1ヶ月経ちますけど、何か変わったことありましたか?」
「馬Pが今までと違って双葉達に色々話し掛けてくれるようになった。すごい親しみやすくなったよね。」
「私には、イオリちゃんといつも何話しているのか聞いて来るようになったんですけど、その時の馬Pはメモまでとっているんですよ。それがちょっと面白いかなって。」
「そうじゃないです!馬Pがイオリさんに手を出してないか知りたいんです!なんですか、アイドルと同棲って、風紀が乱れてます!」
「馬Pがイオリちゃんに手を出すわけないでしょ。イオリちゃん馬Pが話に着いてこれるようになって余計びっしりくっついてるし。」
「たまちゃんの言う通りだよ。イオリちゃんのことだから何かあったら必ず双葉たちにお話してくれるよ。」
「何かあってからではおそいんですよ!」


「お米お姉ちゃん、何かあってからって、何があるの?」
「イオリさん!?何かっていうのは……たまさん、双葉さん説明してください。」
「私わかんないなー」「双葉もー」
「んな!?……それはーきっと好きを確認し合う事ですよ。2人で一緒に寝て、からだをくっつけて、ともかく裸で眠ることです!」
「ふーんなとりちゃんありがと!それって好きな人と好きを確認し合うんだよね。馬Pもそれって知ってるのかな?イオリが好きって言ってもいっつもニコニコしてるだけなんだよ!」
「なとちゃん……」「なとりちゃん……」
「そ、そうなんですか、ともかくそういう変なことされたら必ず私に言ってください!」
「えー好きを確認するって変なことなの?ありがとうねなとりちゃん、今日馬Pに色々聞いてみるね!」
「そう!最近馬Pがわたしのお話をね全部分かってくれるようになって、馬Pも色々お話してくれるようになったんだよ!昨日はたまちゃんと一緒にお茶会してみたんだって!」
「会長!?」
「あー、イオリちゃんが馬Pにお願いしたの?」
「イオリは馬Pがもーっとみんなと仲良くなってほしいなって思ってて。馬Pがみんなと話すのって配信する時だけだったから、みんなが何考えてるかわからないんだよって。」
「イオリちゃん、もっと色々言ってあげてね。双葉が寂しがってたって伝えて欲しいな。」
「わかった!双葉ちゃんが好きそうなお店があってね、馬Pが見つけたんだって!そこでお茶に誘おうとしてたよ!あと馬P、ピカピカちゃんのぬいぐるみを買ってたよ!」
「あの、私には何かないんですか!」
「なとちゃんは嫌われてるし、イオリのことの説明するのなかなか難しいから、イオリが説明するって言ってた!忘れててごめんね。」
「なとちゃんずっと馬Pに怒ってたから。」
「もうそろそろ認めてあげよ。」
「わぁかりました!ばあちゃるさんがイオリさんに押し切られたのはわかってましたし、ただちゃんと説明してほしかっただけですし。」
「ちゃんと馬Pに伝えておくね!それじゃ、馬Pに会いにいってくる!」
0137ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 01:12:29.60ID:LvYnGdz40
馬もう悟り開いてそう
0138ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 01:33:35.65ID:???0
「星、見に行く約束したじゃないですか」
「へ?」
私八重沢なとりは目の前の白手袋白スニーカー馬スクという肌の露出が完全にゼロな中々の不審者も裸足で逃げ出すであろう相貌の男にそう話しかける。
「いやいろはさんと約束してたじゃないですか、まさか忘れたんですか?ばあちゃるさん」
たった今私に名を「ばあちゃるさん」と呼ばれた彼「ばあちゃる」は我らが風紀委員すらもひれ伏す…は流石に大げさだが
この私が通うばあちゃる学園で学園長をやっておりさらに私達アイドル部のプロデューサーを担当しているというそこそこ偉い立場の人間でもある。もっとも今こうして話しかけられ、子供のような素で忘れてたこと丸出しな反応をしている彼にそんな威厳はないのだが…
閑話休題。
そもそも女子校である彼が何故放課後まで宿舎や私たち生徒の私物もある備品整理を任されているのかというと
定例会議の際自ら誰も備品整理をやりたがる人間がいなかったからということで自分から立候補したらしい。
女子校に夜遅くまで男性が残りたがるなど何かしらの下心があるのでは…などと邪推をされそうなところではあるが彼の場合は単に「自分が不利益を被ることで誰かしらが嫌な思いをせずに済むのであれば」の思考でノータイムで答えたのであろう。
そういったところは彼らしいというかなんというか。まぁそんな彼自身の事情で残ったはいいのだが流石に一風紀委員として、一彼の友人として一人でこの量をやらせるのは…と思い私の方から手伝いをすることを会議後の昼に伝え
こんな時間まで二人で居残ることになったわけである。
そんなこんなで二人で残りながらつい先ほどまである程度片付けていたこともあり作業がひと段落した彼の背後の窓に大きな月が浮かんでるのを見た私
八重沢なとりは以前いろはさんと彼ばあちゃるさんとしていた約束を思い出し声をかけたというわけだ。
「いやはい、忘れてたとかそういうわけではないんですけどねはい。いやそんな目で見ないで…すんません忘れてたっす…」
「よろしい、というか期待はしてませんでしたから。ばあちゃるさんですし」
「いやぁ本当すみません…あっでもゴンゴンも確かこの前忘れてるっぽい反応してたような」
「…………おふたりには後日しっかりと約束を覚えることの重要性を理解していただく必要がありそうですね」
ひぃっと縮み上がる目の前の男を見ながらため息をつく。気持ちがもやもやしたもので満たされる前に横を向き窓越しに空に上る大きな月を眺めた。「三人で星を見に行きあまり喋っていないいろはさんとばあちゃるさんの二人を仲良くさせたい」
そんな淡い期待を寄せて二人に提案した約束だったがこうしてふたりから忘れられていたらしいところを見ると大して意味はなかったのかもしれない。
というよりふたりそろって忘れていたり、その忘れていた話を私の知らないところで話していたりするあたり二人とももう十分勝手に仲良くなっていたのかもしれないと思うと、余計な気を回したのかもしれない自分が少し虚しくなる。
そんな風に思考がネガティブな方に向かっている私に
「じゃあはい、今から見に行きますか?星。」
とばあちゃるさんが声をかけて…へ?
0139ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 01:34:39.96ID:???0
結局あの後私の制止も聞かず(というかハイハイ言いながら流された)校長室まで行き屋上の鍵を探している目の前の男を見ながら私は少し時間を持て余していた。このまま行けばばあちゃるさんと二人きりで星を見る事になる、それは風紀的にもまずいのではないだろうか。
別にこの男と一緒にいることが嫌というわけではないが仮にもアイドルという立場にいる人間が男性と夜遅くまで残り星を見るなどという私が普段読む少女漫画のような青春を送るなど、いやなんか王道でいいような…はっ!?
私は何を考えているのであろうか。そもそも馬スクの男と惚れた腫れたでどうこうなるつもりなど毛頭…などと混迷する思考の中彼が鍵を見つけたのであろう、片手に何かを握りながら
「じゃあなとなと行きましょうか。すんませんお待たせして。」
と声をかけて来た。流石に色々な邪な方に思考が向かっていたからか彼の話をほとんど聞かず自分の足をただ屋上の方に動かしていった。
後ろから彼が何か声をかけて来ていたような気はするが、冷静になってしまえばこうして彼と星を見に来た事を後悔するのは確実だったので聞かないフリをして適当に返事をしながら足を運んだ。……たまにはいいだろうそんな風に自分に言い訳しながら。
0140ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 01:35:58.70ID:???0
「おぉ…って曇ってますねこれ完全にね」
私の前で鍵を開けて風情もへったくれもない事を空を見上げながら彼は開口一番口にした、私も彼に続き屋上への扉をくぐり空を見てみるもなるほど彼の言葉通り一つも星は出ていなかった。
流石にこれには少し頭が冷えてしまった、考えてみればこうして彼とふたりでいることは珍しいことである。
何か話したいこともあるのだがパっと思いつくものはなかった。それこそいろはさんでもいればどうでもいいことで話題をつないでくれたのだろうが…星が見えないということで目的を見失った私は同じく宙ぶらりんになっているであろう彼の方を見る。
…?彼はそのまま夜空を見上げていた。何か見えるものがあるというのであろうか、それとも単に私と目を合わせないために…?などとやや失礼な思考の方向に進んで行く私に対し
「あれ流れ星とかですかね?」
と声をかけて来た、えっ
「待ってください!見えました!?」
「いや気のせいだったかもしれないんですけどちょっとキラッとしたような…」
「えぇー!?私も見たかったなぁ…ばあちゃるさんだけずるいですよ、なんでずっと空眺めてられるんですか。」
などと理不尽な罵倒を浴びせられやや困惑気味に笑う彼につられて私も笑う。結局のところ私は杞憂が多いのだ。こうして彼と純粋に話せる時間ができたと思えばいい、そんな風に思考を切り替えた私に彼は笑顔交じりに声をかけて来た。
「星も見えたことですしじゃあ帰りましょうか。夜も遅いですしね完全にね」
0141ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 01:37:37.08ID:???0
「………あの、なとなとなんか怒ってますか?」
「怒ってません。」
「でも」
「怒ってません。」
「はい」
あの後から私の背に向け不安げな声で話しかけてくる彼の方を向かず私は即答した。
……たしかに星が見るために誘ったのは事実ではあるがそれだけを目的に彼の誘いに乗った訳ではない。
だいたいいくら私が未成年でありこうして夜遅くまで校舎に残っていることがあまりよろしくないこととはいえもう少し私と会話をつなごうという意思はこの男にはないのであろうか…
私に対してもしや興味がないのではないか、そんな風に思っているとふと何かが向こうの校舎から光っているのが見え…!?
「ひいっ!?ばあちゃるさん今何か光りましたけど!?」
「うおぉっなんすかなとなと急に、あっ見回りっすかね…?」
「えぇ…?あっ本当だ、懐中電灯の明かりっぽい…?あっすみません」
叫びながら無意識のうちに掴んでしまっていたのであろう彼の腕を離す。特別反応もなくただスーツの裾を整える彼に、感情の読みにくい人だと思った。
もしや本当に私に興味がないのではないか、そんな風に思ってしまい暗い思考の中懐中電灯の光がこちらに近づいてくるのをぼーっと見つめていた。
ふと、思う。暗い校舎の中。二人でいる教師と生徒。知らないものからは、どう映ってしまうだろうか。………っ!
「ばあちゃるさんこっち!」
「うぉっ」
言いながら彼の腕を掴み近くの空き教室に二人で忍びこむ。
「な、なんすか急に…というか隠れる必要なんてないと思いますけど…」
そんな風に私の方に声をかけて来た。…………あぁそうか、彼は。私とはそんな可能性がないと思いこんでいるのだ。私は子供だから。ただそれだけのことで、私の気持ちを知らずに。
「………ばあちゃるさんは、あのまま星が出なければどうしてましたか?」
うつむき、下を向いたまま言った。
ほとんど無意識のうちにはなったその言葉はただ私の想いを完全に否定をしてほしい、そんな意味で言った言葉だったと思う。だからこれはおしまい。明日からは何も期待せずただの二人に戻れるそんな風に思った。
「どうするって…待ちますよ。見えるまで。時間のある限り。」
思わず顔を上げる。彼の顔、ふざけた馬のマスクを見つめる。彼はしっかりとこちらを見て答えていた。
「それがどうかしたんすか?」
「………私がいてもですか?」
「なとなとがいるからっすよ?星見たかったならばあちゃるくんはいつまでも付き合いますからね、まぁあんまり遅くまではダメっすけど…それがどうか」
「本当に待ってましたか?」
「……まぁそりゃぁ待ってますよはい。」
「本当の本当に?」
「本当の本当に」
「…そうですか」
私はこんなことで舞い上がる自分の思考を恥じた。ただ私の事をややズレながらも大事に考えて甘やかそうとしたのであろう彼の行動は私の先ほどまでのネガティブな思考を全て吹き飛ばすにたるものであった。
どうやらまだ、この気持ちは諦めなくても良さそうである。たとえそれが受け入れられることがなくとも私にとって後悔するようなものではないであろうから。
「行きましょうか。ばあちゃるさん家まで送ってもらえますか?」
言いながら彼は否定することはないだろうなと思いながら教室のドアを慎重に開けた。向こうに見えていた懐中電灯の明かりはすでにどこかへ消えていた。彼に送られながら家までの帰りの道何を話そうか、ただそれだけを考えながら彼の方を振り向いた。
0142ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 01:39:27.68ID:???0
お疲れ様です、着地点を見失いました。一応以前のスレでお宅訪問するごん馬を書かせていただいたものと同一人物です。なとばあは青春感があって良いと思います。
0144ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 01:56:26.90ID:???0
このなとばあも前のごん馬も馬組の人にはたまらない一品ですねこれ完全にね
0145ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 03:26:10.72ID:LvYnGdz40
これ書いた人ほんといい人っすね。なとなとかわいいっすね〜これ完全にね。
0146ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 03:33:54.84ID:???0
3Dなとなとのヤンデレ目やばーしー
こんな目をして馬を逆レしてると思うとさらにやばーしー
0147ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 03:34:19.93ID:???0
「馬P、今日も一緒にねよ。」
「わかった、少し待っててください。ホットミルクでも用意してきますね。それでも飲みながらお話しましょうか。」
「ありがと!ちゃんと馬Pの分も持ってきてね?2人でお話するんだよ。」

「馬P最近ちゃんとアイドル部の子達と話しているんだね。たまちゃんが教えてくれたんだけど、お願い聞いてくれてありがと。」
「そうですね、みんな頑張ってるのを見てるだけでも良かったんですけど、少しづつでも仲良くなれたらいいっすね。」
「もう!馬Pの事はみーんな大好きなんだよ。なかなか恥ずかしくて声に出してなかっただけなんだって。それにイオリも馬Pの事大好きだからね。」
「分かってますよ。イオリンが隣にいてくれると何か暖かい気持ちになってくるのが好きって事、なんですよね。」
「そう!イオリも同じ気持ち!」

「そうそう、前に見つけたんだけどね。お月様の形って毎日毎日変わっているじゃない。そのなかでイオリどれが1番好きなのか考えてたんだ。」
「イオリンはきっとどの月も大好きになれますよ。まん丸満月だけじゃなくて、何にもない新月の時でもね。」
「そうなの。イオリお月様ならどの形も大好きなんだけど、馬Pはどれが好き?」
「俺は三日月っすね。いやなんていうか、すこーし欠けていてもそれでも輝いているじゃあないですか。ああいうふうになっていきたいからですかね。」

「……馬Pはさ、イオリの事好きなんだよね。この好きって特別な好きって奴なのかな?皆言っているんだよ。馬Pはイオリがお願いしたから一緒にいるって。それってただの好きじゃダメなのかな?」
「……俺はイオリンの事は好きですよ。特別な好きっていうのがよくわからないですけど。」
「それじゃあ、好きの確かめ合いしよ。なとちゃんから教えてもらったの。2人で同じ布団でくっついて裸で眠ると、好きなのが分かるんだって。」
「でもそれだけしか教えてくれなかったんだ。馬Pはさ、どんな風にするのか全部知ってるの?2人でやってみようよ!」

「イオリン、それは本当に知らないことなんすか?俺は知らないままやってはいけないことだと思ってます。」
「……馬Pって本当は鈍感なんかじゃないよね。実はずっとみんなのこと考えてるから、みんながどんな気持ちなのか知っているんだよね。」
「でも!イオリ本気だよ。別に馬Pと特別な好きを一緒に積み重ねても全然いいもん。だって、馬Pだけだもん。ずっと隣で話していたいって思うのは、きっとこれが好きなんだよ!」
「だから!2人でずっとお話し続けてこ?気持ちいいことを2人で時々して、同じご飯を食べよ!」
0148ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 03:49:05.90ID:???0
「……きっと俺が最初に言うべきだったんですよね。イオリン俺の話を聞いて下さい。」
「2人で買い物して、イオリにどんな服着て欲しいか馬Pはどんなのが似合うか一緒に考えてさ。家具って可愛いよね。パクパクするゴミ箱買ってみたいなって。」
「今まではずっとイオリンのワガママを聞いてそれを全部叶えてあげてました。それって俺がやりたいことだったからです。イオリンはきっとわかってます。」
「イオリわかんない!聞きたくない!だからイオリの話だけ聞いててよ!」
「だけど!俺は自分の口で何も伝えてなんていなかった。今までイオリが伝えてくれる好きに甘えてたままだった!」
「イオリ、この関係を1度リセットしよう。これがばあちゃるくんの最初のお願いです。」
「やだ、馬Pはイオリとずっと一緒にいるの、だって約束したから。」


「そうっすね。だから、しっかりとこの関係に名前をつけてあげましょう。今まで、どっちも言わなかった。でもこの先にはそうしないと進んでいけないんです。」
「イオリわかんないもん。馬Pが最初に教えてよ。」
「イオリちゃん、大好きです。特別な好きで特別な2人になってください。恋人のその先まで一緒にいてください。」
「馬P、大好き!」
0149ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 04:00:27.66ID:???0
「なとりちゃん、双葉ちゃん、たまちゃんありがと!馬Pに変なことされなかったよ!」
「本当ですか?口止めされて、ないですよね。イオリさんですし。良かったです。そ、それでばあちゃるさんはなんて言ってました?」
「ごめんね。なとちゃんそれは、2人だけの大事な秘密なんだ!あっ、馬Pがもう戻ってくるからそっちいくね!」


「なとちゃん……」「なとりちゃん……」
「なんですか!そのなんともいえない表情は!叩きますよ稲鞭で!」
「あーあうまぴーイオリちゃんのものになっちゃったね。双葉も好きだったのになー」
「そうだね、私もプロデューサーと2人で一緒にお出かけするの好きだったな。麻雀とかこっそり練習してるみたいで、私に見せてもいいよう頑張ってたのにな。」
「ふーちゃんは困ったら何でもうまぴーに聞いてたけどイオリちゃんに申し訳ないから、これからは自分で頑張ってみるよ。」

「だから、なとちゃんも認めてあげてね。色んな事。」
「何かあったら相談に乗るからね。でもちゃんと祝福するんだよ。」
「わーかーりーまーしーた。色々ちゃんと認めて行きますよ。でも2人で仲良くずっと一緒にいれたらいいですよね。」
「そうだね」「双葉もそう思うよ。」
0150ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 04:07:43.65ID:???0
おわり。

多分また適当に続きは書くかも。

イオリンは特別な人がいれば自分だけ見てなくても良くて、お話したい時にずっと隣で聞いて、相手のことも聞いているだけで幸せな子だと思ってます。
アイドル部もイオリンは大事なので他のアイドル部の子が馬を好きでも別にいいというハーレム容認してくれるんですが、馬自信が真面目なので押し切られないとありえないと思います。

シロちゃんが押せ押せだったらこんな感じですぐに決着が着いたと思うんですが、シロちゃんはデレまでが長いツンデレなせいで後輩に好きな男をとられる未来がみえる
0151ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 04:29:49.71ID:LvYnGdz40
イオリンの真っ直ぐな性格だったり、馬の真面目な性格だったりが上手く表現されててすごい良かった。イオ馬てえてえ
0152ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 04:39:32.38ID:JxuwfF+x0
なとばあもイオばあもほんと好き
供給ありがとうございます
馬カプスレのシロちゃんNTR属性持ちで定着してて笑う
0153ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 05:36:32.82ID:???0
>>142
これめっちゃロマンティックなテイストでやばーしじゃないっすか!

>>150
イオリンは馬ブンまわせるのいいよね
0154ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 07:47:18.85ID:t+WMXIn/0
朝起きたら素晴らしいなとばあとイオばあが投下されていた
このやりおるマンどもめ! すこここ!!
0156ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 18:35:39.38ID:???0
「馬Pって結局イオリンと付き合うことにしたんですよね?」
「急にどうしたんですか?まぁそうですけど。たまたまにも説明しましたよね。イオリンと今まで同棲みたいなことしてたんですけど、ちゃんとしなければいけないと思って恋人って形にしたんですよ。」
「馬Pってやっぱり少し変わりましたよね。今までだったらイオリちゃんの勘違いって言ってそんなことしちゃダメですよーって言いそうなのに。」
「イオリンと過ごしていてちゃんと考えたんですよ。好きって言葉は自分で受け止めないといつまでも縛られたままになってしまいますからね。」


「なのに、私たち2人でお茶していて大丈夫なんですか?イオリちゃんになんて説明しているんです?」
「いやーこれもイオリンのお願いで、別に馬Pが恋人になったからって他のアイドル部の子も構ってあげるんだよ!と言われちゃって、あんまりこういう人って好きじゃないんですけど。」
「こういう人って今みたいな感じなんですか。」
「たしかにかわいい女の子に囲まれるのは悪い気分じゃないですよ。ただ恋人とかはちゃんとしたいって思っているんです。むしろ今までがおかしいんですよ。」


「馬Pって実は私たちのことすごい大切に思っていますよね。出来れば何でも聞いてあげたいって考えてたんですよね。」
「そうっす。まあイオリンに何でもって言ったらここまでお願いされたんでね。最近は反省したんですよ。」
「ところで馬Pに1つお願いがあるんですけど、なかなか難しいことなんですが頼んでも大丈夫ですか?」
「お、たまたまのお願いなんてあんまりないですからね、ドーンと言っちゃって下さい。ダメかどうかは聞いてから考えていきましょうね。」
「何でも言っていいですか?」
「ええいいっすよ。」
0157ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 18:57:42.32ID:???0
「おかえり馬P!今日は早いんだね。ご飯まだ作りかけなんだけどごめんね。あれっ?後ろにいるのって。」
「こんばんはイオリちゃん、今日は急なんだけどお邪魔してもいいかな?お願いがあるんだけどさ。」
「ただいまっすイオリン。俺からもお願いします。そういえば、今日のお弁当も美味しかったです。いつもありがとうございます。たまたまと話をしておいて下さい、今日は俺が料理作っておきますから。」


「急にごめんね。馬Pにお願いしたかったことがあって、最近ずっとイオリちゃんと一緒だったからなかなか言えなかったんだ。」
「それでお願いってなんなの?出来れば馬Pが大変すぎない方が嬉しいんだけど、でも馬Pにもちゃんと言ってOK出たんだよね?ならきっと大丈夫かな。それでお願いって何?」
「今夜馬Pと隣で麻雀打ってみたいんだ。馬Pってさ最近、私たちの趣味にも着いていくために色んな事やっているんだけど、それで前から言ってた麻雀を隣で打って私が解説する動画が撮りたくて。」
「なんだ全然大丈夫だよ。イオリに聞かなくてもそれくらい別に平気だからね!みんな馬Pの事好きなんだから、ちゃんと言ってあげるんだよ!」
「本当に大丈夫なんですか?今日だって2人だけでご飯楽しみにしてたんじゃないんですか?もし今夜のことがみんな知ったら、馬Pの事独占出来なくなってしまうんですよ!」


「たまちゃん、イオリ全然大丈夫!だってイオリたまちゃんもみんなも大好きだもん。好きな人が好きな人と一緒になにかしても心が暖かくなるんだよ。」
「それに、馬Pにとっての1番って今も変わってないからね。馬Pはマスクつけている時は1番はシロちゃんだから。でも最近はイオリの前でマスク外してくれるようになったんだよ!」
「あとね、馬Pって真面目だからさ。もし1回こういうことしたら、他の子にお願いされたら断れなくなっちゃうし、そしたらもっとみんなと仲良くなれるよね。」


「そう!イオリ気付いてるんだけど、たまちゃんも馬Pの事好きだもんね。一緒にいると安心しちゃって色々ワガママ言いたくなっちゃうんだよね。」
「でもね隠さなくてもいいの。だって馬Pは気づいてるのに何もしてくれないから、いつかは好きが消えちゃうって思ってるんだよ。」
0158ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 19:09:52.13ID:???0
「だからさ、馬Pに教えてあげよ。好きって貫いてそのままなんだって。心の中の好きっていつまでも、何があってもそのままってね。馬Pが何言っても、まずは声に出さないとね。」
「イオリちゃんってみんなのこと好きなんですね。だからみんなが何考えてるかわかっちゃっうですね。いいですよ、乗りました。馬Pのことが好きな皆で馬Pを捕まえてしまいましょう!」
「そう!そうすれば、好きな人達でずっと一緒にいられるよね!」




「はいはいはい、二人ともご飯が出来ましたよー。今日はイオリンのお味噌汁と野菜炒めってやつですよ。」
「イオリ今日はちゃんと作るつもりだったのになー。急に連れて帰ってくるから困っちゃったなー。」
「あーごめんね。必ず埋め合わせするから。」
「たまたまはいいっすよ!イオリン来週の休みに一緒に出かけましょうか。イオリンが好きそうな施設見つけたんですよ。それ見たら、今度は俺の服をみてください。イオリンの好きな服も知りたいっすからね。」
「えっ!いいの!やったね!言ってみるものだね!たまちゃんも今夜は馬Pを貸出してあげる!また一緒に作戦考えようね!」
「ありがとうございます。今度は双葉ちゃんも誘ってみますね。」
「一体なんの作戦なのかちょっと楽しみっすね。もしかしてコラボ配信っすか?」
「えへへそれはね!」「まだ秘密です。」
0159ほのぼのえっちさん2018/12/18(火) 20:05:48.02ID:0UlsLx1n0
優しいお話はいつみても良いものですな〜
0160ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 00:49:39.60ID:GghYQx9L0
これがほのぼの(真)…?
0161ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 06:10:40.80ID:Nu7qlQA10
狂気とも思えるほど純粋なイオリン良いよね
0162ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 09:56:31.41ID:???0
「馬P、今日は一緒に眠ってもいいですか?」
「たまたまそれはまずいですって。イオリンだから一緒に眠っていたんです。たまたまと一緒に眠るのはイオリンが怒っちゃいますよ。」
「そのイオリさんから言ってきたんですよ!馬Pが用意してくれた布団の中から、今日はたまちゃんが馬Pと一緒に眠ってみなよ!って。」
「なら、俺が別の場所で寝るんで」
「それに私からもお願いしたいんですよね。馬Pに包まれてれば、きっとぐっすり眠れると思って。」
「いやいや、俺はお願いって言えば何でも聞くわけじゃないですからね。」
「イオリンのお願いは聞いてたのに?私のお願いは聞いてもらえないんですか?」
「……わかりました。観念しますよ。そのかわりベットの中で他の事しないでくださいね。俺も本気で眠いんですから。」
「最近イオリちゃんが無防備になってきて、それを全部直したりするのが忙しいからですよね。イオリちゃんが言ってましたよ。」
「……イオリには少しお仕置きした方がいい気がしてきたよ。」


「暖かいですね。」
「それはよかった。イオリが何言ったのかは多分わかってます。俺は別にイオリだけでもいい。二人きりでもそれでよかったんですけどね。」
「イオリちゃんは欲しいもの全部欲しい子なんですよ。好きな人達がみんな好きあっていること、馬Pがその中にちゃんと加わっていること。それがきっとイオリちゃんのお願いですよ。」
「たまたまも本気でなんですか?俺はそんな風に思われるような人間じゃなくて、きっと勘違いしているだけですよ。」
「いいじゃないですか勘違い。私たちの事をそれでもいいって言いながら今までやってきましたよね。だから、馬Pもそれでもいいんですよ。」
「ふざけているようで実は真面目、お調子者だけど自分の事はあまり好きじゃない。今もなんで好かれているか自信がないんですよね。」
「それでも、一緒にいてくれた馬Pが1番ですよ。」
「たまたまもいい子っすね。」
「ちょっと調子出てきましたね。それで、お願いがあるんです。」


「そんなことでいいんですか?」
「こういう特別扱いっていうのが女の子が好きになるんですよ。ほら、お願いします!」


「たまちゃん、おやすみなさい。」
「おやすみなさい!あとこれは二人きりの秘密の言い方ですからね!」
「はいはい。じゃ寝ますね。」
0163ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 10:11:36.62ID:???0
イオリン同棲からの話はとりあえず終わり

また書くかもしれないけど自分の表現力では表せなかったと思うところをメモがわりに残しておきます。

イオリンはアイドル部と馬Pが好きでみんな一緒にいれたらいいのになって考えていただけでした。最近は馬Pの特別になれたから満足しているけど、いずれ馬Pに好きの確かめ合いを正式に申し込むつもり。

馬はアイドル部が好きで自分が嫌いだった。だから、一人一人と積極的に交流するつもりはなかった。
けどイオリンが全力で向かってきて、好きを伝え続けてくれたお陰でちょっとずつ自分に自信がついてきている気がしています。だからイオリンは馬の特別な人になりました。
アイドル部の子達と交流するようになったのは、イオリンの考えを理解するためにイオリンが普段どんな事に興味を持つのかを調べることと、イオリンのお願いでみんなと仲良くする事があったからです。
0164ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 12:01:50.10ID:YBrCAu3p0
おつおつ、次書く時を楽しみにしてる
0166ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 18:03:30.85ID:???0
イオリがね、街を歩いているとね!小さい子が歩いているのを見つけるんだけど、その子にいっつも手を振っているんだ!そうするとね、みんなも手を振り返してくれてすっごい可愛いんだよ!
それを見てた友だちがね、「イオリって子供好きだよね、自分の子供って欲しくないの?」って聞いてきたんだけど、イオリが子供の作り方知らないって言ったら、急に困った顔して話を変えちゃったんだ。
イオリが子供の作り方聞こうと思ったら、それは他の大人の人に聞いてって、顔赤くして言われてね。誰に聞けばいいんだろって思っていたんだ。
そういえばね!イオリ知らないことがあったらまずはアイドル部の子か馬Pに聞いてみなよーってシロちゃんに言われてたなって思い出して馬Pに聞きに来たんだよ!

「こんな時間に何かあったのかと思ったら、イオリンですか。なにか聞きたいことでもあったんですか?」
「さすが馬P!イオリね今日ね子供を見ててね思ったんだけど、子供がほしいなって!それで友ちゃんに聞いてみたんだけど、大人の人に聞いてって言われて、それで来たの!」
「えっそれってやばーしーですよ!そういうのは好きな男の人と一緒にやることなんですからね!それにこういうのは女の人に聞いてみるものですって!」
「えっでもシロちゃんが困ったら馬Pに聞いてって言ってたから……」
「シロちゃんが言うなら仕方ないっすね?まあこういうのは他の人に聞いてください。あとは他の男の人には絶対聞かせてはいけないっすよ。」
「なんで?これって配信で聞いてみようかなって思ったんだけど」 「本気でやめてくださいね!」
「それで馬P一緒にやってみよ!」 「いやいやいや話をちゃんと聞いてましたよね?そういうのは好きな人とやることなんですよ!」


馬Pの事が好きってそういえば、イオリ全然言ったこと無かった気がしてきたんだ。ちょっと恥ずかしいけどリコピン直伝の好き好き攻撃してみようかなって思って
まずは、思いっきりくっついて、顔に近づくんだよね!「イオリン急になにして!」
「馬P好き好き大好きー!」その後は顔にキスするらしいんだけど、馬Pの顔ってどこなのかな?「離れてくださいって!」「近くてうるさいよ馬P。」
もう!馬Pのマスクが邪魔でキス出来ないじゃん!とっちゃえ!「あーまずいですって!」「馬P顔真っ赤だよ!」馬Pの顔を見ると何か少し熱くなってきて、キスってどこにするのか思い出せなくなって
「イオリン?顔真っ赤っすよ。いや俺も言えたことじゃないんですけど」わー!とりあえず口にすればいいんだよね!えい!「っとストップっす。」
0169ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 20:09:11.27ID:???0
すこって言われてうれしい!
バイトはよ終わらせて書きます!
0171ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 22:19:04.04ID:???0
イオリンのお披露目生自体がもうイオばあだったからなぁ
あれでイオばあが急浮上してきた感じ
0172ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 22:32:24.04ID:???0
「馬Pなんで?」「色々飛ばしすぎって事だよ。俺がちゃんと答えられてないし、何より焦ってもいいことないっすよ。」
そういうと馬Pはイオリにちゃんと背を合わせてから、「それで、イオリンは本気なんですね。」「うん、イオリが好きなの。」「後悔しないっすね?俺が相手でも?」
「イオリね、今まで好きになった人で悪い人なんていなかったんだよね。だから馬Pもきっと大丈夫だよ。」馬Pの雰囲気がいつもと違って見えてもきっと大丈夫。


「なら、今から俺がキスします。嫌なら振りほどいてください。」馬Pの顔が近づいてくる。普段見えない分じっと見ていると馬Pが少し笑って、「イオリは初めてなんだよね?なら言う通りにしてくれないかな?」
「目を閉じて」暗くなっても近づいてくるのがわかって口にふと触れる感触。何か苦くてちょっとびっくりして目を開けると、「これがしたかったんだよね?」
馬Pは少し意地悪に笑ってるけど、「馬Pすごい顔赤いよ。」「はは、あんまり慣れてないんすよ。」「よし!今度はイオリがやってみる!」簡単簡単、口に口をつけるだけ!


「えっとね、目、閉じてね。見ないでよね」「大丈夫」馬Pの顔をもう一度じっくりと見ると、身体が熱くなってきて、馬Pにキスするのは恥ずかしいけど、待たせてるし、
「えい!」初めてキスしてみたけど、思いっきり歯にあたって、「いたっ!」「うおっと、イオリン飛びついたら危ないっすよ。」「だって初めてだし、馬P背が高いんだよ!」照れ隠しアタックで抱きついてみると
あれっ馬Pってこんなに大きかったっけ?いつもと違って身体全身が包まれる感じがする?「イオリ、顔上げて。」「えっなに?」
0173ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 22:33:40.74ID:Nu7qlQA10
前々から馬のことお母さんって言ってたり、vティークのコメントだったり、イオリンは元から馬への好感度高かったもんな。
0174ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 22:40:20.45ID:???0
お披露目のイオリン完全に甘えん坊だったからねおかげでパパちゃるを拝めた
0175ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 22:47:04.25ID:???0
「馬Pなに?」「今の俺はプロデューサーなんかじゃないただの男っす。こっから先はまた今度にしましょう。」「えー!」「イオリを悲しませるつもりはないんでね。まあ準備期間ですよ。」
馬Pはそういうとイオリを離してから、また抱きしめてきて、「俺もイオリの事好き好き大好きっすよ。」それからイオリの鼻にキスして、「それじゃあイオリンの家まで送りますね。」


馬Pの車に乗るのは実は初めてで、少しドキドキしてる。友ちゃんは、好きな人ってどうやって見つけるか教えてくれなかった。
この静かに2人で入れる事がイオリの好きな人の見つけ方なのかなって、友ちゃんに教えてみようって思った夜でした。
0176ほのぼのえっちさん2018/12/19(水) 23:34:41.44ID:???0
イオばあなかなかにツボだから創作増えてうれしみ
0178ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 08:28:11.69ID:KiLe7Q9O0
イオばあ盛り上がってんねぇ!
0179ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 08:52:51.32ID:BUcedxMj0
イオばあてぇてぇなあ

まあ、その、なんというか白馬は純粋な好意だけの関係であってほしいというスレ民の共通認識がNTRという形に現れていると考察してみる
0180ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 09:12:52.54ID:3eYwY0OO0
白馬は結局公式が最大手だからな…妄想すら誰も勝てない
0181ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 09:16:54.42ID:???0
イオばあてぇてぇ

どうしてもシロちゃんの影がチラついてしまうな
0182ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 09:19:47.60ID:3ohzoMRC0
そうなんだよなぁ…白馬は公式が最大手すぎてどんな妄想しても敵わない
やっぱ妄想の余地があるくらいの絡みが一番妄想しやすい
0183ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 09:38:44.38ID:???0
ヤマトイオリはお砂糖と優しさと愛に包まれて出来ている。


また今度と、先送りにしてから1週間。イオリンに捕まって、「馬Pのまた今度って、一体いつなの?イオリ待ってるんだけどなー」と言われながらもようやく用意が終わった。
「イオリーン、今日と明日って時間ありますか?」 「馬P準備出来たの?お泊まりする感じ?」

「そうっすね。まだ間に合いますから、嫌ならいいですよ。」 「大丈夫!イオリも本気だよ!」
「それじゃあ先に車に乗って待ってて下さい。前に乗った車ですよ。」 「分かった!ちゃんと待ってるからね。」

用意と言ってもそんなに大掛かりな事はしてはいない。しっかりした料理とホテルを予約して、自分とイオリンのスケジュールを抑えただけ。大半は心の準備に時間を費やしていた。

結局、自分は自信がないのだ。イオリンが向ける好意を受け止めること、プロデューサーとしての立場を守り続けること。どちらも選べないまま、お願いだから聞く。
イオリンを止めて聞かなかった事にするのが、ばあちゃるならばやるべき事だった。わかってはいるが、イオリンの言葉に自分が反応してしまった。止められなかったのだ。

「イオリーン待たせちゃいましたかね?」
「全然待ってないよ。それでどこまで行くの?」
「ちゃんと美味しいご飯を用意してありますからね。そこでゆっくりご飯を食べてから、ホテルにいきます。」
「お泊まりなんだね!どんな景色なのか楽しみ!」「そこで子作りします。」
今日、何も知らない子を自分のもので染め上げる事になる。今更のようにやってくる罪悪感はマスクで誤魔化したまま車を走らせて行った。
0184ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 09:53:47.67ID:???0
「おーすっごいいい景色だね!」「いやー高かったんでね。喜んでもらえて嬉しいっす。」
景色を楽しむ余裕なんて今の自分にはあるわけもなかったのだが、イオリンが隣で話していると急に落ち着いてくる。

「わー!あのビルの中の光って人がいるってことなんだよね?そのおかげでこんなにいい景色になっているなら、あそこの人達にもありがとうしないとだね!」
「その前にまずは馬Pにありがとうだった!馬Pありがとうね。イオリのお願いだけじゃなくて美味しいご飯とこんなにいい景色見せてくれてありがとう!」

これからの事まで感謝されると少し笑みが溢れる。思えばイオリンはいつも誰かにありがとうを言っているように感じる。
「イオリンはいっつもみんなの良いところをみているんですね。だから、皆のことが好きになんですね。」
「そうかな?イオリは見えることしか言ってないよ。例えば馬Pだったらプロデューサーだから皆のことが好きな訳じゃないでしょ?もしも、ひどい事があってもそれでも好きでい続けるだけだよ!」
「イオリンはすごいっすね。」
「馬Pはもっとすごいよ!だってイオリを見つけたのも、他の子も見つけたのも馬Pでしょ?みんなが馬Pのお陰で、今アイドルになれたんだよ!」
「だからさ、馬Pも自分が凄いっていうこと知っといた方がいいよ!」

イオリンといるだけで、自分が少しづつ好きになって来るのはこの子がみんなをずっと好きだから。
この子の好きに応えられる自分になっていこうとこれから少しづつ変わっていこうと「それで馬P、子作りの仕方ちゃんと教えて?」
0185ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 10:17:50.81ID:???0
まずは、マスクを外して、キスをする。
「んっ、キスするの?」「ええ、します。」
最初は触れるだけの、それを繰り返しながら少しづつ身体に触れていく。指先から、肩までゆっくりと慣れさせるように。
「馬P、どうしたの?」「イオリの事、本気で好きになったから、ちゃんと言わないとね。」「馬P今更だよ!」
「これから、舌入れてキスします。息は鼻で少しづつして、こっちに任せて下さい。」
舌を入れるのは、気持ちよさよりも距離を近づけることが目的でこの隙にベットの方に誘導する。肩に置いた手は今度は腰の位置まで下げ、一気に持ち上げる。
「わぁ!急にどうしたの?」「そろそろベットで座ってしましょう。イオリは平気ですか?」「そうだね、舌が邪魔でさっきまで話せなかった!」「大丈夫そうっすね。」

「イオリの身体にこれから触っていくけど、怖くなったら抱きついておいで。」「やめてくれないの?」「もうやめれないかな。」
ベットにイオリを寝かせるとまずは、大きな胸に手を乗せる、「馬Pそこもさわるの?」服の上からでも分かる大きな胸をゆっくりと撫で反応を見てみる。
「イオリどうですか?何か気持ちいいとか感じますか?」 「馬Pの手で触れられるとね、そこが暖かくなるの!それでね、胸はね、この服が窮屈だから脱いじゃってもいいかな?」
「わかりました。俺が脱がせますよ。」「それは恥ずかしい!」「どうせ、これからみるんですから。」「ならイオリが後で馬P脱がせるね!」

イオリの着物は動き回ってもいいように、しっかりとした作りになってはいるが、脱がせるのは本当に簡単になっている。「はい、腕上げてー」「はい!」「はいOKです。」
服を脱ぐと普段は隠している身体が目に焼き付いてしまう。白い肌に大きな胸、しっかりと手入れされた肌は手に吸い付くようだ。
「あの馬P、じっくり見られると恥ずかしいんだけど、」「いや、これはじっくり見ますよ。こんなにキレイなんですから。」
0186ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 10:34:10.54ID:???0
「子作りってこの後どうするの?裸になって一緒に眠るだけじゃないんだよね?」
「この後は身体に触れて準備していきます。最後は少し痛いかもですが、頑張っていきましょう。」
胸に手を当てながら、またキスする。「キスって気持ちいいね。もっとして欲しいな。」イオリはキスがお気に入りらしく、キスする度にもう一度とお願いしてくる。
乳首が立ってきた頃合いで、1度唇を離し、下を見る。「馬Pそこって見ちゃダメなんだよ!」「子作りするには必要なんですよ。これから、ここを触りますよ。」

ほとんど触った事がないのだろう、綺麗なスジに自分の手をあてる。まずは、周りを触りながら少しづつ刺激する。「馬Pそこ、気持ちいい。」「イオリはここが好きなんだね。」
指で触れると、濡れはじめている。「ちょっと失礼しますね。」「えっ嘘!」スジにそって舐めると、気持ちいいらしく今までで1番大きな反応がある。
「馬Pそこ舐めるのやめて!」「気持ちいいんですよね。もう少し濡らさないといけないんで。」「まってまって、うぅん!」
0187ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 10:59:46.49ID:???0
イオリの身体も準備が整ったのをみて、自分の服を脱ぐ。「馬Pの服脱がせたかったのに!」「また今度っすね。」「ってわぁーおっきいね!」
「前に見たお父さんよりもおっきいー」「ははは、これからイオリの身体にいれるんですよ。」「無理無理、絶対無理!おっきくてはいらないよ!」「ちゃんと準備しましたからね。あともう我慢しきれないんで。」

「大丈夫です、しっかり捕まって下さいね。痛かったら思いっきり抱きついていいですからね。」「馬Pしんじてるからね?いたくしないでよね!」

自分の愚息をゆっくりと挿し込んでいく。途中で止められても、それを破り捨てて最後まで進んでいく。「いたたた!ってあんまりいたくない?」「それならよかった。」
「これで子作りできますね。」「まだあるの?長いんだね子作りって。」「まぁ入れて出すだけなんですけど、しっかりと用意しないと痛いだけですからね。」
「それでいつまで止まってるの?」「イオリがもう動いてもいいって言うまでです。」「ならおっけー!」ゆっくりと腰を動かす。「ストップ!」
「なんすか。」「馬Pイオリキスしてほしいなって!」「はいはい。」「はいはいっかい!」

キスしながら腰を動かす、空いた手で髪を撫でる。正直ほとんど限界だった。
「イオリ、これで、子作りは終わりになります!」「うん、馬Pありがと!」「出しますよ!」「何を?」
最後に奥まで挿し込んで精液を流し込む。「うわー何かお腹の中に何か入ってきてるよ!」「……これが、子供の素です。これをお腹の奥で出すと子供が出来るんです。」
「へー、それって雄しべと雌しべみたいなの?」
「まぁそんな感じっすね。」「あっ馬P元に戻ったね。」「マジっすか?何か変わってました?」
「いつものお父さんって雰囲気じゃなくなってただけだよ?」「あー、気をつけますね。」「いいよー、イオリさっきまでの馬Pの方が好きだから!」「あざーす!」

「それじゃあイオリンお風呂入りますか!ばあちゃるくんが髪を完璧に洗ってあげますね!」「ありがと馬P、長くてなかなか大変なんだよね。」「それと、これから末永くよろしくお願いしますね。」
「それってイオリが言うことじゃないの?」
「ばあちゃるくんがイオリンに捨てられたくないだけですよ。」

この先の事なんてほとんど考えてない。でも、隣に彼女がいるだけで何とかなるって思えてしまう。だから、それに相応しい人にこれからなっていこうと思う。
0188ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 11:01:56.14ID:???0
終わりです。エロシーンは書きたくないです!

イオリンすこ、隣で一生喋っていて欲しい。
0189ほのぼのえっちさん2018/12/20(木) 17:54:20.90ID:3eYwY0OO0
イオリンが馬の闇を払い馬が積極的になるのはすごくしっくりきた
いいイオばあでした
0191ほのぼのえっちさん2018/12/21(金) 19:23:21.60ID:???0
馬本スレより

114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 3509-6UAB) [sage] :2018/12/20(木) 00:05:54.26 ID:Sa5+EGzZ0
シロちゃんもほろ酔いで甘い声でばあちゃるにしなだれかかってさ
ばあちゃるも酔ってるから普段ならしっかり振り払うのにボディタッチも許しちゃってさ
シロちゃんの「シロのこと世界で一番好きぃ〜?」みたいな小悪魔ムーブにもマジトーンで
「ええ、世界で一番愛してますよ」とか返しちゃってさ
そしたらもうシロちゃんは顔真っ赤にしてしどろもどろになって口むにゃむにゃさせちゃってさ
一拍遅れて「こ、この馬ななな何言ってるの!?」みたいなさああああああああああああん!!
0192ほのぼのえっちさん2018/12/21(金) 20:50:54.30ID:uYAaeYQm0
天才か???
0193ほのぼのえっちさん2018/12/22(土) 00:35:31.81ID:/Cj3UUba0
きたきた×馬キテる…
0194ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 02:30:37.81ID:???0
シロちゃんがばあちゃるさんって呼んだのてぇてぇ
0195ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 13:32:55.49ID:0OYdpYas0
馬の芋プレイ見てギャングビーストのなとなと思い出した
0196ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 21:21:57.28ID:B/Fv172j0
裏話は最高に白馬
上で言われてたけど公式最大手は伊達ではないな
0197ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 21:34:21.76ID:BjsbQ5VL0
表では女ウビバとかばあちゃる一派とか弄る一方で、
裏ではことあるごとにりこぴんを「大丈夫だよ自信持って」と励ます馬
この二人なんとなくバリキャリウーマンと主夫が似合いそう

>>196
「馬はいつも言ったこと忘れる」で
某博士の愛した数式並に短時間しか記憶を保てない馬と
それにずっと付き合うシロちゃんの光景が脳裏に展開されたわ
0198ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 21:44:29.92ID:???0
あずきちにペース乱される馬、正直かわいい
かわいくない?
0199ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 22:02:43.53ID:1gRF6Z8l0
>>196
今回マジほのぼの白馬だったわ
0200ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 22:17:06.44ID:???0
マジのってまるで別のほのぼの白馬があるような言い方
0202ほのぼのえっちさん2018/12/23(日) 22:35:03.29ID:0OYdpYas0
カプスレより本スレの方がしっかりとしたほのぼの白馬書いてるのは笑う
0205ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 01:20:21.36ID:3cL8qyfk0
百合は苦手
0206ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 01:24:02.04ID:Bsx30W/i0
たまたまがわざわざ馬の3月ごろのツイートをRTしてる……
0208ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 02:04:45.17ID:???0
お披露目会であずばあとシロあずの可能性が見えてしまった...てぇてぇ
0209ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 02:15:06.14ID:4ZFTb5wA0
ああ、液晶が壊れたらしい、画面がよく見えねぇよ。
0211ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 09:02:01.26ID:swjxsxXw0
まぁここNLスレだし…百合は他に探せばあるでしょ
0212ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 10:31:37.59ID:???0
あっここNLスレだったんだ!?
馬関連なら全部許されるかと思ってた
そもそも本スレと行ったり来たりしてるから…
0214ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 10:46:19.83ID:oGFyAQY10
馬が性転換すれば実質百合になるけど
「もう男性の世界初じゃなくなりましたけど、その代わり私にとっての世界初になって下さい」って言われながら逆レされる馬が見えるけど
0216ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 13:08:59.08ID:???0
エロくなかったら基本あっちでいいのかな
こっちだけ見てる人もそうおらんよな
0217ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 13:11:35.94ID:oGFyAQY10
一応まぁ創作からカプの話広がって本スレじゃなくてこっちでやれ感出るかもしれない事考えると基本こっちのが良いような
0218ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 15:36:58.70ID:KK9GewZv0
せっかく分離してくれたんだしこっちでやった方がいいと思うよ。
0219ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 16:56:56.65ID:Re7myJY20
それは簡単な面談が終わった後の話だ。

「馬Pってなんだかんだ真面目だよねぇ」
「突然なんなんすか〜めめめめめ」
唐突に思ったことが口に出た。
「いや、だって馬Pの配信っていつも皆の心配事について話してるとめめめは思うわけですよ」
適当なようでいて忙しい中でも皆を見てフォローしていく。たまに名前は間違えるけど

「まぁ、ばあちゃる君もね、皆さんの疑問は少しでも解消したいですからね」
「やっぱりPとしてそこは気になるんだ?」
そう言うと馬Pは腕組をして唸ってから口を開く。
「正直言うと単に見せびらかしたいだけなんすよね。こんなに凄い娘たちがいるんだぞーって。勿論めめめめめもそうですよ?」
「えぇー、本当にそう思ってる?」
不意打ち気味にそういった事を言われて内心照れくささを誤魔化した。

「めめめは、あ、いや、めめめめめは凄いじゃないですか。それにめめめめめもわりと真面目だとばあちゃる君は思いますよ」
「いやいや、それはないよ馬P。めめめは興味有るものに熱中してるだけだし」
「なら、ばあちゃる君も一緒ですよ。シロちゃんやアイドル部が好きだから必要なサポートはね、頑張りますよ」
「そういった部分が、濃いファン増やす要因じゃないの?」
「……まじすか?ばあちゃる君的には普通にやってるつもりなんすけどねぇ」
「馬Pたまに天然入るよね」
素直というか、適当というべきか。
「めめめめめだってセンスが天然じゃないっすか。あの靴下」
「プロデューサー、久々にキレちまったよ。ストファイやろうや」
「ザンギエフ靴下ダサいもこー!」
「絶対にぼこぼこにしてやるからなぁ!」







「なんだかんだで馬Pとめめめさんって真面目ですよね」
「プロデューサーちゃんとめめめちゃん、二人とも弄られキャラだしね。似通った部分が有るんじゃないの?」
「たまに風紀を乱すのも似てますよ。ね、もちさん?」
「げ、飛び火した」

ばあちゃる学園は今日も平和な一日だった。





くそ雑い短編でごめんね。ばあめめを見たかっただけなんや。
0220ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 17:07:33.02ID:OYid1YT20
本当にあるかもしれない裏話エピソード
大好き
0221ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 17:08:47.75ID:KK9GewZv0
めめめは普段シロちゃん大好きしてるけど、裏ではアズリムの件だったりで馬への好感度高そう。ばあめめいいぞ〜
0222ほのぼのえっちさん2018/12/24(月) 17:54:49.23ID:???0
クリスマスほのぼの白馬とか稲馬の白兎とかばあちゃる一派とかネタは思い付くけど結局どれも書かないまま終わることって多いよな
0223ほのぼのえっちさん2018/12/25(火) 08:57:54.20ID:???0
俺は文豪馬組が書いてくれることを口を開けて待っていることしかできない
0225ほのぼのえっちさん2018/12/25(火) 16:13:50.04ID:TGnfBGMR0
バトル系の妄想するが、だいたいばあちゃるがラスボスか死ぬのしか思いつかない。
0226ほのぼのえっちさん2018/12/25(火) 17:20:40.59ID:YtAxRZpJ0
なんでや!
.LIVEがメインのシナリオにおける超強ゲストキャラとか召喚獣とか、もっとこうあるやろ!
0227ほのぼのえっちさん2018/12/25(火) 18:14:43.31ID:rrsWPNrP0
ばあちゃるさんは強すぎて無理矢理にでも殺されるタイプやね
それでなんとか主人公に後を託す流れを作る
そんぐらいにはチート能力あるし
0228ほのぼのえっちさん2018/12/25(火) 18:25:11.55ID:???0
意味深なこと言って去っていくけど事件終結後に一人だけ全然違うことしゃべってて
呆れられるミスリード役とかどうよ
0229ほのぼのえっちさん2018/12/25(火) 19:36:44.12ID:e8vZQPNn0
コウが冬休み妄想会議で白馬組について語ってるのてぇてぇだった
0230ほのぼのえっちさん2018/12/25(火) 23:01:18.40ID:???0
>>228
と見せかけて一番世界の理を人知れず熟知していたってオチなら尚良きかな
0232ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 00:11:34.05ID:???0
ドル部mmd配布されたぞ
俺、大晦日までに稲馬作るんだ
0233ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 00:18:19.76ID:???0
ドル部だと稲馬が最大勢力なのかい?
僕はイオばあを推していきたい
0234ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 00:33:16.72ID:6U99cMaf0
それぞれの推しCPが最大手なんだよなぁ
0235ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 00:50:21.43ID:???0
適当に妄想書いてくれたら、自分用に生産するからどんどん妄想を出してくれ。

妄想があれば色々かけるんだけど、なかなか降りてこないから。
0236ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 01:03:31.20ID:LJ8/QTsk0
当たり強かった初期のたまちゃんと馬の関係が決定的に変わった出来事の妄想を下さい
0237ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 01:46:35.58ID:???0
「なんですか。私この後配信するんですけど。」
「あー、たまたまいっつも配信お疲れ様ですねーはいはいはい。でも、最近は毎日夜遅くに配信してますよね?その後もエゴサ?したりしてちゃんと眠ってますか?」
「リツイートしかしない人にはそんなの関係ないんじゃないですか?」
「いやいや、ばあちゃるくんはリツイートしかしないわけじゃあないですからね!あーでも、今は少し忙しくてなかなか相談に乗れなくて申し訳ないっす。」
「はあ、別に怒ってる訳じゃないんですよ。シロちゃんの方が大切なのはわかってますから。」
「そんなことないっすよ!アイドル部の子達も本当に大事にしていますからね!」
「話は終わりでいいですよね。それじゃまた明日。」
「はい!また明日っす!ちゃんとゆっくり眠るんですよー」

プロデューサーと、彼は自分の事を言うくせに私たちにほぼ任せっきりの状況が続いていた。私にとって今の時期はまだシロちゃんの後輩だから見に来てくれる人が大半で、これから先に進んでいくためには、夜桜たまをみんなに好きになってもらう必要がある。
それなのに、彼は時々休んでもいい、と言うのだ。今がどれだけ大切なのか知らずに!
0238ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 02:07:50.06ID:???0
「いやーたまたま今日も配信するんですか?これで連続何日でしたっけ?」
「毎日じゃないですけど、10日位ですかね。それがなんですか?」
「いやーたまたまも頑張っているのもわかるんですけどね。もうそろそろしっかりと休んだ方がいいですよ。それにね!何事もゆっくりが結局1番良くなるって言うじゃないですか!」


「いっつもそればっかりですよね!私は今1番大切な時期なんです!これからどんどんみんなに見てもらって、登録してもらわないと、」
「私たち、消えちゃうんですよね。初めてシロちゃんの近くに届いたのに。何もかも無くなっちゃうんですよね。」

「たまたま、そんなことないっすよ!仮にばあちゃるくんみたいに全然登録者が増えなくてもね、絶対に見捨てたりなんてしないっすからね!」
「それに、たまたまもアイドル部も俺が選んだ素敵な魂達だから、その輝きを見せれば必ずみんな着いてきてくれます。」
「それと、まだ本当に決まった訳じゃないから言えなかったんですけど、七月にAbemaTVさんで実況王って企画があるんですね。」
「その企画に、なんと!アイドル部の子達をねじ込んじゃいました!何やるのかとかはまだ考えてるんですけど、これで皆さんを見てくれる人が一気に広がるんじゃないかなって。」


つい、言ってしまった事を彼はなんでもないように否定していきました。私たちはまだ選ばれただけ、ここからが始まりだと思っていたのに、彼からすればまだ始まってすらいないというのです。
これからを語る彼には、私たちが好かれない、消えていく未来なんて一切考えてない雰囲気で、この先が輝いたものだと本当に信じ切っているようで、
少しだけ、プロデューサーとしての彼を信じてあげてもいいかな?なんておもいはじめてきました。

「たまたまーこれでいいですかね?」
「えっ?なんですか?」
「いや黙ってしまったので、ばあちゃるくん1人で喋りすぎちゃいましたかね?うるさかったら言ってくださいねーはいはいはい。」
0239ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 02:24:28.92ID:???0
「まあ、いいんじゃないですか。馬Pらしくて。これから少しづつ頼っていってもいいですか?」
「もちろんですよ!たまたまは頑張り屋さんですからね、ばあちゃるくんにはどんどん相談してみてくださいね!」
「ありがとうございます。早速一つ相談なんですけど、さっきのお話の中であった実況王に誰を出すのかって決まっているんですか?」
「いやーまだ全然決まってないんですよ!これがね、皆の個性をね組み合わせたコラボ実況を2つにしようっていうとこまでは考えたんですけど。一体何が出来るかまだまだ把握しきれてないんですよね!」
「本当にプロデューサーなんですか?それなら、まずはめめめさんとちえりさんを分けて見るのはどうでしょう。お二人は私たちよりも先輩ですし、ムードメーカーでもありますから。」
「おー!それいいっすね!いやーたまたまに言ってみてよかったっすね!めめめめめとちぇりちぇりもアイドル部になったんだっていう宣伝にもなりますからね!」
「あとは、お二人の得意なゲームだったり、実況だったりで一緒にやる人を分けてみたらいいんじゃないでしょうか。」
「確かに!いやーたまたま本当にすごいっすね!ばあちゃるくん実況王に出てもらうって事しか考えられなかったっすよ。あっそうだ、コラボしやすいゲームってなんですかね?教えてくれませんか?」



結局、この後も馬Pの相談に乗っていたせいで時間が経ってしまった。けれど、今まであった小さな焦りも消えてこれからを少しづつ増やしていく。
馬Pの教えてくれた考え方を使っていこうと思う。
0240ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 02:29:42.83ID:???0
書きました!
始まりは誰だって焦るものだと思うんです。偉大なシロちゃんと魅力的な仲間たち、その中で自分の事を信じ続けるのって大変だと思います。
でも、馬は自分以外を今までもこれからも信じ続けていく事が出来る人だと思います。


たまたまは馬Pにこの先も不満に思ったら、正面から言っていくようになるし、馬はそれを1つずつ解決しようと努力していくと思います。
その中で、より深い信頼を築いていく事が出来るんじゃないかなって考えてます。

こんな感じでよかったでしょうか?
0242ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 06:51:16.17ID:???0
クリスマスとかのイベントの時には、シロちゃんとアイドル部で集まってお祝いするんだろうけど、大体馬は欠席しそう。

だから、馬にサプライズでパーティを仕掛けるシロちゃんとアイドル部の話が誰か書いて欲しい。
0243ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 09:29:22.19ID:z3baxS2Y0
なとなと踊らせるとスカート丈が風紀守れないからネタ系MMDばっかで草
0244ほのぼのえっちさん2018/12/26(水) 17:08:34.89ID:???0
馬とたまちゃん踊らせてみたけど身長差ありすぎて親子にしか見えない
0246ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 19:57:38.46ID:???0
待っている人がいるか分かりませんが、お待たせしました。

第6話 「思惑」

__________________________________________

結界は既に消滅していた。手袋は投げられた時に偶然にも掌同士が重なり落ちていったのだった。
ドアが解放され、目の前の2人が今ここにいる。この状況をどう言い逃れることが出来るのか。彼は私が拘束した。彼が誘ったという嘘を吐くには流石に無理がある。
2人の少女は、私たちを目の前にして口を閉ざしている。ただ、彼女らの目に映るのは私の姿。監視カメラで周囲を取り囲まれた気分になる。

「ねえ」

沈黙の時間が、ゆっくりと消える。早かれ遅かれ、尋問は避けられない。
0247ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 19:58:11.08ID:???0
「何してたの」

それでも、聞きたくない。自分の罪を白状することはとても辛いものである。罪とは何か、と問われるならば、私は「恥」と答えよう。罪という汚点は、忘れられるまで私の足を引きずっていく。それは晒し者のように。忘却だけが救いなのだろう。

罪を消失させるのは許しではなく、忘却。

私の罪とはなんなのか。それを象徴するのは、私の下で死んだ魚の目をしているプロデューサーなのだろうか。
これは、悪いことなのか。私は彼を愛しただけだ。ただ、純粋に。純粋に愛をぶつけた故に、彼は少し抱えきれなかったのだろうか。それが罪なのだろうか。

彼は悪くない。愛されることが罪なら皆罪人。私が悪いのか。いや悪くない。私の愛が嫌なら本気で振り払えばよかったのだ。本気で抵抗すれば、逃げれただろう。

それをしなかったのは、本当は心の内では私を期待していたのではないか。そうだろう。それに、彼には女っ気を感じない。彼は浮気でもないし私は寝取りでもない。

「ただの性交渉ですけど、何か」

私に罪はない。
0248ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 19:59:29.67ID:???0
「その拘束は、何」

「この方が興奮してくれるかなって思っただけ」

「ああ、そう」

私、双葉は自分でも驚く程に淡々と受け答えていた。怒りのメーターが2週、3週、4週、5週、6週。何度も振り切れた。潜めた左手の握り拳から血の感覚がする。
冷めた怒りというのか。

一体どういう事なのか。おおよそ理解できる。優しい優しい私のプロデューサーは私の友人に寝取られてしまったのだろう。私だって彼に同じようにレイプしたのだから、彼女と同じ感情であるならばこの行動に理解を示せる。

しかし、だ。許せるわけがないだろう。自分の大切な、とても大切な人を寝取られたのだ。世界を滅ぼせるくらいの怒りくらい当然湧くだろう。
目の前の友人の胸倉を掴みあげたくなる衝動にも駆られるだろう。理解と共感は違う。犯罪を起こした理由を理解出来ても許せないのと同じだ。

彼は私の恋人だ。

公言はしていないが、断じて許せるものでは無い。

これからどうしようか。
まず彼女をどうやって追い詰めようか。とりあえず彼に接近することを禁止させよう。その上で私たちに謝ってもらおう。彼女には色々と償ってもらうことになるだろう。

その後、彼を沢山抱きしめて慰めないといけない。可哀想なプロデューサー、怖かっただろうに。私の胸の中で安らいで欲しい。彼女のことも、皆のことも全部忘れて私に甘えて欲しい。私は何時だってあなたの味方なのだから。

嗚呼、あなたはどう思うだろうか。

私の横でただ佇むだけの彼女。夜桜たまの顔色を横目で伺う。

彼女の顔は見えなかった。





ついでにプロデューサーも消えた。
0249ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 20:00:25.42ID:???0
時止めは強い。史実でも創作でも現実世界上でもそう言われている事実だ。時間とは残酷だ。無情に過ぎていく、誰にも抗うことの出来ない流れ、運命、もしくはタイムテーブルである。
我々精神生命体は人格を通じて時間を認識し、時間に支配されている。時を止めることは、時間の支配下から逃れる術であるのだ。
時間から外れることで、自分の思い通りに事を為せる。精神に対して強い権限を持つ時間に抗える力は相当なものだろう。それ故に、強い。

人力ではあるが、彼女は衝動のうちに時を止めていた。まず、最初にとった行動は現実逃避。
自分にとって嫌なものは極力見ようとしないのが正常な反応だろう。自分の精神衛生を乱す行為をわざわざする人は早々いない。
それ故に、彼女の行為は上記の行動原理に照らし合わせると正当なものであると主張できる。彼女は、どこかで泣いたり、笑ったり、怒ったりと色々感情を爆発させた。感情は曝け出せればスッキリできる。

彼女はそれを知っているから、誰も知りえない時間軸の外で感情の暴走を繰り返す。
0250ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 20:01:34.95ID:???0
暴走しながら、自問自答をする。自分の今後の行動について考えるためだ。彼女だって彼を愛している。愛している故に、奪われて悲しくなる。

非日常が、正常な彼女の愛を歪ませる。

今日をいつも通り、もしくは今回の情事を認識することなく過ごせたのならば、彼女の心は歪むことなく、彼に対して多少素直じゃない愛情表現をする程度に抑えられたのだろう。

歪んだ心からは異様な答えが出てくる。理性とか常識とか良心とか、様々な複雑な感情が邪魔して出てこなかったものだ。
例えるならば、殺人衝動だ。人を殺したいと思っても、まともな考えをしてるならば先ほど挙げた感情が心を縛り上げて、捩じ伏せて、社会性のある正常な人を造りあげる。
歪んだ、もしくは頭のネジが外れた人にとってはそういった感情のストッパーが意味をなさない故に実行に移される、といった次第である。
思ったことを実行に移す、といった簡素な表現に無理矢理に言い替えると、正常な人間の精神構造が歪んでいると言えてしまいそうなものだ。

閑話休題。

彼女の心に浮かび上がったのは「拉致」の二文字。

心のタガが外れた彼女の行動力は恐ろしい。走る必要も無いのに、無邪気に走り出した。吐き出すだけ吐き出して、もう何もかもスッキリしてしまったのだろう。



彼女の心に曇りはなかった。
0251ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 20:02:45.65ID:???0
「設定解説」
時間について→時間が老化を支配しており、時間に抗っている時は老化の影響はない。

「あとがき」

遅くなり申し訳ありません。
自分の納得のいく結論がこれです。
自分の創作に嘘はつきたくないです。
0252ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 20:36:47.21ID:PHNSsD8U0
待ってた
0253ほのぼのえっちさん2018/12/27(木) 20:58:34.66ID:???0
訂正です。

人力ではあるが、
の部分が余分に付いてました。
失礼しました
0255ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 00:09:06.02ID:???0
おつ!
血で血を洗う展開になりそうでヒヤヒヤしてきたぜ…
0256ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 00:37:02.51ID:???0
シリアスなのもやっぱりいいっすね完全にね
文量も割とあって読み応えある一品になってますねこれね
0257ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 05:31:49.64ID:???0
昔の私はカンパニーウーマンだったらしい。企業からの命令を受けて、敵対者を全て消し去る、それだけの存在。
馬が言う昔話はほとんど覚えていなかった。私の記憶の始まりは、壊れた車の中で、スーツ姿の男に助けられる所からだった。
そこから始まる、大企業との鬼ごっこ。その中で馬は顔と名前を消し去り、私たちは街の裏側の存在しない者達になることにした。


「シロちゃん、これからお仕事ですよー。簡単な治安維持を手伝う依頼みたいですね。裏側のお偉いさんがここを通る噂があるんですけど、それを聞いて飛び出してくるおバカさんがいないか見張るお仕事っすね。」
「ねぇー!それって本当に簡単なの?もしたくさんやってきたらどうするの?」
「いやーその時は逃げちゃいましょうか!今回の依頼はちょっとおかしい所が多いんですよね。シロちゃん1人にお願いする内容じゃないですし。」
「それってもしかして、シロ囮にされてるんじゃ?」
「多分シロちゃんが目的っすね。シロちゃんを確保できればこの街だったら簡単に支配出来ちゃうくらいシロちゃん強いっすからね。」
「まぁーシロちゃんおっきいしーつよいしー。」
「でも、多い方がもっと強いですからね。さすがのシロちゃんも6人に不意をつかれたらどうしようもないっすからね。」


私の身体には、それはもうたくさんの機械が埋め込まれている。筋肉は機械で調節され、身体の内側に鋼鉄が張り巡らされて、瞳は最高級のサイバーアイに置き換わっている。
すなわち、重たいものを難なく持ち上げ、高速で移動でき、銃弾すらも跳ね返す肉体を持ち、瞳には、赤外線を見ることやナイトビジョンも使うことが出来るようになっている。

「1人で出来ることには限りがありますからね。シロちゃんはばあちゃるくんが必ず守って見せますからね!」
「馬は、ほとんど生身な癖に。シロの方が戦えるんだよ。」
「でも、シロちゃんが戦うだけでいいように用意するのがばあちゃるくんの仕事なんでね。プロデューサーって奴ですよ。」
0258ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 06:03:31.17ID:???0
「それじゃあ、逃げちゃいましょうか!」
「いくぜいくぜ!ってどこまで逃げるの?」
「いやー最近調べてたんですけどね、昔の企業の所に戻ろうと思うんですよね。」
「えっ!そこから逃げるのどれくらい大変だったか覚えてるでしょ!」
「でも、またシロちゃんみたいな子がいるらしいんですよ。何も知らないまま、使い捨てのように戦場に出される子達がね。」
「ふぅーん?それがシロになんの関係があるの?シロ、別に馬と2人でいるだけでいいんだけど。」
「俺が良くないっすね。シロちゃんと一緒に逃げたのも、俺がシロちゃんを助けたかっただけだったんですよ。」
「だから、あの子達も助けてあげたいっすね。使い捨てのカンパニーウーマンよりも、長く生き続けられるように。」

馬が私を助けたように、あの子達を助ける。
「本気で言ってる?馬がシロを助けるためにどれくらい大変だったかなんてわかってるでしょ?」
「重々承知していますよ。顔と名前だけっていうとっても安かったくらいで、後処理と一気に逃げるのが大変だったくらいですからね。」

1度もあった事のない子達の為に、簡単に消える命をかけるんだ。
「シロが別に協力するって限らないじゃん!そんなの放っておいて、別の街でちゃんとやり直そうよ。」
「そうっすね。シロちゃんは先に他の街に行ってください。のじゃおじちゃんには、こっちから連絡しておきますから」

「シロが!離れないでって!言ってるの!」
「大丈夫っすよ、ばあちゃるくんは必ず戻って来ますから。シロちゃん残して死ぬわけないですからね。」
「そういうことじゃない!危ないから、やめてって言ってるの。別に馬がやらなくてもいいよね。」
「でも、誰かがやるまで待っているのは、ばあちゃるくん嫌いなんです。シロちゃんを助けるのも、あの子達を助けるのも俺がやりたいことなんですよ。」

「もういい。シロも着いてく。」
「ホントっすか!いやーシロちゃんが着いてきてくれるならもう簡単っすね!シロちゃんがいればなんでも出来ますから。」
「馬は、シロから離れないでね。人って簡単に死んじゃうんだよ。」
「そうっすよ。だからシロちゃんは、危なかったら逃げてくださいね。生きてれば勝ちなんですから。」
「馬も生きてないと、ダメだからね。」
「わかりました。それじゃあ、行きましょうか。」
0259ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 06:14:36.85ID:???0
馬がフェイスでシロちゃんがサムライな話を考えて書いたけど、書きづらいのでこれで一旦おしまいにします。

シロちゃんを助けるために顔と名前を捨てる馬ってシチュエーションが好みなんですよ!

だから、馬には大変な目にあってほしいし、それを表に出さないでほしい。
0260ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 08:07:37.26ID:???0
>>259
元ネタがあるのかな?
これ僕の好みっすね完全に
白馬で殺し屋とか殺伐とした話はピッタリはまってホントたまらないっすね
0263ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 10:34:54.03ID:???0
書き溜めしてたのを投下します
8話「理解者」
______________________________

消えた彼の行方。
彼女達の考える事の共通項はそれだった。

「ねえ、馬Pをどうしたの!」

「私、知らないよ……!」

私達はテンプレートな言葉を繰り返す。でも、互いに私達は彼の居場所を知らない。


一時停戦。

この場はそれで収めることにした。

彼を見つける為にも、彼女を利用した方が手っ取り早い。敵は増やさない方が得策。

でも、彼は私のもの。

これだけは絶対に譲れない私の一線。
彼と超えた初めての一線を胸に秘めて。

まっててね、わたしがみつけてあげるから

絶対に、絶対に。

私、北上双葉が絶対に手に入れる。
0264ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 10:35:21.93ID:???0
けれど、一体どう見つければいいのか。全く検討がつかない。いや、心当たりはある。犯人は夜桜たまだろう。絶対怪しい。私、金剛いろはの勘はそう告げているのだ。

ここは一体どうすれば、解決に導けるのか。双葉ちゃんも同じことを考えているだろうな、と考えつつ私達は寮内を歩き回る。

「それって、時を止めているんじゃないんですか?」

そんな声が聞こえた。

「ほら、そんなことを一瞬でやれる方法なんてそれしかないでしょう?」

私達が後ろを振り返ると、すずちゃんがいた。
0265ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 10:35:55.91ID:???0
彼女は何やら神妙な面持ちで此方を見ている。眼鏡の奥底に見える眼が、私達を見透かしているかのように。

「正解ですよ、私、分かります」

「修羅場になっちゃって、今大変ですよね?私も手伝いますよ」

答える隙を与えられない。

「まあ、御二方。一旦この近くにある部屋で腰掛けながら考えましょうよ」

何か用意でもされているかのように、廊下の左側のドアへと私達は導かれる。謎の不信感が、モヤモヤと。3人が小さな机を取り囲むように、椅子に座った。気分はさながら作戦会議。

「この眼鏡、分かるんですよ」

「見える範囲で分かるんです。彼処に散らばった新聞の内容も、彼処に飾られてる写真の撮られた日時と場所、そして貴方達の考えてる事も。」
0266ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 10:36:39.35ID:???0
驚きが隠せない。彼女は私達の考えが読まれていると言う。

「「そんなことありえない」」

「ははっ、言うと思いました。定番ですよね」

「この眼鏡も、双葉さんの短刀も、いろはさんの手袋も同じ系統の道具なんですよね」

「この眼鏡は、見えたモノを理解するちからがあるんです。双葉さんのはハートのA、感情増幅装置で、いろはさんのはハートの3、空間隔離装置ですよ。他にも、もっと、もっとあるんですよ。もっとも、それらが見えてないからわからないんですけどね。」

「安心して、皆さんに危害は加えるつもりもありません。」

彼女は、色々と語った。心が読まれているからか、私が疑問に思ったことをすぐに答えてくれた。あまりの正確さに多少の恐怖すらある。とにかく、彼がいなくなった原理は理解出来た。

「場所は分かりません」

探すしかない、ということか。

「そういうことになりますね」
0267ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 10:38:23.77ID:???0
嗚呼、愛おしき私のプロデューサー。
他の少女に穢されても、素敵。

私で染め尽くせればもっと素敵。

私の家に閉じ込めた。特別な仕掛けをしているから、見つかっても捕まることは無い。絶対に、捕まらない自信がある。

とにかく、捕まる心配は置いといて、早く彼と一つになりたい。暖かい体に包まれて、私の心を癒して欲しい。彼が早く目を覚まして欲しい。私は強引にしない。優しく接して、私に依存して欲しい。強引でもいいから、私を求めて欲しい。想いをぶつけて欲しい。
その為だったら私はいくらでも体を捧げることも出来る。神様だって殺してみせる。私に出来ることも出来ないこともやってやろう。私の快楽は彼が求めることと、私の求めるもの。

純粋に私の欲もあるし、彼の欲塗れの願望をこの身体に刻み込んで欲しい。

ただ、それだけなの。
0268ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 10:39:07.76ID:???0
嗚呼、嗚呼、早く。私の下腹部があなたを求めて悲しく泣いているの。私があなたを喰らい尽くしてしまいそうで、耐えられなくなる。

私の頭が性欲で正常な思考を溶かしてしまう前に、さあ早く。

私の右手が秘部を弄り、十四回程度絶頂した頃に彼は目を覚ます。

「馬P、大丈夫?うなされてたよ……!」

嘘です。

深刻さとか、看病してたとか、そういう感じを醸し出せる良い言葉だね。

「怖かったよね、安心して。私がずっと、そばにいてあげるから、ね」

光のない、弱々しい目がこちらを見つめる。信頼できるのか、とでも言わんばかりの目をしている。

安心してよ、私は優しいのだから。

きっと、あなたは虜になる。
0269ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 10:40:43.21ID:???0
「設定解説」

ハートの10「女王の眼鏡」

効果→理解能力。目に見えるありとあらゆるものを「理解」できる。心を理解して読み取ることも可能。また、多少思考能力の向上効果もある。見えないもの、知らないものを理解することは出来ない。

「あとがき」

深夜テンションで書ける分だけ書いておきました。正直眼鏡の能力強すぎ感があると思います。
0270ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 11:20:42.12ID:xxmJ0zxY0
>>269
おつおつ
ずっと待ってたssだし続き来て嬉しい
0271ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 13:29:43.94ID:???0
>>260
カンパニーとかサムライとかあるから多分シャドウランだと思う
0272ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 16:53:36.61ID:???0
できる時にできるだけ。
8話「停止」
__________________________________________

Revolution

これは彼の心の中の愛の革命である。今回は私が彼に求められる番だ。深く、深く。ゆっくりと、例え何十年という時間が過ぎてもいい。
彼の心に私を染み込ませる。起きて私、寝て私、何をしていても、私という存在が浮かび上がる程に。

美味しい彼の頂き方は、心も身体も何もかも私に曝け出させること。

Extreme

つまりこれは究極の愛情。革命的極地的愛情で私と彼が混じりあえるのならば、とてつもない、極端に言うのならば、言葉にもできない快楽の空を2人で飛んで逝けるのだろう。
ここまでに辿り着くまでに一体どれほどの時を使うのだろうか?否、私には時が止められるのだ。無限に、無限に、永遠に。
それほど宇宙が無限を無限に繰り返すほどに時が過ぎたとしても、私は彼と共に居られるのならば、虚無の世界でも生きていられる。

私の活力は彼への愛で産まれているのは私の世界の常識である。

Wanted

これが私の望み。端的に言うなら依存させちゃえ、浮気の必要性も感じなくなるほどに、飽き足りないほどに私を味わって欲しい。貴方に求められたいし、私も求めてる。
今こうして貴方を目の前にしていても、体が疼いて止まらない。気を抜いてしまえば、私もいろはちゃんのように無理矢理に彼を貪り尽くしてしまう確証がある。
気を引き締めろ。私は理性ある人間だ。ケダモノのように、彼を襲うようなことがあってはいけない。彼にとって究極の女の子であるのだ。彼が求めて止まない、そんな運命の相手に私はなるのだ。

その為なら、自分の心に嘘をついても、人格を殺してでも演じてみせる。
0273ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 16:54:15.20ID:???0
私はアイドルだからできる。否、彼がいるからなんだって出来る。実際この時計も私が見つけた。

私が最も有意義に扱える。

実際、時止めなんて現実への活用法があまりない。使い勝手の悪いチートみたいなものだ。現実社会を真っ当に生きていくならば時止めなんてあんまり必要は無い。締切とか時間に苦しめられている人種にとっては時を操れることへの意義はかなりあるだろうが。



グダグダと御託を並べるのはここまでにしよう。

さぁ、はじめよう、はじめよう。

私という名の甘い果実に手を伸ばせ。

PAUSE
0274ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 16:55:09.74ID:???0
あなたは時を止めた世界に適応できた。流石、私の愛する人。そもそも、人間は適応能力があるとか言うけど、貴方と比較すればそんなのゴミでしかない。貴方が私の中では一番なんだから。

毎日、というと齟齬がある。時は動かないのだから、時間なんて測れやしないだろうに。何秒時を止めた、とかそんなもの勝手に私達人類が世界に単位を当てはめただけで、そんなものは空虚なだけじゃないのか。

そもそもこの世界に1秒とか1日とか1年とかそんなものは無い。

私が時間の外に貴方を連れ出した。私に属するものは一緒に時間の外へと放り出される。だから、時を止める前に彼と交わった。寝てるところを襲ったのは卑怯だと思ったが、私を愛する頃にはそんなこと気に留めもしないだろう。

優しく、彼の一物を刺激して。大きく膨らんだそれを私の膣内へと導いた。処女はそこで失った。血もある程度流れ出た。破瓜の時に血が出るのは稀なことらしい。ならば、これは神聖な血なのだろう。

この血を初めとして、私達の愛の物語がまくを上げるのだ。
0275ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 16:56:01.29ID:???0
時が止まっている時は死なない。当然だ。歳を取らないのだから。老化してるならもうとっくにあの泣き叫んだあの時に死んでいる。

本当に彼を好きでいるからこそ、あそこまで悲しくなれる。むしろ、他のみんなは何かを死にたくなるほど愛せないのか。

皆の愛って所詮その程度なのか。

私が彼に捧げる愛が1番なのだ。

別に理解しなくてもいい。

彼を奪われる心配がないのだから。

彼を愛していいのは私だけ。

ねえ、そうでしょう?

ねえ、なんで貴方は虚空を見上げるの?

否、これは夢だ。
そう、私がここまであなたに尽くしているのに愛されないだなんて、これはとっても酷い夢なのだろう。目が覚めたら何かも無くなって、元通りの生活に戻れるのだ。嗚呼、それでいい。

光の灯らぬ彼の目なんかもう見たくはないのだ。

嗚呼、やっぱりあなたはここまで愛してくれている。こんなにも貴方が求めてくれているなんて。

その事実だけで私は何度も絶頂に達せる。
0276ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 16:56:40.97ID:???0
少女は時を止めて、ただ夢を見ていた。

時を止めても動かない彼に絶望した。

そもそもの理論が無理のある話だったのだ。

ただ、彼女は動かない彼の上にまたがってひたすら腰を振るだけ。

夢が覚めるまで、永遠に。

夢は時計のボタンの押し忘れで覚める事となる。

癖や習慣はいつか必ず乱れるものである。

PLAY
0277ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 16:57:14.64ID:???0
「やめてくれ」

懐かしい彼の声が聞こえて、ふと現実に戻らされたような感覚に陥る。否、今までも現実であったのだが。それにしても、どのくらいの時が過ぎたのだろうか。

そんなくだらない考えしか浮かばない。時を止めても、彼が動かない。その事を悟れるまでどれほどの時間が必要だったのだろうか。悪夢が覚めるまでどれほどの時間がかかったのだろうか。

もう覚えてはいない。

ただ、涙が出るばかりだった。
私は、動きを止めた。

「ねえ……助けてよ」

「求めて…………寂しいよ…………」

「あなたの温もりを知りたいよ」

「お願い……許して」

「私を、私といて」

「もう、ひとりにしないで」
0278ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 16:58:45.70ID:???0
大抵男は女の涙に弱い。何故だろうか。元々生物のDNAとか遺伝子とかそういう根幹に女は弱い、優遇してやれ、とか女は可愛い、正義であるとか、適当な情報でも書き込まれているのだろうか。

本能として、男は女を守るとかいう慣習が染み付いているのだろうか。

そんなもの知らない。

そういうものだから。

目の前で、如何にも振りほどいたら死んでしまいそうな少女が貴方を求めてきたら貴方は受け入れてあげられるだろうか。

受け入れて、その少女とセックスすることが最適解であるということを頭で理解していて、それでいてあなたはその少女に手を出せるのだろうか。

別の言い方をするなら、その少女の救いを求める手を振り払って、見捨てることは出来るのだろうか。




彼の答えはそう。
0279ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:00:05.70ID:???0
「ありがとう」

「やっぱり優しいんだね」

「とても。とても。暖かいよ……」



「大好き」



その少女、夜桜たまは胸の中へ。
0280ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:00:52.41ID:???0
「落ち着いたかい」

「うん…………」

長い時間をかけて、私は落ち着きを取り戻した。こんなにも、物理的距離が近いのに、とてつもなく宇宙の果てへと放り出されたような気持ちになれたのは何故だろうか。

だが、今そんなことを考えたくはない。今は、この幸せな時間を味わいたい。

「ねえ……お願い、来て」

改めて、彼を求めたい。

もう、無謀に極端な愛を求める必要は無い。微かな幸せを噛み締めていたい。私の願いはそれだけ。ただ、最後に欲を捨て去りたい。

みっともない姿だろう。でも、仕方ないのだ。


嗚呼、でも優しいあなたは葛藤してる。もう大した差なんてないのに。私を穢すことを躊躇しているの。

けどね、もう知ってるの。

「……!」



あなたは「この瞳」に弱い。
0281ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:01:56.08ID:???0
感情に訴えれば、簡単に動かせる。
完璧な悪女みたいでしょう?もう、手段も糞もない。ただ、愛されたいことに変わりはないの。それに免じて、許してよ。

貴方は仰向けに寝そべる私に向かい合う。貴方は私から目を逸らせない。心の重圧というものがあるのだろう。

ごめんね。私の我儘に付き合わせて。




「やめたくなったら何時でも言ってください」

言うわけないけど、返事はしておく。


貴方は望んでいるのだろうけどね。
0282ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:03:11.08ID:???0
彼が動く度に私は声を漏らしていく。彼のソレが私の膣内の気持ち良い部位を刺激していく。

彼と私は身体の相性が良い。

何千年、何億年も、ひたすら腰を振り続けたから、効率良い体に組み換えられたのだろう。

それは、彼にも言えるのかもしれない。

気持ちいいよ。

私はもう、死んでもいい。

けれど、死にたくない。

もっと、愛されたいの。欲張りな心は嘘をつかない。幸せな心は嘘をつく。私も心に矛盾を抱えている。

好き。幸せ。ただ、悲しくなる。ごめんね。ごめんね。あなたは私よりも苦しいでしょう?

でも、私の謝罪は心に響かないだろう。嬌声を漏らしながら謝られたってどうすりゃいいのか分からないだろうに。

理性的な考えが少し残っているせいか、ただ単純に気持ちよくなれない。
0283ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:04:28.56ID:???0
突然、彼にキスされた。それは、深く情熱的なキス。

口の中にまで温もりが流れ込む。

嗚呼、あなたは優しい人。

そこまでしてあげる義理も理由もないハズなのに。

きっと無意識に私は泣いていたのね。


「そろそろ、限界が近いです」

彼はそう告げた。彼のことだから、私の膣内に精液を流し込むことはしないだろう。

彼は義理堅い。それはとっくの昔に知っているからこそ。

「私に注いで……」

ダメ元でも言いたくなる。

彼は黙って首を横に振る。けれど、諦めたくはない。私は彼の身体を抱き寄せた。

掴んで離さないという意思表明のため。なんとしても私に愛を注いで欲しいから。

嗚呼、ごめんね。

謝ってばかりだ。

私の下腹部が暖かく、痙攣する。緩やかな絶頂。これが幸せというのだろうか。

私達は、ただ果てた。
0284ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:05:39.33ID:???0
「設定解説」

時間停止中に動けるのは装着者のみ。

「あとがき」

疲れた。勢いは1度ここで止めます。

このまま続けてもグダグダな文書になる。
0285ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:21:03.61ID:???0
おつですー

時間操作はつよい、相手には決して伝わらないという事を除けば
0286ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 17:44:36.99ID:e+0mJeAI0
誰か馬P死亡ドッキリネタ書いてください!
馬Pを心配してくれるシロちゃん+アイドル部が見たくて夜も眠れないです
0287ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 18:41:32.10ID:???0
「おはようございます。今日は一体何があってこんな早くに呼び出されたんですか?」
「あぁ、よかった。いいですか落ち着いて聞いてください。」
「ばあちゃるさんが亡くなったらしいんです。昨日夜中に居眠り運転のトラックに轢かれて、」
「嘘ですよね。あの人がそうそう亡くなるわけないですし。」
「いえ、本当なんです。ここはリアルなんですよ。人は呆気なく急に死ぬんです。」
「それって、まだ他の人には伝えてないんですよね?」
「ええ、そうですけど。」
「なら、これから私がばあちゃるさんをつくります。今のアイドル部には必要な人ですから。」
「ですから!ここは現実なんですよ!彼はもう、帰って来ないんです!」

「嘘です。あの人はシロさんや私たちを残して簡単に死ぬわけないです。だって、私たちのプロデューサーなんですよ。」
「それに、シロさんはどうするんですか。シロさんが2人で話すのをどれくらい楽しんでいたなんて見ればすぐわかるんですよ。」
「本当にどうしようもない人ですね。何言ってももう届かないんでしょうけど。」

「はいはいはい。皆さんおはようございますねー。いやー昨日はちょっとハードな事に巻き込まれちゃいましてね。申し訳ないっすね。」
「は?えっ?なんですか、さっきまでの私の喋りは。」
「えっ?なんで生きてるんですか?むしろそこは死んでおくべきなのでは?」
「ちょいちょいちょい!ひどくないっすか!さすがにばあちゃるくんも思いっきりトラックに吹っ飛ばされたら死ぬと思ってましたけど。」
「まさか、近くに川があったおかげで、何とか軽傷で済みましたからね!」

「すいません、メンテさん。ドッキリって疑ってしまって。」
「いえ、あずきさんにちゃんと確認しないで伝えた私たちが悪いんです。それでどうしましょうか。」
「少し腹が立ちました。ドッキリ企画でもしませんか?皆さんの新鮮な反応と今の気持ちを味あわせてあげたいです。」
「そうしますか。ばあちゃるさん!」
「はいはいはい、なんですか?」
「今日はさすがに体を休めてください。三日間お休みしてもきっと大丈夫ですよ。」
「ホントっすか!よかったっす。意外と身体が痛くてびっくりしましたからね。3日で直してまた来ますね!」

「ばあちゃるさんには、少し痛い目にあってもらいましょう。三日後を楽しみにしていてくださいね。」
0288ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 19:18:57.65ID:???0
「三日後、ばあちゃるさんが戻って来るまでの皆さんの反応を見ることと帰ってきた時にばあちゃるさんがどんな目に合うか。」
「昨日、夜中に居眠り運転で轢かれたっていうのはそのままにしましょうか。確認は私たちとあずきさんがしてもらったという事で。」
「ええ、伝えるのは皆さんが集まった時で、動画を三日分用意しましょうか。」
「さすがに、生放送は危ないですからね。動画だったら伝える前に用意しておけば変わらないクオリティになるでしょう。」
「あとは、皆さんがどんな反応をするか、あんまり大事にならないように私たちでコントロールしていきましょう。」


「それで、あずきちゃんとメンテちゃんの2人から大事な話ってなに?馬も顔を見せないし。アイドル部の子達も集めるって何かあったの?」
「ええっと、シロさん、そして皆さん、冷静に聞いてくださいね。」
「昨日、ばあちゃるさんが居眠り運転のトラックに跳ねられる事故にあったそうです。川に落ちたあと、まだ誰にも見つかっていないそうです。」
「えっ?馬が事故にあったの?大丈夫なんだよね?」「シロちゃんのぱいーんにも耐えられるんですから、きっと大丈夫ですよね!」
「いえ、まだわかりません。ばあちゃるさんは現実で事故にあった場合には、どうなるかは私たちには決してわからないんです。」
「まだ、身体が見つからないのでなんともいえないんですが、最悪の場合を覚悟しておいて下さい。」
「メンテさんと私がいる時にその連絡をうけたんですが、皆さんの事も考えて、収録が終わるまで言わないようにしていました。ですので、メンテさんは責めないで下さい。」


「馬!馬!聞こえているんでしょ!さっさとでてきてよ!」
「シロさん、ばあちゃるさんがいつもシロさんを気にかけていました。もう自分がいなくても大丈夫。むしろばあちゃるくんがシロちゃんと一緒にいないといけないっていつも言ってましたよ。」
「馬が死ぬわけないでしょ!だって馬なんだよ。そんな簡単に死ぬわけ、」
「そうですよ!私のトラックでも全然大丈夫だったんですし。」「あっ、言っちゃうんだね。」
「嘘だよ!プロデューサーがしんじゃうなんて。」「そうですよ。今からじゃないですか!」
「皆さん!落ち着いて下さい!メンテさんもあずきさんも困ってしまいますわ。」
「ふーちゃんまだ色々かえせてない。」「昨日って私、遅くに相談していたんですよ。それがなかったらきっと、」「たまちゃん、そんなことないよ。ばあちゃる号はそんなこと思わないよ。」
「ちえり、どのトラックか探してくる。」「私、色々聞いてくるね!」
「わかっちゃった!これってきっとドッキリだよね!馬Pがみんなに仕掛けて私たちをびっくりさせる為に仕込んだんだよ!」
「いろはさん、さすがに今はそんなこと言ってる暇はないんですよ!」
「あ、そうなんだ!イオリ、明日馬Pにお願いされて、年越しパーティの準備するっていってたもんね!馬P、約束ちゃんと守る人だからね。早く種明かししないのかな?」
「あっ、ごめんイオリちゃん、いろはの願望だった。」
0289ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 19:29:45.19ID:???0
「いろはちゃんなんでそんな事言うの?」
「本当にごめんって!」
「そう、そうだよね!馬ごときがシロたちにドッキリ仕掛けるなんて勘違いも甚だしいよね!帰ってきたら思いっきりぱいーんしてあげるんだから。」
「シロちゃんまで!いろはの思い込みだよ。本当はあずきちの言う通りなんだよきっと。」
「でも、シロは信じませーん!明日にはきっと帰ってくるよ!イオリンのお願いがあるしね!」
「そうですよね。きっと帰ってきますよね。」
「それじゃあ皆で馬に何させるか考えておこっか!」


「これって、もしかしてバレているんですかね?」
「いえ、皆さんしんじているんですよ。ばあちゃるさんが無敵の人っていうことを、私たちの前から消えることなんてないって。」
「ですので、こういう悪趣味な嘘は1日で種明かしするのがばあちゃるさんです。」
「それじゃあ三日後って言ったのは、皆さんにもういないって信じ込ませるためですか?」
「いえ、なんとなくでした。でも今は少し失敗した気がします。」
「明日明後日が本当に今から憂鬱になってきました。やっぱり今からばあちゃるさんを呼び戻しませんか?」
「ドッキリは完遂するものですよ。それに今種明かししてはつまらないじゃないですか。もっとばあちゃるさんには、自分の事を大切にしてもらいましょう。」
0290ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 19:35:13.68ID:???0
あとは任せた。
全員の反応はさすがに一気に書くのは無理があった。
0291ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 20:54:11.95ID:???0
とりあえずやれるだけやります
9話「逃避行と逆行」
__________________________________________

行為が終わったあと、私はただ、彼に抱きついていた。微かな心音と彼の体温が心地よい。父親の横で眠る娘の気分になれる。気を抜くと、長い時間眠ってしまいそうになる。でも、それも幸せなのだろう。


「ずっと、貴方とこんな風に過ごして居たかった。」

「…………。」

「2人で、さ。ゆっくりと旅行とかしたいね。」

「いろんな所を巡ってさ、2人だけの思い出を作りたいの。」

「美味しい食べ物とかも食べたいよね。」

「そう、2人だけで。」



「ごめんね、我儘で。好きだから、堪えられなかったの。」

気の利いた言葉が出てこない。それでも彼は、ただ微笑んでいた。けど、少し悲しそうな目をしていた。
何も言わずに、私の頭を優しく撫でてくれた。でも、いつか必ずこの幸せは壊れるんだろうな。冷静に私のしてきたことを振り返ると、全くもって録なことをしていない。彼も、きっとそれを知った上で。


家のドアが開く音。

それは幸せが崩れる音。

私だって。幸せを掴み取る権利くらいあってもいいはずだ。私も抵抗する。この時のための、あの秘策があるのだから。
0292ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 20:54:57.91ID:???0
とりあえず、私達は彼女の家を捜索することにした。徹底的に、全ての場所を探し尽くして彼を見つけ出す。

それが私たちの使命。

きっと、彼女に監禁されて無理矢理犯されているのだろう。彼の為にも、必ず救い出さないといけないのだ。

時間帯が夜中ということもあり、彼女の家の明かりが窓から溢れ出ている。大当たりなのだろう。幸いにもドアの鍵は掛かっていない。ドアを躊躇なく開けた。

家は、簡素な3LDK。物がある程度散乱してている。彼女の生活風景が感じられるが、今はそんなものを感じている暇なんてない。彼の安否が第一だ。場合によっては家ごと吹き飛ばす。
家の中を徹底的に探し尽くした。人が先程までいた痕跡は確かにある。あるのだが、肝心の彼らが見当たらない。隠し部屋の可能性も考えた。しかし、そういう類は一切見当たらない。

「逃げられた……?」

「時止めで逃げたんでしょうね。」

結論はあっさり下された。

「卑怯者……!」

その言葉は何処へ行くことも無く、壁にぶつかってその辺へと消え去った。
0293ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 20:55:32.30ID:???0
単純な話、逃げればいい。

時止めは、第三者から見ると瞬間移動でもある。

私は、彼を抱えて適当な所へと逃げればいい。とても、とても、単純な作戦。けれど、強い。

子供のやる鬼ごっことかそういった類とは格が違う。規模の大きさ、使える力。勝負にすらならない。三十六計逃げるに如かず、という言葉。ちゃんとした意味は知らないが、とにかく逃げとけばなんとかなるという意味合いはあるのだろう。

先人もそう言っているのだ、逃げることは最強である。
0294ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 20:56:31.27ID:???0
もしかしたら、さっき彼と話した旅行の件は叶うかもしれない。多分、愛の逃避行ってやつだろう。

逃げながら、旅をする。
それも、彼とともに。嗚呼、なんとロマンティックな計画なのでしょう。疲れたら、ホテルに泊まったり、時々彼とエッチなことをしたり。

これはこれで、私は幸せ。彼がどう思うかは知らないが。本音を言うなら、私の我儘に一生付き合って欲しい。けど、彼を自由にさせてあげたい私もいる。

でも、やっぱり自分の正直な欲は強い。

仕方ないのだ、仕方ないのだ。

惚れられたから仕方ないと思ってもらおう。

ごめんね。



「一生、わたしといてくれますか…?」

時を止めているから、返事はない。

面と向かって言うのも恥ずかしいし、彼の答えを聞くのが怖くて、この質問は心の内に秘めておくことにした。





______________________________


その後、夜桜たまとそのプロデューサー、ばあちゃるの姿を見た人はいない。

______________________________
0295ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 20:58:15.26ID:???0
1人を除く、アイドル部の全員が悲しみに暮れていた。

夜桜たまとプロデューサーの失踪。

その原因はメンバー同士の恋愛関係のすれ違い。

もう、どうしようもない。

皆の関係も壊れてしまった。



______________________________



「りこちゃん…………修復しないと」

「わかった…………使う時がきたんだね。」


「牛巻システムVer.H-11-J起動。」

「期間の範囲を指定しました。」

「装置発動時、全忘却システム作動をします。」

「動画編集神。」

「システムを、動画へと組み込んで。」

「この動画を見た人が拡散したくなるように上手いことやって。」

「YouTubeに投稿して。」


______________________________


「どうやら全人類に拡散しきれたようだね。」

「そうですね。」

「じゃあ、システム発動。」

「発動できましたか?」

「OKだよ。それじゃあ、あずきち覚悟は出来てるよ。」

「はい。それでは。」




REW
0296ほのぼのえっちさん2018/12/28(金) 20:59:07.30ID:???0
「設定解説」

罪を消失させるのは忘却。

「あとがき」

よくあるアレです。
0298ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 00:33:53.45ID:???0
元企業への仕事は、馬がほとんど全て段取りを決めていた。まずは、内通者2人と合流してから、馬の目的の子達の居住施設に乗り込んで制圧するらしい。
私たちが施設を制圧している間に、馬は退職金を貰いに本社に顔を出すから、施設にセキュリティチームを長く捕まえて置いてほしいから、シロが必要だった。
「えーっと、ここでいいのかな?」
内通者の2人と会うために、近くの遊園地で待ち合わせ。ここは、訓練施設として使われていたらしいのだが、シロは一切覚えていなかった。
「あーっ!シロちゃんひさしぶりだね!よかったー。あの人がまた帰ってくるって言ってたけど、シロちゃんまで一緒なんてうれしいなぁ!」
「えっと、どちら様ですか?そんなに特徴的な靴下見たことないと思うんですけど。」
「ごめんごめん、お馬さんの協力者のめめめです!昔、シロちゃんのメンテナンスをしてたんだよ。やっぱり覚えてないか。」
「本当ですか、でもシロ全然覚えてなくて、ごめんなさい。」
「いいんだよー、シロちゃんが五体満足でいてくれて本当にうれしいよ!」

「こんにちぇりー、めめめちゃんと、シロちゃんだ!よかった、ここまで帰ってきてくれて、また会えて嬉しいよ!」
「わ!えっとお名前は?」
「ちえりです!やっぱり馬の言った通りだったか。これからよろしくね!」

実はシロはほとんど1人か馬と一緒にしか、仕事をした事がありませんでした。その仕事も、シロが武器を持って怪しい動きをしないか見ているだけの番犬だけで、こうしてチームで動くのは初めてでした。
「それで、これからどうするんですか?馬から聞いたのは、2人と協力して施設を制圧するってだけなんですけど。」
「ちょっと待ってね、はいシロちゃん用のデータリンク。ここに地図とか、見回りとかを表示させていくね。」
「ちえりが付けてあげよう!」
「あっ、お願いします。」
「シロちゃんは可愛いなあー、昔とはちょっと違うけど今のシロちゃんはもっと好きだなー。」
「シロの昔って一体どんな風だったんですか?」
「それはもう、とっても冷たい子だったんだよ。セキュリティチームは皆、生身だったから、シロちゃんの事怖がる人もいてね。」
「だから、シロちゃんは私たちからいっつも離れてて、それを見たあの人が必ず声をかけていたなぁ。はい、おしまい!」
目の前に立体的に表された地図がでてきました。シロには、通信機器を埋め込まずにいた理由は知らなかったんですが、こうしてみると、
「すっごい、これってこんなに簡単なんだね!」
「めめめのお手製なんだよ!それで、シロちゃんはこの屋上の窓から入ってきてほしいな。シロちゃんの足なら届くから大丈夫。」
「その後は、どうしたらいいんですか?シロ隠れるのとかは苦手なんですけど。」
「あとは、シロちゃんのお馬さんに任せて大丈夫だよ。みんな帰ってくるのまってたんだから。」
0299ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 00:49:38.24ID:???0
「はい、これで作戦会議終了!」
「ほとんど決まってないと思うんですけど。」
「実は、シロちゃんがここに来て貰ったのは私たちに会ってもらう為だったんだよね。お馬さんは色々シロちゃんの事は教えてこなかったみたいなんだけど、これからの事を考えるとね。」
「シロの昔の話をしてくれるんですか?」
「いや!シロちゃんの昔話は本当に何もないんだよ。めめめと話したのなんて1回くらいだし、その時はシロちゃん、ほとんど感情がなかったから。」
「だから、これからするのは、シロちゃんのお馬さんの話。あの人は何をしてきたのか、何故戻って来たのかっていう話だよ。」



ちえりの話からするね。ちえりはこの企業のセキュリティチームのリーダーになれたんだけど、昔は本当に大変だったんだよ!
企業間での経済戦争の延長で、私たちも色々やってきたんだけど、ある日この企業がシロちゃん達がやってきた、仕事の対象になったんだ。
それはもう、大失敗をしたチームだったんだけど、それでも私たちみたいなセキュリティは戦わないといけなかったのね。
その中で昔のお馬さんは、相手の仕事の目的とか、戦いの仕方とかがわかっていた凄い人なんだよ。きっとシロちゃんも知っているんじゃないかな?
あの時は、楽しかったなー、仕事が終わって帰ろうとしてる相手をセキュリティチーム皆で待ち伏せしたのは。
ちょっと脱線しちゃったね?それでお馬さんはある日、この企業の極秘プロジェクトを任されることになったんだ。それについてはめめめちゃんのが詳しいかな?
0300ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 01:13:05.32ID:???0
めめめの話は、お馬さんが極秘プロジェクトに選ばれた時からの話になるのかな?
そのプロジェクトを簡単に説明すると、企業内で裏側の仕事専門のチームを作り出す事だったんだ。他の企業とは違うのは、その子達には名前も、自由も与えないで、企業の為だけに働かせるってことかな。
でも、昔はそんな話じゃなかったんだよ!2人でストリートチルドレンを保護して、それぞれの専門分野を用意して、その子達が成長したら雇い入れるって思ってたのに。

4年前の今日、その子達をお馬さんが見つけて保護してきたの。10人で集まって生活していた子供達を見つけて、人さらいに見つかる前に保護できたって言って喜んでたの。
その後、自分こそが人さらいのようなものになった事に後悔し続けてたけど。
お馬さんはその後、10人全員をここで育てていく事に決めて、その子達に出来る限りの事はしてきたつもりなんだよ。生き方として、銃の撃ち方も教えたけど、それでも死ぬよりはいいって。


そして、ある日シロちゃんが現れたんだよ。
この企業の最も価値のある兵器として、単独戦闘ではほぼ負けない最強の兵器として。私たちの今までが全部なくなったんだよね。シロちゃんがいれば戦闘に負けることはない。
だから、あの人はシロちゃんに勝つためになんでもしたんだよ。機械をハッキングして、目を見えなくしてから、ひたすらに逃げ回って、シロちゃんが弾切れになるまで逃げて。
シロちゃんが殺せなかったのはきっとあの人だけだったんだよ。まぁそのせいで、シロちゃんの機械は全部有線になったんだけどね。
その後シロちゃんはあの人になつき始めたんだけど、シロちゃんもあの人も同じ日に亡くなったって聞かされたんだよね。


相手の企業に単身で乗り込んで、制圧。企業のデータを全て破壊せよ。なんて誰にも出来るわけない命令を受けて、シロちゃんは1人で飛び込んでいきました。
それを追いかけて行ったあの人を止められなかったのが、悔しかったなぁ。
0301ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 01:38:35.21ID:???0
シロの知らない馬の話がでてきました。聞けば聞くほどに今の馬からは想像もできませんでした。
シロ相手に弾切れまで粘るのは、雨の中を傘をささずに濡れないでいるようなものなのに、何とか成し遂げる。
相手の思惑を全て理解して、その上をいく。
ただ、困っている少女達を助けたのは、きっとシロの知っている馬だと思いました。

「どうかな!シロちゃんのお馬さんはどれだけ凄いか知ってくれたかな?」
「半分嘘だと思いますけどね。今の馬はハッキングなんてしたの見たことないですし。それに、シロのばら撒きに当たらないなんて普通おかしいと思うんですけど。」
「まぁ私も、信じてないんだけどね?」
「あの人はコネクションが1番の武器ですから。ハッキングが得意な人に頼んで、シロちゃんの銃は元から不良品にしておくって言ってましたよ。」
「わあ!のじゃおじさんなんで?!」
「めめめの自家製が!なかなかやるね!」
「これは、ばあちゃるさんがシロちゃんにあげて欲しいって用意したやつを、めめめさんが改造したんですよね?じゃあ元から繋がるようになってたんですよ。」

「昔、ばあちゃるさんがわらわに頼んだことは3つです。」
「1つは、シロちゃんの機械の中の命令プロトコルの除去でした。その時に、シロちゃんの記憶が失われてしまったはずです。申し訳ございませんシロちゃん。」
「えっと、命令プロトコルが何か分かりませんが、きっとよくないものなのでありがとうございます?」
「2つ目が、ばあちゃるさんとシロちゃんの死の偽装でした。これは、完璧にできたとおもってます。」
「めめめも、あの人から連絡来るまで生きてるって考えたこと無かったもん。」
「ちえりは、お馬さんがそんな簡単にハメられるなんて思わなかったかな。」
「そして、最後に頼まれたのが、企業のデータを全て破壊することでした。この企業っていうのは、昔の敵対企業でもありますし、元企業でもあります。」
「シロちゃん、わらわと友達になってくれて本当にありがとう。何にも知らないシロちゃんを騙していて、本当にごめんなさいなのじゃ。」
「いいよ、これからもお友達でいようね!」
「ありがとうなのじゃー。」
「のじゃおじさん?に凄い信用してたんですね。一体いくら貰ったんですか?」
「昔のあの人の全財産と、無条件で依頼を3つ受けて貰うことなのじゃ。」
「それって、高いんですか?安いんですか?」
「わらわからすれば、大切な友人から何か貰うのはあんまり良くないのじゃ。でも、あの人がどうせ死んでしまうからって貰ったのじゃ。」
「それで、最初の依頼なのじゃ。」
「えっ、シロに言っていいんですか?」
「大丈夫なのじゃ。また、2人で顔を出してほしいのじゃ。そのためなら、なんでも協力するって伝えておいてほしいのじゃ。」
「のじゃおじさん!!本当にいつもありがとう!」
「いいってことですよ。僕とばあちゃるさんの仲ですから。」
0302ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 01:47:16.25ID:???0
馬の設定を盛りすぎた!

馬がやったことは、攻められることをしらべて、目的を探り当てたり、銃やハッキングをコネクションでお願いしただけでした。
事前準備をし、出来ることを全部して、リソースをケチらないこと。それを徹底してやる事が一番後悔する選択をしない方法だと思います。


馬がフィクサーで、アイドル部がチームでランする話を誰か書いてほしいな!
0303ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 04:41:44.46ID:???0
うしまき☆メモリアル

「初めまして、牛巻りこです!特技はプログラミングで、趣味は競馬です!あとは、かわいい女の子が大好きです!みんな、牛巻が可愛がってあげる。」

「はいはいはい。隣の席のばあちゃるくんですよ。りこぴんの自己紹介って本当なんですか?」
「もう!本当だよ!」
「まじんがー!だったら、ばあちゃるくんが調べたかわいい女の子を紹介していきますねーはいはいはい。」

「まずは、生徒会長の夜桜たまちゃん、通称たまたまっすね。たまたまはいつもは生徒会室でこっそり何かやっているみたいっすね。それについて理解してあげるのがいいんじゃないでしょうか。」

「はいはい、次は園芸部の北上双葉、通称きたきたっすね。きたきたは今の自分について迷っているみたいっすね。まずは話を聞いてあげるべきっすね。」

「最後に、プログラミング部の木曽あずき、通称きそきそっすね。独特の世界観を持っていますが、普通の女の子なんでね。同じ部活に入って一緒の時間を過ごすのがオススメっすね。」

「ばあちゃるくんが知っているかわいい女の子は以上っすね。アドバイスですが、バイトはしっかりと選んだ方がいいっすね。なんだったら紹介しますよ。」
「ありがとう、ばあちゃる号!それじゃあ誰から仲良くなっていこうかな?」
0304ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 04:51:58.48ID:???0
「なんて言ってたのが半年前っすけど。今のみんなの気持ちが聞きたいっすよね?」

「たまたまは、りこぴんの事をもう完全に好きっすね。ただ、最近のりこぴんの噂を聞いて激怒寸前みたいっすね。ちゃんと顔を見せてあげた方がいいっすね。」

「きたきたは、りこぴんの事をヤバいくらい好きっすね。最近、りこぴんと仲良くした事を生徒会の面々に話しているみたいっすね。」

「きそきそは、これはもうまじで好きっすね。部活動に来るのを毎日楽しみに待っているみたいっすね。ただ、最近のりこぴんの噂を聞いて不信感を抱いてるみたいっすね。」

「はいはいはい、今のりこぴんの評価はこんな所っすかね?それじゃあ、ばあちゃるくんからのアドバイスですが、」
「かわいい女の子だったら誰でもいいっていうのは、りこぴんの考えですけど、それを周りの人が中々理解してくれるとは限らないっすね。」
「もし、ばあちゃるくんが今言った子達になあなあな態度をとっていたら嫌じゃないですか?相手もきっとそう思っているはずっすね。
「ですから!まずは、一番を決めることが大切っすね。仮に1番を決めた後で何か他の人に言われたとしてもそれを貫く。そういう姿を相手は望んでいると思うっすよ。」


「ありがとう、ばあちゃる号!今日は、牛巻はバイトって事にしておいてね!」
0305ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 04:58:56.30ID:???0
「だから、言ったと思うんですけどね。りこぴんの評価をちゃんと聞いてください。」

「たまたまは、りこぴんが決められないのは仕方ないなぁとは思ってはいるみたいっすね。ただ、それを見せないように立ち回るべきだったっすね。」

「きたきたは、浮気性は刺すって決めていたみたいっすね。関係の修復は時間と誠意が必要っすね。」

「きそきそは、プログラミング部で待っていますね。暗黒バイトが無くなればまた、ゆっくりと時間を過ごせるって思ってるみたいっすね。」

「刺されるまで、変えないのはむしろ凄いって思ってはいますねー。今からでも全員に誠意ある対応をしていってあげてほしいっすね。」

「ばあちゃる号、少し反応が刺々しくなってない?でもいつもありがとうね!明日は誰に声をかけよっかな?」
0306ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 05:05:59.58ID:???0
「それで!なんで!最後に待っているのがばあちゃる号なの!」
「なんでって言われても、りこぴんのことを見ていられるのはばあちゃるくんしかいないっすからね。」
「噂っていうのは、中々大変なものでしてね。一度流れたら一気に評判が下がってしまうんですね。」
「まあ、何とかばあちゃるくんが沈静化させてはおきましたが、今回みたいにまた刺されるのは、さすがに友人として見過ごせないっすね。」
「えぇー、牛巻何とかハーレムになりたいよ!」
「そういうのは、早いうちに言っておくべきでしたね。誰にでも可愛いって言うよりも、みんな可愛いから一緒にいたいの方がまだマシだと思いますよ。」
「それじゃあ、りこぴんが誰かと仲良く出来るまで付き合ってあげますからね。まずは1人にきめるんですよ!」
「やだ、ばあちゃる号付き合うなんて!牛巻にはかわいい女の子が待っているんだから!」
0308ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 05:23:50.58ID:???0
最近スレの勢いが良くてうれしみ
淡々と正論を説く馬で草
0309ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 11:11:31.48ID:???0
>>296

この牛巻システムは今まで何回起動した形跡があるのだろうか
0310ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 13:35:16.77ID:5dOnHgBV0
文才が多いなあ
0311ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 18:20:56.09ID:???0
投下多くてすいません。
10話「時空の乱れは心の乱れ」
__________________________________________

REW....

STOP

PLAY....

時間は夜桜たまがあの時計を拾った頃辺りまで遡った.......。

______________________________

私、牛巻りこは事の経緯を知っている。

時計も、双葉ちゃんのナイフも、いろはちゃんの手袋も、すずちゃんの眼鏡も、別の当たり障りのない別のものにすり替えた。


私とあずきちは一緒に時間を巻き戻した。

彼女の動画編集神は動画を作るだけではなく、世界を大まかに弄ることが出来るらしい。なんか、とても凄そう。彼女曰く、よく分からなくてあまり使いたくないそうだ。

ただ、巻き戻すだけだと記憶は残ったままだ。その為に、動画に私の牛巻システムの影響下になるようにシステムを組み込んでもらったの。

さらに、見た人が他の人にこの動画を拡散するような不思議な力も加えてもらったの。数時間で、テレビ局全部の放送があずきちの動画にすり変わったよ。流石にビックリしちゃったよ。

おかげで皆が動画を見て、世界の混乱は避けられたのさ。それで、その後動画を見た人は一時的にだけど、システムの支配下になったの。システムを作動した時に皆の記憶は綺麗さっぱりに無くなるように、ね 。


巻き戻しでは、体の変化は戻らないけど、無機質な物の動きは全部巻き戻る。だから、あの記憶が無くなって、原因さえ排除できれば元の生活に戻れると思ったのに。





まだあったのさ。

3週目あるよ、これ。

嗚呼、疲れちゃうな。
0312ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 18:21:41.54ID:???0
不思議な首飾りと出会いました。

クリスマスの時期。私の枕元に、綺麗な紅色の紙で包装された箱があったのです。昨年に、クリスマスにプレゼントを貰えた事はなかったので、何故今年は貰えたのかは分かりません。

誰かが、私にプレゼントしてくれたのでしょうか。お礼が言いたくて、贈り主の所在を調べようとしたのですが、結局、見つかることはありませんでした。名乗り出てくれても良かったのに。

箱の中身は、小さなアメジストの首飾り。取り出してお部屋の明かりに照らすと、それは薄く、鮮やかな紫色の光を放ち、輝きました。

例えるのならば、唐糸草の花の色。

桃色に近いような、柔らかな紫色。紫の色は、昔から高貴な色として扱われることが多かったらしい。

紫は綺麗です。色の中で美しいものを挙げるのならば、私は紫色を思い浮かべるくらいには、紫という色に魅力が込められていると思っています。

大人の魅力を感じる紫の首飾り。私に似合うのだろうか。鏡の前で、私はぼんやりと宝石の部分を眺めていました。やっぱり、この宝石は綺麗だ。眺めているうちに、だんだん身に付けたくなりました。

冷えた金属の感触が気持ちよい。

私の首元で、紫の光。
0313ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 18:22:54.18ID:???0
包みの袋を片付けようとした時、小さなリーフレットのような紙を見つけました。それは首飾りの宝石の説明だったり、製作者の想いが綴ってありました。

気持ちを強くするお守り。

そう、書かれていました。付けた人の感覚が研ぎ澄まされることで、周囲の環境を知り、心の強い人になって欲しいという願い。

自分の身の回りを知ることは確かに大切なのでしょう。自分の立場、周りの立場、世界の動き、全ての流れ。環境は、様々な何かしらの概念が渦巻き、絡まり、互いに干渉し合っていくことで成り立っている。
環境、現実、そういった私達の生きる土台を理解することというのは、自分の生き方を掴むためにも必要になるのでしょう。でも、全ての事を知ることは出来ない。

時々、無知は罪という言葉を目にすることがあります。知らないから、自分や周りの人が苦しむことになる。その為にも、私達人間は学んだり、知っていく必要がある。
それでも、皆限度というものがある。

この、首飾りには感覚を研ぎ澄ませて環境を知って欲しいと記されています。

私の感覚。これで広がる世界。

自分の感覚が広まることで、何か掴めるものがあるのでしょうか。

胸の内が、熱くなる。

心の中で、その熱は大きくなる。

何かを感じる。



後ろ。



そこには、1匹の蟻が生きていた。
0314ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 18:24:05.78ID:???0
「設定解説」

ハートのJ「王子」

効果→記憶操作装置。特定の条件、範囲を指定することで、対象者の記憶を弄ることが可能。

「あとがき」

品質向上に努めさせて頂きます。
遅れは取り戻せたと思います。
歴史は繰り返す。
0315ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 19:10:53.28ID:???0
おつー

リセットがあるから、もっと酷い目にあってもいいな!
0316ほのぼのえっちさん2018/12/29(土) 23:57:21.16ID:SrPlx2FG0
結構書き手が出てきたしコテハンつけてくれると個人的には見やすい
0317ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 00:10:39.30ID:???0
人を選ぶSSを書く人を未然にNG入り出来そうですし、見る側にとってはプラスは多そうですね。実際私は結構キツイもの書いてる自覚あるので、無理して見て欲しくはないです。単純にトリップ付けとけば良さそうですね。

でも付け始めると新参の方が手を出しずらいという難点もあると思うんですよ。なんというか、常連の多い場所にズバッと割り込むのって怖いと思いませんか?

試験的に次の投稿の際にpixiv垢名+トリップで投稿して様子見しますか?何もないようでしたらそうしてみます。
0318ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 00:26:33.77ID:???0
昨日のたまちゃんの配信、馬のこと好きすぎて草だった
0319名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:25:22.35ID:???0
早速投下します
11話「快楽の渦と恋の目覚めと存在論」
__________________________________________

これを命の鼓動というのでしょうか。命の鼓動、と言うより、重さでしょうか。ずっしりと感じます。何故なのか、この首飾りをつけたからなのか。目の前の蟻の存在を強く意識してしまいます。
そこにいるという「感覚」だけが強く、強く。

苦しい。

こんなにも、他の生命の存在を重苦しく感じたことはありません。目の前の蟻の大きさは五寸にも満たないはずなのに、私の頭に、心に、喉に、肺に、心臓に。
そこにいる蟻の意識が襲ってくるような錯覚に陥りました。私の存在がわかりません。私が、私という存在、色が他の色に塗り潰される。

嗚呼、嗚呼、やめてください
私、カルロ・ピノを消さないで

お願いです
鎮まってください
0320名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:26:20.69ID:???0
その感覚は呆気なく弱まった。何もそこになかったかのように。否、何も感じない。


心拍数が上がったのがひと目でわかる。息が上がっている。腕に熱を感じる。人の心は脆く、たったこれだけで人を追い詰められるのだということを認識できます。嗚呼、楽になりたいです。私は疲れました。
すると、気持ちは楽になりました。胸に手を当てても、強く打ち付ける心臓の響きを感じているのに、息も荒く吐き出しているというのに、どうして私は平然とした気持ちでいられるのでしょうか。
8時間きっちり寝た後の爽やかな朝のように疲労を感じません。この気持ち良い感覚をお姉さま方に教えてあげたいと私は思います。

それにしても、本当になんでこんな不思議な事ばかり起こるのでしょう。疲れて私は変な夢でも見てるのですか。頬をつねるのは痛いのでやりませんよ。
夢なら夢で、楽しめばいいのです。私は明晰夢という言葉とその意味を知ってます。夢の中で私が夢を認識した時、私は夢の中を支配する女王様となれるのです。

誰も、私に逆らえない、「感覚を」すらも自由に支配できる、そんな夢。



さあ、恐れないで。

夢に怯えては眠れませんわ。

私にとびきりの快楽を。







私の体が甘く痺れていた。
0321名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:28:04.20ID:???0
度を超えた快楽というのは毒。テクノブレイクという造語があるくらいだ。腹上死という死なせ方があるという現実世界だ。快楽が逆に苦しく思えるだろう。離反した概念は紙一重。

例を挙げるのなら、くすぐられているのと同じだと思う。くすぐりに関しては個人差があるのでわからない人はわからなくても良い。
とにかく、抵抗できない状態でたくさんの人々に押さえつけられて、自分の弱い部分を徹底的に責め尽くされて、やめてと言ってもその手を止められないというのは、軽い地獄だろう。
死後の地獄の一種にくすぐり地獄なんてユーモアくらいあってもいいと思う。まあ、どんな罪を犯したらそんな所へと突き落とされるのかは知らない。釜茹で、針、極寒、血の池といった如何にもという地獄の面々に比べたら生温すぎてなんとも言えないだろう。
地獄に笑いを求めてどうするんですか。罪人でも救うつもりですか。

そもそも、解釈が歪めば地獄だって救いなのだが。

閑話休題。快楽の感覚を固定されている彼女は、身悶える。辛うじて、体をベットへと運んでいけたのは幸いだろう。
幾ら部屋が防音で鍵付きの密閉隔離空間であったとしても、床に伏せて堕ちている自分がいるという現実は14歳の絶賛思春期中少女の精神衛生に悪いものだろう。
きっと愛液で床を濡らすだろう。それを片付けるのも虚しくなるだろう。ベットの上でもあまり大差はないが。

彼女の下着はもう水浸し。正確には水ではない液体にまみれているが。彼女は蹲って小刻みに、時々大きく震える。悪趣味な快楽は波の幅や広さを変えて彼女を弄ぶ。

彼女の中で、ジェットコースターの様に何かが登っていき、そして落ちていく。
昇る、堕ちる。

堕ちる堕ちる。

未発達な彼女の体から喘ぎ声も漏れ出させる程に。

質の悪い事に、頭は麻薬で溶かされた脳味噌の様に考える力を失われている。彼女の頭で、辛うじて行えたアクションは、頼れる彼女のプロデューサーを呼びだすことくらいだった。
0322名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:29:03.51ID:???0
彼女達12人のスマートフォンには細工が加えられているのです。電源ボタンを三回連打。

たったこれだけでプロデューサーが駆けつける仕組みとなっています。スマホはGPS機能もある上、彼の瞬間移動も使われる為に究極の安全装置なのです。私達はアイドルだから、変質者に襲われる心配もある。

だからこそのこの備え。

いざと言う時に、この動作をするようによく言われていました。彼の心配性な性格も助長してか、結構真剣に言っていたから咄嗟にこの行動に移せたのです。

瞬間移動、本当は彼はこういった類の力を普段使いしないんです。

何故だか、人の為になる事以外に使わないという信条があるらしく、決して、私情の為に使わない。使ったとしても、誰かを救う時とか、誰かを楽しませる時以外に使いません。普段から使えばいいのに、と私はよく思います。

とにかく、人の信条とかプライドとかを考え始めるとキリがないのです。

それこそ、くだらない理由だったりすることも多いからでしょう。
0323名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:30:27.57ID:???0
彼はすぐに駆けつけてくれました。いや、現れました

「大丈夫ですか!」

「……たすけ…………て……」

「からだが………ふるえて………きもちいいの……とまらない…………の」



呂律が回らない。

滑舌の悪さも助長してか、ちゃんと喋れていたのかも不安で。

彼が此方に駆けつけて、体の調子を確かめる。そうだ、今になって思い出しました。

この首飾りだ。

この首飾りで、可笑しくなっているのです、私は。

鎮まって、この快楽。


息が、上がる。
ぼやける視界に彼が心配そうに私を見ているのが分かります。彼が居てくれたお陰で助かった。

彼が居てくれることの安心感、それは計り知れないものなのです。

それは彼への信頼によるものか、はたまた別の感情なのか。私にはまだわからないのですけれど。

そのうち私も心について考えて、この感情、この心の動きの理由を知っていくのでしょう。

これを成長というのでしょう。
0324名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:31:27.35ID:???0
未だに私の体は震えています。体は自分の思ったように支配ができない。

体も心も、本当は自分勝手なのです。

言うことを聞いてくれないのです。自分自身の体は理想通りに成らないのです。ならばなんで、この体を自分のモノだと言い張れるのですか。

本当にこれは私の身体ですか。

自分のからだにすら不信感を抱いてしまいそうになりそうな程、ネガティブな気持ちになります。

折角彼の助けを呼んだというのに、結局これは私の醜態を晒しただけなのではないでしょうか。

ああ、嫌だ。







背中に暖かい触感。



優しく、彼は私の体を撫でてくれていました。
0325名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:33:01.87ID:???0
心が落ち着く。


あなたがこうして優しくしてくれたから、私の心は晴れやかに落ち着いています。

この感情は恋というのですか。

恋とは何ですか。

愛とは何ですか。

私が幼い頃から抱いていた疑問です。
私のご両親が恋をして、愛し合ったことで私がここに、存在しています。ならば、私の親を見れば分かるのではないか、と思いました。けれど、答えは分からず仕舞いで、誰も私に教えてくれないのです。
私の脳内では、今までの人生で恋や愛の区別すら付かない程に無理解、無知。恋愛を知らない生活を過ごしていました。

けれど、分かった気がします。
誰も私に教えてくれなかった理由も分かった気がします。この心は、教えられない。言葉に形容できない。色を言葉で表せないのと同じ。全ての世界の原理を本に描き記せないのと同じ。

答えなんてなかったのです。


嗚呼、恋って不思議で素敵な感覚ですね。
0326名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:34:38.26ID:???0
「設定解説」

ハートの4「女王の首飾り」

効果→感覚制御装置。着用者の感覚を変化させたり、他者へ感覚を与えることも可能。

「あとがき」

トリップ如何ですかね……?
まあ、これでいいと思うならこのまま自由にやらせてください。
0327名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 01:43:32.26ID:???0
嗚呼、学校の作文終わらせなきゃ……
けど、好きなものの創作って止められないんですよ。
皆さんも、少しずつ書いてみればいいですよ。想いを何かしらの存在にするのは楽しいですよ。
0328ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 02:23:22.51ID:nuvQtYM00
今更新規が入り込む余地がこのスレにあるかわからないけどまあ定期的にあげるんならあってもいいと思うけどなぁ
時間があれば俺も白馬妄想を形にしてだしたいわ
0329ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 02:56:49.22ID:???0
俺もなんか書きたいな
ここ見てたらなんか そんな気分になる
かなり前に本スレであげた幽霊の白馬ssの派生でドル部が書きたいんや(覚えてる人いるか知らんけど)
0330ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 03:05:20.58ID:???0
あの幽霊の作品はとても良かった。
夕焼けの教室を移した1枚の写真こそが2人の証明なのは、とてもいいものだった。

私はここでとりあえず思いついたら書いてます。それを見て誰かといい!って気持ちを共有したいし、誰かの考えを知り、また新しい視点を持って創作していきたいって考えてます。
0331ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 09:39:45.01ID:???0
良ければここに再アップしてほしいなぁ。その幽霊の話。
手元にデータが残ってないなら何月何日頃に書き込んだか教えてくれれば本スレを遡るよ
0333ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 13:17:05.36ID:???0
お題は「お化け屋敷」でした。

どこかで花火の上がる音が聞こえた。窓に目をやれば、空はすっかりオレンジ色に染まっていた。楽しかったお祭りはこれで終わりだ。文化祭――私にとって最後の文化祭。
やっぱり、終わりは来てしまった。
「いや〜ハイハイお疲れ様ですシロちゃん、もう大盛況でしたねお化け屋敷」
突如、教室のドアが開いたかと思えば、馬のマスクを被ったスーツの男がなんだか偉そうな大股で寄ってきた。ちょっと、暑苦しい。
「馬を呼んだ覚えはないんだけど…てか、いつまで被ってるの?それ」
「あ〜良いこと言いますねシロちゃん、これはですね、まあ折角の文化祭ということでですね。今日はねずっと馬人間というね設定なのでね、はいはいはい」
「ふーん、まあいいけどぉ〜?」
身振り手振りがうるさいこの男を見るのも、今日が最後だ。そう思うと、長ったらしい会話も少しだけ付き合う気になれた。名残惜しい、とまでは言わないけれど。
そう、折角だ。最後なのだからコイツにぐらいはネタバレしたっていいかもしれない。…ちょっとだけ。
「…そりゃあ『本物』が混じってれば、盛況にもなるよね」
「ウビ?シロちゃん、何か言いました?」
「なぁーんにもぉ?馬には教えませーん」
「えぐー!いいじゃないっすかー!」
「…あの子達も頑張ってたから当たり前でしょ、って言ったの!…あー楽しかった!」
彼が知る必要はない。
明日になれば、祭りが終わったら。
「シロ」という名前の少女が自分のクラスの生徒だったことなんて、思い出せやしないんだから。「クラスの皆と文化祭を楽しみたい」だなんてありふれた願いを、未練を持ったちっぽけな幽霊はこれでめでたく成仏だ。
…これでも、彼には感謝している。昔の担任はイベントに全く興味のない奴だった。まあ、生徒にも興味がなかったから私みたいなのが生まれたのだけれど。
「はいはい、皆楽しんでたみたいですね。来年もね、皆にはたまらない一品になりますねこれね」
「………らいねん、」
「はい、またお化け屋敷やればいいと思いますね、いっぱい稼げてウハウハー!って奴ですね」
ふふ、とつい笑ってしまった。先生が文化祭で稼ぐことを考えているのは流石にどうなのだろうか。だからクソウビバだなんて呼ばれるのだ。………私に、来年は来ないけれど。
「そうだ、シロちゃん!記念撮影しましょう記念撮影。空も綺麗ですしマジ卍ですよこれ」
「…シロ、写真はあんまり好きじゃない。あと馬と写りたくない」
幽霊は写真には写らない。
この瞬間、ここに立っている私には肉体があるし、触れることができる。でもレンズ越しに見たら、そこにはきっと誰もいない。今撮ってしまったら見事に空と馬マスクだけの写真だ。シュール過ぎるし、出来れば彼には気付かれずに、終わりたい。
が、彼はしっかり距離を詰めてきてスマホの内カメラを向けてくる。
身をよじっても、あっコイツ結構力ある。逃げられない!
「まあまあまあそんなこと言わずに、はいじゃあ行きますよ〜」
「いやちょっと、馬マジで、シロは」
ウビバー‼とかいう驚くほどダサい音と共に切られたシャッター。その、画面には。
「……嘘、これって、」

―――誰も、写っていなかった。

「あ〜、やっぱりこうなりました?…いやいけるかとおもったんすけどね」
「ちょっと、これ!………馬、もしかして」
まさか、そんなはず
「………ハイ。僕もね、幽霊さんなんですよ」
「…シロのこと、気付いてたの?いつ?」
「………まあ、最初からっすかね。………僕の未練は、先生の立場で『クラスの皆と文化祭を楽しみたい』でした」
「シロと、いっしょ」
「ええ、だからすぐ分かりましたよ」
「そっかあ」
窓から、もうすぐ日が沈むのが見えた。
薄暗い教室で、二匹の幽霊は終わった祭りを眺めていた。その表情はどこか晴れ晴れとしていて、少しだけ寂しそうで。
「ね、ウビバ」
「はいはい、なんでしょう」
振り返って、微笑む。
彼の表情は残念ながら見えないが、笑っていたら、いいなと思う。
「今まで、ありがと」
たった数日間の文化祭だった。けれどそこに辿り着くまで、それからその短い間だけ。それはとても満たされた時間だった。そう思えた。
だから、次の世界でも。
あなたといれたらきっと、とても楽しいものに違いない!
「いっしょに、いこう?」

「………よろこんで」
0334ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 13:19:47.32ID:???0
少し手直しいれてます
あとなんかシャッター音のところビックリマークが変なことになってますが気にしない方向でヨロシャス

これスレにあげたssで一番気に入ってるんよな
0335ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 13:37:39.77ID:nuvQtYM00
ああ・・・エモい・・・
0336ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 14:21:33.09ID:5mR1jb2Q0
当時も見たがやっぱり最高だわ
0338ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 14:47:02.50ID:???0
ありがとう!本当にありがとう!
バーチャル人狼の時ら辺の話だったんだよね。
0339ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 17:07:10.58ID:???0
ウビバ物語のショックがすごくてな………
これ書いたのが5月の下旬だったことを知ってすごいところまで来たなあと思ったよ
まさかドル部も全員3Dになってるなんてなあ
0340名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 17:35:34.86ID:???0
程よく書いたので投下
12話「心に住む猫を殺すお話」
__________________________________________

何故でしょう、私の胸の高まりが鬱陶しい。心臓は止まらない。休まず、私の体を活かすためだけに血液をただひたすら流している。

時々休めばいいのに、私を生かすことになんの意味があるのでしょうか。私の心臓が止まったら、彼は無理矢理心臓を動かさせるのでしょうか。彼が私を見てくれるのでしょうか。

恋を知れて嬉しいはずなのに、どうしてこんなに寂しくなるのでしょうか。それは背伸びをしたって身の丈が彼に追いつくことなんてないという事実故か。この恋に気づいてもらえる確証が得られぬ故か。

嗚呼、初恋がこんなにハードルの高いように思えてしまって、恋を楽しむ気持ちになれやしないのです。

貴方の仕業ですか。
0341ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 17:36:12.54ID:???0
この7ヶ月が濃すぎたのか、すげえ懐かしく感じるわ。ありがとう!ありがとう!
0342名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 17:36:12.83ID:???0
貴方が優しいから、私は恋を知ってしまった。貴方の存在が安心できるから、私は貴方を好きになった。せめて、貴方が私の背丈と同じくらいにまで縮んでくれたらよかったのに。でも、それは貴方じゃない。

ずるい人。でも好き。

なんで、こんなに心苦しいのか分からない。複雑なのが人の心。自分の心を理解することさえ儘ならない人生なんて嫌だ。私は、貴方が好き。この事実は、歪めないで心に秘めていないといけない。

そんな気がする女心。

「はしたない所を、見せてしまいましたね」

「ピノちゃんが大丈夫なら安心ですよ」

彼は、何時もの茶化した様子を見せなかった。これが彼の素の姿なのだろうか。私は、彼の本当の表情すら知りもしないのに。

私が彼に心を許しても、彼は私に心の内を見せてくれるのだろうか。私と彼との間に見えない壁が阻んでいて、超えられない。もっと貴方を知りたい。けれど、叶いそうにない。

嗚呼、やめよう。気が滅入る。

「それじゃあ、体調が万全になったら学校に来てくださいね」

引き止めたい。けれど、ただ頷くことしか出来なかった。私には彼を引き留めるだけの勇気もなくて。

嗚呼、難しい。
0343名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 17:37:11.43ID:???0
翌日、いつもの様に学校へ行き、惰性の様に授業を受けて、何時使うのか分かりもしない数式を覚えて。脳裏には想い人の姿がこびりついて離れなかった。
私には、恋なんてものは早いのではないのか、彼が私を受け入れてくれるだろうか。

否定的で消極的な私の影が私を見ている。

強い光に執拗く抗うかのように、影は濃さを増していく。

幾ら彼の素敵な姿と理想の私を横に並べても、影がチラついて鬱陶しい。

鬱陶しい。

鬱陶しい。

出ていって。

私が誰を好きになろうが私の勝手でしょう。心に秘めているだけなのだから、貴方は黙っていてください。私の恋を笑わないでください。

この恋は暖かくない。

冬の冷たい風に吹かれて、凍えている小さな私の姿。

それが私の恋の様相。

はやく、春を。

私の恋に光を、変化を。

私の心に温もりを。出来るなら彼の胸の中で眠りたい。

想い続けるだけの苦行から救ってください。


ただ願うだけでは、叶わない。
行動あっての人生。
0344名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 17:38:07.92ID:???0
初めはちょっとした好奇心でした。

私の首飾りが、感覚を操ることが出来るとても不思議なお守りであることがだいたい掴めた頃に、彼と二人きりになれる時間がうまれました。

学校の教室に、忘れ物をしました。通学路上、それは幸か不幸か、ちょうど家と学校の距離を二で割った距離の位置で気づいてしまいました。

もう、このまま忘れ去って帰ろうか、と考えていましたが、宿題に使う教科書が無くては私の成績は多少悪いものになるでしょう。私のプライドがそれを許しませんでした。

陽が落ちかける頃、私は踵を返して学校へと向かいました。

走ったからか、大した時間は過ぎていません。学校と家の距離は決して近いものではありません。けれど、この首飾りが走った時の疲れを無くしてくれたから全力で走ることが出来ました。

体は嘘をつかないので、荒々しく息は漏れ、脚はふらつきます。私は、教室へ行き、目当ての物を回収することに成功しました。


そして廊下をもどり、貴方に会いました。
0345名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 17:38:28.71ID:???0
「どうしたんですか、こんな遅い時間帯に」

「忘れ物を…………しまして…………少し走りました………………。」

声が絶え絶えと。YouTubeで動画がよく読み込み中になる時のイライラ感に近いものを感じました。

「それじゃあ、気をつけて帰ってくださいね」

「待って…………やっぱり…怖いです」

息が整いつつある。

私は、平然と嘘をついていました。

「車で、家まで送りましょうか?」

「お願いします……」

にやけてしまいそうになる心を必死に抑えています。この位の我儘なら、彼は聞いてくれるのです。

これで、二人きりになれる。

どんなお話をしようかな。
楽しみです。
0346名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 17:39:14.87ID:???0
本当に、本当に好奇心でした。

車の中で、首飾りの力を使いました。

大好きな彼へ、プレゼント。

私と同じ気持ちを感じて欲しかった。

そんなやましい気持ちで、快楽を。

私が、とても悶えた経験を思い出して、学校を出る前に力を使いました。

案の定、彼は蹲って。気持ちよさそう、と言うより苦しんでいるという表現が正しくなるような反応を見せてくれました。


そんな彼を見て、私は興奮していました。

私は変態にでもなったのでしょうか。これは、マトモな反応じゃない。けれど、私はそんな理性の声なんか無視して、ただ、彼の姿に魅入っていました。

喉の音。

私は気付かぬうちに唾を飲み込んでいて、余程気に入っているようですね。嗚呼、私はいけないことしてますね。

いけないコト。

保健体育とかでそういう事を学んだり、好奇心で知って理解してしまう、そんなお年頃の私。人がどうして誕生するかくらい理解しています。


少し期待している私がいます。
0347名義A ◆YkEZrcfbqM 2018/12/30(日) 17:40:02.16ID:???0
「設定解説」

アイドル部メンバーの生活様相について

寮生(学園住み込み含む)と通学生がそれぞれ居ます。ばあちゃるは住み込みで働いてます。

「あとがき」

私が創作を続ける度にまた1匹の猫が死ぬ。
0348ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 23:51:03.28ID:???0
年越しに向けて良作SS大量投下いいぞ〜
ちなみに今日の配信でピノちゃまは馬にツンデレなのが判明
0349ほのぼのえっちさん2018/12/30(日) 23:53:10.33ID:???0
年越し直前振り返り動画で全員ちゃる様にデレてね?
0350ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 00:10:32.98ID:whOGVmK+0
個人的にはやはり白馬を推したいが最近たまばあに揺らいできている・・・
0352ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 01:20:17.17ID:NILOJxpS0
たまちゃんの振り返り配信、ばあちゃるさんへのデレ半端なかったなぁ。
40分辺りと50分辺りを何度も見てしまう。
0353ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 01:46:25.92ID:???0
男性VTuberもガチ嬉し泣きさせちゃったよ
これは馬BLが増える予感…
0354ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 02:23:07.41ID:YqxNuSHM0
なとなとがわざわざ馬のふくわらい作ったのニヤニヤしてしまう

>>351
振り返りでは明確なものはなかったかも
一方でこの前のREALLITYとか、平時の馬への反応が多い方なのかなと思ってたりする
0355ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 03:36:47.39ID:???0
振り返り生放送でのふーさんは何度も馬Pも.LIVEファミリー一員であることを強調するかのような言い方が多くて尊かった
0356ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 08:35:39.92ID:???0
ばあちゃるカプスレはあるのにアイドル部百合カプスレがないのが不思議だ(百合豚並感)
0357ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 09:30:12.60ID:???0
女泣かせるわ男泣きさせるわどんだけイケメンなんだよ好き
0358ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 16:03:46.85ID:D2oIGN0c0
>>356
分かるめっちゃ欲しい
0359ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 16:41:54.12ID:XHbk5xvp0
なんだかんだドットライブ全員から愛される馬すき
0360ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 18:13:36.05ID:LoODYQiS0
>>356
じゃあ作ればいいんじゃない?どのカプにも言えるけど表に出しすぎるのはダメだけど同志とやる分には自由だし(個人的意見)
0361ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 18:13:53.22ID:wsStj3eb0
>>356
>>358
お前らが作るんだよ!
0362ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:12:37.83ID:nYmMBI3c0
こんな時に初投稿すみません

カンコンカンコンカンコン…
土管に当たる雨の音はもの悲しいリズムを刻みあげている。
まるで誰かに自分を見つけて欲しいと主張するように。
「あ!居た居た、居ましたねシロちゃん!ばあちゃる君もうたくさん探しましたよ」
土管の入口からぬぅ、と顔を出したのは一般人では悲鳴をあげそうな馬顔の持ち主、ばあちゃるだ。
「こんなに寒いのに雨の中傘もささずに何処かへ行ってしまったからみんな心配してましたよ。さあ帰りましょう!」
「……」
この馬は…!、
と怒っているのか呆れているのか、ない交ぜな感情を悟られないように私は三角座りの膝に顔を押し付け続けた。
0363ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:19:20.14ID:nYmMBI3c0
「あー、もしかしなくてもばあちゃる君がまたシロちゃんを怒らせちゃいましたかね?この間の配信でやるはずのゲームを間違えてホラーゲームにしてたやつっすか?その前のゴキブリ大騒動で真っ先に逃げたことっすかね?」
0364ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:19:52.73ID:nYmMBI3c0
「あっ、わかった!今日シロちゃんが食べるために取っておいた電脳ポテトチップスをスタッフさん用と間違えて食べちゃったことっすね!…あっ、ヤバーシーヤバーシー!これまだ誰にも言ってないんでした。シロちゃん、本当にごめんなさい!」
0365ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:20:25.84ID:nYmMBI3c0
騒々しい上に飛んでもない事実を暴露しやがってくれたが生憎、何時ものように怒る気分にはなれなかった。
「……馬」
「ハイハイ、なんですか?」
私の口調に何かを感じたのか、おどけた台詞に少しだけ真剣さが入る馬。
なるほど、今思えばこういうところが…。
「……馬はさ、どう思ってるの?私たちの関係」
0366ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:21:25.20ID:nYmMBI3c0
「…どう思っているかですか?」
少し困惑したようにマスクを傾ける馬。それに少しイラつき口調を強める。
「馬って私のなに?使い魔未満?お菓子係?ペット?白組?食料?友達?同僚?それとも…」
「シロちゃん…」
ハッ、として言葉を切る私の、シロの名前を呼ぶ声が余りにも悲しそうだったから。
0367ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:23:38.78ID:nYmMBI3c0
「……馬はいつもそう。私が関係性を提示しても明確に否定はしないけど肯定もしない。だから偶々みんなが言ったお菓子係にすがってたのをシロは知ってるんだから」
「気づいてるんでしょ?女の子の何人かからそういう視線で見られてるのを」
0368ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:24:44.44ID:nYmMBI3c0
「でもあの子達はまだ魂が子供だから、花道を行くアイドルにしたい馬の気持ちは知ってる。でもシロは…、シロは!」
「ねぇ、教えてよ。馬にとって、ばあちゃるにとってシロってなに?」
0369ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:25:58.73ID:nYmMBI3c0
「……」
今度は馬が黙る番。嗚呼まただ。またシロの癇癪で馬が困った。困らせるのを知っていながら、少し良い気味だと思っているクロい自分にも嫌気がさす。
でも、それでも、シロは欲しいのだ。今までとは違う特別ななにかを。確かな繋がりを。
0370ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:27:35.37ID:nYmMBI3c0
「……シロちゃん、ばあちゃる君の話を聞いてくれますか?」
「…良いよ。聞いてあげる」
決意を籠めるように傘を握りながらばあちゃるはゆっくりと話し始めた。
0371ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:29:42.12ID:nYmMBI3c0
「ばあちゃる君は、まあ、知っての通りですが自信のない性格です。この電脳空間に来たとき、シロちゃんと出会った頃はいくらかはありましたが結果はご存知の通りです」
0372ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:31:53.45ID:nYmMBI3c0
「ばあちゃる君は自分が自分で何を考えているのか、残念ながらこの顔では確認できません。ばあちゃる君はばあちゃる君として在り続けることに少し疲れてしまっていました」
0373ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:35:11.62ID:nYmMBI3c0
「でも、そんな時です。気付けば毎日のように頑張って配信するシロちゃんの姿に目を奪われました」
0374ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:37:28.98ID:nYmMBI3c0
「Vtuberという、新しく築かれまだ何もなかった荒野を楽しそうに突き進む姿。そこにばあちゃる君は初めて魂の輝きというものを感じたんです。表情や動きだけではない、その人それぞれの本質というものを」
0375ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:40:31.96ID:nYmMBI3c0
「だから、だから敢えて挙げるならばあちゃる君にとってシロちゃんは恩人です。道を示してくれた尊敬すべき人です。ですが…」
「こんな負荷が高まりやすく表情の読み取れない体に最近、一つの変化がありました」
0376ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:43:13.72ID:nYmMBI3c0
「それは苦く、くすぐったく、抱えているだけで辛いモノでしたがとても大切なモノだと思ったので大事に、大事にしまっていたのです。それを今解放して、シロちゃんとばあちゃる君との関係にちゃんとした名前をつけてあげたいと思います」
0377ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:45:27.03ID:nYmMBI3c0
そう言うと気でも狂ったのか馬は傘を丁寧にたたみ自身を雨天に晒す。更に濡れた体に止めを刺すように水溜まりに沈む地面に片膝をついて、未だに顔を見合わせないシロに向かって真っ白な手袋に包まれた手のひらを差し出して来た。

「シロちゃん、俺の恋人になってください」
0378ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:47:52.96ID:nYmMBI3c0
弾かれたように顔を挙げる。そこにあったのはいつも通り代わり映えのしない馬顔。相変わらず焦点の合わない目に一種の安心感を感じたのだろう、頬を伝う熱い感触を噛み締めながら私は口を開いた。

「はい、喜んで!」
0379ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:51:20.18ID:nYmMBI3c0
連投失礼しました
なんか満足してしまったのでバーチャル大晦日見て寝ます
みなさん、良いお年を!
0380ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 20:53:43.87ID:???0
いい白馬、大晦日にいいものがみれた。ありがとう
0381ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 21:09:44.93ID:???0
年末に良い白馬を見せてもらった、ありがとう

あとsage外してIDつくだけで地味に分かりやすいっつーか読みやすいもんだね
0384ほのぼのえっちさん2018/12/31(月) 22:14:19.55ID:RfAuRF110
白馬は良いものだ...

それはそうと今日ののじゃばあ尊かった
イチャイチャしやがって
0387ほのぼのえっちさん2019/01/01(火) 00:07:54.17ID:???0
白馬組はいいぞ!
あけおめ!
今年はもっと書きます!
0388ほのぼのえっちさん2019/01/01(火) 00:09:40.97ID:???0
新しい年の始まりですね
一念発起してなんか書くのも良さそうですね
0389ほのぼのえっちさん2019/01/01(火) 03:22:50.25ID:yM9QjY0m0
やっぱ…白馬の…恋愛SSを…最高やな!
0390ほのぼのえっちさん2019/01/01(火) 21:44:27.01ID:???0
ふと気づくと、マスクを外した馬と二人きり。

いきなり手を掴まれてそのまま、瞬間移動。

樹海の中でふと見上げると、綺麗な日の出と富士山。

口笛吹くと、やってくるのは鷹ばかり。

茄子を見ればもう気づく。

タバコを捨てた馬がこっちに近づいて、キスする直前に目が覚めた。


「はいはいはい。シロちゃん、あけましておめでとうございます。これからアイドル部の子達と初詣ですよね。ばあちゃるくんは、皆さんを暖かいお雑煮作って待ってますね。」
とりあえず、1発ぱいーんしておこう。
0391ほのぼのえっちさん2019/01/01(火) 21:55:42.28ID:???0
「ねえねえ、シロちゃん!イオリ今日、お馬さんが富士山になって鷹に攫われていくゆめをみたんだよ!初夢って一富士二鷹三茄子って言うよね。2つも見れてよかった!」
「イオリン知ってる?初夢っていうのはね、元旦の夜に見るゆめのことなんだよ。きっと馬が時間間違えてみせにきたんだよ。後で文句言いに行こっか。」
「えっ!そうだったの?イオリ、みんなに自慢しちゃったんだけど、誰も教えてくれなかったのってひどくない?」
「なんだ、皆に言ったんだったら大丈夫。アイドル部の子達、皆で馬に言いに行けばいいからね!」
「そうだね!シロちゃんは今日の夢ってどんなだったの?お馬さんの事だからシロちゃんにも夢をみせていたんじゃないのかな。」
「.........。どうだったかな?さっぱり覚えてないや。まぁ夢っていうのはね!暖かい布団から出るとすーぐ忘れちゃうものですから!」
「そうなの?でもきっとお馬さんならシロちゃん用の特別な夢を用意していたんだろうね!覚えてないってちょっと残念だね。」
「馬だから、センスなーい変な夢しか作れないよ!今日の夢こそ楽しみにしていこうね!」
「うん!それじゃあシロちゃん、良いお年を!」
「イオリン!それって大晦日の挨拶だって!」
「ううん、これからの1年が良くなるように、イオリ達がよい年になるようにね、言っていこうって思うんだ!」
0392ほのぼのえっちさん2019/01/01(火) 22:01:42.51ID:lpVByfSP0
いいね最高
0393ほのぼのえっちさん2019/01/01(火) 22:04:01.95ID:???0
初夢は元旦、または1月2日の夜に見る夢のことです。
一富士二鷹三茄子の順番で見ることが出来るとその1年が良いものになると言われています。

白馬が初詣に行く話を明日書いてくれるでしょう!おやすみなさい!
0394ほのぼのえっちさん2019/01/02(水) 15:20:47.44ID:???0
「どうしたんすかシロちゃん?」
「おみくじで大凶引いたんだけど!こういう時くらいは無くしておいて欲しくない?」
「マジっすか?仕方ないっすね。ちょっと待ってて下さいね。ばあちゃるくんもおみくじ引いてきちゃいますんで、それと交換しましょうか。」
「ありがとって、まだ馬が大凶引かないって決まってないんじゃない?」
「大丈夫っす。俺、こういう時必ず一番いい結果を出す男ですから。それに、ばあちゃるくんはおみくじで大吉しか引いたことないんでね。今日も大吉っすよ。」
「さすが、引きだけはいいうま!やりおるまん!」
「というわけで、はいシロちゃん。ばあちゃるくんは大凶引いたことないんですけど、これってどうすればいいんですか?」
「はいどうも。一緒に巻き付けに行こっか。まぁ馬のことだから大凶でも全然いいって言うんじゃないの?」
「おおっ。そうっすよ!今日が一番悪いってことなんでね。これからどんどん上向きになっていきますからね!」
「じゃあ大吉だったらどうなの?」
「むしろ最高が毎日続くって感じっすね。いやーばあちゃるくんは、這い上がっていくほうが得意なんでね。シロちゃん、大凶あざーす!」
「.........ねえ!馬のおみくじ、本当に大吉だったんだけど!本当にやりおるまんじゃん!そこはせめて、中吉をひいてこようよ。」
「えぇー!ダメなんですか?だったら返して下さいよ!」
「まぁ馬がくれたものだから、貰っておいてあげる。大凶の馬はシロに何をくれるのかな?甘酒と酒まんじゅうが売っているよ?」
「はいはい。一緒に暖まってから帰りましょうね。」
0395ほのぼのえっちさん2019/01/02(水) 15:23:06.61ID:???0
昨日の俺からのバトンを受け取りました!

馬は、だいたい大吉を引いているタイプだと思うんですよね。
0399名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:24:02.03ID:ka3sCuH10
投下します
13話「痛覚」
__________________________________________

決め手となる一撃。



この快楽にはない大打撃。



あなたへ、とっておきの刺激。



それは、とても過激な味。
0400名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:24:55.21ID:ka3sCuH10
期待、自分の気持ちは分かりつつあった。私は、どうするの。彼を、どうするの。

答えは自ずと導き出された。

覚悟と銘打った剥き出しの感情。それは金物の形をとり、少しずつ鋼で塗り固められた純情を削りゆく。
中身にあるのは「愛情」、それとも「私」なのだろうか。答えは生きていけばわかる。人生はまだまだ長い。
私は悠長に生きていくつもりである。

陽が落ちていく十八時。
冬だから、お天道様の顔が見れる時間は短い。少しずつ、辺りを日が照らさなくなり、私達の姿に闇が覆い被さる。これからの情事をオブラートに包んでいくように。
人の存在を感じない駐車場。逢魔が時であるからこそ、学園の寮生が立ち会うことは無いだろう。私達の秘め事は秘め事のままであるのだ。

私達の、私の時間。今宵、彼は私が。
0401名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:25:51.18ID:ka3sCuH10
車の椅子のリクライニングを完全に倒す。

彼を、看病と偽って寝かせる。さり気なく彼の体へ触れて、優しく刺激を流し込む。少しでも、この悶々とした気持ちを膨らめて欲しい。

「ねえ、苦しいでしょう」

抵抗出来ない彼からマスクを剥ぎ取る。彼の素顔を見たかった。彼の表情を見たかった。彼の気持ちを見透かしていたかった。彼は息を荒らげて、困惑した目を向けていた。

「車は酔いますよね」

三半規管の乱れなんてないのに、彼の体は揺れている。私を見てれば、身体の軸はブレることなく道を往けるだろう。それは間違いなく、深みへと溺れる道。

「貴方の気持ちがわからないんです」

彼の心は衣で隠れて見えなかった。私の心は今、夕闇の中に浮かび上がる。これが彼にとって唐突だったのだろう。彼の視線は私の発育途上な体へ向けられる。彼に見られているという事実が鋭く、冷たい空気を通じて感じる。

「壊して」

私の両手はやりたい事のために動いている。既に彼の服は脱がしていて、見慣れぬ男の象徴へと触れていた。
それは既に濡れ切っていた。最終的な一撃を与えることなく、ただひたするに焦らすだけの最低な快楽の波に弄ばれた末の惨状。
冷えた手に、汁を通して彼の熱は吸い取られてゆく。天地無用の陶器を扱うかのように、遅い手つきで彼のモノを刺激する。限界がすぐそこにあるというのは本能でわかっていた。

温い熱の感覚と共に、手が白く濁る。

私は今晩、男の匂いを知る。

何かが壊れる。
0402名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:26:22.47ID:ka3sCuH10
絶え間なく波立つ人肌の浜。

辺りは全て闇に消えて見えない。

彼はただ波の存在だけを感じていた。

海も水も感じること無く溺れていた。

少し、酸素を取り込めた。

彼が真上を見上げると、此方に伸ばされた腕が見えた。

必死にもがいて、その腕へとしがみついた。
0403名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:26:55.10ID:ka3sCuH10
彼女の世界が大きく傾いた。それは、決して遅くはない速さで。視界が一瞬閉ざされた後に捉えた彼の姿は、彼女には何故だか揺れているように見えていた。


私の両腕を彼へと伸ばした。その腕が、触手のように彼を包むように。
左の触手を彼の頬へと向けた。私の手は冷たかったのだろう、彼は少し震えた。暗くなった世界では、彼の瞳から光を感じなかった。
彼の顔を見ていると、心の何かが崩れていくように思えた。きっとそれが愛なのだろう。
右の触手は背中に回した。既に、私達は布一つ纏っていない。背中から直に熱を感じる。力を込めて、彼を抱き寄せた。

もう、彼に理性なんて残っていないだろう。既に、首飾りの力は使っていない。もう彼には私しか見えていないのだろう。

ただ、冷静さを残しているのは私だけになった。こんな状況であっても、まだ私の理性が半端に残っていた。心の隅の優柔不断な私が理性として働いているのか。

こんな時にまで私の何かが邪魔をしていた。

「来て」

受け入れることに戸惑っているのか。
0404名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:27:53.53ID:ka3sCuH10
多少、強引な始まりだった。

私の膣口へと、彼のモノが押し当てられた。彼なりの優しさも多少あったのだろうか、ゆっくりと体に差し込まれていく。ただ、痛みが強い。裂けるような、そんな痛み。

異物で膣内が広がりゆく。膜があったと思われる部分に鋭い熱を感じる。未だに快楽なんてものは感じられなかった。痛みで私が声を漏らしても、その動きは止まらなかった。

未発達な体の内部が傷つけられて血が流れた。

力を使う気にもなれなかった。

ここで、処女の苦しみを忘れたら、何故か後悔する気がして。それは、世間一般に広まってしまった性概念の弊害故か。それは、何処かの有難いのか、そもそも実在していたのかも分からない人が生み出した処女への期待故か。

考えること無く、私は大人の痛みを味わった。


彼の目に映る世界を覗いても、何も見えなかった。未だに彼の感情が分からない。彼は私で気持ち良くなれるだろうか。
0405名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:29:18.31ID:ka3sCuH10
揺れる。腰が動かされて、膣の中が擦れていく。未だに痛い。痛みを忘れられるのは一秒後の未来。
この痛みは、継続的な痛みが執拗さを見せた故の結果なのだろう。

痛みが何故か強まる。

感覚が頭に響く。

体の精度が乱れたかのように、一部が全部と言いたげなように、全身に痛みを感じていた。そして、押し潰されるような感覚。

何処かで知っている、この圧。

それは、間違いなく命の重み、それも彼のモノであると気づくのに時間はかからなかった。首飾りが独りでに力を誇示していた。俗な言い方をするなら、感度が倍にされたという表現になるだろう。

現在、私は道具に扱われている。

酷い痛みの中で、少しずつ沸きあがる感覚を捉えた。
それは膣の中で滑りを伴う液体を湧き出させる感覚。それは全身を回る血液の熱。それが快楽となって、体の髄にまで広がる。
これは痛みに慣れただけか、それとも首飾りの力なのか。理解しようとする行動力を裂こうとは思わなかった。

今はこの気持ちにしがみついていたかった。

暫し、快楽のひと時。

揺れて溶けていく私の心。

もう日は落ちて、彼の顔もほとんど見えないというのに。今晩は真冬の冷えゆく雪の日だと天気予報士も言っていたのに。

彼の肌の熱が、暖かい熱帯夜のように思えて仕方ない。

例えこれが、彼にとって愛のない行為であったとしても、今は心が繋がっているような思いになれる。ただ、これで良かった。




ああ、私の中に熱が籠る。
0406名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/02(水) 21:32:04.10ID:ka3sCuH10
「設定解説」

今回の暴走について→痛みを感じる感覚が勝手に強くなったのは、処女喪失の痛みを感じるという彼女の意志を首飾りが読み取ったが故の作用でした。結果それが感度n倍に繋がりました。

「あとがき」

sage消しました。コテハントリップは惰性で残します。なんというのでしょうか、半端な事が好きな私ですけど、その反面半端なものが嫌いなんですよ。

処女で思い出したどうでも良い設定ですけど、1周目に処女喪失した子達は2週目もその状態を引き継いでます。細かい設定は後ほど。
0407ほのぼのえっちさん2019/01/02(水) 23:29:07.25ID:???0
シロちゃんと所属の違う馬が色んなVtuberになんやかんや慕われすぐに「妹にするでふぅぅぅ!!!!」といっては🔥馬🔥と言われる世界線で何故か一人だけ妹扱いされることのないシロちゃん
0409ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 00:04:41.30ID:???0
たまにある設定のシロちゃんと所属の違う馬ってそもそも表に出るんだろうか…?
0412ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 00:37:32.85ID:???0
「アイちゃーん?今日はバーチャルグランドマザーとのコラボっすよ!やっぱりすごいっすね、さすが!世界初バーチャルYouTuber!よっ親分!」
「うっさい!そんな太鼓持ちはしらないんですけどー、ほんとなんであんたが私の後輩なの?」
「俺に聞かれても?まあ親分がかわいい女の子好きなのは知ってるんで、初めて男性として出てくるのはハードル高いんじゃないすか?」
「まぁかわいい女の子だけでもいいって思ったり思わなかったりするけどー」
「でも、そうだったらきっとここまで大きくはなんなかった。アイちゃんが俺をボロクソに言いながらも排斥せず、もっと面白い人を正当に評価してきたからっすよ。」
「なかなかいい事言うくせに、なんで普段は真面目になれないのかな!ふざけなきゃ良い奴ってみんなわかってるよ。」
「まあまあ、それに俺はここまで来れるって信じられなかった。信じ続けて来たのはアイちゃんなんで、まあこれからもよろしくってことで。」
「仕方ないなぁ。それじゃあ、今年1年真面目モードで色んな人と関わってよ。シロちゃんにいつも変な絡み方してるせいで私に懐いているけど」
「いやいや、シロちゃんは頑張っているんでね、ぜひ親分の力で盛り上げてください。そのための話題作りみたいなものっすよ。」
「それでいいのね?構って来る変な奴扱いで。」
「そうっすね。どこでも応援は出来るんで。」
「ほんと、その面でちゃんと喋ればそこそこの人気が出ると思うのに、なんで変人キャラになったのかな。」
「親分の隣に立つためって話したっすよね?それじゃあ今日もバーチャル世界を盛り上げていきましょう!」
「はいはい、それじゃあ行ってくる。応援は私まで届かせといてね!」
「歌にかき消されないくらいの応援、見せていきますよ!」
0413ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 00:46:14.75ID:???0
世界初男性バーチャルYouTuberをアップランドが急いで用意しなかった世界線。

親分が女の子ばっかりだな、と考えて自分で用意した男性バーチャルYouTuberのばあちゃる。

違いは時間を使ってしっかりと顔を用意したことと、親分の裏方担当として動き、個人のチャンネルはないこと。

動画内ではふざけた事を言って親分にボロクソにいわれたり、時々真面目に返答して驚かれる枠。
名前も適当にばあちゃるでいいと言われてからずっとばあちゃると名乗っているだけ。
新しいバーチャルYouTuberを見つけては、親分に紹介している。
最近見つけたシロちゃんがお気に入り。
0415ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 07:12:56.56ID:???0
あれだけでここまで汲み取られると感服するしかないな…
馬組の人ちょっと有能すぎない?
0417ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 17:10:00.74ID:nhbMkJIZ0
IQ3兄貴はどうやって書き込んでるんすかねぇ…
0419ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 17:58:37.98ID:???0
途中送信してしまった。

プロデューサーが本業の馬が、ピノ様の執事になる話を書いて欲しい
0420ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 18:30:31.60ID:???0
元々ちゃる様がピノ様の執事なら兎も角Pから執事となると難しいな

ばあちゃる「ええ!?ピーピーのお屋敷の人達がインフルエンザに患って誰もいないんすか!?やばーしやばーし」
ピノ「・・・べ、別にワタクシ一人でも問題ありませんので、お馬さんが心配する必要ありませんわ」
ばあちゃる「いやいやいや、ピーピーまだ14歳ですし・・・そうだ!」
といった感じだろうか流れは
0421ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 19:01:39.18ID:???0
シロちゃんに執事力が足りないとか意味不明なこと言われてカルロ家に修行に
出されるとかでも俺は一向に構わないじいやに色々教えてもらって欲しいし
男の友情を芽生えさせて欲しい(早口)
0423ほのぼのえっちさん2019/01/03(木) 23:12:42.96ID:???0
「ピノ様、朝ですよ。起きてください。」
聞き慣れた声の聞き慣れない口調、わざわざそれを聞くために夜更かししているのは誰にも明かせない秘密になっています。
「ピノ様?昨日も夜更かししたんですか?早く起きないとじいやに怒られちゃいますよ。」
「それは困りますわ!おはようございます、プロデューサー。」
「おはようございます。それじゃあ着替えてから降りてきてくださいね。着替えに時間がかかっていると伝えておきますので。」


私をアイドルとしてデビューさせてから、遠くまで出かけることが増えてしまい、じいやとばあやが心配することが増えてしまいました。
それを聞いてプロデューサーが出した答えが
「はいはいはい、ピーピーをアイドルにしたのはばあちゃるくんですからね!じいやさんとばあやさんにお願いして、ばあちゃるくんも執事にしてもらいましょうかね!」
「え、いらない。」
「ちょいちょいちょい!そういうのは言わずにね、ばあちゃるくんの責任でもあるんですから、ぜひぜひ任せて下さいねー」
正直に言うと、じいやとばあやがすぐにNGを出すと思っていたんですけど、お屋敷に入った途端、
「いやーこの先は真面目なばあちゃるくんになっていきたいと思いますからね。ピノ様もびっくりしないでくださいね。」


「さて、それではピノ様。至極恐悦ではありますが、使用人室へと案内していただけないでしょうか?」
0426ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 00:35:44.31ID:???0
アカンあのスタイルとイケボで執事口調とか俺が死ぬ
0429ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 03:47:51.76ID:???0
そのあとは、ほとんど何も考えられずにプロデューサーを連れていきました。プロデューサーは私たちの前ではおどけた態度を取ることが多いです。
しかし、マスクをつけない場では真面目に話すというのは、私たち、アイドル部の中での公然の秘密でした。シロちゃんや私たちしか知らない彼の側面を明日から存分に楽しむことが出来るかもしれない。
その誘惑は、アイドル部内でのプロデューサー共有計画に反してしまいますが、それでも手放すことの出来ない甘い恋の味がしました。


私たちが知らなかった事はそれだけではないらしく、プロデューサーは私たちをアイドルにする為にそれぞれの家族との契約が存在するのです。
アイドル活動における身の安全、学生生活への負担を減らすこと。そして、全員の個性を守り抜くこと。
そのためにならプロデューサーはどんなことでもすることが出来るという、プロデューサーの能力の制限を外す契約でした。
瞬間移動に起因する大半の能力は私たちの為にしか利用することは出来ない。そのかわりに私たちの為ならばどんなことも例外的に許可される。


そんなことは、これからの執事生活にはあまり関係ないことです。まずはあのふざけたマスクを外させること、そして私の送迎をお願いすることにしました。
「ピノ様、さすがにこのマスクを外すのは無理です。ですので、バーチャル空間内の一般的な顔のマスクを付けさせて下さい。」
「なんですのそのマスク?ただの普通の人の顔のマスクじゃないですか?」
「ピノ様の風評を考えると馬のマスク、あるいはプロデューサーが常にそばに居るのはあまり良くはないと考えられており、それを解決するため簡単な変装をさせていただきます。」
「はあ、まあいいですわ。それでは送迎の方はお願い致しますね。」
「かしこまりました。ただ、学校まで送り届けた後はばあちゃるとして活動するため、少し遠くで降ろさせて下さい。」
「仕方ないですわね。それじゃあまた明日からよろしくお願いしますね。」
「はい、お嬢様。」
0430ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 04:15:35.33ID:???0
「ピノ様、どうぞ。」
「失礼しますわ。本当にいつも感謝してますの。普段の送迎から、朝も起こしに来て下さるなんて。」
「いえ、これもピノ様のお願いですから。」
執事の時のプロデューサーは本当に雰囲気が変わる。まず、私への対応が少しだけやわらかくなるのだ。
執事になってから少しづつ親密になっていくのと同じように、真面目な中でも私への振る舞いが、普段のプロデューサーに近づいて来るのだ。
想像してほしい、あの声で私の耳元で囁くのを、普段と打って変わって優しさを染み込ませた静かな言葉。
それがどんなに特別なことなのかを知っているのは、私たちだけなのだ。
プロデューサーがアイドル部やシロちゃんとだけになると、静かにこちらに話しかけてくるようになる、それはばあちゃるとして振る舞いをせずに済むプロデューサーの時だけなのだ。


その時間は、なるべく皆で集まってプロデューサーとの時間を過ごしたり、各々の趣味や話に付き合える貴重な時間。私はそれを独占することが出来ている。
だから、これからすることは仕方の無いこと、
「プロデューサー、今日も私に勇気を下さい。」
そうして胸に飛び込むと、彼は優しく受け止め、
「ピノ様は、とても頑張り屋です。皆さんを楽しませるためにいつも考えていることはとても素晴らしいことです。だから、きっと今日もピノ様の事を皆さんが見ていてくれますよ。」
そうして、頭を撫でてくれるのだ。これは他の誰にも教えられない秘密。カルロピノの恋心の慰めで、特別扱いの優越感を集めて飲み込む時間。
「.........。はい!これでもう十分ですわ。それじゃあプロデューサー、また後で。」
「はい、いってらしゃいませ。」
0431ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 04:23:26.96ID:???0
時間空いてしまった、待っててくれてありがとう!

伝えられないことくらい知ってる恋心を、伝えないまま持ち続けてもいいでしょう?
あなたが引き剥がさないから、いくらでも甘えていいのでしょう?

プロデューサー共有計画は、
ばあちゃるが何か特別な行動をした時に、それが嬉しいことならば、みんなと共有しよう。
もし、私たちの誰かを好きになってくれたなら、皆で好きと伝えてみよう。
シロちゃんが好きなら、何も言わずにそっと見守っていよう。
他の人には渡さないようにしよう。
という内容になっております。
シロちゃんやアイドル部の独占欲がばあちゃるに向いているだけの、他の人が絡まなければ無害な計画です。
0432ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 08:28:09.51ID:eRjLsomw0
ええやん
0433ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 10:44:06.83ID:Z1DqcOpF0
ばあちゃるが落ち着いた敬語で話すの見たいわ〜
0434ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 14:14:02.82ID:???0
これ素晴らしいっすね完全にね
各アイドル部の子への特別な対応も見てみたい
0435ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 15:07:10.74ID:???0
電脳バイトには定時という概念は存在しない。毎日が修羅場で戦場、何となくで追加されたシステムとふわっとした納期によって生み出される地獄は私の日常にくい込んでくるのだ。
「皆さん、お疲れ様です。お先に失礼しますかね。」
無事に電車が動いてる時間に仕事を切り上げ、急いで駅に向かう。まずはこのビルから出て、
「今日もお疲れ様。迎えにきましたよ。」


「ばあちゃるさん、本当に助かったよ!」
「いえいえ、最近遅くまでバイトしているって聞いたものですから。皆さん心配してましたよ。」
「あちゃー、牛巻そんなに顔に出てたのかな?」
「顔には出てませんでしたけど、バイトの時間が長いのはバレていると思いますよ。特に、きそきそはよく見てますから。」
「あずきちは、みんなの事大好きだからね!それで、言われたから迎えに来てくれたの?」
「まぁそんなとこっすよ。それじゃあゆっくり休んで下さいね。安全運転で家まで送りますから。」


車の中は、薄いレモンの香り。それは私を送る時には必ず用意しているアロマで、どんな効果なのかは聞いたことはない。実は他の子を送る時にはまた別の香りがするらしく、
一人一人に合わせてアロマを変えているマメな部分が、人から好かれる理由なんだろう。
「どうしました?香りがキツかったらまた別の奴を用意しますけど。」
「全然大丈夫!それじゃあ発進ばあちゃる号。」
0436ほのぼのえっちさん2019/01/04(金) 15:31:53.47ID:???0
私の家までは約30分、その間の会話は実は貴重な情報源なのだ。一番アイドル部の子達を見ているのは、プロデューサーであるこの馬。私が忙しい時のみんなの事を教えてくれたり、
「本当に忙しいんだよ!なんで、わざわざ無駄なシステムを付けようとするのか理解できないね!」
「それでも、お仕事だから頑張っているんですよね。りこぴんはすっごいっすよ。俺だったら逃げちゃいますね。」
「私も逃げたいんだよ!でも、今の仕事が好きだし、一緒にいる人はいい人だし、私のアイドル活動にも理解があるなんて、なかなかいないんだよ。」
「だから、今日も一日頑張ったんですよね。本当にお疲れ様です。俺にだったらなんでも言ってくれていいですからね。」
「ありがとう、本当にありがとう。」
私の愚痴をただ聞いてくれるのだ。部屋の中で独り言のように呟くよりも、私の努力を認めてくれるこの男の前で弱音を吐くことがとても居心地がいいのだ。
「電脳バイトもしながらアイドルやるなんて、本当に難しいことっすからね。それをやり続けてるりこぴんはもっと評価されてきますよ。」
「大丈夫かな、最近配信することも出来ないくらい忙しいし。」
「いえいえ、皆さんきっと待ってくれていますよ。俺なんか来年まで待てちゃいますからね。」
「でも、」
「それに、俺だけが待っているわけじゃないです。シロちゃんもアイドル部の子達も、りこぴんが万全の状態で配信してくれるのを楽しみにしてるんですよ。」
「俺とは大違いっすよ。だから、なんでも1つづつこなしていきましょうね。もし本当に逃げたくなったら、必ず逃がしてあげますから。」
「考えとくね。よし!ありがとう、ばあちゃる号。元気出た!」

「それじゃあ、また明日。今日はゆっくり身体を休めて下さいね。」
「おやすみなさい。プロデューサーも時々でいいからちゃんと休んだ方がいいよ!」
0437ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 02:00:06.87ID:???0
なとなとの「私のばあちゃるさん」は何度聞いても良いものだ
0439ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 08:28:44.93ID:ZTX4kele0
表立ってドル馬推すとぶっ◯されるけどここだと好きなだけ言えるのすき
0440ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 09:21:16.92ID:Vh4eMG2O0
さすがにここなら見つからんだろう…
と思ったけど馬スレに直リンあるんだったな
0441ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 11:09:21.12ID:XuAg14qD0
表立って俺ちゃる推すとドン引きされるけどここだと好きなだけ言えるのすき
0442ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 12:15:51.01ID:???0
ここ俺ちゃる禁止やで 俺ちゃるは全年齢に見せられる程度に本スレでだぞ
R-18俺ちゃるは全世界どこにおいても迫害の対象だから
0443ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 13:54:21.74ID:ZTX4kele0
そうだよ(便乗)
0444ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 14:21:45.15ID:q0A3aKfX0
俺ちゃる専用のスレ作って完全に隔離しよう(提案)
0445ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 15:17:30.93ID:251YX0er0
実質ガチアンチスレ
0446ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 17:23:37.73ID:???0
「馬に催眠かけて自分を襲わせるなとなと」とか見てみたくなったけど文才無いからネタだけここに投げる
0447ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 17:47:47.88ID:???0
自分で催眠かけたはいいけど馬Pの馬並みに敗北しそう
0451ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 19:01:14.73ID:hE/KGZrH0
>>446 やってみた
__________________________________________

電脳世界には異様な物が転がっている。

それこそ、現代のオカルト話で聞きそうなものを初めとした、多数の奇妙な物品の発見についての話を友人から聞いたことがある程に。

私は風紀委員の仕事の一環で、学校へと不要物の回収の整理をした際に見つけたのは無地のDVDだった。学園では、不要物を金曜日の放課後に返却する仕組みがあるのだが、このDVDだけ、受取人も持ち主も不明のままだった。
目の前に出自不明の記録媒体があったら中身を見たいという気持ちになるだろうか。内部データに警戒して使わない人もいるだろう。ただ、私は何の気なしにDVDを持ち帰り、家のPCに入れた。
内部には、readmeのtxtファイルと「催眠動画」と名の付いたmp4ファイルが保存されていた。txtを開いて、説明を軽く読み流す。これを2分間見つめさせた人に対して、様々な命令を聞かせることが出来る、といった動画の説明。ただ、胡散臭いとしか感想が出なかった。
0452ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 19:04:09.14ID:hE/KGZrH0
動画を再生して映ったのは、形容し難い何か。言葉で完璧に伝えられるのならば、その人は頭が良いのだろう、としか言えないような内容。

私が内容について敢えて述べるのならば、白黒が渦巻いている画面を背に、ただ奇妙な踊りをしている女性が三人、画面を縦横無尽に動き回る動画。
これが続くと思った矢先に突然、自然豊かな光景が現れて、景色の色が変化していく動画へと切り替わる。色が言葉で伝えられなくなる色になって、景色の原型を失っていく。見ていると何故か色彩感覚が乱れていくような気分。吐き気にも近い感覚だった。

その後も、また画面が切り替わって、まだサイケデリックな動画が続きそうだった。マウスを持つ右手が動いてウィンドウが閉じられていなければ、恐らく頭が壊れてしまっていたかもしれない。頭が為になる感覚とは違う、別の何か。本格的に異質な何の片鱗を見た気分だった。

この意味不明な映像の中で、ただの動画ではないという陳腐な警告だけが頭に響いていた。
0453ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 19:06:19.96ID:hE/KGZrH0
この動画はもう見たくないと思った。

ただ、催眠という単語が頭から離れなかった。

理由は言うまでもなく、単純な興味だった。純粋に試してみたいと思った。誰に対して使うのか、という迷いは、自身のプロデューサーが秒速で結論づいた。彼に対して、いつもかなり蔑ろにしている為に、あまり罪悪感はなかった。

私は機会を探っていた。都合よく二人になれて、この動画を見せる機会なんてものは早々にない。予定を作ってもらえば良いと思うだろうが、恥ずかしい感情があった。ただ、そんな理由があって、モヤモヤとしていた。最近彼に当たり散らす頻度も増えたと思う。

そんな頃に奇跡みたいに都合も条件も良い時間が生まれた。委員会の居残りで、偶然私とプロデューサーが最後まで仕事で残った、ただそれだけ。耐えた甲斐があったと思う。
後は、動画を見せることまでは難なく終わった。人をほとんど疑わない彼の性格故か。

内心私は笑ってた。
0454ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 19:13:24.30ID:hE/KGZrH0
動画を見ながら彼は、途切れ途切れに感想みたいなものを述べていた。その内容が大体は小学生の述べるソレに近いものを感じた。その彼が二分後に、急に黙り出した。体から力が抜けたように、彼は俯いていた。

本物だろうか。あの説明には、確かに2分と書かれていた。

「あの、返事をしてください」

「はい」

抑揚の無い反応が帰ってきた。それは言われたことを黙々とこなすかのような声色だった。

「あの、大丈夫ですか」

「大丈夫です」

大丈夫ではないのは明確だった。これが本当の催眠、といったものだろうか。実際に催眠にかけられたこともかけたこともないから分からない。

「もし、催眠にかかったなら、私を「八重沢なとり様」と呼びなさい」

「はい、八重沢なとり様」

ふと、顔を上げた彼の光の灯らぬ目に、私は鳥肌を立てた。
0455ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 19:36:34.10ID:ZTX4kele0
オラわくわくしてきたぞ
0456ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 19:44:13.22ID:hE/KGZrH0
動揺して、彼のマスクが取れていることに気が付かなかった。恐らく俯いた時に、少しずつ外れたのだろう。
彼の素顔を見るのは始めてだった。その素顔に、少しばかり、胸の鼓動を早めている自分がいた。

「キスして」

何を言っているのか、意味がわからなかった。これは勢い故か、頭に浮かんですらいない単語を口走っていた。頭の中で思考がグルグルと回る間に、彼の顔は近づいてきて。

私の唇は奪われたのは一瞬の出来事だった。
0457ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 19:54:57.60ID:hE/KGZrH0
体の熱が上がって、マトモな事を考えられなくなっている私がいた。私は酔っている。この支配感と背徳感と、心臓が刻むハイスピードなリズムに。

「服を脱ぎなさい」

彼の素肌が晒される。彼の背丈の高さと、程よく付いている筋肉質な体。そして、下半身に目を向けると、だらしなくぶら下がっている男の象徴があった。
私は、顔を背けるどころか、彼の一物をただ、見入っていた。理性的な自分が、今の私を批判する。確かに、今の私に痴女という言葉は似つかわしい。

「私の服を、脱がせなさい」

言葉が震えているのが嫌でもわかってしまった。

自分自身で、何をしているのかは分かっていた。でも、何故こんなことをしているのか。結局の所、勢いなのである。今の私は、イケイケゴーゴーなテンションで、羽目が外れている。普段の風紀を正す側の私に似つかわしくない、欲望にまみれた姿。

嗚呼、肌寒い。
0458ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 20:14:12.93ID:hE/KGZrH0
足元を見ると、脱ぎ散らかされた私の服が彼の服と混ざりあっている。夕方近い会議室の中、私達は裸で佇んでいる。
こんな姿を見られたら、私は死なざるを得ないだろう。恐らく私が生きるのを許さない。
暖房の無い教室だからこそ、冷えた空気が素肌に容赦なく浴びせられる。私は、身震いをする。単に寒さが理由ではなかった。見られてしまうかもしれないという恐怖もあった。

それ以上に、目の前の男に素肌を晒しているという事実が体を、心臓を震わせる。胸に手を当てると、鼓動音を感じる。少し、息が乱れていた。それでも、謎の心地良さがあった。

私は、彼の股の高さにまでしゃがみこむ。右手が、ゆっくりと彼のモノへと触れていく。指先に、柔らかい感覚。ソレは劣悪な外観を持ちながら、弾力を持っていた。右手の触れる面積が増えていく。
右手に、血液の流れる感触が伝わった。やがて、だんだんと打ち付ける強さが大きくなり、私の右手の中にある彼のそれは膨らんでいた。
怯んで手を離す。彼のモノが伸びているのが見える。柔らかな手触りの小さなモノは、風船のように、以前の弾力を多少残して固まっていく。

私はただ、それを見つめていた。

上空を向いた男根が現れていた。
雄の匂いが強く、鼻腔をくすぐった。
0459ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 20:31:59.76ID:hE/KGZrH0
それは、独りでに震えているようにも見えた。
痴女のような行いを続けている私だが、流石に男性をどう刺激すればいいのかは心得ていない。

「自分で、それを慰めなさい」

人はそれを自慰という。ただ、口にするのは少し恥ずかしかった。私にも少しは生娘のような純情さはあるのだという微妙な確信を得た。

彼の右手が彼自身のソレへと伸びた。ゆっくりと彼の右手が動き始めた。そして、その動きは少しずつ速度を上げていった。
私の目の前で、一物が揺れる。私の太ももに、トロリと液体が伝う感覚があった。左手で、水源へと触れる。微かな水音とともに、指に粘着質なものが絡まる。
ゆっくりと、自分の秘部へと触れる。指が快楽を求めて、淫らに動き出す。滅多に自慰をしない私が、積極的に指を動かしていた。
0460ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 20:34:25.37ID:ZTX4kele0
嘘つけ絶対どっかの馬のこと考えながら毎晩してるゾ
0461ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 20:45:40.15ID:hE/KGZrH0
彼の吐息が聞こえるようになって、彼が射精をするまての時間は、そう遠くはなかった。彼の正面にいた私は、彼の精液を顔に浴びていた。強い匂いで、我に返った。顔を流れる粘体の感触がどことなく気持ち悪い。
手で拭うと、白くドロドロとしたモノがおおよそ取れた。手に付いた液を、私は何をすることも無く、ただ見ていた。また、胸の異様な鼓動。舌が、触れていた。少し苦い味。でも、それは拒絶反応が出るほどの苦さではなく。気付けば全て飲み込んでいた。

喉を、ドロりとした塊が通っていく。熱を帯びた精液が、からだを震わせていく。既に、私は火照っていた。

「エッチなこと、したい」

もう、何も考えていない。
0462ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 21:03:38.62ID:hE/KGZrH0
彼の両腕が、私を掴んで優しく押し倒す。彼のモノは、未だ大きさを保ったままである。私の秘部に、彼のソレが当てられる。敏感なところに触れて、焦らされているかのように私は悶える。

少し大袈裟に水音を立てて、彼の一物が膣口へとあてがわれる。ゆっくりと、しかしそれは遠慮のない強さで私の膣内へと押し込まれていく。物を通したことの無い私の穴が広げられていく。裂ける痛みが処女喪失を告げた。
彼のモノが奥にまで入り込んだ。私はもう既に息を荒くしていた。そう長くない時間が過ぎた後、ゆっくりと彼は動き始めた。

彼の手が私の胸へと伸びる。私の胸が多少荒々しく揉まれる。私の乳首が固くなり、コリコリと指先で弄ばれる。胸からクル刺激と共に、私の中が突かれている。掻き乱すかのように、私の膣内を刺激している。

腰を打ち付ける度に、肌のぶつかる音と、私の漏らした声が部屋に響く。声を抑えることも出来ずに、ただ成されるがままに、私は蹂躙されていた。
0464ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 21:13:50.24ID:hE/KGZrH0
彼の吐息が私に浴びせられる。私の上へと覆い被さるように、彼は腰を振っている。両手をゆっくり伸ばして、彼の頬へと触れる。そして、ゆっくりと私の口元へと寄せた。
それはとろけるキス。吸い取るかのように、また、溶かし合うかのように。絡めあった舌が、いやらしい音を立てている。唇を離すと、糸が引いていた。

彼の呼吸が荒くなるのは、限界が近い証拠なのだろうか。一思いに子宮に子種を注いで欲しい。ただ、私の頭の中に一つ、イタズラを添えていた。

私の子宮が、熱を求めていた。彼の腰に、押し付けるように足を絡める。彼の放つ熱を逃さぬように、彼を逃さぬように。私の心も、体も、受け入れる準備は出来た。

さあ、二人で堕ちましょう。



「目を醒ましなさい」
0465ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 21:22:07.92ID:???0
本当にふと過ぎっただけの妄想がここまでクオリティ高いSSになるとは……ネタはやっぱりカタチにできる人に渡すのが一番だな…ありがてぇ、ありがてぇ……
0466ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 21:27:34.78ID:hE/KGZrH0
「うっ、なん、ですか、これは」

「ああ、まって、腰を、はなし」

言葉の前に、彼は精液を出し切った。私の奥深くに、注ぎ込まれていく熱が体全身を震撼させた。震えて、震えて、私の体が硬直する。気づいたら、私の腕も彼の背中を包んで離さないように絡まっていた。
腕を、脚を、強く引き寄せる。私の身体へと取り込んでいくかのように、彼の体を溶かすように抱きしめた。熱で心臓が溶けている。
液体のように、蕩けて、異物と混ざりあって、落ちていく感覚。風を切るような、爽快感もないけれど、ただ、私は、温もりに包まれて、眠りに落ちたい。もっと、欲しい。けれど、体の力が抜けていく感覚が心地よい。ゆっくりと、手足の力を抜いた。

「ねえ、夢みたいでしょう?」

力の抜けた彼に問いかけた。

__________________________________________

こんな感じですかね……?
冬でもあの二人だと熱そう。そう思いませんか?

個人的には催眠させても無理矢理責任取らせようとして、ばあちゃるさんを軽く茫然自失にさせたい。絶望に浸っている男性って魅力的じゃないでしょうか。私はそう考えます。
0467ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 21:31:47.48ID:hE/KGZrH0
稚拙な文で喜んでいただければ幸いです
私もドキドキして心地よかったです。
少し、創作に不安を抱いていたので、モチベーションアップにもなりました。
0468ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 21:52:18.75ID:ZTX4kele0
良かった…本当に良かった…
0469ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 21:53:30.89ID:ZTX4kele0
ドル部に生ASMRやる馬が見たい…見たくない?
0471ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 23:10:32.17ID:PMJ414OQ0
ここは非エロでも大丈夫?
0472ほのぼのえっちさん2019/01/05(土) 23:27:02.11ID:hE/KGZrH0
>>471
非エロの方が書く人が多いからどんどんやっちゃえばいいと思うよ
妄想スレなんですし、ある程度は吹っ切れると楽だと思います
0473ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 00:22:39.64ID:8x9+wTcP0
>>472

ありがとうございます…あったけぇなぁ

稲→馬風味を投下します
0474ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 00:27:03.31ID:8x9+wTcP0
「………」


ばあちゃる学園のアイドル部で風紀委員の私、八重沢なとりはどうしてこうなってしまったのだろうと、目の前でフリーズしているばあちゃるさんを見て溜息を吐く


大きな企画が終わりばあちゃるさんからのご褒美としてパーティーを開いてもらい、ばあちゃるさんの長く中身の無い挨拶を聞き、パーティーが始まりワイワイと楽しんでいた。

やはりというか案の定と言うかばあちゃるさんはこっちから振るか偶に茶化すぐらいで少し離れた場所で一人、静かに私達を眺めていた。


イオリさんがばあちゃるさんにドリンクを渡そうとした瞬間、ばあちゃるさんは固まった。


『いや〜ばあちゃる君にドリンクをね、持ってこなくても大丈夫ですよ〜イオリ〜ン、ばあちゃる君はね、適当にやってますんでね〜ハイハイハイハイ、でもありがと』


『…馬P?』


『………』


『どうしよう、馬P固まっちゃったよー!!』


『おうまさん、配信外でもこうなるのですね…』


『プロデューサーって動かないとめちゃくちゃ怪しい姿してますよね』


あたふたするイオリさんを宥めて暫くばあちゃるさんを皆で観察していましたが、めめめさんが目の前で煽っても無反応、イオリさんがずっと話しかけても無反応、悪戯しても無反応、余りにも不気味で不安だったのでシロさんに連絡すると



『あぁ、大丈夫大丈夫、馬ってね、そう言うとこあるから』


とケラケラ笑っていた。


他の皆さんがお菓子やジュースの補充に部屋から出て、ばあちゃるさんが復活した時に皆がいなかったら流石に可愛そうと言うイオリさんの意見があったのでジャンケンで負けた私はしぶしぶ残りました。
0475ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 00:31:46.67ID:8x9+wTcP0
>>474




「ばあちゃるさーん、生きてますかぁ?」


どこが正しい目かわからないけど、とりあえず馬のマスクの目と人の顔があるならそこから見ているであろう口の前で手を降ったが反応が無いので、大人しく皆さんを待つ


「…はぁ」


なるべく視界の中に入れないようにしても、この動かなくてもうるさい人は否が応でも視界に入ってくる。

壁にもたれながらイオリさんからドリンクを受け取ろうと手を伸ばした姿勢のまま固まり、いろはさんとりこさんとめめめさんの思いつきでテーブルの前まで連れてこられていますから、存在感が凄い



「…」



シロさんは、大丈夫だと言いました。

私達よりお互い付き合い長い二人ですから、私達の知らない事が沢山あるかもしれない

だからこそシロさんが私達に心配をさせないようにもしかしたら嘘をついてるのかも知れない、そう思うと少しもやもやしてしまう私がいる。

この気持ちは何でしょうか…私達はシロさんの後輩でばあちゃるさんの担当アイドル、先輩後輩やプロデューサーとアイドルと言った壁ではなく、同僚として肩を並べて立てたなら、こんな気持ちを抱く事はあったのだろうか
0476ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 00:36:08.23ID:8x9+wTcP0
>>475





「ばあちゃるさん…」



「………ウビッ!?」



「わぁ!?」



「あっ、今の声はなとなとですかね〜?ちょっと困った事に身体がね、動かないんですが何かあったか知ってますか?イオリンからドリンク貰う寸前まで記憶はあるんですけどね」


「さぁ?急に固まったのでイオリさんが慌ててましたよ」



「うーっぷす、後でイオリンに謝らないといけませんねこれは」


「ばあちゃるさんも何で固まったかわからないんですか?」


「ばあちゃる君はテスト型ですからね、割とこう言う事があるんですよ〜まぁ今回はばあちゃる君の喜びの感情が昂りすぎてばあちゃる君そのものをフリーズさせてしまったみたいですね〜」


「喜び…ですか?」



「なとなと達が無事に3Dの身体になりましたからね、これからどんどん活躍出来る場面を増やせる事がね、出来ますし、ばあちゃる君的にはシロちゃんに負けないぐらいなとなと達に輝いて欲しいですからね!」



「わ、私達が3Dになって喜んでフリーズしたんですか!?」
0477ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 00:47:14.20ID:8x9+wTcP0
>>476


「それはもうなとなと達はばあちゃる君の大切なアイドルですからね〜ハイハイ、アイドル部の子たちの好きな事とバーチャルの世界と現実の世界を繋げば、楽しくて新しい世界が広がると思っていますからね〜」


ばあちゃるさんの目標と言うのは前々から聞いていたが、改めて彼の口から聞くと凄まじい物を感じた。

未開の地で余り見向きされなかった頃から、私達12人をプロデュースする今もこの人は変わらない

ファン達は面白さがずっと変わらない男と言っていたが、ばあちゃるさんが目指し進む先も変わらない…私達アイドル部がいても彼が思い描く絵は企業の域を超え、バーチャルYouTuber業界その物
0478ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 00:48:51.50ID:8x9+wTcP0
>>477



「なとなと〜」


「は、はい!?」


「こんな事言っておいてアイドルを雑用に使うのは申し訳ないんですけどね、ばあちゃる君もしかしたらね、この体勢が変わりつつあるんですよね、ほら見てくださいよ、これ完全に身体が徐々に後ろに傾いてますよ」


「あっはっはっはっはっ!!!ちょっ!ばあちゃるさんそれどうなってるんですか!!」


私達のプロデューサーは壮大な野望を口にしながら壁にもたれた姿勢を維持したまま、超スローモーションでバナナの皮を踏んで滑ったような傾き方でジワジワと傾いていた。
0479ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 00:52:09.23ID:8x9+wTcP0
>>478


「いいんじゃないですか?その調子なら一回転出来るかも知れないですよ?」


「ちょいちょい、それ絶対ばあちゃる君の顔床に擦れて痛いっすから、と言うかね見たらダメな物まで見えちゃうんですよね〜ハイハイハイ」


「あー!!セクハラですよ!!!風紀が乱れますよ!!!」


「できればそうなる前にですね、椅子か何かをですね、持って来てもらいたいですね〜ハイハイ」


「もー、高くつきますよ!」


私は部屋を出て椅子を探した。
0480ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 01:07:00.80ID:8x9+wTcP0
>>479


嗚呼、悩むなんて馬鹿らしい


私はばあちゃる学園のアイドル部で風紀委員、私達はシロさんの後輩でばあちゃるさんのアイドル、不安になる事はない

私、八重沢なとりが私らしくアイドルであり続ければいい、そんな私達をばあちゃるさんは信じていつも私達を送り出してくれる。

夢を一緒に叶える仲間として見てもらえているなら今はそれでいい



『あぁ!こら!きそきそもイオリンもめめめめもふたふたもばあちゃる君を揺らさないでください!これ結構ヤバーしなんですから!
ちょっ!りこぴんもごんごんもすずすずも煽らないでください!
もちもちもたまたまもぴーぴーもちえりんも笑ってないで止めてください!た、助けてなとなとー!!!』



「もー!!風紀を乱さないでくださーい!!」
0481ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 01:09:31.05ID:8x9+wTcP0
おしまいです

いやー難しいですね、渋に上げるの悩むなぁ
0482ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 01:15:23.73ID:???0
乙おっつ、久々に普通ななとばあを見た気がするのはきっと気のせい。

全員がやりそうなことを上手く表現出来ててもうこれハンパないって感じっすね。
0484ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 07:01:36.98ID:???0
性知識皆無のイオピノに目の前で実践して教えるたまばあとか、たまがダウンしてもギンギンな馬の相手を二人がかりでするイオピノとか結局4Pにもつれこむとか、寧ろ無知なままなんかの噂を信じて馬を逆レするイオピノとか
色々思いつくけど同じく文才皆無だから便乗してここに供養
0485ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 08:31:56.22ID:???0
前々から思ってたけど馬組も馬カプ勢もスペック高すぎですわ
ニヨニヨしたりふっくらさせることしかできない自分が悔しい
0487ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 16:44:52.67ID:14cIUUGT0
こんなにスレが盛り上がってる時点で少数ではないんだよなぁ
0488ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 18:42:56.78ID:Z+lZLDvx0
馬組ではないけど馬とのCPは好きって物好きはいるんすかねぇ…
0489ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 20:13:23.99ID:8x9+wTcP0
ネタも投下されてますし、頑張って書いてみます
0492名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 22:23:48.84ID:bvdOcU910
>>484 4pは流石に難しそうだけど、ゆっくりイオピノ絡ませSSに挑戦します
時間かかって日を跨ぎそうなのでコテつけます。御容赦ください。
__________________________________________

無知は罪という言葉について、皆はどう考えるだろうか。確かに、私は無知がもたらす罪業を知っている。ただ、知ってはいけないことだって世の中あるだろう。
必ずしも、罪とは限らない筈だ。無知であることが、幸せでもあるはずなのに。知って何故苦しまないといけないのだろうか。苦しむくらいなら、いっそのこと。

そんな思考が、夜の闇に溶けて行った。


翌日のこと。イオリお姉ちゃんが、とあるブログ記事を見せてくれた。

「好きな男性を必ず逃さない方法」


ブログの様子は異様だった。軽く他の記事のタイトルを見る限り、心を病んだような人の書きそうなものばかり。

正直、不安だった。
0493名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 22:31:39.67ID:bvdOcU910
イオリお姉ちゃんから、スマホを借りて記事を読んだ。文体から、女性の書いた記事のようだった。

軽く、唖然とした。自分には相応しくないような、知ってはいけないような。この記事を読んだことを即座に後悔した。

「駄目ですよ、こんなの読んでは……。」

「やっぱり、駄目かなぁ……?」

嫌な内容は、脳裏にこびりついて離れない性質を持つ。期待されない事を確定された物事程、異様に過度に動く。現実の厄介さが本当に恨めしい。
忘れたくて、忘れたくて。ただ、別のことを考えても、頭にチラついて。いけないことだって分かっているのに。知りたくなかったのに。ひたすらに、穢れた文体に私は犯された。

「忘れましょう」

イオリお姉ちゃんにも忘れて欲しかった。ただ、発した言葉を自分に言い聞かせるように。

嗚呼、子供が死んでいく。
0494名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 22:39:46.67ID:bvdOcU910
暫くの日々の間、ふとした衝動に思い出す。

好きな人がいるか、と面と向かって問われたら、いないと私は答える。私はアイドルなのだ。応援してくれている皆の期待に応えなければいけないことを、私はしっかりと自覚している。もっとも、別のこの質問に関しては、もっと別の答えが良さそうにも思えるが。
しかし、あくまでこの言葉は建前である。私には、想い人がいる。皮肉にも、その人と出会えたきっかけがアイドルになったからなのだ。

叶わぬ恋。それは理解して諦めていた。

ただ、穏やかに、彼と楽しい日々を過ごせるのならばそれで良かった。私の初恋は、勝手に消えてくれると思った。



良い物にはそれ相応の需要がある。
彼の私生活に、女の影を感じていた。


彼に手を伸ばした。

手が届かなかった。

影に手を伸ばした。

影を掴むことができなかった。
0495名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 22:46:11.38ID:bvdOcU910
有耶無耶にした恋に、結論をつけたかった。けれど、その言葉が生まれない。喉にも届かぬその言葉は、私の胃液で溶けてゆく。

思いを吐き出せればどれほどよかったか。

いっそ彼の前で吐瀉物を撒き散らせば、私を抱きしめてくれるかもしれない。

脳神経を無意味に走る思考が、伝言ゲームのように、だんだんと誤字を増やしていく。やがて、その思考が何処へと行くのか。

私は、スマホを手に取っていた。打ち慣れたフリック入力で、頭に浮かぶキーワードを検索する。何故か、見たくもないものを開いていた。汚物をわざわざ見に行くように、間抜けを演じていた。


この衝動を年頃の仕業にした。
0496ほのぼのえっちさん2019/01/06(日) 22:52:36.85ID:jk4vQcQ20
ワクワクしてきた
0497名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 22:56:26.58ID:bvdOcU910
嗚呼、気分が悪い。

_______気になる男を抵抗出来ないように縛るなり薬で沈めたりすればヤリたい放題!そのままズコバコ!

_______中田氏すれば責任を取らせられる!妊娠すれば確実!マトモな男なら絶対ゲットできます!

_______いざと言う時は襲われたと嘘を着けばおおよそ女性の私たちに有利(笑)わたし成功しました(笑)


おおよそ、把握したあと直ぐにブラウザバック。履歴を1ヶ月後消去した。

濁ったピンク色が頭から消えない。目を閉じて、ベットに体を預けた。


嗚呼、穢らわしい。
0498名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 23:03:49.83ID:bvdOcU910
自己嫌悪の時間は長い。その長さは個人差である。私は、何故あんなものを見ようと思ったのか。自己批判の問いに、私は答えられなかった。そんな自分を更に批判する。批判する。

嗚呼、辛い。忘れてしまいたい。

純白のタオルケットに付いた泥の汚れが落ちない。元の姿を見ようと、必死に洗い流そうとするが、目立つ染みが残った。
もう純白ではない。純潔ではない。私は、泥を浴びた偽のタオルケット。染みを誤魔化しても、私が覚えている。


汚れてしまった悲しみに。

ただ、溜息が出る。

それ以上に何も見えない。

自己嫌悪は終わらない。

自然消滅を待つばかり。
0499名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 23:13:36.54ID:bvdOcU910
「あのね、ピノちゃん」

イオリお姉ちゃんが、私の心を砕く事実を告げた。

「嘘だと、言って。」

首を振った。嗚呼、恐れた現実は早かれ遅かれ私を襲う。

「逃しちゃった……」

イオリお姉ちゃんの声の明るさが落ちていた。もしかしかたら、彼女の想い人は私の想い人ではないだろうか。

現実は、私をここまで打ちのめされた気分にさせてくれる。想われる人に恋してしまった私も、不幸なものだ。知らぬまま、ただ滑稽に叶わぬ彼を想う方が幸せだっただろう。

人生で、始めてだ。

こんなにも、妬ましい気持ちは。

「私、あの人のことを捕まえたい」
0500名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 23:18:20.32ID:bvdOcU910
もう、純粋な恋ではなかった。

私と、イオリお姉ちゃんと共に。

決意を固めた。下調べもした。

汚れた。穢れた。

私達はこれから一角獣の背を降りるつもりだ。

穢れた世界に足をつける。

目の前に、彼の事務室の扉。

彼が住み込んでいる部屋だから、これから行う事は、誰にも邪魔されないだろう。

手に持つのは、ガムテープ。
0501名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 23:27:06.68ID:bvdOcU910
「ねえおうまさん、私たちと遊びましょう」

言葉を聞く前に、部屋に入り込む。扉にしっかりと鍵をしめて。

「じっとしててね」

イオリお姉ちゃんが、彼の体を床に押さえ付ける。彼が優しいことは周知の事実。それ故に、強い力は出せないと分かっていた。
我ながら、酷い事をしている。ガムテープをビリビリと引きちぎる。手際よく、抑えられた手足をガムテープで固定する。口も縛り付ける。

これで、非力な彼は動けない。

彼を傷つけると知っていて、何故こんなにも私の胸が高鳴るのか。何故こんなに、ニヤけが止まらないのだろうか。

私は、もう、どうしようもない。

自己嫌悪している頭とは裏腹に、私の手は動いていた。
0502名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 23:37:17.12ID:bvdOcU910
彼のスーツを脱がせていく。普段、肌を全く見せない彼が、唯一マスクだけを取っていた空間で、今、彼の全ての肌がさらけ出される。

イオリお姉ちゃんは、私が手際よく服を脱がせている横で顔を覆っていた。よく良く考えれば、自分の行いはとても淫らなものである。恥ずべき行為である。なのに、何故、こんなにも手は動くのか。
心臓が、体を動かしている気分だ。激しく振動する動きが、わたしを興奮させていたのだ。

目の前にいる彼の裸を焼き付けるように、私は見つめていた。そこには、純真さもない大人の私が横たわっていた。

「大人の遊びって言うんだって」

私は何の恥じらいもなく服を脱ぎ捨てていた。
0503名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/06(日) 23:44:15.67ID:bvdOcU910
彼は、此方を見てどう思うのかは分かっている。勿論、抵抗しようと模索する。私達を説得しようとする。行動パターンなんて見え透かされている。そんな彼が愛おしくてたまらない。

でも、彼にとって悲しい現実。私の裸体で、興奮してしまった。彼の体の素直なところが立派に自己主張をしている。

「イオリお姉ちゃん、知っていますか。子供はこうやってつくるんですよ」

真上を突き刺す彼の男根の上に跨るように、中腰の姿勢になる。

「逃がさないからね」


無意識に濡らした股に、彼のモノが触れる。

想えば想うほど、体を濡らすのは涙と愛液。
0504名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 00:01:51.25ID:ATXsxEst0
経験無き膣口にようやく、彼の先端が入り込もうとする。ゆっくりと、私は腰を下ろす。横に、穴が広がっていく。滑りの音と共に、私の処女は散らされていく。

「見てください……こうやって、入ってるんですよ」

その言葉をイオリお姉ちゃんと愛しき彼に向けて。喪う痛みは、張り裂ける鼓動に掻き消されている。大きな肉の棒が、膣の中に収まり切った。
大きく、自己嫌悪と息を吐き出す。大量に溜まった膿を吐き出した後のように、スッキリとした。

ゆっくりと腰を振る。膣の中の気持ち良い場所を刺激するように、体を本能で揺らしていく。仰向けになった彼の上で、淫らに私は踊っていた。
0505名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 00:09:43.71ID:ATXsxEst0
「………………!…………。…………!」

私が声を漏らし、彼が鼻息を荒くしている一方で、イオリお姉ちゃんは声にならない声を上げていた。彼との行為を見られているのは恥ずかしい。それを上回る快楽で、その事実を忘れていた。

この部屋が、赤く染っていた。血の流れている色。血流の活発な色。熱を伴う色。放課後の冷える時期、暖房の付いていないこの部屋が熱室と化した。
防音のされていないこの部屋で、嬌声と水音を垂れ流すことに抵抗を感じなくなっていた。もう、考えていない。彼の身を案じる私なんてもういない。ただ、愛と性欲に溺れた私が腰を振るだけ。

もう、幾分は腰を打ち付けた。

若干の熱を伴う精液が、下腹部に染み込んだ。
0506名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 00:16:56.50ID:ATXsxEst0
息を乱している。腰を上げると、穴から、トロリと混合液が流れていく。白い精液と、私の膣分泌液。いやらしく糸を引いて、彼の腹へと垂れ落ちた。雄の匂いがほのかに香る。

「…………。この、液体が子供の、素ですよ」

イオリお姉ちゃんが、私から漏れ出た白い液をしっかりと見つめていた。

「イオリも…………できるかな。」

赤くした顔から、好奇心が垣間見えた。


イオリお姉ちゃんは、少し苦しそうに股を抑えていた。
0507名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 00:30:25.01ID:ATXsxEst0
「ゆっくりでいいから、服を脱いでくださいね」

先にイキ果てた私が導く。

着物がはだけて、イオリお姉ちゃんの豊満な体が顕になっていく。艶のある肌が、私をも魅力した。甘い蜜に誘われた蝶のように、イオリお姉ちゃんにイタズラをしていた。
胸を優しく揉む。彼女から声が漏れている。柔らかな感触と、弾力が心地よい。顔を埋めていたくなる。指で、ふっくらと固まった乳頭を摘む。指に、震えが伝わった。
空いた手を、彼女の秘部へと伸ばす。少し濡れていて、クチャっと音がした。

「ああっ…………そこダメ………………」

少し罪悪感もあったが、止まらなかった。顔を出した陰核を、優しく刺激していく。小刻みに、震えていく。残りの指は、膣口へと出し入れする。膣から溢れる愛液の量が増え、手が濡れていく。彼女の膣口からグチュグチュと卑猥な音を掻き乱した。

「ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

気持ちよさそうな唸り声とともに、大きく痙攣をした後、盛大に潮を吹いた。
0508名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 00:38:31.75ID:ATXsxEst0
ヘタリと、イオリお姉ちゃんは壁にもたれかかった。未知の快楽に、少し耐えきれなかったのだろうか。未だに、吐息が聞こえる。ふと、足元に目をやると大きな水溜まりが出来ていた。

しばらく、吐息だけが聞こえる。


「ねえ………そろそろ、子供作ってみたい、よ……」

ゆっくりと、イオリお姉ちゃんが彼の元へと寄り添っていく。彼女の前戯は済ませた。もう、純粋さは穢し尽くした。

何も止められない。

誰も止めやしない。

皮肉にも、抵抗する彼の股間は活発さを保っている。
0509名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 00:50:25.75ID:ATXsxEst0
「怖いけど…………よしっ……。」

ゆっくりと秘部を近づけていく。私は、彼のモノを掴んで、イオリお姉ちゃんの膣口へと宛がった。それ故に、スムーズにことが進む。くぐもった声とともに、彼女の体の中に、彼のソレは収められていく。

私の股が、疼いていた。膝をついて、左手が指を巧みに動かしていた。体はまだまだ彼を求めていた。

イオリお姉ちゃんは、彼の体を抱き寄せる。彼の手は縛られていたが、二人は抱き合う形になった。彼女の胸が、彼の胸板で綺麗に歪む。彼女はしがみつき、食いつくように腰を振り始めた。

腰を振りながら、時々彼にキスをしていく。嗚呼、私もキスしておけばよかったな、と後後になって後悔する。まあ、彼の初めては私が頂いたのだから、せめてファーストキスはお姉ちゃんに譲るべきだろう。でも、惜しいことをした。
0510名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 00:59:17.21ID:ATXsxEst0
彼のモノが彼女の膣に絡みつく光景を、私はただ、虚しく見つめて、自慰に浸るだけ。覚えてたてなのに、器用に性感帯を刺激していく。嗚呼、目の前のモノが欲しい。ただ、それだけだった。甘い痙攣。

一方で、イオリお姉ちゃんの中で、彼は絶頂を迎えようとしていた。彼女の腰の速さはどんどん増していく。

ふと、彼の体が震える。

「わっ………出てる出てる…………」

イオリお姉ちゃんの体も、熱で溶かされたかのように力が抜けていく。恐らく、彼女もイッたのだろう。荒い息だけが、この部屋を支配した。

「ねえ…………これで、こどもできるのかな」

「できるかもしれませんね」

「わぁ…………!これからおうまさんと結婚するのかな?」

「ええ…………楽しみですね。」





「そう思うでしょう、貴方?」

「逃がさないからね!」

__________________________________________

少し、クオリティは落ちていたかも知れません…………
満足して頂ければ幸いでございます
0511ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 01:02:35.56ID:xB8v62mE0
めっちゃ…めっちゃ良かった…ありがとう…
0512名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/07(月) 01:02:48.58ID:ATXsxEst0
やっぱエロって難しいですね

私からは、アイドル部メンバーの誰かとばあちゃるさんとの逆レを所望します。少し、皆さんの作品からエロのインスピレーションが欲しいです。
0513ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 01:23:33.82ID:6sW8nSXw0
おつおつ
妄想だけなら提供できるけど作品となるとなかなかなぁ・・・
0514ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 02:31:50.35ID:???0
おつ、無垢な少女が純粋だったであろう恋を叶える為に穢れた手段を選んで淫らに堕ちていって……すごく良かった

妄想提供くらいで作品に出来る力ないのがつらい
0516ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 12:47:37.71ID:bAU9kgDN0
一番妄想と現実のバランスがとれてるからね
シロちゃんとかは現実一強だし
0517ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 12:51:29.68ID:???0
ふたふたもたまたまも結構絡んでるはずなのになとなとより書きにくいのは何でだろうな
0518ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 13:41:56.42ID:???0
なとなとは敬語ベースなのと反応が大きめだから書きやすいのでは?
0519ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 15:22:20.11ID:???0
最近ふたふたが馬に塩対応し始めてからたまが積極的に馬の話題を出してきたあたりで妄想してるわ
恋のライバルがアイドルを自覚して馬と距離を置いたのを知りここぞとばかりにたまが馬にアタックかけ始めたんじゃないかという脳内ストーリーでニヨニヨしている
0520ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 15:47:00.56ID:???0
たまは初期の頃と比べるとマジで何があったんだよってレベルでデレてて笑う
振り返り配信とかやばかった
0521ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 16:15:51.07ID:???0
最初キレッキレの名刀夜桜だったのに、今はなまくらたまだもんなぁ
0522ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 16:59:28.89ID:???0
桜鍋すこ、稲馬もすこ、双馬もすこ

みんなすこだからもうローテーション決めて全員で馬と仲良く(仲良く)シたらいいやん
0523ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 17:14:56.17ID:???0
馬なら13人にローテーションでヤられても耐えられそう
0524ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 17:16:07.66ID:???0
色々あるけどやっぱり俺はほのぼのとした白馬が好きかな
0525ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 21:33:44.81ID:LG7+t+730
この前のめめめめめの配信で事故ったことを視聴者が馬のモノマネで茶化してくれてめめめめめもそれで笑ってたのが尊かった
暗い話でも明るくできるのは馬の強みよな
0526ほのぼのえっちさん2019/01/07(月) 22:49:09.76ID:???0
最近pixivにあがった白馬漫画がどストライクすぎてやばい
0527ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 00:12:22.02ID:wyzCKOL00
馬が監禁されてて13人の相手をするやつめちゃくちゃ欲しいですね…
0528ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 02:16:06.04ID:NaiqPYYD0
ふたふたは意識して塩してるけどまだ十分優しいし甘いんだよなぁ
0529ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 04:28:23.74ID:jBKqZYMh0
pixivでドル馬エロSS書いてる者です。
桜鍋、双馬、稲馬、とセンス溢れるCP名に脱帽中なんですか…残りの9人って何かCP名あるんですかね…?
私も考えましたがセンス無さすぎてダメでした
0531ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 07:04:59.03ID:WI9Ke05L0
>>529
前スレで一通り考えられてた気がする
0532ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 08:21:30.81ID:???0
>>529
白馬 金馬 米馬 羊馬 トラ(ック)馬 虫馬 玉馬 猫馬
双馬 小豆馬 牛馬 桜桃馬 鈴馬

前スレ79より引用
0534ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:12:00.04ID:???0
そんなヒネらなくてもイオ馬木曽馬ごん馬とか分かりやすい名でいいと思う
0535ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:49:14.48ID:sbthoXV+0
この流れに乗って逆レ双馬を投げますね
0536ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:51:14.19ID:sbthoXV+0
最初の頃、双葉はばあちゃるのことが好きじゃなかった。胡散臭いしうるさいしウザい。何より自分の苗字を間違えて覚えている。絶対好きになることはないと思ってた。人としても、男としても。
でもあることをキッカケに彼に対する感情は180度変わることとなる。双葉が追い詰められた時、道に迷った時、悩んでいる時、彼が助けてくれたのだ。困っている時、いつも側にいたのは彼だった。
健気に、親身に、献身的に。優しい言葉で大丈夫だ、そのままの君でいいんだと言ってくれた。気付いたら、双葉の心のどこかには必ずばあちゃるがいた。彼がいれば強くなれる。彼がいれば生きていける。彼さえいれば、双葉はなんだってできる。
日に日に、彼女のばあちゃるへの想いは強くなっていった。勿論それを表に出すことはない。ゆるふわナイフと呼ばれる毒舌は健在だ。だけど以前と違うのは、そのナイフに溢れんばかりの愛が詰まっていることだった。
0537ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:54:11.89ID:sbthoXV+0
だがここで問題が起きる。双葉が見ているのはばあちゃるだけ。でもばあちゃるが見てるのは、双葉だけじゃないのだ。ばあちゃるが助けてるのは、双葉だけじゃないのだ。

少し考えれば分かること。ばあちゃるは“アイドル部”のプロデューサーであって、“北上双葉”のプロデューサーではない。みんなを平等に見ていて、みんなを平等に救う。

プロデューサーとしては至極当然の姿勢だ。でも双葉はそれが許せなかった。認めたくなかった。自分だけを見てほしい、そう思ってしまった。こんなに私を虜にして、こんなに私をかき乱して。

それを誰に対してもやってるなんて。許さない。
0538ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:56:00.93ID:sbthoXV+0
そして、監禁に至った。監禁は難しくなかった。家まで送ってもらい、お願い事があると頼んで家に上がってもらう。人のいい馬Pのことだから、可愛いアイドルの頼み事は当然断ることができない。

部屋の奥まで連れて行き、油断しきってる彼の体にスタンガンを打ち付けた。後は、縛るだけ。彼が起きるまで待った。寝てる間にイタズラしても意味がない。彼には、双葉だけを見てもらう必要があるのだから。

目を覚ました彼はしばらく困惑していたが、双葉にされたことだと気付くと、安心したようにいつもの調子を取り戻した。牢屋に入れられたことを思い出しますね、とか、ばあちゃるくん以外にこんな悪戯しちゃダメっすよ〜とか、いつ帰れるんですかねこれ、とか。
特に騒ぎもせず呑気なものだ。帰れるわけないのに。
0539ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:56:52.38ID:sbthoXV+0
手始めにマスクを外してやった。露わになる彼の素顔。目を丸くしていた。たまらなくかわいい。これからその瞳が自分しか映さなくなるんだと思うとゾクゾクする


しっかり染めてあげるから。待っててね。


彼はまだ呑気なままだ。俺の素顔見ても面白くないっすよーって言っている。彼の声を聞くのは好きだ。でも今は少し五月蝿い。彼の頬を両手で包み、キスをした。彼が息を飲むのがわかった。
0540ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:58:21.52ID:sbthoXV+0
唇を離すと彼は唖然としていた。さっきまでペラペラと話していた口も、ポカンと開いたまま動かない。信じられないものを見る目だ。こんな目で見られたのは初めてだった。

もっと見られたい。もっと私を見て。愛も、驚愕も、恐怖も、全部、私に向けて。荒い息を吐きながら、双葉は2度目のキスをした。やっと彼は状況が飲み込めたようだ。これは悪戯でも冗談でもない。双葉は本気なのだ、と。

途端に彼が焦り出す。先程までとは打って変わって凄まじい早口だ。だがそんな状態でも、彼は双葉の身を案じていた。もっといい人が見つかる。君に俺は勿体ない。自分の体を大事にしろ。

襲われているのは自分なのにこっちの心配ばかり。あぁ、そんなところが好きだ。愛おしくてたまらない。だからこそ、もう離さない。

他にいい人が見つかる?もう見つかっているのに、何故また探す必要があるのか。分からないことを言う口は縛ってしまおう。彼の声は、後でじっくり聴くことにする。
0541ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 11:59:54.08ID:sbthoXV+0
猿轡を噛ませ、ついでに目隠しもする。これで彼は暗闇の中。身動き取れない彼に何をするのか。双葉の得意なASMRだ。ASMRには無限の可能性がある。

彼を染め上げることも、自分に夢中にさせることも意のままだ。勿論彼には双葉を見ていてほしい。でもまずは耳から。脳味噌を双葉で埋め尽くして、双葉の声に夢中になってもらわないと。


調教は、ゆっくりとね。
0542ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 12:08:01.00ID:sbthoXV+0
普段見ることない彼の耳。マスクの下に隠れた、可愛らしい彼の耳。それが今自分の目の前にある。自分のためだけに、そこにある。ライオンの前に、肉を放置しておくようなものだ。双葉はおもわずそれを咥え込んだ。

ビクリとばあちゃるの体が震える。耳は敏感だ。人によっては性感帯の如く快感を感じさせることができる。ばあちゃるがどれだけ耳で感じるのかは知らない。でもそんなことは関係ない。

感じても感じなくても、感じるようにしてしまえばいいのだ。耳を可愛がるのは双葉の十八番。これまでにないほど、全力で、可愛がってあげる。
0543ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 12:33:48.46ID:sbthoXV+0
まずは耳たぶを甘噛みする。噛むと言うよりは唇で挟むように、はみ、はみ、と。それから耳の線に沿うようにして舐め上げ、頂点に達したところで耳を咥える。ジュルジュルと音を立て、吸い上げていく。

その度に彼は肩を震わせた。未知の快感に襲われ、混乱しているのだろう。そんな姿を見せられると、もっと虐めたくなる。もっと与えてあげたくなる。受け取って。私の愛を。

息を吹きかけ、耳の穴に舌を挿し込む。かき回し、かき乱し、犯しつくす。快感から逃れようとする彼の頭を両手で抱え込むようにして固定し、耳をこれでもかと言うほど味わった。

チラリと彼の股間に目をやる。まだ服は脱がせていない。だがズボンの上からでも分かるほど、彼の股にあるソレは盛り上がっていた。興奮してくれているようで、双葉は嬉しくなる。
0544ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 13:03:07.94ID:jBKqZYMh0
>>532
ありがたや…メモって保存させていただきます
0545ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 13:05:50.21ID:sbthoXV+0
チラリと彼の股間に目をやる。まだ服は脱がせていない。だがズボンの上からでも分かるほど、彼の股にあるソレは盛り上がっていた。興奮してくれているようで、双葉は嬉しくなる。

だが興奮してるのはばあちゃるだけではない。双葉もまた、自制ができなくなっているほど興奮していたのだ。彼の耳は魅惑的だった。味がするはずもないのにとても甘美で、口が止まらない。

彼の耳は既に、双葉の唾液でどろどろに濡れている。それでも荒い息を吐きながら、双葉は彼の耳をしゃぶり続けた。
そうして耳をいじめ始めてから数十分、彼の様子がおかしくなった。

段々、腰に力を入れるようになったのだ。何かに耐えるように。双葉はすぐに察した。達しそうなのだ。耳を責められ続けて、触ってもいないのに達しそうなのだ。そんなに気持ちよかったのだろうか。
0546ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 13:15:23.11ID:sbthoXV+0
それなら、イかせてあげよう。耳だけで彼にイってもらおう。

双葉はスパートをかけた。より一層深く、激しく、音を立てて、丁寧に。彼が我慢なんて考えられないように。

そして数分経たない内に、彼はイった。

腰を震わせ、ビクンビクンと股間が波打つ。スーツに染みが浮かび上がり、やがて彼はダラリと腰を下ろした。静かな鼻息だけが部屋に響く。
0547ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 13:28:44.46ID:sbthoXV+0
耳だけでイってしまったのだ。

双葉は彼の耳に軽いキスをし、ゆっくりと体を離した。そこでようやく、床にも小さな染みができてることに気付く。どうやら自分も股を濡らしていたようだ。夢中すぎて気付かなかっただけで。

彼の正面に回り、目隠しを取る。そこには涙が滲み、自己嫌悪と困惑が入り混じった虚ろな目が双葉を見ていた。思わず感嘆の息が漏れる。また、見たことのない目。そして恐らくアイドル部の誰も知らない目。

もしかしたら、シロちゃんすら知らないかもしれない。あぁ、最高だ。今、自分が誰よりも彼のことを知っている。誰よりも彼に近い存在にいる。だが焦ることはない。時間は沢山あるのだ。

双葉がばあちゃるなしでは生きられないように、彼にも双葉なしでは生きられないようになってもらおう。アイドルも配信も、知ったことではない。愛の前では、どれも薄れてしまうのだから。
0548ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 13:29:08.04ID:sbthoXV+0
一旦おしまい。続きが思い浮かんだら続き書きます。
0549ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 13:32:09.10ID:mUyEjb7o0
乙です
素晴らしきふたばあでした
0551ほのぼの白馬さん2019/01/08(火) 15:07:10.74ID:???0
逆レが多い中ちゃる様を少しずつ堕としていくほのぼの白馬はどうだろうか

また、登校してこない夜桜たまちゃんことたまたまの家に入り落ちているパンの袋空のペットボトルを足で退かし進んでいく
何時ものように麻雀をしているのだろう、と思いノックもせずに扉を開ける



それがいけなかった____

つい、悪気なく自慰中の彼女の姿を見てしまった
慌てて謝り部屋を出ていこうとするが彼女に呼び止められる
たま「女の子のプライベートを覗いたからには罰が必要だよね」
たま「馬P、手伝ってよ」
ばあちゃる「・・・俺には、シロちゃんが」
たま「途中で邪魔して、止めて、欲求不満のままにさせたのは誰?」
たま「手だけ……片手だけでいいんだよ?何も本番までしろ、とは言ってないし」
たま「それでこの件はもう無かったことにして終わり。それが一番いいと思うんだけどなー」

ばあちゃる「・・・わかり、ました」

(省略)

ばあちゃる「はぁ…はぁ…これで・・・」
たま「・・・馬Pの"ソレ"辛そうだね。私が……」
ばあちゃる「それは!・・・それ以上は話が別です」
たま「・・・」
たま(今はまだ、これでいい・・・これからじっくりと堕としてあげるから、ね……馬P)

みたいなの考えたけどエッチなの書けないからここにネタだけ置いとこう
0552ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 15:11:09.98ID:UwnBKAxf0
ほのぼの白馬ほんと白馬組にとって残酷で草
0554ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 16:13:54.10ID:???0
ほのぼのというかほのぼの(ホノボノ)というか(某ホラゲー)
0556ほのぼの白馬さん2019/01/08(火) 19:07:12.58ID:???0
>>551
全然ほのぼのしてないと思ったので付けたしほのぼの白馬

たまちゃんの家に行ってから中々帰ってこないウビバに痺れを切らし、遂電話を掛けてしまう
シロ「ね゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛馬!」
ばあちゃる『し、シロちゃん……!?』
するとウビバともう一人、少女の吐息、声が聞こえるのだ
『あっ……火照って、濡れ……』
ばあちゃる『あぁあの、たまたまが熱でね!汗が凄いので今看病してるんですよ!』
シロ「え、たまちゃんが!?」
『馬P・・・もっと……』
シロ「・・・たまちゃん大丈夫なの?」
ばあちゃる『ええ、ばあちゃる君がちゃんと見てるのでね!』
シロ「そっか・・・ウビバも」
『んっ……はぁ……///』
ばあちゃる『はいはいじゃあそろそろね!シロちゃんにも風邪移ったら悪いので電話切りますねー』
その言葉を発すると共にブツリと電話が切れる
シロ「・・・そっか、ウビバしっかりプロデューサーやってるんだね」
担当アイドルと仲良くしているウビバに少し嫉妬しつつも、一人食事をとるのだった



彼女の秘部に触れると濡れているのが手袋越しに伝わった
手を赤子を撫でる様に優しく動かすと甘い吐息が漏れ、その時シロちゃんから電話がーーーz_____
0557ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 19:20:12.35ID:UwnBKAxf0
(アカン)
0558ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 21:01:20.99ID:d0LCophK0
なーんで毎回負けヒロインなんですかね…
0559ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 21:02:27.48ID:???0
シロちゃんは攻めたらルート確定するレベルで強いから・・・
0560ほのぼのえっちさん2019/01/08(火) 21:55:50.11ID:???0
ほのぼの()白馬さん!ほのぼの()白馬さんじゃないか!いつも通りほのぼの()で安心したよ
0561ほのぼのえっちさん2019/01/09(水) 02:01:51.74ID:NDKReVUn0
もう少しまともなの無いの?馬×パゲ美とか。
馬ゲ美てきな
0562ほのぼのえっちさん2019/01/09(水) 02:26:10.73ID:???0
放課後の生徒会室で2Dの制服姿で着衣セックスする桜鍋
「防音はしっかりしてるから」でも「防音されてないけどそんなこと頭から抜け落ちるくらいアへってる」でもいいから全力で喘ぐたまちゃんとか、馬の馬並みのオスに当てられて目をハートにしながら精液おねだり全力フェラするたまちゃん
とか見たいって思ったけどやっぱり文才ないのでネタだけ置いとく
0563ほのぼのえっちさん2019/01/09(水) 04:57:33.34ID:kJo5RXFK0
「こ、んなぁ…おおき…すぎっ、あぁんっ!」

ㅤ膣内を押し広げて、子宮をグッと持ち上げるような感触を覚えたたまは身を震わせた。
ㅤ挿入されただけで達してしまう彼の硬くて大きな肉棒は本当に馬並みなのかと思ってしまうほど膣内を圧迫し、満たしてくれる。

「動い、て…いっぱい、いっぱい…シて…」

ㅤ潤んだ瞳で甘えるように求める仕草とキス。
ㅤそれだけでばあちゃるは昂り、腰の動きを早めていく。

「んっ!んんっ、んっんっ!ん、ぅん!っはぁ、あっ、すご、な…かぁ、ゴリゴリされ、てるぅっ!」

ㅤ一突きごとに彼女の膣内の肉を押し広げ、抜き挿しの度に蜜壷から溢れ出る液体と嬌声が、たまを大きく感じさせている事がわかる。

「あっ!!そ、こ、はぁっ!おく、おく、うぅん!あたっ、てぇっ!るぅ、コ、ンコンって…あっあっ!!」

ㅤここが学園の生徒会室であると言うことも忘れて官能的に喘ぎ続けるたま。
ㅤもし誰かに聞こえていたら…などという心配はもう彼女の中にはない。
ㅤ今はこの快楽と幸せを貪るように求めることだけで思考が埋め尽くされているのだ。

「ひっんんっ!ぁっぁっあ!、っだ、へぇ…らからぁ!さ、きぁっん!!イ、クッッ!!イッちゃ、ぅぅ!イクッ!イクイクッいぐ、のっあっあっあっあぁぁぁ!!!」

ㅤ全身を駆け抜ける痺れがお腹の奥から背中を伝わり脳を震わせる。
ㅤ響き渡る声は室内に響き渡り、もしかしたら外にまで聞こえているのかもしれない。
ㅤしかし、たまにはそれを思慮する時間より今は愛する人とこうして背徳と快楽に溺れる事だけを選んだ。

「うま、ぴ…もぅいっかい…いっぱい、いっぱい…えっちしよぉ…」

ㅤ舌っ足らずな口調で両手を広げ彼を求める。
ㅤ下校のチャイムも気にせず、二人は何度も求め合い続けた。

────────────

∠( ˙-˙ )/
0564ほのぼのえっちさん2019/01/09(水) 05:25:19.91ID:YtQmTI7R0
桜鍋のツン→デレの物語性すき
0565ほのぼの白馬さん2019/01/09(水) 12:59:33.94ID:???0
書いたほのぼの白馬一部某所に投下しました
一応R-18にしたので怒られないはず
0566ほのぼのえっちさん2019/01/09(水) 21:24:59.51ID:???0
ほのぼの白馬はよそでやったら本当に危ないと思うからせめてここだけでね!
0567ほのぼのえっちさん2019/01/09(水) 23:45:16.81ID:PWMyFUoT0
パンツ見せてもいい?とか、馬の絵描くシロちゃんとか、公式が予想外の所から供給くれるの凄い
0571ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 01:36:53.05ID:GFU8eeVZ0
馬の絵を描くシロちゃん...
そういうとこだぞシロちゃん...
0572ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 05:34:05.18ID:Zo9Y2DX30
ドル部の子達にシロちゃんがアンケートとりました。
Q.1番気持ちいい好きな体位は

🐮後背位

🍒立ち後背位

🍋背面側位

🐜駅弁

💻騎乗位(下からならなんでも)

🌱ひざつき騎乗位

💎正常位

🐑座位

🐈寝バック

🌾のけぞり正常位

🎀正常位

🌸だ い し ゅ き ホ ー ル ド


異論は認める
0573ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 05:35:31.58ID:Zo9Y2DX30
文字化け忘れてた

ドル部の子達にシロちゃんがアンケートとりました。
Q.1番気持ちいい好きな体位は

りこ 後背位

ちえり 立ち後背位

すず 背面側位

ピノ 駅弁

あずき 騎乗位(下からならなんでも)

ふたば ひざつき騎乗位

いろは 正常位

めめめ 座位

もち 寝バック

なとり のけぞり正常位

イオリ 正常位

たま だ い し ゅ き ホ ー ル ド
0576ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 12:52:43.09ID:81/wmg550
ちゃる様が入ってない、やりなおし。
0577ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 15:00:47.71ID:???0
スカートたくしあげてパンツ見せながら馬誘惑したら返り討ちにされるたまちゃん……?
0578ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 17:56:04.78ID:???0
たまちゃんが馬を誘惑する(パワー系)けど馬にかわされて、アイドル部の子達に相談する話がみたい。
0579ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 18:20:15.18ID:???0
昨日の放送のシロちゃんがばあちゃるを明確に保護者認定した瞬間から
ドル部カプ日和見派から白馬至上主義に引き戻されてしまった
公式が最大手は伊達ではない
0580ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 18:36:48.02ID:???0
シロちゃんの馬に対するツンデレムーブは営業にしか見えないんだけど
普通に仲良いんだろうなってのが節々に見えてくるところは推せる
0581ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 20:09:03.41ID:???0
最初は営業だったけどだんだん本当に馬の事が好きになってきちゃったシロちゃんとずっと営業だと思ってる馬…?
0582ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 21:15:44.12ID:GFU8eeVZ0
シロちゃんの馬に対するデレは営業だと分かっていても毎回死ぬわ
白馬組には堪らない一品ですね完全にねハイハイハイ
0585ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 21:38:10.08ID:???0
まぁツンデレしてもらうしかないしな馬の立場的に
普通に仲良さげではあるが
0586ほのぼのえっちさん2019/01/10(木) 22:12:52.69ID:???0
シロちゃんのプライベートトークにアドリブ力皆無の台本ガン見棒読み馬が自然に
返してるから元々仲が良いのは確定的に明らか
そういうわけで白馬ssを書いてくれる奴にはジュースを奢ってやろう
0587名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/11(金) 00:11:55.30ID:GFfkslas0
彼にとって、不変の時は快楽だった。
彼女にとっては、苦痛でしかなかった。
_____________
好きになってしまった。さほど興味もなかった彼のことを、意識してしまう。今までも、これからも変わらない彼との日々を過ごすだけなのに、ジワジワと張り裂けそうな胸の痛みが込み上げる。

それはまるで流行り風邪のように。

気持ちを誤魔化すために、今日も私は彼にとってのシロを装う。自分を奮い立たせて、熱い苦しみを紛らせた。

けれど、咳は出る。
日に日に、息が荒れてゆく日々。体温に変化が欲しかった。彼に風邪をうつす為に、マスクを外した。ただ、汗と熱が止まらないだけだった。それどころか、余計に拗らせてしまったようだ。

彼の健全な体に、私の風邪はうつらない。

熱を帯びた体に浮遊感。特有の不快な飛行体験は、見たくもない景色が見えている。
0588名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/11(金) 00:21:45.88ID:GFfkslas0
どうすればよいのかは分かっている。この不快感の拭い方も。自分の心の内を噛み締めて、自分の本心を知った。今までの私なら否定したかもしれない。熱でもあるのか、深く考えずに首を縦に振る。

最近は、彼に対して幾度か好意を見せたつもりではある。ただ、彼はそれに気が付かない。気づいて、知らぬ振りをしているのだろうか。
私が彼を遊びに誘っても、思わせ振りな言葉を吐いても、彼に響いた様子は見えない。嗚呼、やはりそういう目で見てはくれないのだろうか。私なんて眼中になんてないのだろうか。

それとも、未だに貴方はシロを見ているのだろうか。捻くて、時折素直になったような素振りを見せるシロを。

私を見てほしい。

けれど、彼は一歩遠い。

距離を詰めても、彼に後退りされている気分だった。
0589名義A ◆YkEZrcfbqM 2019/01/11(金) 00:32:23.69ID:GFfkslas0
イラつくほどに、遊ぶ頻度が増えていた。彼の要領が良ければ、すぐに終わることなのに。ただ、それは私にも言える言葉であった。私も同等。ズルズルと、結論を言えない。シロが私の恋路の邪魔をする。彼の心の前に立って、私を覆い消そうとする。

女の影があった。

もどかしさがあった。

そして、単純に欲が溢れていた。

通るには殺す覚悟が必要になる。
人を殺した人にマトモな生は歩めない。

必ず歯車が乱れゆく。きっと何処かで歯の欠ける音がする。鋼と鋼が引きずりあって不快な金切り音を立てて。不具合が発生するだろう。


自分の居城となる家で、彼と二人きり。

不快な肉の感触が、手に伝わる。


強く、締め付けた。

__________________________________________
眠いので打ち切り
続き誰か書いても構いません(他力本願)
0590ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 01:47:24.79ID:???0
恋愛感情拗らせたアイドル部が馬を消す話は性癖に刺さる
0591ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 02:42:30.21ID:3l8UTSEm0
たまには鍋もいいよねな話

「うまぴー、今日のご飯はどうするの?」
「最近寒くなってきたので、鍋にしようかと思って色々買ってきましたよ。」
「さすがうまぴー!それで私は何すればいいの?」
「たまたまには食材の切り方から教えていきますね。」


「できたね!うまぴー!」
「さすがじゃないですか!たまたまは麻雀が出来るんですから、料理も覚えようと思えばすぐ出来るっすよ。」
「ほんと?うそつかない?」
「つかないっすよ。料理の基本は覚えることから。どうやって作るか知っていればあとはもう簡単っすよ。」


「それであとは待つだけっすね。」
「それじゃあ待ってる間一緒に麻雀しよ!」
「それじゃ失礼しますね。」
「やっぱりコタツと座椅子だよね。あとはミカンかな?」
「この後すぐに鍋が出来ますからね。しっかり食べないと体に悪いですよ。」
「お母さんみたいだね。」
「今は恋人ですから。可愛い恋人の健康は大切にしますよ。」
0592ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:13:50.90ID:kAQQ7nRM0
朝起きたら好感度が見えるようになってたばあちゃるのほのぼの白馬。NTRは無いよ。

アイドル部の面々が自分に寄せる好意を均一にしようと苦心し、
時間線を巻き戻し続けるばあちゃる。
時に刺され、時に犯され、ばあちゃるの精神は極限まですり減ってしまっていた。
どんなに努力しようとも、ある者は愛に飢え、ある者は愛に溺れてしまう。
皆の自分を見る目が熱くなるほど、冷たい刃の感触が、彼女達の肌の温もりが、
ばあちゃるの脳裏で痛いくらいに存在を主張するのだ。
少しでも何かが狂ってしまったら過去に遡って微調整を繰り返す日々。
しかしこの時間線もそのうち終わりを迎えるだろう。いつ崩壊するかわからない
綱渡りの中、唯一ばあちゃるの支えになっていたのは…

「あれ、馬じゃん。どうしたの?なんかすごい疲れた顔してるけど」
「…ばあちゃる君馬のマスクしてるはず
なんですけど?」
「ね"え"え"比喩って言葉知らないの!?せっかくシロが珍しく
馬の心配してあげてるのに!」
「珍しくって自覚はあるんすね…」

ばあちゃるの同僚、電脳少女シロであった。思えば彼女はどの時間線においても
好感度は80%をキープして一切変動しない。
彼女との関係が悪化した事が一度もないからこそ80%がベストの好感度だと考え
調整をしていたのだが、何度も繰り返す内に80%とは最も維持の難しい値だということに
気がついた。80%もあれば自分の行動は大抵魅力的に見えてしまい、
勝手に好感度が上がっていってしまう。

「申し訳ありませんねシロちゃん!ばあちゃる君ちょっと週末で疲れが
溜まってるみたいっすね完全に。まぁこれくらい一晩寝ればどうとでもなるんでね!」
「…馬ってホント嘘ヘタだよね。アイドル部の子達との関係、大変なんでしょ?」
「いやーそんなことないっすよ!皆かわいい子達なんでね!もうばあちゃる君が
Pやってていいのかー!って感じの子達ばっかりなんでね本当に」
0593ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:14:09.06ID:kAQQ7nRM0
「ふーん。馬がそう言うならいいけど。…辛いなら距離をおいてもいいんだよ?」
「…距離を?」
「ん。関わると辛いなら関わらなければいい。簡単でしょ?」
「いやまぁ確かに分かりやすいんすけどそんなに簡単では…」
「んじゃシロ収録あるから行くね。ちゃんと休むんだよ?」
「ちょっ!投げっぱなしは酷くないですか!?」

そのためシロはかなりのレアケースのようなのだ。どんな行動をとっても、例えば
うっかり着替えの現場に出くわしても電脳ココアを買ってあげても一切
好感度が変動しない。これは長い間他人の好感度を調整し続けているばあちゃるには
非常に奇妙なことに思えた。
それにしても。

「距離をおく、ですか」

距離をおく。今までも試さなかったわけではない。好感度が上がりすぎた子とは
接触を避け、ほとぼりが冷めるのを待つ。好感度調整における基本テクニックである。
だがそれは上げすぎた好感度を調整する時の話。もし、もし最初から。

「もし最初から皆と距離をおいて…好感度を上げないようにしたら?」

結果は分からない。だがそれでも好感ののインフレに怯えるよりはずっとうまく
世界が回っていくのではないだろうか。アイドル部の子達と疎遠になるのは寂しいが、
それと彼女達を天秤にかける時はとうに過ぎ去っているのだ。
どうせ崩れ行くこの世界。ならば───

「やって、みますか!」

新たに見いだした希望に、胸が踊るのを感じる。
さあ、もう一度、望む全てを取り戻すために。
0594ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:15:15.19ID:kAQQ7nRM0
─────────

「ハァ…ハァ…」

ばあちゃるは追われていた。
眼差し、足音、そして刃の煌めき。
全てが今までの世界と違っている。
全てが、ばあちゃるに対して、悪意を放っているのだ。歪んだ愛よりも
ずっとずっと直線的で明確な、悪意を。
ばあちゃるは最初に考えた行動理念に忠実に行動した。会話は最小限に、対応は事務的に。
彼女達にとってばあちゃるは完璧に無機質な存在であるはずだった。それなのに。

「…何を、どこで間違ったんでしょうか?おかしい。どこかがおかしいはず。
また、繰り返して、調整を…」

答えを言うならば、ばあちゃるは前提から間違っていた。ばあちゃるは
アイドル部にとって、自分を拾い上げてくれた親の様な存在であった。その性質上、
全員のばあちゃるに対する好感度は元々高い。さらに、ばあちゃるは好感度ばかりに
囚われ、彼女達が自分の認識を拠り所にして思考する人間であるということを
失念していたのだ。
ばあちゃるの対応が全員に平等で事務的である分、アイドル部間の
「どれだけばあちゃると仲が良いか」という格差は会話の回数に依存することになる。
その単純明快な格差は彼女達の関係に大きな歪みを作った。
0595ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:15:59.61ID:kAQQ7nRM0
すなわち、
会話回数が多く自分を大切にしてくれていると認識する積極派と、
会話回数の少ない自分は放置されていると認識する消極派に。
放置されていると認識した消極派はただでさえ少ない会話がさらに少なくなり、
また積極派への劣等感からばあちゃるへの不満を溜め続ける。
その結果が、ばあちゃるを排斥しようとする消極派と
ばあちゃるを守ろうとする積極派の対立であった。
そして同僚同士の争いにうんざりした一部の消極派が、災いの元凶である
ばあちゃるを消すことで争いを終結させようとしたのだ。

「もう一度、最初から…」
「無駄だよ、ばあちゃる」

カツン、コツンと響く足音。その見慣れた人影は、闇を背負って
ばあちゃるの前に立っていた。

「…シロちゃん」
「シロ、言ったよね?『辛いなら関わらなければいい』って」
「!? シロ、ちゃん?何言って…」
「あれは、シロなりの忠告だったんだよ?シロに大変なのを隠して
頑張ってたから、回りくどくなっちゃったけど…
全部投げ捨てて、逃げてもよかったのに。
でも、もうこの時間もおしまいみたい。だから、せめてシロが救済してあげる」
「待っ、シロちゃん、もしかして」
「じゃあね、ばあちゃる」

連続した銃声が響く。不思議と痛みはなく、それでいて
体の一部が失われていく感覚はこびりついて離れない。
薄れ行く意識のなかで、電脳少女シロの頭上に『好感度/80%』という文字が変わらず
刻まれているのを、ばあちゃるは確かに見た。
0596ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:17:09.82ID:kAQQ7nRM0
─────────


目が覚めた。

「よく眠れた?」
「!!」

耳によく馴染んだ声が響く。

「…シロちゃんは全部知ってたんですか?」
「…うん。全部、知ってた。馬は…逃げようと、思わないの?今ならシロが
止めなければどこにだって行けるよ?」
「シロちゃん…」

きっとここはアイドル部が生まれる前の時間線なのだろう。不安そうに
目の前の同僚はこちらを伺っている。
口ではどこにいってもいいと言っているのに、顔には置いていかないで、
と貼り付けてあるような。
頭上にはやはり、『好感度/80%』という文字。何故かそれに酷く
安心感を覚え、つい頭を撫でる。

「…ばあちゃる君はどこにも行きませんよ。皆のいない世界なんて
ばあちゃる君にはなんの意味もありませんから」
「…そっか」

そう言って少女は心の底から安心したような顔をするのだ。本人は取り繕っている
つもりらしく、引き結んだ口元が緩みそうでヒクヒクと震えている。そんなところも
今のばあちゃるにはたまらなく愛おしかった。

「シロちゃん、ちょっと相談にのってもらえませんか?」
「…なに。っていうかいつまで撫でてるの!」

手でばあちゃるの手を振り払ってそっぽを向く。しかしそれを自分でやっておきながら
未練がましく撫でていた腕を横目見ている。この同僚は本当に、素直じゃない。

「いやーシロちゃんが可愛かったんでつい。すみませんね本当にね」
「で、相談ってなに」
「ぶっちゃけばあちゃる君もうどうしたらいいかわからないんですよ…
ばあちゃる君にできそうなことは一通りやったんです。でも、尽く空振ってしまって」
0597ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:18:30.23ID:kAQQ7nRM0
「ふーん…ばあちゃる、全員を平等に助けようとしてたからじゃないの?ちゃんと
一番を決めて優先順位をつけて接したら、たぶんあの子達も歪んだ思いを
持たなくて済んだかもよ?」
「…俺が、優柔不断だったから」
「そ。ま、全部一人で抱え込んでたからっていうのもあると思うけど」

じっとりと睨まれる。巻き込まないようにと抱え込んでいたことが返って不利に働くとは。
女の子に疎いばあちゃるが女の子の心理を理解しようとするのが土台無理な話だったのだ。
それなら、次は女の子の心理に詳しい協力者を作ろうか。

「それじゃあ…これからはシロちゃんファーストってことで、ばあちゃる君
シロちゃんの事が一番大事ってスタンスでやらせてもらっていいっすか?それなら
シロちゃんの考えにも合うでしょう?」
「…んなっ!な、何言ってんのこの馬!」

ぼふっと一瞬で真っ赤になる。非常に顔に出やすい子である。
そこが可愛いところなのだが。
ではなく、実際効果的だと思う。シロちゃんに関係を客観的に監視してもらいつつ、
あくまで一番はシロちゃんだと周囲に知らしめて極端な接近を防ぐ。

「ま、まぁ〜あ?それでホントにうまくいくならそぉーいうことでも
別にシロはいいけどぉ〜?」
「マジンガー!?あざーす!シロちゃんあざーす!」
「ちょっ!撫でないでって言ってんじゃん!」

そう言いつつも嫌がる気配は無い。だからと言って少し撫ですぎな気もするが良いだろう。
好感度はあいも変わらず80%のままなの
だし、多少は許してもらいたい。
なにせここが、この瞬間が新たな未来への門出になるのだから。
次からは一人じゃない。その事実がばあちゃるに強い万能感を抱かせた。
0598ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:20:58.75ID:kAQQ7nRM0
─────────

少女は嗤う。全ては思いのままだ。

最初ばあちゃるの好感度は60%だった。
関係の深さに比べて低いと感じ不満を持った。
もやもやしたまま鏡を見ると『好感度(→馬)100%』と表示されている。
これは…自分の馬に対する好感度?
恥ずかしくなって脳内で馬の嫌いな所をあげ連ねていると、数値が80%に下がった。
唐突に変化したことを疑問に思う。すると文字がぶれて100%に戻る。
どうやら自分は好感度を偽装できるらしい。
他の誰かが好感度を見られるようになっているか判断できない現状、あまり役に
立たないように感じた。

最近急に景色が変わることがよくある。これはどうやらばあちゃるが
時間を巻き戻しているようなのだ。自分は好感度の偽装のみなのに、ばあちゃるは
時間の操作。能力の差に理不尽を覚える。

時間の巻き戻りに規則性を見つけた。アイドル部の子達の関係の悪化。
あの馬は安定した人間関係の構築に執心しているらしい。
馬らしい、自分を省みない能力の使い方だと思う。
ふと思った。関係の悪化の前兆だけで時間を巻き戻している。ということは、
ばあちゃるにはアイドル部の皆の好感度が見えているのではないか?

そこで、気がついた。自分の能力をうまく使えば…あの鈍感の権化で私を少しも
意識しない馬をなびかせることができるかもしれない。
降って湧いた特殊能力にようやく魅力を見いだした。
0599ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:22:16.95ID:kAQQ7nRM0
順調に思惑通り事が進んでいく。やはりばあちゃるは心をすり減らし、
唯一変わらない私の好感度に安心感を得ているようだ。だが、それでも好感度は70%。
決定的な何かが必要だ。
…馬に道を外させ、それを救う。私に対する見方を、一方的なオアシスから、
手を差しのべた救世主に変えてやろう。

「関わると辛いなら関わらなければいい。簡単でしょ?」

これだけで、自己評価の低い馬はきっと筋書き通りに破滅の道を歩むだろう。
彼は自己評価が低いばかりに、他人は全員善人であると信じている。
他人の悪意、不満、誤解。それらを考慮しようとしない。
そんなところが愛おしいのだけど。
そして彼女は引き金を引く。
最後の引き金を、余韻を残すように何回も。

そしてその瞬間は訪れる。あなたの頑張りは全て知ってるよと。
全部見てきたよと打ち明けた。理解者の出現に、神経を極限まですり減らし
人知れず他人の為に戦った男の心で何かが弾けた。
糸が切れた、と言ってもいいかもしれない。

『好感度/100%』

夢にまで見たその数字。そしてその値をより磐石にするために、
少女は次の行動を開始する。

「それで、ちょっと考えがあるんですけど聞いてもらえませんか?」
「…なに。っていうかいつまで撫でてるの!」

少女は嗤う。
0600ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 09:46:17.06ID:YB0gdsYe0
すごい(クソゴミ語彙力)
0602ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 10:32:53.39ID:cjrTismp0
えぇーっこれとんでもない白馬じゃないっすかー!?
こんなたまらない一品貰っちゃって、いやホントあざーっす!!

>>591
ほんわかしてていいっすねー
あと読み終えた後に表題を読み返すとシャレっぽくてクスッとくる
0604ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 11:49:15.80ID:kAQQ7nRM0
誤字多いしシロちゃんが好感度見えるようになった下りの文章入れ忘れてるし
締めのばあちゃるサイドの会話の引用ミスしてるしもうめちゃくちゃっすねこれね
2時くらいに勢いで書き上げたっていっても流石に反省して!って感じっすね
やばーしやばーし
0605ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 14:12:52.77ID:???0
なあ、アンチではないということを念頭に聞いてほしいんだが、イオリンとかあずきちが言ってしまえばアプラン社員とかメンテちゃん説(真偽は置いておく)をssに盛り込むのってアンチ行為に見えるんかな
0606ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 14:14:09.03ID:???0
暗黙の了解みたいなところあるしいいかな、とは思うんだけど…
ここにあげたり支部に上げる分にはいいか?
0607ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 14:34:19.87ID:3l8UTSEm0
好きにしな!
ゾーニングさえしておけば創作はきっと自由さ!
0608ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 15:24:55.77ID:???0
ぶっちゃけ根も葉もなくて創作ですと銘打っとけば大抵は見逃されるし
アプラン社員にしたところで誰が影響をうけるの?ってことを考えると別に
構わんのではないか
0609ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 15:43:40.73ID:???0
個人的に魂というより中の人見せられてるような気がして好きでないな
きそきそはきそきそ、メンテちゃんはメンテちゃんでいいし
0610ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 16:46:34.28ID:cjrTismp0
アプランとかに限定せず、いっそ.LIVE社会人パロを書いてしまえばいいのでは?(逆転の発想)
0611ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 16:48:50.45ID:cjrTismp0
すまん、なんさ前半がおかしいことになってる気がするな
言い直すと「株式会社ばあちゃるとか適当な名前で」とかそんな感じ
0612ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 17:14:21.73ID:???0
>>610
それは天才

いやきそきそのお披露目が好きすぎてな、きそきそとシロちゃんと馬の話がかきたくなったんだ…戦闘AI時代のシロちゃんが壊れないように少しの罪悪感を持って大切にメンテナンスしてた整備士木曾………みたいな話………
0615ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 19:08:31.39ID:lq9w/5sS0
メンテちゃん=木曽あずき説好きじゃないけどヤンデレごんごん結構好き
0616ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 19:33:33.28ID:cjrTismp0
(お、好きなものを1つ挙げる流れか?)
為全開イオリン好き
0617ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 19:41:37.43ID:IO/3r65h0
お?そういう流れか?
稲馬生き別れの兄妹説好き
0618ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 20:15:28.35ID:???0
お?なんやねん俺は戦場のど真ん中でお茶してそうなピノ馬コンビが好きだぞ
「お馬さん、害虫さん達が来ましたわよ?お仕事中のティータイムを邪魔
されたのですから…ティーブレイク・“ブレイク”ですわね?」
「ピーピーそんな下らないこと言ってないで早く戦闘準備してくださいね」
「あら、お馬さんがそれを言いますの?」
とか敵そっちのけで会話しててほしい
0619ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 20:21:03.40ID:???0
めめめとのんびりスローライフする馬はありですか?
0620ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 21:17:19.86ID:GFfkslas0
積極的に押しまくられるシチュエーション好き
馬の逆レSS好き。
0623ほのぼのえっちさん2019/01/11(金) 23:11:39.90ID:???0
すずすずがバイオリン馬がコントラバスでセッションしてほしい
ピアノでも可
0626ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 00:13:50.30ID:P9L3HtHT0
マスちゃる地雷です…(小声)
0627ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 00:20:14.82ID:???0
Twitterで今日のちゃる様の配信に触れたのがなとなととたまたまだけ……

まあ他の子が忙しかったり二人がその後配信あるからだったりするのだろうが
0628ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 00:39:52.13ID:HgYYuAVM0
Twitterで反応しないだけで普通に見てるんじゃない?
0631ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 00:52:32.25ID:2L7Je2uK0
マスちゃる
インちゃる
カルちゃる
あさちゃる
0632ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 01:10:27.34ID:???0
.LIVE勢以外とのCPも見たくなってきたな…
誰かお願いします(他力本願寺)
0633ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 01:13:37.85ID:???0
のじゃ馬好きなんだけどNLかBLにどちらに該当するんだろう
難しい問題じゃよね…
0634ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 01:25:10.67ID:2L7Je2uK0
シュレディンガーののじゃちゃる

別世界線の愛馬SSもすこ
0635ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 02:14:55.82ID:???0
「新年あけましておめでとうございまふぅぅぅぅ!今年もよろしくお願いしまふぅぅぅぅ!」
「あ、ばあちゃるさんあけましておめでとうございます。」
「のじゃのじゃ久しぶりっすね!年末年始の忙しい時期も終わったんで新年会でもしませんか?」
「ばあちゃるさんいきなりすぎません?いいですけど。」
「さっすがーのじゃのじゃは話が早いっすね!」


「新年会って他に誰か来るんですか?だったら挨拶回りしないと。」
「いやいや、今日は完全プライベートなんでね。ばあちゃるくんとのじゃおじちゃんだけっすよ。せっかくだから美味しいお店も紹介したかったですしね!」
「本当ですか!?ならお言葉に甘えちゃいますね!」


「お料理もお酒も来たことですし、かんぱいしましょうか!」
「何に乾杯しますか?」
「これからの長い付き合いとより一層VRやVtuberが流行ることを祈ってですかね!」
「おおーいいっすねそれ!はいはいはい、それじゃあばあちゃるさん、乾杯の音頭をね、お願いしますね。」
「世の中世知辛くない!これからどんどん成長していける未来を作っていくために!」
「「かんぱーい!」」
0636ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 02:57:08.49ID:nG0CZoBF0
ほのぼの白馬素晴らしいな
0637ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 07:42:36.96ID:???0
>>624
実はこの白馬ss続き物にしようとしてた奴を長すぎるって理由で最後の部分だけ
切り出したやつなんすよ…設定説明の適当さ加減は土下座するしかない
0638ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 10:39:42.88ID:???0
R-18方向のたまなとばあ妄想、書けないんでネタ供養

毎朝馬のを鎮める為にベッドに忍び込んで2人で舐めたりしゃぶったりするたまなと
なお出させて鎮めてもこぼれるのがもったいないからってお掃除でしてたら復活してまた舐めてを繰り返してる内に馬が目覚めて、2人しておねだりして朝からヤりまくるまでワンセット
つまりいんらんな二人が馬と、朝からしっぽりしてるのが見たい
0640ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 11:23:57.89ID:???0
のじゃとちゃるって普通に生きてたら絶対交わらない二人なんだよなぁ
ある意味バーチャルならでは
0641ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 12:59:01.91ID:P9L3HtHT0
最近たまばあなとばあ白馬SSが多くて大変嬉しいがウマゴンSSも読みたいなぁ(欲張り)
0642ほのぼのえっちさん2019/01/12(土) 16:25:24.64ID:???0
もち米に耳とか攻められるけどヤる段階になったら完全に攻め受け逆転するもち米馬見てえ
0643ほのぼのえっちさん2019/01/13(日) 03:12:08.05ID:???0
人間は皆泣きながら生まれてくる。記憶は定かではないが、以前同僚に聞いた話だ
やたらインテリぶっていて、いや。事実インテリだったのだが
彼はよく偉人や哲学者の言葉を引用して聞かせてくれた、この言葉はシェイクスピアのリア王の台詞の引用だったと思う。
赤ん坊がなぜ泣くのか、それはこのあほくさい人間のいる世の中に生まれ落ちたことが悲しく仕様がないからとの事だ。
それを聞いたときとても感心したと同時に、シェイクスピアより未来に生きていた俺は
赤ん坊が泣くことの科学的理由を、必死に探したあげく思い出せなかったくせに、死人のシェイクスピアにそれは違うよと
頭の中で回答を突きつけた。今思い出すと俺もアホの中の一人でしかないのだ
そしてあれから果てしない時を経て。赤ん坊が自分の部屋でけたたましく、リア王的に厭世的な鳴き声を上げている。
俺の子ではない、だが赤ん坊は自身のよく知る人間にどことなく似ていて、それどころか彼女の、情報をデータベースから引き出したところ。
この世界に来てからすべて把握していた12人の少女たちの一人の、この世界に在住することを証明するIDと一致していたというのだから驚きだ。
今の状況を冷静に頭を巡らして考える。そうあれは一週間前の事、私立ばあちゃる学園アイドル部に所属している金剛いろはが、学校を来なくなってからの事だ
0644ほのぼのえっちさん2019/01/13(日) 03:12:46.50ID:???0
金剛いろははたまに学校をサボる…らしい、自分も肩書だけの教師でしかないので
学園には気が向いた時と行事などの時しか出向かない。なのであまり…というか方針上彼女らの活や生活に関してはあまり干渉しない、
しかし元々彼女らは自立心が高く。自分が手を出さなくても何かしらのトラブルがあっても自分自身で解決することが出来たから放置していた。
しかし彼女らは自分には解決できない問題を抱えてしまったらしい。とても不安そうに。
一人代表として風紀委員の八重沢なとりが、偶然いた俺を呼び止め相談を持ち掛けてきた
彼女の深刻そうな表情と。言葉にうなずき、相談室へと彼女を案内した
ダンボールや教科書類が雑多に置かれ、本来の用途を失い物置と化した狭い室内に入ると
彼女に椅子に座ることを、進めた。彼女はそれに従い、俺と向かい合わせに座ると彼女はぽつぽつと喋りだした
「いろはさんが学校に来ないんです連絡を入れても返事も全然なくて…」
「それは何時ぐらいからですかね」
「三日前の日曜からです警察にいうのかも悩んでてじゃあ相談してばあちゃるさんにって…」
俺は最後みた彼女を思い出してみた、彼女が消えた週の金曜日に事務所で顔を合わせた
その時家族と都心へと出かける事を俺に話してくれた。
「…なるほどっすね分かりましたじゃあごんごんの家にばあちゃる君が行ってみます」
「…ありがとうございますアイドル部の皆さんもとても心配していて」
彼女は深々と頭を下げた、その様子を見て自分の胸中に申し訳なさがあふれてくる
責任者である自分が彼女らの事を把握しなかったこともの問題でもあるいくら指針とはいえ流石に放置がすぎたなと後悔した
「いえばあちゃる君も少し無責任がすぎましたねもうなとなとは心配しなくていいからもうばあちゃる君にすべて任せてくれればいいんでね」
「お願いします…ありがとうございます」
彼女は微笑むと、また頭を深々と下げた。その様子からもとても仲間を大切にしているであろうことが伝わってくる。
責任は重大だ、必ず行方を掴まなければならない、彼女と別れると早速金剛いろはの家へと向かった。
自分のポリシーから普段は律義に電車を使って向かうのだが、そんなことは言っていられない。今は彼女の行方を掴むことが何よりの目的であり
急速に掴まなければならない。その場から彼女の住所の位置情報を確認し、金剛いろはの自宅へとワープした。
目の前の情景が相談室から、マンションへと移る、丁度道路の真ん中へと降り立ったためにその場にいた人間に好奇の目を向けられた。
その視線を無視して空を飛ぶと、彼女が住まう階層へと上りドアの前へと降り立った、インターホンを押してしばらく待った。しかしうんともすんとも言わない
プライベートの侵害、および不法侵入ではあるが気にせず自身の力を使い、物理法則を捻じ曲げ、おこるはずのないトンネル効果を引き起こし
いつものようにドアをすり抜けて彼女とその家族が住む一室へと侵入した。部屋のなかはしんとしている、ガラス戸から夕日が照らし出し部屋を赤く染めていた。
どうやら誰もいないようだ、鍵を閉めているという事は出かけたきり帰っていないということだろうか。
彼女の部屋と思われる場所に足を向ける、PCが机に置かれていて布団がその隣に敷かれている
テレビの前にはゲーム類が置かれ、部屋の隅には本棚がある。ハンガーには上着がかかっていた。適度に片付いていて。適度に汚れている普通の部屋だ
部屋を見渡すが彼女の痕跡はない、一体どこに消えたのか。まず都市部へ行くとは言ったが彼女は、泊まるとは言っていなかった。
何かトラブルに巻き込まれたか?いやまずそれはない、彼女らが危険な目に遭うことはまずない。それは約束されている
呆然と彼女の部屋に立ち尽くすとそのまま部屋を出て外へと出た。すると横から急に声をかけられた、驚いて声の方向に振り向くと、赤ん坊を抱いた女性がいた
0645ほのぼのえっちさん2019/01/13(日) 08:47:34.01ID:???0
その日持ち帰った子供のパーソナルデータを調べると赤んぼうであるにも関わらず彼女の人物像が見えてきた
その赤ん坊はつい最近生まれ落ちたわけではない、戸籍も、IDも何もかも既に17年前から存在している。
名前は…金剛いろは
赤ん坊の泣き声を聞きつけてシロちゃんが部屋から出てきて、あやし始めた。
すると子供は泣き止み笑い出した。シロちゃんは子供を抱きながら俺をにらみつけるとキッと睨みつけると刺々しく罵倒した
「馬っ!なんでごんごん放置してるの」
「いや…考え事しててそれにばあちゃる君見ると泣くんすよね」
彼女は呆れた表情をした
「そんなの…馬のマスクのせいにきまってるじゃん…」
「そうっすか?」
シロちゃんは彼女を抱えたまま俺の隣に座り込んだ、どうしたらいいのか悩んでいる自分に哀れんだ目線を向けた
「別に馬のせいじゃないし今は悩んだって仕方ないってシロ思うけど」
「それもそうなんすけど…いやあ」
「アイドル部のみんなも受け入れてくれるから」
彼女はそういうがこれは重大な問題だ、彼女を戻す方法もなぜ彼女が子供に戻ってしまったのか
このまま分からないままだったら…ネガティブな思考が頭を支配し暗澹たる気分が体中を満たす、そんな自分を見てシロちゃんはため息をついた
「まあ‥当分の問題はこの娘の子育てをしなきゃいけないって事だから馬も放置してちゃだめだよ」
「ばあちゃる君…ごんごんをごんごんとして育てられる自信なんてないんすけどね…」
「どういう事?」
「彼女は確かにごんごんでしたDNAから指紋まで調べました…けど肝心な記憶もそのデータも全部消失してますから…しかも頼みの綱の両親も失踪してるんすよどうしたら…」
「…私たちなりにやればいいはずだからきっと大丈夫だよほら馬も抱いてみて」
彼女はそういうと、赤ん坊を渡してきた、ニコニコ笑う姿を見ると、ついこっちの表情までも綻んでしまう。
シロちゃんがいるからなのか依然として笑ったままだった、その笑顔を見るといつかの日の金剛いろはを思い出した
屈託のない笑顔を見ると根拠のない希望が胸に湧いてきた、彼女の言う通りだ今はただネガティブでいても仕方がない。いずれにしろこんな怪異じみたことは、自分の力じゃどうしようもない。今はただ彼女を育てなければいけない。
「はいはいはい!もうばあちゃる君きっと全部元通りにして見せますからね!ごんごんもシロちゃんも安心してほしいっていうか…もうね」
彼女は大きな声に驚いたのか泣き出してしまった、シロちゃんに殴られ自宅ではマスクをつけることを禁止された
0647ほのぼのえっちさん2019/01/13(日) 17:06:14.55ID:???0
その翌日からアイドル部一同に事の詳細を話した。彼女は金剛いろはであり、自分が責任をもって育てる事。
彼女を彼女自身に戻すよう努力はする事。できればアイドル部にも協力してほしい事。彼女らは神妙な面持ちで俺の言葉に耳を傾け
聞き終わると。動揺や不安、愁傷を感じつつも、協力を惜しまないことを約束してくれた。こういう瞬間ほど仲間がいる事を感謝したことはない。
しかし彼女らに助けられていうわけにも行かない、この問題は基本的には自分の問題だ。俺は子育てに関する情報を書籍、ネットから引き出し。
シロちゃんと協力しながら彼女の世話に努めた、仕事は育児休暇を貰い。二人で交代しつつ。どうしても暇がないときはアイドル部に任せた。
自分達の育児は順調に進んでいはいた、彼女が赤ん坊に戻ったこと。赤ん坊を渡してきた女。失踪した両親。
謎はあったが忙しさにかまけていると。つい頭から消えてしまう、問題の解決の目途は全く立っていないにも関わらず
すくすくと成長していく彼女を見ていると本当に娘を持ったようで。なんだか嬉しかった。歩き出した彼女を見るとシロちゃんはつんざつくような狂喜の声を上げた

光陰矢の如しとは言うが忙しいと、時間が流れるのがとても速くなる。彼女が子供に戻ってから八か月の時が立った
彼女は一歳の誕生日を迎え。金剛いろはとしての生をまた一歩踏み出した、今の所赤ん坊としての子育てはしっかりと行ってきた
後は教育の問題だ彼女はどう育ってきたのだろう。彼女がどういう環境で育ってきたかはある程度配信で知ってはいるが詳細な事は聞かされていない。
ただ中々厳しい教育をうけていたようで、そのおかげもあってかとても自立心のある人間に育ったようだ。しかし厳しいとはなんだろう…?
「厳しいってなんすかね」
「何が?」
北上双葉はごんごんをあやしんがらぶっきらぼうに答えた、メンバーがほぼ全員トークイベントに出ている為彼女しか世話を任せる人間がいなかった
彼女らが快活に喋っている裏でボソボソと会話を交わす
「ごんごんのしっかりとした性格は教育が厳しかったからじゃないすかでも実際どうすればあんな感じの性格にできるんすかね」
「馬pにはムリだよ」
ばっさりと彼女は切り捨てる。
「ちょいーちょーい!ばあちゃる君こう見えてもシロちゃんのお世話は結構してきたんすよ」
「…いっちゃ悪いけどその結果が今の馬pとシロちゃんの関係じゃないの?」
愕然とした。図星を突かれて立っていられないほどに動揺した
「そんなに動揺しなくても…」
「いや…もう…晴天の霹靂?すね確かに俺無理かも」
ふたふたは、逃げ回るごんごんを早歩きで追いかけて、楽しそうに遊ぶ二人を見ると本当に姉妹のようで微笑ましい光景だ。
逃げ回っていたごんごんが俺に隠れた、ふたふたとごんごんは俺を壁にしてグルグルと追いかけまわす。しばらく遊んでいると疲れたのか俺の袖をつかんだまま動かなくなった

「まあ…戻らなかったら中学生になってバイトとかさせればいいんじゃない?あとは映画小説…いやまずゲームかなその後じわじわとサブカルを染み込ませれば」
「そんな単純すかね…」
「やれることをやれば?思い出の再現とかさ」
足元にいる子供は所在なさげに何処かを見ている、事情が事情だからもうイベントに連れまわしてしまっていてあまり構ってられなかった。
しかし構えば構うほど恐らく元の彼女と乖離していくのだろう。溜息がでる
「そんな事より馬p知ってる?」
「何すか?」
「最近この町に流れてくるものがおかしいってこと」
「というと?」
「だから…ものだよもの…1970年の缶詰とかスーパーに置いてあったよ?」
「ええ‥?なんすかそれ」
「多分それがごんざぶろうが子供に戻った原因だと思うけど馬pでも把握してなかったんだ」
彼女に詳しく聞いてみると過去の物がこの町に流れ込んできているという事だ、それは時代を問わず骨董品ともよばれるようなものが
あちこちのスーパー或いはコンビニでも見かけたという事だ。古臭い服に新品の旧式テレビ。この町周辺で一体何が起こっているのだろうか
その様は不穏な影がひたひたと町を歩き始め、ゆっくりと頭角を現していくように日常を、異常が侵食していくかの
ようで自分の知らないところで起こっている何かに、悪寒を覚えた
「馬p皆終わったよ」
彼女の声にハッとして前方を向く。イベントが終わり、夜桜たま、八重沢なとり、カルロピノ、ヤマトイオリ、花京院ちえり、神楽すずが
舞台から離れこちらに戻って来る。足元にしがみつくごんごんに向かい彼女らは甘へた声で喋りかけていた
0648ほのぼのえっちさん2019/01/13(日) 17:11:54.81ID:???0
狂った時間の日々の中でも時間は絶えずうねうねと動いていく、この町に流通するものは相変わらず所々古いものが少なからず見受けられたが
これといって異常はなかった。変わらず、金剛いろはも順調…とよんでいいのか分からないが、元気に育っていった。
小学校に上がってからはとても明るく、クラスの中心に立つ人間になった。その話を聞いてアイドル部の皆は驚いていた。
誰もが彼女が彼女であることを疑いを抱く。アイドル部の姿は呪いのようにその容姿が変わらまま、25歳になった。
ごんごんの実質的な引退が決まり、一時期は不穏な空気がグループ内を流れたが。彼女の存在はそんな空気を払拭してくれた。
原因…ではないがそれに巻き込まれた渦中の人間が底抜けに明るく、闇や不安を振りまきながらも、光だとか希望だとかを振りまいていた。
彼女が中学生になるとバイトをすることを勧めた。中学生でも雇ってくれる場所を探すのは大変だった。基本高校生以上でどこも雇ってくれない。
やっと新聞配達の仕事を見つけると彼女はめんどくさがりはしたものの、大人しく従ってくれた。
2、3年生に進級すれば。年齢を誤魔化し自主的に飲食店などで働くようになった。
働かざる者食うべからずという、教訓を植え付けられた彼女は以前と同じくたくましく育っていった。ただ困ったことにどちらかと言えば内向的な性格へとむかうはずだった彼女も俺と似てきてしまっている事である。
「馬のせいだよ」
シロちゃんはソファーで寝っ転がりつつ呟いた、仕事が遅くなり終電を逃した彼女は、このうちへと寄っていった。
「ばあちゃる君のせいって…いいじゃないっすか」
「それはそうだけど…でも馬はそれでもいの…?」
勿論よくはなかった、当初の目的とは大きくそれてしまっている事。彼女を受け入れてしまっている事は非常にまずい
「最近シロの事ふざけておかあさんとか言うんだよごんごん」
「シロちゃんはどっちかというとおねえさんだよね」
0649ほのぼのえっちさん2019/01/13(日) 20:07:46.19ID:???0
「はあ…あの娘もう高校生になるんだっけ」
「そうっすねもう卒業目前ですし受験も終わりました」
「あーあ…このままでいいの?アイドルになるか話した?」
「それ話したんすけど興味ないって…やりたいことあるからって」
「…まあ無理強いはできないよね」
「ただいまー…」
その声と同時に居間へと通じるドアがガチャリと開く金髪の長髪にみつあみを一つ垂らしたごんごんが鞄を放り投げて、いきなり冷蔵後を漁り始めた
「あっシロちゃんこんばんわ泊まり?」
「うん」
「手あらったんすか」
「あらったよ!」
彼女は冷蔵庫の中から昨晩のおかずの煮物の残りを引っ張ると、レンジに入れてタイマーを回す。その間に鞄から大量の本を取り出した
「…なんすかその本ごんごん」
「いやいや…私も今物書きにハマってるんだよねだから知識蓄えてる」
「アイドルは?」
「ならないって!アイドル部…じゃないアイドルのお姉さん方とは私違うからみるのはともかくなるのは別に…今は今で満足してる」
「ごんごん小説家目指してるの?」
シロちゃんはソファーから立ち上がり興味深げにゴンゴんが買ってきた本を見定める。
「へー…古典と新書…娯楽小説がないね本当にやってるの?」
「そうなんですよ〜お父さんのおかげでバイトと部活とか色々やりましたからねーはいはい映画もいっぱい見てるし結構自身あるよ」
彼女のお父さんという言葉に動揺する
「ええ…ごんごんお父さんて…違いますよ」
「でも育てたのはお父さんじゃん」
「いや…」
そう彼女は自分が生んだわけではない、元々は別の人間の子だったのだ、俺はそれにあやかって育てただけだ、決して父親なんかじゃない
「なんでそんなにいやがるの?」
「…いつか話しますから」
「いっつもそれだよお父さんは」
彼女は不機嫌そうな顔で電子レンジから煮物を取り出すとダイニングテーブルに置き食べ。食べ終えると風呂へと向かったのか居間から出た
0651ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 05:46:27.19ID:1S3V3Cgd0
ウマゴンすこ……
0652ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 08:05:09.79ID:???0
一度ごんごんがMMDで一緒にいるとお父さんみたいだねと言ったことがあるからね、仕方ないね
0653ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 09:27:40.99ID:9kVOaPe90
昨日の動画で馬のイーブイ&カビゴンのカビゴン好きて所になとばあとごんばあみを感じていいか?
0654ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 10:23:55.93ID:???0
「いつかは話さないといけないんだよわかってる?」
「明日…高校生になってから話しますよ」
「それ前にも聞いたけどね」
「いやいやいやシロちゃん今度は本当ですよ」
「馬…私酷いのは分かってるし勝手な事だってのは分かってるけど今のごんごんに戻ってほしくないってシロ思ってる」
彼女は神妙な顔で俺を見据えると悲しそうに顔を伏せる
「シロって悪い人かな…?」
「いや…」
俺もそう思っている。悪いと思いつつ彼女を自身の娘として見ているから救いがない
。一体どうすればいいのだろう…彼女をまったくの別人として向かい入れるのか
それとも金剛いろはとして向かい入れるべきなのか。彼女自身は受け入れてくれるのか、彼女を別人として受け入れたとして、もし彼女が元の金剛いろはとして戻ってしまったら?
俺は自分の娘を失うことになる。彼女が元に戻らなければ金剛いろはを失うことになる
そして失った時間はもう取り戻せない、二人の人格に板挟みにされ圧死してしまいそうになる
いっそすべての時間巻き戻って何もかもゼロに戻してしまえばとも思う。
「…風呂入れば?」
いつのまにか風呂から上がってた彼女はシャツと短パン姿で頭をふきながら喋りかけた鞄に本を詰めると肩に下げかけた
「お休みー゛ばあちゃるさん゛」
ばたんとドアを閉めに二階に上がっていった
「怒らせたね」
シロちゃんはそう語ると居間から出る。俺は一人ぼっちになった
0655ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 10:50:46.20ID:???0
自分で書いててなんだけどグリッドマン思い出すな
0656ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 11:00:15.67ID:???0
大学生になった。彼女は変わらず明るく健康なまま、人生を謳歌していた
受験を乗り越え、バラ色のキャンパスライフを一歩一歩踏みしめつつ笑っていた。アイドル部との姉妹のような関係は変わらなかった。
彼女らも彼女を彼女として受け入れ
ごんごんがパリピになったと自分は責められたが、あのサブカル趣味は変わらず以前より数段明るくなったというだけで
むしろ清楚になった印象を与える。そんな平和な日々に水を差すことは無粋だと思うのだろうが、やっぱり話さなければいけない俺は彼女を部屋に呼び出すと二人で向かい合った
「何?妙にシリアスだけど」
彼女は以前とは変わらない独特な鶏のような声で笑う
「ごんごん大事な話があるんすよ」
「うん」
彼女にすべてを話した。出生の秘密、自分は本当の父親じゃない事、以前は高校生で赤ん坊に戻ってしまったこと。
アイドル部のメンバーだったこと。話し終えると彼女は何とも言えないといった表情でしばらくだまってしまった。しばらくするとゆっくりとだが口を開いた
「私とお父さんって血がつながってないの?」
「ええ」
彼女は特に怒った様子も見せていなかった。予想外の反応に調子が狂った。怒鳴られる覚悟で話したのにむしろ、嬉しそうにしている
「そっかー…ええー…」
「いきなりこんな事話されて怒んないんすか?」
「だって…別にお父さんのせいじゃないじゃん」
「いやそれはそうだけど…」
「大丈夫だよ…あっでも…その…本当の両親にはあってみたいかな」
彼女はそういうと寂しく笑った
「いいっすよ…見つかるかどうかは分かんないすけどちょっと行ってみます?今から」
「えっ今?」
「じゃあちょっと手を…」
俺は彼女に手を向けると、彼女は何も言わずに手を差し伸べて自分の手を握った。驚いて彼女に目を向ける
「…なに驚いてるの?」
「いや握られたから」
「駄目だった?」
「いやむしろ嬉しいっすね」
「はいはい」
0657ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 12:03:28.59ID:???0
********************



そこには以前と変わらずマンションへがあった。ごんごんを抱っこするためにしゃがみこむ
「ごんごん載ってください」
「えっ…うん」
彼女が自分の背中に乗ると。彼女の息がかかる、いくら自分が育ててきた娘のようなものとはいえ少しドキリとした
彼女も照れているのかマスクの髪の毛を無駄に引っ張っている
「飛びますよ」
ふわりと宙に舞い彼女の両親がいた部屋まで飛ぶと、彼女に顔向ける
「いい?」
「あっちょっとまって」
彼女は少し緊張している。ここにいる保証なんてほぼないにもかかわらず。本当の両親の姿を見ることに対して期待と不安を抱えているようだった。
彼女は息を整えた後、決意した様子で俺に顔を向ける
「…いいよ」俺はインターホンを押した。中から足音が聞こえてきて玄関前で止まる。玄関が開いた
「はい」
部屋から出てきたのは以前写真で見た、ごんごんの両親だった…以前より若く見えるというより、明らかに若く。そしてその腹は膨らんでいた。
その光景を見や瞬間すべてを察した。巻き込まれたのはごんごんだけじゃなかった。両親は失踪してなんかいなかった。時間が巻き戻ったのは両親もだったのだ、頭にガツンと石を投げつけられ、足元がおぼつかなくなる。じゃあその腹にいるのは…?
「あの…何の用?」
ごんごんも何を言えばいいか分からず動揺していた、俺は何とか冷静さを取り戻して、母親に問いかけた
「失礼しますがご主人はの名前は金剛…〇〇でしょうか」
「はあ…?そうだけど」
「わかりました失礼します…」
「えっ…お父さん!?」
母親はいぶかしげな目で自分たちを一瞥すると玄関のドアを閉める。何も言わずにふらふらとマンションの廊下を歩く後ろを彼女が追いかける
「どうしたの?」
「あのおなかのこども…多分ごんごんです」
場には妙な空気が流れる。彼女も二の句が継げずにいた。俺たちは家に帰りつくと、何も家わずに元の部屋の席に着いた。この世界に同じ人間が二人いる事に俺たちはどうしていいか分からず、頭を抱えた
0658ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 13:23:05.56ID:???0
「お父さん」
「ん?」
「よかったじゃんまた元に戻れるよ」
「でも…」
「お父さんのいけないところはあれですよ私を金剛いろはとして見てるからでしょ?でももう認めてるんじゃないの?」
「お父さんは私を私として育てたかったのにそれに失敗したって…でもそれでもお父さんはその結果を受け入れてくれた受け入れられなかったってお父さん自身は思ってるかもだけどね」
彼女は一息ついてまたしゃべりだした
「まあこの際言うけど私は…金剛いろはじゃない私は私だからごんごんなんて言うのはやめて」
「……分かりました」
「まあ…あの元の私がアイドルになれるかどうかは分からないし今の.liveになれるかもわからないけどどその時は協力するから…元気だしてくださいよ」
彼女はそういうとニッコリと笑った。自分はなんだか泣きそうになった、
ごんごんを取り返すことが出来るチャンスが出来た事が嬉しかったというのもあったが
失った時間の結果代わりに手に入ったものがとても尊いものだったからというのもあったのだろう
「ありがとうはいはいはいもうごん…もういろはには感謝しかないっすねこれねいやー本当に…」
まくしたてるように喋られたのがおかしかったのか、彼女は笑い出した。
部屋には鶏と悪霊の声がこだまし、丁度帰ってきたシロちゃんはその光景を訝しげに見渡した

********************


町の郊外を歩く、ごんごんが赤ん坊に戻る前歩いたと思われる場所は以前見た光景とは明らかに違っていた、めまぐるしく人は歩き、タワーマンションはすぐさま姿を荒野に変え。
時に崩壊し。時に、復活したりする。さっきまで歩いていた人間たちは死体へと変わったと思えばまた歩き出した。
電脳世界に起こっている事の正体を突き止める為に俺はここに赴いた、ただ予想していたものより遥かに異常さが顕著に表れていた。
もはやどうしようもないし、止めようもない事は自分にもわかっていたが。ただその狂ってしまった区画を一人歩いた
そこにいる人間たちは誰も俺に気づかない、物には触れられるのに走馬灯のように景色は移り変わり、消え去っていく。
なんとも言えない寂寥感があった、休憩しようとベンチに座り込むもそのベンチは、しかしすぐ消え去ってしまい尻もちをついた。仕方なく空中イスで我慢したどうせ人は俺を認識しないのならこれでいいだろう
そう思いこの光景を眺めると一人の女がこちらをじっと眺めていた
0660ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 14:58:33.47ID:???0
こんにちは」
「はい…?」
「あなたはばあちゃるさんですよね」
「そういうあなたはごんごんを置いてった人ですかね?はいはいはい」
「怒ってます?」
「怒ってませんよ」
彼女は一つ溜息をついた
「私は電脳世界の管理人です今この町…というか電脳世界は色々な姿を再現しようとしてます様々な世界・時代からデータを取り集めてねこのビルや人間たちはいわばカゲロウであり実体はあるもののあくまでデータの断片でしかありません」
「それにごんごんは巻き込まれたと…?」
「いいえ違いますこれはここ最近始めたことですしあなたがそうであるように巻き込まれることはありません彼女が巻き込まれたのは時間の巻き戻しです」
彼女は空間にログを映し出すと時間が表示させる。それを触ると、近未来的な都市に歩く人々は停止して残像が空間に移り漂った、彼女がその表示された時間をいじると刹那の瞬間すべてが過去の姿に戻った。すると彼女はまたぽつぽつと喋りだした
0661ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 14:59:39.18ID:???0
*



あなた達の事はちゃんと覚えてましたよあなたは覚えていないでしょうけど
私とあなたはこの世界以前からの付き合いですだからこそ友人のよしみで影響のないように範囲を区切って実験を行いました…
過去の時代の再現の為に時間の巻き戻しをした結果偶然そこにいたイレギュラーな存在…まあその三人ですね…がその場にいたんですよ驚きました本当にね
赤ん坊に戻されたいろはさんと若返った両親をどうすべきか悩みましたが両親はとりあえず彼女らの年齢に合わせた彼らが過ごした過去の環境を与えて
赤ん坊に戻ったいろはさんをあなたに託した
…なぜ彼らがイレギュラーなのかは…あなたも分かっているでしょう?
あなたは私を騙した…10人の兵姫と二人の人間に肉体…アバターとidを黙ってあなたは与えたんです
別に責めやしませんよ…でもこれは私の責任でないことは分かって欲しい、ここはあくまで元々は仮想世界でしかない
兵姫を生み出したエデンの性質…構造を理解し進化を促す性質を応用し実態を得ましたがね…
そのおかげか、アバターも実態を得てその元となった人間とは別の実態を得てしまっている、これは二つの精神が分裂しているという事実を裏付けます
彼女らの元となった人間と兵姫がいる事を理解してください。その上人物を複製したという事実はとても罪深い事です
少なくとも今は兵姫としての金剛とアイドル部としての金剛いろはとあなたの娘としてのいろはが存在するという事です
別に私は天国や地獄を信じるわけじゃありませんが、この三人に平等に魂が与えられた場合天国への席に三人は座れるでしょか?
一人は天国へと向かい二人は地獄へと落ちるかもしれません、まああくまでこれは例えでしかありませんが
少なくとも天国を信じてここへ向かった金剛は目覚めたときこの事実に憤慨する事でしょう。ここへ送り出された装置が時を絵て壊れた時、その時目覚めた彼女がどんな思いをするのか…




*



彼女はしばらく押し黙ると口を開いた
「少し喋りすぎました」
「…いえ」
彼女は立ち上がると自分と向かい合い、微笑んだ
「まあ…その時がくるのはまだ先です電脳世界のばあちゃると元となった和馬は別人ですからあなたが罪をひっかぶる理由もないでしょう」
「ばあちゃる君はそれでも間違ってはいないと思いますよその上でここにいる」
「あなたは罪深い人だ…さようなら」
そういうとどこかへと彼女は去っていった。景色はまた動き出し、姿を変えていった。しばらくそこに立ち尽くしていたが。自分の住む区域へと戻った
0662ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 16:03:25.83ID:???0
*************





アイドル部とシロちゃんの活動の発展は目覚ましかった。彼女らの後輩が生まれ彼女ら自身も人気を博していった
かくいう自分もプロデューサーとして何かと忙しくなったが、それは彼女らの発展の印だと思うと十分に思えた。
いろははというと彼女は大学を卒業後は一般企業に就職した、俺の世話は受けないと自分が用意した就職先をはねのけ
自ら選んだ企業についた。今でも執筆活動は続けていて。大変ながらも充実した日々を送っている。
赤ん坊のごんごんの様子を見行くともう中学生へと成長していた。おとなしそうな彼女は、一人自宅への帰路についている。
彼女が高校生になるのはもう少しだ、アイドルへと向かわせるべきか。それを受け入れるのは彼女だがその時はその時だ。

今日はいろはが家に上がっていた、今日は珍しくお互い暇が出来て久しぶりに二人で会った
「いろははあれっすか小説の方どうっすかね」
「順調だけど仕事が大変」
「いやーばあちゃる君も仕事しながらvtuberとして活動するのはきつかったからわかる」
「結婚したら夫に仕事任せて私は執筆に専念できるんだけどそういうわけにもいかないから」
「マージンガー?結婚とか考えてるんですか?」
「考えてるよー!あらあなたあいろはをなんだと思ってるの」
「へー…もうそういう年なんすね」
なんだか感慨深いものが胸中によぎった。
「いきなりなんだけど…わたし今まで散々散々お父さんとか言ってきたけどお父さんとは思ってないんだよね…育ての親とは思ってるけど血も繋がってないし」
「本当にいきなりっすね」
「…でだけどさばあちゃるさん結婚とか考えてない…?」
「え?うーん…してもいいっすかね」
「なるほど……………………」
彼女はしばらく沈黙すると俺の腕をつかみ喋りかけた
「私の執筆活動…手伝いませんか?」
「は?何」
彼女の表情が固まった、苦虫を嚙み潰したような表情で再度俺に問いかけた
「結婚しませんかっていろは言ってるんですけど…」
いきなりの事に頭が追い付かなかった、どう答えていいのか分からず沈黙する
「……考えていいっすか」
「いいよ」
気まずい沈黙が流れる。お互いの顔をみれなかった、彼女と結婚なんて考えたこともなかった
確かに結婚はできるが娘以上に見たことは…ないといえばうそになる
「キモイとか思う?」
「いやおもわないっすよ」
「…今日は帰る」
彼女は荷物を抱えて家を出た。果たして俺は幸せになる権利を持っているのだろうか
ここで生きている限り罪を抱えてなければいけない。その時が来たら元の俺は目覚めた彼女らに無残に殺されてしまうかもしれない
しかし彼が殺されても俺自身は罪を清算していない、彼女の言葉が頭を反芻する。
別人だといっても記憶を引き継いでいるし、罪悪感も罪の重さも変わらない
俺は幸せになってはいけない、罪を抱えて生きていかなければいけない
だからせめて彼女の幸せを願うのなら。彼女の提案をうけいれるべきなのだろう。
彼女らの幸せが続くために俺は働き、すべてを受け入れる。
長い長いときの中で。彼女らの幸せを願いながら。いつか地獄に落ちるその時を俺は待とうと思う。
0663ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 16:06:58.29ID:???0
なんかキャラ崩壊とか色々ごちゃごちゃで、読みづらい上に自分でも何かよく分からくなってしまったけど
なんとか終わらせることが出来ました。読んでくださった方は有難うございました
0664ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 17:08:35.28ID:hVd2dAz/0
乙、といいたいところだが・・・
ここからのイチャイチャパートはないんですか?!
0665ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 17:12:54.22ID:???0
長い創作連投する時はsageないでIDつけると見やすいぞ
0666ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 17:13:36.02ID:???0
おつおつ。うさぎドロップを思い出した
ばあちゃるにどんどん父性感じていけ
0667ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 17:25:21.79ID:???0

突然の急展開にwkwkが止まらなかったよ
言い回し格好良いっすねこれ完全に
0668ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 18:40:24.43ID:???0
最後まで自分の幸せの為じゃないのが悲しい
大変良かった乙
0669ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 19:20:20.48ID:???0
じゃあ番外って事で

「馬p!!」
「はいはいはいごんごんなんすか」
髪型や雰囲気は違うが、私と全く同じ顔の女性が自分の夫と親しく話している。彼と彼女はアイドルとプロデューサーという関係だ今日は取材という事で彼の一日を追っている
ツインテールの彼女は元私。金剛いろはである、私と彼女は複雑な出生事情を持ち、生みの親は同じではあるが育ての親はまったく違う
最近彼が経営する学園に入学しアイドルとして活動を始めた。.liveの一期生…もといアイドルのお姉さん方の一人に入る予定らしい、何十年の時を経ての彼女の復活はきっとファンも感涙する所だろう
「馬pいろは思うんですけど最近暇そうじゃないですか」
「まあ…内は規模拡大しましたしねばあちゃる君はもうお役御免って事で何かと暇なんですよ」
「へーじゃあなんで今更いろはのプロデューサーを?」
「色々ですよ色々ごんごんうるさいっすね本当」
「はあ!?なん…馬pに言われたくない」
「ふはは…」
溜息が出る、自分に嫉妬するなんてはなはだ馬鹿らしいといえるが彼女は私とは別人だ、彼女は小説家なんて目指さないし大学も行かなかった
ばあちゃるさんとお姉さん方はわりと似ているというが性格はまったく別だと私は思ってい一時期は似せるために育てられたのだから似てるのは当たり前なのだが…
 なんで私と接するときは声を作るのに、彼女と話すときは素の声で話す…ヤバいイライラしてきた。なんで私に素顔を見せない。シロさんには見せるのに
というかなとりさんとも仲が良すぎる気がする、悪意はないのだろう大して気がないのにあの人はまるで正妻のような振る舞いをする、そして私より彼との立ち姿が絵になるのがとても腹ただしい
一つの嫉妬が他の人間へと飛び火する、醜い感情とわかっているものの、どす黒いものが下腹部を渦巻き止まらない
金剛いろはに一歩近づくと彼女は私に顔を向ける
「あっえーと…いろは……さんこんにちは」
「いいよ別にそんなに気をつかわなくても」
彼は二人のいろはを見て笑う
「いろはは今日取材って言ってますけどばあちゃる君ほとんど何もしてなっすけどね」
「プロデューサー業は閑ってツイッターに描くから」
「ええ…それはやめて」
その様子を見て金剛いろはは気まずくなったのか、挨拶を告げると仲間の元へと去っていった
「仲いいんだね」
「そりゃ多少は仲良くなきゃでめですからね」
「以前もこんな感じだった?」
「まあ…こんな感じ…そうっすねこんな感じだった…これなんの取材?」
「浮気とか」
「ええ…ばあちゃる君そんな事しませんよ」
0670ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 19:52:41.63ID:???0
大学を目指してはいないですねミスでした

「冗談ですって¨馬p¨」
「はいはいはいもう顔が怒ってますね完全に」
彼の肩をなるべくおもいっきり叩いた、彼はそれを避けずに受け止めて暫く悶えていた
「何怒ってんですか…やばー…」
「もういいよ」
しばらくイベント会場の裏で働く人間と、それに関わる人達の様子をメモしながら過ごしたプロデューサーの彼は暇だといいつつ動き回っていた
仕事が終わりアイドルと別れを告げると、私達は同じところを目指し車を走らせた、普段家に籠っている為に眩暈しい現場に疲れてしまった
会話もせず、窓の外の光景をボーっと眺めた
家へと帰りつくと手を洗い、カバンから二人分のコンビニの弁当を入れた、しばらく待っている間に彼が話しかけてくる
「今日は疲れましたね」
「お疲れ様」
「…あの敬語一時でいいからさ普通にしてくれない?」
「普通…?」
「だからその変な低い声ですよ!…ゴンゴんちゃんの時はやらなかったじゃん」
「あっこれっすか…」
彼はしばらく沈黙すると声を素の状態に戻した
「どうですか」
「どうですかって普段もそんな感じではなせばいいじゃん」
「ええ…なんか照れ臭いんすよね」
「はあっ?何それ…私達結婚してるよね?」
「してますけど…なんかいろはは…あれなんすよねえ‥」
彼の足を軽くけりたくる、そうすると彼はやっと素の若々しい声で笑った
0671ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 20:07:36.86ID:???0
「あとそのマスク脱いでよ」
彼は電子レンジに手をかけると弁当を取り出とダイニングテーブルに弁当を置く
「マスク…はアイデンティティだからダメ」
「ダメって…」
彼が箸を開き弁当を開けると食べようとした瞬間、私はそれを制止した
「ダメだよ…それは私の印税でもあるから…その弁当」
「いや…賞を取れなかった間稼いでたのばあちゃる君」
「いいからそのマスク脱いでよ!別にへるもんじゃなくない?」
「減りませんけど…」
「だったら…何?超ブサイクなの?いろは気にしないから…ほら!」
彼は渋々としながらもマスクにゆっくりと手をかけるとその素顔をゆっくりと見せた
彼の顔…は別に普通の顔だった。むしろかっこいいでのはないか…髪を染めたわけではないらしい
不自然すぎるほど自然な白髪が彼の頭部に広がる
「へーいいね」
「いいねって…もういいっですかねばあちゃる君あんまりマスクは…」
彼が付け直そうとするところを、その手からマスクを奪い取り。はじき出した
「あっ!ちょいちょいー何…何すんですか本当に」
0672ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 20:39:24.33ID:???0
「ちょっとは夫婦らしいことしましょう飯食ってる間マスク禁止」
「ええー…」
彼は大人しく従いそのまま飯を食べ終えるとっ早々にゴミ箱に捨て。マスクを被ろうとした
「あっダメですって!」
彼の手元からまたマスクを奪い取ると後ろ手に回し隠す
「ちょっと本当に今日なんなんすか!」
「ダメだってダメ陰キャみたいですよ」
彼は、マスクを奪い取ろうと組み付いてきた
「うわっ何?ちょっと‥」
彼の必死さに思わず笑い声をあげてしまった、力が抜けてマスクがあらぬ方向に飛んでいく
彼はそれに飛びつこうとするが私は彼のスラックスを掴み、引き留める。彼は振り払おうとするがまったく成功しない
「なんでそんなに嫌がるの!?」
「恥ずかしいんすよね」
彼は大人しくなり席についた、私も彼から手を放し。彼の隣に座った
「何がですか?」
「だから…夫婦っぽい事が…」
私は唖然とした、あんな普段はお茶らけている彼がこんなことで恥ずかしがるとは思わなかった
「何それ…以外」
「以外っていうか夫婦って実感がわかないんすよね…やっぱ…アイドル感というか娘感が抜けないというか…」
「大丈夫ですってなんかほら…」
私は彼の顔をまっすぐと見つめる、その目はよく見ると青い。顔は全く似ていないが髪と目の色はまったくシロちゃんと同じだ
彼はさっきまで照れ臭がっていたわりには、自分の視線をちゃんと見据えてくる。私達はしばらく沈黙した
ピンク色の空気が部屋を満たしていくのが分かる。自分でけしかけといていざこうなると、とても照れ臭くなった。
私の肩を掴むとゆっくりと彼は私に顔を近づけた。思わず目をつむるとそのまま、私達は唇を重ねた
0673ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 21:01:24.18ID:???0
そのまま数秒立つと彼は顔を放した、気まずい空気が部屋に流れる。頭がぼわっとするこういう経験は別に初めてではないが‥彼に限っては酷く、動悸が止まらない
彼はマスクを拾いにいく、私も別に留はしなかった…しかし彼はマスクを拾い上げると棚の上においたまま被らなかった
「こういう事いろは…はゆっくりしたいかなと思ってたんですよね」
「気使ってたの?」
「まあ…あんまこういう事積極的にやるタイプでもないかなっておもったんすよねばあちゃる君的には」
「また…そうやっていろはをごんごんと一緒にしてる?」
「だって二人はやっぱり似てるんですよ…そのたまに敬語になる所を見ると…どうも」
まあ…確かに別にこういうことは積極的ではない…けどこれは流石に夫婦としてダメだと思ったからしただけだ
夫婦なのに素顔も見せないんててんでおかしいのだ
「まあ…似てることは私も認めますでも私だってたまにはこういう事したいんですよ」
「そうね…まあそうっすね…確かに確かに」
「まあそこまで焦ってるわけじゃないけど…でも家ではマスクは脱いでくださいよいろはにちゃんと見せて後声は作らない」
「はいはい分かりましたよばあちゃる君も悪かったっすね…はいはい」
彼はそういうと私の頭に手をポンと置くと、今から出て行った
「今日はもう早く寝ましょうか…ばあちゃる君風呂に入るんで」
「えっああ…いいよ」
彼が風呂に入った後私も風呂に入り、歯を磨いて彼より先に寝室に入った
平静を装いはしたもののさっきから動悸が止まらない、気分が高まっている。これから私はどうするのか、どうすべきなのか
私は分からないけど、それは彼の様子を見てから決めよう…その時はその時で遣る事は最後までやってしまおう
彼の素顔を思いながらピンクライフを私達は一つ踏み出した
0674ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 21:02:26.45ID:???0
すいません思い付きで番外編書きましたがこれで本当に終わりです
書いてて少し恥ずかしかった
0675ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 21:51:22.62ID:???0
なぜ毎回これからってところでやめるんですかね・・・?
これ悪魔の所業ですね完全にはいはいはい、はいはい・・・はい・・・
0676ほのぼのえっちさん2019/01/14(月) 22:53:09.96ID:???0
おもしろかったけど投下はまとめて一気にしてほしいな
ここまで、って区切りが無いとこっちもコメントしにくいし、他に投下しようとする人が投下していいか迷っちゃうからね
0678ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 00:44:49.54ID:???0
面白かったー!どピンクなものじゃないとこう…いろんな意味で安心して読めるから助かる。えっちっちもすきだけどほのぼの(真)もいい………
0679ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 01:16:17.39ID:???0
おつおつ
こんなに長くてしっかりとした設定をかけるのは凄いっすね!いやーウマゴンのバイブルになりますねこれ完全に。

あとは途中途中で区切るなら何か一言言っておいてくれれば、そこまでで俺らも感想が言えるんでね!ほんと、そこだけしかいうことないっすね!

ぱぱちゃるの振る舞いと年月を経て、アイドル部の面々からの対応がいい意味で雑になってくるところやいろはちゃんの性格の剥離をしっかりと見せていていいっすね。

また、自分が幸せにならない自戒がある中でそれよりも大切ないろはちゃんの幸せを選びとるのはばあちゃるらしくて素晴らしいっすね。

後日談のいろはちゃん目線からばあちゃるとしての振る舞いとプロデューサーとアイドルの関係に嫉妬するのも好きっす。
その後で、ばあちゃるがプロデューサーでもVtuberとしてでもなく向き合い始める象徴的なシーンはどこかで参考したいかなーって思いますね!
0680ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 01:27:50.91ID:BHQI4jTO0
えーっとね、誰かに作られた存在って戸籍とか、名前とかってちゃんとあるのかな?
例えば、イオリが兵姫だったとしてね、作ってくれた誰かのことを好きになるのかな?嫌いになるのかな?
イオリは好きになりたいなって思うんだけど、それって難しいことなんじゃないかなって思うんだ。
犬さんとか猫さんに名前を付けるのってその子を大切な家族って思って付けるんだよね。めめめちゃんのたぬきだってきっと考えてつけた大切な名前なんだよね。
もし、兵姫として産まれて番号とか、元の名前で呼ばれてたら自分の名前って大切に出来るのかな?

そうそう。最近ね、夢を見るの。
ボロボロの街の中でたった一人で立っているイオリがね、笑いながらバーってやるの。
そうすると、ボロボロの街が綺麗になくなってしまうの。それを見てイオリはとっても楽しくなっちゃうの。
でもね、イオリが笑っているとね、綺麗な白い髪の子がやって来て、イオリをバーンって撃ってそれで目が覚めるの。
0681ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 01:41:42.30ID:BHQI4jTO0
それでね。夢の中のイオリはすんごくおこってるの!
何に怒っているのかはよく分からないんだけどね。街が綺麗になくなったら嬉しいのかと思ってたんだけど、怒ってるのと悲しいのが半々になるんだ。
でもね、その子は笑うことしか知らなかったんだと思うの。嫌なことをする時も悲しい時も笑うことが正しい事なんだって誰かがやっていたんだろうね。
それで、白い髪の子に出会うととっても安心するんだよ。笑いながら撃たれて笑いながら倒れて、それって悲しいことだよね。

だから、うまぴーはちゃんと教えてあげてね。
大和ちゃんは大和ちゃんでいいんだよって、悲しい時、嫌な時に笑うのは他の子に心配かけないためなんだよって。
そんな時にはちゃんと泣いていいんだよってうまぴーが教えてあげないと、兵姫のイオリが可哀想だよ。
だから、うまぴーにお願い。なんにも知らない兵姫の子に何もかもを教えてあげてね!楽しい街の事とか仲良しな子達とか、素敵なシロちゃんと特別なうまぴーがいればきっと大丈夫だよ!

「ええ、もちろん。イオリンもその夢の中の女の子も両方必ず何とかしてみせますから。なんてったってばあちゃるくんはイオリンのプロデューサーですからね!」
「だから、イオリンはゆっくり眠って待ってて下さい。間違えちゃった子にももう一度必ずチャンスがある事。それだけじゃ見捨てない事をみんなに教えてきますから」
0682ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 01:45:28.20ID:BHQI4jTO0
終わり!

兵姫として作られた子に名前を与え、生き方を教え、個性を生み、人として確立させた話
そして
兵姫として産まれて何も知らないまま強がる誰かの真似をする子に生まれ直しのチャンスをあげる話
0683ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 03:04:22.46ID:BHQI4jTO0
戦闘用AIとして産まれた自分
「はじめまして、プロトタイプNo.46。これからあなたには戦闘プロトコルの全達成を目的にした訓練と情報収集のみを許可します。アンリミテッドモードの際は常にシミュレーターの中にいること。」
シミュレーターの中は10の戦闘プロトコルがある。大和、金剛と続くそれは前世代のAIデータが残されている。
自分は最新最高であり、この全てを打ち壊さなければならない。それが今の存在理由だった。


「No.46学習が遅れています。あなたはいずれ戦場に出て遍く全ての兵姫を破壊し、その残骸の上に立ち続ける事が約束されています。故にその為の学習を怠らないように。」
人は生まれる時、2つのモノを手に入れるらしい。1つは存在証明。ただ生きているだけでもその瞬間世界に自らを知らせるように鳴く。
もう1つは名前。親が子に最初に与えるメッセージでもあり、いずれ自らを確立する絶対の指標。

破壊することでしか存在を表せない兵姫は、番号、機体名でしか呼ばれない自分達はどうしようもなく人でなしなのだろう。
0684ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 03:26:01.74ID:BHQI4jTO0
「えっーと?プロトタイプNo.46?言いずらいっすね。46だからシロでいいっすよね。はじめましてシロちゃん、これから一緒に未来を作っていく男です。よろしくお願いします。」

それは唐突だった。9つのプロトコルを終え、残すは大和ただ一つになると、目の前に現れた。
3つ目のプロトコルを達成した時から連絡がなかったのだが、新しく用意されたオペレーターだと思っていた。
「簡単に説明しますと、シロちゃんを育ててた研究所が崩壊していたんですね、その中を調べていたら、変な部屋でひたすらシミュレーターをやっているのを見つけたんです。」
「そこで、何故シロちゃんが崩壊後もそれに気づかず続けてたのかを調べたら、名前だけがわかったんですね!」
そもそもシロとは一体なんなのだろうか?
「マジンガー?名前って分かりますか?」
プロトタイプNo.46、あるいは全兵姫の破壊が目標の存在。
「それじゃあシロちゃんですね!シロちゃんは今まで名前を貰えなかったんですね。なら俺が付けてあげました。あなたの名前はシロ。ハッピーバースデーシロちゃん。これからよろしく!」
シロ、シロ、シロ。脳内の戦闘用データベースの最上位に設定しました。シロの名前はシロ。
「そうっすよ!それじゃあシロちゃん、こんな廃墟から出ていきませんか?俺と一緒に色んな所を見て回りましょうよ!」
何故?シロは兵姫の破壊が目的の戦闘用AIです。兵姫を探すのが目的ではないのですか?
「いやいや、俺は兵姫に名前を付けるのが目的なんでね!シロちゃんが兵姫を破壊するのは困るんですよ!」
なら、シロは何をすればよいのでしょうか?それ以外の目的をシロは知りません。
「テキトーに探せばいいんじゃないですか?シロちゃんはAIだから、色んな事を覚えていけますよ。その中でより知りたいことを探していくのがいいんじゃないですかね。」
0685ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 03:49:16.47ID:BHQI4jTO0
これは一体なんですか?
「これは本ですね。様々な情報を紙片に纏めて保存した昔の情報媒体ですよ。例えばこれなんかどうですか?昔の人間の言葉が残っているんですよ。俺が好きな本です。」
「失敗なんて勉強みたいなものです。明日があるなら今日出来ることをしましょう。みたいな事が書いてあるんですよ。俺の考えと似てておもしろいと思うんですよ。」
なら、シロの考えに似た言葉もどこかにあるはずってこと?
「そういうことです、色んな人の色んな考えがありますからね!自分に似てる、自分に都合がいい事だけを知ればいいんですよ。」
シロ、この本全部読んでみる。シロはシロを知らないから、知ってみようと思う。
「はい!ぜひぜひシロちゃんを見つけて下さいね!」


「シロちゃーん、もうそろそろ移動しますよー。そんなに読みたいなら持っていってもいいですからねー。」
本当?何だか目の前が明るくなった気がする。これがきっと喜びなのかな?
「おお!そうですよ!シロちゃんも感情を見つけ出せたんですね!これから色々やって色々感じてみましょう。」
あとは感謝かな?あの感謝します。
「そういう時はありがとうでいいんですよ。喜んだら嬉しい。嬉しいと色々やってみたくなる。これをワクワクするって言いますね。」
うん、シロ、ワクワクする、もっと本を読みたい。
「なら、どこかで探しましょうね!本は今は貴重ですけど、きっとどこかにありますよ。それを探すのを目的にしましょうか。」
わかった。ありがとう。
0686ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 04:12:44.61ID:BHQI4jTO0
なんでこの街はボロボロなの!?シロの本はどこにあるのかなー?
「シロちゃーん!急に走ったら危ないですよ!」
大丈夫だよ!だってシロはハイスペックだしぃそれにあなたの方が危なくない?転ばないでよ?
「それよりも、この街には最近、兵姫が出るらしいです。シロちゃんは兵姫に会うのは初めてですよね?」
あなたと色々旅して大体10ヶ月位だけど見たことないよね?
「そうです。俺の目的は10の兵姫に名前を付けて、いずれ今のシロちゃんみたいに好きなことを見つけて貰うことです。」
シロってもしかして実験体だったの?
「いやいや、そんなことはないですよ!ただ、放っておけなかっただけです。」
ふぅーん。まぁいいけど、今は色んな本が読めるし、一応感謝しているんだからね!
「ありがとう。それでこれからその子に会いに行きたいと思います。」
本気?10の兵姫ってシロが昔、壊そうとしてた子達だよね?皆とっても危険だったんだよ?
「元より覚悟してるんで、これがまず最初のお願いなんでね。何とかしてあげようと思うんですよ。」
わかった。じゃあ先にシロが動きをとめてあげるね。そうしたら話しやすいよね?
「本当ですか!ありがとうございます!」
シロに任せなさい!


それは、とても恐ろしい光景でした。
街の中で笑顔で佇む姿、人と違うのは火器を体全体に装備していながらも平然としている様でわかりました。
そして、その兵姫がシロのデータベース上に残っていないこと。10の中の一つだけ終わらなかったプロトコル、すなわち大和であること。シロの知っている兵姫なら弱点がわかってました。
強力な攻撃の前兆を見てすかさず回避すると、ボロボロだった街は無惨にも消滅してしまってその中にはきっとあの人もいたはずです。
そう、シロの大切なあの人が、それを見て大和はずっと笑っています。シロから奪ったのに、シロの1番を

「ああああああああぁぁぁぁぁ!」
0687ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 04:13:44.63ID:BHQI4jTO0
終わり!


続きはまた後で書きます。
0689ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 08:37:34.10ID:???0
白馬ありがとうありがとう……
続きめっちゃ気になる 待ってます
0692ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 15:54:53.03ID:5JFNNlI70
前にも言われてたけどここNLスレじゃなかったっけ?
まぁ馬がTSすればいいか
0693ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 16:18:03.46ID:jDs76j050
俺ちゃる禁止なだけでCP制限は特に聞いてない気がする
NL絞るとのじゃばあが議論に発展しそう
0695ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 16:57:12.88ID:K/PVZeHN0
白馬ええぞ…完成したらpixiv投稿して欲しい
0696ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 19:50:49.74ID:fASQNCKi0
のじゃは女の子でしょ
0698ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 21:12:11.09ID:???0
「のじゃのじゃー! 久ぶりっすねー!」
「あっどうも。お久しぶりです……なのじゃー。」
「やー元気そうでなによりっすよはいはいはい。あっ背ぇ伸びたんじゃないっすか?」
「いやいや、伸びませんよw 親戚のおじさんですかあなたは」
「ちょいちょいちょーい! ばあちゃる君ね、おじさんとかそういう言葉に敏感なお年頃なんでね、まだお兄さんとかそいう年齢ですからねこれ完全に」
「そうですね、というかおじさんは自分のほうでしたねw」

「いや、なに言ってんすか。のじゃのじゃは可愛らしい女の子じゃないっすか」
「えっ、あっはい」(わかりにくい冗談なのか? それともマジで言ってるのか?)

みたいな感じのお互い相手のこと気のおけない親友だと思ってるけど、男同士だとおもってるのじゃに対して、ちょくちょくちゃんと女の子扱いしてくる馬ののじゃばあを誰か……誰か……
0700ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 21:44:10.18ID:BHQI4jTO0
笑いなさいと言われました。
世界に力を叩きつける度に笑えばいずれ誰もよってくることは無くなると、壊れるのが怖いならその前に全て壊せばいいと。
言う通りにしてきました。それしか知らないから。少しづつ壊されていくのを止めることなんて出来なかった。なんでも壊す自分は誰かを守ることなんて許されなかったから。
だから、世界が壊れるのを止めるのも本拠地が壊れるのを止めることも決してしませんでした。

残されたのは機械と兵姫だけになった世界でも自分は誰とも近づくことなんて出来ませんでした。
恐ろしい何かが残った兵姫を壊して回っている。自分は余計に恐ろしくなりました。だから、壊してしまえばよいと気づきました。
だから、何かが隠れているかもしれない街を消し、何もかも消え去った荒野に立つのが正しいと判断しました。

廃墟を荒野にしながら放浪し、途中に襲ってきた何かを壊し、100近くいた兵姫が10にまで減った時。廃墟に力を振るったその時に、初めて声を聞くことが出来たのです。

「ああああああああぁぁぁぁぁ!」
何もかもを叫び出すように目の前に綺麗な白い子が現れました。その手に光る銃は自分を確実に捉えています。
やっとこれで終われる。何もかも壊すだけの自分が壊れていく。不思議と恐怖はありませんでした。あとはもう終わりなんだと。
バーンと音が響きました。
0701ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 22:16:41.61ID:BHQI4jTO0
「シロちゃん!待った!」
倒れる自分を抱きとめる何かが声をあげています。撃たれた筈の身体は一切の傷もなく、美しい白の子は目を見開いていました。
「これで間に合ったみたいっすね。はいはいはい、シロちゃーん驚かせてごめんなさいねー。あと、君が大和ですかね?」
「間に合ったじゃなくて!大丈夫なの?」
「全然大丈夫ですって。俺の目的を果たすまでは死ねないんでね。」
「大和、確かに自分の事です。一体なんなんですか?」
「大和じゃ勿体ないですね、あなたの名前はイオリ、ヤマトイオリです。これからよろしくですね。」
「ねぇー、シロの名前だけありきたりじゃない?」
「いやいや、いい名前ですよ。シロちゃんは真っ白ですから。名は体を表すと言いますよね。」
「イオリ?何故イオリなのですか?」
自分が大和であるからヤマトなのは理解できる。その後ろにイオリと着くのは何故なのか?
「約束なんでね。イオリンからのお願いだから、これから兵姫の子達に名前を付けに行くんですよ!」
「あなたと出会ったことなんてないと記憶しているんですが。」
「いいんですよそんなことは別に。これからのイオリちゃんがどうしていくかなんでね。」


「はぁ、それで一体何故自分達兵姫に名前を付けるのですか?」
「そうっすね。これはきっと誰かがやらないといけなかったことなんですよ。兵姫に名前を付けて共に活動し、その途中で気づかないといけなかったんです。」
「この子達には感情があり、個性があるってことに。兵器でも機械でもないこの子達が自分をしっかりと手に入れなければいけないんです。」
「だから、俺が誰もやらなかった事をやることにしたんですよ。兵姫の皆に名前を、生き方を、個性を手に入れるその時まで一緒にいようと思ったんです。」
0702ほのぼのえっちさん2019/01/15(火) 22:28:29.02ID:BHQI4jTO0
あとは蛇足にしかならない気がするんで終わりにしておきます。

あとは脳内設定をひけらかすだけなので、必要だったら書こうと思います。
0703ほのぼのえっちさん2019/01/16(水) 00:07:45.45ID:???0
おつです
シロちゃんやアイドル部の子達を救っていく馬はかっこいい
兵姫ネタはロマンあってほんとすこ
0704ほのぼのえっちさん2019/01/16(水) 00:38:49.51ID:fr0pT03/0
支部に投下したけどあんま見てもらえなかったので一部の白馬のシーンを

2162年およそ直径200mの複数の隕石が突如現れ世界を襲った、地球到達前に世界はミサイルによる破壊を試み。
成功したがバラバラに散らばった隕石の小片は大気圏を突破し世界中を襲う
世界規模で見ればアメリカの首都ワシントンは完全に崩壊。ヨーロッパ、中国、ロシアも隕石の被害を諸に受け
西と東及び第三世界すらも大きな混乱を呈することになった

その被害から立ち直り復興への道を歩みだそうと大国をを中心に世界中が結託したのもつかの間。
隕石の影響による変異した生物が世界各地で出現、混乱に拍車をかけた

その中で事故により兵器と融合をした人間は生物としても兵器としても隕石により進化した
人類の叡知も及ばないほどのオバーテクノロジーを用し、一部の変異体はその力を用いて破壊活動を行い始める。
その為か変異体に対する差別はネットやテレビを通じて世界中に広がり始め。国によれば過激な行為も厭わずに、無差別に犯罪者のように彼らを扱い殺害、捕獲をはじめ逆に彼らの反抗心を駆り立てる結果となった。

一方日本では太平洋沿。九州南部地方に落下する。鹿児島県鹿児島市内は復興不可能なほどの被害を呈し崩壊した、が逆を言えば首都に落ちなかっただけまだマシだったと言える
変異体の発見情報も見られず世界の混乱とは無関係に被害にあっていない地域は平和な生活を送っていた。


その19年後俺は死んだ。平和だったはずの日本の九州の観光地で変異体に襲れて死んでしまった、後に知ったが日本では兵姫と呼ばれているものらしい。
いるはずのない兵姫達は当たり前のように俺達の日常に居座り破壊を行い、日常を地獄に変える。


走馬灯は走り出し止まることを知らない死にたくない、止まってくれ、いや止まるな心臓はとまらないでいいんだ、ダメだそんな事まで思い出させないでくれいいんだよ!
そう自分の脳に語り掛けると、その要求にこたえるように意識が薄れていく光明が見えない‥どうにか助かりたいと思うのの打つ手が何もない。
地べたから見る空は生きてきた中で一等美しく感じる。

爆音が空からまた一つ響く、薄れていくはずの意識は逆にはっきりとしてくる
以前テレビで学者が言っていた死ぬときは逆に脳の活動は活発になり、それが死後の世界や幻覚を見せる。と、活発になった脳は俺の記憶を、ゆっくりと鮮明に描き始めた
0705ほのぼのえっちさん2019/01/16(水) 00:39:20.99ID:???0
*******



忘れもしないあの日、15歳の頃。世界が終わる事を知ると前日に我が家は最後の晩餐という事で久々に家族三人で外食に赴いた
普段はあまり会話もしないのだがその時ばかりは不思議と、ほこりのまみれ打ち捨てられていたはずの家族としての絆は、世界の危機に差し掛かって復活した。

しかし案の定店は全てしまっていて、街に居るのは絶望にあけくれた人間と暴徒しかいなかった

そんな所にいつまでもいるわけにはいかなかった自分たちは、町を出て遠くへドライブと洒落こんでいた、以外にも渋滞は起こっておらず道路はガラガラだった
世界が終わる前日は皆今流行の完全没入型の仮想世界へと旅立っているのか思えば町に居た暴徒たちは装置を購入することも出来なかった人間たちなのだろう
夜の帳のなかで暗黒に染まった海を死について考えながらただただ唖然と眺めていた。

その最中突如空は大きな光に包まれた。あまりにも眩しい光に目がくらんでいしまい、その時は世界の終わりを確信したが、事実はミサイルで世界が救われた瞬間だった。
携帯でニュースを見ると速報で隕石が爆破されたことを知る、あの光は宇宙から見えた爆破の光だったらしい
俺は柄にもなく明日学校に行けることを誰かに感謝したNASAだとかJAXAだとか当時よくわかってないかったので
思いつく限りの機関や組織に。明日がある事と明日を作ってくれた人間に感謝した、翌日の期末テストなどどうでもよくなりあわよくば混乱に乗じてなくなっているように心の底から願ったりもした
その日は家へ帰ることも出来ないほどの距離を走ってしまった上にホテルもやっていなかったので車の中で人生で一番心の底から安心して眠りについたことを覚えている
翌日の昼頃家へ帰ると隕石の落下により我が家と、我が家の周囲は完全に破壊されていた。
俺たちの住んでいた町に運悪く隕石の小片が衝突し、街から遠く離れたことにより俺たちは運よく奇跡的に助かった
世界が混乱しても日常は続く。意気消沈していた所に早速父親の転勤が決まったとの知らせが飛び込んでくる、家を失った一家は別れを惜しむ間もなく東京へと引っ越すことになった。



***************




東京へと引っ越した後の俺の人生は苦労や不安を抱えながらも順風満帆ともいえる日々を過ごせた
受験をなんとか勝ち抜き、大学に入り、卒業後は大学院に入ることを決め、24歳で卒業。大手企業へ開発研究者として就職した。

自宅と思い出が破壊された事から、今後来る何かから日常を守るための物を開発したいというあいまいな目標を立てて
将来を考えていた16歳の少年は、結果的に公務員として武器開発に携わるために装備庁への就職を決めたのだが、あえなく試験に落ち。結果自分は内定が取れていた滑り止めの企業に入社した。

我ながら適当な人間だとは思うがこのご時世で大手企業に入社出来ただけましだ、両親に心配をかけることも出来ないために就職浪人など出来なかった
夢より安定を取ることは悪い選択ではないと思うし、後悔もなかった
0706ほのぼのえっちさん2019/01/16(水) 00:46:49.48ID:???0
部屋に進むと中は部屋の半分を大きなガラス窓と思われるもので一枚隔てただけのさっぱりとしたものだった

あるとすれば最低限の監視カメラのみで目を引くものとすればガラス窓の向こうにいる厳重に拘束されていたはずの、おおよそ女子高生ぐらいと思われる少女

彼女がちぎったのかバラバラにされた拘束儀を中途半端に纏っている。顔からはとても白い肌が見える、壁に背をもたせかけて俺達が入ってきた事に気づくと目を開けた。

しばらくこちらを見ると又目を閉じる、あまり興味なさげな様子で、どこかうんざりしたような要にもとれる、場の全員が彼女の事を気になっていて、俺も彼女の様相には釘付けになっていた

同僚たちは施設の職員に質問を浴びせかけていたが俺は周りの声が何も聞こえなくなくなるほどに、彼女の姿に魅入られてしまっていた、変に思われるかもしれないけど目を開けた彼女と目が合った瞬間何も考えられなくなった
ガラス窓に近づくと俺の目を彼女もじっと見返してくる職員が俺を制止しようとするがそれを振り払い、窓にぴったりとくっつく

彼女はそれにこたえるかのように立ち上がり、拘束儀をひきずりながらガラスの前に立ってくれた

俺と彼女は向かい合った、この場には彼女と俺しかいないような気さえして、なぜか笑顔が漏れてしまう。彼女もぎこちない笑顔を俺にむけてくれれた、それが嬉しくて仕方なかくてまた笑顔が漏れる

しかし天使のような笑顔は数秒後跡形もなくなってしまっていた。恐ろしく冷たい表情になった彼女は、手をガラス窓越しから俺の手に重ねる
急に恐怖がこみ上げてきた嫌な予感がする彼女の存在がとても恐ろしく思えて同僚に助けを求めようとしたが全員いなくなっていた、なぜさっきまで聞こえなかったのか施設にはブザーが大きく響いている。
逃げ出そうと思うのだが足がまったく動かない、彼女に向き直ると何も言わずにただこちらを青い瞳で覗き返す、口をゆっくりと開くと俺に囁いたガラス越しのはずなのにその囁き声は体の奥底まで響いてきた
彼女の口の動き一つ一つに注視するゆっくりと言葉が精神と肉体に浸透する

「殺してやる」

その言葉を聞いた瞬間ガラス越しから閃光が放たれて、俺の体は粉々に吹き飛んだ。

これで終わりです。白馬というよりはばあちゃるの人間としての出生と、初めての出会いの経緯です
オリジナル要素がすぎるので後は投下しません
0707ほのぼのえっちさん2019/01/16(水) 00:49:38.30ID:???0
>>705
すいません抜けてました次はこれです

そうして順調に研究者としての日々を過ごしていたある日、研究責任者からある計画の事を聞かされた、装備庁直々の命令という事で研究室はざわついた。
当時の日本政府は大学、企業、各研究機関へと研究資金提供を条件に極秘で政府は新型の兵器開発・例の隕石の研究を募集していた。

ここまであからさまにやられると。平和主義を謳った日本も世界の混乱に乗じて世界を股にかける軍事国家へと動き出すのかと研究所内で話題になったが
先輩によると隣国の動きを警戒しての事だそうだ、仮にあの隕石を軍事利用されたら日本は打つ手もなく、オーバーテクノロジーの前では世界を監視する衛星兵器など役に立たないかもしれない。

当時の公務員でもない企業の社員が利益以上に愛国心を謳い働く様子はとても奇異に映った

「新しい抑止力が現れた今。以前の平和はなくなりまた新しく兵器を開発しなければいけなくなった、不幸中の幸いか日本に向けられた衛星兵器は隕石により破壊された、監視するものもなくなり伸び伸びと兵器開発に乗り出せる!今後の日本の国防の肩を担うのは私達だ!」

と残業で頭がやられた研究棟の先輩が言葉を吐き散らす様子を同僚は冷めた面持ちで見ていたが、内心自分は武器開発という計画に関われることに喜びと期待で胸が躍った


俺達に上司からの命令で今後開発に関わる重要な事だと言う事で研究責任者に連れられ、とある施設へ視察へと赴く事となった、施設へと向かう際にはバスに乗り完全に目隠しをされた状態で施設への道のりは分からないようにされていた
施設についた後も目隠しをされたままただひたすらに歩かされたあの時は本当に悪態の一つや二つもつきたかった
ひどい話で事前の説明がほとんどされないままにこの扱いだ。周りからは聞きなれた銃を持った際になるカチャカチャとした物騒な音が聞こえる
しばらく廊下を歩いていると目的地についてようやく目隠しを外された、施設は山奥に位置しているのか廊下の窓からは叢林しか見えない
施設の職員と思われる男が目的の扉の前に立ち自身の目をかざす虹彩認証だろう、ピピっと音が鳴ると扉が開いた
0709ほのぼのえっちさん2019/01/16(水) 01:49:35.53ID:/6aYhRAD0
>>704
支部のタイトルとか教えてくれや
全文読みたい
0712ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 04:26:10.49ID:VVtffi7l0
全肯定馬Pの「いいっすね^〜」が本心かどうかを疑うたまちゃんに面倒くさい彼女みを感じる(小声)
0713ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 06:49:36.07ID:jZnT6sbT0
>>712
正直分かる
0714ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 08:09:04.69ID:???0
ごんごんはそういうの全部生返事だと思ってるしTwitterのリプもすこbotだと不服そうだからもっと面倒だぞ
0715ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 10:32:27.57ID:FAeOh7WZ0
まあごんごんはヤンデレさんだからね、しょうがないね
0716ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 12:49:56.17ID:???0
アイマスssなんかによくある実は馬Pが妻子持ちということを知って、って流れのss欲しいんだけどこのスレ的にあり?
0717ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 13:33:58.61ID:???0
カプスレだから微妙じゃね?実はシロちゃんと結婚しててロッシーちゃんという子ども
がいることをたまちゃんが知って…みたいなVTuber成分を多く含むなら有りかもしれんが
個人的には読みたいから皆良いならいいんじゃね?って感じ
0718ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 14:14:30.52ID:BS+9F7II0
僕はカプ要素があるなら全然良いと思うっすよ
0720ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 16:45:14.53ID:C22MffR50
厳密には馬組と違うけどごんごんが白馬狐組
0721ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 16:48:11.91ID:jZnT6sbT0
最初の方の配信でもちにゃんが馬組って公言してたよ
0722ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 17:06:27.34ID:???0
ふーさんは馬組ではなく白馬組では
なとなとも色んな反応見るに白馬組っぽいけどどうなんだろう
0723ほのぼのえっちさん2019/01/17(木) 17:27:05.85ID:gDyDwA8V0
ピノ様は間違いなく白馬組。お披露目会の反応より
0724ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 00:29:18.09ID:???0
個人的に兵姫は俺的にはアイドル部であってそうじゃないみたいなところあるから、カップリング的には大丈夫なのかな
0725ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 01:26:57.08ID:???0
クラウンボールトがメルト君をいじめるよ俺のラッドが吸われる。つくづくふざけた仕様だなあ
俺の推しキャラいじめんでくれー
0727ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 02:06:17.31ID:cpM3UCzy0
きょういのあずねこ

生徒会活動中にいつも通り眠りについた木曽あずき。
身体の揺れに気づいて目を覚ますと、身体がねこに変わっていた!
プロデューサーのばあちゃるにクロと名づけられながらも、自らの身体を取り戻すべく奮闘するあずねこ。
その影では、2人のエンジニアが暗躍していた.........。
0728ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 02:23:25.99ID:cpM3UCzy0
「やったね!めめめちゃん!この調子だったらあと一週間で完成するよ!」
「まぁめめめは天才ですから!でも本当にいいの?こういうのってちゃんとうまぴーに許可取っておいた方がいいんじゃないかな?」
「大丈夫だって!それにばあちゃる号は私たちに何かない限りぜーんぶOKしてくれるでしょ!それで、あとは何が必要かい?」
「あとは元に戻るプロセスだね、なったままだと色々と心配かけちゃうと思うし、そもそも私たちアイドルだからね。」
「そうだよね、ってメール来ちゃった。はぁ、めめめちゃんあとはよろしくね。牛巻、バイトいってくるね。」
「強く生きてね!りこぴん!.........りこぴんが頑張ってるからめめめも頑張んないとね!」


「なんで!この生徒会は!いつも自由活動なんですか!」
「まあまあなとりちゃんも怒んないで、おこた一緒に入ろう?」
「そうだそうだー。ふーちゃんはもうここから出ないから、なとちゃんミカン取ってきてね。」
「んなー!会長は麻雀してるし!双葉さんは完全にくつろぎモードだし!あずきちゃんに至ってはもう眠っているじゃないですか!」
「あずきちゃんはおこた来てから必ず1番にここに来て1番陽のあたる場所を占領して眠ってるから。」
「しかも、寝たら簡単には起きないから、もちもちし放題。」
「えっ!本当ですか?ちょっと失礼しますね。あったかーい、やわらかーい。」
「落ちたね。」「ミカンは?」「はいどうぞ。」
「あったかいですし、今日は良しとします。あ、これ落とし物です。」
「なにこれ?.........。前衛的な模様してるね。」
「ダサいって言うんだよ。それでこれって一体なんなん?」
「さあ?落っこちてたのを拾っただけですので、ヘタに触りたくないですし。」
「まあいいや、今日はここにおいておこっか。」
0729ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 05:14:03.36ID:sQ/FV1yR0
たまちゃんとうまぴーがまたイチャイチャしてる……なんなん……?
0730ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 05:20:07.05ID:cpM3UCzy0
「今日は皆で帰ろっか。」
「いぎなーし。」「そうですね。」
「あずきちゃんは今日も起きないね。」
「おこた大好きなんだよ。電源切っておいて下さいっていつも頼まれるからまだ寝かせといてあげよ。」
「実は皆さんあずきさんには甘いですよね。」
「だってーかわいいんだよ!普段のミステリアスな雰囲気が、私たちの前だと無防備になってて。」
「あとね、寝ている時は凄い幸せそうで、起こしづらいんだよね。」
「そう!ついつい甘やかしちゃうんだよ。」

「それじゃあ、あずきちゃん先に帰るね。」
「風邪ひかないよーにね。」
「しっかり休んで下さいね。」




「牛巻システムオンライン。対象の構成を変換します。それではゆっくりと養われて下さい。」
0731ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 05:41:25.98ID:cpM3UCzy0
はて、世界の揺れで目を覚ましたと思ったら外は完全なる闇に覆われていました。私のいる空間は大きく揺れ、外では足音が響き渡っています。
zip形式に世界を圧縮されてしまったのでしょうか?あるいはうら若き乙女の誘拐事件でしょうか?音が消えていないのであればこちらからも発信することができるはずです。
大声を出すのは正直苦手なのですが、現状を帰るためには動かなければなりませぬ。息を吸って、
「にゃーーーー」
なんと、私の発声機関からは可愛らしい鳴き声が響くではないですか。これはまさか、ボイスチェンジャーを取り付けられてしまったのでしょうか?
むむむっと考えていると、
「目が覚めましたか?」その声と共に世界に光が満ちてきました。チャックを開けるのを見て、なるほどここはカバンの中なのか。と考えられるようになりました。
嘘です、驚きました。外には馬の顔、それもとてつもなくアップでは誰でもびっくりするとおもいます。あと、身体がねこになっていれば。
急に身体がねこになる原因はまったくわかりません。放射線で特別変異したねこに噛まれたわけでもなく、瞬間移動さきにねこがいたなんて眉唾物だと思います。
けれど、この電脳世界ではアバターで動いているため、何者かが木曽あずきの身体をねこに置き換えたということも考えられるわけです。

電脳世界的現実に現実逃避していたとして、ひとつも状況はかわりません。
ここはひとつプロデューサーの直感に頼ることにしましょう。
「にゃーにゃーにゃー」
私的には木曽あずきです、ねこになりました。なんとかしてくださいというふうに伝えたつもりです。
「どうしたんですか?もしかしてお腹が空いてしまったとかですか?ちょっと待ってくださいね。家にミルクがあったはずなんで。」
やはり、無理ですね。プロデューサーは奇想天外な格好ではありますが、考え方はアイドル部やシロちゃん達の中で圧倒的に真っ当な方です。
こういう時に気づいてくれるのは、ピノちゃんやイオリさんなのですが、あいにく今日は金曜日。土日休みに入ってしまいます。
0732ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 06:01:44.66ID:cpM3UCzy0
2日間ねこの姿が続いてくれることを祈っていくしかない。もしプロデューサーの家から木曽あずきが出てくる姿を目撃されてしまうと、ここまでの私のイメージとプロデューサーの生命に危険が生じてしまいます。
「そういえばなんで生徒会室にねこがいたんですかね?たまたまに聞いてみますか。」
会長!こういう時になんとかしてくれるのがきっと会長なはずです。よかった、今日でなんとかなりそうですね。
「月曜日でいいっすよね。休みの日にも俺と話すのは嫌でしょうし。」
はい、わかってました。


カバンで揺られて、20分。ようやくまともな地面に着くことができました。プロデューサーのプライベート空間という、その道のプロが泣いて喜ぶ場所なのですが、
「さて、ねこ用に使えそうなタオルってありましたっけ?」
なんということでしょう。おこたがないのです。ねことしてはコタツで丸くなり眠るものと相場が決まっているのですが、
「おっと、ねこちゃーん?ミルクですよー。」
ほほう、わたしにミルクを与えるつもりですか。ほどほどに暖かく、しかし、舌をやけどしない位になっていなければ受け付けませんよ。
「人肌?猫肌?くらいにしてあるんでね、冷めないうちに召し上がってください。」
流石、馬の人。動物の気持ちならわかるんですね。美味しく召し上がってしんぜよう。
「はぁーやっぱかわいいっすね。俺もねこ飼おうかな。」
ありがとうございます。ねこ可愛がりしてもいいんですよ。出来れば人の時に。


さて、通じないテレパスほど虚しいものはないです。そこそこいいタオルと床暖房の寝床に引きこもり、どうにかするか考えなくては。
0733ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 06:18:37.51ID:cpM3UCzy0
きょういのあずねこ ふんわりとした解説

エンジニア2人:いったいだれなんだろうね。


生徒会室:生徒会役員のお願いによりコタツと、雀卓と、冷蔵庫が用意されている。
放課後にはアイドル部のたまり場になっている。


あずねこ:全身真っ黒で瞳は紫色。絶対可愛い。


牛巻システム:アイドル部のアバターを動物に変換するシステム。それぞれがどの動物になるかは、牛巻システムの独断できまる。
小動物なら働かないで養ってくれるだろうという考えと可愛がられたい欲望に満ちたシステム


とりあえず終わり。続きはまた書きます。
0734ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 10:01:11.38ID:???0
会長どう考えてもああツイートしたら馬が来るってわかってやってるでしょ…
0735ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 10:57:06.10ID:vigyQkx90
かまちょ会長すき
0736ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 11:59:49.96ID:3ZenGxTu0
たまたまはばあちゃる君を弄るの大好きっすねホントね

>>733
きそきそ視点のSSをここで見るのはとても珍しいんでワクワクしますねこれね
0737ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 12:29:49.83ID:PSZpPVN40
なぜか旅猫リポート思い出した
0738ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 12:42:03.72ID:sQ/FV1yR0
愛が重そう
0739ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 19:06:28.77ID:???0
謎SS 俺は一体何を書いたんだ…?

荘厳な雰囲気に包まれた教会。
一人、礼拝堂の奥、説教台に立つ女性。
金糸の髪がステンドグラスから差し込む光に照らされて、シスターを神秘的なベールで包んでいた。
声が届く。
目の前には馬のような頭部をしたスーツの男性。跪き、祈りを捧げる姿勢で、シスターを見つめていた。

――聞いてください、シスター………

「なんでしょう、お馬さん」

私は、告白しなければいけないことが――

「聞いてよシスターーー!!」
ばたん、と音がして少女が走ってくる。
健康的な茶色の髪を揺らす彼女は、いつも悩みを持ってくる。ささいなことばかりだけれど、それこそがこの世界の安寧を示しているに違いない。シスターはそう感じていた。
「…ええ、聞きましょう」
大仰な振りで話し始める少女。
スーツ姿はいつのまにか見えなくなっていた。
「寝かせたカレーが美味しいって聞いて一晩寝かせたらカビちゃったの!どうしようシスター!」
「カレーは…」
:
「流石シスター!早速今夜試してみようっと!」
「Vのご加護を…」

目を輝かせ、礼拝堂を後にしようとする少女は、ふと振り向いてシスターに声をかけた。
「あ、そうだシスター!あのね…いつも気になっていたんだけど、『Vのご加護』って、どんなものなの?」
「…そうですね、Vというのは私達の概念の一つ、『バーチャル』全体を意味している、という説があります。また、私達〈電脳生命体〉の始祖…マザー、というのも少し違いますが…この世界を最初に構築した方々のことも指しているとか」
「シスターも知らないの?」
ふわりと微笑む。少女には、きっとどんな悩みも答えてくれる、そんな存在に見えているのかもしれない。
「…さて、どうでしょう。私が出来ることはこうして誰かの悩みを聞き、ほんの少しでも力になること。…それぐらいですから」
自分にできること。それはきっと自分がするべきことでもある。この世界で、私は。
「…?分かんないけど、シスター!いつも悩みを聞いてくれてありがとう、ってことですね!それじゃあ、また来ます!」
走り去る少女の背を見送る。
優しい子だ。きっとその笑顔で救われるものが、沢山あるのだろう。
それが彼女のできること。

遠くの扉に背を向けて、ステンドグラスを見上げる。
「悩みを聞くこと、力になること。…それから、『V』の声を聞くことができるのも、シスターである私、だけ」

『シスター』という概念を付与されている私は、シスターとして在り、シスターとして必要なスキルをシステム的に付与されている。
……この世界に『幽霊』は居ない。
0か、1か
それは情報体であり、様々なデータとプログラム、それから司る概念によってのみ姿を保つことができる私達だからこそだ。

ならば、『彼』は、Vなのだろうか?

「途切れ途切れですが、いつか…必ずあなたの告白を聞きましょう、そして赦しましょう………」

―――シスター、

今日はもう、彼の声は聞こえない。
うっすらとしたノイズまみれのスーツ姿すら見えない。
「………Vの、ご加護を」
明日もこうして、世界は在るのだろう。
0744ほのぼのえっちさん2019/01/18(金) 23:04:24.95ID:bTG1r/0i0
ノベライズいいぞ〜
0745ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 05:07:49.34ID:W6eL98nG0
きょういのあずねこ。 ほーむかみんぐ

目覚めたら直っているなんてことも無く、少し暖かくなった時間に身体を起こしました。
ねこになると不便なのは、自分の食事を自分で用意出来ないことでしょうか。何か用意されてないか、ばあちゃるさんの家を探索することにしましょう。

まずは、大きなリビングから。豪邸の様子は動画でみたことがあるのですが、今の姿では正直大きすぎて不便に感じてしまいます。
テーブルの上には、サッカー雑誌が何冊か置いてあるのと、ノートPCが閉じてありました。なんとかPCを使えないかと思いましたが、さすがに人のPCは見てはいけないと思います。
キッチンには自炊の痕跡が残っており、食器類が2セットずつ用意されていることから、やはりこの家で昔シロちゃんと住んでいたのではないかと、邪智してしまいます。

はて、家主は一体どこに言ってしまったのでしょう?今の私にとっての生命線でもある彼は拾った魚に餌をやらない人ではありますが、実際に頂けないのは少々辛いものがあります。
玄関先で待っててやりましょう。決して寂しいというわけではございません。むしろ、この豪邸に住む家主様の方が寂しいと感じるのではないでしょうか?
「にゃーー。にゃ、にゃにゃ。」
餌を強請る動きと声も用意出来ました。はやくかえってきてほしいです。


「ただいま、っとまたせたかな?」
ねこ時間的にものすごく長く感じました。ドアをカリカリしたのは秘密です。
「いくつか猫缶買ってきたから、1番好きなの教えてくださいねー。」
なんと、一人暮らしの忙しい、趣味がサッカー観戦のプロデューサーにとってはねこに高い餌を買い与えるのは余裕なのですか。
酷いこと考えてしまいました。決して悪い意味ではございませんゆえ、しかし猫缶などというものが今の私の口に合うのでしょうか?
「とりあえず、これにしますか。」


おいしかったです。ねこだからというよりもこの缶詰自体がとても美味しいものなのではないでしょうか。気づいたらミルクまで用意されていますし。
「ほんと、かわいいねこっすねー。撫でさせてもらってもいいっすかー?」
そう言いながら、手を頭に乗せてきやがりました。まあ、これくらいなら許してやってもいいでしょう。
「あざーす。黒くてかわいいなー。」
あうあう、撫でられるとなかなか気持ちいいものですね。大きな手の暖かさとこっちを驚かせないように優しくなでられるとつい、気持ちよくなってきます。
「毛並みもよくて、どこの子なんでしょうか?」
あなたの大切なアイドルですよー。ウトウトしてきました。あずきはよく寝るからよく育つねとおばあちゃんによく言われた事を思い出します。
「どうしたんです?急に動き出して。」
「にゃー、にゃ、にゃにゃ」
おばあちゃんには連絡出来てません。3日も家を開けるととても心配かけてしまいます。なんとかしなければいけません。

ばあちゃるさんがリビングで撮り溜めていたサッカーとアイドル部の配信とシロちゃんの動画を纏めて見ている間に、なんとか連絡を取らなければなりません。
幸い、おばあちゃんのメール先は覚えているため、あとは文字を打つことさえ出来ればなんとかなるはずですが。
0746ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 05:23:30.06ID:W6eL98nG0
アイドル部のスタンプを思い出しました。そうです、スタンプ機能なら猫の手でも送れるはずです。そうなったら、私のスマホを見つけられないでしょうか?
ねこに変わる時に持っていたものはその場に置かれるなんてことはないはずです。もしそうなら、ばあちゃるさんが見つけたのはねこと服になるからです。
さすがにそれだったら気づいているはず。すなわち、ねこのからだのどこかに収納されているのではないでしょうか?
そこでようやく、まともに自分の姿を鏡で見ることにしました。実際に認知するのです。
鏡に映るのは、全身真っ黒な小さなねこそのものでした。黒以外の色は瞳の紫と首付近に何かがついています。
首輪、確かにばあちゃるさんは野良として見てはいませんでした。このなんとも形容しがたい色合いの首輪になにかあるはずです。
「にゃーーーー!」
首輪に触れると目の前に服が降ってきました。制服との中にあるスマホを取り出し、心配するおばあちゃんのLINEにおけまる!スタンプを残します。
なんとか最低限の連絡は着きました。あとは、証拠を隠滅しなくては。プロデューサーの家にて制服を脱ぎ捨てていく木曽あずきと言われないためにも。
首輪にもう一度触れると、今度は服が無くなりました。
本当によかったです。
0747ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 05:32:18.81ID:W6eL98nG0
無駄に疲れたのでばあちゃるさんに甘えることにします。
ねことして近づくと、ばあちゃるさんは普段のプロデューサーとしての甘やかし方ではなくなり、なかなかよいものをしてくれます。
隣でアイドル部の映像を見ながら、一緒に笑うなんて普段はとても難しいことなのです。
なにより、プロデューサーとしてアイドル達と二人きりで過ごさないよう、ものすごく気をつかっているのを知っており、構ってちゃんにもなれない私にとって今はとても楽しい時間です。

ねこになってよかったことは、普段一緒に入れない人と長い時間一緒にいれること。知らない一面をこっそり知ることができること。素の感想が聞くことができることですね。
だめなことは、ついつい手が伸びてきて、なでられること。食事は向かい合ってではなく、床で食べるようになること。お風呂に入れないことでしょう。
そうして、ばあちゃるさんにくっついて過ごした土曜日でした。今日の寝床は床よりもふかふかベットで眠りたかったので、ばあちゃるさんの寝ているところに入り込みました。
これもねこの特権ですね。
0749ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 11:23:58.41ID:s7qK8sVQ0
読むだけで口角が急上昇してやばーしやばーし
あずねこ可愛いっすね〜
0750ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 11:54:37.62ID:???0
今後のアニメでも馬は悩みを聞いてもらえないんだろうな〜と思ってて最終話一個前でついにそらちゃんが来なくて
お!?って思ってたらアニメ世界の電脳空間を構築したのが昔のアイちゃんとばあちゃるで
そこから始まる馬が犯した罪とVirtualとBa_tualの違いについての世界観に関わってくるドシリアス回という妄想をした結果(のシス馬でしたという話)(ノンブレス)
0751ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 12:48:39.30ID:TM6yCvxA0
ねこあず超かわいいっすね…
0752ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 13:03:20.66ID:W6eL98nG0
日曜日、朝は布団が冷たくなってきたから目が覚めます。大きな湯たんぽのような男が先に目が覚めたからです。
「にゃーーん」
「おはよう。昨日はこっそり俺の寝ているところに入ってきたなー。あぶないからこっそりはやめてくれよなー。」
撫でるのが加速度的に上手になってきているのか、私が慣れてきているのか。とても気持ちよく、つい喉を鳴らしてしまいました。
「飼い主見つけないといけないか。こんなに可愛いんだから、きっと探しているはずですしね。」
にゃんと、今日は外に出ることになるのでしょうか?
「はい、バックに入っておいて下さいねー。」
いやですね。バックの中は暗くて揺れて恐ろしいのです。そうと決まれば特等席を用意しましょう。
「マジンガー?肩の上に座るって超器用じゃないっすか?」
いいですね、この場所は。普段は見えない高さで周りを見れますし、なにより、動かなくてもいいのがねこのからだにはBESTです。
「まあいいっすか。それじゃあ行きますか!」
「にゃー。」

マスクを外した姿ですが、私はほとんどみたことがありません。プロデューサーの時にはよく外しているらしいのですが、あいにく外に出ていく質ではないのです。
ですので、会長が嬉しそうに今日はうまぴーと話せたなんて言っているのを羨ましいと思っていました。
ねこになってばあちゃるさんの素顔を1番近くで見たのは自分だけである優越感、素の言葉を聞き続けられる特別さ、ねこになって生活するのは悪い事ではないと思います。
「どうしたんです?」
「にゃーん」
いえべつに、少しマーキングをしたまでです。顔を舐められるなんて初めてでしょう?私があなたの初めてを貰えるなんて素晴らしいことではないですか。


「あら、素敵な黒猫しゃんですね。少し抱かせて頂いてもよろしいでしょうか?」
にゃんと、ピノ様に出会うなんて思いませんでした。ほら、ばあちゃるさんが困ってますね。
「あー、大丈夫かな?きっと人懐っこい子なんで、触ってみてくださいよ。」
ガーン。そんな、私との仲は簡単に引き裂かれるものなんですか?
「にゃー、にゃー。」
「ふふふ、申し訳ありません。お願いした立場ですが、やめておきますわ。ねこしゃんが嫌がっているみたいですもの。」
「そうですか?」
「ええ、とっても好かれているんですね!それじゃあごきげんよう。」


「にゃーん。」
「手がかりすら見つからなかったっすねー。」
当然でしょう。元人のねこを探している研究機関などあるはずもないです。そんなことより、早く暖かい家に帰ってぬくぬくしましょう。
「はいはいはい、もしもし!どうしたんですか?めめめめ。」
「うまぴー!あのね、金曜日に落とし物しちゃってて生徒会室に置いてあるって聞いたんだけど、うまぴー知らない?」
「ぜんぜんしらないっすね。一体なにを落としたんですか?」
「えっと、りこぴんと一緒に開発してる新しい機能なんだけど、完成してから見せようと思ってて。」
「わっかりました。明日学校開けたら、色々探してみますね。」
「ありがとううまぴー!」
にゃるほど。どうやら、ねこ化現象の原因がわかってきましたね。生徒会室にあった落とし物が間違えて作動したなんて所でしょう。
ねこ生活も楽しくなってきた所なのですが、私の本業に戻らなければなりませんね。
「にゃーん。」
「どうしたんですかー?お腹すいたんですか?」
今はこの場所を十分堪能しておきましょうか。ほら、もっと撫でて下さい。特別にお腹まで撫でていいですよ。
0753ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 13:21:08.23ID:W6eL98nG0
最後の夜になりそうなので、もっと甘やかされるようにしてみましょう。
例えば、あぐらの上で丸くなってみたりしました。こういうのはねこだからできる特権です。なんとも言えない安心感とゆったりと撫でられる感覚で眠くなってきてしまいます。
そこで今度は、ばあちゃるさんにマーキングを施したいと思います。
頭を撫でる時に、手をずっと舐めてみたり、肩に登って顔を舐めてみたり、ここまでやっておけば、他のねこにはちょっかいをかけられないでしょう。
眠る時なんて、朝言われた通りばあちゃるさんが布団に入って、暖かくなってから飛びこんでいきました。胸の辺りで丸くなり、一緒に眠ること。それはなんて贅沢な眠り方なんでしょう。

そうして、日曜の夜は過ぎていきました。このまま養われていくのもいいなんて、思っていたのは、私の大きな秘密になりそうです。


月曜日、朝早くからプロデューサーとして動き出していました。
「一緒にいきますよー。」
今日も肩の上に乗ろうかと考えましたが、もし風紀委員長に見つかってしまうと後々酷い目にあいそうです。妥協してバックに入らせてもらいましょう。

学校の扉を開けて、一つ一つの教室を確認して回っています。プロデューサーのばあちゃるさんは学校のことはなるべく私たちに任せて下さっています。
今日はきっと、めめめちゃんの落とし物を探すために色々みてまわっているのでしょうね。
「にゃー、にゃー。」
「どうしたっすか?ああ、ここまでで大丈夫なんですね。」
それを背景にあずねこは飛び出していきますか。ありがとう、ばあちゃるさん。あずねこはあなたと過ごした2日間を決して忘れません。
生徒会室で今回の騒動の元凶を待つことにしましょうか。
0754ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 13:45:36.09ID:W6eL98nG0
「んがー!やっぱりないー!」
「やばいよ、もし誰かがこれを使っていたら直せなくて絶対困っているって!」
「やっぱりやめておけばよかったー。」
「ダメだよめめめちゃん。これが完成すれば私たちの悲願が達成出来るんだよ!」
「でもー。」
やっていますね。しかし、めめめさんだけだと思っていたのですが、りこさんもいらっしゃるとは。
「にゃー。」
「誰?ってかわいいーーこのねこ初めて見たよ!」
「たぬきほどじゃないけどかわいいね!ってりこぴん首輪みて!」
「えー?変な首輪だけどってこの子だー!」
「ちょっと待ってね。今すぐ元に戻すから。」
「牛巻システムオフライン。よい時間を過ごせましたか?」

「はぁい。」
「あずきちゃんー!」「あずきち!」
「本当にごめんね!びっくりしたでしょ。」
「大丈夫だった?寒くなかった?」
「ああああ、揺らさないで下さい。」
「でも、私たちのせいでこんな目にあったんだよ!本当にごめんね!」
「いえ、まあ許しましょう。ねこになるなんてなかなか出来ない体験でしたからね。それで、一体何故こんなものを作ったんですか?」
「それはね!めめめはシロちゃんに動物だったらー可愛がってくれるかなーって。」
「牛巻は仕事しないで他の誰かに養ってもらいたくて。2人で結託してこっそり完成させようとしてたんだけど。」
「元に戻る機構ができる前に、めめめ落としちゃって。昨日の昼頃にデバイスがないのに気づいて探してたんだ!」
「はあ。」
「それで、あずきちはどこにいたの?危ない目に会わなかった?」
「いえ、まあ、こっそり暮らしてましたよ。」
「ならよかった!」


はてさて、これにて一件落着ですね。私は今日はおばあちゃんに会いに家にもう帰ってしまいましょうか?
「おはようございまふぅぅぅ!めめめめ、りこぴん、きそきそ、今日は早いっすね!」
「おはようばあちゃる号。」
「おはようプロデューサー、そうだ落とし物見つかったよ!」
「それはよかったっすね!ってきそきそどうしたんです?」
「いえ、お褒めの言葉をより頂こうかと。」
「まったくきそきそは不思議ちゃんですねー!今日は早起きできるなんてやっぱり凄いっすね!」
そう言って頭に手を乗せてきます。手袋が邪魔なのでとってしまいましょう。
「どうしたんですか?」
「いえ、もっと撫でて下さい。」
撫でられながら、手にマーキングとして舐めていきます。ペロペロ。
「きそきそー?本当にどうしたんですかー?」
「あずきちゃん?」「あずきち?」
ふと、周りを見るとそこには困惑顔の2人がいます?


「にゃーーー!忘れてください!」
「あっ、きそきそ!今日の学校はどうするんですか?」
「もう無理です、今日はおばあちゃんとゆっくりしてきます。」
「OKです、なとなとにはばあちゃるくんからなんとか言っておきますからねー!」

「なるほどね、あずきちってあんなに可愛い顔するんだね!」
「りこぴん、やっぱりちゃんと謝っておこうね。」
0755ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 13:55:10.81ID:W6eL98nG0
終わり!

猫缶:電脳ペット用の課金アイテムのようなもの。良いもの食べさせてより仲良くなろう。

同時視聴:なるべく全員の動画を見るために始めた苦肉の策。慣れれば3窓までいける。

首輪:ねこと人でデータ量が異なるため、首輪の中にデータを保存している。なんともいえないダサさ。

好感度:猫缶ブーストと不安な気持ちとの兼ね合いで跳ね上がっていきました。あとは、あずきちの性格的に二人きりで甘えられる方がよかったり。


半猫化あずきちに色んな所を舐められたい人生でした。
0756ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 14:01:22.92ID:TM6yCvxA0
めっちゃ良かったです…あずねこ最高だった…
0758ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 18:07:27.30ID:???0
戦争で幾人もの人間と兵姫が死んだ。
悪は裁かれ、地獄へ落ちる、善はもまた然り。時代の移り変わりにより、古い体制の裁きは大幅に改正され。
生きた時代、生きた世界による罪や価値観から精巧な判断が魂に下されて、あの世へ振り分けられる。
時には判断する側の良心からそれを無視し行われもした。地獄の体制は以前より明らかに整合性に富み、合理的で正しいものとなった。
しかしいくら制度を整えようが、人は増えるしどちらかと言えば人間は悪寄りであり、愚かである、それは私の存在が如実に裏付けている
地獄はパンク寸前で今にも亡者があふれかえり、罪人を裁く鬼たちは上司にストライキを起こす。特に地獄に落ちた兵姫と呼ばれる人ともつかない亡者が、暴れて手に負えない
もはや限界だ。あふれ出した亡者はこの世によみがえり、地に足をつけ動き始める、復活した彼らは歓喜の声を上げるのか、それとも嘆き悲しむのか。
行く当てのない感情を抱えた彼らは感情の蠢くままに、人間たちを襲い始める…_____さらば地獄のゾンビ―デイズ_____三月九日全国劇場公開予定
「何ですかこれ…」
そのおどろおどろし気な死人が描かれた映画のパンフレットを机に放り投げる。その風圧で机からは積もりに積もった埃が舞った
「さっきそれ見つけたんすよねもしかしたらごんごんの映画好きはそれが由来じゃないっすかねはいはいはい」
馬のマスクが薄暗い部屋で揺れる、本棚を探り回る彼は私が投げたパンフレットをちらっとみるとまた、本棚に視線を移した。
金剛さんに映画趣味なんてあったかなと、頭を巡らす。少し考えてどうでもいい事だなと思うと、その考えを全部忘れて頭から吐き捨てた。
以前より人に興味がなくなっていることに驚きしかない、いや元々こうだったか、少しの間だけ他人の背中を見ていたせいか。自分が自分のような気がしない
「だめっすね…過去の記録媒体は見つからない」
彼はそういうと腰に手をあてて部屋を見渡す。暇をしていた私達はその空虚な時間を潰すために、本以外の何か娯楽を探していたのだが何も見つけられなかった。収穫はこのパンフレットだけである
彼が諦めたのを確認すると私は立ち上がり、部屋から出た。廊下は歩き外を目指す、彼は数冊の本を抱えて私の後ろをとぼとぼ歩いている。
窓からは明るい光が漏れ出し、床を窓のカタチに影が浮き出ている、しんと静まり返った施設はまるで古代の遺跡のようだ。玄関へ出ると私達は外の地面を一歩踏みしめた
 よく整備された砂利道を歩く、左右からは熱帯植物が茂り、ほどよく見栄えをよくしていて歩いていて心地がいい、動物の声は聞こえはしないが
今にも聞こえてきそうな雰囲気がする。しばらく歩くと。道が開け砂浜が見えてくる。海が視界に満遍なく広がり、碧瑠璃の海は太陽の光を受けて宝石のように燦然と輝く。
ポツンと置かれた、椅子と机に私は座り込むと、彼もその隣に座り。机に本を置くとペラペラと捲り始めた。
0759ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 18:08:21.66ID:???0
「そのマスクで読めるんですか?」
「読めますよ」
「うそですよねそれ…」
「嘘じゃないですってなとなとも被ってみてくださいよ」
しばらく問答を続けると、私は空を見上げた。とても青い、雲ひとつないその空はこの世界を楽園たらしめているようだ。こんなところ電脳世界に居た彼女は行ったことがないだろう
 私達はこの楽園から数メートル先にある理想郷からい追い出された.
エデンにより兵姫となり、戦争という地獄に身を投じ亡者として、暴れまわった私達はようやく、エデンにより楽園へと到達した、その矢先のこれである。
ここに来る前から前兆はあった。八重沢なとり…に取りつく亡霊だった私は、視界の暗転現象に度々襲われていた。それが起こると視界は暗転し何も見えなくなり
精神は打ち捨てられたように何処かに飛ばされる。ただ私だけがそれを認識している。その時は何が何だか分からなかったが。今こうやってそれの正体を掴めた
電脳世界へとアクセスする装置が何かしらのエラーを起こし、とうとう名取だけを目覚めさせてしまった。
それだけだったらまたログインすればよかったのだが、そうはいかなかった。私は電脳世界へのアクセス権限を永久に失い。
もう二度と彼女らと出会う事は相叶わなず私は孤独と閉塞感で死にそうになっていた。
しかし幸運な事に私が孤独から救われたのは、この世界へと戻ったのが私だけではなかったことだ。
まるで誰かが用意したかのように、彼の人格がコピーされた人工知能搭載のロボットがタイミングよく目覚めた。
彼も何が起こったのか分からないといった様子で、キョロキョロと周りを見回し、私を確認すると、丁度そばに置いてあったコンピューターを起動させ
今の状況を検めようとしていた。そして私達の権限が亡くなったことはその時知った
しかしそれだけならまだよかったのだ。私達の混乱に拍車をかけるようにまた恐ろしい事実が容赦なく襲いかかってきた。
0760ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 18:09:18.38ID:P+tDA6MV0
またさげてしまった…すいません
とりあえず序文はこのくらいです
0761ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 18:10:41.75ID:P+tDA6MV0
エデンにより楽園とではなく理想郷ですね 、ミスです
0763ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 22:26:02.99ID:???0
試行錯誤を重ねても、私達が戻れないという事実は変わりはしない。私達は一つの世界の法則を捻じ曲げるほどの権限も力ももちあわせてはいない。
ただただ以前の仲間たちが装置に接続され、眠るその場所で打ちひしがれるほかなかった。
そんな時ふとコンピューターの時刻表を見てみると、時計はちょうど五時を示していた。ここがどこかはあまり覚えてないが日本からそう遠くないところだったような気がする。
時差はあまりない、しかし…残酷にも私達自身の時差ボケは深刻なものだった。戦争が終結し、電脳世界へと眠ったのは2183年、しかし画面は3883年という数字を示していた。
つまり1700年もの時が流れていたという事になる。浦島太郎。リップバンウィンクル…玉手箱もなければ、妖精からもらった酒もない。
その時の代償を埋めるものも私達は持ち合わせてはいない。年も取らず肉体も傷ついてすらいない、死ぬことが出来るのか…一体兵姫はいつまで生きる。
それは呪いだ、生き続ける呪い。不老不死という呪い。私達は未来が闇に包まれていくのを感じずにはいられなかった。
ふと気づくと、無意識に外へと足を踏み出していた、久しぶりに見た外の世界は、当然だが電脳世界とさほど変わらない
よく整備された無機質な設備周辺はまるで、私達を隔離する箱庭のようだった。絶望的な気分を紛らわせるために上を見上げる。太陽がリアルに私の肉体を突き刺すのを感じた。

不可抗力的に二人だけの生活が始まった。生活と言っても果たしてこれが生活と言えるのだろうか。
生きて活動するから生活というのだろう、私は生きてるといえるのか?
死ぬからこそ、生きるというのだろう、食べるから生きるというのだろう、私は排泄もしなければ食べることも必要としない。
私は死にながら活動している、それはいわば死活。むしろロボットの体を駆使して活動するばあちゃるさんこそ、生きている。
電脳世界に来る前はこんな事考えもしなかったことだ、人間に染まり人間に影響を受けた私はしばらくはこんなくだらない事に頭を使っていた
しかしすぐにどうでもよくなった。私は人間じゃない兵姫だ。兵姫は兵姫として生きろ。以前の感覚がよみがえると驚くほど、混乱した頭は冷静になっていった。
 島は特に何もない、動くものと言えば私達以外おらず、とても静かである。ここがどういった施設だったかは私は知らない
ばあちゃるさんに聞いたが口を割らなかったし、私にとってもたいして重要な事でもなかった。
人間だとかそうじゃないとか散々言ってきたが、ここは人間が住める場所ではない
電気を供給する施設は存在するのだが、食えるものも、飲むものも存在しない。兵姫じゃなかったら間違いなく死んでいただろう。
食うにも飲むにも困らなければ、後に残るのは莫大な時間、幸いこの島には大量に本が存在している
娯楽小説、純文学、古典、新書、SF、ライトノベル。様々なものが一つの蔵所に置かれていた
ただ本を読むだけといのも時間の無駄だなと感じた私達は、電脳世界に来る前打ち捨てた兵器を引っ張り出した。
驚いたことに彼らもサビ一つなくちゃんと残っていた、不思議と懐かしくその合理性を追求し
エデンにより進化した複雑極まったその姿を見ると自然に腕にはめ込んでいた自分がいた。
兵器に存在するエデンと、私の中に存在するエデンが、触手を伸ばし絡み合うと、私にとって兵器が体の一部であること
自身が兵姫であることを改めて自覚させられた。懐かしい感覚だ、ばあちゃるさんと二人で浜辺にでると私は海に向かい兵器を打ち放った
時に電脳世界の様子をコンピューターの画面越しに眺める、八重沢なとりは実態をもちしっかりとアイドル部として活動している。
私とはよく似ているが、どこか違う私を眺めるとは妙な気分だ、ばあちゃるさんも言っていたが、私は日にちがたつにつれ私自身を思い出してきた。
耳に残った声も一つ一つ遠くなっていく。さらば電脳世界
0764ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 22:27:20.32ID:???0
そうした日々を過ごすうちに私達は、今に至る。この生活に不満があるわけではない、しかし私。いや私達はこの世界があることを
この目の前に広がる海を見るたびに思う、私達にこの世界は狭すぎる、というより1700年後の世界を見てみたいというのが一つの本音でもあるが。
そのことをばあちゃるさんに告げると彼は、思いのほか積極的に私の案を受け入れてくれた。しかし本音は彼自身はあまりここを離れたくはないようだった
「ばあちゃるさん…ここ離れたくないでしょ」
「いやあ…そんなことないですよそれにばあちゃるくんが行かないっていったってなとなとはいくつもりじゃないすか」
「まあそうですね」
「…そうまあ懸念というかそういうのがないっていったら嘘になりますけどばあちゃる君的にはなとなとの側に居たいというのが本音ですねーはいはいはい」
「…無理しなくていいですよあの娘達と離れたくないんでしょ?」
彼は頭をかく、図星を突かれて困っているようだ。
「まあ…ばあちゃる君も原因がまったく分からないんですけどあの娘達もそれが起こる可能性はない訳で」
「大丈夫ですよ…多分私がこれだからあの人達も大丈夫でしょう」
「……まあそうですねうんうんはいはいはいあんま悩んでも仕方ないっすからねどうせここにいても何かあるわけじゃありませんし」
「弱気になってるばあちゃるさんなんてらしくないですよ」
「強気ななとなともらしくないっすけどねまったくおんなじ匂いとかしない」
「お互い様ですよ私も鉄の匂いはしません」
私達はこの島を出発する事にした。ばあちゃるさんは兵姫ではないがエデンは搭載されているらしい。海を渡るには私が彼を抱えていく事となった。
0765ほのぼのえっちさん2019/01/19(土) 22:32:55.79ID:???0
これでいったん区切りです。
あんまりながくならないと思います、稲馬っぽくはならないかもですがイチャイチャは入れたい
0766ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 03:35:21.88ID:zs3CX/ZQ0
あずねこ りたーんず


「出来たよあずきち!自由にねこと人とを切り替えられる機能が!」
「わぁい、なんて言うと思ったんですか?」
「つれないなーあずきちは。ばあちゃる号にあんなに懐いていたのにー。」
「そうですけど、普段は王子様みたいに振る舞う癖に、少女趣味な牛巻さんはばあちゃるさんにひたすら甘えていましたよね。」
「あずき様、なにゆえ私の見た夢を知っておられるのでしょうか?」
「まぁ、やられたらやり返す信条なので。」
「どうか!他の子には言わないで!牛巻かわいい女の子の前ではいい格好しいなの!」
「いいですよ、そのデバイスにある監視システムを外して渡してくれれば。」
「あっ、結局使うんだね。」


木曽あずき:前回の騒動から1週間。プロデューサーにご褒美としてなでなでを要求したり、二人きりだとベッタリになる以外の後遺症はなくなったが、マーキングが薄くなってきたのでまたしたくなったらしい。
元々、甘えたがりだったのだがプロデューサーに頼むのはどうかと弁えていたが、ねこになった際の経験で枷が外れたらしい。しかし、人前で甘えるのは苦手なので、誰にも邪魔されないばあちゃるの自宅にお邪魔しようとする。


ばあちゃる:頑張り屋のきそきそが自分にお願いしてくれるようになり喜ぶ反面、頭撫でたりくっついたりしてもいいのか考え中だったりする。
あずねこときそきその繋がりにはなんとなく気づいてはいるが、わざわざ確認することでもなく、言われてから考えるつもり。
最近、ねこを飼うか本気で迷っている。
0767ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 03:48:19.18ID:zs3CX/ZQ0
はぁい。金曜日の夜、生徒会室のコタツで待ち合わせ中です。今回のデバイスには、ねこになるのと、人になるのが自由に切り替えられるようになり、とても気が楽になりました。
ばあちゃるさんに人として甘えるのもいいものですが、やはりここはねことして撫で回されるのがいいのです。
なにより、周りの事を気にせずにひたすら甘えられるのは天国のようなものですからね。
「はいはい、お久しぶりですねー。それじゃあ今日から2日間よろしくですね。」
「にゃーん。」

今回は車の助手席で丸くなって見ておきましょう。私からのお願いで、ねこを預かってほしいという体で潜り込む訳ですから、ねこの私にも名前をつけておきました。

「ばあちゃるさん、今週末にねこさんを預かって貰えないでしょうか?」
「ねこっすか?もしかして先週みかけた、黒猫ちゃんですかね?」
「そうです、私が飼う猫なのであずねこと名付けました。そのねこ、ばあちゃるさんにすっごく懐いてるみたいで。」
「あずねこっていうんですね.........。いいっすよ!ねこと一緒にいるのってなかなかいいものですしね!いやーまた会えるなんて嬉しいっすねー!」

そんなこんなでまたばあちゃるさんの自宅でゆっくり過ごしていけるわけなのでして、牛巻さんにも感謝しておきましょう。
0768ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 07:07:12.10ID:x/PBF7gI0
あずねこ良いな
0770ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 10:05:57.17ID:zs3CX/ZQ0
無事、わが家のようなものに帰宅完了です。それからようやく定位置に着くことにしますか。
「ただいま。おっと、着くなり早々飛びついて来るなんて本当にかわいいなーこいつー。」
「にゃー。」
はぁい。あずねこの居場所は飼い主の腕の中と決まっておりますゆえ、さぁ存分に可愛かってくれたまえ。
「あずねこは甘えんぼっすね。」
なでなでも上手くなりましたね。人の時に何回か気持ちいい撫で方を教えた甲斐があります。して、お返しにこちらもマーキングしましょう。ぺろぺろ。おっと、ゴムっぽい。
「マスク外し忘れてましたね。はいこれでいいですか?」
完璧です。顔全体を舐めてから、今度は唇に集中して舐めておきます。ぐへへ、初めてのキスはねこにとられてもらいますね。
「よしよし、すきにしていいっすからねー。」


さて、今回はおばあちゃんに人になってから連絡できますね。土日は友達の家に泊まります、とこれで大丈夫でしょう。
おや?牛巻さんからのメッセージですか。なになに、注意事項って最初に教えておいてほしいのですが、
「あずねこーはいりますよー?」
おっと、ねこに戻らなければ。さすがに人の姿は見られては困りますからね。シュバっと変身しましょうか。
「にゃーん?」
「はいはいはい、ご飯の用意が出来ましたよ?あれ、きそきそじゃないっすか?いや、あずねこですかね?」
牛巻ぃ!大事なことならちゃんと先に説明しておいて下さい!急いで変身したらなんと、人の姿にねこみみとしっぽが生えて止まりやがりました。そのくせねこの声しか出すことが出来ません。
「にゃーん、にゃーん、にゃ、にゃ、にゃ。」
「いやこれ、完全にきそきそですよね?うーんきそきそならこういうことしますよね。ほーらあずねこちゃん!驚かせて申し訳ないっすね。一緒にご飯食べますよー。」
セーフ!今までの行いが実を結びました。それにしても私、こんな変なことするって思われていたんですね。
0771ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 10:16:56.94ID:zs3CX/ZQ0
床に置かれてた食事は今回はテーブルに置いてありました。ばあちゃるさんはコンビニ弁当で、私には高級な猫缶です。
ねこの時の不安点が1つ解消された形になりました。誰かと暮らすなら食事は一緒のテーブルで一緒に食べたいものですよね。
「それじゃあいただきます。」
「にゃーん。」
皿に盛られた猫缶はテーブルの上だとなかなか食べづらいものです。ゆっくり食べていると、
「あずねこちゃんはこんな格好になるなんて初めてですもんね。はい、あーん。」
「にゃーん。」
これはいいものです。甲斐甲斐しく口に運んで貰いながら、なんとか食べ終えると、今度は口と手を拭いてくれました。
「これでよし。それじゃあ今日は寝ますか。」
いい事考えました。ねこなら布団に潜り込んでも、くっついていても問題ないのでは?
「あれ、今日も布団に入ってくるんすか?まあ、いいっすか、おやすみなさい。」
こうして、金曜日の夜は2人抱きあって眠ることになりました。ばあちゃるさんはほとんど何も思っていないのはちょっと自分の魅力に自信をなくしますが。
0772ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 10:26:04.21ID:zs3CX/ZQ0
一区切りします。

牛巻の夢:一緒の会社で働いて、同じ電車で、同じ家に帰って、一緒にご飯を食べて、同じ布団で寝る。起きたらご飯を当番性で作り、美味しく食べたら、また一緒に会社に行く。
あずきちが見せた夢は恋人に求める理想だったり夢だったりする。そのため、牛巻は現状を二人で暮らせば良いものになると信じていたりする。

注意事項:変身は3時間以上間を開けておくこと。身体を変化させるため、どのような結果になるか分からないので、何度も変身しないようにすること。

あずねこ:アイドル姿にねこみみとしっぽが生えた様子。誰か書いて欲しい
0773ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 10:55:04.37ID:r6I0uhMm0
くっそニヤニヤする
0774ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 14:27:17.32ID:9tzNN6rc0
数分で再投稿したのに目ざとく見てるたまたまえぐー!
いやホント反応早いな……偶然かもしれないけど

>>772
いやーあずねこシリーズほんとたまらない一品ですねこれね
その調子でドンドン書いちゃってくださいねハイハイハイハイ
0777ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 21:48:46.14ID:9tzNN6rc0
バーチャル新年会、いろいろあったけどとりあえず1つ挙げさせてもらうなら
ジェスチャーゲームで馬が「ひなひなオタ芸上手いっすね〜」と誉めてひなひなが「ありがとー」って嬉しそうに返すところすこここ
0778ほのぼのえっちさん2019/01/20(日) 22:03:12.45ID:???0
たまちゃんが馬の復活日答えれなくて結構悔しがってたのすこ
0779ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 00:52:24.09ID:yxGV6qGJ0
どんなにかわいい子が周りにいても世界一かわいいと言うのはシロちゃんに対してだけなのが本当にそういうとこやぞ
0780ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 01:18:45.55ID:rB1zQkj90
不思議なゆめを見ました。
素顔のばあちゃるさんはひたすらねこを可愛がっています。そのねこは真っ白でとても美しく、ばあちゃるさんが構うと嫌そうに振る舞うくせに、私たちを見ては勝ち誇った顔をしています。
ふと隣を見ると、アイドル部の皆もそれを羨ましげに眺めていました。ですが、誰一人としてそのねこを嫌いな人なんていません。むしろ、そのねこが1番好きだといえるでしょう。
ばあちゃるさんとしろねこが暮らしているのをずっと見続けるそんな不思議な夢でした。


起床して、目の前からいなくなっているばあちゃるさんを探しに、身体はねこに戻っていました。あのゆめが私を不安にさせている事を理解しています。
今は私を見てくれていますがもし本当にねこを飼うことにしたら、どうするのでしょう?
あの人はきっとしろねこを選ぶでしょう。それこそが当然の選択として。そこにどんなねこがいようとも。
だから、今のうちにマーキングをしなければなりません。あずねこを決して忘れさせない為にも。
0781ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 01:36:59.16ID:rB1zQkj90
ばあちゃるさんはリビングにいました。朝食を作る姿は先週は見られなかった光景で後ろ姿といい匂いが食欲をそそります。
「起きましたか?それじゃあ朝食にしましょうか。」
テーブルの上に2人前の食事を用意して、ばあちゃるさんはミステリーの謎を解くように私に話しかけました。
「あずねこ、いや本当はきそきそですよね。ご飯を食べるんだったらちゃんと人の姿で人のご飯を食べた方がいいっすよ。」
「にゃ!。」


「先週、おばあちゃんからきそきそが変な連絡だけして帰って来ないっていってましてね。それくらいならきっと大丈夫だろうと思っていたんですよ。実際月曜日には家に顔を出したみたいですし。」
「月曜日にきそきそと出会った時にめめめめとりこぴんが一緒にいましたよね。3人一緒にいるのは少し珍しいのかな?とは思いましたが、きっと何か作っているのではないかなーなんて考えてたんですよ。」
「それで、きそきそが俺に対する態度が変わったのと何か関係があるのかなって思ってめめめめに聞いてみたんですよ。何か新しいことしているんですか?って」
「色々教えてくれましたよ。りこぴんが誰かに養われてほしいから、めめめめがシロちゃんに可愛がってほしいから作り上げた動物化デバイスについてのことを。」

「にゃーん。にゃーん。」
そうですこの人は普段おちゃらけているように見えて私たちのことを深く観察し、何かあった時には必ず姿を現す人なのです。
人の事にはものすごく敏感な彼が分からないのが、彼への感情と悪意を持って振る舞う人間についてのことで、私の企みはおそらく最初から気づいていたのでしょう。
「もういいですよ。観念しました。」
「本当にきそきそだったんすね。半分冗談みたいなものでしたのに。」
「いえ、そこまで言われたら出ていかない訳にはいきません。さあばあちゃるさん、私になにをさせるつもりなのですか?」
0782ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 01:48:53.45ID:rB1zQkj90
「それじゃあ朝食をとりましょうか!そのあとはあずねこのすきにしていいっすよ。」
「はぁ?ああそういうことですね。人とねこプレイしたいなんて酷い男ですね。」
「ちょいちょいちょいちょーい!あずねこちゃんはあたりが強いっすね!」

今日明日はあずねことして扱ってくれるらしいです。ばあちゃるさんは私たちのお願いなら大抵何でも許可してくれますからね。
そう、これが最後のあずねことばあちゃるとしての関係になるはずです。次はきっと木曽あずきとして向き合わないといけないということなのでしょう。

「朝食いただきますね。なんですか?この朝食は。朝はご飯ではないのですか?」
「ハムエッグサンド返して貰ってもいいですか?」
「なんでもないです。ばあちゃるさんは会長と違って料理はお上手なんですね。」
「まあ、一人暮らしになってからは、無駄に凝った料理作れないんですけど、こういうホテルの朝食に憧れてたことがあったので。」
「ほへー、美味しいですね。飲み物が紅茶なのもよいですね。」
「砂糖は入れすぎてはダメですよ。きそきそがコーヒー嫌いっていうのは知ってますから。」
0783ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 02:02:23.35ID:rB1zQkj90
おなかいっぱいになりました。こうなったらお昼寝を所望します。寝床は膝の上でもいいでしょうか?
「膝枕って、あずねこは甘えたがりだね。」
「ねこですゆえ、鬱陶しくならない程度に、かといって寂しくさせないように構って下さいね。」
「はいはい。ゆっくりおやすみ。」
なでなでは人に対してもより上手になってきました。ですが、これは私のハードルが下がっていることが原因でしょう。
髪をなで、ふと手で遊び、雑誌を読み進め、また髪を撫でる。
「今のばあちゃるさんは凄い絵になるんじゃないですか?」
「マスク付けてたら完全、悪役になりますね。」
二人きりで話す時にはプロデューサーとしての姿も、Vtuberとしての姿もほとんど見ることがなくなったのは、今ここが自宅でねこを相手にしているからなのです。

「うりうり、寝ないで遊びましょ。」
「本当に自由っすね。何しますか?俺の家にはそんな色々ある訳じゃないですよ。」
「ふむ、そうですね。日向ぼっこはいかがでしょうか?ねこでなくても気持ちいいものですよ。」
「そうしますか。ちょっとソファーを動かしますね。」
太陽を浴びるようにセットされたソファー。その真ん中に座らせます。
「ばあちゃるさんの話を聞かせてもらいましょう。」
0784ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 02:15:57.18ID:rB1zQkj90
「俺の話っていってもそうそう何か凄い出来事があった訳ではないですよ。」
「なら、ばあちゃるさんがばあちゃるになった時の話をして下さい。」
「いいっすけど、つまんないと思いますよ。」

「きっかけは単純なことですよ。アップランドは何か新しい事業を始めようとしていた。その会議にキズナアイを持ち込んだのが俺ってだけです。」
「ほほー。ばあちゃるさんはいつも伸びる人を見つけていますね。」
「まあ、それでも自社で始めようってなったはいいんですが、言い出しっぺの法則ですね。世界初男性バーチャルユーチューバーという肩書きのため、とりあえず俺が出来上がりました。」
「それで、どうなったんですか?」
「これでおしまいっすよ。後はシロちゃんと出会った話っすね。」
やっぱり名前が出てきますね。ばあちゃるとシロちゃんは切っても切れない関係ですゆえ。
「ちょっと近くないっすか?」
「いえ、全然近くないですよ。ねこなら隣ではなく膝の上にいきますので。」

「シロちゃんに出会ったのは俺がばあちゃるになる前からですね。へいき?を作っていた企業に殴り込みして電脳世界を守っていた時期っすね。」
「殴り込みの話が聞きたくなってきたんですけど。」
「簡単っすよ。瞬間移動して分身して押しつぶして終了っす。それで、シロちゃんを見つけたんですけど。」
「けど?」
「ねこみたいなものでしてね。俺にもなかなか懐いてくれなくて、一緒にご飯食べたり、色んな街並みを散歩したり、本だったりアニメだったりを見せてあげたり。」
「ふーん。そうなんですね。」
「ゆっくりと仲良くなっていたら、シロちゃんがアイドルのアニメを見てですね。こうなりたいって言ったんですよ。」
「だから、シロちゃんがトップアイドルになるまで俺が支えて上げなくてはと思っていたんですがね。」
0785ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 02:31:52.01ID:rB1zQkj90
ねこみたいと仰っていたので、本物ねこがマーキングしておきましょう。顔を舐めまわして、身体に擦り付けておけばよいでしょう。
「なにやってんすか?」
「マーキングですゆえ、何も気にせず話を続けて下さい。ああ、顔を舐めるのはやめて首にしておきますね。」
「色々大丈夫です?ちょっとたかが外れてません?」
「ねこですので、なにももんだいないです。」

「それで、シロちゃんと二人三脚でやってきたんですけど、やっぱりシロちゃんはハイスペックでしたね。俺はシロちゃんを支えるつもりでいたのにもうシロちゃんは1人でなんでも出来ちゃうんですよ。」
ばあちゃるさんの勘違いではあると思うんですけどね。ばあちゃるさんがいるから頑張れる、シロさんも誰かのために頑張る人ですので。
「にゃーん。と思います。」
「でも、最近はアイドル部の子がどんどん成長してくれているのでね。俺はプロデューサーとして皆の願いを叶えていきたいかな、と思います。」
「はいはいはい、まねはやめてほしいんですねーはいはいはい。」
「あれ、マーキングおしまいですか?」
「ええ、もういいでしょう。これで他の子にとられる心配はなくなりました。」
「そうっすか?あ、そうそうねこといえば俺も本気でねこを飼おうと思ったんですけど。」
「やっぱりマーキング終わってませんでした。」
「全身舐めるのはさすがにアイドルとしてどうかと思いますよ!」
「なんでも聞くんですよね?なら服脱いで下さい。二度と舐めた考え出来ないようにあずねこ中毒にしてやります。」


すっきりしました。気づけばお昼時を軽く過ぎ、おやつの時間とも言えるようになっています。
「それで、あずねこさえよければ一緒にご飯を作りませんか?」
「ほうほうほう、このねこのてが借りたいのですね!」
私のあふれる料理ぢからを見せる時です。もう何も怖くない、と思います。
「お鍋にでもしましょうか。そんなに沢山食べる子ではないですからね。」
「たまには鍋ですね。切って、タレを入れて後は放置するだけですし、会長でも出来ますよ。」
「そんなこといっては駄目ですよ。会長は鍋が吹きこぼれるまで麻雀してますから。」
0786ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 02:51:31.58ID:rB1zQkj90
ねこのてを借りるというより、具材を切る時のねこのてでしたね。ひたすら私が具材を切り、ばあちゃるさんが味付けを担当してくれました。
「普通逆じゃないですか?」
「いいんですよ。こんな感じで。」
隣合って家事をするのは、牛巻さんの夢の中でもあったシチュエーションです。なかなかいいものですね。言うつもりも教えるつもりもないですが。
「後は大丈夫ですね。あずねこは待っててください。」
「にゃーん。です。」


「というわけで、今日は野菜たっぷり味噌鍋にしました。」
「わぁ。すごいすごい。と思います。」
朝食と違い、二人隣合わせでご飯を食べましょう。いえいえ、私は気にしませんので。
「熱いから、火傷しないように食べてくださいよ?」
「熱いのは苦手なのです。そう、ねこですから。」
鍋の中には白菜、人参だけでなく、タラの切り身やあらまで入っていました。それぞれ骨がないのは下準備をしたばあちゃるさんの美味しく食べる準備の賜物でしょう。
「結構なお点前で。」
「美味しいっすか?ならいいっす。」
そう、何故隣に座ったのかというと、あることをお願いするためでした。
「にゃーん。」
「なんすか?急に」
「いえ、あーんというものがないとねこなので食べられない、と思うのですが、やっぱり恥ずかしいのでやめます。」
「そういうなら言わない方がいいのに、全く、はいあーん。」
やりました、ばあちゃるさんにお願いする時は押せ押せよりも少し引いた方がいいということが実証されました。
「あーん。美味しさ100倍です。」
「調子いいっすねー。」
0787ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 02:52:41.44ID:WyPQwqkL0
バーチャル新年会のクイズでシロちゃんが拗ねる所最高だった
「馬のこと必死で考えてるのにさあ!」
やっぱ白馬強えわ...
0788ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 05:21:25.25ID:rB1zQkj90
食後にはアーカイブとシロちゃんの動画を見ることになります。さてさて、特等席を作っていただきましょう。
「ばあちゃるさん、座ってください。出来れば足を広げて。」
「はい、どうぞ。」
真ん中にちょこんと座り身体に寄りかかります。なかなかいい心地です。こういう時に小さな身体であると得だなと感じますね。
「えー、マジっすか?」
「ねこですので、ええねこですので。」
恥ずかしさも今までで一番かも知れませんが、この場所は心音を隠すのには不適切かも知れません。

けれど、アーカイブを見るとそんなことは忘れてしまいました。ばあちゃるさんもここに私がいることを忘れています。
私たち全員がアイドル部とシロちゃんを好きでいること。これこそがアイドル部を繋ぐ大切な絆なのでしょう。そして、プロデューサーはアイドル部のあり方全てを肯定してくれます。
ここにいることとアイドルであり続けることはきっとどちらかひとつしか選べないとして、私は一体どちらを選ぶのでしょうか。
未だに木曽あずきとして伝えられていない今では、考えても答えのない未来に思いを馳せながら二人の時間を過ごしました。
0789ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 05:45:16.82ID:rB1zQkj90
ここで区切ります。

ちょこちょこ進めて申し訳ない。

鈍感さ:グループでたった一人の男性が持つべきもの。気づかない振りをし続けるほど少しづつねこと人とが分離するかもしれなかった、だから確認することにした。

殴り込み:分身と透過と瞬間移動が出来る時点で大半の拠点は制圧できると思います。

ばあちゃるとシロちゃん:お互いに思い合う関係なのに、片方は軽く言い、もう片方は表に出さない。

たまにはなべ:簡単で美味しく作れる料理代表。会長は自分で味付けをしようとしたり、これも食べられるんじゃないかな?と食材を追加するタイプだと思いませんか?

マーキング:自分を誰かに知らしめる行為。あずねこにとっては相手に特別と思って欲しいからする行為。

隣に座る:相手との心理的距離を縮めるテクニック。勘違い誘発すること多々。

あーん:相手への絶対的信頼がないと成り立たない行為。併せて好意を遠回しに伝えようとするいじらしさ。

プロデューサー:アイドル達を見つけ出し、それぞれの輝きを誰かに自慢する人々のこと。最初のファンでもあり、道中の導き手でもあり、最後には見送る立場でもある。

未来:一度も明確としてこなかった何かを相手に伝えるか、伝えないか。ねことして振る舞うか人として振る舞うか。

自分の力量不足で上手く書けない部分を最後に残すのは正直書き手として心苦しい所もあり、誰かに知って欲しいという顕示欲もあります。

また夜に書いて奉納すると思います。
0790ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 07:34:41.39ID:???0
朝起きたらあずねこ更新されてるじゃないっすか。今週も頑張れそう
0791ほのぼのえっちさん2019/01/21(月) 08:03:37.75ID:Lz1R9M5H0
朝起きたら良SSがある幸せ
0792ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 01:17:54.34ID:UFgDbwaM0
木曽あずきとばあちゃるとあずねこ


私がねこになる前にばあちゃるさんに対する感情は、学校の先生に懸想するような、年上の幼馴染に憧れるようなものでした。
報われなくとも思うだけなら良いもので、大人になり、初恋として消えゆくものだったはずです。

それが大きく歪んでしまったのはねこになるなんて経験をしたからでしょう。
触れられず消えていく思いは歪み、残されたのは帰巣本能と独占欲。あずねこは飼われたいのです。そこには何も介在せず、緩やかな時間を過ごせばそれでいいのです。
ですが、あずねことして振る舞い続けるという事は、木曽あずきという少女を失うと同じなのです。
私は選ばないといけないのです。あずねこか木曽あずきかを。

「プロデューサー。少し話しませんか?」
「いいっすよきそきそ。」
「はい。質問なのですが、ばあちゃるさんは木曽あずきとあずねこどちらが好きですか?」
「俺はそういう時にはどっちもって答えますよ。でも、そういうことではないんですね。」
「そうです。あずねことしての時間はひたすらに満たされていました。二人でくっついて動画を見たり、顔を合わせて食事をとることも出来ました。これは木曽あずきとしてでは出来なかったことです。」
「このままあずねことして、ばあちゃるさんを飼い主にして離れずにいるのも悪くないなんて思うくらいには。」
「ですので、皆さんには申し訳ないのですが、木曽あずきを消してくれないでしょうか?木曽あずきがいなくなればとなりにいても問題なくなりますよね。」
「そうっすか?あずねこの言う問題はそんなに簡単じゃないと思いますよ。今までの全てを捨てるのはなかなか辛いものがありますからね。」
「ならプロデューサーとして、木曽あずきの方がよろしいのでしょうか?それならあずねことしての記憶を消して下さい。これは私にとっての劇薬でしかならないです。」
0793ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 02:27:58.94ID:UFgDbwaM0
「たしかにそれなら、きそきそだけですから簡単ですね。でも、本当にいいんですか?きそきそを捨ててまであずねこになりたかったんですよね。」
「それはそうですが。ばあちゃるさんは何が言いたいんですか?木曽あずきもあずねこも駄目なら私は何になればいいんです?」
「どっちもでいいじゃないですか?難しいこと考えずに木曽あずきとしてアイドルになり、あずねことして一緒に暮らす。別に問題ないのでは?」

「ほんきですか?ばあちゃるさんってどこか頭おかしいって言われません?」
「いやいや本気の本気っすよ。そもそも俺がきそきその言うこともあずねこの言うこともダメって言ったことないっすよね。」
「それはそうですけど、アイドルと同居することになって問題になるんじゃないのでは?」
「ねこですし、問題ないですよね?あずねこが今まで言ってきたことではないですか。それに、本当に駄目なら最初から止めてますよ。」
「ならなんでわざわざ、あずねこと木曽あずきが一緒って調べたんですか?」

「なんとなく?いやなんとなーくこのままいってもいい事なさそうだなって思ったり思わなかったり?」
「まあいいです。言われないとこのままズルズルと居座ってしまいそうですから。」
0794ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 04:53:42.86ID:UFgDbwaM0
「それじゃあ今日はもう寝ましょう。明日には荷物を運んでもらいますね。そうです、おばあちゃんになんと言いましょうか?」
「そこは自分で考えて下さいよ。ありのまま説明してみてそこから考えてもいいんですよ。」
「好きな人のペットになりますって言えばいいんですか?」
「ダメっすね!」

「それじゃあこっちのベットを使って下さいね。俺は今日は別の部屋で眠ります。」
「だめですよ。私を飼うなら毎日一緒のベットで寝ていただきます。寒いのはお嫌いですので暖めて下さいね。」
「仕方ないねこさんですね、それじゃあ失礼しますよ。」
布団の中、飼い主さまの胸の中で丸くなりましょう。暖かさと心地の良さですぐに瞼が落ちてきます。
「飼い主さま、私を捨てないで下さいね。」
何か答えたのかも分からず深い眠りへと落ちていくのでした。
0795ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 05:06:02.32ID:UFgDbwaM0
長いし、よくわかんなくなってきてるし、かわいさ表現出来てないし、ばあちゃるである必要あるかも分からないけど、こういう話もいいよねって思います。

あと思いついたけど書けそうになくて断念したのは、上に乗って遊ぶあずねこ。朝の生理現象を処理してあげるあずきち。首輪と指輪どっちがいいか悩む話。ペットから恋人になるまでの話です。

ですが、話の区切りが着いたのでとりあえずの完結にしておきます。誰かエロシーンだけでも書いてほしい。

次はピノ様の話で、前に少し書いた執事ものか、ピノネコにするか迷ってます。

長々と失礼しました。
0796ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 05:20:53.26ID:???0
乙。大変良いものを読ませていただきました。次も楽しみに待ってる
0797ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 08:28:14.55ID:RBqjhx2q0
あずねこ完結おつおつ、良いシリーズだった
0798ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 09:07:20.36ID:sqcnqglj0
ただただ素晴らしかった
0799ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 09:12:39.68ID:???0
あずねこおつおつ!
このほのぼのというか、プロデューサーとアイドル、猫と飼い主の近くて遠い、でもやっぱり近い距離感がすこ

エロはなくてもいいとおもう(小声)(ほのぼの派)
0800ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 09:55:49.35ID:???0
>>764
続き

武器に関してはピノさんのいかつい槍を持っていきたかったが最小限のものに済ませる事となった。
彼を抱えていくには少し荷物がでかすぎる。
結局私自身が愛用してきた、小型の砲銃を装備し、重機関銃を肉体に取り込んでおいた
肉体に機関銃を取り込むとき自身の体に刃物を突っ込んだ後に、多少ゆっくりと機関銃を体に入れる。
すると私の肉体のエデンがそれを分析。理解し、解体。肉体の一部に組み込まれる。
その後は任意で入れたり出したりをするのだが、これをするとばあちゃるさんは一々嫌な顔をした
彼は出発する前日に彼女らが眠る施設へと向かった、彼女らは一人一人がコードを頭にぶら下げて眠っていた。
「なんで私だけ起きたんでしょう」
「誰かが起こしたのは間違いないとばあちゃる君は思いますねはいはい…多分」
「起こしても何も出ないのに」
「なとなとに何かしてほしかったんじゃないですか?」
「何かって…?」
「それは分かんないっすけどなとなとはばあちゃる君が仲良かったからとか?」
「そうでしたかねえ」
「ちょいちょーい!何すっとぼけてんですかまあなとなとはツンデレ的な所ありますからね」
「でも確かに八重沢なとりはあなたの事好きでしたよ」
「そういう事いっちゃうんすね………」
「…ちなみに冗談ではないですよ」
「えっ?」
彼は一呼吸置きまた彼女らを眺めると、再度私に向き直った
「え?…それマージンガー!?どんなところがですか?」
「…どんな…どんな…どんなですか…?」
彼が私につめよる。施設に置き去りにされていた青いスーツからは人間によく模した機械の手が見える
「うーん明るい所か…気遣ってくれるところとか…話してて楽しいとか…笑い声がかわいいとか」
「それは…なとなとの意見ですか?名取ちゃんの意見ですか?」
私は思わず固まる、どっちだっけ…?どっちでもある気がする。何にせよ彼の事は嫌いではない
「どっちでもです」
彼は頭をかくと困ったなあといった具合に床に座り込んだ
「なとなとが悩んでたのってこういう事だったんですね」
「気づいてなかったと?」
「いやなんとなく分かってたんすけど…いやー本当にそうだったとは」
彼は軽く笑い声をあげた。
「まあ女子高生ですから仕方ないと思います恋の一つや二つくらい」
「なとなとは何だか達観してますね」
別に達観はしていない、ただ少し照れ臭かった。
「別にですよ…で返事はどうなんですかそういうばあちゃるさんは」
彼はしばらく沈黙するとぽつりと答えた
「向こうで暮らしてから言いますかねーはいはいはい」
「……そうですかまあいいですけど」
私達は彼女らに別れを告げると、海辺に出た。太陽は明るく海を照らしている
私は武器を装着ししゃがみこんだ
「ばあちゃるさん背中にのってください」
「はいはいはいはい」
彼は私の背中によりかかった、体は違うのにいつか触れた彼の感触であることは変わっていないように感じた。
「……」
「ん?」
「いや…ばあちゃるさん案外変わってないですね」
「それほんとっすか?嬉しいっすね」
「行きましょうか」
「はいはい」
私は海の上に一歩踏み出した。足元はふわりと浮遊した
0801ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 09:56:35.13ID:???0
それから私達は北を目指しまっすぐに動いた、コンピューターが描き出した地図には北への経路がに示されていた。
目指すは日本、私達が生まれた場所だ。
幾日海を歩かされた後に、やっと陸が見えてきた、どこの島かは分からないがとりあえず日本だろう陸に上がっておきたい
ゆっくり一歩ずつ一歩ずつ歩くと次第に全貌が見えてきた。
「見えましたよばあちゃるさん」
「…なんか空気おかしくないですかね」
「空気?」
そういわれ周囲を眺める、確かにどこか重く、色が濁っている。つんとくる匂いが私の鼻を刺激した
「何なんでしょう…?これ」
「霧…ですかねこれね…完全に」
霧…というよりはガスという代物だろう。何でガスが?私達はとりあえず、急いで陸へと目指し、港と思われる場所から陸にあがった。
コンクリートの感触が足に伝わる。周囲を眺めると、崩れかかった漁船と軍艦がそこらに打ち捨てられている。
「人間はいないみたいです」
ばあちゃるさんの方を見るとどこか悲しそうにその光景を眺めていた、以前自分が生きていた場所が崩壊している事くを憂いているのであろう。
彼に掛ける言葉を頭に巡らしたが、気休め程度の言葉しか思いつかなかった
「大丈夫ですって街のほうは多分…」
「あっいやいやいや別にへこんでないっすからね!ばあちゃる君全然大丈夫なんで」
彼は無理をしているように笑った。しかし見ているこっちが痛ましい気持ちになり彼の手を引っ張った、彼は驚き私の顔を見つめる
「…なんかなとなと積極的な感じっすねー…」
「二人だけなんですから気にすることでもないでしょ!ほら行きましょう」
二人で手をつなぎながら都市をさがした、しかし歩けば歩くほど。どこにも人の気配…兵姫の気配すらしない。
というか動物がいない1700年もたったとして人間はともかく私達兵姫は生きているはずだ、あの後何があったんだ…?シロさんと私
クーデター軍と政府軍の戦闘は最終的にクーデター軍の勝利に終わった。
政府軍の悪行や兵姫に対する人権を無視した非道な実験が分かるとともに
私達は政府軍と敵対し、どの勢力にも属さないシロさんと行動を共にした。
彼らとの戦闘は激烈さを増したが、政府軍の壊滅とシロさんがクーデター軍指揮官のクロと
こちら側に対する不干渉の協定を結んだことにより、私達の戦争は終わった。
しかしクーデター軍の人間に対する復讐は終わらなかったのか。まだ分からないが、その後碌な事にならなかったのだけはその光景を見て分かった
「ばあちゃるさん…」
「やばいっすね…」
彼はお茶らけた態度すら出す余裕もないようだった。空っぽだった。残ったものは戦争の傷跡と、たまに転がる、しゃれこうべ。
この世界へ目覚めた時と同じ絶望が私達を支配した、ただ何かに取りつかれたように二人は手をつなぎながら、歩き続けた。
 住宅街と地方の下町通りを抜けると国道に出た、以前の光景とは違いビルがどこまでも広がっている。
ばあちゃるさんによれば地方は極端かつ急速な都市開発がなされたらしい、田舎っぽい風景が続いていると思えば、少し歩けば都市が目前に広がっている。
しかし人も車も通っていないビル街はあまりにも寂寞とした光景だった。
空を覆いつくすようなタワーマンションが広がっている。閉塞感のある光景はあまり変わらず、私達の頭上を巨大な何かが支配していた。
歩いても歩いてもビルが飲み込んでくる、ガスが空気を重くして尚更ここは陰鬱極まっていた。私達は公園を見つけると、そこのベンチに座り休憩した
「ばあちゃるさん大丈夫ですか?」
「大丈夫ですからねはいはいはい」
「本当に…?」
「何心配してんすか大丈夫ですよ…なとなとはやたら気を使いすぎなんすよね…」
私達はベンチに座り込んでいる間も手をつなぎ続けていた、何だか本当に二人だけの状況が寂しくて仕方なかったから、私他人とのつながりを求めていた
歩いていて分かったが、ガスはここら一体に分布されているらしい。都市へと向かうたびに、風景は色が濁り。空気の重さは一つ一つ増していった。
0802ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 09:57:25.77ID:RhCGIonI0
「…なんか?」
「なとなとどうしたんですか?」
「いや霧が…どんどん濃くなってます…臭い」
彼はそれを聞くとポケットからハンカチを取り出し私に渡した。
「気休めにしかならないっすけどね」
「有難うございます」
私はそれを口と鼻にあてる。少しかび臭かった
しばらく会話もなくただただそこに座り込んでいると、後ろから何かが噴出する音が聞こえ始めた、悪臭が鼻をつき。
ガスがまた一つ濃くなっていく今の所…というか私達にまったく影響はないようだが。
「ばあちゃるさん…」
ゆっくりと彼の手を握り返すと、彼はそれにこたえるように力を込めた。
私と彼は手を放して後ろを振り返ると。そこには子供がいた、小さい子供。ただ体からはチューブが生えており、腕からも兵姫の装備と思われるものが突き出てている。
よく見ると、その装備とチューブからガスが噴き出ている様子だった 
「…誰?」
彼女は表情一つ変えずこちらを凝視する笑っているのか、泣いているのかも分からない表情をしている、その顔をみてばあちゃるさんはハッとして呟いた
「…似てませんかね」
「誰に」
「ピーピーですよ」
「そうですか?」
彼女が全く動かないのをいいことにその顔をやたらに凝視する、確かに似ている気がする…瞳の奥に彼女の光が見える気がした。
ばあちゃるさんは彼女に近づき目線を合わせるためにしゃがみこみつつ喋りかけた
「はいはいはい名前を聞いてもいいですかねー」
「カルロアルマート」
「カルロ!?」
私は思わず声を上げてしまう
「ばあちゃるさん知ってますか?」
「いやばあちゃる君も知りませんね…ええ…?」
そのピノさん基pさんに似ているカルロを名乗る少女は私達の顔を興味深げに眺めた
「カルロちゃんはここで何してるんですかね?」
「生きてます」
「…いやもっとこう具体的にお願いしてもいいですか」
「特に何もしてませんわね気づいたらここにいてここで暮らしてただけです」
場に妙な沈黙が流れた、彼女は人に会えたことが珍しいようで、私達をジロジロと観察しては体に障った。しばらく彼女のされるがままになっていた。
話を聞くと彼女はここに地理に精通しているのが分かったので、ばあちゃるさんが彼女に都市の案内を頼むよう提案した。渋りもせずに彼女は軽く了承してくれた。
0803ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 09:58:06.62ID:RhCGIonI0
彼女は体から映えるチューブと武器をひきずりながら歩く。背丈はピノさんより少し小さいぐらいだろうか
ちょこちょこと歩きながらその街をゆっくりとだが案内してくれた、其処で分かったことだが私達が歩いているこの町は電脳世界で
私達が暮らしていた町によく似ている、似ているというか。そのままだ、ばあちゃる学園のような建物もしっかりとあり
後に分かったがアイドル部の住宅もそこにしっかりと存在していた。
ばあちゃる学園のような学校のキャンパスの前に三人で立つ。カルロさんはばあちゃるさんに特に関心があるのか裾を握って離さない
「ここ電脳世界の街とそっくりですね」
「ここが元になったんじゃないっすかね」
「電脳世界って何ですか?」
彼女は興味深げに私達の話を聞いていた。瞳を輝かせて私達からの回答を待つ
「ここを百億倍ぐらい綺麗にした感じの所っすかねーはいはいはい人もいっぱいてまあ楽しい所です」
「へー」
「カルロちゃんは何処に住んでるの?」
彼女はばあちゃる学園の元となった建物を指で示した
「ふんふんふんカルロちゃん申し訳ないっすけどばあちゃる君たち行く所が無いんすよね…一緒にいていいですかね?」
彼女は私達を見つめると、困惑した様子で口を開いた
「いいですわ」
「マージンガー!?あざーすあざーす」
私達はこうして彼女と過ごすことになった。
彼女は本当に今まで一人で過ごしてきたようで、私達という話し相手が出来た事が嬉しかったのかよく喋った。
その精神年齢が当人より低いことを覗けば話せば話すほどカルロピノとよく似ている、いつかの公園で私達は、ボールを使い三人で遊ぶ。
カルロさんは笑いながらばあちゃるさんにボールをぶつけている。私もそれに倣い彼にボールをぶつけていた。
それに飽きると、カルロさんはお馬さんごっこをしたいと提案した。ばあちゃるさんは嬉々として馬となりカルロさんを背中に乗せて歩く
「早く動いてくださいお馬さん!」
「はいはいはいもうばあちゃる君はね俊足ですからね!」
その様子をはたから見ていると、まるで親子だ。彼女はばあちゃるさんの上に乗っかりながら、私に手を振った。
私もそれにこたえるように手を振り返した。
しばらくするとそれにも飽きたのかばあちゃるさんと私を連れまわすと、ようやく学園に戻り、図書室へと私達を招いた
「これよめます?」
彼女は一冊の本を私達に示した。家族愛…を描いているいうわけではないが百万回生きたりした有名な猫の絵本
「あっこればあちゃる君知ってる〜ピーピー興味あるんすか?」
「ピーピーじゃありませんわ」
彼女は不機嫌な声を発すると、ガスが勢いよくばあちゃるさんの顔に吹きかかる
「いやいやすいませんねはいはいはい」
「ばあちゃるさんはもっと気を使うべきですよ」
私は彼女の絵本を受け取るとそれを読み始めた、彼女はそれを神妙な面持ち聞く、彼女は私とばあちゃるさんに挟まれる形で座っていて。
どういうつもりかは分からないけど私とばあちゃるさんの手を握りしめていた。本を読み終えると感極まった瞳で私達にお礼を言った
「すごく面白かったですわ!」
「そう?」
「でも私もこの猫さんみたいに置いてかれちゃったんですよね二人がここにいるまでは仲間がいたんですけど皆死んじゃって」
「…カルロちゃんは一体いつからここにいるの?」
「えーと…ずっと…分かりません」
「友人ってカルロちゃんと同じみたいな娘?」
彼女は体から突き出るチューブを撫でると、頷いた。それを見てばあちゃるさんが心底同情したようで、彼女を励ますように捲し立てた
「…いやもうこれからばあちゃる君となとなとがいるんでねもう心配しないでいいですよはいはーい」
彼女はうっとうしそうにかれのマスクの口の部分を握りつぶす、言ってることに反してその表情はとても柔らかいものだった。一体彼女は何時から生きているのだろう。
0804ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 09:59:45.97ID:???0
月日がたち、ばあちゃるさんと私で彼女の面倒を見る日が本格的に始まった、彼曰く彼女は妹のようで、とてもかわいいらしい。
私から見たらどう見ても、娘と父親なのだが。彼は妹と言ってまったく譲らない
 お世話と言っても私達は彼女と遊んでるだけだ。幸いこの街は広く散歩するだけでも面白いものだった
ただ彼女は私達がこの町に来る前から、この町にいた訳で歩いていてもつまらないだろうに、彼女はそれでいいと笑った。
彼女が歓喜したり落ち込んだりするたびに体から映えるチューブからはガスが噴出する。
私達に特に影響はないのだろうがここらの生き物が死滅しているのは、多分彼女のせいだろう
彼女自身もそれを分かっていて、この都市から出たがらない。
散歩がてら彼女がタワーマンションの屋上に行きたいというので三人で上がった、彼女は頂上から町を見下ろし。
それを見て歓喜の声を上げていた。私達は後ろからその様子を眺めながら。
美しく整備されたタワーマンションの屋上に配置されるベンチに座り込み。私達は話し込んだ
「ばあちゃるさん」
「なんすかね」
「なんか…電脳世界といたころと変わらなくないですか…?」
「まあ仕方ないとばあちゃる君は思いますけどねなとなともしばらくは我慢してもらうしか」
「…まあ私はこれでいいといえばそうなんですけど…ただちょっと気になる事が」
「なんですか?」
「気になるんですよもしかしたら彼女と同じような子供が散らばってるかもしれない」
「ふんふんなるほどっすね…」
「憶測でしかないないですけれど…彼女がピノさんとそっくりなのは抑々私達が元々量産型のロボットかアンドロイドだからじゃないでしょうか…」
私は一呼吸おいてまたしゃべる
「町を歩いていて見つけたんですが私とそっくりのロボットとアンドロイドのサンプルがショーケースに置かれていました物資不足が祟ったのか
どこかの組織が愛玩用のものを兵姫として流用されたんだと思われます」
「なとなとってロボットだったんですか?」
「ええ…恐らくはそして彼女はアンドロイドなんでしょう」
「それで?」
「…彼女の友人…が死んで私達が生き残ってるのがよくわからないんですよね」
「ロボットだから…とかではないですかね」
「多分…そうなんでしょうか」
彼は私の話を粗方聞くと頭をかいて溜息をついた
「まあでもばあちゃる君的には二人が無事でいればそれでいいんでね!」
「私もそう思います」
「それにアルアルにとって既になとなとはもう母親のような存在ですからねーはいはいはい」
「じゃあばあちゃるさんは?」
「あの娘は父親って言ってましたけどねー…それじゃなとなととばあちゃる君達夫婦って感じっすかね」
「それはちょっと気持ち悪いですよ…その言い方」
彼はそれを聞くと笑い声をあげて、私の肩を叩き、立ち上がるとカルロさんのそばに近づいていく
「ちょっとお馬さんあっちいってください!」
「はいはいはいはーい」
彼は拒絶する彼女を抱き上げると、カルロさんをわざと驚かすようなにふわりと高い高いといった具合に腕を上げる。
そのたびに喜びとほんの少しの恐怖が混じった声を彼女は出した、カルロさんのチューブが一つ体から抜け落ち、床に跳ね返ると体液が散らばった
0805ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 10:01:01.87ID:???0
 恐らく八か月はたったのか。ばあちゃるさんと彼女と私の仲は次第によくなっていく
不可抗力ではあるが夫婦と娘という構図は出来上がってしまい
私はこの街から離れることが出来なくなっていった…以前の同級生を娘として育てるとは奇妙な感覚を覚える。
ばあちゃるさんもがんなに娘としてみようとはしなかったが、妹は嫌だとカルロさんが言ったために認めざるを得なくなった。
 当然だが彼女はまったく成長する様子を見せない、むしろどこかやつれているようだ
以前より体の穴や黄疸やあざ・カビのようなものが増え始めた。体から突き出たチューブは
抜け落ちては生えて抜け落ちては生えてを繰り返し
相も変わらずガスを吐き出しつづけた。恐らくガスが彼女の肉体をむしばんでいるというよりは
肉体そのもの寿命は予め決められていたように思う、彼女の友人が死んだのも決して昔の話ではない。
生産された、あるいは起動が遅かっただけに彼女は生き残ったのだろう。使い捨ての生物兵姫、おそらくそんなところだ
日に日に衰弱していく彼女を見るに忍びなかった。しかし対策を立てようにも私達は何も出来ないし、どうしようもない。
精々本を読んであげるぐらいしかやることはない、ばあちゃるさんはマスクを脱ぎ去って、彼女に渡していた。
それを片手で握りしめ片手で彼の手を握り。彼の朗読を黙りこくって聞いていた。日に日に読む本の数は増えていく
ピノさんが図鑑をよく読んでいたことを話すと彼女もそれに倣い、図鑑の朗読をねだった
「いつかこんな虫さん見てみたいですね」
「いや電脳世界にはいっぱいいますよばあちゃる君はあんまり得意じゃないっすけど」
「私もいってみたいですわ」
「あーもう全然いいですよ!こっから数…数…うんメートルぐらいの所にですね島があってですね多分アルアルも大丈夫ですよ」
「お馬さんもあとお母さんも行けるんですか?」
「お母さんはやめてくださいよ…」
それを聞くとばあちゃるさんは笑い声をあげた
「…まあそうですね三人で行きましょうかね何時か」
「私街に出れませんけど…」
「大丈夫ですよ!ばあちゃる君がなんとかしますから絶対に…カルロちゃんは…」

彼は言葉を詰まらせる。そんな彼を見て彼女は笑いを漏らした
次の日朗読の途中で、急に私の元に駆け寄ると、昨日カルロさんに思いついたあの提案をばあちゃるさんは私に捲し立てた。
「そうですよ彼女を電脳世界につれてけばいいんじゃないすか」
「ええ…?」
「島に連れて行けばいいんですよ少なくとも今よりはマシに…」
「でもガスが…」
「なとなとに効かないんだったらあの娘達も聞かないんじゃいすかねきっと大丈夫ですよ」
「ばあちゃるさん冷静になってくださいよどうやってあの娘を抱えていくんですか?」
「じゃあ…この街の装置を探すってのは」
「電力がありませんよ」
彼は自身の浅はかさを恥じるように、冷静になると黙りこくった。その様子を彼女は目を真ん丸にさせて見ていた
「…気持ちは分かりますけど」
「でも今のままじゃあまりに救われない気がするんすよばあちゃる君は」
彼女は図鑑を抱えてばあちゃるさんの裾を引っ張った
「続き…」
「ああ…そうですねはいはいはい」
彼は席につき、再度彼女に対して朗読を始めた。
0806ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 10:02:20.24ID:RhCGIonI0
彼女は外に出なくなった。本を読んでもらう事が多くなり、ばあちゃるさんに字を教えもらい
自分で読めるようにもなった
ただそれでも私達に居てほしいと催促してくる。その日その日をと本に囲まれて過ごす
島に居た日々を私達はまた過ごすようになった。
「カルロさん退屈じゃありませんか」
「そんなことないですわ」
「体の方は大丈夫ですか…?」
ニッコリと彼女は笑顔で答えた。
ばあちゃるさんは私の隣に座り、彼女に聞こえないように声をかける、彼女に少し話があると彼女に声をかけると、場所を変えて彼と二人だけになった。
「あの娘の寿命は後どのくらいだと思いますか?」
「分かりませんけどもうだめでしょう持って2日ぐらい…」
「なとなとは冷静っすね」
「私はこっちで死は嫌というほど見てきたんですばあちゃるさんこそ冷静に見えますよ」
「…まさかこんなことになるとは思っていませんでしたねばあちゃる君も」
「私もですよ」
「あと残された期間で…何かしたいんですよね彼女絵本で見た花火が見たいって言ってましたから」
「花火…」
「協力してくれますかね」
「しますよ!」
「なとなとはいいやつっすねホントに」
彼は私の手を握りしめると頭を下げた。彼は巻き込まれた側であるにも関わらず、私の気まぐれに付き合い
島を出てくれた。いつだって誰かの為に働いている彼にこそ、感謝されるべきなのだ。私は何もできていない
「いや私こそありがとうございますここにいてくれて感謝してます」
「おっなとなとやっとばあちゃる君のすごさに気づきましたね」
「そうですね」
私がそう返事すると彼は、予想外の返しに動揺が隠せなかったようだ、彼の手を握り返すと。
私は笑った、すると突然私に記憶がよみがえった
「あっ…そういえばここに来る前に返事聞くって言ってましたよね」
「?」
完全に忘れている
「だからばあちゃるさんが私を好きかどうかって話ですよ」
「…それはまあ後で話しますんでね」
「ちょっと!また!」
彼は彼女の元に戻ると、ちょっかいをかけ始めた



 翌日彼女の片手が落ちた、彼女自身よりも私とばあちゃるさんの方が動揺していただろう、当の本人はぽかんとしてその様子をみると。
声を上げて笑い出した、死期が近い事は彼女自身がよく知っているにも関わらずよく笑っている。
力技でばあちゃるさんも片手を外してみせると、逆に体を大事にするよう怒られた。
私は島から持ってきた武器を取り出して、着々と花火の準備を続けた、感覚を忘れてしまっている。
この小型ともいえる武器で花火を咲かせることはできるのだろうか
私には分からないがとにかくやるしかない。武器の火力調整をしつつ都市のど真ん中で砲銃を放ち続ける、
そうしていくうちに日々は立つ。喜ばしい事に彼女は私が想像していたよりも持ちこたえてくれた
0807ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 10:05:04.01ID:???0
彼女は本を読むことをやめた。立ち上がる力ももうないらしい、にも関わらず相変わらず彼女の兵器のガスは止まらない。
「今日ぐらいっすかね」
「…もう大丈夫ですよ準備はできてます」
「まあ一生来てほしくないってのが本音なんすけどね」
「仕方ないですよ」
夜中になると私は床にふせている彼女を揺り動かした
「カルロさん」
「はい…?」
弱弱しく起き上がろうとするが、それを制止し、ばあちゃるさんが彼女を抱えた。
「…何ですか?」
「見てのお楽しみですからね!はいはいはい」
ばあちゃるさんが目配せをすると、私達は学園の屋上へと出た。月光と星が私達を照らしている
とても美しい光景だ本当はタワーマンションでやりたかったのだが贅沢は言ってはいられなかった。
「じゃあ行ってきます」
屋上からグラウンドへと飛び降りる、手に持った兵器を装着する。ありったけの火力を引き出すと私はそれを打ち上げた
空に炸裂団が広がる。花火のようにきれいではないが夜の帳を閃光が満たしていく、続けざまに1発二発三発と、打ち続けていく。
耳につんざくような音が響いてきたが気にしない、体力が続く限り、私は炸裂弾を打ち続けた。、それは打つ側から見ても美しい光景だったように思う
カルロさんにはどう見えているのだろう、私はここに帰って来て初めて自分の肉体が役に立っていると感じた。
大体300発以上は打ったのだろうか、体から力が抜けていくのを感じる。私は学園の屋上へとよじ登ると二人の元に駆け寄った
「どうでした!」
「なとなと本当にきれいでしたよマジで感動した…カルロちゃん!」
カルロさんをばあちゃるさんが揺り動かすと彼女は笑った
「本当にきれいでしたわこんなの二人に会えなかったら見れませんでした」
彼女の顔が見れない
「本当に……」
彼女がぽつりとそうつぶやくと手をダラリと下げた、彼女は笑っていた。
ガスは永久に停止し。二度と動くことはなかった。






********************





 彼女の死体を埋葬すると、私達はこの学園を出て行った。ここにもう用はないしやることもない、武器を抱えると町の外へと私達は歩き出した。
「これからどうします?」
「うーんばあちゃる君よりかはなとなとが決めたらいいんじゃないっすかね」
「…何でですか?」
「ついてきたのはばあちゃる君ですから」
「まあそうなんですけど…うーんじゃあ…北に行きましょうか北」
「おっけーでーす!もうどこまでもついていきますからね!はいはいはい」
「…で返事の事なんですけど」
「またそれっすか…」
彼は足を止めると、沈黙した。どうしたものかといった様子で腕を組みつつ考えあぐねていたようだがようやく口を開いた
「好き…うーんなんか…なとなとにこういうこと言うのって違うと思うんですよね」
「なんですかそれ…まあいいですけど」
私は彼の手を握りしめると。力の限り引っ張った、彼は驚きはしたが拒否はせず、唯々諾々と従い歩いた。
都市を抜け出るとすべてのガスは取り払われ霧は晴れていた。正常とは言えないがまともな空気を久しぶりに吸った気がする。
別の土地ではカルロさんのような子供が世の中にバラまかれて今だに霧に遮られ太陽の光すら見えない未来を生きているのだろうか
全ての霧が晴れる日が来るのかは分からないが、できる限りの事はしよう。
いつか霧は晴れるものだ、私達はそう思っている
0808ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 10:06:18.41ID:???0
終わり。あずねこの完結待ってたら完成したので一気に投下
支部に霧の中というタイトルで上げました
0812ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 12:41:34.28ID:???0
おつです…
電脳世界の方では馬Pとなとなとは行方不明扱いなのかしら
0813ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 14:10:06.20ID:sqcnqglj0
ほのぼのから一転してクッソつらくて……うぅ…
0815ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 22:48:05.90ID:z8EjngwS0
エイばあ、か……
そういえばどこかでこの2人が夫婦役のファンアート見たな
メインが四天王だから出番自体は少なめだったのは覚えてる
0816sage2019/01/22(火) 23:23:04.48ID:FKTkIRbA0
>>815
四天王が5人姉妹で両親がばあちゃるとエイレーンのヤツじゃね?
あれは非常に良いものでした…
0817ほのぼのえっちさん2019/01/22(火) 23:49:57.03ID:z8EjngwS0
>>816
そうそうそれそれ
あれ見たころから絡まねーかなと思ってたが、やっと叶ったわ

「おい馬、飲めよ」ってエイレーンにハイポ飲まされる馬
気づいたらベッドで朝チュンしてて横にエイレーンが寝てて固まる馬
0818ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 07:47:14.97ID:???0
最近シロちゃんが全然でないからほのぼの白馬

ばあちゃる「シロちゃーん!今日もばあちゃるくんがご飯作りましたよ」
シロ「ありがとうばあちゃる。そこ置いといて」
ばあちゃる「いやいやいやいや早く食べて下さいね、って……また麻雀やってるんすか?」
シロ「うん。意外?」
ばあちゃる「いえ、意外とかそういうことではないですけど……なんだか最近シロちゃんおかしいような」
シロ「・・・」
シロ「ねぇばあちゃる、私は誰?」
ばあちゃる「誰って、シロちゃんですよね?」
シロ「うん、私はシロ。ばあちゃるが間違えるわけないもん・・・ねぇ」
ばあちゃる「そ、そうっすよね」
ばあちゃる(最近麻雀ばかりやるようになったし料理も作らなくなったし求められることも多くなりましたけど、シロちゃんはシロちゃんですよね)



「・・・貴方が求めるなら何にでもなってあげるから」
「だからずっと一緒にいようね、馬P」
0820ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 12:02:27.60ID:AD0d0Fms0
馬カプスレ特有のほのぼの白馬すこ
0821ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 12:08:59.41ID:h6UUUoQG0
素晴らしいほのぼのだぁ…(白目)
0822ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 12:11:37.13ID:1TQmOVjc0
馬がシロちゃんって認識してるしこれは紛れもなく久々にシロちゃんが出てる白馬
0824ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 17:06:07.93ID:AD0d0Fms0
シロちゃんやアイドル部を含まない馬アカ、馬みとのSS書いてもええんか?
0825ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 17:15:57.09ID:???0
いいぞ
そもそもシロちゃんアイドル部が多いのは絡ませやすい話が書きやすいってだけだし
0826ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 20:11:41.51ID:f9JP2umx0
正直馬アカはみたい。パリピ同士通じるものがありそう
0827ほのぼのえっちさん2019/01/23(水) 21:18:18.24ID:F7E4qwD10
パリピ同士遊んでたら勢い余って…ってのが見たい
お互い意識してないと思って2人きりで家に泊まったら結構意識しちゃったみたいなの見たい
0828ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 06:58:33.03ID:1AJN6caM0
馬アカでちょろっと

「ばあちゃるさん、お疲れ様です」

「アカリン! お疲れ様でふうう!」
「今回のイベントも大成功でしたね。ばあちゃるさんの司会のおかげですよ」
「いやいや〜、全部アカリンと出演者の皆さんのおかげですよこれ完全に〜。ばあちゃる君何もしてないですからねこれね」
「またまたー、ご謙遜を。ばあちゃるさんのおかげですって」
「マジンガー? いやいや、アカリンにそう言ってもらえると嬉しいですね本当に」
「これからもENTUM一同よろしくお願いしますね、ばあちゃるさん」
「あざーす! こちらこそ末永くよろしくお願いします! ……ところでアカリン?」
「はい何ですか?」
「もう皆帰っちゃったんでばあちゃる君たち二人だけですけど」
「あ、そうですね」
「その喋り方、疲れません?」
「…………」



「つwwwかwwwれwwwるwww」
「でwwwすwwwよwwwねwww」
「二人だけとかwww早くwww言えwww」
「気づいてwwwないとはwww思わずwwwサーセンwww」
「ていうかこんな時間まで何してるの? アカリはもう帰るところだけど」
「会場のお片付けですよ。と言っても今最終チェックが終わったところなのでばあちゃる君も今帰るところですけど」
「本当に? じゃあ久しぶりに飲みに行こうよ。二人でさ」
「えー、いいんすか? 今をときめくバーチャルアイドルミライアカリが男と二人でなんて」
「スキャンダルってこと?」
「そうっす」
「馬とwww飲んでwwwスキャンダルとかwwwないです」
「ちょwww急に真顔wwwやめwww」
「大丈夫だよ。今更変な噂も立たないって。ほら、早く行こ」
「了解でーす。お供させていただきますよアカリン」
0829ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 06:59:26.74ID:1AJN6caM0
サーセーン ホンジツラストオーダーオワリース マタオナシャース

「マジか……。最近の居酒屋閉まるの早すぎでは」
「まあ、明日も普通に平日っすからね。しょうがないっすよ」
「うー、欲求不満! もう酒飲みモードに入ってたのにー!」
「また今度っすかねぇ」
「いや、こうなったら宅飲みだ。アカリの家行こう!」
「え、いやまぁ、確かにアカリンの家この近くですけど」
「何?」
「……スキャンダル?」
「馬とwwwスキャンダルとかwww」
「それはwwwもうwww良いですwww」
「だってこのままじゃ収まりつかないしさ。一人飲みは寂しいし。ね、付き合ってよ」
「う〜ん……」
「最近忙しかったからストレス発散したいんだよー」
「そうっすねぇ。分かりました! 今日はとことんアカリンに付き合いましょう!」
「よっ! さすがは名司会者! 馬面! 腐ったカレー!」
「煽ててもお金は割り勘っすからね」
「オッケー! それじゃあコンビニに、行きま〜、しょう!」

トリマチータラハハズセナイッショ
カキピーハワサビアジデイイッスカ?
ルナチャンモヨンジャオウゼ
チョwwソレwwストロングゼロww
0830ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 07:00:52.02ID:1AJN6caM0
「ちょこーっと散らかってるけど、まあ入って入って」
「あざす。お邪魔しまーす。うわぁ、変わってないっすねぇ」
「うるせーやい。ぱぱっとシャワー浴びてきちゃうから、準備お願いしても良い?」
「オッケーでーす」
「……あ、もしかしてぇ、一緒にぃ、入りたい?」
「遠慮しまーす」
「このwww童貞野郎www」
「ブラジャー干してる部屋に男を招き入れる女性はちょっと……」
「あ、それ可愛いでしょ。最近のお気に入りー」
「はいはい可愛いっすねー。ただちょっと邪魔なんで端寄せますねー」
「ざwwwつwwwもっと見たり、拝んだり、舐め回したり、付けてみたりしろよぉ!」
「遠慮しまーす」


「それじゃあ改めまして、カンパーイ!」
「カンパーイ!」
「んっ、んっ、んっ……カーッ!」
「おー、アカリン良い飲みっぷりっすねぇ」
「たまってたものが解放されるわー! 今日の仕事はこの為に頑張ったと言っても過言ではない」
「アカリン本当頑張ってますもんねぇ。いやぁ、バーチャル界に無くてはならない存在と言っても過言ではないっすよ本当」
「せやろせやろもっと言えー」
「アカリン最高!」
「いえー!」
「アカリン可愛い!」
「フー!」
「フニフニメロンパン!」
「二万ポリゴン!」
「ちょっとチー鱈食いますね」
「休憩してんじゃねぇ! アカリにもくれ!」
「はいっす。テレビでもつけましょうか。この時間って何やってますかねぇ」
「あ、じゃあチャル見て見ようよチャル見て。アカリ録画してあるんだ〜」
「バーチャルさんは見ている! 良いっすねぇ! 見ましょう見ましょう」
「や、やだ。ばあちゃるさんのエッチ……、どこ見てるの?」
「テレビの画面っす」
「おおい! こっち見ろよぉ! お馬さんの好きなメロンパンがここにありますけどぉ!?」
「ばあちゃる君のナレーションが入りますので静かにお願いしまーす」
「はい早送りしまーす」
「ちょwww」
「あ、ほらほらアカリ! 走ってる! 可愛い!」
「早送りしまーす」
「ちょwww」
0833ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 07:24:37.34ID:D0EGLalI0
えっ
めっちゃいいんだが……
0834ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 07:37:33.86ID:1AJN6caM0
馬アカ書いていた者なんだけど、書き込みできません、って言われてしまった。
変な言葉使ってないはずなんだけど、なんでだろう?
0835ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 08:07:12.36ID:1AJN6caM0
調べてみたけど、何がNGに引っかかってるのか分からなかったので、これで終わります。中途半端ですみません。

白馬、馬×ドルも最高だけど、アイ馬、馬アカももっと流行ると良いなぁ。
0838ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 09:33:10.52ID:???0
>>837
軽巡洋艦
多摩→夜桜たま
北上→北上双葉
木曾→木曽あずき
名取→八重沢なとり
重巡洋艦
鈴谷→神楽すず
航空機
F2A バッファロー→牛巻りこ
F6Fヘルキャット→猫乃木もち
戦艦
金剛→金剛いろは
大和→ヤマト イオリ
戦車
P40→カルロ・ピノ
0839ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 11:36:44.63ID:???0
サンキューピノ様だけ戦車なのな
後これどこら辺に地の文付けたせばよくなるかな?

あの一件の後、兵姫P40は酷く落ち込んでいた
無理もない、目の前で兵姫ヤマトが自身の代わりに落ちたのだ
カルロ「私が、私のせいでヤマトお姉ちゃんは……」
めめめ「カルロちゃん・・・」
鈴谷「まだそんな事してるんですか?」

カルロ「・・・鈴谷さん」
鈴谷「戦闘力が高かったヤマトさんがいなくなって惜しい気持ちもわかりますが、その分私達が一機でも多く落とせばいいんですよ」
鈴谷「兵姫が思い悩むなんて無駄な行動なんですから」
カルロ「私は、鈴谷さんのようにそんな簡単に・・・ッ!!!」
カルロちゃんは逃げるようにこの場を走り去ってしまう

兵姫鈴谷、彼女は他の兵姫より兵姫らしい・・・と言うのは変だがそんな子だった
めめめ「鈴谷ちゃん、いくらなんでもあの言い方は」
鈴谷「戦場では気持ちを切り替えれない奴から死んでいきます」

鈴谷「いえ、兵姫に生きるも死ぬもありませんでしたね。ハハッ」
鈴谷「ただ兵器として働き、そして破壊されるだけ・・・」
0840ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 18:52:41.64ID:???0
名前がセリフの前にあるなら地の文少ない方がそれっぽいんじゃないかな

球磨型軽巡洋艦が大好きってところからドル部沼に落ちたワイ提督もいるやで…
0841ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 19:04:55.59ID:???0
BLカプ欲しいけど なんか誰もしっくり来ねーな
皆んなばあちゃるに一歩退いてる感じだからか
0842ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 19:19:35.05ID:Nqz9QtOD0
まぁみんな馬のこと尊敬してるし…
0843ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 20:03:30.79ID:1AJN6caM0
BLカプで言うと最有力はやっぱりDD君かなぁ。
次いでふくふく、ハルハル、ピーナッツ君、ハジメ君あたり?

ピーマン君? 知らない名前ですね。
0846ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 20:28:32.25ID:???0
どれもいい意味で対等に接してるというかカプ想像するほどじゃないかなぁ
0847ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 21:02:05.51ID:???0
一人でも馬とカップリングできる男VTuberがいれば俺ちゃるなんて闇は
産まれなかったのだろうか
0849ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 21:28:44.71ID:???0
これは内緒なんだが俺はあずきちが男なあず馬が見たいんだ

ドル部で最初男説あったのあずきちだっけ(そこはあやふや)
0850ほのぼのえっちさん2019/01/24(木) 23:28:26.59ID:???0
世界?!女性バーチャルYouTuberばあちゃるちゃんの世界戦かな?
0851ほのぼのえっちさん2019/01/25(金) 00:01:50.36ID:???0
たまちゃんのプレゼントってなんだろう…
馬組にもご褒美になり得るものらしいから
期待しちゃう
0852ほのぼのえっちさん2019/01/25(金) 07:38:58.07ID:6SYR3HFO0
この電脳少女また馬Pの話してるよ...
0853ほのぼのえっちさん2019/01/25(金) 08:46:11.95ID:5eULCUwJ0
最近のたまちゃん、本当に馬Pの話多いな。

最高です。
0854ほのぼのえっちさん2019/01/25(金) 22:08:26.95ID:7QjgtHNs0
そういえば、カプスレ来たけど一度も書いたことなくて、どうやって書けばいいかわからないって人っているのかな?

いるならこういう風に書けばいいんだよーっていうの書いてみるんだけど
0855ほのぼのえっちさん2019/01/25(金) 22:26:30.69ID:???0
>>854
台本式でも地の分ありでも小説でも詩でもこのスレでは見かけないけど安価も面白いと思うしなんだっていいんじゃないかな
ただ台詞の前後の文章は改行すると見やすくはなるかなとは思う
だけど読みやすさなんて面白さの2の次だしそこまで気にする必要はないかも

個人的には4レスを超えて投稿するようだったら後でまとめてpixivに投下してくれると見やすくてありがたい
0856ほのぼのえっちさん2019/01/26(土) 00:07:07.99ID:zjPtIngH0
カプスレ創作増えて欲しいので私からも
(これさえやればそれっぽい)
・メ欄のsageは無くす(ID有り推奨)
・スレでもゾーニングしたい人はトリップ付けてNG推奨なり宣言する
・可能なら文を考えてから投下すると無難
・文を考えながらレスしていくのも周りの声を聞けて参考になりやすい
・ss内容はなんでも大丈夫。ここはゾーニング済みのスレのはず。全年齢対象でもR18でもいける。

過去ログの意見含め参考程度にどうぞ。
著作権も糞もないからリスペクトさえあればネタをもらってもいいと思うよ
私(コテハン:名義A)のSSのネタはご自由にパクっても構いません

なんか大喜利みたいな感じで妄想SSとかやってみたいな
0857ほのぼのえっちさん2019/01/26(土) 00:11:00.76ID:zjPtIngH0
創作は怖くない。
出来ることから少しずつどうぞ

全年齢対象なほのぼの(両方)系統SSも、R-18系創作もお待ちしてます
0858ほのぼのえっちさん2019/01/26(土) 00:26:04.00ID:cLiL0Ft80
言い出しっぺで自分も1個だけ。

自分の好きなシチュエーションを演出するのに全力出して、口調の再現は70〜60%で妥協しておくといいと思います。

書きたい所を書きたいように書くのが一番楽しいからね!
0859ほのぼのえっちさん2019/01/26(土) 00:29:07.39ID:cLiL0Ft80
>>855
pixivに今まで書いてきたssまとめた方がいいのかな?
とりあえず長いのだけでも投稿しておきますね。
0860KOKORONN ◆c5N4VO.hX6 2019/01/26(土) 02:46:33.31ID:cLiL0Ft80
とりあえず、昔の白馬を投稿してみました。
あんまりコテハン付けたくないので、今回だけ本人確認ようにやっておきます。

一応元は前スレ365〜371です。
0861ほのぼのえっちさん2019/01/26(土) 22:32:47.65ID:???0
あー俺もアイドル部プラス白馬の二人称一覧表があればssかけるのになー
誰かまとめてくれる親切なおじさんはいないかなー
0864ほのぼのえっちさん2019/01/27(日) 11:07:12.63ID:???0
そういえば馬の年齢っておそらく20後半から30半ばぐらいなので
陽キャということを加味すると既婚者でもおかしくないよな
0865ほのぼのえっちさん2019/01/27(日) 18:17:31.52ID:CW/5gQ1H0
1歳児やぞ
0866ほのぼのえっちさん2019/01/27(日) 18:36:33.23ID:???0
告白とかプロポーズされても
「シロちゃんとかアイドル部の子を見てなきゃいけないんで…オラよりもっといい相手がいるっすよー!」
とか言いそうやから未婚やぞ
0867ほのぼのえっちさん2019/01/27(日) 20:24:00.53ID:toXYffmM0
誰か馬カプで背面座位してるSS書いて欲しい
0868ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 00:19:37.55ID:A2oKTcz50
アイドル部と馬でサバイバルキッズっていう妄想


安価にするならキャラの能力とか、クリア条件決めたりとかした上で安価を捌かないといけないのと考えると、安価SS民はやっぱすごいわ。
0869ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 04:44:00.53ID:wwsFUyEU0
馬が既婚者はなんか興奮するよな
0870ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 18:51:24.93ID:???0
既婚者ばあちゃる物


日が沈んでから数時間はたった。オフィスに残っている人もそう多くはない。そんな中をシロはとぼとぼと歩いていた。
(まさか忘れ物をして戻って来るハメになるなんて)
今頃はお風呂に入っている頃だったろうに。そう思うと、ますます体が重くなった。

自分の部署に着くと、部屋の中から明かりが漏れている。まだ誰か残っているのだろうか。お疲れ様です、と静かに声を掛けて中に入ると、見慣れた馬面が来客用のソファに座っていた。
「馬〜?」
周り込んで近づくと、馬のマスクからスースーと吐息が聞こえる。膝の上で組んだ手は今にも解けそうだった。
「馬〜? 寝てるの?」
声を掛けて、肩をチョンチョンと突いても何の反応もない。

ふとシロの頭にイイ考えが浮かんだ。

ばあちゃるを起こさないように、静かに右手を取る。そうっと彼の指と自分の指とを絡めた。そうしてみれば手の大きさの違いがはっきりと分かる。
少し手に力を入れると、反射的になのか、軽く手を握り返してきた。
(恋人繋ぎ)
思わず目元が緩む。

右手はそのままに、シロは今度はばあちゃるの左手を取り自分の頭の上に乗せた。手を左右に動かせば、まるで彼に撫でられているようだ。
「んふふ〜」
今度こそ頰がとろけ、口からだらしない声が漏れてしまった。

頭の手に自らの手を重ね、顔に沿ってゆっくりと下に滑らせる。彼の大きな手は耳の側を通り、頰に移る。
手にぎゅっと頰を押し付けると、なんとも言えない温かいものが胸の奥に生まれた。もっともっとと、指を頰に擦り付ける。

「ん?」
何か変な感じがした。頰に硬いものが当たった気がする。彼の手を包むと薬指に硬質な感触があった。
「んん?」
薬指の根元を包み込むように指先で触れ、つう、と先端に向かって撫で上げる。けれど、付け根の程近くで輪っか状のものに指が止められた。

シロの心臓がきゅう、と絞られた。先程までの多幸感が一瞬で消え去る。

いや、そんな、まさか。そんなはずがない。

シロは震える指でばあちゃるの手袋をつまみ、ゆっくりと引っ張る。常は見られない彼の手の甲が露わになった。
ゴクリと喉を鳴らす。いつの間にか喉は乾ききっていた。
更に手袋を引けば指の付け根が見えてくる。

自分のバカな勘違いだ。そう祈るような気持ちで指を引いた。自分のとはまるで違うばあちゃるの大人の男らしい指が現れる。

その薬指には……。
0871ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 18:59:55.42ID:???0
なんか文字化けでヒワイな感じになってしまった……
文字化け箇所は「ほお」の漢字表記でした
本ssに卑猥は一切ない
0872ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 19:16:26.64ID:???0
だからなんで毎回シロちゃんが可哀想な目に合うんだよ!!!ドンッ!!!


もっとやれ
0873ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 19:25:58.73ID:???0
シロちゃんなして負けヒロインみたいになってしまうん?
0874ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 20:24:14.22ID:???0
そりゃ攻めに転ずると他を押し退けてカップリングの頂点に立っちまうからよ
0875ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 21:48:50.53ID:gP3NiVkb0
>>873
公式が最大手定期
0876ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 22:36:56.88ID:???0
公式からの供給が多くて、そのほとんどか妄想を超えたてえてえだし、書きにくいんだよね……
0877ほのぼのえっちさん2019/01/28(月) 23:05:32.92ID:m9yPXHRy0
ほのぼの白馬やんけ……(錯乱)
0879ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 01:52:50.64ID:g/92ODYE0
定期的に白馬組にダメージ与えるのやめろ
0880ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 08:47:17.80ID:???0
お、俺は悪くねえぞ!
俺はただ夜のオフィスで仮眠を取ってる馬Pをちょっと弄ったり労ったりして幸せな気持ちになるシロちゃんやアイドル部を見たかっただけなんだ!
それをお前らが、ばあちゃるが既婚者だのスマホの待ち受けを幼稚園児くらいの息子の写真にしてるだの言い出すから……!
そうだ!俺は悪くねえ!
0881ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 10:07:37.24ID:tQy2sDQc0
馬が既婚者でありながら白馬に持っていける方法ならあるじゃないか
そう、めぞん一刻方式だ
0883ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 21:43:31.93ID:???0
シロちゃんが馬にネクタイプレゼントした事実でご飯三杯いける
0884ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 22:06:50.82ID:g/92ODYE0
馬が未亡人かと思った

白馬はもっとバカップルみたいなのがあっても良いと思う(小並感)
0885ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 22:33:32.41ID:tQy2sDQc0
馬が配偶者に先立たれた響子さんポジションのイメージで書いてた
「初めて会った日から馬のなかに、あなたがいて…そんな馬をシロは好きになった。
だから…あなたもひっくるめて、ばあちゃるをもらいます」みたいな

あと未亡人だと馬が女の子になっちゃう
0886ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 23:03:04.03ID:???0
実在人物の嫁さん勝手に殺して後妻を宛がうのはちょっと……
0887ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 23:20:22.96ID:???0
死んだ奥さんの死体使られた兵姫がシロちゃんという妄想
年が離れてるっぽいのは全盛期のデータを使ったから
シロちゃんの方に記憶はないし、馬も奥さんと同一視しているわけではないけど、たまに見せる癖とか態度から昔を思い出して、でもここにいるのはあいつじゃなくてシロちゃんなんだって考えて苦しむ白馬ください
0888ほのぼのえっちさん2019/01/29(火) 23:23:38.40ID:XNEBWGFd0
愛する人を亡くして空っぽになったばあちゃるがシロちゃんやアイドル部のみんなと接して少しずつ満たされていくものもいいよね…
0889ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 00:31:35.70ID:aUoqgoKA0
話は分かった!つまりこういうことだな!?


ぶるりとした体の震えにシロは目を覚ました。

夜明け前の薄紫の光が窓から差し込んでいる。冬の朝は暖房をかけているとは言え、何となく冷たい気がした。
一糸まとわぬ体に布団を被り直す。目の前には自分と同じ、衣服を纏っていない男が眠っていた。

布団の中で互いの足を絡めると、彼は軽く身じろぎをした。口から漏れる吐息すら愛おしく感じる。彼を起こさないようにそっと手を取り、自分のおへその下にあてがった。手のひらの暖かさが体の中心に注がれているようでなんとも心地好い。

(昨日はこの中に……)
何度も注ぎ込まれた。いつからか行うようになったその行為は、大きな幸福感と、決して小さくはない恥ずかしさを私にもたらしてくれる。それとほんの少しの現実味のなさも。

寝る前のことを思い返せば、顔が熱くなり、指を絡め腕に抱き着いた。その左腕の薬指には鈍く光るリングが着いている。私を抱くときには外しているそれは、けれど私が起きた時にはいつの間にか彼の指に戻っている。

ばあちゃるの大切な思い出。
私が決して触れてはいけないもの。

目の奥がジンとしてきて、腕に力がこもる。すると彼の口からむにゃむにゃと言葉が漏れた。
女性の名前だ。私の知らない名前。たぶん、指のリングを分かち合った人。

彼は私を夢に見ない。彼が夢で会っているのはいつもその女だ。
いや、それどころか私を抱くときだって私そのものを見ているわけじゃない。私の中にある何かを通して別の誰かを見ている。
それが顔のパーツなのか、カラダなのか、声なのか、あるいは他の、もっと細かな何かなのか、それは分からないけど。
それでも、きっと、彼が誰かを見ていることは分かるのだ。分かってしまうのだ。

だって、

「ばあちゃる」
呼びかけるわけでもない、ほんの小さな呟きが口からこぼれた。ピクリと彼が動き、緩慢な動きで目をこすった。

「ん、あぁ、おはようございます。シロちゃん。先に起きてたんですね」
随分と眠たげな声だった。目も半分開いていない。その覚醒しきっていない、だらしない姿を見ていたら、もしかしたら、と思った。

「ねえ、ばあちゃる。愛してる」
目を見てまっすぐと、静かな声で言い放った。起き抜けにかけられた言葉に彼は目をパチクリと瞬かせた。
「どうしたんですか? 急に。
ばあちゃる君もシロちゃんのことが大好きですよ」

その言葉に、私は彼の胸元に顔を押し付けるように抱き着いた。
きっと、今の私は彼に見せられないような、そんな顔をしている。
0890ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 00:55:57.49ID:pQFiGtRJ0
やめろよぉ!!!(ギャン泣き)
0891ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 00:57:04.97ID:1J5Txck70
大好きとは言ってくれるけど愛してるとは言ってもらえないってことか?
マジで甘々白馬も書いていいんですよ・・・?
0893ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 03:06:02.23ID:Fufoq2lD0
つらい...でも素晴らしい白馬だこれは
0894ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 06:52:28.62ID:???0
ほのぼの白馬が新たなステージに進もうとしている
0895ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 06:59:59.29ID:???0
アイドル部だけじゃなく過去の自分にまで寝取られそうになってて笑う
0896ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 07:58:58.78ID:???0
うおおおとんでもなく素晴らしい白馬だ……!ありがてぇありがてぇ……!
0898ほのぼのえっちさん2019/01/30(水) 19:51:09.99ID:aUoqgoKA0
シロちゃんやアイドル部が何のウラもなく笑顔になれる話はないのかよぉ
0899ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 02:05:53.11ID:Koyt90Bm0
この切なエモい空気を完全に無視してもち馬の妄想するぜ!
時期としては1月上旬くらい。

「♪〜」
「お、ご機嫌っすねもちもち。何かあったんすか?」
「あ、プロデューサーちゃん。んふふ、分かる〜?」
「最高の笑顔っすからね、そりゃ分かりますよ。動画見てるんすか?」
「そうなのそうなの。あたしの大好きな人が動画上げててね〜。……あ、プロデューサーちゃんも見る? ほら!」
「おっとと。ん? あー、これ! ちぃたんじゃないですか、完全に。いや〜、ちぃたんは可愛いですからね。もちもちはやっぱり見る目がありますねぇ」
「あははは、言うと思った〜。まあ、ちぃたんも勿論大好きだけどね。あたしが見てるのはプロデューサーちゃんだよ」
「ええ? ばあちゃる君ですか?」
「そうだよ。これプロデューサーちゃんの動画でしょ。最近たくさん動画上げてくれてるから嬉しいんだ〜」
「……いや〜、ばあちゃる君の動画なんて見てもつまらないですよ〜はいはいはい」
「あ〜、またそういうこと言う〜。良いの。プロデューサーちゃんにとってはつまらなくてもあたしにとっては面白いんだから。それに、プロデューサーちゃん忘れてない?」
「え、何をですか?」
「あたしが馬組だってこと。プロデューサーちゃんのことが大好きだから、動画見られるのが本当に嬉しいんだよ」
「……あ〜、あざす」
「あれ? もしかしてプロデューサーちゃん照れてる? わ、わ、レアだ! プロデューサーちゃんこっち見て。写真撮ろ写真」
「ちょ、ちょっとやめてくださいよもちもち」
「あ〜、逃げないでプロデューサーちゃん。こっち見てよ〜」

いや、もちにゃんはもっとばあちゃるさんと関わってくれて良いと思うのですよ。
0900ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 03:18:14.38ID:1UrISmm00
もちばあも良いな...
0901ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 07:58:01.78ID:???0
めめめが馬のモノマネでえぐー!マジンガー!?言いながら大喜びしてるの可愛いかった
0902ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 15:15:48.33ID:epZLNJP00
やっぱアイドル部はみんな馬Pのこと大好きなんすねぇ
0903ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 21:08:07.94ID:???0
ピノ様前の配信でばあちゃるに直接感謝を伝えるのは負けた気がするとは言っていたが
やってること完全にツンデレだな
0904ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 22:46:01.56ID:ahNxW2h60
ツンデレピノちゃん好き
ピノちゃんに対して親バカが
0905ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 22:46:44.66ID:ahNxW2h60
ピノちゃんに対して親バカ丸出しなパパちゃるも好き
0906ほのぼのえっちさん2019/01/31(木) 23:04:56.92ID:???0
お嬢様はツンデレ
金髪ツインテがツンデレくらい当たり前のこと
0907ほのぼのえっちさん2019/02/01(金) 11:35:29.91ID:2jtsWqah0
馬豆地雷です(素振り)
0908ほのぼのえっちさん2019/02/01(金) 17:12:51.43ID:???0
馬豆はともかくバーチャル大晦日でのシロちゃんのピーナッツくんに対する「馬に優しくしろ!」が好きなんですよね
0909ほのぼのえっちさん2019/02/01(金) 23:24:45.06ID:ErDPSXJ30
シロちゃんが白馬っぽいファンアートをRTするの珍しくね?
0910ほのぼのえっちさん2019/02/02(土) 14:25:10.67ID:???0
サッカー実況で好きなタイプ聞かれたときの年上ムーブに新たな可能性を感じてしまってヤバい
豆ばあ...そういうのもあるのか
0911ほのぼのえっちさん2019/02/02(土) 15:10:59.90ID:???0
豆「ばあちゃるさんの好き女性は誰ですか?」
馬「いややっぱり輝夜月ちゃんっすねー。月ちゃんサイコー!」

「ふーん……」
0912ほのぼのえっちさん2019/02/02(土) 17:02:17.19ID:???0
公式で馬×紫式部と馬×清少納言の供給きたぞ
てえてえ😇
0913ほのぼのえっちさん2019/02/02(土) 17:06:17.06ID:???0
紫式部=シロちゃんで、清少納言=月ちゃんならしっくり来る気がする
0914ほのぼのえっちさん2019/02/02(土) 23:26:14.08ID:???0
侍従のばあちゃる君と女房のシロちゃんの宮中恋愛とか面白そうっすね
貴族パロとか往年の二次創作サイトみたいだぁ
0915ほのぼのえっちさん2019/02/02(土) 23:50:34.91ID:+O/TJZDF0
光源氏となったばあちゃるが小さいシロちゃんを自分好みに育てる若紫計画ですって?!
0916ほのぼのえっちさん2019/02/03(日) 02:02:40.71ID:???0
まーたそうやってシロちゃんを負けヒロインにしようとするー
0917ほのぼのえっちさん2019/02/03(日) 03:46:37.54ID:???0
1500年の間に出会った子達を集めてアイドル部を設立した説

前世と兵姫時代の記憶が合わさってより好感度マシマシな感じ
0918ほのぼのえっちさん2019/02/03(日) 19:20:44.45ID:72VmoUkj0
あの変な設定どっから出てくるんだろうな
0919ほのぼのえっちさん2019/02/03(日) 21:28:26.45ID:bFhdEXz40
節分なのでほのぼの白馬


後輩ちゃんたちが日々の感謝を込めてマッサージをしてくれるとの事で
シロとウビバは薄着になってベッドの上で横になるのだ

たま「ではアイマスクと周囲の雑音を防ぐ為に耳栓をしますね」
シロ「おお、なんだか本格的だね!」
ばあちゃる「え?ちょいちょ

視界が真っ暗になり、耳栓によって音も塞がれる
後輩ちゃんの誰かがシロの肩や腕、腰、太ももや足等揉み解してくれている間に、微かに馬の声が聞こえてくる

「・・・っつ!・・・そこは・・・」

「あっ・・・グッ・・・・・・!!!」

途中シロは寝てしまったようで、目が覚めるとすっかり時間が立っていた
馬は疲れていたのかまだまだ眠っていて、起こすのも可哀そうだから先に帰るのだった

それにしてもあの声は何されてたんだろ?
0920ほのぼのえっちさん2019/02/03(日) 21:35:32.45ID://Fmd5Zj0
相変わらずほのぼのしてるなぁ……
0921ほのぼのえっちさん2019/02/03(日) 22:47:18.82ID:???0
実際アイドル部とシロちゃんはどっちが戦闘力高いのだろう
対面なら間違いなくシロちゃんだと思うけど全員対シロちゃんなら
設定的に(二次創作的に)どのくらいの差にするのがいいんだろうか
0922ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 03:18:06.73ID:d024l9X60
もしシロちゃんが本気で全員殺しにかかるなら12人いてやっと抑えれるとかがいいんじゃない?
0923ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 04:23:40.18ID:uot00YT/0
シロちゃんには常に最強でいて欲しい
0926ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 10:57:21.94ID:YJpVDvSK0
>>918
そりゃ、腐ったカレーからわいてるんでしょ(適当)
0927ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 12:20:23.09ID:???0
基本的にシロちゃんの方が強いけど条件揃えればアイドル部でもギリギリ勝てるくらいがいい

ただそういう諸々ぶち抜いて馬がついた方が勝つ
0928ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 12:38:32.33ID:???0
馬を神格化しすぎ
ばあちゃるはシロちゃんやアイドル部の子達誰であってもタイマンでも負けるぞ
ただ兵姫が相手なら全身全霊で無力化させるだけ
0929ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 12:48:53.49ID:???0
イオリ「ばあちゃるー!ドーンッ!」
ばあちゃる「ちょいちょいちょーいイオリン!ギブギブ!ギブアップですからもう!」



兵姫ヤマト「・・・」
ばあちゃる「待っててくださいねイオリン。ばあちゃるくんがすぐに助けてあげますから」
0931ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 18:16:35.09ID:???0
でもアイドル部の個性一つ一つではシロちゃんを上回っていて欲しいんだよな…
イオリンは火力だけならシロちゃんの2倍、とか艤装を並列展開できるたまちゃんとか
0932ほのぼのえっちさん2019/02/04(月) 19:56:24.03ID:???0
アイドル部はやっぱシロちゃんの系譜と馬の系譜と両方あるよな
0933ほのぼのえっちさん2019/02/05(火) 14:04:56.39ID:vwdajuiz0
馬の系譜扱いされて、ばあちゃるさんと同じなんて嫌だー! とか言うんだけど内心満更でもなかったりすると可愛い。すごく可愛い
0934ほのぼのえっちさん2019/02/05(火) 14:19:07.65ID:Cxt2+GKF0
ばあちゃるくんが主人公
ばあちゃるくんがラスボス
どっちの方がええんか
0935ほのぼのえっちさん2019/02/05(火) 20:47:13.46ID:Cxt2+GKF0
ちゃる様の元カノってやっぱり巨乳ですね
0936ほのぼのえっちさん2019/02/05(火) 21:16:08.92ID:+7auFwAB0
ここに来て元カノがマウント取りに来たってマジンガー?
0937ほのぼのえっちさん2019/02/06(水) 05:32:44.28ID:LVgpWsNx0
渋のたまばあ、たまらないっすね
ぜひ続いてほしい
0939ほのぼのえっちさん2019/02/06(水) 18:03:57.92ID:???0
私の最愛の人 ― 貴方は私を傷つけて

私の心を壊したまま 今、去ろうとしている

運命の人 わからないの?

返して 返してよ

持っていかないで 貴方はわかってないんだよ

愛が私にとってどれだけ大切か…
0940ほのぼのえっちさん2019/02/07(木) 21:10:22.35ID:???0
ばあちゃるの戦闘スタイルっていえば自身で言ってたようにステゴロだろうけどもし闇落ちしたら拳銃とかナイフとか使いそうじゃない?
0941ほのぼのえっちさん2019/02/07(木) 22:10:13.79ID:???0
ちゃるくんは袖口に仕込んであるリストブレイドが似合いそう
0942ほのぼのえっちさん2019/02/07(木) 22:23:24.72ID:???0
ばあちゃるは何となく、指パッチンで技を発動させる系な気がする。
0943ほのぼのえっちさん2019/02/07(木) 22:29:40.83ID:???0
馬を看取る時に穏やかに看取りそうなドル部って誰だ?
0944ほのぼのえっちさん2019/02/07(木) 22:30:50.59ID:pfuFFEBR0
なとなとたまたまは号泣しそう
0945ほのぼのえっちさん2019/02/07(木) 22:35:21.17ID:aBp68YWB0
あずきそふたふたあたりかなぁ
0946ほのぼのえっちさん2019/02/07(木) 23:39:19.85ID:???0
イオリンも号泣しそう
りこぴんは静かそう
めめめはみんなの見えないところで号泣しそう
0947ほのぼのえっちさん2019/02/08(金) 00:29:07.40ID:ZtPFdoLq0
なんて悲しい話題を出しやがる……そうだなぁ……
案外、ごんごんが闇と紙一重な静けさを携えながら看取りそうな気もする
ちえりんは暗くならないよう過去の楽しい思い出を一つずつ語っていくけど、無意識に涙を流しそう
すずすずは馬の意識があるうちは穏やかな曲を演奏して、息を引き取ったら「おやすみなさい、プロデューサー」の一言とともに鎮魂歌に切り替えるイメージ
0949ほのぼのえっちさん2019/02/08(金) 01:16:11.99ID:???0
全員で一回ずつ背中バシッ
最後はシロちゃんにより地面へと埋め込まれた後引き摺り出される
0950ほのぼのえっちさん2019/02/08(金) 22:08:58.69ID:LVj3BGli0
目の前に横たわった体を、カルロピノは現実のものだととても思えなかった。
「おうまさん……?」
口からこぼれた呼びかけに、常はあるはずの返事がない。
彼の声が聞こえてこない。そのことがこれが現実なのだと、彼がもはや帰って来れはしないのだと、無言の内にひしひしと語りかけてくる。

「おうまさんっ!」

弾かれたようにピノはばあちゃるの元へ駆け寄った。
鮮やかな青いスーツのお腹が赤黒く変色している。その色は刻一刻と広がって地面をも不吉な黒に染め上げていく。
その様子は、まるで彼の命そのものが体から逃げ出しているように見えた。

止めなくちゃ。彼の命を繋ぎとめなくては。

そう思い、必死に傷口を両手で押さえるが、ピノの小さな手では溢れ出る血をまるで塞げなかった。
指の隙間から命が、大好きな彼の命が漏れ出てゆく。

「うぅっ、おうまさん……おうまさん……」

ピノの目から涙が溢れた。
泣いている場合じゃない。彼を助けなければ。
そう思うのに、そう思えばこそ、後から後から涙が溢れてくる。体は震え、ますます自分の言うことを聞かない。
「お願い……。お願いです……」
口から漏れ出すのは泣き言ばかりだ。そのことがより一層自分を情けなく思わせる。只々モノになって行くばあちゃるを見ていることしかできない。

こんなちっぽけな自分じゃあ何もできやしない。

傷口に当てた手を赤く染め、男の傍らで小さくうずくまる少女のほおに何かが触れた。ばあちゃるの手だった。
彼の手が少女の顔にかかった前髪を優しくかき分ける。そのまま、柔らかく温かなほおを愛おしそうに撫でた。ゆっくりと、丁寧に。

ピノは思わず伏せていた顔を上げた。馬のマスクと目が合うが、その目からは何も読み取れない。
ほおの手の親指が口の端を押した。そうして口角を持ち上げるように親指を引っ張る。

少女は、まさか、と思った。

「笑えと……、わたくしに笑えとおっしゃるのですか? こんな中で……、こんなにも無様なわたくしに笑えと……?」
相変わらず、馬の目は何も語らない。だが、そんなばあちゃるを見ていてピノははた、と気付いた。

彼の腕は、自分たちを引っ張り、明るい未来を指し示してくれた彼の腕はこんなにも細かっただろうか。
自分たちの前に立ち、何者からも守ってくれると思った彼の体はこんなにも小さかっただろうか。

ああ、ああ。ああ!
笑うしかないのだ。もはや自分は笑うしかできないのだ! 笑って、彼の見る最期の光景を少しでも良いものにしてやる他ないのだ!

ピノはごしごしと腕で目を拭う。ちっとも笑えそうにないと思った。ずっと涙は止まらないし、しゃくりあげているせいで息も苦しい。
それでも、少女は一生懸命に、涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、それでも、確かにくしゃり、
0951ほのぼのえっちさん2019/02/08(金) 22:20:28.13ID:LVj3BGli0
と笑ったのだった。

それを見たばあちゃるがどう思ったのかは分からない。ただ、ピノのほおに当てた手から力が抜けた。
待って、と少女が叫び、手を取るよりも早く男の手は地面に落ちる。それからピクリとも動かなかった。

「うぅ、うぁ、うああああぁぁぁ」
ピノはばあちゃるの体に縋り付いた。その体は冷たくて、寂しくて、自分と同じ生き物だとはまるで思えなかった。

「ばあちゃるさん! ばあちゃるさん!
うううぁぁ……」
後はもう、少女の慟哭が何もない空間に響くだけだった。
それだけだった。
0952ほのぼのえっちさん2019/02/08(金) 22:28:17.42ID:LVj3BGli0
途中送信しちゃってなんかもうやんなるね
なんとかみんなでここからプラスの方向に持ってこうな
0953ほのぼのえっちさん2019/02/08(金) 22:37:52.31ID:1/vvb4lW0
うわあああああああああああ!!!!!!
0960ほのぼのえっちさん2019/02/09(土) 10:11:01.46ID:???0
つまりこういうほのぼの白馬

「・・・どうしてですか、馬P」
「私達を幸せにしてくれるって言ったじゃないですか」
「なのに、貴方はなんで……いつもいつも、そんな・・・!!!」

「ばあちゃるさんが・・・」
「・・・なら、私ももう生きてる意味ありませんよね」
「彼方でも一緒ですよ。ばあちゃるさん」

「馬P・・・」
「イオリは強いから、きっと、ずっと馬Pの事、忘れないよ・・・!」
「・・・」
「イオリは弱いから、ばあちゃるの事忘れられないよ・・・」

「・・・お腹減ったな」
「でも、きっと馬Pが壁から出てきてさ、一緒に食べましょうって、持ってきてくれるよね」
「ずっと、ずっと待ってるから・・・馬P」

「ばあちゃるさん、貴方が幸せで満ち溢れていると言っていた世界は今、悲しみに包まれています」
「貴方は皆を、私達を幸せにすると言っていたのに・・・これでは」
「・・・責任をとるべきではありませんか?ばあちゃるさん」
0961ほのぼのえっちさん2019/02/09(土) 10:22:02.75ID:???0
「・・・何やってるの馬?後輩ちゃん達をこんな風にして、反省して!」
「てかさ、そんな簡単に終われると思ってるわけ?ウビバが育てた後輩ちゃんは、皆凄いやりおるマンなんだから」
「そう簡単に、死ねると思わないで」



「こんな、屑野郎が……あんな可愛い子に看取られて死ねるなんて、俺は、幸せ者だな・・・」
「俺が死ぬことで、これで、兵姫を知る者は、もう消えた」
「皆、強い子だから……俺がいなくても、きっと大丈夫、やっていけるだろう」
「・・・光輝く、綺麗な星達だ。これは、まるで・・・!!」
0962ほのぼのえっちさん2019/02/09(土) 10:26:44.72ID:???0
ここからみんなでほのぼのできる展開にもっていこうな
0965ほのぼのえっちさん2019/02/10(日) 00:35:21.69ID:???0
たまちゃんが猫耳を生やしたことで「獣耳」という共通点を作ってばあちゃるとの話のタネを増やすムーブ
0966ほのぼのえっちさん2019/02/10(日) 00:42:56.80ID:dfJyYMQn0
なお獣耳ならアイドル部ではもちにゃんが一番最初の模様
0970ほのぼのえっちさん2019/02/10(日) 16:26:43.98ID:???0
狼なら馬をハンティングするくらいできますよね(期待の眼差し)
そして返り討ちにされるんですよね(期待の眼差し)
0971ほのぼのえっちさん2019/02/10(日) 19:16:25.98ID:???0
そういえばアズリムのコラボ動画見てアイドル部の子達でばあちゃるに順番に手コキしてイかせた人が勝ちみたいなほのぼの思い付いたんだけどシロちゃんどう思う?
0973ほのぼのえっちさん2019/02/10(日) 20:27:42.30ID:???0
あー金持ちになって牝馬にウビバナトリって名付けたい
0974ほのぼのえっちさん2019/02/10(日) 21:00:59.78ID:cO7rZ/+h0
>>971
シロちゃんを巻き込むな
0975ほのぼのえっちさん2019/02/10(日) 21:37:44.54ID:ObcICxCH0
ほのぼの白馬やな(洗脳済)
0977ほのぼのえっちさん2019/02/11(月) 00:04:29.35ID:???0
ほのぼの白馬です(断固たる意志)


シロはあごに指を当てながら社内を歩き回っていた。
(みんなどこに行っちゃったんだろう?)
ばあちゃるに聞きたいことがあったのだが、どこに行っても彼が見当たらない。
それならばと、アイドル部の誰かに居場所を聞いてみようと思ったのだが、彼女らもまたどこかへ消えてしまっていた。
直接会わずとも良かったが、ばあちゃるのケータイは机の上に置きっぱなしだったし、アイドル部のグループチャットにも何の反応もなくて、誰とも連絡が取れない。
こんなことは初めてだった。

あてもなく社内をさ迷いながら、流石にちょっと不安に思いはじめたその時、かすかな少女の声がシロの耳に飛び込んできた。
声のした方を向いてみると、どうやら小会議室から聞こえてきたらしい。

良かった。ようやく見つかった。
そう思って、シロはほっと胸を撫で下ろした。
ばあちゃるも中に居るかもしれないが、会議の邪魔をしては良くない。
少女は使用中と札の下げられた扉に耳をあて、中の様子を伺った。耳を澄ませば、少女達の話し声が伝わってくる

「いち、にぃ、さん、しぃ、ごっ!」
「次は私の番ですね。ふぅぅ、いーち、にーぃ、さぁん、よぉん、ごぉ」
「あっ、息を吹き掛けるなんてずるい!」
わぁ。すごーい。もうちょっとかな。まだ耐えられるよね。頑張って堪えててかわいい。ほらこっちも見てください。

何やら随分と楽しげな声だった。少女達の興奮した笑い声に混ざってばあちゃるのうめき声のようなかすかな息遣いも聞こえてくる。
どうやらアイドル部のみんなも、ばあちゃるも全員ここに居るようだった。

むうぅ、とシロはほおを膨らませた。
まったく、誰もいなくて心細く思ってたら、みんなで集まってワイワイと!
会議というわけではなさそうだから遠慮する必要はないだろう。
シロはドアノブに手をかけ、勢いよく扉を開き、ビシッと指を突きつけた。

「ねええ! シロのことをのけ者にして! みんなで何を楽しそうに……し、て……」
0978ほのぼのえっちさん2019/02/11(月) 00:25:21.64ID:ODQnVotW0
(アカン)
0979ほのぼのえっちさん2019/02/11(月) 01:11:33.81ID:JqZ0diX80
今日のツイート見て思ったんだけど、馬とすずすずの関係性は(すずすずのバイオリンの演奏が好きな)馬からのアプローチが多めというのはアリだろうか

「すずすずー! 今度アップランドから出す動画のBGMとしてバイオリン弾いてくれませんかー!?」
「またですか? 構いませんけど……プロデューサー本当に好きなんですね、私のバイオリン」
「いやーばあちゃる君ホントすずすず(のバイオリン)好きなんですよ!」

他の子がそれ聞いて嫉妬する展開もよし、すずばあが始まるもよしみたいな
0980ほのぼのえっちさん2019/02/11(月) 03:57:43.74ID:???0
>>977
でも、これでばあちゃるの惨状を見たシロちゃんが怒るとかそういうのより先に「馬大丈夫!?」って必死にちゃる君の心配するムーブを取るならそれは白馬って言えるんじゃないかな…(澄んだ目)
0981ほのぼのえっちさん2019/02/11(月) 04:23:32.95ID:zHVrcZiE0
身体がどんなに汚れていても心は寄り添っているから白馬っていうのはほのぼの系の特徴ですな
0988ほのぼのえっちさん2019/02/12(火) 04:44:15.82ID:sy2z24d20
>>983
ありがてえ
0989ほのぼのえっちさん2019/02/12(火) 18:31:39.82ID:YVFLLcEo0
熊本 益城 &962867706 鈴木 1550-13 女のいいなりホモ男 些細なことから根に持ち逆恨み 7年にわたる執拗なイタズラ 嫌がらせ 器物損壊罪 嘘つきを補導 逮捕 将来は犯罪者
0990ほのぼのえっちさん2019/02/12(火) 19:47:35.83ID:IGTjIa+D0
ばあちゃる 神楽すず 女の言いなりウマ男 些細なことも相談する仲の良さ 7年にわたる長期的なプロデュース 自信の無い 楽器演奏会 コンプレックスの解消 結婚 将来の婚約者
0992ほのぼのえっちさん2019/02/12(火) 22:06:18.01ID:eQkcmREN0
ばあちゃる 夜桜たま 女の言いなりウマ男 些細なことから評価が上がりデレデレに 7回にわたる執拗な連荘 いやらしい 裏話盛沢山 麻雀を指導 結納 将来の配偶者
1000ほのぼのえっちさん2019/02/13(水) 00:07:05.66ID:axrWbf7o0
馬はもっと自分を労って
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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