そういうのはドアを開ける前に先ずはノックをして、反応を待って、許可を貰ってから聞くもんじゃないのかねぇ
(扉を開けた先には偉そうに背もたれ付きの椅子に座った男が呆れた表情を浮かべて居た)
(嫌みったらしく天を仰ぎながらブツクサと文句を言うと魔女が入ってきた頃合いを見計らって風の魔法で扉を閉めてしまう)
(部屋の中は学院生には相応しくないレベルの研究書物がずらりと並べられて居て机の上にもまだ読みかけの論文が重ねられていた)

それで、なんでお前が俺の部屋に態々足を運んできてくれたんだ
寝惚けて部屋を間違えたとかそんな古すぎる冗談はいらないからな
…あーあ、今度もまた試験かー。落ちるやつなんて居ないから今更練習とかしてるやつは居ないだろうなー
(相手の事情は教師から聞かされた上で知らぬ存ぜぬを貫く)
(部屋に入ってきた魔女見習いだけが唯一の崖っぷちな事も知っているけど自分からは絶対に言わない)
(にやにやと笑いながら当てつけのようにいとも簡単に魔物を召喚すると机の上に散らばった書物を片付けさせる)

俺だったら誰と組んだってそう苦労もせずに召喚できるかもしれないけど
お前だってそうだろ?
いやまさか相乗効果があるのにまさか足を引っ張るなんて事にはねぇ…
そういえばお前のペアって誰だったんだ。迷惑掛けたら恨まれるだろうなぁ
(ペアの相手も既に知っていたけど、まだ組み合わせ発表を見に行っていない素振りを続けた)
(こうして意地悪をすると何時も面白い反応が返ってくるのが面白いからだ)


【大丈夫ですよ】
【時間が近くなった時は場合によっては破棄かまた別な日に続けるか決めましょう】
【ある程度書き出しを読ませて貰いましたが、この様な感じで合っているでしょうか】