A「名前、萌って言ったっけ?」
萌「うん。あなたは?」
A「俺の事はいいよ。おい、陸、俺の命令に逆らえないよな?」
陸「え?何ですか?」
A「萌を俺に貸してくんない?」
萌「???」
陸「貸す?」
A「そうだよ。お前だって、この女の肩、抱いて歩いてたんだから、やってんだろ?」
陸「やってるって、何をですか?」
A「とにかく、俺に萌を貸せ!」
萌「陸くん……やだ。」
(萌、思わず、陸の大きな背中に隠れる。)
陸「萌ちゃん……。」