A「お?怯えてんの?陸の後ろに隠れちゃったよ。ちっちゃいから見えねえよ。」
萌「陸くん、怖い、助けて。」
陸「この子は貸せないっす。」
A「へえ。陸、年上の女をこの子呼ばわりか?40センチ以上も背が小さいチビッコ、たまんねえよな?それは俺も同じだ。だからよお〜、俺にも付き合わせろよ!」
陸「そう言われましても……。」
萌「あたし、ガラの悪い男の人は嫌い!もう、向こうに行って下さい!」
A「俺が遊んでやるから、ちょっと来いよ。」
萌「イヤよ!」
陸「(どうしよう……。殴ってきたら、どうしよう……。)」
萌「(小声で)陸くん、剛くんに助けに来てもらう?」
陸「💡……それだ。(萌ちゃんと手をとって、逃げても、萌ちゃんの足だと、こいつに追い付かれるしなあ……。)」
A「まあ、いいや。また今度にするぜ。じゃあな!」
萌「あ、行ったみたい。助かったわ。」
陸「焦ったあ。」
萌「か弱い女の子が一緒だと大変よね?ごめんね。」
陸「うん。」