雛「弟と二人で傘さしてお出かけなんて何年ぶりかしら。子供のころ以来かなあ。今は身長差が凄くて……剛の下半身しか見えないわ。」
剛「姉ちゃん、なんか言った?」
雛「ねえ、剛、聞いてる?」
剛「姉ちゃんの傘が脇腹に突き刺すし、濡れて冷たいし、なんだよこれ!」
雛「なに?ぜんぜ〜ん聞こえな〜いっ!」
剛「姉ちゃんの声が……かすかに下から……あーもーだめだこりゃ。」