雛「萌ちゃんと二人っきりってホッとするわ。目線が近いし。」
萌「嬉しい。あたしも自分より小さい子と一緒なら安心するわ。」
雛「せめて、同じくらい小さい子、と言ってくれない?」
萌「はいはい。あたしたち、身長5センチしか違わないものね。男の子たちとの差と比べたら、女同士ほぼ同じかな。」 
雛「そうよ。で、ね、身長といえば……。」
萌「弟さん?」
雛「あら、わかる?」
萌「大きくなったとか?」
雛「あたしに自慢してきたの。」
萌「剛くん、何センチ?」
雛「聞いてないわ。」
萌「聞いてないの?言わなかったの?」
雛「うん。たしか。具体的な数字は。」
萌「見上げた感じだと、どのくらい?」
雛「知らないわよ。」
萌「大台かもよ。」 
雛「ひえ〜、おおだい……」
萌「お姉ちゃんは140センチのオオダイが夢なのにね。弟さんは…にめーと……」
雛「いやだあ。言わないでぇ〜。」
萌「弟さんは、にひゃくせ……」
雛「だめっ!言い方を変えてもイヤっ!」
萌「あーん、雛ちゃんっ!かっわいいっ!ぎゅっ。」
雛「萌ちゃん……。好き。」
萌「あたしも。親友としてだよ。」
雛「もちろんよ。」