【スカトロ】排泄系妄想廃棄所16【汚物】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2015/12/26(土) 18:45:34.97ID:3MiGpsgH
 他スレで日ごろ迫害されがちなスカトロ系の妄想ネタやSSなどを吐き出すスレです。
 版権物の二次パロ、非版権物のオリジナル、いずれも歓迎です。
 
 ネタはライトな便意我慢やトイレ覗きから、ディープな飲尿吐瀉食糞塗便まで、
 女性キャラの排泄関連をテーマとしていれば大小上下固形液ガス問いません。
 ふと思いついた一行ネタから、貼るに貼れずお蔵入りしていた長編SSまで、
 巧拙に関わりなく、形式その他なんでもありで参りましょう。
 
 sage推奨。紳士はこういう時sageるものです。

 ■前スレ
 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1405767378/
0002名無しさん@ピンキー2015/12/26(土) 18:46:43.18ID:3MiGpsgH
■過去スレ
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所15【汚物】
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1405767378/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所14【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1400709363/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所13【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1364790054/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所12【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1350224147/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所11【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1341722066/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所10【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1322006488/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所9【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1313821227/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所8【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296478979/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所7【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所6【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234355887/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所5【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209737498/
排泄系妄想廃棄所4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185461945/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152551089/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131210760/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116597854/

排泄系妄想廃棄所@まとめ
ttp://wiki.livedoor.jp/eroparo_suka/
0005名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 17:26:13.56ID:CBLpcS3z
前スレいっぱいになりましたね
0008名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:00:23.53ID:omkRJGZi
ダップウィルス――通称、脱糞症。

ダップ=N=ベンジョミンとかいう外人の博士が発見したらしい感染症を起こすウィルスである。
現在日本各地で猛威を振るっている流行病で、ニュースでも連日報道されていた。
インフルエンザとノロが合わさったような病原体……空気感染し猛烈な下痢を引き起こすのが特徴だ。


「あ、ぎっ……まさか、ダップ……あぁ、いやっ!無理、トイレ……あ゛っ、やだっ!み……見ないでぇぇぇ!!」

通勤通学時間の駅前通りに女の子の悲鳴が響き渡る。道に溢れかえる通行人の合間、悲鳴の元には別の高校の生徒らしいブレザーを着た女子学生の姿。
ポニーテールで快活そうなその子が腹部を押さえて歩道に膝をつく……直後、悲鳴に混じって響く排泄音。
通行人がまたかといった様子で顔を顰めた視線の集まった先、少女のスカートの中から下着がズリ落ちる……漏らした大便の重みで。

「あ゛、あ゛ぁぁぁっ……なんでっ、やだ……止まって、ん゛う゛ぅぅぅっっ!あぎい゛ぃぃぃっ……見ちゃダメぇぇぇっ!!」

宿便まで全て出し尽くす勢いで路上にて糞便を漏らし続ける少女……これがダップの主な症状であった。
潜伏期間中は特に自覚はないが、発症と同時に急激で強烈な腹痛が発生……立って歩けないほどの排泄欲求だそうで、大抵はその場で漏れてしまうらしい。
体構造の関係で若い女性の罹患率が極めて高く、通勤通学風景の中に大便を漏らす女学生やOLの姿が混じるのは近頃ではそう珍しいことではなくなっていた。

「お゛、あ゛……やだぁ、もういやぁぁ……んう゛ぅぅっ!あ゛、ぁぁ……見ないで、撮らないでぇぇ……!」

顔を押さえて蹲る女の子。ようやくスカートの裾から溢れ出る下痢便は収まったが、その足元には軟便の沼が出来ていた。
ローファーとニーソを下痢汁で汚しながら泣き崩れたその子を心無い人達はスマホで撮影したりしている。
早く救急車が来てくれることと女の子の無事を祈りつつ、私はその場を後にして駅舎へ足早に向かった。

『間もなく発車いたします、閉じるドアにご注意下さい――』

丁度、駅のホームに停車していた車両へと乗り込む。と……人の群れが避けている出入り口が一つ、その前には大量の大便が堆積していた。
ホームに向かう途中……駅員に支えられて泣きながらトイレに向かったセーラー姿の女子中学生を見たが、その子のものだろうか?
発車寸前の窓の外、向かいのホームで私服姿の女性……音大生だろうか?が楽器ケースを落として必死の形相でお腹を押さえていた。今日は多いなあ。

 
0009名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:01:41.84ID:omkRJGZi
『次の停車駅は○○ー、定時より5分ほど遅れて到着の予定です。列車が遅れましたこと誠に……』
「あの、大丈夫ですか?」

車内放送に混じって聞こえた他の乗客の声に私は振り向いた。視線の先……黒スーツ姿の女性に声をかける、私と同じ学校の制服姿な女の子の姿。
綺麗という表現の合う顔を苦痛に歪めてお腹を押さえたスーツの女性、手にしていたビジネス新聞の映るタブレットを落とし呻いている。
……あ、これまずいかな?と思った瞬間、あっさりと訪れる破局。

「あ、あ゛ぁぁぁっ……やだっ、漏れっ……ぎっ、トイレ……あ゛ッ、み……見ないでくださいぃぃッッ!!」

響いた放屁音、それに続いて湿った排泄音が連続して鳴り響いた。タイトスカートの生地に生じる茶色い染み。
悲鳴を上げたスーツ女性のストッキングと腿の間を茶褐色な半液状の物体が流れ落ちて周囲にキツい異臭を漂わせ出す。
密閉空間で起こった脱糞に周囲の乗客が戸惑い悲鳴を上げる、その間も女性の足を伝い漏れ続ける怒涛の如き軟便。

「お゛ッ、お゛ぉぉぉッ♥人前なのにっ、私……ウンチをっ、いやぁっ!止まってぇっ、ウンチ……見られちゃう゛ぅぅぅッッ♥」

爆音とでもいうような脱糞音を立てて女性のスカート内から湧き続ける凄まじい量の下痢便。遂には重みで下着ごとストッキングがずり落ちる。
赤いレースの下着が大量の糞を盛られて膝まで下がり、押さえの無くなった肛門から噴水のように車両の床へブチ撒けられる軟便。
相当長いこと便秘でもしていたのか明らかにキロ単位はある大便が床に叩きつけられ、更に絶え間なく新たな糞が盛られていく。

「ごめんなしゃいっ、違うのっ♥ウンコなんてしたくないのっ、見ないでっ♥みっ……んお゛ぉぉぉぉぉッッ♥♥♥」

相当な長期溜めていたらしい宿便が一気に解放される刺激は凄まじいらしく、まるで性感に悶えるような声を上げる女性。
理性的に見える顔の造作は羞恥と屈辱と快感と不安と解放感が入り混じった、酷く乱れ崩れた表情と化している。
そんな痴態醜態を晒す彼女に向かう視線……その主の中に体調を崩したようなものが現れ始めた。

「いやぁぁっ……あ゛?や、だ……なに、うそ?私、お腹がっ……あ゛っ!いやっ、いやいやぁ……私まで、ああっ……いやあぁぁぁぁぁッ!!」

隣町のお嬢様学校の制服を着た、見るからに品の良さそうな女の子が腹部を押さえて呻いた。
ダップウィルス……その特徴に、発症した患者の近くでは潜伏状態の感染者も発症を誘発されやすいという病状がある。
恐らくは女の子もどこかで感染していたのだろう、次の瞬間……新たに車内へ響き渡る悲鳴と脱糞音。

「あああ゛ッ……いやあ゛ッ!見ないで下さいませっ、お願いです……おねが、あ゛ッ!?んひい゛ぃぃぃぃぃッッ♥」

女性より更に湿った大音量を出して少女の尻から溢れ出るほとんど液状の黄土色の水下痢。下着でも止まらずに腿を伝い流れ落ちる。
新たに加わった排便とそこから立ち昇る異臭に乗客はパニック状態に陥り、押しへし合ったり罵声を発したり混乱をおこしてしまっていた。
そんな光景をどうすれば収集がつくのだろうか、などと半分他人の思考のような気分で目前の光景を漫然と見やる私。
 
0010名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:02:47.80ID:omkRJGZi
「お゛ぉぉぉッ、止まってぇぇっ♥んお゛ぉぉぉッ、見られながら……こんなぁぁッ♥ふぎゅお゛ぉぉぉッッ♥」
「いやああぁッ、違うのっ……違いますのぉっ!こんなっ、私こんなことをするようなっ……ぎっ!?んぎい゛ぃぃぃぃぃッッ♥♥」

二名に増えた排便者が奏でる下品でいささか汚らしい協奏曲。強烈な下痢便の臭気が車内に立ち込め、嗅覚が麻痺しそうなほどに空気を満たす。
感染者以外でも体調を崩した乗客が蹲って呻いたり、女性の中には嘔吐してしまう人も複数出ていて地獄絵図とでもいうべき惨状を呈していた。

『お客様の中に体調を崩された方が出ました、次の駅よりの出発は10分余り遅れる予定です。お急ぎの方は――』

アナウンスを流しながらホームに列車が到着し……扉を開くなり車内に篭っていた異臭と共に駆け出る乗客達。
他の車両でも感染者の被害が出たのか、靴に踏んだ糞をこびり付かせた乗客が扉から駆け出ている。
乗車待ちをしていたホームの客が鼻を抓んで立ち去るのを見つつ、私は清掃する駅員の苦労を偲み内心で合掌した。




「いやぁぁぁぁッ、出ちゃう!急にお腹がぁッ、やだっ……あ゛ぁぁッ、まーくん見ないでぇぇぇぇッ!!」

改札を出る途中。前方にて手をカップル繋ぎして歩いていた制服姿な男女の内、女の方が叫んだ。
直後、脱糞音がそのスカート内から鳴り響いて扇情的な紐パンが大量の糞を溜めてズリ落ちる。
勝負パンツか、今日は残念だったなリア充。でも喜べよ、彼氏は驚きつつも股間のテントがギンギンだ。


「いやぁぁ!こんなところで漏らすなんて最低っ……ひぃっ!私まで急に……んあ゛ぁぁぁぁッ!!」
「あっ、あぁぁぁっ!!やだっ、感染してたなんてっ……んぎぃぃっ、我慢できないッ!漏れちゃうぅぅぅっ!!」
「ママぁ!お腹痛いよぉっ……あ゛ぁぁっ、ウンチ出ちゃう!ぱんつ汚しちゃうぅぅぅっ!!」

相当数の客が詰めていた待合所にはどうもウィルス保持者が相当数いたらしい。
今そこで漏らされたことで症状が誘発されたのだろう、忽ち公衆便所と化してしまったベンチの周囲に悲鳴が響き渡る。
悲鳴や苦悶に脱糞音と排泄物臭が混じった不衛生な騒乱に背を向けて私は駅を出た。



「今日は本当に多いなあ……近くの中学でも感染が騒ぎあったし、ウチもいよいよかな?」

配達途中らしいヤ○ルトレディーの女性がカートの横で盛大に大便を漏らしている姿を横目に通過する私。
お腹に優しい乳酸菌も新型ウィルスには敵わなかったらしい、無念。
 
0011名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:04:17.32ID:omkRJGZi
「やっほ、体調ダイジョブ?感染しちゃったりしてない?」
「……ん、ああ。おはよー、大丈夫だけど今日は結構よく見るねえ。」

ふと後から声をかけられ、道脇で怒涛の勢いで脱糞している女性の姿から視線を移す私。
そこにいた同じクラスの女友達に挨拶を返し、歩きながら雑談を始める。
昨日のTV番組や遊んでいるスマホゲームの話、そして身の回りのウィルス罹患について……

「TVでファブリーズとオムツがバカ売れって報道してたのも分かるねー、私もいつ罹るか怖くて仕方ないよ。」
「そうだね……整腸剤なんかも全然効果ないらしいし、発病しちゃったら大変だね。」

本気で不安がってる友人に話を合わせて相槌を打つ私。あくまで相手に合わせて、だが。
周りに秘密にしてはいるが、私は何百人かに一人の割合でいるダップウィルスに耐性を持つ体質らしい。
ウィルスが流行し始めた頃に風邪で病院に行ったときに判明したことであった。

「乗ろうと思ってたバスが中で20人くらい一斉にウンコ漏らしててさー、もう最悪だよ。」
「あはは、乗ってる最中じゃなくてよかったよね。」

バスに満載の女子高生が一斉に脱糞し始めた惨状、居合わせた友人の反応を想像し苦笑する私。
私が朝から感染者を見ても特に狼狽する仕草が無かったのはウィルスへの耐性があること……
それともう一つ理由があるのだが、まあそれは後で語るとしようか。




「はよー」「ちょりーっす」
「ん、おはよ」

登校し出会ったクラスメイトに挨拶し教室にて自分の席に座る私。
そこから始まるいつもの朝礼、いつもの授業……しかし、その日はいつも通りの学校風景とはならなかった。
なぜなら――


「え……」

昼休憩時間の学生でごった返す学食の中、喧噪に掻き消されそうな物音を耳聡く聞き止めた生徒が怪訝な顔をする。
最初は誰かがすかしっぺに失敗したのかと思う下品な空気音……それは一度切りで止まることはなかった。
湿った排泄音とともに漂い出す異臭、その元が真後ろの椅子に座った女子生徒の尻からだと気付き絶句する。

「ちょっ……やめてよ、こんなところでっ!信じらんないっ、誰か……先生呼んでよぉっ!!」

腹部を押さえて身震いする地味目な印象の女生徒、その尻より発せられるそれは紛うことなき排便音。
スカートの裾から流出した茶褐色の固溶体が、椅子の座席からも溢れて床へ滴り落ちていた。
その様に気付いて悲鳴を上げた少女に注目を向けた生徒たちが状況を理解し……戦慄した空気が学食に走る。
 
0012名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:07:07.77ID:omkRJGZi
「うげっ……何考えてんのよあの娘!サイッテェ……」
「アレってTVでやってるウィルスじゃね?……ぜってーやべーよコレ」
「先生……ううん。救急車呼んだ方が……うぐっ、なにっ!?あぁっ、私までなんか……お腹がっ、ふぐぅぅぅっ!?」

衆人のど真ん中で粗相してしまったせいか茫然とした様子で腹部を抱え、排泄音を立て続ける女生徒。
それを遠巻きに凝視し、嫌悪や侮蔑……或いは危機感を囁いていた生徒達の内、何人かが苦悶を浮かべた。

「あっ、あぁぁっ……やだっ、急にっ……どいてっ、漏れちゃ……あぁぁぁッ!!??」
「いぎぃぃっ!!お腹いだいぃっ、誰か助けて……トイレにっ、あ゛っ……もうだめえ゛ぇぇぇっ!!」
「えっ、今ブリッて……?あ、嘘……私?私のお尻から……あっ、あぁぁぁぁぁぁッ!!」

事態の周辺で突然呻きだした生徒達が悲鳴を上げるや否や、彼女らの尻からも大音量の下卑た水音が溢れ出る。
予期せぬ方向、しかも方々より排便音を耳にした衆人の生徒達は完全にパニックに陥った。
慌てて逃げ出すもの、他者に衝突・転倒するもの、更には漏らした生徒にぶつかり汚れた床に倒れるもの……大混乱である。

「待ってよぉっ、逃げないでっ……トイレに連れてっ、あ゛……ん゛あぁぁぁぁぁッッ!!」
「おへぇぇぇっ、見ないでへぇっ!違うのっ、最近ずっと便秘でっ……ふぎぃぃぃぃッ♥」
「うっぷ、気持ち悪い……うえぇぇぇっ!」「やっべコレ、マジやっべ……写メしとこ」

泣き叫びつつスカートの中から脱糞音を鳴り響かせ、下痢糞を垂れ流してしまう女生徒達。
その惨状に、気分を悪くした生徒達……特にカレーを食べていた者が顕著に調子を崩して嘔吐し始める。
地獄絵図と呼ぶしかない阿鼻叫喚の惨事の中、私は……ああ、私は……


「ふふ……今日かも今日かもって、ずっと我慢してもう一週間。ようやく我慢が報われる……♥」

食堂で起こった惨状に絶句する友人に背を向けるように一歩踏み出す私。恐らくは少し愉しげな足取りで。
多分笑みの形に緩んでいるだろう口元を見られる訳にはいかなかった……待ち望んだこの時がきたとはいえ、だ。
そうして私は薄笑いの浮かんだ唇で大きく息を吸い……

「い、いやぁぁっ!なに、ウィルス!?お腹が痛くてっ……あぁぁっ!出ちゃう、漏れちゃうぅ!見ないでぇぇぇっ!」
「え、ちょ……!アンタまさか感染……!?待ちなよ、今トイレに連れてってあげ……」

可能な限り可愛げを取り繕った悲鳴を、あらん限りの声で放つ私。
一際大きな悲鳴に周囲の視線が集まるその様を見やりながら私は……肛門を緩めた。
驚愕した友人の呟きを掻き消すように、鳴り響く下品な放屁音。
 
0013名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:08:24.86ID:omkRJGZi
「やぁぁぁっ♥出てるっ♥ブリブリって……凄い勢いで出てるぅぅっ♥♥んあぁぁぁッ♥見ないでぇぇぇ♥♥♥」
「うわっ、人の近くで漏らすなよっ……畜生!」

勿論ウィルスなどに私は感染していない……それなのに何故こんなことをするかといえば、
なにを隠そう私は公衆露出願望を抱えた羞恥スカトロマゾ性癖の持ち主だった。
ウィルスと叫べば堂々と人前で脱糞できる、いい時代になったものだ……と、近くの生徒の悲鳴を聞きながら思う。

「ん゛お゛ぉぉぉっ……こんなに一杯、いやぁっ♥恥ずかしくて死んじゃうっ♥私のウンコ見ないでぇぇぇっ♥♥♥」
「アレって2組の子……?うわぁ、なにあの量……っていうかまだ呼んだ先生こないの?」

見ないでと絶叫しながら一番人目につく方へ尻を向けて全力で排便する私。
パンデミックを待った一週間、更に準備でもう一周前から我慢していた宿便の全てを解き放つべく力んだ。
下卑た排便音を立てて肛門から便塊が溢れ、自重でショーツを引き下ろして私の尻を剥きだしにする。

「んお゛ぉぉぉッ♥いやぁぁっ♥ウンコがっ♥止まらないぃっ♥見られてるのにっ♥一杯ウンコ出ちゃうよぉぉッッ♥♥」
「うぇっ……あの酷い音聞いてたら、もう耐えられなくなって……うげぇっ!」

軽くキロ単位の大便をショーツごと足元に落着させてなお切れ目なく肛門から垂れ流される一本糞。
絶え間ない腸粘膜への摩擦と便の排泄自体の解放感、そして衆目に見られる羞恥の心地よさ……
各々が入り交じり強烈な快感となって忽ちに私の脳髄を絶頂へと押し上げる。

「んひい゛ぃぃぃぃッ♥ウンコォッ♥みんなの前で山盛り出しちゃうぅッ♥♥ウィルスのせいでぇぇっ♥♥」
「なんか、あの娘喜んでねぇ?いや……気のせいだよなぁ」

自分が露出脱糞マゾだとバレてしまうかもしれない恐怖すら快感を煽るスパイスになり、
思考能力をぐちゃぐちゃに踏み躙られるような排便の恍惚に私の脳は白く塗り潰される。
そして、ついに――

「お゛ぉぉぉん゛ッ♥見ないでっ♥ウンコ見ないでぇぇっ♥♥いひぃお゛ぉぉぉぉン゛ッッ♥♥♥」
「うっわ、ちょ……アレってイッてんの?まさかな……」

全力で臀部に力を込めた私の尻穴から最大の勢いをもって大便が吐き出される。
その瞬間に私の意識は完全に雲の彼方に消飛び、激しくのけ反りながら股から熱い汁を噴いてしまった。
人前で脱糞姿を晒し絶頂するところまで見られた……その事実が更に私を頂点の彼方まで突き抜けさせる。

「お゛ッ♥お゛ォッ……ほおお゛ッ♥♥ウンコッ……いっぱい、れちゃっひゃあ゛ぁ〜〜〜♥♥」
「おい、お前ら何の騒ぎだ……うわぁっ!?これは酷い……」

もはや外聞を取り繕う芝居のことすら忘れて絶頂感の中で脱力し、糞便まみれの床に突っ伏す私。
望まぬ粗相を晒して嗚咽する学友達と駆けつけた教師の驚愕の声もロクに耳に入らず
緩んだ股から小便を漏らしながら公衆排便絶頂の喜悦に一人浸り続けるのであった。

 
0014名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:10:10.17ID:omkRJGZi
それから――当然のようにウィルス被害が収まるまで学校は休校を決定。
生徒達には自宅での安静とそれから感染被害者への以後の丁寧かつ慎重な対応を命じる布告がされた。
それと同時期にウィルス特効薬が開発、一般への接種が始まり急速に感染は収まっていったのである。


「……もうみんな何もなかったように振る舞ってるなぁ。」

休校明けの頃にはウィルスについては既に過ぎたニュースとなっており、
久々の学校では皆がとりとめもない普通の会話を交わすような日常を取り戻していた。
それでも時々――

『ねー、あの子って食堂ですっごいウンコしてた……』
『あーマジじゃん。ウィルスって言ってもアレ出すぎてね?カバかゾウの排便かと思ったわーヒくわー』
「……」

私の無様な脱糞姿は皆の――日常で出会う人達の記憶に残っているのだ。
けれどウィルスの仕業という建前の元、私の日常は辛うじて未だに守られている。
奈落の、或いは肥溜めの淵で皮一枚保たれている平穏な日々。嗚呼それはなんて――


「ううっ、いけない……もうウィルスは収まったし、学校では普通の子を演じないと。」

自身へ猥雑な視線が向けられている状況に下腹部を熱くし排泄口を疼かせてしまった私。
思わず頭を振って日常に相応しくない思考を脳裏から追い払う。
そうして何食わぬ顔を作って私は教室へと足を向ける……と、その時。

「すみません、ちょっと待ってください……今、お時間ありますか?」
「ん――貴方、下級生?記憶にはない顔ね……まあ、いいけど。」

見知らぬ後輩の男子に呼び止められ、邪魔の入らない屋上で話をしたいと乞われた私。
理由が思いつかず頭を捻りながらついていく……まさか脅迫などではあるまいか。
もっとも、公衆の場で晒した醜態が脅迫のネタになるとは思えないが。さて――?


「……それで、改まって何?言っておくけど、何か言うこと聞かせようっていうなら――」
「先輩、あの……あの!先輩の凄く気持ち良さそうな排便姿に恋してしまいました!僕とつきあって下さいっ!!」
「…………………………ファッ!?」

澄み渡った青い空の下。彼の真剣な告白と私のマヌケな悲鳴は蒼穹に吸い込まれていった。
このトンでもない発言から始まった彼との関係は今後の私の人生に大きな影響を及ぼしていくのだが――
それはまた別の物語である。
0015名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 23:11:52.49ID:omkRJGZi
以上、お邪魔しました。
美少女がそこら中で悲鳴を上げて着衣脱糞しているような日常を過ごしてみたいですね。
来年もこのスレで素敵な排泄を沢山見られたらいいなあと思います、よいお年を。
0017名無しさん@ピンキー2015/12/28(月) 22:22:28.28ID:NscX+ll0
「んくぅっ!……は、離してくださいぃっ……。」

 白とピンクを基調としたフリフリのコスチュームをまとった金髪ツインテールの美少女が、目の前で緑色をした気色悪いうねうねしたミミズのような生き物に捕らわれている。
「やっべーオレ本当にアミちゃんに勝っちゃったよ。」
 つい二時間ほど前、学校帰りに寄ったゲーセンでスカウトされその場で怪人となったオレは、最近世間でちょっと話題になっている魔法少女アミちゃんをあっさりと倒してしまった。
 倒したと言っても、オレの脳波で操ることができるこの奇妙な触手で武器を奪って拘束しただけだけど。
 さすがに怪人になったとはいえ……しかも相手が敵である魔法少女とはいえ、女の子をあまり傷付けたくはないから。
 彼女もまだまだ元気らしく多少自由に動かせる足をバタバタさせて抵抗しているが、そのせいで白いフリルでいっぱいの短いスカートが触手に絡まって徐々にめくりあがってきて目のやり場に困る。
「ぬ、ぬるぬるして気持ち悪ぅい……私を、どうする気なんですかぁ?」
 確かに触手の表面に分泌されている粘液にまみれて、彼女の可愛いコスチュームはヌルヌルベトベトだ。
「どうする気って……この後どうすればいいんだ?ちょっと待ってて、聞いてみるよ。」
 魔法少女と戦うという指令しか受けていなかったオレは、怪人マスクに搭載された通信機で雇い主に連絡をしてみる。
「もしもーし、こちらさっき怪人になった者ですけど……。」
「あ、リョウくん?どぉだった?アミちゃんに会えた?」
 耳元のスピーカーから聞こえてきたのは、さっき出会ったレナと名乗る少女のキラキラとした高い声。
 いきなり可憐な美少女がこんなアニメ声でお願いをしてきたら、どんな男でもロクに話を聞かず二つ返事でOKしてしまうだろう。
 たとえそれが魔法少女をやっつけるために怪人になって!……なんていう無茶苦茶な内容だったとしても。
「はい、この格好で歩いてたらすぐに向こうから来てくれましたよ。」
 なにせ今のオレは真っ黒い二足歩行のトカゲのような見た目をしているし。
 あからさまな悪役オーラを醸し出していて目立つことこの上ない。
「……それでですね、とりあえず魔法少女捕まえちゃいましたけど?」
「ぇええっ!もぉ?はやーい!さっすがリョウくん!私が見込んだだけのことはあるね!」
「どーもっす。そっちに連れていけばいいですか?」
「そぉねぇ……今どこにいるの?……え?誰もいない廃ビルの中……おっけー!それならそこでアミちゃんの魔力を奪っちゃおうかー!」
「魔力ってどうやったら奪えるんですか?そもそも魔力ってどこにあるんですか?」
「アミちゃんは変身とかで使う魔力を魔法のお菓子から体内に取り込んで蓄積させてるはずだから、老廃物と一緒に体外へ排出させちゃえばいいんだよー。」
「魔法少女ってそういう仕組みになってるんですね。でも老廃物を輩出ってどうする……ってあれ?お菓子の老廃物ってもしかして……。」
 もしかして、アレ……なのか?
「そぉ!うんちと一緒に魔力もお尻の穴から出てくるからね!」
 マジでか。
 オレは思わず捕らわれの魔法少女の方へ目を向ける。
「ひぅっ!」
 アミちゃんはマスク越しにオレと目が合うと、拘束されて不自由にもかかわらず無理やり腰を曲げるように体全体で顔をそらす。
 その横顔はほんのりと赤く色づき、ビックリするくらい長いまつげには露が滴っている。
 オレたちの会話の内容は聞こえなかったと思うけど、大体ロクな目に合わないことくらいは察しがついているのだろう。
 かわいそうに桜色のぷっくりとした艶やかな唇が小刻みに震えている。
 今からこんな可愛い女の子の脱糞姿を拝めるなんて。
「……もしかして、オレが怪人に選ばれたのって……。」
 恐る恐るレナさんに聞いてみる。
「うん!リョウくんのスマホ覗いてみたら、女の子がうんちしてる動画とかいっぱいあったから。」
 いやお恥ずかしい。
 まさか同い年くらいに見えるレナさんにオレの変態性癖がバレてるなんて。
 しかしそれを知った上でオレに白羽の矢を当てたってことは……いいんだな。
「触手も中が細いのとか太いのとか空洞なのとかうんちしたくなる液体をひたすら吐き出すのとかいろいろあるからテキトーに使ってみてねー!」
 大義名分らしきものを得たオレは、意気揚々とかわいそうな捕らわれの魔法少女の方へ向き直った。
0018名無しさん@ピンキー2015/12/28(月) 22:29:22.73ID:NscX+ll0
久しぶりに書いてみました。
全部のせようと思いましたが長さの割に意外と排泄シーンが短かったのでさわりの部分だけで失礼します。
下にアップしてありますので気になった方は見ていただけたらと思います。
急ぎで書いたので誤字とかあったら教えてくださいー。
なんとか年内に一本書けてよかった……

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6212789
0020名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 07:31:12.12ID:rIHUPF+9
おもしろい
が、
「さわり」は冒頭部分という意味じゃないぞ。
クライマックスシーン、最も盛り上がる部分のことだからな。
0021名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 08:41:21.69ID:xCvvsU6u
>>19
ありがとうございます!
スカ以外の要素も多いのでどうかなーと思いましたが、
楽しんでもらえたなら良かったです。

>>20
ご指摘ありがとうございます!
まさか本文じゃない所で間違いがあるとは思いませんでしたw
間違えて覚えちゃってましたね。すごく助かります!
0022名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 10:19:24.33ID:iReEs1gi
>>15おつ! 
実際こういう状況になったら、医者って役得だよなあ。
もっとも美少女だけ診るってわけにもいかないだろうから、年寄りの相手なんか地獄だろうけど。
医学部生の身としてはのそんな妄想をせざるをえない……

医者つながりの話題だけと、いまIBS患者のために、超小型マシンを使った治療法が研究されてるらしいな。
なんでも錠剤サイズのラジコンみたいなやつを患者に飲ませて、腸まで送られたら、
そこから直接薬品を投与して治療するんだそうだ。
一部海外では実用してるとこもあるらしいし、ドラえもんの時代もあながち夢じゃないのかも。

美少女がその治療を受けるとしたら、ぜひとも自分が担当したいものだ。
0023名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 10:53:34.82ID:pNSFNkny
病院に行くとだいたい年寄りが群れてるよなあ

ピキーン!小児科!ちょっと医学部いってくる
0025名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 14:48:05.05ID:yBMlBY3K
>>22
カプセルくらいの大きさのカメラにませるのは10年以上前からあるみたいね
0026名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 15:49:31.93ID:cnGaqc7D
新スレに移行したことによって便秘から解放されたようだな
0027名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 16:31:39.85ID:Ai7pPhJB
SS投下できない容量だったから仕方ないね
旅行中明らかに携帯トイレから溢れ出す腹具合でそれでも用を足すべきか否かという問題だ
0028H2015/12/29(火) 19:54:02.99ID:f8uisI4d
今から投下
前スレで予告していたやつです。
アメリカン大量少女の短いお話。
0029H2015/12/29(火) 20:03:58.34ID:f8uisI4d
 
 ヒュージな彼女 番外
 
 
 それはクリスマスを三週間後に控えた、ある冬の日のことだった。
 宗教観の多様化した現代であるが、依然多くのアメリカ人にとっては一年を締めくくる特別なイベントの時期。
 しばらく雨続きだった空が晴れたこの日曜は、ここぞとばかりに家の外壁の電飾に勤しむ人の姿があちらこちらで見られた。
 各々祈る対象は違えど、多くの宗教の祝日が集中しする12月は、全米の子供も働く大人達も、そして街を覆う空気そのものも。
 その特別な日に向けて、段々とあわただしさを増していく、そんな季節である。
 ここカリフォルニアの内陸部でも、日に日に寒さは厳しさを増していくが……
 クリスマスが近づいてくるその高揚感は、陰気なその空模様を吹き飛ばすほどの熱気を持っている。

 そんな中、例外的にヒマだった彼女……17歳のミシェル・オルコットは、いつものように友達に電話をかけていた。


「ねぇソニア、今日ってヒマ? どこか遊びに行かない?」
「あんたね……」

 かけた相手は同じ高校に通う少女、ソニア・メイ・オルコット。
 同じファミリーネームが示すとおり、ミシェルとは親戚、従姉妹にあたる。
 済んでいる家もすぐ近くだ。
 従姉妹同士だけあって、きれいなブロンドの髪など、二人の雰囲気は良く似ていた。
 しかし、この時の二人の感情は、まさに正反対であった。

「あれ、機嫌悪い?」
「ひょっとして分かって言ってる? こっちは休みの日は、家族みんなでクリスマスの準備だよ。今年は私の家の番だから。
去年ミシェルの家だったでしょ? ヒマなんか無いよ」
「……あ、そうだっけ。そう言や去年のパーティーは、ウチでやってたんだっけ。今年はソニアの家なのか〜」
「なによ、忘れてたの? ……親戚みんなが集まるクリスマスパーティーを持ち回りで開くのは、誰が考えたのか知らないけど……
4年に一度、自分の家が当った年は大変だよ本当に。オリンピックみたい」
「そうなんだ……。じゃあ、ツリーは? もう準備した?」
「まだだけど、天気良いから今日もらいに行ってきな! って、さっき言われた。これからツリーファームに行くわ」
0030H2015/12/29(火) 20:04:38.07ID:f8uisI4d
 
「ソニアが行くの? 一人?」
「うん。私は18になったから、一人で運転できる」
「あ、そっか! ……じゃあ私もついていっていいかな」
「ミシェルも? それは別に……あ、ちょっと待って」

 一旦、ソニアの声が遠くなった。
 おそらく父親を呼んでいるだろう遠い声が、携帯からかすかに聞こえてくる。

「ミシェル乗せてもいいか聞いたら、OKだって」
「じゃ、すぐそっち行くね!」
「ただし……ついて来るなら、ミシェルには手伝ってもらうことがあるから。ね?」
「えっ?」



 そんなこんなでソニアとミシェル、二人の少女は、郊外にあるクリスマスツリーファームへ行くことになった。
 乗り込んだのは、ソニアの父親のピックアップトラック。
 向こうでツリーとなるモミの木を搭載して、持って帰って来るためだ。
 父が乗り回している時とは打って変わった慎重なアクセルで、ソニアの運転する車は住み慣れた住宅街を出発する。

 ただ……。
 行きは空荷のはずの、車の荷台には、なにやら奇妙な荷物がいくつも詰まれていた。
 大きな、異様な存在感を放つ黒いビニール袋が何個も。


「……まぁ、ね。ソニアに“手伝え”なんて言われたから、なんとなく予想は付いてたんだけど」
「いいダイエットになったじゃない? どうせヒマだったんでしょ」
「まさか“ソニアのうんちの運び屋”をさせられるとはねー……」
「ちょっと、声でかいって!」

 さらっと禁断のワードを口にされて、ソニアはあわてた。
 そして周囲を見回す。
 ここは車の中…ではなく、国道沿いにあるストアの駐車場である。
 重くて危険なブツを物置から車に積み込むという、予想外の肉体労働。
 冬とは言え喉が渇いた二人は、家を出発して10分も経たない内に、車を停めて休憩に入っていたのだった。
0031H2015/12/29(火) 20:12:07.44ID:f8uisI4d
 
「別に人を殺して、バラした死体捨てに行くわけじゃないんだから……。まぁ見た目、なんかそれっぽいけど。でもストアの中じゃないし、誰も聞いてないって。
……けどさ、なんでこんなに沢山あるわけ? ソニア、いつの間にこんなに産んだの?」
「あ、あんまりジロジロ見ないでよ、恥ずかしいなぁ……」

 買ったジュースを飲みながら駐車場の車に歩いて戻り、ミシェルはピックアップの荷台に寄りかかった。
 そして、その荷台に詰まれたもの……10個以上ある、大きな黒いビニール袋を見つめる。
 中身は、二人の会話が示すとおり。
 これら袋に詰め込まれているものは、全てソニアが排泄した巨大便である。
 小さなものでも直径7インチは下らない、長さはそれこそ、博物館に飾ってある恐竜の大便の化石のような……
太さも長さも凄まじいボリュームの一本糞だ。
  特に大きなモノは1本そのまま、控え目なモノなら2本か3本を一袋に詰め直して収められている。
 一袋でも重い。

 彼女……ソニアは、常識はずれの巨大な大便を毎日毎日排泄してしまうという、特異体質の持ち主なのである。
 やっと18歳になったばかり、小柄な愛くるしい見た目からは全く想像もできないのだが、
人体の肛門の構造、いやヒトの骨格からしてあり得ないような巨大便を、毎回、苦悶に悶えながら……。
 それを知るのは隣にいる、幼なじみのミシェルだけだった。


「私に積み込ませるの手伝わせておいて、今更? ソニアって結構純情?」
「うぅ… 恥ずかしいって思わなくなったらお終いだよ、こんなの……」

 タバコのように白く曇る、大きなため息をついて、ソニアは赤くなった顔を落とした。
 当たり前のように受け止めているミシェルもミシェルであるが……。
 彼女はソニアの幼馴染。例外である。
 そしてそのうち、ソニアは観念したように話し始めた。

「実は……冬になって、寒くなったじゃない? 家のトイレでした時は、流すために時間かけて解体するようにしてたんだけど、
面倒になっちゃってさぁ。ビニール袋におっきいのをそのまんま詰め込んで、使ってない物置に隠してたのよ」
「面倒だからって、なんでまたそんなこと……さっさとゴミ収集所に持って行けば?」
「いや、ちゃんと始末しようと思ってたんだけどさぁ……。思ってる内にどんどん増えちゃって。寒いし」
0032H2015/12/29(火) 20:14:05.55ID:f8uisI4d
 
「…よくバレなかったわね……。で、結局いつの間にか、こんなにいっぱいに?」
「うん…それで今日、車でツリーを貰いに行けって言われてさ、ならこれを積んで、遠くのゴミ捨場に持って行こうって思ったの。
ミシェルが一緒なら積み込みも捨てるのも楽だし」
「……ソニアとツリーファーム見にいけるって、楽しみにしてたらこれだもんね。まぁ、いっか……。約束もあるし。とことん付き合うわ」
「ありがとう、ミシェル愛してる!」

 運転時間より明らかに長い休憩タイムも終わり、二人は気を取り直し、車で数十分の農場へと向かった。
 だが、裏の目的であるソニアの巨大便を捨てるのは、ツリーを積み込む前でなければならない。
 街から出る前に、もう一度寄り道をする。
 なるべく家から離れた場所でゴミ集積場を探し、車を横付けした。
 カリフォルニア州にゴミの分別云々の規則はほぼ無い。あとは収集車がまとめて処分場に運んでくれる。
 二人はせっせと、荷台から集積箱にうんこ袋を投入していく。
 巨大便が何個も入った、何キロもある重い袋だ。女の子には少々つらいが、ほかの誰にも任せることはできない。
 破けて中身が出ることのないよう、慎重に……。
 秘密を共有する二人はこのとき、正に共犯者の心境だった。

「これで片付いた……長かったなぁ…… やっとスッキリした感じ」
「完璧、自分のせいだよね? やばい時はいつでも助けるけどさぁ……こういうのはもうやめた方がいいよ。家族にもバレたくないんでしょ?」
「う…ごめん。これから気をつけるよ」

 鉄製の大きな収集箱の中に積み上がったのは、ある意味でとても危険な廃棄物の数々だ。
 それを眺め、二人とも大きな息をついた。
 神妙に応えるものの、長い間背負いっぱなしだった荷物を捨て、ソニアは心なしか表情が明るい。
 これ、一体何日分?
 とミシェルが聞くと、もじもじしながら「もうわかんない…」と小さな返答があった。
 だが今日の仕事は、これからが本番なのだ。
 重く、危ない積荷から開放された車は、ようやく街から出てツリーファームに向かった。
0033H2015/12/29(火) 20:15:39.04ID:f8uisI4d
 
  
 
「こんにちは〜。 オルコットです。ツリーを貰いに来ました」
「――おお、ソニアか。いらっしゃい」

 ゴミを捨て終わってから車で30分ほど、郊外に残る森林地帯にほど近い場所に、そのファームはあった。
 二人を出迎えたのは、初老の男性である。
 まるでCMに出てくるのサンタのイメージのように、白い髭で、恰幅の良い人物だ。
 開拓時代を思わせる丸木造りの小さな管理事務所で、彼はパイプをふかしていた。

「今年は自分で運転して来るって聞いてびっくりしたよ。年が経つのは早いねぇ。もう18か」
「はい。おじさんは変わりないですね。……あ、こっちは従姉妹のミシェル」
「どうも、初めまして。ミシェルです」
「そうかそうか。名前は知っとるが、会うのは初めてだな。親父さんは元気かい」
「ええ。ケネスさん、毎年ツリーありがとうございます」
「礼を言われることじゃないさ。……コーヒーでも淹れようかと思ったが、また天気悪くなるといかんからな。じゃあ、すぐ行こう」

 彼はコートと帽子、そして手袋を取り、二人についてくるよう促した。
 ソニアがおじさんと呼ぶ彼はその昔、失業で路頭に迷う寸前になったことがあり、その時ソニアの父親に助けられたらしい。
 その縁で、このファームを経営する今は毎年一本、無料でモミの木を分けてくれるのだ。

「じゃ、道具は全部ワシが持っていくからな。ソニアは毎年来てるから、ファームの中は大体分かってるだろう? 
こっちのエリアで好きに歩いて、選んでくれ。リボンの付いてない木ならどれでもいい」
「はい。じゃあ……」

 外に出て、駐車場から簡素なゲートをくぐると、そこにはクリスマスツリーとなるモミの木の林がどこまでも広がっていた。
 ファームと言っても、ここには畑はなく、あるのはモミの木だけだ。
 子どもの背の高さの可愛らしいサイズから、大きな庭で重機を使わなければ飾れないような、16フィートの表示がある大きな木まで。
 背の順に何列も並んで、ずらっと生えているのだ。
 植える時期や刈り込みなどの調整で、各種のサイズの木が11月末あたりに揃うよう育てられている。
 今日は12月に入った日曜日で、天気が回復したのもあって、同じようにツリーを買いに来た人が結構いるようだ。
 遠くの方に歩く人の姿が見える。
 さながら植林されてあまり年月の経っていない、新しい林のようなファームの中。
 遊園地にある子供向けの巨大迷路を行くように、好みの木を探す人が、モミの木々の隙間に見え隠れしていた。

「あれ、あそこの柵からこっちには他のお客さん、居ませんね」
「この区画は予約用とか、最初から買い手が決まっているお得意様用に育ててるやつだからね。一般のお客さんは歩いてないよ。
だからリボン付き以外ってさっき言ったのさ」
「ああ、なるほど……」
0034H2015/12/29(火) 20:22:19.22ID:f8uisI4d
 
 初めてクリスマスツリーファームに来たミシェルには、何もかもが新鮮だ。
 今まで、親が持って帰って来るだけだったツリーが、こうして作られているのを彼女は初めて実際に見た。

「どれが良いかな……えーと……。 じゃあ…これ! この木をください」
「よし! 分かった。じゃあ切り出すから、少し待っててくれ」

 木と木の間の狭い道を三人一列になって歩き初めて、5分ほどだろうか?
 樹高9フィート弱の一本を、ソニアは選んだ。
 彼女が指差した木の傍に工具箱を置くと、ケネスは早速、大きなのこぎりで幹を切りに掛かる。

「選ぶの早いね〜。ソニアの性格からして、もっと時間かけて考えると思ってた」
「もう毎年だから、慣れてる。あっちこっち悩んでも、良いこと無いのよ、ツリー選びって」

 なんとなく、ミシェルの前でソニアは得意げだった。
 家に入る高さ以内で、幹はまっすぐ傾きも無く、枝張りはどこから見てもきれいな三角形だ。枝のボリュームも十分。
 毎年、リビングに飾るツリー選びは、父と一緒にここへ来ていた彼女の役目だった。
 目利きは確かである。

「よーし、終わりだ。運ぶぞ。お嬢ちゃん達、ロープはできんだろう? 車まで運んだら固定して、あとは運転して帰るだけの状態にしとくからな」
「ありがとうございます」
「ミシェルは初めてだ、興味があったらもう少しファームを歩いて、見ていくと良い。ダイエットにもなるしな」

 数分もしないうちに、見事根元からモミの木は切り倒された。
 枝のダメージもほとんどない、ベテランの手並みだ。
 だがおそらくジョークのつもりだろうが、余計な一言を口にしてから、木を肩に担ぎ、ケネスはファームの入り口の方へと去っていった。
 
 
 
0035H2015/12/29(火) 20:27:39.02ID:f8uisI4d
 
 
「ダイエットなら、さっきしたけどね」
「まぁね……。まぁいいや。ミシェル、どうする?」
「せっかく来たから、もうちょっと見てく」
「じゃあ、南の方に行ったら休憩できるベンチとかもあるし、そっちへ歩こうか……って、あれ? ミシェル?」

 コートのポケットに手を突っ込んで、再びファームの小道を歩き始めた矢先、彼女はミシェルがついて来ないことに気が付いた。
 何やら、彼女はその場にしゃがんで、たった今切り倒されたその木の根を見ている。

「……何? 何かあるの?」
「いやー、ツリーの切り株なんだけどさ。幹の断面……さっき運んだアレとか、いつもソニアがしてるうんちの方が太いなー、って思っただけ」
「ちょっ……」
「すごいね。ソニアって、クリスマスツリーもお尻に入れられるんだ」
「そういう冗談は止めてよ本当に……こんなとこで」
「誰も聞いてないって。大丈夫だよ。……それに、私に借りがあるでしょ? ちょっと意地悪したくなった」
「借りって… さっきの手伝いのこと? いつでも手伝うって約束じゃない。あれを借りって言われたら、一体どれだけ、私借りがあるのよ?」
「そうじゃないって……。 物置に何週間分も、捨てられないうんち袋溜め込んでさ、今日だって、私が電話しなかったらさ……
あれ一人で運ぶつもりだったんでしょ? なんで私に相談してくれなかったのよ。寂しいじゃない」
「あー……うん。そうか……ごめんね。一人で悩まない。これからはちゃんとミシェルに相談するよ。約束する」
「わかった。じゃあ、帰ろう。 きっとソニアのお父さんも待ってるよ。ツリーの飾りつけくらいなら、私も手伝わせて」

 風に揺れるクリスマスツリーの林の中で、ソニアの手をとり、やさしくミシェルは微笑んだ。
 同じく微笑で返すソニア。
 ……だったのだが。


「う……」
「あれ? ソニア?」

 ぴくっと、わずかに眉をひそめたかと思うと、急にその様子が変わる。
 ほんの数秒のうちに、見つめあったソニアの表情が重くなっていく。
 手を握られたまま言葉も無く、坂道を転げるように、苦しげに……。
 
0036H2015/12/29(火) 20:28:59.41ID:f8uisI4d
 
「あ、あのさぁ…… ミシェル…」
「何?」
「早速なんだけど……今、私のおしりがヤバい感じ」
「えっ!? 出そうってこと?」
「うん…。さっきのジュースが良くなかったのかなぁ? いっ… いつものアレが…… もう、いきなり発射秒読み体勢に入ってる感じ……」
「う、うそ…… こんな突然? 事務所のトイレまで我慢できない?」
「たぶん…無理っぽい…… いつもは凄く固いのに、今日のはちょっと、少し柔らかい感じだし… どんどん自然に降りてくる……」


 ぐるっ… きゅ… くきゅうぅぅ……!


「やっ、やば…… ホントに、すぐうんち出そう……!」

 ミシェルが視線を下に向けると、彼女の両脚は小刻みに震えていた。
 肌を刺すような、この寒さのせいではない。
 耳を澄ませば、分厚いコートを通り越して、ソニアのお腹から不気味な音が響いてきているのも分かった。
 ミシェルにとっても、聞き慣れた音。
 腸の奥深くから正に湧き上がって来ている、巨大な便意に彼女は震えているのだ。
 そして、ソニアの口から気弱な言葉が出てくるときは、本当に危ない時。
 長年の付き合いであるミシェルは、状況の深刻さを理解した。
 
「ど、どうしよ… 私、どうすればいい? 下痢止めとか薬、事務所にあるかな……」
「くっ…車に行って、あの袋の残りを取ってきて! 私のバッグの中にあるから……。念のために持ってきてた……。 ん、んんっ……!」

 手の震えで、ポケットから取り出した車のキーが、カチャカチャと音を立てる。
 そしてソニアのもう片方の手は、下腹部の苦痛に比例するように強く、ミシェルの手を握っていた。
 いきなりの便意の急降下に戸惑うソニアだったが、いつものように頑張ればいいだけだ。
 一緒にミシェルも居る。
 あの袋にうんちをひねり出して、また帰り道に捨てればいい……。
0037H2015/12/29(火) 20:32:20.47ID:f8uisI4d
 
「わ、分かった! じゃあここで待ってて! すぐ戻るから!」

 ソニアの切迫感を肌で読み取ったか、キーを受け取ったミシェルは全力で走り出した。
 その彼女の背中を見送ると、ツリーの林の中、ソニア一人になった。
 ――とたんに、便意が加速した気がした。
 
 ぎゅる… ぐるっ……! ぐりゅりゅ……


「うっ!? あっ…! く、くく……! お、おなか痛い……!」

 ふらついて、地面の枯れ草に倒れこみそうになるのを寸前で堪える。
 効果はないと知りつつも、ソニアの手は自然に自分のおなかをさすっていた。
 もちろん異音は鳴り止まない。
 苦しげな吐息につられてか、彼女の可愛らしい顔も、どんどん険しさを増していく。

(なっ… 何よこれ……!? 昨日だって普通に食べただけなのに……! 今朝もちゃんと一回出したのに……! なんで今日に限っていきなり……?)

 もう12月だというのに、厚着に隠された肌に脂汗がにじむ。
 ……猛烈な便意が、おなかの奥から、湧きあがって来る。
 ファームに来た時には確かに空っぽだった直腸が、今はごつごつした巨大な大便の塊でいっぱいになっている。
 まるで、静かに侵入して兵力を隠していたゲリラかテロリストが、突然蜂起したかのようだった。
 油断していたソニアの肛門は即時戦闘態勢に入って、大腸から降りてくる巨大便を押しとどめるべく防備を固める。
 彼女自身も、お腹をさすっていた両手をおしりに回し、ぐっ…と押し支えるようにして肛門の防戦を援護する。
 誰も見ていないのだ、格好なんか気にしなくていい。
 だが何分も、何十分も、ゲリラの攻勢に耐える必要は無い。
 ミシェルさえ戻ってきてくれれば……!
 騎兵隊の到着を待つ心境で、ソニアは全身に力を入れて、便意に耐えようとしていた。
0038H2015/12/29(火) 20:34:03.84ID:f8uisI4d
 
 
 ぷすっ ぷぷぷ……


「あ!? あ、ああああ……」

 だが一本で重さ7ポンドにも達する彼女の大便の攻勢が、そう甘いはずも無い。
 ソニアの口から、思わず情けない声が出た。
 ついに、彼女の穴が、徐々に開き始めたのだ。

(だ、ダメっ……! 止まってぇ……)

 漏れ出るガスの音に、ソニアは涙目になりかけていた。
 思い切り内股になり、立ったまま全身に弓のように力を入れ、ぐっと両手でおしりを押えても。
 できるのは時間稼ぎだけ。
 人間の力では巨大な竜巻やハリケーンを止められないように、この異常な巨大便の動きを完全に止めることは不可能だった。
 そして、一度出口が開き始めたら、あとは加速度的にその穴は大きくなっていく。

(あっ、あっ……! も、もう…出てきちゃうぅ……! まだミシェル来てないのに……!)

 大便の侵攻が早すぎる……。
 直接見ることは出来なくても、自分の体である。
 意思に反して肛門が口を開けていくのが、はっきりと分かった。
 穴の出口に到達した弾頭部分はじりじりと、ソニアのやわらかな肉壁を擦りながら……。
 悩ましいヒップラインの奥、やわらかな二つの山の中心にある、彼女の穴。
 小さくすぼまっていた筈のその穴がこじ開けられ、徐々に拡げられ、ごつごつとした排泄物がその姿を現しつつあった。
 彼女の肛門を毎日毎日犯し続ける、醜悪な一本糞の頭だ。
 ――どうしてもダメなら、この場で野糞してしまっても良いのかも知れない。
 我慢するのを全部放棄して、今すぐ下を全部ずり下げて、この枯れ草だらけの地面に、湯気が立つ巨大な塊を……。
 そして、後でミシェルの持ってくる袋に詰め込んでもいいのだ。
 街の物陰や茂みで幾度か、我慢できずにしてしまった事だってある。
0039H2015/12/29(火) 20:35:15.89ID:f8uisI4d
 
 だが、ここは他でもない、父と毎年来るクリスマスツリーのファーム。思い出の場所だ。
 絶対に汚したくない。
 その一念で、ソニアは押し寄せる便意と戦っていた。

 
 ぷぎゅっ… ぷ… ぎゅるるるっ……!!


「あ、ああああ……!! やっ、もう、も…… 持たないっ!!」

 だが限界は、意外とすぐに訪れた。
 怖いくらいの寒気と排泄欲とが、健気に頑張るソニアを襲う。
 まるで雷に打たれたように、彼女の身体が波打った。
 もう、この巨大便が出て行くのを、自分の意思で止められない。
 命令していないのに、勝手に魚雷が発射管に装填され、注水され、発射管扉が開けられて……。
 自分の身体に叛乱を起こされたようだった。

「も……だめぇ……」

 汗だけでなく、半開きの口から溢れたよだれが一筋、彼女の頬をつたった。
 正にジェットコースターに乗せられたような、想定外の急降下だ。
 そこにあったはずの彼女のおしりの谷間は半分無くなって、その代わりに肛門を中心にして異常なほど盛り上がり、小さな火山が出現しつつあった。
 彼女の脳をかきむしる、巨大な便意と、肛門に感じる大便の刺激と……
過呼吸になりそうなほどにソニアの息は乱れ、正常な思考力さえ奪っていく。

 ミシェルが走り出して、何分経った?
 ……分からない。
 戻ってこない。
 もう、これしか、ない……
 
 
0040H2015/12/29(火) 20:36:20.84ID:f8uisI4d
 
 ゆらっと、ソニアは数歩前に出た。
 うつろな瞳で、コートの脇から手を突っ込んで、スキニーパンツと下着を全部一気に下ろし、そして


 ……みちっ めり… ぐ……! ぐぐぐっ……!!


「ふんっ…! んぐぅっ…! んんあうあああっ……!!」

 声にならない声が、クリスマスツリーの林に響いた。
 思い余った彼女は、照準を定め、木製の大きな“栓”の上に腰を下ろしたのだ。
 ついさっき、ミシェルが冗談で言ったあの切り株を、巨大便を腸内に留めるための最終手段として。

「はぐっ… んっ…! んううっ! おっ、んぐうううううっ……!」

 めりめりと音を立てて、モミの木の幹が、彼女のおしりの穴を大便ごと貫いていく。
 正にピストンのように、出かかった巨大便をソニアの肉穴の奥へと押し戻そうとする。
 もし地面から至近距離でその光景を見たなら、あまりの壮絶さに、普通の人間は絶句しただろう。
 あまりに痛々しい光景だが、しかし、さっきのミシェルの言葉は正しかった。
 残っていた切り株の直径は5インチほど。
 和便器にまたがるような格好で大便を食い止めようとした彼女だったが、脱糞の一歩手前まで我慢してしまった今のソニアの穴は、
すでにその幹よりも太くなってしまっていたのだ。
 押し戻せたのは、ほんの数秒だけだった。
 肺の空気が全部しぼり出されそうな圧迫感を覚えながら、切り株の挿入を試みるソニアだったが、硬いモミの切り株に彼女の全体重をかけても……
それでも腸の奥から生まれようとする、その巨大便には抗し切れない。
 栓ではなく、それは出かかっていた巨大便に、クサビを打ち込むようなものだった。

「うっ… あっ、あっ…! ダメぇ…止まんない……うんち止まんないっ……!! あ、あああああ……!」
 
0041H2015/12/29(火) 20:38:56.93ID:f8uisI4d
 
 ツリーの切り株に跨ったソニアの身体を、再び強い電流が襲う。
 出かかった大便を無理やり止めようとする苦痛に、高まり続ける排泄欲に……止まらない震えで、歯の根がカチカチと鳴る。
 ぞっとする寒気と、体内の異常な熱と、中と外から同時に肛門を圧迫される刺激と……
 そして段々と、便圧に負けたソニアの腰が上に浮いていく。


 みちっ… みちちっ……! むぶ… ぶぶぶっ!!


「あぁ、もっ、もう……! もうだめぇ……!! う、産まれちゃうぅ……!!」


 残酷であるが、結論を言ってしまうと――
 彼女の涙ぐましい努力は、全て無駄であった。
 
 
 
0042H2015/12/29(火) 20:40:04.94ID:f8uisI4d
 
 
 

「――ごめん! お待たせっ!」

「……」

「ソニア、大丈…… あっ……」

 ミシェルはようやく戻ってきた。
 そして一瞬遅れて、彼女は察した。
 ……間に合わなかったことを。
 そこあった物体を一目見た時、たった数分の間に何がここで起こったのか、これ以上ないくらい明確に理解できた。

「クリスマスツリー、作っちゃったんだね……」
「もう何も言わないで、お願い……」

 ついさっき、ケネスおじさんが切ってくれた、あのモミの木。
 それがあったはずの場所に、不気味に茶色い、大きなものが生えていた。
 高さは3フィートと少しくらい…メートル法なら1mほどだ。
 太い底部から上に向かって細くなっていく、円すい状の奇妙な物体……。
 見慣れたミシェルには、それが何かすぐに分かった。
 ソニアが産んだ、いつもの戦車砲弾のような巨大便だ。
 それが今回は、あの切り株に突き刺さって、直立している。
 そして、ソニアは……。
 自分が作ってしまった茶色いツリーからほんの少し離れた所で、両手で顔を覆いながらしゃがみ込んでいたのだった。

「ううっ… ううう……」
「泣かないで……仕方なかったんだよ。ソニア頑張ったよ」
0043H2015/12/29(火) 20:42:16.17ID:f8uisI4d
 
 うずくまったまますすり泣くソニアを、ミシェルは抱擁で慰めた。
 慣れたミシェルでさえ、驚いて一瞬言葉を無くすような、異様な排泄物。
 だが、なんとか漏らすまいとソニアが必死に努力したことも、彼女には分かった。
 ……切り株に挿し込まれた形の、彼女の大便。
 その底、一番太い部分は12インチ以上あるだろうか?
 メートル法に換算するなら、30センチを超える。
 下に僅かに残ったツリーの幹が細く見えてしまう。。
 最初の肛門拡張を施したのはミシェル自身、そして幾度もソニアの排泄を手伝ってきたとは言え、こんな太いもの見たのは初めてだった。
 よくここまで巨大な大便を排泄できたと、彼女も驚愕するしかなかった。
 モミの幹がしっかりと円錐の底に突き刺さっているので、完璧に直立して、倒れない。
 むしろ排泄しながら中心にクサビを打ち込んだせいで、いつもより余計に肛門が拡張されたのかも知れない。
 濃い茶色の、ごつごつした底から、段々とグラデーションがかかるように上へと明るい茶色に、柔らかく……。
 この寒さの中、酷い匂いと一緒に立ち上る白い湯気が、その異質さを更に引き立てていた。

「ほら、泣きやんで…。今日の夜は、ウチは親いないしさ……来て。全部忘れるくらい、やさしくしてあげるから」
「うん……」

 小さな子供をあやすように言うと、ようやくソニアは顔を上げた。
 それからミシェルは、彼女の汚れたおしりを優しく拭いてあげた。
 その後しばらくは、ほとんど言葉はなかった。
 一切の匂いや痕跡を残さないため、二人は事務所からノコを借りてきて、ソニアが再生させたそのツリーを根元からもう一度切り取り、袋に詰めた。
 幸い、ケネスにも誰にも、見られる事はなかった。
 幾度もため息をつきながらソニアは、ツリーが“二つ”積み込まれた車を運転し、来た道を戻っていく。
 そして行きと同じ集積所でうんこツリーの袋を捨て、ソニアの家に帰り着いて、ようやく二人の長いお使いはおわったのだった。
0044H2015/12/29(火) 20:46:07.91ID:f8uisI4d
 
 ……だが、その日の夕方のこと。
 

「――ごめんください。南区警察署の者です。少し、お宅の車を調べたいのですが。……それから、お嬢さんにもお話を伺いたい」
「何だ? 警察? うちの娘が、一体なにをしたって言うんだ?」
「どうも。お父様ですか」
「そうだ。……ひょっとして交通違反か? 車にキズは無かったから、事故は起こしてないと思うんだが……」
「いえ、そうではありません。実はですね.R66沿いのラトーニ・デイリーストアで、客からの通報がありましてね。
“奇妙な黒い袋をいくつも積んだピックアップに、若い女二人が乗っている。そして、殺人だとかバラした死体を運ぶだとか、物騒な単語を口にしている。”とね」
「そんな馬鹿な。第一その車がウチのだって根拠は?」
「通報者が撮った写真にナンバーが写っていました。その写真はこちらに。警察としては、調査しない訳には行かないのです。ご協力頂けますか?」
「…わかった。だが何かの間違いだ。絶対に」

 
 ……もちろん通報者の勘違いであり、殺人も死体もありはしない。
 血液反応検査やら死体の匂いを判別する警察犬やらで、車や家を調べられたが、何も出てくるはずが無い。
 その通報者がどこで見ていたのか分からないが、小柄な少女がでかいピックアップを運転しているというのも、ギャップがあって印象に残ってしまったのだろう。
 “クリスマスツリーを貰いに行くついでに、ゴミを捨てにいっただけ。ミシェルとは、サスペンス映画の話をしていた。”
 と、恥ずかしさをこらえながら、ソニアは押し通した。
 ソニアにとって幸いだったのは、出発するとき父親に「一緒にごみを捨てに行くから」と言ってあったおかげで、家族からそれ以上の追求が無かったことだ。
 

「捨てたゴミ袋を警察犬に追跡されて、見つけられて、私のでかいうんちを鑑識で調べられるって悪夢を見ちゃったよ……」
 
 何日か後、目の下に大きなくまを作ったソニアに、ミシェルは大笑いした。
 そしてソニアは二度と、出したうんこを溜め込むことは無かった。
 
 
 
 
0045H2015/12/29(火) 20:49:40.95ID:f8uisI4d
 以上。

「私自身がクリスマスツリーになることだ」

 遅刻ですがカトリックでアメリカンなクリスマスのお話でした。
 焼き芋の話はまだ半分なんですが、こっちはなんとか投下出来ました。
 ペットボトラーって言葉ありますが、このソニアの場合……なんだろ?

 それから新スレで便秘改善、めでたいですな。
 ではまた。
0046名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 21:44:09.25ID:z+dua43G
日本では排泄物から肥料を作るが
アメリカは排泄物でツリーを作る
0048名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 23:08:19.38ID:Ai7pPhJB
長編作乙です!

スッキリ産み落とせる環境というのは実にいいものですな
0050名無しさん@ピンキー2015/12/30(水) 09:53:49.86ID:WWqyFTJo
>>47
ありがとうございます!
>>18のリンクからpixivで続きが読めますので良かったらそちらへお願いしますー。
0052名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 19:38:12.05ID:xZ7LJXpe
明けましておめでとう
また今年も便通のいいスレとなりますように

正月といえば
晴れ着で用を足す時ってなんとなく和式より洋式の方が難易度が高い気がする
急いでる時は最悪だろうな
0053名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 22:38:55.65ID:PxPcq2TI
身奇麗に着飾った着物美女が鳴り響く排便音と共に晴れ着の尻を茶色く汚し裾から汚物を溢れさせる
そんなお正月ならではの季節を感じるスカトロ

あけおめです
0054名無しさん@ピンキー2016/01/02(土) 12:44:51.04ID:tPkwroIV
あけおめ
着物でのお手洗いはTwitterで解図が出ててちょっと話題になったね。
今年こそは何か書きたいねということで。年始ネタは放置したままだし。
ことよろです
0055名無しさん@ピンキー2016/01/05(火) 23:00:29.16ID:akZbYtBw
昔のスカトロ関係の過去スレッドを見ていたら、2016年は風間薫ちゃん10周年だということに気づいた。

http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocg/1128789303/921
お絵描き・創作板のスレに、早乙女もんどのすけ氏が大量少女の絵を最初に投稿したのが2006年3月2日。
当時は少女に名前が付けられていなかった。
現在は早乙女氏のブログで閲覧可。→ ttp://saotome.sblo.jp/article/824955.html
この絵がなければ、現在まで続く「ヒュージな彼女」も生まれていなかったと思うと、感慨深いものがある。
あらためて早乙女氏、そしてH氏の偉業に感謝!
0056名無しさん@ピンキー2016/01/06(水) 01:28:12.18ID:7Cr6DDy9
>>55
ありがとうございます
よく見つけてきたね……
しかしこれもう10年も経つのかあ……

自分も時々過去ログやサイト漁りとかしたりするけど
やっぱり大昔のやつはなかなか出てこない上、画像とかはアーカイブに残ってない事もあるし大変
だからこういう事してくれる人には本当頭が下がる
0057名無しさん@ピンキー2016/01/06(水) 01:42:10.68ID:7Cr6DDy9
そういえば早乙女氏「ヒュージな彼女」のキャラも描いてたよね
今更言う事ではないだろうけど

一応リンクしようとしたら規制されたから
星団の保管庫(大)の0057.zip
この中にあったはず
0062名無しさん@ピンキー2016/01/06(水) 13:15:59.74ID:rEmlHwNn
10年かー、長いな
氏も今ではスカアンソロの看板に……
内容の傾向的にもうあんな大量脱糞絵は描かれないだろうが、今も応援してますぜ
0063名無しさん@ピンキー2016/01/06(水) 17:18:13.45ID:Kf1eXICe
そういやアメリカ娘だけイラストが無いんだなぁ。
いつの間にか戦隊が組める人数になったのか…

10年間で彼女たちが排便した量は何トンだろうね。
0067名無しさん@ピンキー2016/01/08(金) 18:47:29.08ID:4rfqWeF7
当たり前だけど、10年で、投下してくれる作家さんの顔ぶれも変わったね…
0069H2016/01/10(日) 19:20:59.33ID:tTNmEOc5
自分自身、全然意識してなかったんだけど、10年も経ってたんですね…
あれは最初の話書いてる時、とにかく楽しかったなぁ。
イラスト使用の事、名付けのこと、先生に感謝です。

あと薫ちゃんが時折お世話になってるあのトイレ、たまたま知ったんだけど意外に安かった…
これを買うかどうか真剣に悩む女子大生って話も面白いかもしれない。
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org695832.jpg.html

もしくは10年記念で一回原点に戻って、「薫ちゃんの朝目覚めてから夜眠るまで」とか。
以前ハイペースで投下してた時のようには行かないけど、少しずつでも何か面白い物を書いていきたいですね。
0071名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 00:47:50.06ID:4lnLLLX0
後は吸い上げてくれるバキュームカーさえ確保出来れば、お家での脱糞は何の心配もストレスも…
いや、音対策も必要かもしれない…っていうか置き場所もですね
尚、来日してきた外国勢大量娘達が駆け込んで溢れかえらせてしまう事件が時々ある模様

朝目覚めてから眠るまで、だけでも想像の沢山余地がありますねえ
学校に行くごくごく普通の一日は勿論
薫ちゃんが記録してるトイレマップフル活用の一日とか
0072名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 04:39:33.53ID:g7dYHMBd
スレの住人の皆さま、こんばんは。
この度は今まで頭の中で想像していたおかずを、勇気を出し文章に起こしてみました。
このような小説を書くのは初めてなので、おかしなところが多々見られる(おかしなところしかない)と思いますが、
少しでも楽しんでいただけると幸いです。
0073名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 04:40:43.43ID:g7dYHMBd
魔法少女ヒカル



「離せ、離せよ! このっ・・・!」

ぬるぬるした触手に手足をとられ、身動きが取れなくなっているレオタード姿の魔法少女が、
大きく叫ぶ。

彼女の名は、桜井ヒカル。

街の平和を脅かす悪の組織と日々戦う彼女は、この日も突如現れた魔物に立ち向かっていたが、
多数の触手に苦戦し、その結果魔物により身動きが取れなくなってしまった。

「あらあら、情けないカッコね」

ヒカルのその姿を見て、触手の魔物を操る悪の組織の魔女は嘲笑した。

「ちくしょう! 離せ、離せっていってるだろっ!」

「そんなこと言って、簡単に話すわけないでしょ。
 それより、今日はせっかくだから、アナタの“もの”も回収してあげるわ」

「“もの”? なんだよそれ・・・っ」

怪訝そうな顔をするヒカルに、魔女は意味を教えんとばかりに、
ヒカルのお腹を触手でつつく。

「アナタの“尻子玉”よ。
 色んなコの尻子玉をいただいてきたけど、アナタのは前から興味があったし、
 今抜いておけば、おとなしくなりそうだしね」

「おとなしく・・・? どういう意味だよ・・・!」

「まあ、その内嫌という程意味が分かるわよ」
0074名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 04:41:32.16ID:g7dYHMBd
そう言うと、魔女は触手を操ってヒカルのレオタードのお尻の部分をずらし、
触手の先から出るぬるぬるの分泌液を塗りたぐる。

「き、気持ち悪いっ! やめろ、やめてっ!」

身も毛もよだつような感触に、ヒカルは体を強張らせる。

「あら、これでも気を遣って準備してあげてるのよ。
 ・・・まあ、でもあんまり時間かけるのも面倒だし、さっさといただいちゃいましょ」

そう言って、魔女はパチンと指を鳴らす。
その瞬間、触手が肛門を突き立てた。


ニュズブッ!


「・・・・・っ!!! かはっっっ!!!」」

突然の出来事に、小さく悲痛な声を上げるヒカル。
お尻には、今まで感じたことのない痛みと圧迫感を感じた。

「あらあら、うふふ・・・。 やっぱりお尻は初めてのようね」

「く、苦しい・・・。 や、・・・やめて・・・っ!」

初めてのお尻への感覚のせいか、いつもの威勢がなく弱弱しく声を出すヒカル。

「あらあら、これからが本番なのに。
 ただ安心して、これ以上痛くはないはずだから、ふふ」

不気味に微笑みながら、ヒカルに語りかける魔女。

(まあでも、これから女の子としてある意味一番の苦しみを味わってもらうことになるけどね、ふふ・・・)

心の中でほくそ笑みながら、魔女は次の指示を触手に送る。
0075名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 04:42:19.97ID:g7dYHMBd
「次は何するの・・・? ・・・・・って、っっっんんんんん!?
 な、何、・・・これ・・・っ!? お腹ん中、す、吸われてるぅぅぅ!?」

そう感じた瞬間、触手はゴポゴポ音を立て、ヒカルのお腹の中を吸い込み始めた。

「んんんんん・・・っ! き、きつい・・・!」

「もう少し我慢しなさい。 そろそろ降りてくるはずだから」

「降りてくるって・・・? ・・・・・っ、あっ」

魔女の言う通り、何かお腹の中から降りてくる感覚がある。
それも、かなり大きなものが。

「お、お腹とお尻、両方キツイ・・・! ホント、もうやめて・・・っっっ」

弱弱しく懇願するヒカル。
そんな姿を見て、魔女はゾクゾクしながらもまた優しく語りかける。

「大丈夫、ほらすぐそこまで来てるから・・・。
 早く終わりたければ、お腹に力入れてきばりなさい」

その言葉を聞き、ヒカルはきばり始めた。
お腹とお尻の苦痛があまりに大きいせいか、敵の言葉を素直に受け入れてしまった。

「う、ぅぅぅうんんんんん!!! っかはっ、んんんんん!!!」

(は、早く終わって! 早く出てぇぇぇ!)

これでもかと踏ん張るヒカル。
その姿は、思春期の女の子としてはあまりに恥ずかしい姿だった。
そして・・・、


ヌポォン!


何かが抜け出る音が響き渡る。
触手の先には、褐色で半透明の“玉”がひっついていた。
0076名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 04:43:02.42ID:g7dYHMBd
「んあっっっ!?」

まぬけな声を上げるヒカル。
お腹からお尻にかけて感じていた痛み、圧迫感、吸引感が一気になくなった一方で、
今度は虚脱感と一種の爽快感を感じていた。

「やっと取れたわね。 これで終わりよ、よかったわね」

そう言うと、魔女は触手を操り、ヒカルを地面に下し、拘束を解いた。
すぐにでも反撃したいヒカルであったが、虚脱感のせいか、中々足腰に力が入らず、
立ち上がるので精一杯の状態であった。

「・・・っ、こ、この・・・っ! あたしに何したんだよっ・・・!」

「その内すぐにわかるわよ。 ほら、お腹、何か感じない?」

魔女に指摘されるヒカル。
確かに、何かお腹が先程より冷たく感じる気がする。
ただ、その時はその程度だった。

「何も、感じないわよ・・・っ! それよりすぐにあんたをぶっとばす・・・っ!」

言葉に少しずつ力を取り戻すヒカル。
体に力を入れ、魔女に反撃しようとした、その瞬間だった。


ゴ、ゴリュ!!!


「・・・っ!?」

短く、ただ大きな音がヒカルのお腹から響き渡る。

「な、何・・・っ?」

突然の体の異変に困惑するヒカル。
次の瞬間、


ギリュゥ! グリュリュリュリュリュリュリューーー!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴローーー!!


さらに大きな音を立てるお腹。
そして同時にお腹に強烈な痛みと便意に襲われた。

「んんんっ!?」

たまらずお腹に手を当てるヒカル。
その姿を見て魔女は、ついに来たか、という顔をした。
0077名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 05:03:52.58ID:uWcGsv/1
リアルタイムでの遭遇
0081名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 10:07:28.22ID:g7dYHMBd
「あらあら、ついに来ちゃったわね。 
 どう、その感覚? たまらないでしょう?」

魔女はヒカルの苦しむ姿を見て、一層嘲り笑った。

「うふふふふ・・・! そのまぬけな姿最高・・・!
 アナタの“もの”も手に入ったし、苦しむ姿も見れたし、今日は最高に満足したわ・・・」

そう言い残すと、魔女は触手の魔物の召喚を解いて、空に浮かび退散しようとする。

「ま、待てっ!」

ヒカルは魔女を逃すまいと、自らも宙に浮いて追いかけようとした。
だが、


ギュルルルルルルルルッ!! グリャッ!!


お腹に更なる激痛が走る。
加えて、


ブ、ブブッ!! ブボッ!!


便意に我慢できず、屁まで漏れ出してしまった。

「ぐうううぅぅぅ!?」

たまらずお腹とお尻に手を回すヒカル。

「あはははは!!! 最高ね、その苦しむ姿。
 ホントはもっと見てたいけど、そろそろ時間だからまた1週間後に来るわ。
 その時、じっくりその醜態見せてもらうわね」

「・・・っ、ふ、ふざけるな・・・っ!
 も、戻せ、返せよっ、あたしのそれ・・・っ!」

「うふふ・・・、1週間後、ワタシを倒したら返してあげる。
 でも、その状態で勝てるかしらね・・・。 それじゃあねぇ」
0082名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 10:18:40.61ID:g7dYHMBd
そう言い残すと、魔女は空高く舞い上がり、去っていった。
本来なら、ヒカルも魔女を追いかけたいところだが、猛烈な腹痛と便意でそれどころでない。
魔女を逃がしてしまったのと、体の異常事態のことも考え、ヒカルも一旦引こうとした時だった。


プルルルルルルル


ヒカルが身に着ける腕時計型通信機が鳴る。

「おーい、ヒカル? 大丈夫?」

ヒカルの魔法処女の活動をバックアップする、大海リョウコ博士からだった。

「・・・っ、は、博士?」

お腹の苦しみに耐えながら、何とか応答するヒカル。
そうとは知らず博士は、

「いやー、かなり大きな魔物の反応だったから心配したよー。
 まあ、ヒカルのことだからなんとかなると思ってたけど。
 どう、状況は?」

と、悠長に話しかけてくる。
とりあえず話し返そうとしたヒカルだったが、


グリュリュリュリュリュ!!


言葉より先に凄まじい腹音が響き出る。
その音は通信機も拾えるほどだったらしく、

「ヒカル、今の音何? なんか相当響き渡ってたけど?」

と、博士が尋ねてくる。
一方、今ので更に便意が高まったヒカルは、

「と、とにかく、一旦そっちに戻りますっ!
 い、今、それどころじゃないっっっ・・・!」

そう言うと、ヒカルは通信機を閉じ、肛門を必死で閉じながら博士の待つラボへ向かい始めた。

「なんだろ・・・? まっいっか、無事そうだし」

ヒカルの緊急事態などつゆ知らず、博士はのんきに通信を閉じ、ヒカルの帰還を待つこととした。
0083名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 10:28:26.25ID:g7dYHMBd
<<10分後>>


プシュー


ラボの扉が開く音がする。
音に気付いた博士は、扉の方に振り返った。
そこには、


グゴゴゴゴゴッ!! ゴルルルルルーーー!! グポッ!!

ブッ!! ブリュッ!! ブピッ!!


と、激しく腹音と屁を鳴らしながら、お腹とお尻に手を当て、へっぴり腰で飛び込んでくるヒカルの姿。
傍から見れば、まるで下品なコントでもしているかのよう格好だったが、
その顔は、そんなことなど言ってられない程切羽詰まっていた。

「ヒ、ヒカル!? 大丈夫!? 何があっ・・・」

驚いた博士はヒカルに話しかけたが、

「博士っ! 話は後でっ!!! 今は、・・・トイレ・・・っ!」

と言い残し、トイレへと急行していった。



「や、やばいっ・・・! 漏れるっ、出ちゃう!」

何とかトイレにたどり着いたヒカル。
間に合ったのもつかの間、ここで新たな問題に直面する。

「・・・っ!? お、お尻、脱げない・・・!?」

ヒカルの今の服装は、魔法少女のレオタード姿のまま。
あまりの腹痛と便意に、服装を元に戻すことを忘れてしまっていたのだ。
それならすぐ元に戻ればいいのだが、あまりに余裕がないのか、何故かその発想が思いつかなかった。

「ど、どうしよう・・・」

一瞬、どうお尻を出そうか悩んだ時だった。
0084名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 10:37:00.49ID:g7dYHMBd
グリュッ!!

ブチュチュッ!!


「っ!!??」

少しだけ、ただ確実に生暖かい液状のものがヒカルのお尻に感じられた。
それを感じてもう限界と悟ったのか、ヒカルは強引にレオタードのお尻の部分を横にずらし、
和式トイレにまたがった。

その瞬間、


ムリュムリュムリュムリュムリューーー!!


ヒカルの肛門から一気に大便が伸び出てくる。

「んんんんんんんっ!!!」

今まで我慢していたものを一気に開放したヒカルは、その快感に酔いしれた。
ただその快感もすぐに次なる腹痛と便意にかき消された。


ゴロゴロゴローーーーー!! ギリュリュリュリュリューーー!!

ブバッ!! ブボッビジュジュジューーー!! プリッ!!


「ぐうううぅぅぅ!」

たまらず声を上げるヒカル。
むっちりとしたお尻が、強烈な下痢と屁でプルプル震えた。
今まで体験したことのない腹痛と排便に、ただ屈するしかなかった。


ギュウウウゥゥゥ!!

ビュルルルルルッ!! ブチュチュチュチュチュ!!
ドボボボボボォーーー!! ビチビチビチビチビチィーーーッ、ボッ!!
ドポポポポポッ、ジャバババババッ!! ブリッ!!
ジュゥーーー、ジャッ!! ブリリリリリリリィーーー!! 


(な、何これぇ・・・。 うんち、と、止まらないっ・・・!)

苦痛と困惑の中、ヒカルは人生で一番の下痢を便器に叩きつけていった。
0085名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 10:39:28.34ID:g7dYHMBd
<<10分後>>



トイレから響いていた強烈な音と苦しそうなうめき声が、ようやく収まった。
トイレ前で待っていた博士は、不安そうにヒカルの帰還を待ち構えていた。


ガチャ


扉が空いた。
中から出てきたヒカルは、心なしかやつれていた。

「ヒカル!? 大丈夫か!?」

さすがの博士も、ヒカルの異常事態を本気で心配していた。

「な、なんとか・・・」

か細い声で答えるヒカル。
いつもの勝気で元気いっぱいのヒカルの姿は、そこには全く感じられなかった。

「敵との戦いで何かあったのか? 何かされたのか?」

理由を尋ねる博士。
ヒカルはその訳を答えようとした。
その時、


グウウウウウゥゥゥ!! グリュリュリューーー!!


またもやヒカルのお腹から猛烈な音が鳴り響く。


「ぐうううぅ!? ま、またぁ!?」

「ヒカル!?」

「ご、ごめん博士! またトイレ!」

そう言い残すと、ヒカルはトイレに駆け戻った。、


ブバババババババァーーー!! ブチャブチャブチャァ!!
ブチュ、ブチュチュチュチュチュ!!
ブオオオオオォォォ!! ビジュジュジュッ!!
ギュブブブブブッ!!


「ぁ、あうううぅぅぅ・・・」

トイレから聞こえてきたのは、先程と全く同じ音と声だった。
この事態に、ただごとにでない何かがヒカルに起きたことを察知しながらも、
今はただ、ヒカルの帰還を待つしかなかった。
0086名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 10:55:49.29ID:g7dYHMBd
以上となります。
途中、連投規制にかかり投稿が中断してしまい、申し訳ございませんでした。

一応、話の続きはありますが、それはまた今度ということで。
(必ず書くとは言っていない)

あと作中では説明不足な点もあったので、設定を補足説明すると、

「触手に“尻子玉”を抜かれると、IBS(過敏性腸症候群)の状態になってしまい、
 玉を元に戻さないと、症状も改善しない」

という設定となります。
これはgrossologyという海外アニメの6話から元ネタを得て、
そこに日頃温めていた自分の妄想を織り交ぜ書いてみました。
スレの住人の皆さまが少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
それでは。
0087名無しさん@ピンキー2016/01/11(月) 11:30:31.04ID:lQaNvVY/
>>86

確実にコスチューム汚れてそう
元に戻った時どうなるんだろう

続きは尻子玉を奪還しようとする展開かな?
0088名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 00:06:49.13ID:8CCgIpOJ
設定は他所
漏らしてない(少量しか)
見られてないし
恥辱もなかった

今後に期待
0089名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 05:05:10.78ID:3hgPyVH9
恥辱ならあるやん…どこに目をつけているのだ?
腹音とか屁とか我慢してるシーンはやっぱりいいな。
出した後、下痢っぽくなってるのも好きだ。
0090名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 06:14:31.61ID:hSzG8Bjk
俺もこれは恥辱感は薄いと思う、まあ少なくとも恥辱系ではないわな
0094名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 20:08:47.36ID:5gfwg6G4
ネット漁ってたらいくつか面白そうなのあったので貼っておきます
最後の除いてなろうのやつだけど
ttp://novel18.syosetu.com/n6948ct/
ttp://novel18.syosetu.com/n9064cq/
ttp://novel18.syosetu.com/n7129cm/
http://tiroltower.blog40.fc2.com/blog-entry-34.html 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3)
0097名無しさん@ピンキー2016/02/01(月) 00:18:22.51ID:5zYv4nz4
恵方巻きといったらコレ


72 :名無し@アガリドゾー(゚∀゚)ノ旦:2006/11/02(木) 12:42:06 ID:yPVbZVYH

高校時代女子高だった

便秘の女がトイレから帰ってきて

「やったぜー、最高記録!巻き寿司2本分!!」

と開通したことを叫んで、バカウケした

それ以来、思い出して巻き寿司が食べられない・・・
0099名無しさん@ピンキー2016/02/04(木) 19:20:46.89ID:3327wzdf
頼む助けてくれ
酷いスランプで、もう2月に入ったと言うのにさっぱり何も浮かばない

うんこもりもり出てきそうな話のタネが何か欲しい…
0100名無しさん@ピンキー2016/02/05(金) 16:36:42.28ID:Vf4rPkiG
お腹や肛門をマッサージして便秘治療っていうシチュが欲しい。
ガスでお腹が張ってるのを揉んでガス抜き、
硬くなった便は摘便からのうっかり自然排便。
思わず肛門が緩んで出ちゃうっていうシチュも凄く好き。
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