【スカトロ】排泄系妄想廃棄所18【汚物】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2018/06/07(木) 03:18:01.40ID:X6uoStxn
他スレで日ごろ迫害されがちなスカトロ系の妄想ネタやSSなどを吐き出すスレです。
版権物の二次パロ、非版権物のオリジナル、いずれも歓迎です。
 
ネタはライトな便意我慢やトイレ覗きから、ディープな飲尿吐瀉食糞塗便まで、
女性キャラの排泄関連をテーマとしていれば大小上下固形液ガス問いません。
ふと思いついた一行ネタから、貼るに貼れずお蔵入りしていた長編SSまで、
巧拙に関わりなく、形式その他なんでもありで参りましょう。
 
sage推奨。紳士はこういう時sageるものです。

■前スレ
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所16【汚物】(実質17)
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1498741014/
0002名無しさん@ピンキー2018/06/07(木) 03:24:01.14ID:X6uoStxn
■過去スレ
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所16【汚物】(実質17)
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1498741014/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所16【汚物】
http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1451123134/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所15【汚物】
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1405767378/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所14【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1400709363/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所13【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1364790054/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所【汚物】(実質12)
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1350224147/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所11【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1341722066/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所10【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1322006488/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所9【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1313821227/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所8【汚物】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296478979/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所7【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267879098/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所6【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234355887/
【スカトロ】排泄系妄想廃棄所5【汚物】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209737498/
排泄系妄想廃棄所4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185461945/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152551089/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1131210760/
二次キャラ排泄系妄想廃棄所
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1116597854/

排泄系妄想廃棄所@まとめ
http://seesaawiki.jp/w/eroparo_suka/
0003名無しさん@ピンキー2018/06/07(木) 03:29:52.20ID:X6uoStxn
やはり前スレが大量娘の脱糞で容量オーバーしてしまいましたなw

まとめのURLが長らく旧livedoor Wikiのままだったので、
Seesaa WikiのURLに変更しておきました。
0004G2018/06/07(木) 05:47:35.42ID:8neGtllc
感謝です。
では、行ける所まで、続き投下します。
0005G2018/06/07(木) 05:49:21.22ID:8neGtllc
 
 
「ちゃ〜んと、私調べました! 実はトイレもお風呂も、流れてく先は同じなのです! 結構びっくりでしょー? だからお風呂でうんちしてもオシッコしても、全然平気なのですよ! あとで掃除すれば!」

 得意げに胸を張る。
 潔癖症の人間が聞いたらショック死しそうな事を、高らかに謳う富士谷であった。
「はは……楽しいな、あんたと居ると」

 自然と笑みがこぼれた。
 それは、彼女のうんこに全身浸かった気持ちよさだけではない。
 生きる喜び。
 本当に長い間、無かったことだった。
 できるなら、こうして彼女に見守られながら、何時間でも浸かっていたいと思った。
 ……だが、やはり湯船半分ではどうしても少ない。
 贅沢言い過ぎなのは彼自身分かっていたが、もう少し“湯”が欲しいと思う鹿屋だった。
 ――と。

「お邪魔しちゃいまーす……」

 ぶちゅっ… 
  にちゅちゅちゅ……
 

「お、おい!? いいのかよ!?」

 反射的に、鹿屋は叫んでいた。
 楽しげな顔で上から眺めていた富士谷が、不意にその湯船に入ってきたからだ。
 そして二人並んで、沼のようなうんこ風呂に浸かり……一緒に、茶色い汚物まみれとなった。
 まさか、いくらなんでも……。
 女性が一緒に入ってくれるなどとは、流石の鹿屋も想像していなかった。

「足りないんでしょう? こうすればちょっと増えるよ? それに私、お風呂……あ、普通のやつね。湯船に浸かりながら寝ちゃって、そのまま漏らしちゃってて、ここでセルフうんこ風呂しちゃったことね、何回もあるから。大丈夫」
「な……なるほど……。そう言うことか……」

 脱糞前の、富士谷の言葉。
 止むに止まれぬ…その意味を理解した鹿屋だった。
0006G2018/06/07(木) 05:50:06.34ID:8neGtllc
 
「今すぐには私も、次の出せないから……こうするの。それに一緒に入った方が、カノさんも嬉しいんじゃないかなって……」
「……そりゃ、嬉しい。もちろん。死ぬほど嬉しいぞ。こんなかわいい女の子と、うんこ風呂で混浴なんてな……」

 深い深い、歓呼の息をつく。
 感慨もひとしおだ。
 そして、量も量なら、彼女のうんこは……ニオイも格別だった。
 その刺激臭に、もうとっくに鼻神経はいかれて、正確な状態はわからないが……。
 実際、酒の匂いなど、とうに感じなくなっている。
 彼女も慣れたもの、なのだろう。24時間換気も含め、きちんと換気扇は切ってあった。

「……てか、あれ? 富士谷さん……涙!? 泣いてるのか!? なんで!?」
「生まれて初めて、私の体質が誰かの役に立ったから。毎日毎日こんなたくさんのうんち……ずっと、ずっと嫌だった。でもカノさん、もっと欲しいって言ってくれた。私のこと認めてくれた。天使だって……。そんな事言われたら、泣いちゃうよ……」
「……そうか。あんたも、苦労してたんだな……」

 この世で最も汚いモノが溜まった、バスタブの中で。
 水晶のように美しい粒がいくつも生まれ、彼女の頬を流れ落ちていく。
 嬉しさと感激の結晶があふれ、ぽろぽろと……。

 中学、高校、大学。
 そして社会に出てからも。
 友達にも、親にも相談できずに、一人で茨の道を歩んできたこと。
 ハンデを背負いながらも、負けるもんかと反骨心で自分自身を鍛え、これ以上はまず望めないと言うほどの企業に入って……そして女だてらに実績を上げ、ここまで頑張ってきたこと。
 だが、一人ではもう背負い切れなくなってきたこと……。
 涙で声まで曇る中、彼女は今まで、この「毎回、常識はずれの大量便を産み出してしまう体質」のせいでどれだけ苦労してきたか、端的に語るのだった。
 
0007G2018/06/07(木) 05:50:37.88ID:8neGtllc
 
 どうやら。
 救われたのは、自分だけではなかったらしい……。
 それを悟った鹿屋は、汲取りの便槽と化したバスタブの中で、富士谷を抱きしめた。
 お互い顔だけは汚れないよう注意して、見つめあう。
 改めて、かわいい娘だと思った。
 その数秒後には、衝動的にキスをしていた。
 
「あんたと一緒に居たい。いいか?」
「うん!」

「これから毎日、俺のためにうんこ風呂作って欲しい。一緒に入ろう」
「うん! うん……!」

 一組の男女が、どろどろの酷い姿で情熱の言葉を語らう。
 おどおどしていた最初の頃とは打って変わった、男振りを見せる鹿屋だった。
 その言葉一つ一つに、富士谷は嬉しそうに応える。
 尻尾があったら物凄いスピードで振っていそうな勢いだった。
 
0008G2018/06/07(木) 05:51:17.28ID:8neGtllc
 
「……富士谷さん」
「うん。なに?」
「俺な、何もして無いのにもう射精しそうなんだ。さっきも言ったけど」
「ん…… おおっ……? ほんとだ、鉄みたいになってる。嬉しい」

 自ら作り出した、うんこの沼の中である。
 鹿屋のモノは、沼に隠されて全く分からない。
 どの辺に埋まっているのか見当をつけると、ぐちゃぐちゃと音を立て、富士谷は手探りで、雄々しく隆起したそれにたどり着いた。
 そしてやさしく、手のひらで包み込む。

「……富士谷さん、受け止めてくれるか? これを……俺の全部を」
「もちろん……! て言うか、これを断ったら女じゃあ無いね。……カノさんの生きてる証、私に注ぎ込んで」

 あふれる笑顔に、涙も乾く。
 襲われる、襲われないの問答をしていたのが、嘘のようだ。
 あまりに贅沢すぎて罰が当たる、とも少し鹿屋は思ったが、言わずにはいられなかった。
 この、愛おしい彼女とつながりたい……。
 その真剣な鹿屋の気持ちを受け入れた富士谷は、いつくしむように優しく、彼の男根を指先で撫でた。

「ととっ…! あぶねぇ、今出そうになった」
「ごめんごめん。そっとそ〜っと、慎重に! だね。 ……ただ、ちょっと……」
「何?」
「考えてみたら私って今日、危ない日なんだなぁ……なんてタイミングって、自分でも思うけど。 だから……後ろの穴でも…いいかな。こっちなら初めて、だし……。カノさんのは私のうんちより細いっぽいから、初めてでも大丈夫だと思うんだよね」
「ひ、ひでぇ言い草だな……。だけどいっそ、それがいいか。なんか、それでこそ富士谷さんって感じがする。……俺らには、後ろでつながる方が、らしいかもな」

 その後には、細かな言葉は必要なかった。
 鹿屋は引き続き寝転がって、富士谷が上になる。
 脱糞するのと同じ格好で交わるのが、二人には自然に思われた。
 跨るため持ち上げた上半身を、まっすぐに……彼女の柔肌にたっぷりと付着していた茶色い泥が、自らの重さでいくらか滑り落ちていく。
 首から上以外、彼女の身体には白い部分がどこにも無い。
 全身泥パックと同じ状態だ。
 かわいらしい胸のふくらみも汚物でべとべと、本来の淫靡な輪郭も、淡い小さな先端も隠されてしまっている。
 腕組みをして見せ付けていたあれが、文字通りに見る影もなかった。
 女の命と言われる髪にも当然、汚物がまとわり付いてくしゃくしゃになっているが、彼女はそれらを気にする風もない。
 鹿屋にとっては「汚い」ではなく最早「神々しい」レベルの情景だったが、慣れている、という事の彼女の哀しみもまた、心の奥に感じるのだった。
 だが大便を纏って、目の前で小さく揺れるそのおっぱいは……その曲線の頂きから、軟便がしたたり落ちる様は……堪らなく、彼の劣情を誘う。
0009G2018/06/07(木) 05:51:42.80ID:8neGtllc
 
「ね… 手、にぎってもいい?」
「よし……」

 そしてゆっくりと、二人は肛門と男性器を近づけていく。
 さっきの大便の滝の時と同じような体勢であるが、今度は少し違う。
 二人の間に、距離はない。
 誤って前の穴に行かないようにだけ気を付けながら、富士谷は腰を降ろしていく。
 一つ一つの段階を噛みしめるように、そっと。
 彼女の下半身も、自らの排泄物にすっかり浸かっている。
 ずぶずぶと、音を立てながら。
 段々と下半身を沈め、それはまるで、底なし沼にはまっていくように……。

「ん……」

 富士谷が小さな反応をした。
 むにゅっ…と、鹿屋が肉の抵抗を亀頭に感じるのと同時だった。
 ここが、彼女のうんこの穴の入口……。
 富士谷の反応で、鹿屋は確信した。
 手も添えず、ほとんど言葉も交わさず、二人はお互いの性器を探り当てた。
 本能のなせる業なのか、何も見えないドロドロのうんこ風呂の中で、二人とも正確にお互いの位置を把握していた。
 富士谷は体重をかけ、そこから更に腰を下ろしていく……。

「ん… んっ……!」

 一つ一つ、その可愛らしい反応が二人の初体験に華を添える。
 鹿屋に劣らず首から下を全てうんこまみれにして、富士谷は肛門挿入の刺激を感受していた。
 その表情は、鹿屋を部屋に連れ込んだ時、滝のような大量排便の時と打って変わった、10代女子のような愛らしさであった。
 秒速1センチで肉棒が排泄口に侵入してくる……。
 先ほどの極太、大量排便とは比較にならない軽い刺激のはずだが、彼女にとってそれは格別だった。
 徐々に入っていく毎の反応で、彼女の胸からまた少し便が滴っていく。
 まとわり付く軟便のおかげで、滑らかに、彼女の肉穴は初めての男根を飲み込んでいく。
 本当に心を許せる相手との初体験だ。
 彼女の頬が、また一段赤く染まっていく……。
0010G2018/06/07(木) 05:52:02.24ID:8neGtllc
 
「……は、入っ…たぁ……。初めて…おしり……犯されちゃったぁ……」
「ああ……。天国に居るみたいだな… ここがいつもと同じ世界とは思えないな……」
「うん…ほんとだね……」

 富士谷もまた、感動の深いため息を漏らしていた。
 鹿屋の全てを己の穴に収めきると、きゅっ…と硬い根元を締めつける。抱きしめて離さないという彼女の気持ちの表れだった。
 初めて後ろで受け入れた、男性器。
 表面は柔らかいのに、芯は硬い。逞しい。そして暖かい。
 当たり前だが、大便と違って、どんなに力を入れても千切れない。
 太さよりも、その力強さに彼女は感動する。

 それは鹿屋もまた同じである。
 二人一緒に全身で感じる、彼女の大量便はあたたかい。だがその大量便の産まれくる源、彼女の穴もまた特別だった。
 痛いくらいに締め付けてくる入り口も、それとは対照的に優しく包み込んでくる奥の肉壁も……。
 彼女の鼓動すら、つながったその部分を通じて感じられそうだった。
 愛しいと思う女性の排泄した大量便に包まれながら、その彼女を抱く。
 彼女の未体験の穴を犯す。
 初めてを奪う……。
 茶色く便で化粧された彼女のおっぱいと、嬉しそうなその顔を見上げながら。
 こんな幸せが、自分に許されていいのか。
 女性の手前こらえていたが、性欲、性癖、単なるセックスの興奮を超えて、鹿屋も涙が流れてしまいそうだった。

 この短時間に感動、感激が続きすぎて、おそらく感覚がおかしくなっている。
 だが確実に分かったことがあった。
 天国も地獄も、人間が作るものだ。
 死んだ向こうには、無い。

 両手を繋ぎ、全身をべとべとに汚す大便を媒介にして、心もつないだ。
 最後は排便のための汚れた穴で、一つにつながって……。
 他人が見れば悲鳴を上げ、絶対に理解できないであろうが、二人は大量の汚物にまみれて生きる喜びを分かち合った
0011G2018/06/07(木) 05:52:29.01ID:8neGtllc
 
「ごめんね。しばらくこのままでいいかな……。私も動かしたいんだけど、先にカノさんの形、しっかり覚えたい。これからは出すばっかりじゃないよって、お尻の穴にも教えなきゃ……」
「……構わない。動かれたらやっぱり、すぐ…出そうだしな……」

 例の缶ビール4本、彼女の酔いは既に醒めているのだろうか。
 顔は赤いが、裸で何が悪い! というような例の態度からは想像できない語り口だった。
 酒が抜けていても、きっと、彼女は別の何かに酔っている。
 嗅覚を壊しかねないほどの、強烈な大便の臭気か?
 初めての、肛門性交の刺激にか?
 女性ならば…いや、普通の人間ならば絶対に嫌悪する筈の、ねちゃっとした大量のうんこが肌にまとわりつく、その感触にか?
 それとも……天使と呼んで全てを受け入れてくれた、眼下で微笑む男の愛情にか。


「んっ… んっ…! あ…」

「ふっ…! ふっ……!! ううっ……」

 やがて、二人分のくぐもった喘ぎ……そしてぬちゃぬちゃと、大便の沼が波打つ音が響き始める。
 自然な事だ。
 やはり我慢できなかった。
 腰を動かし始めたのはどちらだったか、何十秒かの静寂は終った。
 おおよそセックスの音とは思えない、底なし沼にはまって、のた打ち回るような音……だがそこに二人の楽園はあった。
 やはり彼女の穴は特別なのか、あたかも愛液のように腸内分泌液がじわっと溢れ、肉棒に絡みつく。
 肉穴への挿入と引抜きと、二人の一番敏感な部分がこすれあう。
 粘膜だけでない、二人の心も擦れあう……。

「はっ…! はぁっ… あ… し…幸せぇ……!」

 震える口唇からこぼれたのは、彼女の、心の底からの歓喜だった。
 富士谷はまた、小粒の涙を浮かべていた。
 単なる普通の性交なら、彼女も過去に経験済みである。だがこの大量便を含め、己の全てをさらけ出し、受け入れられ、求め合う……。
 何もかも生まれて初めてで、嬉しくてたまらない。
 未経験の後ろでの行為も、問題にならなかった。普段、あれだけの極太便をそこから産み出してきた彼女である。
 逆に彼のサイズは丁度よく、ぐちょぐちょの軟便をローション代わりに実に滑らかに、肛門で抽送を行える。
0012G2018/06/07(木) 05:52:58.23ID:8neGtllc
 
 当たり前だが、肛門は本来性器ではない。
 だが最高に気持ちがいい。
 ぐっと突き上げられ、腰をしっかり付けた時の、直腸にぴったり収まる感じが楽しい。
 今宵も大量脱糞でいい具合にほぐされた括約筋で、優しく鹿屋のモノを締め付ける。
 この日、この瞬間のために、毎日毎日大量便に犯され続けたような気さえしていた。

(ああ…… 後ろの穴って、こんな……凄いな……すごい……)

 そして鹿屋の方も、語彙まで失われつつあった。
 そもそも彼もまた後ろは初めてで、気付いていなかったが、それは只のアナルセックスではない。
 汲取りの便槽と化したバスタブの中での行為だ。
 ゆっくりとしたストロークを繰り返し、肉棒を亀頭ぎりぎりまで抜いても、そこもまた彼女のやわらかな便の中である。
 どの位置にいようと、全部包まれる……。
 腰を持ち上げる一突きごとに、信じられない快感が鹿屋を襲っていた。
 入れたのは彼女だが、どうしても自分も動きたかった。
 最後に女性を経験したのは一体どのくらい前だったか、その普通の性交の快感がどうだったかなど、もう彼は思い出せない。
 全て、この今の瞬間に塗りつぶされていく。彼女の便で上書きされていく。
 最早これが当たり前の行為のように思えてくる。
 だが、やはり……十往復もしないうちに、鹿屋の限界は迫ってきた。

「すまん…… も、もう駄目…だ……!」

 至福の時間はごく短かった。
 あまりに気持ち良すぎて、もう射精を我慢できない。
 超スローの優しい上下運動も、今の彼には特上の刺激だ。
 だがそれでも、軽い衝撃一つで爆発するニトログリセリンような状態だったのをここまで持たせたのは、ひとえに彼の愛情の表れだった。
 ほんの少しでもいい、長く彼女を愛してあげたい。
 その一心だった。

「うん……! 欲しい……! 私の中に、カノさんのいっぱい……いっぱい欲しいっ……!」

 鹿屋の言葉に、富士谷は何度もうなずいて答えた。
 自分は今、愛されている。
 その証を、この身体に注ぎ込んで欲しい。
 切なる願いを胸に、富士谷は、騎乗位のまま鹿屋にキスをした。
0013G2018/06/07(木) 05:54:48.38ID:8neGtllc
 
 
「うっ… く、くああぁぁっ…………!!!」

 二人の、二度目のキス。
 それを待っていたかのように……鹿屋は絶頂に達し、彼女の直腸の中で大量の精を放った。
 肛門を犯す、股間の一部分だけではない。
 全身が男性器となったかのように、ぶるぶると震える。
 それがうんこ風呂の水面に、波を立てる。
 同時に、結んだ両手を力いっぱい握り締め、爪を立て、暴力的なまでに彼女を求めた。
 その刹那、彼は獰猛な、一匹の雄と化していた。

「あ…あぁっ…… き、来た…! せーし… いっぱいぃ……入ってきたぁ……」

 受け入れる側の彼女もまた、女の歓びに打ち震えていた。
 犯され激しくしなる身体の芯、直腸の肉壁に、熱くたぎるものが二度、三度と注がれるのがはっきりと分かった。
 汚物を溜め込む場所でしかなかった直腸、そして肛門に、新たな使命が宿った瞬間だった。
 出すのではなく、ここで搾り取る。
 いったい、どちらが犯しているのか……射精を受けても、彼女の穴は満足しない様子だった。
 一滴の精子も逃がさない、と括約筋で肉棒を締めつけ、もっともっと、とねだる様に、奥の腸壁はうごめいて亀頭に絡み付き、更に鹿屋の精子を求める。
 その貪欲さ……彼女の肛門だけが、別個の生き物のようですらあった。
 心の底から欲しいと思った、鹿屋の愛情がこもった大量の精子だ。
 その熱い滾りが腸液と混ざって快感に変換されて、背筋を駆け上がる。
 鹿屋と数秒遅れで、彼女も全身をがくがくと震わせる……。

「はぁ、はぁ…… は…ああぁ…… やっぱ最高だ……富士谷さん」

 彼女の体から散った小さな軟便の飛沫が、いくつも鹿屋の顔にかかっていた。
 過呼吸になりそうなほど、彼も大きく息をつく。
 初体験の腸内射精を受け、この上ない満足感に蕩ける彼女の表情を目の前に、鹿屋の満足感もひとしおだった。
 最初にあった、脳天に落雷を受けたかのような衝撃、そして快感と。
 言葉に尽くせない幸福感と。
 哺乳動物のオスとしての、征服感と。
0014G2018/06/07(木) 05:55:27.06ID:8neGtllc
 
 この世の全てを手に入れたかのような、圧倒的な……鹿屋の絶頂の声は、まさに万感の想いが込められた雄叫びだった。
 1センチでも1ミリでも、彼女の腸の、奥の奥まで。
 彼女のあの大量便を、自分の精液で白く染め上げるくらいの気持ちで、最後にもう一度大きく突き上げた。
 一滴残らず、本当に己の全てを絞り尽くした。
 幸せだ……。

 そしてそのまま……鹿屋の意識は遠のいていく。
 なぜか身体が上手く動かなかった。
 快楽の海に、どこまでも沈んで、目の前が暗くなって、息まで出来なく――

「…ちょっ!? カノさん! 沈んでるよ! しず……寝てるの!? 危ない!」

「あぶっ… ぷへっ!? うべっ……! えぅぇっ……!?」

 最後の最後、もし富士谷が蕩けたまま気付かず、助け上げなかったら、本当に鹿屋は彼女のうんこに溺れていた。
 危ないところであった。

「死ぬかと思った……」
「危なっかしい人。でも好き。でも……うん。先にキスしといて良かったね、これ」

 今度こそ、本当に頭の先まで汚物まみれ。
 顔が分からない。
 まだ後ろの穴で繋がったまま、彼女は笑った。
 そして、富士谷は用意してあった濡れタオルを取り、顔を拭いてあげたのだった。
 
 
 
0015G2018/06/07(木) 05:56:08.36ID:8neGtllc
 
 
 
 ――風呂場の壁には、小さな防水時計があった。
 風呂の中で今せわしなく動いているのは、その秒針だけだ。
 深夜を通り越し、空が白み始めた午前4時半。
 だが眠気も疲れも全く感じない。
 不思議だった。

「すごいね。カノさんの、ずっと硬いままだね」
「そうだな…。自分でも変だと思う。……勃ってる間は、ずっとこうして繋がっていたい。いいか?」
「やだ、なんて言う訳ないじゃん……」

 二人は未だ、便槽のようなバスタブの底で繋がりあい、抱きしめ合っていた。
 富士谷の便には負けるものの、鹿屋は思いの丈を込めた大量の白い精を放った。
 が、気は昂ぶったまま、彼の息子は固いままだ。
 一時意識を失いかけたにも関らず、彼女の極上の肉穴の中で、一本通った存在感を保っていた。
 この一世一代の晴れ舞台で、眠ってなどいられるか、と言いたげだった。
 しかし鹿屋は二戦目を始めるよりも、入れたての時のようにそのまま、ただ彼女と静かに繋がっていることを選んだ。
 抜いたり動かしたりすれば、胎内に放った精がこぼれてしまうだろう。
 今は何となく、それが嫌だった。

 ――あの橋で出会ってから、僅か3時間しか経っていない。
 だがこの3時間、これまで生きてきた36年を全部凝縮したよりも濃密だった。
 このためだけに、耐え難きを耐えてきた……ただこの瞬間のために生き延びてきた、と言えるほどに。
 勝手な思い込みだろうか?
 27年、歩んできた時間は自分より短いが、鹿屋は……彼女も同じ気持ちであるような気がしてならなかった。

 どこかの日常で、偶然知り合って、変な人だと思いつつも仲良くなって……距離が縮まっていって、愛情が芽生えて……そして、お互いを求め合う。
 それを全て、常識はずれの超スピードで駆け抜けた。
 人生捨てた物じゃない。
 そう思うと、なんだか今度は心が晴れやかに……安らいでくる。
 心も体も、徐々に柔らかくなっていく。
 観念した、と言うかよりも満足げに、彼の息子もようやくで眠りについた。

「……ねぇ」
「うん?」
「お風呂上がってさ……洗いっこして、で……ベッド行かない? 掃除は、また今度で良いからさ……」
「そう、だな……」
 
0016G2018/06/07(木) 05:56:32.88ID:8neGtllc
 
 つながった肛門から硬さが失われたことに気づき、富士谷が言った。
 本当は、彼女もずっとこのまま交わっていたかったのだが、現実にそうも行かない。
 二人が動き、うんこ風呂にまた大きな波が立つ。
 あの逞しさが嘘のような、軟体動物と化した鹿屋の男性器が、滑り落ちるように彼女の穴から引き抜かれた。
 そこでようやく、二人の長風呂は終わった。
 しかし――
 この長時間汚物に浸かり、二人とも髪まで便が染み付いてる。
 洗っても確実に、ニオイまではしばらく取れないだろう。
 鹿屋は覚悟した。

「…お? おおおっ!? ぬ…お、重っ……! 体が……!」

 まず上がろうとしたのは鹿屋だった。
 が、うんこ風呂から体を引き抜くのも、立ち上がってバスタブを乗り越えるのも、勝手が違っていた。
 繰り返すが、それはお湯ではない。
 粘着力が違う。
 腕が、胴体が、両脚が……べたべたの大便で、重くなっている。
 次々すべり落ちて行く汚物で、きれいなままだった洗い場の床も、べちゃべちゃと汚れていった。

「バランスが……突然体重増えた感じだ。……危ねぇ」
「ふふっ… そうでしょ〜 うんこって集まると意外と重いのよね」

 実際の重さ以上に疲れの影響もあったのだが、鹿屋は少々ふらついてしまった。
 ガラスの間仕切りにも、返り血のように茶色い飛沫が飛ぶ。
 湯船に残り、体を起こしただけの富士谷は、それを見て微笑んでいた。
 彼女の方は、これも慣れたもの……と言った風だ。
 立ち上がると、バスタブから出る前に、両手であらかた体の便をそぎ落として身軽になる。

「じゃ〜、まず私がやったげるね。座って。まずざっと流そうか…頭は後で…… あ、シャンプー私の普段のやつしかないけど、いいかな」
「ああ……分かった。しかし、いいのか? 富士谷さん、そっちは仕事とか……大丈夫なのか」
0017G2018/06/07(木) 05:57:02.48ID:8neGtllc
 
 言われるまま、洗い場のイスに鹿屋は腰かける。
 まず肩から、富士谷の温水シャワーで茶色のベタベタが取り除かれていく。
 あたたかく、これも心地よかった。
 文字通りに体が軽くなっていく。
 しかし「生きる」となったら、今度はこの先の事が問題になる。
 鹿屋は、自分の事はともかく彼女を心配していた。
 考えたら自分なんかより、彼女の仕事の方がハードワークな筈なのだ。
 大手商社での、彼女の具体的な仕事内容まではまだ知らないのだが……。

「私は、今日は休むよ。お風呂上がったら、熱が出たってメール出す。一日くらいサボったって、バチは当らないくらいに働いてるから。明日でなんとかする!」
「そうか……。俺は……どうしよう」

 聞きながら、鹿屋は目を閉じ、頭からシャワーをかぶった。
 これまた、生き返っていくような心地よさだった。
 昨日……いや、今日ついさっきまで本気で死ぬつもりでいたのだが、会社の仕事そのものは、きっちり終らせてきた。
 いま抱えている分に関しては、だが。
 今日から自分がいなくても、とりあえず致命的な問題にはならないように、引継ぎ資料らしきものも作った。
 それを思い出し、真面目すぎるこれまでの自分に、鹿屋は呆れた。
 ……そんな性格だから、死の一歩手前まで追い詰められたのかもしれない。
 だが……今日からは?

「はい、とりあえず頭おわり。男の人っていいねぇ。こんな簡単に済むんだから」
「ありがとな。……仕事、俺も休む。こんなニオイのままじゃ、会社行ったらどうなるか……。で、明日の事は、また考える」

 休むどころか永遠におさらばする筈だった、自分の職場。
 だが、生きると決めた。
 色々あるが、一旦は戦場に戻らないとならない。
 そう鹿屋は思った。

「そっか。じゃあ……一日中、一緒に居てもおっけーだね?」
「てか、この部屋で一緒に居るしかないだろ……外も出歩けないぞ。しばらく」
「へっへ〜、そこは実は、裏技があったりするのですよ! 短い時間でニオイを抑える凄いソープあるし、あとはこう、スキンケアの組み合わせと……うんちを上手いこと隠せる香りを重ねてですね……あと最近試した中では、○○堂の……」
「最後の方は全然分からん……。ま、さすが富士谷さんだな……ぬかり無しか」
「ええ、女の子ですから。カノさんにもやったげるね」
0018G2018/06/07(木) 05:57:41.77ID:8neGtllc
 
 喋りながらもしっかり、せっせと、富士谷は鹿屋の身体を洗っていく。
 そういう系の風呂屋には、鹿屋も過去に何度か行ったことがあるのだが……。
 今回は何となく、介護を受けているような気分になるのだった。
 そして富士谷の「臭い対策」の話は、その後もかなり得意げに長々とあったのだが、彼にはその出てくる用語がさっぱりだった。
 だが、分からなくても何か楽しい。
 彼女と言葉を交わすだけでも幸せを感じる。

(仕事の苦労とかは別にして……今まで女とうまく行かなかったのは……。彼女が待ってるんだ、そんな女になびくんじゃない。って、神様が邪魔をしてたのかもな……)

 他愛のない話でも笑みがこぼれる。
 馬鹿な考えだ、と自分でも思う。
 そのうちに、次、鹿屋が富士谷を洗う番になった。
 
「……んっ ふっ… あはは、くすぐったい〜」
「大人しくしろって……子供かよ」

 わざと言っているのか、テンプレートな彼女の反応に、鹿屋も笑う。
 それとも実際まだ酔っているのか?
 洗われるのも、彼女は実に楽しそうだ。

「俺の、てきとうな洗い方でいいのか? さっき色々説明してくれたけど、半分も覚えていぞ」
「いいのいいの。途中まで普通にやってくれたら、あとは自分でするから。……私もね、たまには誰かにして欲しいなって、思うから……」
「ん…分かった」
 
 それを聞き、鹿屋は彼女の髪、背中、両腕……順番に流し、手のひらでこすって、大まかに汚れを落としていく。
 茶色のべとべとがそのままだった鹿屋と違い、大した量は付着していない。
 そして、なめらかで弾力に満ちた肌を洗う感触は、かたい自分の皮膚とはやはり大違いだった。
0019G2018/06/07(木) 05:58:06.64ID:8neGtllc
 
「ふふっ… あはは、やっぱり何か楽しい」
「俺もだ」

 そして、シャワーで汚れが順番に剥がれ、流れ落ち……。
 汚物の泥の下から、徐々に彼女本来の白い肌、くびれた腰、可愛らしい乳房が露になっていく様子は……単に服を脱いだ時とは違う、淫靡な美しさを持っていた。
 この美しい肌が、今まで大量の大便に漬かり、汚物の茶色を纏っていた、という……。
 それを自覚しているのか、していないのか。
 ただのどろんこ遊びが終わっただけのように。
 まるで穢れを知らない幼子のように、彼女は笑うのだった。
 そのギャップがたまらない。

 ……正直、ここでもう一度襲いたい。
 
 白い滾りを、鹿屋は彼女の腸内に注ぎ足したくなった。
 獣の欲望が再びもたげてきたのだが……しかし、入念に丹念に体を洗っていたら、午前5時も回ってしまっていた。
 まだ街は静かだ。
 だがふと気付くと、マンションの廊下を歩いているらしい足音は小さく聞こえてきていた。
 長距離出勤のサラリーマンか?
 朝はすぐそこだ。
 完全に窓の外も明るくなっているだろう。
 目の前で、裸でシャワーにはしゃぐ彼女――この世界最高の宝を手に入れた高揚感で保っていた鹿屋の体も、そろそろ限界だった。
 それが証拠に、襲いたいと思っても、息子が完全には勃ち上がらなくなってしまっていた。
 実際、37も近いのである。
 体調万全の時ならともかく、今日まで積もり積もった疲れが体から消えた訳ではない。
 本来そんな無理が利く状態ではないのだった。

「……魔法も解けてきた、か…。この辺にして、身体拭いて、ベッド行くか……」
「うん。私は仕上げのケアと、髪を乾かしたりがあるから……先に行ってて。寝室は、脱衣所を出て左ね。カノさんはバスローブ使ってね」
「わかった」
0020G2018/06/07(木) 05:58:39.98ID:8neGtllc
 
 言われるまま、鹿屋は先に脱衣所に出た。
 深夜の静寂の中、シャワーの音だけが、この広い部屋に響いている。
 生と死が隣り合っていた、昼夜逆転の異常な一日が、一旦終わろうとしていた。

(うーん、バスローブもちゃんとあるのか……。しかし…眠い……)

 眠りという名の幕が、二人の舞台に降ろされようとしている。
 こんな物まであるのかと思いつつ、鹿屋は客用のバスローブを借りた。
 そして彼女の言葉に従い、寝室へ向かう。
 途中廊下から覗いたリビングには、脱ぎ散らかした二人分のスーツがほったらかしになっていた。
 そう言えばあのままだ。
 一旦リビングに足を向け、自分の分だけでも片付けようとして……彼はやめた。
 結果的にだが、激しく求めあった二人の、戦いの記念碑のようだ。
 なんとなく、今は残しておきたかった。
 
「おお…? ベッドルームもかよ……。は〜…… やっぱすげぇ、富士谷さん……」

 寝室の扉を開けると、そこも他に劣らず立派だった。
 つぶやいて、かなり遠慮がちに、鹿屋はベッドに横たわる。
 あちこち万事に大きい…そう彼は思っていたが、ベッドもセミダブルだ。
 彼女の寝室もやはり、まるでちょっとしたホテルのようで、すっきりしていて物が少ない。
 部屋のこと、彼女の稼ぎもそうだが、よくこんな物件見つけたもんだと彼は感心した。
 しかも一人暮らしにも関らず、ベッドメイクまできちんと出来ている。

 だがもう一つ、ここへきて思い至ることもある。
 これは鹿屋の勝手な推測だが、いつかは誰かと、心を許せる誰かと、自分の部屋で一緒に過ごすこともあるかも知れない……。
 そんな期待を込めて、大きな部屋に住んでいたのではないか。
 いつもきれいに、物をあまり置かないようにしていたんじゃないか。
 この部屋の有り様そのものが、彼女のこれまでの孤独を表しているような気がした。

 そのまま、今度は眠気と戦うこと、40分以上。
 鹿屋が深い眠りに落ちる寸前で、ようやくパジャマ姿の富士谷が寝室に入ってきたのだった。
 
 
0021G2018/06/07(木) 05:59:35.52ID:8neGtllc
 
 
「――そりゃあ毎朝、顔を見るだけだからねぇ。今朝も……じゃなかった、昨日か。昨日の朝もカノさん見たよ。自転車乗ってると、大体歩いてるの見るかなぁ」
「なんだよ……初対面じゃないって、ホントに顔を知ってただけ、だったのかよ……」

 心地よい弾力のベッドの上。
 二人は並んで手を繋ぎ、天井を仰いでいた。
 閉め切ったカーテンの隙間から、光があふれている。
 元気な鳥の鳴声も聞こえてくる。
 その世の中に背を向けて、これから二人は眠りの世界に旅立とうとしていた。

「……でもね、この何年かで、色々見たことあるんだよ。カノさん、困ってる人助けてあげたりとか、してたでしょ」
「え? ……ああ。時々あったな、そんなこと」
「年寄りの人とか、迷子っぽい子どもとか。通りで車の事故あった時もさ、救急車来るまでケガした人と一緒に居たり。だから、名前も何も知らないけど、良い人なんだなってのは、知ってた。だからさ、死んで欲しくなかったのさ」
「いいひと、ねぇ……違うんじゃないかな……。それにあんまり俺、そう言われるの好きじゃない」

 それは単なる自分の性分で、それで何か褒められることではない。
 「いいひと」それは、鹿屋には呪いのような言葉でもあった。

「カノさん、そうは言うけど、絶対良い人だよね。だからきっと、仕事…会社とかでは損をしてたと思う。優しい人は、それだけで不利になる。嫌な世の中だよ。自分の仕事でも、そういう人は何人も見てきた」
「損、そうか……そうだな、確かにそんなだった」
「だから私、仕事では感情を殺してきた。でもここんとこ、嫌なこと続きでね……。仕事だけじゃないな。このオナカにも苦しめられるし。友達関係もギスギスし始めたり。そんで挙句に今日は超残業のあと、自転車盗まれた。歩くしかなくなってね……」
「ああ、だからあの場所に歩いてきたのか。そりゃ災難だったな……」
「そうそう。で、あんまりムカついて、コンビニでビール買って、飲みながら帰ったの。そしたらカノさんが、橋から飛び降りようとしてた」
「で、助けてくれたのか……」
「まぁね。しかも、あんな恥ずかしいこと絶叫してるじゃない? これはね、運命だと思ったね。本当ならあの世に逃がしちゃならん、捕まえて自分のものにしないとって」
「つ…捕まえて……? 助けなきゃ、ではなく……」
「あはは、まぁまぁ…気にしない!」

 添い寝をする形になり、ぎゅっと両手で、富士谷は鹿屋の右腕を掴む。
 彼女もまた、よほど人の温かさに飢えていたのだろうか。
 さっきの汚れを洗っていたときのように。
 小さな女の子に戻ったかのように、鹿屋の肌にすがりつく。
0022G2018/06/07(木) 06:00:07.10ID:8neGtllc
 
「富士谷さん、そういや俺、下の名前聞いてない」
「あ、そーだねー。気付かなかった」

 がばっと頭を持ち上げ、富士谷は驚く。
 そして仰向けの鹿屋にのっかかるようにして向き合い、言った。

「ことり…だよ。富士谷ことり。漢字はなくて平仮名ね」
「へぇ。 良い名前じゃないか。かわいいな」
「えへへ〜、ありがと。カノさんは?」
「ああ、慎二郎だ」
「しんじろう? また古風ですなぁ。でもかっこいいよ。鹿屋慎二郎かぁ〜」

 朝の光を遮った、薄暗い寝室で二人は笑いあった。
 こんな出会いもある。
 だから人生おもしろいのだな……と、鹿屋は昨日までと間逆のことを考える。
 大量娘は実在した。
 この世界は、自分が求めていた世界だった。今まで見えていないだけだったのだ。

(しかし、探すことを止めた途端に、すぐ近くで見つかる……青い鳥って本当に、そういうものなんだな……)

 この場合、もしかしたら捕まった自分が青い鳥だったのかも……とも、鹿屋は思った。
 大鷲のような猛禽類に近いと言うか、酒が抜けていても彼女は小鳥ではないらしい。
 「お酒飲んでると、便意をある程度コントロールできるんだ」と彼女は言うが、果たして本当か……。
 だがパジャマではしゃぐ彼女はかわいい。すっぴんになってもだ。
  
 ひとしきり笑いあったあと、もう一度ぎゅっと抱きしめあった。
 そしてやはり手を繋ぎながら……やがて二人は布団もかぶらず、並んで安らかに寝息を立て始めた。
 間違いなく、そこは二人の楽園だった。
 
0023G2018/06/07(木) 06:00:49.45ID:8neGtllc
 
 
 
(……ふぅ。まったく、楽園から地獄へ逆戻りだな……けど、どうにか今日は終わった)

 そして、一日と半分の時間が過ぎる。
 まだまだ日の落ちない6月の夕方。
 自分の会社のエントランスから出てくると、西日ににじみ出る汗を拭う。
 そして鹿屋は、まだ明るい空を見上げた。
 仕事復帰一日目が終わったのだ。

 富士谷に言った通り、一日休んでから、鹿屋は自分の戦場に戻った。
 あの日、自分の部屋に遺書は置いたが、会社に辞表などは出していない。
 したがって何も変わらない。
 突然休んだことへの叱責があったことぐらいしか、変化は無かった。
 いつもの、少しずつおろし金で精神を削られるような営業の業務。
 変わったのは鹿屋の方だ。
 遮二無に、がむしゃらに、一昔前ならモーレツ社員と呼ばれるような姿で仕事を片付けていった。
 ミスもあったがご愛嬌と言わんばかりに、次々と。
 接し難い上司にも積極的に話をしに行き、はるか下の後輩だろうと仕事の効率化のための相談をし、人が変わったようだと言われた。
 何か、薬でも手を出したか? 疲労がポンと取れる系の……?
 なんとなく、そんな視線も感じられた。
 定時ではなかったが全く遠慮なく、普段より圧倒的に早く会社を出る鹿屋を、同僚は奇異の目で見るのだった。
 そして、彼はビル街を真新しい自転車で駆けていく。
 途中まではいつもの帰り道だ。

「薬は飲むより塗るのに限る……かな?」

 風を受けて道すがら、この二日間の事を思い返す。
 麻薬のような…と、あの夜、鹿屋は言いかけた。彼女の出すモノに限って言えば、確かにそんな効果があったようにも思えた。
 アヘンのような危険な麻薬と言うよりは、ちょっとしたカンフル剤と媚薬のようでもある。
 昨日も……楽しかった。

 「普段はどうしてるんだ?」と聞いたら見せてくれた、バケツをずらっと並べて排泄したうんこ。重いそれを、二人で風呂場に運ぶのも一興だった。
 足腰と腕力が妙に強い理由が分かった。
 半日経たずにあの量、間違いなく普通の便器は溢れるどころか、埋まる。
 夢見ていたのと同じ情景だった。
 素晴らしい。
 そして、恥ずかしがっている彼女をその時初めて見た。
 100%酒が抜けた彼女は、バケツにまたがった間ずっと顔を両手で隠し……だが下はしっかりと、俺に見せてくれた。出会った夜とのギャップがたまらなかった。
0024G2018/06/07(木) 06:02:37.45ID:8neGtllc
 
 「不安で、今までしたことないんだ。カノさんが居れば出来るんだけど……」と、彼女は初めての車デートをねだってきた。
 大した場所に行った訳ではないが、ミニバンをレンタルして、近くに気ままに出かけた。
 最初に行ったのはホームセンター。
 その後は、便意が来たら存分に、後部で40リットルポリタンクに排便してもらった。
 家でも、車でもそうだが、彼女は実に気持ちよさそうに大量の便を排泄する。
 それを見る度に、彼女を激しく犯したくなってしまう。
 だが家までは我慢しなければならず、大変だった。
 うんこの臭いが染み付いていないかと、車を返却する時の羞恥に耐える顔も、たまらなく可愛かった。
 それが見たくて、一緒に行った。
 車のポリタンクを含め、入りきれない便をトイレに捨てるのは本当に残念だったが、昨日追加した分で、あのうんこ風呂は溢れる寸前までなみなみと貯まった。
 彼女のおしっこの方は、全く普通なのが不思議だが……。
 それは横に置いて、風呂の暖め直しができるように、電熱装置も二人で選んで買った。
 今夜が楽しみだ。
 ……あんまり思い出したり想像すると、それだけで勃起してしまうので、ほどほどに止めないといけないが。
 だが何度でも浴びたい。
 何回でも……彼女に注ぎ込みたい。
 なんとなく、軽く10歳は若返ったような気がする。

 ずっと欲しかったもの。そしてずっと秘めていた願望……だが本当は、誰のモノでも良かった訳ではない。
 もちろん愛する女性のものがいい。
 富士谷ことり……彼女のものが世界一だ。
 きっと量も世界一だ。
 それは二人にだけ効く、楽園の魔法……そう鹿屋は思った。

 そして、やがて彼はあの夜と同じ橋に差しかかる。
 靴を脱いだ場所。
 その全く同じ位置で、一旦自転車を降りた。

 
「アディオス……!」

 子どもの頃大好きだった映画の真似をした。
 はるか橋の下で、ちゃぽっ、と小さく聞こえた。
 彼が放り投げたのは、あの夜ポケットに入っていた、釣りの錘だ。
 過去の自分にけじめをつけるための儀式だった。
 
0025G2018/06/07(木) 06:03:29.96ID:8neGtllc
 
 
「人間50年……。あと50年は生きるぞ、俺は……彼女と……」

 運命なんてものは無い。
 あの映画はそう言って終わった。
 だが、これが運命でないとしたら一体何だ……?

 ギラつく程に活力が溢れる瞳で、鹿屋は決意した。
 いつまで今の職場に居続けるかは分からない。
 だが、戦い続けなければならない。
 彼女に相応しい男にならなければ……。

「……よし。行くか」

 ちらっと腕時計を見た。
 今は帰宅ラッシュの真っ最中だ。乗用車やトラック、頑張る大人の車が鹿屋の横を数多く流れていく。学校帰りの学生なども、何人も歩いていた。
 鹿屋と同じように自転車にまたがった人もいる。
 彼らも家族の待つ家に帰るのか、それともまだ学習塾で頑張るのか。
 子供達の姿を横目に、徐々にオレンジ色に変わっていく河の流れを見つめ、深呼吸を一回。
 そして今夜の彼女との待ち合わせ場所へと、再び駆けだす。 

 スーツの裾を風に翻し、人生を終えるはずだった場所を離れた。
 戦う男となった彼の背中が、そこにあった。
 
 
 
 
 
 
0026G2018/06/07(木) 06:05:41.31ID:8neGtllc
 
 
以上です。
大分前にここで出てたネタの「大量OLさん」で、最初はシンプルな、いつもの薫ちゃんと似たような話を考えてたんですが。
芥川龍之介の芋粥をたまたま読んで、自分なりに解釈し、男塾のOP(フル)とイエモンの楽園を久しぶりに聴き、そしたらこんなのが出来ました。

あと、えなの人さんの、「憧れのあの子を…」の、話の影響も受けています。
どこら辺がと聞かれたら返答に困りますが。


大量キャリアウーマンさん、7人目です。
実は本来、この富士谷さんが6人目の予定でした。が、摩耶ちゃんの糞石の話が先に完成してしまったので順番が逆になりました。
また、前スレと分断されたので、あとでテキストの全体をろだに上げようと思います。
ノクターンの方にも。

この二人、休んだ一日の話、その後の話も書くつもりですが……
ここ最近の自分の傾向として、多忙と長い停滞→なんとか一つ完成させる→疲れてるのに調子に乗ってもう一つ書き始める→その二つ目で力を使い果たし、また停滞する
こんな感じになってるような気がします。
長い目で見て貰えると嬉しいです。
0027名無しさん@ピンキー2018/06/07(木) 08:53:25.27ID:X9G931OC
ウンコのことで死ぬほど悩んでいた女の子を肯定するのってすごくいい
塗・食も余裕なガチスカップルもいいけど、こういうのってほんと、こういうの(語彙力

うんち風呂は夢だよね
後始末や残り香のことを考えると、もう現実には戻りたくないというか、いっそ永遠に彼女の排泄物に埋まって天に召されたい
0028名無しさん@ピンキー2018/06/07(木) 16:54:52.71ID:OZXI0K4+
もう、何というか素晴らしすぎて言葉が出てこない…
すごい方向に振り切れた愛の極致を垣間見てしまった気分。
Gさんが昔書いてた西嶋さんと関谷くんの話も当時は衝撃だったけど、
このカップルはそれを超えるものを見せてくれる予感が・・・
0029名無しさん@ピンキー2018/06/07(木) 18:04:24.34ID:OZXI0K4+
大量少女が恋人なら、徹底的に羞恥プレイさせたいなあ
お洒落な商業施設とかの女子トイレで便器に山盛り出させて、後に入ってきた人の反応を観察させるとか、
食べてから出るまでの消化時間チェックと称して、とうもろこし食べさせて出てきた大量のうんこからコーンを探させたり、
大量少女がスク水やブルマーにお漏らしすると、便がどういう形状に広がって、生地はどこまで伸びに耐えきれるのかとか、
こちらはあくまで実験しているだけという体で涼しげな顔しながら、淡々と辱めたい

あと下剤を飲ませてビチャビチャ状態のうんこ風呂を楽しみたい
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