トップページ801
130コメント207KB
モララーのビデオ棚in801板71 [転載禁止] [無断転載禁止]©bbspink.com
0001風と木の名無しさん2018/12/09(日) 23:14:42.17ID:6x6p4YSU0
   ___ ___  ___
  (_  _)(___)(___)      / ̄ ̄ヽ
  (_  _)(__  l (__  | ( ̄ ̄ ̄) | lフ ハ  }
     |__)    ノ_,ノ__ ノ_,ノ  ̄ ̄ ̄ ヽ_ノ,⊥∠、_
         l⌒LOO (  ★★) _l⌒L ┌'^┐l ロ | ロ |
   ∧_∧| __)( ̄ ̄ ̄ )(_,   _)フ 「 | ロ | ロ |
  ( ・∀・)、__)  ̄フ 厂  (_,ィ |  </LトJ_几l_几! in 801板
                  ̄       ̄
        ◎ Morara's Movie Shelf. ◎

モララーの秘蔵している映像を鑑賞する場です。
なにしろモララーのコレクションなので何でもありに決まっています。

   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||  |[]_||  |      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||  | ]_||
   |__[][][][]/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | ̄ ̄ ̄|   すごいのが入ったんだけど‥‥みる?
   |[][][]._\______   ____________
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||  |[]_|| / |/    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.||  |[]_||
    |[][][][][][][]//||  | ̄∧_∧     |[][][][][][][][].||  |  ̄
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||  | ( ・∀・ ) _ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.||  |
   |[][][][][][][][]_|| / (    つ|8l|.|[][][][]_[][][]_.|| /
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    | | |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    (__)_)
前スレ
モララーのビデオ棚in801板70
http://itest.bbspink.com//test/read.cgi/801/1426866477/l50

ローカルルールの説明、およびテンプレは>>2-9のあたり

保管サイト(携帯可/お絵描き掲示板・うpろだ有)
http://morara.kazeki.net/
0081風と木の名無しさん2021/12/10(金) 20:33:56.93ID:cxxyxces0
座員×府知事続編です。本番描写なしです。ageで行きますね。
このご時世ですが、マスクの存在は忘れて下さい。
ゲストのあの方は、関西弁喋る所見たことないですが、内輪では喋るという想定で。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
0082俺は府知事の胸筋を揉みたい 1/62021/12/10(金) 20:37:00.42ID:cxxyxces0
 「堕ちてゆく憎しみに 息が絶えるまで俺を抱け」
(長渕剛「激愛」)

 「俺、あんたを抱きたいねん。昔みたいに。素っ裸にして、体中なぶり回してねぶり回して、
あんたのケツオメコにチンポぶちこんでよがり泣きさして、汗だくになって、死ぬくらい犯し
たい」
 この男は何という目をしているのだろう。野放図に語る九歳年下の若造のふてぶてしい顔を
冷ややかに見返して、吉村は思う。蛇のような、爬虫類のような目というのだろうか。或いは、
光を照り返す鉱物質の目というのか。己の欲望のありかと狂った信念以外、どこも、何も見て
いない。誰も愛していないし信じていない。そんな禍々しささえ感じさせる魔性の目だ。
 確かに男前とも言えるが、どことなくアンバランスな造りの顔に向かって、吉村は素っ気な
く答えた。
 「相変わらず言うことが下劣やな。酔うとるんか。まだ酒乱は治らんのやな」
 「いいや、素面やで」
 主客の儀礼やらパーソナルスペースやらを大胆に無視して応接用のソファに座った若造は、
更にじりっと吉村との距離を縮めてくる。体格は吉村とほぼ変わらない。
 「やめろ。ぼくはもう君とそういうことをする気はない。そういう用事やったら帰ってくれ。
警備員呼ぶで」
 吉村の明確な拒絶を若造はフンッと鼻で笑い飛ばし、甲高い声で捲し立てた。
 「府知事殿ともなれば偉そうに言えるもんやな、公衆便所のくせに。あんた、その口で維新
や自民や保守論壇のえげつない爺いやおっさんのきったないチンポを一体何本ねぶったんや?
何遍、女に飽きた好きモンの親父のオモチャになって、大股開いて情けないアへ顔であんあん
言うて腰振ったん?何遍そのきれいな顔にくっさいザーメンぶっかけられた?あんたすごいな。
俺でも、あの業突く張りで鉄面皮の橋下でも、そこまでようせんで。ほら、橋下に松井に百田
に、あと誰や?何十人もおるやろ。一人一人名前挙げて、誰とどんな変態プレイしたか、最高
何人にマワされたか言うてみ」
 「なんぼほど抜かしよるんじゃ、ワレ・・・・」
 つい故郷の言葉が口をついて出たものの、その語勢は弱かった。東大出の元経産官僚の猛然
たる悪意の発露に気を殺がれた隙に、若造の左手にネクタイをくいっと掴まれ、唇を吸われた。
0083俺は府知事の胸筋を揉みたい 2/62021/12/10(金) 20:39:03.02ID:cxxyxces0
 「・・・・やるやんか」
 舌を嚙まれそうな気配を察して、若造はいち早く顔を離した。
 ネクタイを直し、手巾で口元を拭いながら、吉村は若造と目を合わせずに答えた。
 「便所で悪かったな。昔の話や。今はしてへん。君とも遊ばへん。帰ってくれ」
 「いつの間にそんなお堅うなったん?誰に操立てとるん?知っとるよ。新喜劇出とる、背の
高い、関東弁のやつやろ?あの算盤ずくでしかものを見いひん、人ともつきあわへん氷の吉村
はんが芸人に惚けるとはな。あ〜貧乏くさ!」
 吉村は驚いて相手の顔を見た。相手は吉村の反応を見てニヤニヤ笑っていた。
 「あんたはあいつに――恐らく生まれて初めて――マジ惚れしかかっとるけど、あいつはあ
んたのこと、時々お小遣いもくれるセフレくらいにしか思てへん、いうのが俺の見立てやけど」
 「ああ。ばり惚れとんで。帰ってくれ」
 若造は悪魔的な笑みを浮かべたまま、片方の眉を上げ、形も色も良い唇の間から腐肉のよう
な言葉を滑り出させた。
 「あいつチョンコ丸出しやん。チョンのくせして生意気に日本人みたいな洒落た芸名名乗り
よって」
 「知らん。興味ないわ。やきもち妬くんやったらもうちょっとかわいげのあること言うたら
どや。あんたの評判落とすだけやで」
 「クソチョンコ野郎のデカマラはそんなにええですか副代表殿」
 「アル中で党を除名になるどうしようもないドアホのお粗末なモノよりかはな」
 「そうか、わかった。ほんならもう今日は帰るわ」
 自称国粋主義者のネトウヨ青年は意外とあっさり引き下がり、立ち上がってちょっと衣服の
乱れを直したが、まだドアに向かって歩き出そうとはしなかった。
 「丸山、ぼくが憎いんか」
 吉村が声をかけると、彼は向き直って、
 「そら、あんたは本来ぼくがおったはずのポジションやからね。ぼくの方が頭もええし弁も
立つし、ルックスかてあんたには負けへん」
 「それはない。君はまだ若いし、君が地位を失うたんは君自身の問題で、ぼくのせいやない。
北方四島返還まであと一歩の所で全部台なしにしたんも、饗宴の儀で小室眞子さんや佳子内親
王殿下に狼藉を働いたんも君やぞ、忘れんとき。とにかく酒の問題は解決することや。自助グ
ループ紹介しよか?」
0084俺は府知事の胸筋を揉みたい 3/62021/12/10(金) 20:41:20.51ID:cxxyxces0
 「そんなもん行ってもしゃない。あんたがオメコさしてくれたら治るわ」
 若造は言い置いて、すたすたとドアに歩み寄り、挨拶もせずに、豪華絢爛たる知事室を退去
した。
 あんなにさせたったけど治らんかったやろ、と吉村は若造に言いたかった一言を呑みこんだ。

 時計の針が午後九時を回った頃、玄関で来客の気配があった。
 膝に抱いた猫を撫でながら、公演の録画を見直して反省点を熟考していた千葉は、やや不審
に思いながら、猫を置いて立ち上がった。
 「はい。吉村さん!?」
 千葉は驚いて吉村を中に招き入れた。
 「どうしたんですか一体。ああ、こんなに冷えて・・・・。上がって下さい。猫が沢山いる
ので汚いですけれど。来るなら前以て知らせて下さいね、この時間なら帰ってないこともある
ので」
 吉村がこの西成の侘しい住まいを訪ねてくるなど、初めてのことだった。所在地は一応伝え
てあるのでその気になれば来ることはできるが、来るにしても事前に連絡を入れるだろうし、
恐らく永遠に来ることはないだろうと思ったのだ。
 やや酒気を帯びた吉村は一言も発せずに、矢庭に千葉の腰を両腕で抱き、粗末な壁に背中を
押し付けて乱暴に口づけを貪った。火のような息をつきながら、吉村は千葉の顎に、首筋にも
噛みつくように唇を這わせた。片手の指先は千葉の着衣の釦を求めてもどかしく彷徨い、唇は
今一度強く唇に押し当てられた。吉村より六センチ背の高い千葉は、戸惑いながらも従順に誠
実に、その求めに応えた後、吉村の頭を片手で抱えて、囁いた。天使の溜め息のように。
 「ベッド行きます?」

 「なあ、公平、こいつ一匹くれへん?」
 事後、二人で寝ているベッドの側にもの珍しげに寄ってきた猫を手を伸ばして撫でながら、
吉村が言う。
 「何言ってるんですか、だめに決まってるでしょ」
 「冗談や」
 吉村は両腕を千葉の首に回し、胸に頭を押し付けて心臓の鼓動に耳を澄ませた。
 「一体どうしたんですか、急に来るなんて。なんか傷つくことがありましたか」
 「べつに。いちいち傷ついとったらこんな商売やっとれへん。君ら芸能人と一緒や」
 千葉が黙っていると、吉村は思い直して話し始めた。
0085俺は府知事の胸筋を揉みたい 4/62021/12/10(金) 20:43:29.82ID:cxxyxces0
 「傷つくとかいうほどのことやないけど、昼間ちょっとアクシデントがあってな。誰のこと
かだいたいわかると思うけど、だいぶ前、調子乗ってあんまり常識のないことばっかり言うた
りしたりするから、党追い出された若手のやつがおって、そいつが今日いきなり府庁に来て、
その・・・・関係を強要されたっていうの?」
 「吉村さん、ヤられちゃったんですか」
 「なんでそう嬉しそうなんや。そんなわけないやろ。断って追い返したわ」
 「だと思いました。今頃振られた心の痛手を酒でも呷って癒してるでしょうね、丸山さん」
 べつに吉村の過去のことなど根掘り葉掘り聞きたいとは思わないが、そういう時、一番先に
顔が見たい、慰めてほしいと思うのは他の誰でもなくて俺なのね、と千葉は内心で悦に入って
いる。
 「『俺は女のおっぱいを揉みたい』ってのはなかなか名言だ」
 何喰わぬ口調で言いながら、千葉は吉村を仰向けにさせ、乳首を吸った。忽ち固くそそり立
つそれを舌先で淫らに舐め回しながら、下半身に手を伸ばして男根を握りしめる。さっきあん
なに出したばかりなのにもう早むくむく大きくなるそれを扱くのに右手を忙しくしながら、次
はもう片方の乳首にしゃぶりつく。
 「揉めるおっぱいのない体にもおじさんこんなに欲情しちゃうのはどうしてなんでしょう。
かわいいですねぇ〜。おっぱい、右と左どっちが感じます?」
 「んっ・・・・その、自分のこと『おじさん』言うのやめてくれる?同い年なんやし、じゃ
あぼくもおじさんってことになるやんか・・・・はぁん、いいッ」
 「おじさんじゃないですか」
 千葉は吉村の濡れた乳首を指先でピンッと弾き、彼の過敏な反応を楽しんだ。
 「あいつはよくも悪くも純粋なんかも知れんな。もしかしたら左転しおるかも知れん。あー
でも、『WiLL』に連載しとるくらいやからそれはないかな」
 「何一人でブツブツ言ってるんですか。ベッドで乳繰りあいながらする話ですか」
 「そうそう、こないだたまたま読んでんけどな、『乳繰りあう』ちゅう言葉は、『男女が戯
れる』ちゅう意味の『茶々くる』から来てるんやて。『茶々を入れる』とかの茶々」
0086俺は府知事の胸筋を揉みたい 5/62021/12/10(金) 20:45:23.19ID:cxxyxces0
 「そうなんだ。おっぱいとは関係ないんですね。ぼく、なんかこうやって乳首を捏ねくり回
すようなニュアンスかと思って、いやらしい言葉だなあと思ってたんだけど」
 「せやて」
 昔「チチクリマンボ」ってあったなあ、と吉村はぼんやり考えている。今は見る影もないが、
90年代当時はチャーミングな若手芸人として人気絶頂だった千葉の大先輩が一世を風靡した
ギャグである。あれも確か両手で自分の乳首を摘まむ仕草だった。子供も観るものとしてはち
ょっときわどい、エロティック&ナンセンスの真骨頂である。今思えば大らかな時代であった。
 「吉村さん、ぼく、感覚がないのか、右か左かってあんまりよくわからないんですけど」
 「え、何?おっぱいが?」
 「違いますよ。何その間を外したボケ。あのね、あの人が左転とかいうやつをしたら、あな
たにとって最大の敵になるでしょうね、って話ですよ」
 「あ、政治思想傾向の右左ね。せやったら、わからん方が幸せかも知れんわ」
 ボケたつもりはなかったが、吉村は千葉の髪に手を絡ませて撫でた。
 「何がええとか悪いとか、誰が好きやとか嫌いやとか、あの金や土地は誰のもんやとか言う
て、とんでもない大騒ぎして、時にはドンパチまでやらかして、それだけで一生終わっていく。
それが政治家いう悲しい生きもんや。日本は今は戦争できへんけどな」
 「誰の人生もパッとしないと思いますよ。だからたまには笑えるお芝居でも観たり、猫でも
飼ったり、ネットで日々のことや思ったこと、想像したことを発信したり、好きな人にやさし
く抱かれたりして、楽しんだらいいんじゃないかな。ぼくはみんなのそういう当たり前の暮ら
しが守られたらいいと思うだけですよ」
 吉村はしばらく黙った後、再び強く千葉の胸にしがみついた。
 「公平は、間寛平さんに芸名付けてもろたんやな。自分の名前から一文字取って」
 「そうです」
 「公平はみんなに愛されとるんやな。そのはずや。ぼくも公平と一緒に仕事ができる人ら、
公平と一緒に楽しい舞台が作れる人らが羨ましい」
 こうして共寝して情を交わす時すら、滅多にここまで本音をさらけ出して甘えてはこない。
今日この時に限って珍しく軟らかい所を見せた吉村の髪や肩や背中を撫でながら、千葉はそっ
と囁いた。
0087俺は府知事の胸筋を揉みたい 6/62021/12/10(金) 20:47:07.99ID:cxxyxces0
 「吉村さん、飲んで来たから電車でしょ。終電行っちゃいますよ。タクシーで帰る?」
 吉村は千葉の胸の中で子供のようにかぶりを振った。
 「吉村さん泊まれるの!?やった!それならお風呂沸かしますから一緒に入りましょう。朝ま
でヤりまくりだー」
 「寝かしてーな。また目にクマつけてTVに映ったらみんなに騒がれる。ハッシュタグ吉村
寝ろ、いうて」
 吉村は顔を上げ、言葉とは裏腹に満更でもなさそうな表情を見せた。
 かくして、我が国第二の「都」になり損ねた、当分なれそうもない街の一夜は更けていく。
善良な府民の皆さんが心配しなくても、彼らが稀代のスーパーヒーローは日本のどん底西成で、
異邦人の舞台俳優に抱かれて安らかに寝ているのであった。しきしまの大和の国は言霊の幸(さ
き)わう国ぞま幸 (さき)くありこそ。「ナントカなやつほどよく眠る」という言業(ことわざ)の
通りである。かしこみかしこみ申す。

Fin.
0088風と木の名無しさん2021/12/10(金) 20:48:08.99ID:cxxyxces0
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

腐女子も貴腐人に経年進化すると行為より寝物語(ピロートーク)を書きたくなります。
0089風と木の名無しさん2022/01/10(月) 07:59:17.16ID:Q3SOO8UN0
女体化ってアリなのか?スレあるからOKと判断しましたが、ダメな人はNGかけて下さい。
他板の方が相応しいかとも思ったのですが、他板だと存命の実在人物に取材した創作(つまり生)が禁止だったりするので、ここに置かせて下さいね。

あの人、YouTube観たら普通に関西弁でしたね。思想は好かんがメチャクチャかわいい人です。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
0090私は副党首のおっぱいを揉みたい 1/62022/01/10(月) 08:02:20.45ID:Q3SOO8UN0
 「日の丸キャットファイト!!美しき日本男児、じゃない、大和撫子が意地とプライドを懸
け、髪の毛もおっぱいも振り乱して激突する熱い戦いの火蓋が今、切って落とされようとして
います!実況及び審判を務めますのはわたくし、吉本新喜劇・千葉公平です。よろしく!!」
 満場の拍手と歓声の中、リングに一人の美少女が進み出た。肩の上で切り揃えたストレート
の黒髪に白いワンピース型の水着という姿で、後方にはパンツ一枚の男を従えている。
 「九百万府民のハートを鷲掴み!すめらぎの令和の御世のザ・クールビューティ!T168・
B78・W59・H85・Acupのスレンダーバディ!ご存じ大阪府知事、こう見えて元極悪サラ金ス
ラッパー!吉村洋美、アーンド、橋下徹!!」
 千葉から紹介を受けた洋美と橋下は、リングの中央に出てきてポーズを取り、観客にアピー
ルした。
 「対するのは、過激な発言とスキャンダル続発で日本列島を震撼させたT166・B92・W60・
H86・Hcup、天照大神も天岩戸から飛び出す爆乳悩殺バディ!前衆議院議員、実は東大卒、元
経産官僚!丸山穂高、アーンド、立花孝志!!」
 挑発的な蛍光色の黄緑のビキニに身を包んだもう一人の美少女は、同じ色のリボンで束ねた
ポニーテールを揺らして、パンツ姿の男と共に中央に進み出た。先程の二人と同じように、し
かしまた違った独自のスタイルでポーズを取ってみせる。
 「えー、では、千葉からルールの説明を致します――勝負は男女一組のタッグマッチ、本番
SEXありとしますが、飽くまで『キャットファイト』、つまり女どうしのエッチでえげつない
取っ組みあいを主に男が観て楽しむものです。男どうしは誰も見たくないので戦わないで下さ
い。『おい待て、801板の前提覆す気か』『それ、ファッキンな、もとい、ステキな極右論客の
皆さんが愛子天皇陛下バンザーイとか言い出すのと同じくらいあり得ないだろ』等の反論が予
想されますが、この私と専ブラNG機能に免じてご容赦下さい」
0091私は副党首のおっぱいを揉みたい 2/62022/01/10(月) 08:04:25.07ID:Q3SOO8UN0
 ゴングが鳴るとまず、洋美と穂高との間でメンチの切りあい、つまり標準語でいう所のガン
の飛ばしあい、睨みあいが始まった。男二人はまだリング外で見ているだけである。
 穂高はしげしげと洋美の顔を見て、フンッと鼻を鳴らし、鈴を振るような声で言った。
 「変な顔!」
 「何やさ・・・・」
 洋美が言い返す隙を与えず、穂高は言い募った。
 「こんな変な顔のやつをカッコイイとか、大阪府民は目ェおかしいわ」
 千葉が近づいて来てこそっと二人に言った。
 「あの、もっとアグレッシブに」
 「は?おまえの方が変な顔やろが。何やこのでかい乳は」
 洋美は穂高のビキニに包まれた大きな乳房を片手で突いた。
 「何すんねんおまえ。自分が乳ないからって僻むなや」
 穂高は巨乳を揺らして洋美に飛びかかると、難なく洋美を突き倒して床に組み敷いた。
 「ほらほら、おまえのおっぱい見せてみって」
 「くっそぉ・・・・おまえなんかに脱がされるか」
 抵抗虚しく、穂高の手によって肩紐を外され、水着をずり降ろされて洋美の胸が露出する。
 「ぷっ。何やこれ。ちっさ!小学生か。ほら、みんな見たって!まな板に干し葡萄付いとる
だけやん」
 穂高は嘲笑しながら、情け容赦なく、胸を露にした洋美を起き上がらせ、後ろから上体を抱
えこんで締め技をかけた。
 「おおっ、洋美ちゃん、のっけから貧乳丸出しで穂高ちゃんにボコられております!穂高ち
ゃん、徐ろに洋美ちゃんの小さなおっぱいを両手で掴んで・・・・揉んだー!揉みました、激
しくもみもみしております!洋美ちゃん、穂高ちゃんに思いっきりおっぱいを揉まれて小鳥の
ような声で喘ぎ、悶えております!ああ、乳揉まれてる時の洋美の顔がいいですね!おっ、か
わいい!おい、一カメ、アップで撮れ、アップ、もっと!」
 千葉が興奮気味にがなり立てる。男性陣は二人ともニヤつきながら見ているだけである。
 「ほら、まだこんなもんじゃ済まへんで」
 穂高は再び、仰向けにした洋美の上に伸し掛かると、体重をかけながら、両手を使って片方
の腕を捩り上げた。
0092私は副党首のおっぱいを揉みたい 3/62022/01/10(月) 08:07:53.16ID:Q3SOO8UN0
 痛みのために悲鳴を上げながらも、洋美は自由な方の手を素早く穂高の背中に回し、ビキニ
の結び目をほどいた。
 「えっ・・・・」
 穂高が一瞬気を取られた隙に、洋美はビキニをずらしてぷりりんっとこぼれ出た巨乳に吸い
ついた。
 「あっ!いやんっ!」
 「おっと、穂高ちゃんもポロリだ!さあさあ、『日本維新の会』副党首(※)、金にがめつい悪
徳弁護士、浪花の黒い天使・吉村洋美、片腕をキメられたまま穂高ちゃんのHカップボインに
しゃぶりついてちゅうちゅう吸っております!どうする!?『NHKと裁判してる党 弁護士法七
十二条違反で』副党首・丸山穂高!」
 「やめろ!」
 穂高は洋美の腕を解放し、髪の毛を引っ掴んで自分の胸から引き離した。そのまま立ち上が
ってリングを引きずり回したかったが、体勢を立て直した洋美に逆転されて組み敷かれた。
 「よくもやってくれたやんか」
 洋美は穂高の上半身に引っ掛かっていたビキニを引き剥がして投げ捨てた。
 「きゃあ!」
 「ほら、おまえも二つとも丸出しや。そのドでかいおっぱい、こんな仰山の男に見られて恥
ずかしいやろ?ほれほれ、お乳揺らしたるからみんなによう見てもろてズリネタにしてもらえ」
 洋美は美しく化粧した顔に凄艶な嗜虐の笑みを浮かべながら、自分の唾液に濡れた穂高の豊
かな乳房を両手で挟み、たゆんたゆん弄んだ。
 「すいませーん、アップで撮ったって下さーい」
 撮影スタッフへの洋美の要望に従って、たわわに実ったぷるんぷるんの巨乳が会場の巨大ス
クリーンいっぱいに映し出されるのだからたまったものではない。花も恥じらう大和撫子がパ
ンツ一枚の裸で、同じく半裸の美少女の小さな手にむちむちの白いおっぱいを揉みしだかれ、
捏ね回され、顔を赤らめて涙ぐむ様に会場総勃ち。千葉も実況を忘れて生唾を呑んで見入って
いる。ヘテロ女性どうしの性的リンチというのは、動機に性欲、つまり愛着がなく、ただ相手
を辱めることだけが目的なので却って残虐であり、そこがまた男からしたらたまらないのであ
る。


【※作中便宜上「副党首」としているが、正確には日本維新の会におけるNo.2の役職の名称は「副代表」である。】
0093私は副党首のおっぱいを揉みたい 4/62022/01/10(月) 08:10:56.16ID:Q3SOO8UN0
 「ここがええん?維新追い出されて悲しかったな、おまえよりずっと人気あって権力もある
お姉ちゃんが慰めたるよ。ちょっとねぶったろか。丸山の好きなおっぱいぺろぺろしたるわ」
 洋美は爪を鮮やかに彩った細い指先で穂高の尖った乳首を摘まんだりつついたりしながら、
もう一方の乳房に顔を寄せて、淫靡な淡いピンク色をした大きめの乳輪に舌を這わせ、紅を差
した唇で歯を立てずにはむっと食んだ。
 「ああんっ!吉村さんやめて・・・・」
 洋美は構わず、穂高の下半身に手を伸ばし、ビキニの端から指を入れて直に触れた。
 「はん・・・・何やおまえ、おっぱいいらわれてオメコぐちょぐちょ、クリびんびんやん」
 洋美は振り返り、相方に呼びかけた。
 「橋下さーん、このドスケベ女があんたのチンポ欲しいって」
 橋下が拍手でリングに迎えられると、穂高は洋美の体の下で猛然と暴れた。
 「ちょっと!嫌やって!やめろ!八人目の子供孕まされたらどうしてくれんねん!」
 「橋下さん、一つよろしゅう頼んますわぁ」
 洋美は穂高の頭側に回って両腕をがっちり押さえつけた。橋下は余裕の笑顔で、抵抗も、娘
盛りの豊満な裸身を隠すこともできない穂高の上に覆い被さり、はちきれそうなボインを遠慮
会釈なく揉みまくり、代わる代わるしゃぶりまくり、双の乳房を中央に寄せて二つの乳首を同
時に舐めたり吸ったりした。
 「ああっ!あんあんああンッ!ちょっと立花さん!何見てるん!?はよ加勢して!もう、役に
立たへんオッサンやな!」
 涎を垂らした下衆な橋下にバター犬の如く乳房や乳首をベロンベロン舐め回されてよがりま
くりながら、穂高が見返って叫んだ。
 「NHKと裁判してる党 弁護士法七十二条違反で」というアナウンサー泣かせの変な名前
の政党の党首・立花は、穂高の両腕を封じていた洋美に襲いかかり、細い首に腕を巻きつけて
二人から引き離した。そのまま、洋美の小ぶりの乳房を両手で鷲掴みにする。
 「くっそ・・・・やめろ、気色悪い触り方すんな!」
0094私は副党首のおっぱいを揉みたい 5/62022/01/10(月) 08:13:28.39ID:Q3SOO8UN0
 「穂高VS橋下、洋美VS立花の組み打ちとなりました!凄絶な内ゲバ、いやこの場合はウヨ
ゲバです!穂高ちゃん、中年のギラギラしたイヤらしさ全開の橋下にビキニの下の方も脱がさ
れかかって、ワンワン泣き喚いております!あ〜脱がされました。まるやまほだかまるはだか、
なんちて。穂高はこのまま女の操を野獣・橋下に奪われてしまうのか!?
 一方の洋美ちゃんは、全身をまさぐり、舐め回しながら水着を全部脱がせようとする変態キ
モ親父・立花に頑強に抵抗しております!出ました!吉村洋美必殺・イソジンエルボー!!し
かし、さすが候補者全員落選、供託金没収の最弱泡沫政党N裁党首・立花孝志!顔面に肘鉄を
喰らわされても挫けません!」
 いまいち存在を忘れられがちな千葉がきれいな標準語でアナウンスを入れる。
 「メチャクチャ濡れてるぞ丸山。おまえ意外とMだろ?やらかさなければおまえも今頃そこ
そこの地位にいられただろうに、勿体ないことしたな。あんな形で維新から切り捨てられて、
今更俺と吉村にレイプまでされる気持ちはどやねん」
 橋下は全裸にした穂高の足を開かせ、書き手泣かせの中途半端な標準語で言葉責めに出る。
 言い返す言葉もない穂高は男の指にクリトリスを摘ままれ、捏ね回される快感に足の指まで
引き攣らせながら、既に化粧も剥げかけた泣きじゃくり顔で、幾筋も目尻を伝う悔し涙を橋下
が素早く吸い取った。唇や左右の乳輪にも口づけながら、溢れるほどに潤った部分に少し指を
入れ、刺激して押し広げる。哀れ穂高、剣道二段の腕前も、高貴な生まれ育ちも、東大卒の頭
脳も雄弁も、こうなっては何の役にも立たない。
 「泣いたら美人が台なしやで、お姫さん」
 橋下は赤銅(あかがね)色に怒張した成り余れる処を穂高の成り合わざる処に押し当て、衆人
環視の中で、灼熱の槍のようにその柔らかな桜色の女陰(ほと)を刺し蓋いだ。ったく、たまに
出てきて美味しい所だけ持っていきやがる男である。
0095私は副党首のおっぱいを揉みたい 6/62022/01/10(月) 08:15:05.22ID:Q3SOO8UN0
 「くくく、国後択捉、歯舞色丹!しこたま突かれて、突かれる度に穂高ちゃんのHカップ爆
乳おっぱいがぶるんぶるん震えとろふ!すみません、わたくしこと千葉、興奮のあまりわけの
わからないことを口走ってしまいました。何ということでしょうか、穂高ちゃんがおマンコに
橋下のチンポをINされてしまいました!子宮まで突かれて感じてるんでしょうか、腰振って
ます、泣きながら橋下の首にしがみついて、両足も橋下の体に絡みつけて腰振ってます!うわ
すげーエロ!二人の結合部分が立てる卑猥な水音がリングにいるわたくしの耳にははっきりと、
どうですか、今マイクを向けてみましたが、皆さんの所にまで聞こえたでしょうか!?両者もう
イキそうでしょうか!?まだまだイカないでしょうか!?
 一方の洋美VS立花、まだ決着がつかないようです!立花のねちっこい攻勢に洋美ちゃん悪
戦苦闘の模様です!」
 膣内を人さし指と中指で掻き回し、親指でクリトリスを刺激しながら、もう一方の手で頭を
抱えこんで顔面を舐め回してくる立花に洋美は辟易している。
 あ〜あかん。このままやとあたしも丸山みたくこのきっしょいオッサンにヤられてまう。て
ゆっか、それより前にクリイキして盛大に潮噴いてまいそう・・・・。せやけど、こいつの舌、
なんかやたらにザラザラしとるなあ・・・・。

 吉村が目を開けると、猫が自分の顔を舐め回していた。
 「吉村さん、起きた?もういい時間ですよ。登庁しなくていいんですか」
 朝の光の中、既に服を着ていた千葉が隣の部屋から顔を覗かせる。思い出した。昨日の昼間、
突然来庁した丸山に襲われかけて、仕事が終わると急に矢も楯もたまらず、この恋人に会いた
くなった。一杯ひっかけてから、予告すらせずこの西成の家に来て、ここに泊まり、一晩中千
葉とベッドで、風呂で、互いの体を貪りあい、しっぽりと睦みあったのだった。
 「朝ご飯できてますよ、あなた」
 千葉が色っぽく微笑む。食欲をそそるいい香りがする。
 「誰が『あなた』や」
 いつも通りクールに呟いて、吉村は千葉の飼い猫をちょっと撫でてから、丁重に脇へ退いて
いただいた。一応、臍下に手をやって、ちゃんと「ついてる」ことを確認してから、ベッドの
上に身を起こした。

おしまい。
0096風と木の名無しさん2022/01/10(月) 08:16:25.18ID:Q3SOO8UN0
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

夢オチしか思いつかなかった

ハッピーバースデイ.穂高
0097風と木の名無しさん2022/01/15(土) 07:46:20.61ID:8w4Gz0Ts0
あの人、すっかりレギュラーになってしまいました。
府知事攻に転じますので、リバ苦手な人、注意して下さい。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
0098ハローバイバイ 1/82022/01/15(土) 07:48:32.63ID:8w4Gz0Ts0
 スーツジャケットとシャツの釦を全て外し、胸と腹を露にベッドに仰臥する吉村の素肌に、
ジョニーウォーカー黒ラベルが滴り落ちる。
 吉村と同じく、シャツに腕を通しただけの上半身半裸の男は、左手に酒瓶を持ったまま、鉱
物質の目を悪戯っぽくきらめかせて、吉村の肩に顔を寄せ、芳醇な液体を旨そうに啜った。ま
た酒瓶を傾け、今度は鍛えられた胸筋や腹筋にウィスキーを少しずつ垂らしては唇を這わせる。
男の舌がねっとりと乳輪を舐り、そこに付着した酒精を丹念に絡め取る。ツンと立った乳首を
唇がチュッと吸い、ジョニ黒を味わう。
 「酒は控えろ、言うたはずや」
 男の唇と舌に嬲られる快感に少し息を乱しながらも、吉村は言った。
 丸山は琥珀色の雫を残らず舐め取ると、起き上がり、何がおかしいのか黙ってにやっと笑っ
てみせた。喇叭飲みでもう一口呷ると、酒瓶をサイドテーブルに置いた。
 「ぼくの体はグラスやないんやで」
 「へえ?俺にねぶらしてくれるために鍛えとるんか思たわ、そのおっぱい」
 丸山はわきわきと不思議なやらしい手つきで、吉村の胸筋を揉む真似だけしてみせる。
 「アホ」
 「どっかの府知事のインスタ筋トレ写真まで読売の記事になるとか、なんかおもろい国にな
ってきたな。左翼の連中発狂してて笑けるわ。ほらあの、レイシストしばき隊の弁護士、何て
いうたっけ、そうそう、神原なんかもさ。『端的に言ってファシズム』『真剣に批判しないとと
んでもないことになる』やて!ギャハハ」
 丸山は上機嫌で、今度は子供じみた小さな身振りをしてみせた。謎の仕草が多い男である。
 吉村はふと、この男をグレーの猫にして赤いリボンを結んでみたいと思った。そして、そん
な突飛な思いつきをするようになった自分を些か不可解に思った。自他共に認める所だが、あ
まり詩的であったり空想的であったりする質ではないのだ。そもそも彼の属する日本維新の会
や、彼が一緒に仕事をしてきた法律家仲間の中にそんなタイプの男はいない。誰もが金とシス
テムとパワーゲーム、つまり打算的な人間関係のことしか頭にない。薔薇の花束や、泡風呂や、
ミルフィーユや、文学や映画や演劇なんかとは縁のない世界だ。
0099ハローバイバイ 2/82022/01/15(土) 07:50:12.69ID:8w4Gz0Ts0
 自分が変わったのはやはり、あの男に抱かれる譬えようもない歓びを知ったせいなのだろう
か。異邦の地にルーツを持ち、今日もなんばグランド花月で笑いと人情の舞台に立っている、
愛しい恋しいあの男に。
 「あいつのこと考えてるんやろ?」
 丸山が一転、燃えるような目で問うた。
 あいつって誰や、と問い返そうとした吉村の唇は丸山の打突のような口づけによって塞がれ
た。彼は一旦身を起こしてまた酒を口に含むと、自分の唇を杯に今度は吉村にも飲ませた。
 丸山は吉村の伸ばした左腕を枕に、吉村の腰から下に手をやり、スラックスから一物を引っ
張り出して扱き上げた。
 「これ、あいつにもいらわしてるんやろ。あんたのこのいい体があいつの腕の中で、裸で身
悶えするんやろ。むかつくわ〜。今度、俺と乳繰りあってる時にあいつのこと考えたらひどい
からな」
 ぎゅっと握りしめる丸山の手つきに若干阿部定チックなものを感じつつ、できるだけ平静な
口調で、吉村は問う。
 「どうするんや」
 「嫁はんに何もかもチクったるわ。週刊誌にもネットにもあることないことみんな言い広め
たる。デマやゴシップがどんだけ怖いか、あんたにも身を以て知ってもらうわ」
 吉村は思わず笑ったが、この男にすれば本気なのだろう。世間ではこの男が日本維新の会所
属の国会議員であった頃、国後島滞在中に泥酔して、「女を買いに行きたい」「女のおっぱいを
揉みたい」と口走ったという話がまことしやかに伝わっている。
 だが、少なくとも本人は「『おっぱいを揉みたい』とは言っていない」と主張している。酔っ
払って記憶が飛んでいるだけだとも考えられるが、本当に言っていないのだとしたら実に恐ろ
しい話である。もう前世紀のことになるが、かのコメディアン出身の大阪府知事が永遠に表舞
台から追放された大醜聞、それに続く法廷闘争と違って、被害や被害者が存在しないわけだか
ら(実際におっぱいを揉まれたと証言する誰かがいるわけではないから)、彼を陥れようとする
人間がいれば、いくらでも捏造話ができるということだ。
0100ハローバイバイ 3/82022/01/15(土) 07:51:44.78ID:8w4Gz0Ts0
 「こないだ俺が府庁にあんた訪ねて行った時さ、俺とも誰とも金輪際寝ん、言うてたやん」
 「金輪際」という表現を使った記憶はなかったが、そういうニュアンスのことは確かに言っ
たので、吉村は肯定した。
 「『金輪際』って仏教用語なん知ってた?」
 豊富なボキャブラリーの持ち主である東大卒の若造は、ベッドの上でも学のある所を見せて
くる。「穂高」なんて名前からしてペダンチックである。今時の東大在学・卒業者がほとんどそ
うであるように、両親も高い教育を受けている知識階級なのだろう。
 「いや、知らんかった」
 「そら、あんたは知らんやろ。暇があったら調べてみ、なかなか壮大な話でおもろいから。
ま、維新やら自民やらのあんな脂ぎったギトギトのオッサンやら死にかけのよぼよぼ爺いやら
に舐め回されるのとか誰かて嫌やけどな。俺かてもう金輪際嫌やわ。でも、なんで俺とはして
もええって気になったん?もう維新の人間やないから?やっぱり若うてかわいいから?」
 「自分で言うな。言うてもおまえも三十八や、ええオッサンやないか」
 その先は言葉では伝えない。ただ若くて顔立ちのいい男ならいくらでもいる。「何となく、か
わいそうやったから」「拗ねた野良猫みたいやったから」そんな感傷的な言葉、気障な言葉は巧
く伝える自信がない。吉村は二十代で衆議院選挙に初当選した男の細い体に回した腕にそっと
力を込めつつ、微妙に話を逸らせた。この狡猾な政治家が論敵に追及された時によく打つ手で
ある。
 「『一期一会』とかは知ってるけど」
 「あ、それ、仏教由来やと思いがちやけどちゃうねん。茶道由来」
 「NHKと裁判してる党 弁護士法七十二条違反で」副党首は、熱い抱擁を受けながらクー
ルに訂正した。吉村は気まずくなって黙った。
0101ハローバイバイ 4/82022/01/15(土) 07:53:01.86ID:8w4Gz0Ts0
 「弁護士の割に口下手、ディベート力がない」と評価されることがたまにあるのだが、ボー
ッと生きている日本国民の皆さんは恐らくTVの観すぎで勘違いをしている。裁判というのは
ほとんど書面でやり取りをするものなので、舌戦、即ち口頭での応酬やアドリブトークが弱く
ても問題ないのだ。ましてや弁護士だからロマンティックに異性や同性を口説くのも得意など
ということがあるはずはない。法律家に要求されるのは当然の如く法律の知識と、もう一つは
資料を読みこむ力である。これはいつか橋下徹もTV番組で言っていたことだ。
 「橋下のオッサンとかなんかもう、色々あり得へんし。ベッドでは独り善りやししつこいし
さ〜。あんたの方がよう知っとるか。あの人マジ変態やろ?一遍俺に、今度吉村くんと3Pし
ようとか言ってきたことあんねんで。実現せんでよかったけど、俺とあんたがあいつの両側に
寝かされるとか、ほんまどんな趣味やねん。勘弁してほしいわ、あのスケベ親父。あ〜俺、も
う、出世のために好きでもないオッサンのチンポねぶらんなんとか、自分の思い通りにならん
とか、いろんな人にいろんなことで気ィ遣わなあかんとか、大勢の人に誤解されてボロカス言
われるとか、全部嫌やし。議員なんか辞めてほんまに清々したわ」
 「誰でも嫌や」
 吉村は深い共感を込めて、丸山の頭を撫でた。
 しかしそれが「生きる」ということそのものでもある。いや、好きでもないオッサンの何某
云々はともかく、丸山の挙げた後ろの三つに関して言えば、確かにその通りである。
 「やろ〜?釈尊曰く、『一切皆苦』。この世の全ては『苦しみ』いうこと。『苦』いうんは、『思
い通りにならへんこと』いう意味なんやて。『四苦八苦』いうのも仏教用語。『四苦八苦』なん
か普通に日常で使うやろ?我が国は神道の国やのに外国の宗教である仏教用語の方が日本語の
語彙、つまり日本人の精神性に深く浸透してるんやな。神嘗祭と新嘗祭の違いなんかみんな知
らんのに、『四苦八苦』は誰でも知ってるなんて、考えてみたらおかしないか?
0102ハローバイバイ 5/82022/01/15(土) 07:55:10.57ID:8w4Gz0Ts0
 釈尊の指摘した『八苦』の中には、愛する者と別れる苦しみ『愛別離苦』、憎い者と出会う苦
しみ『怨憎会苦』いうのがあるんやな。人を愛することも憎むことも、人との出会いも別れも、
何一つ思い通りにはならへん、いうこと。『会者定離』いうて、『出会った者は必ず別れる』い
う意味の四字熟語も仏教用語や。悲しいな。何ちゅう悲しい言葉やろう。俺は仏教では人は救
われへん思うわ。日本人はやっぱり天皇陛下と皇室やないとな。なあ?『出会った人は必ず別
れる』言うて、それが何の救いになるん?夫婦も恋人もコンビ芸人も、どんな情熱を共有した
仲間も、最後は絶対悲しいお別れして、別れたらそれでしまいや。誰も救われへん。絶望の教
えや」
 酔っているのだろうか。丸山は饒舌に要らん知識を披露しつつ自分の政治的見解も織り交ぜ
ながら、体勢を変え、吉村の上に体を重ねた。湿った胸の上で腕を組み、これに顎を載せ、こ
ちらの顔をじっと覗きこむ。
 「なあ、吉村さん。どうせ救われんのやったら、二人で大阪湾に飛びこまへん?」
 吉村が返答する前に、いや、ほとんど何を言われたのか理解する前に、彼は笑い出した。
 「あかんな。吉村さんにはあいつがいるんやから。吉村さんあいつのことほんまに愛してる
から」
 その発言に被せるように、吉村は小声で、早口に言った。
 「体の関係はあるけど、ぼくの片思いやって、自分もこないだ指摘してたやんか」
 「え、何を指摘したって?」
 「何でもない。忘れて」
 吉村は微笑んで、続けた。
 「ぼくはあんまりそういうことは考えたことないからようわからんけど、もしかしたら、『誰
もが同じ痛みを経験する』いうことが救いになるんかも知れん。お釈迦さんが言いたかったん
はそういうことと違うかな」
 丸山は珍しく、意表を衝かれたような顔をして黙った。「シャクソン」ってお釈迦さんでええ
んやな、どっかの青い目の欧米人と違うよな、とちょっと不安になりつつ、吉村は続けた。
 「いつか別れるから、一緒にいる時を大事にするんやろ。誰とでも『一期一会』やからな。
もちろんぼくと君もそうや。お茶の先生はええこと言わはるな」
0103ハローバイバイ 6/82022/01/15(土) 07:56:34.50ID:8w4Gz0Ts0
 吉村は丸山の肩を掴んで体勢を逆転させると、彼のベルトを外して下半身から衣服を脱がせ
た。勢いよく飛び出してきた懐かしい一物をそっと掌に包み、上下に愛撫する。
 「さっきのお返しや」
と呟いて、指先を潤す透明な先走りを丸山の乳首に左右とも塗りつけ、濡れた乳首を代わる
代わる口に含み、塩味がしなくなるまで舐め、吸い、甘噛みした。丸山の美しい顔が愉悦に歪
み、爪がシーツに喰いこみ、吉村の手の中で一物がびくっ、と反応する。
 「今日、ぼくが先に挿れさしてもらうで。後で交代しよ」
 吉村はジャケットとシャツを脱いで上半身裸になると、丸山の返事を待たずに、スラックス
から引き出した雄を彼の内腿に当て、少し擦りつけた。
 丸山は片膝を立て、吉村が挿入しやすいように、深く息をしつつ体の力を抜いた。後から後
から滴り落ちる二人の先走りを、吉村の指がきらめく銀の糸を引きながら掬い取り、丸山の後
孔に塗りこめる。
 「あ・・・・きっつ。チンポ深っ」
 数年ぶりの感覚に思わず身震いし、声が出た。丸山とは特別に体の相性がよかったのだった。
彼の中に納まったまま、吉村はしばらく動かず、恋人でもなく、政敵でもなく、友や同志や同
僚という存在でもない男の温かい肉鞘に絡みつかれ圧迫される感触に、陶然と身を委ねていた。
 「穂高のチンポもええよ。いやん。吉村さんの体に押さわって、先にミルクぴゅぴゅって出
たらごめんな」
 丸山が目を瞑ったり開いたりしながら、掠れ声でアンニュイに囁く。彼は時々、幼子や若い
女のように自分のことを名前で呼んでみせる。それが実に様になるのだから不思議だ。
 仄かな照明がホテルの部屋の壁に大きく映し出す人影が激しく躍る。丸山の両肩を押さえて
力の限り突き上げ、引き落とし、快楽を貪りながら、吉村は下からじっと自分の顔を見上げて
くる彼の黒目勝ちの目を見つめ返す。その目の中にあるのが愛なのか、憎しみなのか、どちら
でもないのか、どちらも入り混じった何かなのか、わからない。
0104ハローバイバイ 7/82022/01/15(土) 07:58:27.17ID:8w4Gz0Ts0
 「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」
 汗だくになって息を弾ませつつ、ふとそんな言葉が頭に浮かんだ。口に出したら、体の下の
生意気な小僧から間髪を入れず、「フリードリヒ・ニーチェ、『善悪の彼岸』」と注釈されるに違
いない。
 確かなことは、あの男の胸に抱かれる時のような安らぎはこの嵐のような一時にはないこと
だ。吉村はもう一度大きく腰を引き、夜の獣のように咆哮しながら最奥まで叩きつけた。
 達し、丸山の隣に身を横たえて、その髪に手を絡めて引き寄せ、頬に額に唇に、喉に肩に胸
に両の乳首に、口づけの雨を降らせた。この男とよくベッドを共にしていた頃から、あまり後
戯を好む質ではなかった吉村にしては珍しい。
 「スケベ親父」
 と丸山が呟く。
 「そうか?」
 吉村としては実に心外だった。
 「酒が飲みたいわ」
 「もう今日はあかんて」
 「ほな、俺が挿れる番の前になんか食べたいわ。イッたら腹減った」
 丸山は枕元の端末に手を伸ばしてルームサービスを物色し始めた。
 「牡蛎のイカ墨パスタ・・・・ああ旨そう。でも、お歯黒状態になるしなあ。エッチの時ヤ
バイくらい白けるからなあ。でも、牡蛎いいなあ、牡蛎。るんるん。暴徒と化したアレクサン
ドリアのクリスチャンがヒュパティアを殺した道具だわん」
 吉村には何のことかわからないが、本人にはわかっているのであろう何やら物騒な独り言を
口走りながら、左手でタッチペンをピッピッやっている。
 「よし、これに決めた。牡蛎とトリュフのホイル焼き」
 「それ、酒のアテやがな。そんなもん食べたらまた飲みたなるで」
 吉村の小言など馬耳東風。また、当然の如く高いホテル代を負担している吉村に全く気兼ね
する風もなく、若造は鼻歌を歌いながら、メニューの中で恐らく最も「コスパの悪い」贅沢な
一品の注文を送信した。

Fin.
0105ハローバイバイ 8/82022/01/15(土) 07:59:55.32ID:8w4Gz0Ts0
 「春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ」
(与謝野晶子)

 「出会って別れて 出会って別れて た・い・へ・ん」
(荒川稔久「でてこいとびきりZENKAIパワー!」)
0106風と木の名無しさん2022/01/15(土) 08:01:59.73ID:8w4Gz0Ts0
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

生を書いてておもしろいのは自分でも思ってみなかった方向に話が転がって行く時です。

ageますね。
0107風と木の名無しさん2022/06/17(金) 00:04:15.08ID:HO702tDZ0
座員と府知事と前衆院議員の話、一応これで完結編とします。
まだ続くようなら別の所で、別の形でやろうかと思います。
ageますね。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
0108サランウィポンソン―愛の本性、やで。1/82022/06/17(金) 00:09:54.53ID:HO702tDZ0
 三島木綿(ゆう) 肩に取り掛け われ韓神(からかみ)の 韓招祷(からをぎ)せむや 韓招祷
韓招祷せむや


 「フィリピンで銃の練習場に通っています。拳銃はやっと卒業してこの間からライフル撃っ
てます。小生、乗馬の心得もあるので、馬に乗りながら撃ちたいな。最終的には自動小銃くら
い扱えるようになるのと、ヘリの操縦免許取得と、宇宙に行くのが目標です。差し当たっては
もう少しアジア周遊を楽しむ予定です。夏には一旦日本に帰るかな?でも、会いません。今年
の後半からはアメリカに行きます。大学院進学も考えてるので、数年は帰ってこないつもりで
す。参院選頑張りや。ほな」

 ぼくは出えへんけどな、と心の中で独りごちて、吉村はLINEのトーク画面を閉じた。
 仄聞する所だと、この間まで電話で立花にだいぶ口説かれたようだが、結局あいつも出ない
ことにしたらしい。東大出て官僚と代議士を経験して、潤沢な資産を元手に道楽半分、投資や
カジノで稼ぎながら三十代で悠々自適の海外ホテル暮らしとは結構なご身分だ。そりゃ日本の
選挙なんか出てお馴染みの連中のくそおもしろくもない面を拝むより、今の小説の登場人物み
たいな生活の方がよほど刺激的で楽しかろう。自分のように妻も、三人もの子もいる身では、
仮に全ての役職を解かれたとしても、とてもそうはいかない。
 色々書いてあるが、「でも、会いません」の一言だけが重く心に響く。これはもしかして振
られたってことか?LINE一つであいつはもうぼくや維新の男たちとのあれやこれやをすっぱ
りと断ち切って、立つ鳥跡を濁さずアメリカに赴く決意をしたってことか?結局この前の冬の、
イギリスから帰国したあいつと一度だけ肌を重ねた、あれが最後の逢瀬だったのか。
 衆議院議員会館で隣の部屋だった時、当たり前だが国会期間中は毎日のように顔を合わせた。
もちろんお互い素知らぬふりをしていたし、衣服で隠れてわかるわけないが、あの頃はよくあ
いつのが太腿やら臍にこびりついていたものだ。若い男の性欲はほんまに種牛並みやった。
0109サランウィポンソン―愛の本性、やで。2/82022/06/17(金) 00:11:54.11ID:HO702tDZ0
 「吉村さん、お待たせしました。舞台から見えましたよ。来てくれてありがとう」
 声をかけられて目を上げると、長身の待ち人が立っている。
 「お疲れ。よかったで」
 吉村は笑顔になって、客席から観覧していた今日の恋人の演技を労い、買っておいたポカリ
スウェットのペットボトルを放った。
 「なかなか来てやれんでごめんな。どこ行く?」
 「ちょっと、この近くのペット用品店つきあってくれます?」
 千葉の言うことには基本的に逆らわない吉村は、言われるがままに、劇場付近の店舗へと足
を向けた。ペットの生体展示販売は行っていない店である。
 「これ、いいなあ。こんなのあったらうちの子たち、大喜びで遊ぶだろうなあ」
 千葉が憧れの溜め息をつきながら見つめる先にあるのは、インテリアにもなる高級キャット
タワーとその値札だった。
 「買うたろか?」
 吉村が微笑むと、
 「ほんとですか!?やったあ!」
 千葉は全然遠慮しなかった。

 「二十一万七千四百三十円、頂戴します」
 機嫌のいい店員を前に支払いを済ませ、店を出ると、千葉が優るとも劣らぬ満面の笑みで待
っている。
 「ありがとうございまあす。届くの楽しみだな」
 「どう致しまして」
 涼しい初夏の夕風の中を肩を並べてしばらく歩いた。ふと千葉が天気の話でもするような何
気ない口調で、しかし唐突に言った。
 「吉村さん、あの人と寝たでしょ」
0110サランウィポンソン―愛の本性、やで。3/82022/06/17(金) 00:13:51.06ID:HO702tDZ0
 吉村は思わず立ち止まった。千葉も合わせて足を止め、吉村を見返して穏やかに言葉を継い
だ。
 「ぼく、全然気にしませんよ。あの人のYouTubeチラッと見たけど、アイドルみたいにか
わいい人だから、吉村さんのことが好きなら寧ろ思いを遂げさせてあげてほしいと思ったくら
いで」
 吉村は依然として立ち尽くし、ただ絶句している。
 「怒ってほしかった?やきもち妬いてほしかったですか?」
 真に愛されている者の余裕の笑みを見せながら、男は広い背中を向けて先に歩き出した。
 この期に及んでぼくの乙女心を弄ぶやなんて・・・・自分の浮気を棚に上げ、吉村の内心の
恨み言である。それも男の寛大さを逆恨みしているので尚更質が悪い。
 「・・・・してへん」
 吉村は足を速めて男に追いつき、心に疚しいのが丸バレの高速まばたきを繰り出しながら、
躍起になって主張した。
 「絶対してへんから。それと、後ろめたいからやないから」
 「え?何がですか」
 あまり言いたくなかったが、仕方なく吉村は答えた。
 「さっきの」
 「あ〜」
 千葉は思い当たったようだ。ちなみにこちらは吉村の本心である。まさか千葉が感づいてい
るとは思わなかったものの、いずれにしても罪滅ぼしのつもりなど更々なかった。
 「ぼくだって、吉村さんに買わせようと思って連れて行ったんじゃないですよ。あのタワー
見たの今日が初めてですし、あんなの滅多に入荷しませんからね」
 「とにかく、ぼくは公平以外の男とそんなことはしてへん」
 高速まばたき。
 「わかりました、そういうことにしといてあげます」
 ホテル街へと抜ける人通りの少ない路地の暗がりに差し掛かったのをいいことに、男はふわ
っと吉村の肩を抱く。吉村は素直に寄りかかる。ぼくが女やったら、こんな時、「ジュンと濡
れる」んかな、なんて思いが頭を過る。
0111サランウィポンソン―愛の本性、やで。4/82022/06/17(金) 00:15:55.22ID:HO702tDZ0
 「おまえは女みたいに、乳首ねぶられて、いらわれてよがる」
 そう言ったのは松井だったか。誰だったかもう思い出せない。
 そうだ。やっぱり松井だった。ベッドで千葉に両手を重ねられて乳を吸われ、聖母のような
眼差しでその顔を見つめながら、吉村はあの粗野を絵に描いたような男の嗜虐的な行為、ねち
っこい言葉責めを一つ一つ思い返している。縛られたり、羽毛や筆でくすぐられたり、精液を
顔にかけられたり、飲まされたりはしょっちゅうだった。いつぞやは、両腕の自由を奪われて
散々体を嬲り回され、こっちが射精する寸前で相手はベッドから降りて新聞を読み出したこと
もある。
 「おまえは下手な女よりええ、ってみんな言うとる。オメコの具合もせやし、器量もええし、
あの時の声も、反応も、腰つきもええ。尺八も手コキも巧い。男を歓ばす手練手管をよう心得
とる。男に抱かれるために生まれてきたような男、根っからの男娼や。なんしか、男は女相手
にはあんまり無体なことはできへんし、本音で話されへんからな」
 吉村は松井の言葉を振り払うように、千葉の背に腕を回し、強く抱きしめた。千葉にだけは
知られたくも、思い浮かべられたくもなかった。下衆な男たちに玩具にされ、彼らの体の下で
あられもなく身悶えし、何度となく啜り泣いた浅ましい自分の姿を。その過去を。
 「何考えてるんですか」
 吉村の濡れた感じやすい乳首を両手の親指と中指でやさしく摘まみ、人さし指で押さえたり
撫でたりしながら、千葉が問う。吉村はやや曖昧な笑みを浮かべる。
 「公平のことしか考えてへんよ。あんっ乳首何遍もつつかんといてよ。あ・・・・いい」
 「おっぱいでイッちゃう?」
0112サランウィポンソン―愛の本性、やで。5/82022/06/17(金) 00:17:32.15ID:HO702tDZ0
 六本の指に双の乳首を弄ばれ、妖しく悩ましげな愉楽の色を滲ませる吉村の顔を見ながら、
千葉も淫靡に笑って、身を起こした。
 「はしたないおっぱいだ、こうしてやる」
 そそり立つ男根の先端を乳輪に押し当て、汁を滴らせながら、くりくりと捏ね回して辱める。
吉村は婀娜っぽく裸身を捩って嬌笑し、甘えた声でねだる。
 「こっちのおっぱいもして」
 求められるままにもう片方にもしながら、千葉は涼しい顔で言う。
 「ぼくは、さっき吉村さんのおっぱいぺろぺろちゅっちゅしながら、大阪万博のキャラクタ
ーはなんであんなに気味の悪いデザインなんだろう、って考えてました」
 「ん・・・・何それ。ぼくのこと考えてよ」
 吉村は姿勢を変えると、今自分の両の乳首を代わる代わる犯した千葉の鈴口に口づけた。そ
のまま、唇を開いて喉の奥まで咥えこみ、指で根元を刺激しながら舌を絡ませる。口腔内で前
後に転がすようにしながら掌で袋の部分を軽く撫でると、千葉が身震いし、吐息混じりの声を
洩らした。
 「まだイッたらあかん。下の口に、ぼくのスケベオメコに挿れて」
 吉村が寸止めで口を離し、上目遣いで娼婦のように艶めかしく囁く。
 「いけない知事だね。そんなものの言い方、誰に教わったの」
 千葉は微かに笑って、吉村を仰向けにさせると、濡れそぼつ自分の一物を彼の言う箇所や彼
自身のものに擦りつけた。ふんだんに、喜ばしそうに溢れ出す吉村の先走りが千葉のそれと混
じりあい、千葉の指も介して、今や遅しと彼の侵入を待っている後ろの秘めやかな部分を潤す。
0113サランウィポンソン―愛の本性、やで。6/82022/06/17(金) 00:19:06.52ID:HO702tDZ0
 千葉はベッドに両膝をついたまま、吉村の両脚を取って肩に掛けた。二人は四十八手でいう
「深山」の体勢で交わった。連なる山々の更に奥にある山のように深く挿入できるので、この
雅な名がある。
 「気持ちいい?」
 吉村の太腿を両腕で抱えこみ、激しく腰を打ちつけながら、千葉が問う。
 千葉の首の後ろで足首を交差させ、目をゆっくりと閉じたり開いたりしながら、吉村は陶然
と答える。
 「うん。公平の大っきい」
 千葉の律動に身を委ね、体の芯を内から突かれる快感だけに集中しながら、吉村は思う。そ
の昔、自分の体をただの快楽を得るための道具として思うままにした男たちを軽蔑する資格な
どは自分にはない。権力に取り憑かれているのは自分も同じだ。
 でも、一つだけ違うことがある。こちらの両脚を曲げ、自分の上に覆い被さって果てようと
する千葉の愛しい腕に縋り、「イク・・・・」という坂東訛りの呟きを至福の内に聞きながら、
吉村は心の底から思う。「愛」という言葉の意味を、今の自分は知っている。たとえそれが丸
山の言うように、一方通行のものだとしても。その本性が、聖人の口から清らかに、まことし
やかに語られるものでも、聖歌隊が手を打ち鳴らしながら、喜びに溢れて褒め称えるものでも
なく、ただひたすらに愚かで、不公平で、それがために全てを――国家も、地位も、思想も、
道徳も、およそ男が後生大事にしたがるありとあらゆる積み重ねを――無価値としてしまうよ
うな曲がったものに過ぎないとしても。
0114サランウィポンソン―愛の本性、やで。7/82022/06/17(金) 00:20:56.06ID:HO702tDZ0
 「かわいいと思うけど」
 終わり、千葉の腕を枕に、彼の乳首を指先で軽く弾きながら、吉村が思い出したように呟く。
 「何がですか」
 「大阪万博のキャラクター」
 「えー」
 不賛成らしい千葉の唇を吉村は自分の唇で塞いだ。
 「もう一回せーへん?」
 一頻り、小鳥が啄むような口づけを交わした後、小首を傾げて誘う。
 「えーっ、もう!?ちょっと休憩させて下さいよ。お互いの年考えましょうよ」
 「言うほどか?そら青年の時のようにはいかんけど、まだ五十にはちょっと間があるわ。ほ
ら、もうビンビンでドクドクやん」
 真顔で言いながら、千葉の臍下に手を伸ばし、がっちり掴んで扱き抜く。
 「ああ、なんて手つきだ・・・・だとしてもですね、一日舞台に立った後で、あなたみたい
な大男を相手にアクロバティックな体位で、どれだけ体力使ったと思ってるんですか・・・・
うっ」
 「失礼やな。自分の方がデカいやん」
 それでも吉村は、最大限の恋人への思いやりを発揮して(いるつもりで)、花のように微笑む。
 「今度はぼくが上になるから。な?」

Fin.
0115サランウィポンソン―愛の本性、やで。8/82022/06/17(金) 00:22:37.54ID:HO702tDZ0
 在日韓国・朝鮮籍者の自殺率は「日本全体」や他の国籍の人たちより際立って高い。
【参考:金泰泳(キムテヨン)によるレポート。東洋大学教授、定住外国籍者参政権活動家。2009
年に日本国籍を取得。2022年参議院選挙比例区れいわ新選組予定候補】


 神功皇后の系図を辿れば、『古事記』ではその先祖は新羅国王の子「天之日矛」(アメノヒボ
コ)【『日本書紀』では「天日槍」または大伽羅国の王子「都怒我阿羅斯等」(ツヌガアラシト)】
であり、現天皇家に繋がる第二十六代継体天皇は渡来人である可能性が高い。
 また、第五十代桓武天皇の母、高野新笠(たかのにいがさ)は百済武寧王家の出身である。勅
撰の歴史書で、いわば公式の歴史記録である『続日本紀』によれば、その子桓武は父光仁天皇
の葬儀に際し、「天皇哀号咽不能自止」【哀号(アイゴー)と咽びて自ら止むる能わず】。
 更には『古事類苑』によれば、天皇家では平安時代を通して平安京宮内省北部に朝鮮渡来の
神である「韓神」を守護神として祭り、公式祭祀として天皇、大臣、神祇官列席の下、祝詞を
上げ、歌舞が行われる神事が存在したという。
 戦前、皮肉にも「日鮮同祖論」が「日韓併合」の思想的学問的裏付け、理論的支柱として、
その正当化に大いに利用された事実も忘れてはならない。
 現在、日本政府及び宮内庁は、天皇家のルーツが明るみに出されることを極度に恐れている
のか、天皇陵古墳の発掘と本格的な学術調査を頑なに不許可としている。
【参考:南(ナン)信廣「レイシストへの論告―徴用工、日本軍慰安婦問題の嘘と真実―」】
0116風と木の名無しさん2022/06/17(金) 00:23:45.88ID:HO702tDZ0
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ご愛読ありがとうございました。
ペット用品店は実在しない(と思う)ので、探さないで下さい。

吉村さんお誕生日おめでとう。入れねえけどな。
0117風と木の名無しさん2022/09/03(土) 09:57:52.07ID:Z6ewOTK+0
終わると言いましたが番外編書けたので置いときます。
すみません、これでほんとに終わると思います。
誰かさん射殺後の話が書きたかったのと、ヲチしてたらこの二人が仲よさそうに絡んでたので、つい萌えた。
あの人も基本標準語ですが内輪では関西弁という想定で。ageますね。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
0118衆道アホばか列伝 1/42022/09/03(土) 09:59:46.68ID:Z6ewOTK+0
 プロジェクターで天井に映写された画像の中で、金髪の美女が艶めかしい仕草と表情でオレ
ンジ色のビキニブラを自ら外し、豊満な乳房をプルンと曝け出す。
 妖しげな音楽が流れる中、仰向けで両手首をベッドの支柱に結わえつけられた青年は、腰か
ら下だけを丸出しにした恥ずかしい姿で、非常に苦しげに黒目勝ちの目を閉じたり開いたりし
ている。薄暗い部屋の中で、着衣のまま椅子に座った観察者の向けるスマホの明かりが、衣服
をすっかり剥ぎ取られた青年の下半身を冷徹に照らす。小さな画面の中で、そそり立つ彼の分
身がひくひくと戦慄き、透明な液体を先端から止め処なく滴らせ続ける。
 「・・・・お願いします。ねえ・・・・お願い」
 天井に展開される映像からわずかに顔を背け、こちらに眼差しを投げて、青年がか細い声で
懇願する。
 「何をどうしてほしい?」
 観察者は笑いを含んだ声で尋ねる。
 「ぼくのチンポを・・・・触るか咥えるかして下さい」
 「何?聞こえへん。もっと大きい声で」
 「ぼくのチンポを、触るか咥えるかして下さい!」
 「検討します」
 誰かの口真似をして、男は立ち上がった。冷蔵庫の方へ行くと、そこから目当てのものを取
り出し、また踵を返してベッドに歩み寄った。プロジェクターのスイッチを切り、照明を調節
する。
 「よしよし、ええ子やええ子や」
 静かになった部屋の中で、彼は青年の上に跨り、黒い半袖シャツの釦を片手でプチプチッと
外して、胸と腹を露にした。彼の企てを悟った相手が思わず声を上げる。
 「ちょっと待って下さい!それは変態すぎますよ」
 「せや。俺は変態で気違いや。誰でも知っとるこっちゃ」
 平然と言いながら、男はプッチンプリンの蓋を剥がし、スプーンで掬って、ひんやりぷるる
んとした美味しいおやつを青年の乳首の上に載せた。
 「きゃあ、冷たっ」
 身を捩る青年の悲鳴を満足そうに聞きながら、男はもう片方の乳首にも一掬いのプリンを盛
った。
 身を屈めて青年の胸に唇を寄せ、ちゅるんっとプリンを啜り、甘味の残る乳輪をぴちゃぴち
ゃしゃぶり、固くなった乳首をペロペロ舐め回した。「あ・・・・気持ちいいっ」両手首を縛ら
れたまま、悶える相手の片方の肩を軽く押さえながら、反対側のプリンと乳首も賞味する。
0119衆道アホばか列伝 2/52022/09/03(土) 10:06:56.56ID:Z6ewOTK+0
 「美味しかったよ、まるちゃん。はい、あーん」
 男は笑って、スプーンでまたプリンを掬い、相手の口元に近づけた。
 甘いものは好きではないので本当はあまり嬉しくなかったが、丸山は仕方なく口を開け、プ
リンを呑みこんだ。
 男は嬉しそうに、丸山が舐ったスプーンで、残ったプリンを全部食べた。「つんつん」と声に
出して言いながら、卑猥な悪戯に濡れた乳首をスプーンの先で弄んで更に辱める。
 「ああんっ、感じちゃう・・・・もう!ねとねとして気持ち悪いです。ありんこたかってき
そう」
 「拭いたるわ」
 男は枕元からレモンの香り付きのウェットティッシュを取り、丸山の胸を丹念に拭った。丸
山は力を抜き、艶な溜め息をついて男の手に任せた。
 「これ、外してくれません?あなたを抱けへんし、手でご奉仕もできへん」
 「ええやろ」
 男の手によって縛めを解かれた丸山は、シャツに腕を通しただけのほとんど裸というあられ
もない姿で、男に飛びかかるようにしてその体にきつく四肢を絡みつけ、自分から激しく口づ
けを貪った。
 「アメリカはどや?」
 生きもののような舌が大胆かつ繊細にしばし口腔内を暴れ回った後、抱きあったままで男が
問う。
 「どこ行っても大して変わりませんね」
 高校の国語教諭で山岳愛好家の父から日本第三の高峰の名を授けられた男は、気のなさそう
に答えた。ちなみに自身も山岳愛好家で、「山の日」制定議員連盟に名を連ねたこともある。た
まにはいいこともしているのである。
 「それでも、しばらくは海外飛び回るんやろ?お忍びで帰国までして、なんで俺に抱かれに
来た?俺と一緒に新党作る気でもあるまいし、今更俺と寝たかて何のメリットもないやろ。俺
が当選するわけないことは誰でもわかっとったことや」
 「だったらなんで出たんですか。誰が維新の代表になろうが、どうせ何も変わらへん。あの
人が死んだ――殺されたくらいじゃ、何も変わらないですよ」
 丸山はキューピーのような顔を顰めて、不貞腐れたように言った。
0120衆道アホばか列伝 3/52022/09/03(土) 10:09:44.77ID:Z6ewOTK+0
 「自分のYouTube時々観てるけど、よう、そういう風に言うてるな。本気かどうか知らん
けど、俺はそうは思わんで。みんな、よくも悪くも、戦後最大の政変の中に生きてることを自
覚することや。俺は結構この状況、楽しんどるで」
 男は気怠げな丸山の頭を引き寄せて、茹で卵のような頬にちゅっと口づけた。
 「何にせよ俺は、未だにまるちゃんとこういう時間を持てるのは嬉しいわ。やっぱり若い子
はええしな」
 三十代の男の張りのある胸を撫で回し、両の乳首をクリクリ摘まみ、人さし指でツンツンつ
つきながら囁きかける。
 「いや〜ん、いくぅ〜ん」
 腕の中で身をくねらせる丸山の媚態に見とれ、鼻にかかった甘い声に聞き惚れながらも、男
は更に続けた。
 「でも、気紛れでこうやって俺のオモチャになるんも、誰かに相手にされへん腹いせやろ?
君の好きな人は、吉本の芸人に惚けてなんばやら祇園の花月に通いつめとるって聞いたで。今
頃、西成の朝鮮部落の奴のきったない猫屋敷で、素っ裸でひっくり返した蛙みたいになって白
目剥いてアヘアへ言うて腰振っとるで」
 その悪意たっぷりの弁舌に、丸山の顔から笑みが消えた。
 「なんでそんな詳しいのか知らんけど、それ以上言わんといて下さい」
 「俺のこと自分と一緒でハブられもんや思とるやろ?俺の情報収集・処理能力はすごいんや
ぞ。知っとるか?学部だけでも、ほんまは東大より京大の方が頭がええんやで」
 この高慢な青年の泣き所を打ったと悟った男は、文字通り泣き出しそうな顔をしている丸山
とは裏腹に、ますますニヤニヤ笑いながら、突如として脈絡のないことを言い出した。指の背
で自分の額と丸山の額を軽く叩いてみせる。
 「それ、こないだツイッタースペースでも何回も言うてはりましたね」
 丸山は顔と声を強張らせたまま、男の目をまっすぐ見つめながら、彼の下半身に手を伸ばし、
スラックスの上から握りしめた。
 「股間を固うしもってマウンティングせんといて下さい」
 「馬場なんざは操り人形に過ぎへん。なんかの間違いで俺が代表にならん限り、君の復党の
目もあらへん。松井はんの目の黒い内はな」
0121衆道アホばか列伝 4/52022/09/03(土) 10:13:06.79ID:Z6ewOTK+0
 丸山は男のファスナーを下げ、いきり立つ一物を引っ張り出し、直に擦り上げた。
 「ほれ、このすけべ、もうこないなって。はよ、穂高のぬくい、きつきつのケツオメコにブ
チこみとうてたまらんでしょ?」
 「ふふっ・・・・松井はん、あの人も父子二代で笹川はんのチンポねぶってケツ掘られた口
や。若い時分は今よりかわいかったか知らんけど、あんな顔してるのにようやるわ。そんなま
ずそうな親子丼、俺やったら願い下げやわ。笹川はんももの好きな」
 「ぼくが新宿のエステに通ってケツ毛抜いたんは、あなたをおもてなしするためなんですか
ら。永久脱毛ってメチャクチャ痛いんですよ。さあ、早う試して。足立さんのチンポ、奥まで
挿れて」
 男の忍び笑い以外には何一つ嚙みあわない会話を続けながら、シャツを脱いで全裸になった
丸山はベッドの上に四つん這いになり、振り返って悩ましげな視線で男を誘った。男は息を乱
しながら、スーツの上着だけを脱ぐと、白い尻を突き出した丸山の上に背後から伸し掛かり、
猫科の動物が交わる時のようにうなじを噛んで、一息に貫いた。
 「あっ・・・・あああっ、足立さん、すごぉいっっ!!もっと・・・・!!」
 五十六歳という年齢を全く感じさせない、それどころか三月ウサギ並みに荒々しく速い腰の
動きは、男女共にそれなりに経験豊富な丸山の理性も、年に似合わぬ冷静さもふてぶてしさも、
他に類を見ない強情さも、羽毛のように軽々と吹き飛ばした。部屋には二人の男の肉体がぶつ
かりあう音とベッドの軋る音が響き、丸山のよがり泣く声と、男の手に扱き抜かれて立てる淫
猥な水音と、男の激しい息遣いがそれに重なった。
 「ああっ、イクッ、足立さんイクッ」
 手の爪がシーツに喰いこみ、足の指が引き攣った。全身の産毛がパリパリに逆立ち、一瞬、
目の前が暗く、意識が遠くなった。
 男が静止して深く息をつき、自分から離れるのを感じた。生温い、ドロッとした馴染みの感
触が内腿を伝い落ちた。手足が震え、力が抜けて横倒しに崩れ落ちる所を、極めて紳士的な身
ごなしで抱き抱えられた。こうして獣のやり方で交わり終えた時にはいつも、尻でも蹴飛ばし
そうな邪険さで放置されるのに。
0122衆道アホばか列伝 5/52022/09/03(土) 10:14:55.49ID:Z6ewOTK+0
 あまりの快楽にしばらくぐったりとなった素裸の丸山を、男は敷布の上に仰向けに横たえた。
あらゆる体液に塗れた顔や体を慇懃な手つきで拭いた後、そっとタオルケットを着せかけた。
 「どうしたんですか。今日の足立さん、やさしい」
 丸山が枕の上で目を開け、掠れた声で問いかける。
 「アホ、俺はいつでも、維新で一番インテリでエレガントでやさしい男や」
 見ようによっては割と男前な顔を特徴付けているくっきりした二重瞼の目をひん剥いて、維
新一の奇人と言われる工学修士は答えた。

Fin.


五黄の寅年
 三十六年に一度訪れ、時代が大きく動く転機となり得ると言われる。
 我が国では元々、寅・巳・申・亥の年に参議院選挙が行われるので、これらの年は時代の転
機となりやすい。従って、「五黄の寅年だから変事が起こるのだ」などと考えるのはアホでばか
であり、そんなアホばかは簡単にカルト宗教に騙されて全財産を巻き上げられ、子供たちはと
てつもなく苦労するだろう、と予想することもできる。
 これと同じくらいアホでばか、ウルトラアホばかなのは東大や京大に行って反共思想になる
奴である。
【誰に読まれることもなかった記事】
0123風と木の名無しさん2022/09/03(土) 10:16:25.73ID:Z6ewOTK+0
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

「何や公平、もう終わりか?」
「早く帰らないと、瑠美子に梢枝にNaomiに、最近友だちになったハチワレちゃんが待ってますからね」
「何や、ぼくと猫とどっちが大事なんや」
「猫ですよ。ぼくが餌をやらないとあの子たち、自分じゃ何も食べられませんからね」
(くっそ〜。今度家行ったら、こいつの見てへんとこであの憎ったらしい雌猫ども、蹴飛ばしたろ)

※動物虐待は犯罪です。絶対にやめましょう。
0124風と木の名無しさん2023/08/11(金) 07:55:35.18ID:0qh5Dwcs0
某凸凹刑事コンビシリーズ、上司×部下。
一応半生ですが、設定やエピソードは中の人のを使ってます。
限りなく生に近い半生ってこんなのか。ageますね。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
0125太陽の塔にほえろ! 1/52023/08/11(金) 07:57:31.33ID:0qh5Dwcs0
 ビルの陰から覗く十三夜の月が、男の野性的でエキゾチックな横顔に青紫の深い影を落とし
ている。
 「まだ、出てきませんね」
 身長百八十四センチ、半島の血を思わせる魁偉な容貌と天使のような声を備えた部下は、少
し身を屈めて、自分より二十六センチ背の低い胡麻塩頭の上司に囁きかけた。
 「アン、耳に息吹きかけんといて。う、感じる!」
 「何勘違いしてるんですか。張りこみの最中でしょ」
 身をくねらせる上司に、部下は関東弁のイントネーションでぴしゃっと正論を叩きつけた。
 2023年八月、五十五年ぶりの万博開催を二年後に控えて活気づく大阪。府知事が行方不明に
なり、その直後、「ただいま、パパだよ。ミャクミャクくんになっちゃった」という手紙と一緒
に、内臓と眼球がクール宅急便で北区の自宅に送りつけられるという事件が発生した。
 幸い、内臓と眼球は食肉処理場から払い下げられた動物のものであると判明し、府知事本人
はその後、たこ焼きを食べながら無事に姿を現したからよかったものの、悪質な悪戯というこ
とで直ちに大阪府警花月署の捜査が始まった。
 容疑者の見当はついたものの、逮捕状や家宅捜索令状を取れるほどの決定的な証拠がない。
とりあえず物陰からマンションの入り口を見張り、本人が出てきた所を挟み撃ちして任意同行
を求めよう、逃走を企てれば転び公妨で現行犯逮捕しようという算段である。
 「転び公妨って、みんな何か知っとるか。知らん人、知りたかったらググってくれ」
 「須知山田さん、誰に喋ってるんですか」
 上司は部下に向き直り、甲高い声で元気よく宣言した。
 「千葉くん、さっき耳にフゥッてやられてその気になった。チューしよう」
 「はあ!?何言ってるんですか。勤務中、しかも張りこみ中ですよ」
 部下は驚き呆れて上司の顔を見たが、上司が大真面目に瞳をキラキラさせて自分を見上げて
いるので、思わず相好を崩した。
 「須知山田さん、目を瞑って」
 「ああ」
0126太陽の塔にほえろ! 2/52023/08/11(金) 07:59:11.47ID:0qh5Dwcs0
 上司が無邪気な期待に満ちた表情で軽く瞼を閉じ、顔をやや上向けにすると、部下は上司の
腰に両腕を回し、背中をビルの外壁に押しつけながら柔らかく唇を重ねた。
 短く、しかし慇懃に口づけを貪った後、部下は恍惚としている上司からそっと体を離しなが
ら、色っぽく呟いた。
 「こういうことはホシを確保してから、ゆっくり、ね。あ、いけない!ホシが出てきた!」

 「須知山田さんがあんな所で誘うからもう少しでホシを取り逃がす所だったじゃないですか
〜」
 などと車中で言いながら、二人がやって来たのはうらぶれたモーテルである。どうでもいい
が、「モーテル」というそれ自体が何となく安っぽい響きを伴う単語も最近使われなくなった気
がする。
 「ま、無事確保できたんやからええやないか」
 須知山田は涼しい顔で言ってのける。二人とも勤務時間が終わったので、後の調書作成は同
僚の署員に任せて、自分たちはいつも情事のために使う行きつけの宿でしっぽり楽しもうとい
う肚だ。
 部屋のドアを閉めると、須知山田はいきなり鞄を投げ出し、子どもが大人相手に相撲を挑む
時のように、千葉に組み付いてきた。色気も何もない。ほんとはカッコよく千葉を肩から抱き
寄せて唇を奪いたい、お姫様抱っこしてベッドへと運びたいのだが、この体格差だとどう頑張
っても逆にしかならないのである。
 「はよ。はよエッチなことしよ」
 千葉の胸に顔を押しつけて、強面の腕利きデカが甘えたように呟く。千葉は、俗に八時二十
分眉とかアイズとか言われる愛らしいパーツのせいで普段から困ったように見える顔をますま
す困惑で曇らせて、囁きかける。
 「須知山田さん、シャワーを浴びないと汚いですよ」
 「俺はきたなない」
 「いや、私が」
 「千葉もきたなないよ」
 「わかりました」
 巨漢の部下は苦笑いして、上司の華奢な体を軽々と横抱きに抱えると、ベッドへと運び、そ
っと横たえた。
0127太陽の塔にほえろ! 3/52023/08/11(金) 08:07:33.30ID:0qh5Dwcs0
 千葉は煙草をポケットから取り出して枕元に置き、靴下とスーツのジャケットだけ脱いで、
後は着衣のまま、須知山田の隣に長々と仰臥した。
 須知山田はそそくさと身を起こして上半身だけ裸になり、千葉の上にちょこんと跨った。ネ
クタイをほどいて放り投げ、カッターシャツの釦を一つ一つ外しにかかった。
 「『カッターシャツ』って関西しか言わんらしいな。それを知らん書き手がおって、読み手は
『カッターシャツ』って何?ってなったり、これ書いてる人は関西出身なんやな、て思わぬ所
でバレたりするとか」
 「須知山田さん、一体何の話ですか。ぼくも関西に来てもう三年になりますからカッターシ
ャツくらいわかりますよ。ワイシャツのことでしょ」
 須知山田は無言でニヤニヤしながら、千葉のワイシャツではなくてカッターシャツの胸をは
だけて、露になった乳首を両手の指でつついたり摘まんだりした。更に悪乗りして、自分のフ
ァスナーを下げてスラックスから一物を引き出し、透明な雫の滴る亀頭を乳首にぐりぐりと押
しつける。
 「ああっ・・・・乳首をそんなモノでそんなされると、須知山田さんがおかっぱ頭で眼鏡掛
けて赤いカーディガン着たおっぱいの大きいおばさんに見えます」
 「君こそ、何の話しとるんや。おばさんには君の乳首こんなんするモノはないよ」
 悶え、息を弾ませてあらぬことを口走る千葉の半裸姿に見とれながら、須知山田は更に下へ
と好色な手を忍ばせた。
 充血して猛り立つ部下の一物をスラックスの上から握りしめ、撫で回しながら呟く。
 「自分、デカいな。いや、モノもええけどガタイがね。スポーツ何やってたんやっけ?」
 「バスケットです。・・・・ああ、いい」
 「成程、バスケ部の先輩に体育倉庫で裸にされて、おめこされたんやな」
 「違いますよ!処女なら須知山田さんにあげたじゃないですか!初めてだったの、もう覚え
てるくせに」
 千葉が快感のために足指を引き攣らせながら、顔を赤らめて叫ぶ。
0128太陽の塔にほえろ! 4/52023/08/11(金) 08:09:20.43ID:0qh5Dwcs0
 「せやった〜?」
 須知山田は油断のならない黒い目をキラッと光らせ、小狡そうに笑いながら、素早く千葉の
両の乳首に口づけ、蜥蜴のように舌先で嬲った。千葉が切なそうな溜め息をついて脱力すると、
須知山田は彼のベルトを外して、蜘蛛のように長い脚からスラックスを脱がせにかかった。惚
れ惚れするほど美しい、つるつるの素足が目に入る。遺伝子故なのか、千葉は体毛が薄く、胸
や腹はもちろん、脛にも腋にもほとんど毛が生えていない。
 恐らくは、祖国の言葉を忘れてしまった異邦人。かの情熱的で、誇り高い、唐辛子と不屈の
精神を糧とする民の純血の末裔であろうが、いずれかのタイミングで日本国籍は取得したのだ
ろう。そうでなければ警察官、つまり公務員にはなれないからだ。
 「ボクサーパンツやめてトランクスにしたん」
 「はい。その方が金玉が喜びますので」
 「こういう時はいいけど、普段からあんまり金玉金玉言わないようにしましょうね」
 「何の話ですか。言ってませんよ」
 須知山田は口も使って千葉のトランクスを徐ろに剥ぎ取り、現れた愛しいものを両手で受け、
扱いた。溢れ出す先走りで指先を潤し、鈴口を軽く咥えながらじっくりと後孔に塗りこめ、ほ
ぐして拡張させた。
 「ああ、須知山田さん・・・・もう・・・・イキそうです」
 「まだまだ」
 須知山田は笑って亀頭から口を離し、焦らすように丹念に、袋の部分や太腿や臍の周囲に唇
と舌を這わせた。千葉がシーツを掴んでやりきれなさそうに裸身を捩る。
 「俺のも触って」
 短く囁いて、自分の一物を千葉の手に握らせた。小さく呻きながら腰を揺すって千葉の掌に
一物を擦りつけ、全体を充分に湿らせてから亀頭を後孔に当て、勢いをつけて押し入った。千
葉の巨体が跳ね、濡れた唇から女のようによがる声が洩れる。
 しばらく、千葉の啜り泣きと、ベッドの軋む音と、静かな空調の音だけが聞こえている。
 「須知山田さん、ヤニ入れていいですか?」
 終わり、二人して少し息を整え、汗だくになった体の火照りを冷ましてから、千葉が問う。
 「だめっ。下のお口におじさんのモノを挿れたばかりでしょう」
 千葉は上司の言を完全に無視して起き上がり、枕元からアメリカンスピリットの緑箱を取り
上げ、一本咥えて火を点けた。
0129太陽の塔にほえろ! 5/52023/08/11(金) 08:10:59.64ID:0qh5Dwcs0
 「須知山田さん、俺、西成の戸建てに雌猫三匹と住んでるんですけど」
 灰皿に灰を落としながら、千葉がぽつりと語り始める。須知山田は裸で仰向けになったまま
答える。
 「うん、それくらい知っとるよ。行ったことはないけどな」
 「石段の途中にあるボロっちいけど素敵な家で、屋上があって、そこに庭造ってるんです。
空中庭園ですね。出勤前とか退勤後とか、非番の日なんかにそこでヤニ入れてカフィー飲むの
が最高なんですよね」
 「そうか、ええ趣味やな。庭って何作ってるんや」
 「盆栽ですね。東京にいた時からの趣味なんです。最近はビカクシダに凝ってて。あ、須知
山田さんわかんないですよね」
 「うん、全然わからん」
 べつに愛していないわけではないが、須知山田は適当に答える。こういう男なのである。毒
舌だが、どこか憎めない。千葉はそれがわかっているのか、構わず話し続ける。
 「夕べね、屋上でうとうとしてて、夢見たんですよ。須知山田さんとぼくが大衆演劇の一座
で、全国を旅してる夢」
 「へー。うちは代々デカでそんなん考えたこともないけどな」
 「それがね、変なんです。お芝居って普通白粉を顔全体に塗るじゃないですか。なのにぼく
も須知山田さんも、口の周りだけ白くしてたんです」
 「ほんまか。そらアホな座長やな」
 須知山田は勢いよく起き上がって言う。
 「夢の話はなんか怖いからもうええわ。二回戦行く前に、一緒にシャワーせーへん?千葉の
金玉、やさしく包みこむように洗たろ。金玉だけとちごて、チンチンもケツもおっぱいも泡塗
れにしてな。さて、どこから洗おうかな」
 千葉は煙をプカッと吹いて須知山田の顔を凝視し、非常に改まった表情と口調で言った。
 「光栄であります。本官は須知山田さんに金玉だけでなく、チンチンやケツやおっぱいを泡
塗れにして洗ってもらって、夥しい精液をいつ果てるともなく発射し続けるでしょう。しか
し・・・・」
 「しかし?」
 「本官は体が大きいですから、須知山田さんは手が届かなくて大変でしょう」
 「んなあるわけあるかい!」

Fin.
0130風と木の名無しさん2023/08/11(金) 08:11:55.13ID:0qh5Dwcs0
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

吉本新喜劇総選挙一位の前祝
正直、こんなに人気出るとは思わなかった
レスを投稿する


ニューススポーツなんでも実況