https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1552568910/175


ぐっ……ぅっ!ぅぅっっ……
(今回のことは全て自分の落ち度……反省を促すと共に言外にそう言われているような気がした)
(少し前ならイリーナへと反抗的な言葉を2つ、3つ返したところだろうが「痛み」を伴う教育は、一つで千の言葉を並べるよりも勝るものだ)
(例え内心納得しておらず、二心を抱いていたとしても大抵は少なくとも表面上はそれは抑圧されるものだ)
(痛みを与えられても尚自分の我を通し抜こうとするほどこの令嬢は………元・令嬢ルシィールの意思も身体も強くはない)
(この状況においてルシィールが出来ることと言えば、少しでもイリーナから与えられる暴力を減らすために彼女に従うだけだった)
(但し、そうして従順であったとしても暴力が減るかどうかはわからない……ルシィールがイリーナに逆らえば先のように制裁が加えられるが)
(イリーナの方が例えルシィールとの約束事を反故にしたところで彼女に与えられる罰など存在しない。イリーナの気持ち一つ……ルシィールの処遇はそれで決まる)
(例え折った腕を踏みつけ、靴底で裂傷を作って床に広がる程の血をルシィールに流させたとしてもそれは決してやり過ぎということはない)
(ルシィールは曲がらない方向へと折れ曲がった腕と、溢れてくる血を見る……痛みのあまり気づかなかったが、腕の肉が踏み潰され中から白いものが覗いている……それが自分の骨だと理解すると)
(床に叩きつけられたせいで歪み、腫れた顔を青ざめさせ、見る耐えないと顔を背ける。怪我の状況がわかればより鮮明に襲いかかる痛みに汗をかきながら救いを求めるような視線をイリーナへと向けたのだが……)


ひぎゃベッ……!!!?
アッ…!!!?ぎゃっ……アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!?
あっっ…ああぁぁっ!!!?指ぃっ…!?!指ッ!わたっ…私の指っ、指がぁっっっ!!!?
嫌ぁっ!!?ど、どうし……どうしてぇぇっっっ!!!!?私っ…今、何もっっ…何もぉ…っ…何もしてな……ぁァァヒギャァァァァッッッッ!!
やっ…ヤベッ……ヤベデェッ!!!やめデくダさっ………アアアアアアアアアアッ!!!!
(この状況に合致しない穏やかな口調で諭すように話すイリーナへと怯えた表情で向けながらも、イリーナの声色が警戒心を和らげていたのかもしれない)
(だから彼女が足を上げた時もすぐには反応できなかった。力強く踏み降ろされる軍用ブーツ、その軍靴が踏みつけるのはルシィールの細く白い指……あまりに一瞬であっけなく行われて反応が出来なかった)
(小枝を踏み折るにしては少々水気があるような音がした。同時にルシィールが今日何度目かになる絶叫をあげる……文字通り指が踏み折られ鋭く激しい激痛がルシィールの感覚を支配する)
(ただでさえ叫ばずにはいられない苦痛を感じるルシィールに追い打ちをかけるようにイリーナの足が捻られ折られた指が踏みにじられ、骨が更に細かく砕かれる……その音は生理的に悪寒を走らせルシィールの背筋が震えた)

ぁっ……ァッッ!………っ…
(イリーナの靴底で繊細な指は5本とも折られ、踏みにじられたことでそれぞれの指が全く別の方向へと向かい、中指と人差し指…そして小指が皮一枚で繋がった状態で骨を覗かせ血を吹き出している)
(痛みのあまり血の気が引いて青ざめを通り越した顔は普段以上に白くなっている。口から泡を吹き、ぐりんとルシィールは白目を向いて身体をびくびくと震わせる……心身共に高ぶりを見せ始めたイリーナとは対象的に)
(激痛に耐えられず失神したルシィールの身体は糸の切れた人形のようにその場に崩れて仰向けに倒れて天上を仰いだ)

【お待たせしてしまいましてごめんなさい…この所戻りが日付が変わる日になってしまうことが多くて…】
【こちらもこのような形に……失神してしまいましたが、強制的に起こして頂く形でも大丈夫です】
【お気が済むまで私で遊んで下さい…】