【イリーナ・デル・ベルトルーチェ ◆83kajEMvIPMG様へのお返事にスレをお借りします】

https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1552568910/278
ぐぶっ……あっっっ!!!
べっ!!ぶっぶっ!!!あっ…………
(初めての口吻の感触は放射状に広がる皺の細かな溝が作るザラザラとしたもの……そこに汗か粘液かの滑りが加わり鳥肌が立つほど気持ちが悪いものだった……)
(初めての口吻の香りは排泄物と汗……そして男女の性器からなる性臭が蒸れて作り出す胸が悪くなる悪臭だった)
(初めての口吻の味は形容し難い臭みと恐ろしく不潔な味……更には放屁の舌ですら感じる「臭味」で体内まで汚された)
(叶えられる限り清浄な環境で生きてきた令嬢には―――いや、平民程度の生活を送れていた者ならば恐らく誰しもこうなっただろう―――耐え難く、ついに嘔吐してしまう)
(青ざめた顔で床を朦朧と見つめる……その先には自分が吐き出した吐瀉物があり、またしても胸が悪くなる)
(青白くなった唇の端からまだポタポタと吐瀉物の残骸が零れ落ちる………逆流した胃液よって喉と舌に焼かれたような痛みが走りツンとした酸味が走るが、その胃液を持ってしても)
(イリーナの肛門に口吻たときのおぞましい感触と悪臭、舌ですらそのおぞましい味と臭いとを上書きすることは叶わず、いつまでも舌と鼻にイリーナの肛門にキスをさせられた後味の悪さが残る)
(暴力に屈したという敗北感と屈辱………そして自分のファーストキスが全く望まない形、穢らわしい形で捧げさせられた喪失感に見舞われ脱力感が襲う……しかし感傷に浸る暇すら今のルシィールには許されていない)
(全てはイリーナの気分次第だった)

はぁっ……はぁっ………―――――そんなっ……事を言われ………たって………――――むぐっっ!!?
ぐっ…ッブ!!!!ンンンッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
(嘔吐したルシィールを気遣うという考えをイリーナは持ち合わせていないようで、むしろイリーナの許可無く肛門から口を離したことと)
(吐瀉物で床を汚したことへの叱責を浴びせられ、心身が消耗していることもあって相手が敵であるイリーナではあるものの)
(こうして嘔吐して弱ったことに何の慈悲もかけられないばかりか冷たく――その中に含まれる色情を感じることは今のルシィールには出来なかったが――叱責を受けることがルシィールには酷く悲しく感じられた)
(だからといって仮に優しい言葉をかけられたとしても素直に受け取ったかどうかは怪しいものだが……)
(顔をあげようとしたときにルシィールの後頭部にイリーナの足が乗せられ、金糸の髪を無遠慮に踏みつけられながら更に加重を受ける)
(腕で耐える間もなく――試みたとしても到底耐えきれなかっただろう――ルシィールは頭を踏みつけられて自ら吐き出した吐瀉物に顔面を突っ込ませた。頭を足蹴にされる――その屈辱だけでも令嬢に屈辱を与えて苛むことは十分だったが)
(自らの吐瀉物でその美貌を汚されるのだ。自ら吐き出したとは言え、少量ではあるが未消化の胃の中身――もはや何であったかは外見では判断出来ないが――と胃液の臭いは他人…イリーナの肛門程ではないにせよ)
(鳥肌を立てるには十分な汚物であることには間違いなかった。ツンとした臭いはルシィール更に嘔吐感を催させた。茶色がかった吐瀉物に髪も鼻先も頬も顔面のあらゆる場所を汚されたルシィールの顔はとても良家の令嬢がしていい姿ではない)

うっ……ッッ…うっ…ぇっぐっ!ぇっ…っぐ!
(まるで街のゴミ箱を漁る野良犬のような姿となり、ルシィール自身にも鏡を見ずともその惨めさは伝わってきて自然と嗚咽が溢れだす)
(ぽろぽろと涙が溢れ出し、伝う頬をわずかながらに綺麗にした……かもしれない)
(その上床に撒いた吐瀉物を舐めとれという無慈悲な命令を受け、ルシィールは耳が壊れたのだと思いたくなった)
(吐瀉物が付着した唇を震わせていたがやがてその唇を割り、伸ばした赤い舌を床に付けようとするも漂う臭いは嗅いでいると更に嘔吐感を誘い咄嗟に舌を引っ込めて固まってしまう)
(ただ吐瀉物が散らばる床の上に顔を足蹴にされて押し付けられ、舌を伸ばしては引っ込め、引っ込めては伸ばすじれったい動作を続けていった)